ラノベの感想) ソードアート・オンライン プログレッシブ 第1巻 (電撃文庫)


キリトは迷宮区で凄腕のフェンサーに出会いました。
キリトと同じ様にソロプレイをしている凄腕の様に見えました。
フェンサーの初期ソードスキル《リニア―》を見て流星の様だと感動しています。
最初は自分と同じベータテスト出身者だと思ったようですがよく見ていると初心者だと分かりました。
フェンサーは自殺志願者のような無茶な戦い方をしていました。
このままでは死んでしまう、それは勿体ない事だと思いお節介を焼く事になります。
成長すれば自分を遥かに凌ぐ凄い剣士になると思ったようです。
モンスターを倒した最後の攻撃はオーバーキル過ぎると声を掛けました。
フェンサーはそれの何が問題なんだ?と返答します。
フェンサーの声で女の子だと知れました。
彼女は頭からフードを目深に被っているので顔が見えませんでした。
キリトは女の子だから親切にしたんじゃないぞ、と自分に言い訳をしています。
性別不明の段階でお節介を焼いたので彼の言い分は正統なものだと思います。

レーベル:電撃文庫
発行日:2012/10/10
著者:川原礫
イラスト:abec
ISBN:978-4-04-886977-5
雰囲気:出会い、ボス攻略で死者、秘密、詐欺、PKへの忌避感を下げようとの陰謀
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星なき夜のアリア アインクラッド第一層 2022年11月
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無茶な戦闘を行っていたフェンサーは戦闘終了後倒れてしまいました。
このままではモンスターに攻撃されて死んでしまいます。
キリトはフェンサーを迷宮区の外まで運び出して休ませる事にしました。
気絶しているフェンサーをどうやったのか不明ですが草原まで運んで休ませています。
フェンサーは気が付くと自分が生きている事に驚いています。
キリトに向かって余計な事をして、と文句を言ってきました。
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キリトはフェンサーが死んでしまうと迷宮区のマップも失われてしまう、それが勿体ないと思ったんだと告げました。
感情論ではなく攻略に必要なマップが惜しかったと合理性で応じられたのでフェンサーはそれ以上の口論は無駄だと思ったようです。
マップを羊皮紙にオブジェクト化して渡し立ち去ろうとしました。
キリトはフェンサーをフロアボスの攻略会議に誘いました。
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黒いパンを食べているフェンサーにキリトはまたもお節介を焼いています。
フェンサー(アスナ)はSAOで空腹になるのが嫌なようです。
彼女は所詮ゲームなのにどうして空腹感を味わう必要があるんだと思っているようです。
彼女はSAOがデスゲーム化して短期間に2000人程が死んだことからクリアされる事は無い。
自分はゲーム内で死ぬしかないと考えています。
どうせ死ぬなら納得して死にたいと考えて安全圏である町から出て攻略を始めたそうですよ。
不味そうに黒パンを食べているフェンサーにキリトは工夫すれば美味しく成る事を教えました。
キリトは黒パンにクリームを付けて食べて見せました。
クリームを付けた黒パンは美味しいようですね、フェンサーはガツガツと食べてしまいました。
フェンサーはその美味しさに感動したようです。
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フロアボスの攻略会議が始まりました。
ディアベルと云うナイトを名乗るプレイヤーが中心になって進められています。
彼が今回のフロアボス攻略でリーダーを務める様です。
SAOには戦闘系の職業は無いそうですがディアベルは気持ちは騎士と言いたいようです。
会議は順調に進むのですがキバオウと名乗るプレイヤーが演説を始めました。
