ラノベの感想) 恋物語 (講談社BOX)


貝木泥舟が今回の語り部は自分なんだぜと強烈なアピールをしています。
語り部戦場ヶ原を期待していた読者に騙されるなと警告してくれています。
阿良々木暦と戦場ヶ原が困っている状況を語るのは陰口めいていて楽しみなんだそうです。
レーベル:講談社BOX
発行日:2011/12/20
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN
ISBN:978-4-06-283792-7
雰囲気:戦場ヶ原からの依頼、張り切る貝木、撫子は金の掛かる女、起死回生の一撃、復讐者登場

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第恋話 ひたぎエンド
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貝木が京都の神社で初詣客を観察している時に戦場ヶ原から電話を貰いました。
「もしもし、貝木?私よ、戦場ヶ原ひたぎ」
「あなたに騙して欲しい人間がいるの」
電話を貰ったのが元旦だったから貝木の印象に残ったそうです。
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戦場ヶ原の電話に貝木は嘘の返事をしてしまいました。
自分の事を鈴木と名乗りましたが戦場ヶ原は折れませんでした。
自分の事を千沼ヶ原と言い直して会話を続けてきました。
居場所を聞かれて貝木は咄嗟に嘘を吐いてしまいます。
沖縄の喫茶店に居ると言ってしまいました。
戦場ヶ原は直ぐに沖縄に向かう、携帯の電源を入れておきなさい、繋がらなかったらぶっ殺すと言って電話を切りました。
切る前に戦場ヶ原は小声で「よろしくお願いするわ」と言いました。
貝木は自分のついた嘘の為に沖縄に行く事になってしまいました。
会うならば京都に居ると言った方が楽だったのに・・・馬