彼はベータ―テスト経験者がゲーム開始直後に初心者を見捨てて自己保身の為に美味しい狩場を独占した事を抗議しています。
この場に紛れ込んでいるベータ―テスターは名乗り出て死んだ2000人に謝罪しろと言っています。
ベータテスターが攻略に有効な情報を独占したのが多くのプレイヤーが犠牲になった原因だと言っています。
これまでに獲得したお金と武器を提供しろとまで言っています。
これに異論を唱えるプレイヤーが登場しました。
エギルと名乗る巨漢です、彼は外国人のような容姿をしていました。
エギルは新しい町に着くと攻略に有効な情報が網羅された攻略本が配布されていただろ。
それはベータ―テスターが情報を提供したんじゃないのか、情報はあったぞ、と反論しました。
エギルの正論を受けてキバオウは引き下がる事になりました。
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キリトとフェンサーは宿に戻る事になるのですがフェンサーが宿屋についての文句をぶちまけています。
狭いし、ベッドは固いし、シャワーも無い、と嘆いています。
キリトはフェンサーに宿屋の看板を出していない部屋も借りる事はできるんだと教えました。
アスナは中学三年です、彼女の年の離れた兄がSAOとナーヴギアを手に入れたそうです。
SAOの開始日に兄は海外出張が入ってしまいプレイできませんでした。
アスナは気まぐれでナーヴギアを被りSAOを始めてしまったそうです。
なんでそんなことをしたんだと後悔していました。
キリトは自分が今借りている部屋は牛乳が飲み放題で風呂も付いていると教えました。
フェンサーは風呂に反応しました。
キリトに風呂を貸して欲しいとお願いしてきました。
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アスナは今日会ったばかりの男性プレーヤーにいきなり風呂を貸してとお願いするのは不味いよな、と考えていますが、風呂に入りたいとの欲求に負けました。
SAOの風呂は現実の風呂とはお湯が体に接触する感覚が違うそうです。
アスナはそれでも風呂を満喫していました。
アスナはSAOの風呂に入った事で現実で入る風呂よりも大きな感動を得ています。
クリームを付けた黒パンをもう一度食べたいなと思っていました。
現実の彼女は親に勧められるままにオーガニック食材の料理を食べていたそうです。
現実よりも感動を覚えたSAOに戸惑っているようです、どちらを《本物》と呼ぶべきなのか戸惑っています。
紳士キリトはフェンサーに風呂を貸すのですが彼女の入浴中はソワソワしています。
キリトは妹との会話にも難儀している中学二年生だそうです。
ソワソワしているキリトの元に友達の情報屋が尋ねてきました。
彼女はアルゴという名前です・・・顔に齧歯類のようなヒゲが描いてあります。
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彼女は仲介者としてやって来ました。
キリトの使っている剣を買い取りたいと言っているプレイヤーが居るそうです。
キリトは断るのですが誰が買い取りたいと言ってきているのか教えてもらうにはアルゴから情報を買う必要があります。
キリトはお金の無駄だと思い教えてもらうのは断念しています。
アルゴはベータテスト出身のようですがお互いにその話題には触れない様にしています。
デスゲームと化したSAO内でベータ―テスターだったと認めるのは危険なんだそうです。
多くの情報を持っているので非難の対象となり攻撃される恐れがあるそうです。
アルゴは次の仕事に向かうようです、夜用の装備に着替えたいと言って風呂場に入って行きました。
ここで女の子に風呂を貸していると言えないのがキリトの駄目なところだよね。
まあ、それを教えちゃうとアルゴに情報として売られる危険があるので言えなかったのでしょうが、更に悲惨な目に遭います。
いきなり風呂場に人が入ってきたのでフェンサーが飛び出して来たそうです。
キリトは記憶を消されたと言っているので全裸で飛び出して来たんだと思います。
フェンサーに殺されなかったのは安全区域に部屋があったからでしょうか?
アスナの全裸を見られたと仮定すると、殴られる位はお安い対価だよね。
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不機嫌なフェンサーを連れてフロアボスの攻略会議に参加しました。
実質的な話し合いが行われて即席パーティーを組む事になりました。
会議に参加しているのは44人です。
1パーティーが最大6人なので2人余る事になります。
キリトとフェンサーは余ってしまいました。
二人は残り物同士でパーティーを組む事になります。
パーティーを組んだので視界の隅に名前が表示される事になりました。
キリトはこの段階でフェンサーの名前がアスナと云う事をしりました。
アスナは初心者なのでパーティーを組んだ事でキリトの名前が視界内に表示されている事に気が付いていません。
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キリトはアルゴから誰が剣を売って欲しいと言ってきているのかの情報を買いました。
アルゴに仲介を頼んでいたのがキバオウだと分かりました。
剣を買えなかったキバオウが資金があるのに装備品を高性能なモノに交換していない事に違和感を抱きました。
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アルゴは危険な行為に出ました。
フロアボスの攻略戦が始まる直前にフロアボスの攻略本を出しました。
最後のページに情報はベータテスト時代のものですとの注意書きが成されていました。
アルゴは自分がベータテスターだとバレる危険性を冒す事になります。
キリトは思い切ったなーと思っています。
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フロアボスの攻略が始まりました。
キリトとアスナはキバオウのパーティが打ち漏らしたモンスターを仕留める役目を負っています。
しかし二人は見事な活躍を示していました。
キリトはアスナにSAOでのパーティプレイについての基礎を教えたようです。
キリトがモンスターの体勢を崩しアスナが止めを刺していました。
余裕があった時にキバオウがキリトに「当てが外れたな」と言ってきました。
キバオウはキリトがベータ―テストでラストアタックボーナスを取りまくっていた事を知っていました。
誰かから教えて貰ったそうですよ。
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キリトはキバオウも仲介者に過ぎずキリトの剣を欲しがった人物が他に居る事に気が付きました。
現状では時間を掛ければキリトの持っている剣を作り出す事ができます。
その値段よりも高い金額を提示して買い取りたいと言っていました。
収支が合わないとキリトは考えたのですが一つの解答を見出しました。
キリトの戦闘力を低下させて自分がフロアボスからラストアタックボーナスを取ろうと目論んでいる。
ディアベルがベータテスターだったんだと気が付きました。
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キリトはベータ―テスターにも関わらず仲間を集めて見事なリーダー役を務めているディアベルを凄いと思っています。
しかしディアベルはベータテスト時代の情報に頼り過ぎました、実際の戦闘を観察する事を怠ってしまいました。
快調にフロアボスのHPを削り残り1本に追い込みます。
ディアベルはベータテスト通りに進行すると思ってたようですが違いました。
ボスの攻撃パターンが変化しているとキリトは気が付いて叫んだのですが間に合いませんでした。
ディアベルはボスに一番近づいていたので標的となり死んでしまいました。
死ぬ寸前にキリトにボスを倒せとの遺言を残しました。
「・・・後は頼む、キリトさん。ボスを、倒」
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キリトはリーダーが死んでレイドが瓦解するのを防ぐ為、ディアベルの遺言を聞き届ける為、フロアボスに立ち向かう事にします。
アスナの事は逃がしたいと思っていたのですが彼女の方から一緒に戦うと言ってきました。
キリトはディアベルが死んで呆けているキバオウを叱咤激励しています。
キバオウは立ち直り戦闘に戻って行きました。
キリト、アスナ、エギルの活躍によりフロアボスは倒される事になりました。
結局キリトがラストアタックボーナスを獲得する事になりました。
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フロアボスを倒して一時的な盛り上がりを見えましたがディアベルの仲間がキリトを糾弾しました。
キリトはフロアボスを攻略するのにべータテスト時代の情報を駆使しました。
バレちゃったようです。
キリトはベータテスターと一般プレイヤーが確執する事を恐れます。
少数のベータテスターが攻撃の対象になるのを防ぐ為にキリトは自分が汚名を着る事にしました。
キリトを詰る言葉の中にビーターって造語がありました。
自分はビーターだと名乗り、ベータテストに参加したのは殆どが素人だった、あんな奴らと一緒にしないで欲しいと告げます。
フロアボスからドロップしたユニーク品に着替える事にします。
《コート・オブ・ミッドナイト》膝下まである漆黒のコートを装備しました。
キリトが黒になったのはここからの様です。
アスナがラストアタックボーナスを獲得していれば彼女が黒くなったのでしょうか?
黒いアスナも見てみたかったですねー。
キリトは自分が次のフロアを解放すると言い残して第二層に上がっていきました。
エギルとアスナはキリトの意図を理解しているようです。
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アスナがキリトを追いかけてきました。
彼女はエギルとキバオウからメッセージを預かっていました。
エギルは次のフロアボス攻略も一緒にやろうと言っています。
キバオウは今回の戦闘での貢献には感謝しているが認める事は出来ない、自分なりの方法で攻略を目指すと言っていました。
アスナが何で自分の名前を知っているの?と疑問を呈してきました。
キリトはパーティーを組んだから画面の隅に名前が表示されている事を教えました。
ここでアスナはキリトの名前を知る事になりました。
アスナはフロアボス攻略レイドでキリトの凄さを実感しました。
キリトは他のプレイヤーと何かが違うと感じ、自分もそこまで行ってみたいと思っています。
アスナはそれをキリトに教えたりはしませんが、キリトはアスナの目標になりました。
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アルゴからお礼のフレンド・メッセージが飛んできました。
キリトがフレンド登録しているのはアルゴと最初の友人クライン(でも置き去りにしました、後悔しているようです)だけです。
アルゴはキリトがビーターと名乗りベータテスターに矛先が向かない様に悪役を引き受けた事を知っていました。
大変な迷惑をかけた、お詫びとして情報をなんでもひとつタダで売ると、言っています。
キリトはアルゴの顔のヒゲの理由を教えて欲しいと返信しました。
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幕間 ヒゲの理由
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ビーターと名乗りベータテスターへの避難の矛先を自分に向けたキリトは第二層の教会に隠れてました。
そこで第二層にやって来るプレイヤーの喜ぶ姿を観察していました。
彼なりに達成感に浸りたかったようですよ。
キリトは知り合いの女の子が二人の男に追いかけられているのを目撃しました。
知り合いの女の子とはアルゴです。
アルゴは俊敏性を上げているので逃げ足は速い筈なのですが追ってくる男を振り切れませんでした。
一行が町の外に向かったので心配になり追いかける事にしました。
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追いついて三人の話を盗み聞きしていると男は独特の喋り方をしています・・・忍者のような喋り方でした。
二人の男はアルゴにエクストラクエストの情報を売って欲しいと迫っていました。
アルゴは恨まれるので売る事は出来ないと言い張っています。
諦め切れない男たちはアルゴの事を恫喝し始めたのでキリトは助けに入りました。
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二人の男はベータテスターで忍者をロールプレイしています。
キリトも記憶の片隅に彼等の事が残っていたようです。
二人はギルド《風魔忍軍》のコタローとイスケと名乗りました。
キリトが冗談で公儀の隠密と名乗ると乗ってきました。
キリトの事を伊賀者と言って敵対的な態度をとってきます。
戦闘になるかと思われたのですがモンスターがポップしてコタローとイスケをターゲットに選定しました。
二人は巨大な牛に追いかけられる事になりました。
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助けられたアルゴがキリトの背中に抱き着いてきました。
キリトは背中にアルゴのおっぱいの感触を感じています。
アルゴは町の外で襲われているところを助けられてキリトに惚れたようですよ。
キリトはアルゴからヒゲの秘密を聞くまでは死なれては困るから助けたと言いました。
中二ゲーマーのキリトは背中におっぱいを押し付けられて動揺しているようです。
アルゴはヒゲを外して秘密を教えると言っています。
キリトはアルゴが素顔を晒そうとしているのに彼女に告白されるかもしれないとの危機感を抱きました。
慌ててタダで教えてもらう情報をエクストラクエストに切り替えました。
アルゴはキー坊の意気地なしと言ってキリトから離れました。
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アルゴに連れられてエクストラクエストが発生する場所に移動しました。
そこではボロボロの道着を着たおっさんが待っていました。
エクストラクエストをクリアすると《体術》という武器なしでも攻撃可能なスキルが手に入るそうです。
キリトは入門する事を決めました。
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おっさんがクエストの内容を説明してくれます。
クエストの内容は簡単で巨大な岩を素手で割れってモノでした。
キリトは入門の証として顔にヒゲを描かれる事になりました。
大きな岩を割れない限り顔のヒゲは消えないそうですよ。
アルゴはキリトの顔を見て笑いを堪えています。
アルゴがサービスで追加情報をくれました・・・大きな岩は鬼の様に硬いそうです。
アルゴが風魔忍軍にエクストラクエストの情報を売りたがらなかったのは岩を割るのが困難だからでした。
岩が割れない限り顔のヒゲは消えません。
キリトに何度も自分を恨まないと誓わせたのも納得です。
キリトは三日間山にこもり、苦労の末に岩を割ったそうです。
最初から教えてあげれば良いのにね、アルゴ意外と意地悪です。
それともキリトを揶揄って遊んでいるのでしょうか?
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儚き剣のロンド アインクラッド第二層 2022年12月
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キリトは腕の良いプレーヤー鍛冶屋が出現したとの噂を聞きつけて行ってみる事にしました。
他のプレイヤーが剣の強化をお願いしている場面に行き会い強化を見学する事になります。
鍛冶屋の名前はネズハです。
しかし剣の強化は失敗してしまいました。
連続で失敗したので剣の強化回数が尽きてしまいました。
強化を頼んだプレイヤーは当然ですが激怒しています。
ここでネズハが意外すぎる行動に出ましたよ。
彼は強化失敗のお詫びとして強化回数がゼロになった剣を相場の倍近い値段で買い取ると言っています。
SAOの武器や防具には強化回数の制限がありそれを越えての強化は出来ません。
成功しても失敗しても強化する度に強化回数は消費されます。
強化回数がゼロになった剣は《エンド品》と呼ばれていて価値はありません。
現状から性能が向上する事は無いので攻略の最前線のプレイヤーには無価値でしょう。
破格の申し出にお客は剣を売って帰って行きました。
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確立的に起こり得ることだけど物凄く低確率なんだよなーとキリトは訝しんでいます。
アスナがやってきて声を掛けてきました。
ビーターとして憎まれ役を引き受けたキリトは涙ぐましい変装をしていましたがバレバレだったようです。
アスナも同じ噂を聞きつけたそうです剣の強化をして貰おうとしていました。
キリトは目の前で失敗する場面を見ているのでもう少し成功確率を上げられるアイテムを取ってからの方が良いと助言しました。
アスナはラッキーと思ったのかな?
キリトを連れて成功確率を向上させるアイテムを入手する為にモンスター狩に行く事にしました。
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モンスター狩りを始めてからアスナがどちらが多くのモンスターを倒せるのか賭けをしようと言い出しました。
負けた方がデーザート奢る事になります。
狩に付き合ってくれるお礼として夕食はアスナが奢ると言っていますがデザート代は夕食代を大幅に上回ります。
キリトは攻撃の確実性が高いアスナを相手に苦しい競争をする事になりました。
ちょっとアスナに有利過ぎる競争だったように思われます。
アスナは2回の攻撃でモンスターを倒せますがキリトは2回の攻撃では倒し切れません。
アルゴに騙されて獲得した《体術》スキルを駆使して対抗しましたが1匹差で負けました。
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アスナは幸せそうな顔でデザート(ショートケーキ)を食べています。
自分は鬼じゃないからと言って三分の一までなら食べて良いと言ってくれました。
ケーキはとても美味しかったそうです。
ケーキには思わぬバフ効果がありました、幸運値が上昇しています。
キリトはこれを有効に使えないか?と考えて剣の強化を行う事を提案します。
アスナがネズハに愛剣の強化を頼む事になりました。
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幸運値が上昇しているので絶対に成功すると思っています。
成功確率を向上させるアイテムも上限まで使っているので成功は約束されたようなものですよね。
しかし強化は大失敗でした。
キリトも知らなかった現象が発生してしまいました。
強化が終了した瞬間、アスナの愛剣が砕け散ってしまいました。
ネズハは謝罪して代金を返すと言ってきましたがキリトが断りました。
アスナは放心しているので彼女を最寄りの宿屋まで送り届ける事にします。
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キリトはネズハの強化に小さな疑念を抱きました。
ネズハの後を付けます。
ネズハは街はずれの酒場に入りました。
そこにはネズハの仲間と思しき一団が待っていました。
キリトは見つからない様に彼らの話を盗み聞きしています。
あまり良く聞き取れませんでしたがネズハが、もう無理だ、バレてしまう、と言ったので絡繰りの一部に気が付きました。
キリトは全速力でアスナの部屋に向かいます。
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キリトはちょっと意地悪ですね。
初心者のアスナにパーティを結成している間は相手の部屋の鍵を開けられる事を教えていませんでした。
鍵を開けて入ってきたキリトを見てアスナは驚き動揺しています。
キリトは切迫した様子でアスナに全てのアイテムをオブジェクト化する操作を行わせました。
部屋の中にアスナの所持しているアイテムが全て形となって出現しました。
アスナの所持アイテムの多さにキリトは驚いています。
SAOの装備限界値は重さによるらしいので軽い布製品は数が増えてもそれ程ストレージを圧迫しないそうです。
アスナは大量のパンツを所持しているようです、色とりどりの下着がありました。
キリトは下着の中からアスナの愛剣を掘り起こしました!!
下着を見られ、尚且つ触れられてアスナは怒り心頭でしたが愛剣が戻ってきた喜びで制裁を思いとどまりました。
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キリトはアスナにネズハが強化詐欺を働いている事を説明しまいた。
ネズハは何らかの方法でアスナの愛剣を奪い取った事になります。
二人はネズハを観察して詐欺の手口を掴もうと試みる事になりました。
アルゴに頼んで強化失敗で剣が砕け散る事があるのか教えて貰います。
アルゴは強化の失敗にそのようなペナルティーは無い、剣が砕けるのは強化回数がゼロの剣を強化した場合だけだ、と教えてくれました。
ネズハが何らかの方法で剣をすり替えた事になります。
その方法を探る事になりました。
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フィールドボスの攻略戦が行われています。
キバオウのグループとディアベルの跡を引き継いだリンドのグループが主力となっています。
そこにオルランドと云うリーダーが率いる《レジェンド・ブレイブス》というグループが参加していました。
オルランドはネズハが酒場で会っていた人でした。
彼等の装備品は物凄く高価で高性能なモノでした。
キリトはオルランドが詐欺に加担していてネズハが強化詐欺で稼いだお金で装備品を整えたと考えました。
アルゴにオルランドたち《レジェンド・ブレイブス》の情報を調べて貰う事にします。
情報を見たキリトはネズハが戦闘職だった可能性を見出しました。
これによりネズハの詐欺の手口が判明しました。
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キリトは変装してネズハに強化をお願いに行きます。
ネズハにバレないようにフルプレートの鎧を着こんでいました。
強化は当然失敗して剣は砕け散りました。
キリトは変装を解いて砕けた筈の自分の剣を取り出して見せました。
ネズハはキリトに詐欺の手口がバレた事を悟り罪を認めました。
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ネズハは自殺して罪を償おうとしましたがアスナが止めました。
ネズハは少し前のアスナと同じ様にいずれ死ぬんだ、と言っていました。
キリトは少し笑ってしまったぞ。
アスナが死のうと考えていないと分かりキリトは嬉しくなっています。
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ネズハから彼の置かれている状況を聞きく事になります。
ネズハはナーブギアのキャリブレーションで不適格と判断されたそうです。
彼は遠近感が把握できないそうです。
SAOは近接武器での攻撃しかないので戦闘職を目指すには致命的です。
リアルを知っている友達ではないそうですがオルランドたちとは他のゲームで知り合ったそうです。
オルランドたちはネズハが遠近感を掴めない事を知り彼が投擲武器での攻撃を訓練するのに付き合ってくれたそうです。
その為スタートダッシュに遅れて最前線には出てこられなかったそうです。
SAOには投剣しか投げる武器が無いので残弾の問題がありました。
結局戦闘職を目指すのは無理って事が判明します。
ネズハの扱いをどうするか悩んでいた彼らの前に今回の強化詐欺の手口を教えてくれた人物が現れたそうです。
最初メンバーは詐欺行為に忌避感を抱いていたそうです。
しかしその人物が此処はゲームだぜ、許されない事はシステム的にできる筈無い、可能だって事は許される行為なんだと笑いながら話したそうです。
ネズハ達は納得させられてしまったそうです。
その人物は強化詐欺の見返りを求めなかったそうですよ。
キリトは違和感を感じていました。
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ネズハをどう扱うかキリトとアスナは苦慮する事になりました。
彼を強化詐欺で告発するとGMが居ない今の状況ではPKを誘発する事になると考えます。
キリトはモンスタードロップで入手した投擲武器をネズハに与える事にしました。
彼に戦闘職に戻って貰い攻略に貢献させる事で償いをして貰おうと考えました。
投擲武器を使用するには《体術》スキルが必須なので彼を師匠の元まで連れて行き別れました。
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フロアボスの攻略が始まりました。
キリトとアスナはエギルのパーティに入れて貰う事でレイドに参加出来る事になりました。
エギルはコンビを組んだんだなと言ってきましたがアスナが激しく否定していました。
レイドに参加する人数は上限の48人から一人欠ける47人です。
レイドのリーダーはリンドが務める事になりました。
キバオウが攻略開始前にキリトに情報の提供を求めてきました。
キリトはキバオウの意外な行動に驚いています。
キリトは麻痺に気をつけろとアドバイスしていました。
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リンド、キバオウ、オルランドのパーティがボスを担当し、エギルのパーティが取り巻きを担当する事になりました。
エギルのパーティは快調に攻略を続けていました。
しかしボスを担当しているリンド、キバオウのパーティに麻痺者が続出している事に気が付きます。
キリトがリンドの元に向かい麻痺しているメンバーが増え過ぎると撤退できなくなると苦言を呈します。
キバオウが麻痺を誘発するデバフ攻撃のタイミングも掴め初めている、後一人麻痺者が出たら撤退しようと提案しました。
リンドとキバオウがこのまま押し切れると言い、メンバーの士気も高かったのでキリトは引く事にしました。
実際にキバオウの言った通りに麻痺攻撃を避けられるようになり攻略できそうでしたが落とし穴が存在しました。
アスナがボスの名称が王では無い事に違和感を抱いていたのですが、その通りになりました。
三体目の敵が出現してしまいました。
これまでボスだと思われていた敵は中ボスでした。
キリトたちが担当していたのが小ボスですね。
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キリトは全力で小ボスの攻略を行います。
エギルのパーティは連携も上手なようですね小ボスを倒し中ボスの攻略に向かう事になりました。
キリト、アスナのコンビネーションとエギルたちの追撃で中ボスを倒す事ができました。
しかしボスが範囲攻撃を撃ってきました、雷による麻痺攻撃です。
アスナが効果範囲に居る事を見たキリトは彼女を庇う為に飛び込みました。
二人纏めて麻痺してしまいました。
アスナが何で助けに来たんだ?と聞いてきます・・・キリトは分からないと答えました。
アスナはキリトは何も考えずに咄嗟に助けに来てくれた事が嬉しいようですね。
麻痺するメンバーが続出してレイドは瓦解寸前です。
そこに遠隔型武器を装備したネズハとハイドで隠れていたアルゴが現れました。
ネズハの武器は攻撃がヒットした後手元に戻ってくる《円月輪(チャクラム)》です。
ネズハがボスの額にチャクラムを当ててタグを取ってくれました。
彼がボスを引き付けている間に麻痺したメンバーを回復させる事になります。
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アルゴがキバオウにボスの弱点に関する情報を提供する事になります。
アルゴはお使いクエストをこなしてボス攻略のヒントを得たそうです。
急いで攻略本を出したかったそうですが攻略が始まっていました。
俊敏性だけを上げているアルゴでは迷宮区を突破するのは難しかったそうです。
迷宮区の入り口で入ろうか迷っている彼女の前に修行を終えたネズハがやって来たので協力してボス部屋まで来たそうです。
ネズハがボスの麻痺攻撃をチャクラムで邪魔をして撃たせないようにしている間にキリトたちが攻撃してボスを倒す事に成功しました。
ボスの攻略戦で一番の活躍をしたのは豪華な装備に身を包んでオルランド達でした。
彼等はボスの攻撃を受けても大きなダメージを受けなかったので回復する事なく攻撃を続けていました。
ラストアタックボーナスもオルランド達に取られたくないキリトはアスナと共闘してラストアタックボーナスを狙いました。
アスナとキリトのソードスキルだけではHPを削り切れず少しだけ残りました。
キリトが《体術》スキルを使いボスを殴って最後のHPを削り切りました。
キリトはちゃっかり、小、中、大、全てのボスからラストアタックボーナスを獲得しました。
これは羨ましい・・・妬まれるのも頷けます。
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攻略には成功しましたが問題が発生しました。
参加メンバーの中に強化詐欺の被害に遭ったプレイヤーが存在しました。
ネズハは強化詐欺を行っていた事を認め全ての罪を自分が被るつもりでした。
さらにネズハの詐欺に被害に遭ったプレイヤーがモンスターに殺されてしまったと言い出すプレイヤーが現れます。
彼は甲高い耳障りな声でどうやって責任を取るんだと喚き散らしていました。
彼は第一層でキリトの事をベータテスターだと言い出したのと同一人物でした。
場の雰囲気がネズハを処刑しようって事に傾いて行きます。
最悪ですキリトが恐れていたPKを容認する雰囲気が醸成されてしまいました。
ここでキリトはネズハ達に強化詐欺の手口を教えた人物の狙いに気が付きました。
彼はPKを容認する雰囲気を作り出そうとしたようです。
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ネズハを処刑しようって雰囲気を変えたのはオルランド達でした。
《レジェンド・ブレイブス》のメンバー5人は土下座して沙汰を待っているネズハと並び罪を告白しました。
流石に6人全員を処刑しようって程、攻略に参加したメンバーも血に飢えていません。
オルランドが自分たちが手に入れた装備品を全て換金して賠償すると言い出した事で事態は解決する事になりました。
リンドとキバオウが早速オークションを開催して装備品を売り払う事になりました。
売上金で強化詐欺に遭ったプレイヤーに金銭的な補償をする事になりました。
死んでしまったプレイヤーは不明です。
死んだプレイヤーが居ると喚いていた人物は噂を聞いただけだと言っています。
オルランドは探し出して死んだプレイヤーの仲間にお詫びに行くと言っていました。
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急遽オークションが開かれる事になったので暇なキリトとアスナはリンドからお使いを頼まれる事になります。
二人で第二層のボスが倒された事を待っている多くのプレイヤーに知らせに行く事になりました。
アスナは使い走りをさせられる事に不満そうです。
キリトがキバオウとリンドの態度が不可解だ?と言うとアスナが彼らの心境を代弁してくれました。
現在はリンドとキバオウのグループの戦力は拮抗しています。
自分がキリトと不仲になり過ぎると相手に吸収されてしまう事を警戒しているそうです。
成程ねー、微妙な力関係になっているようです。
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キリトはアスナを伴い第三層に向かいます、ここからがSAOの本番なんだ、と言っています、楽しみですねー。
意外と仲良しだよねー、息も合っているし。
アスナがツンツンしてますが、徐々に変化しているようです。
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成分美少女戦闘戦略恋愛
評価BAAACB
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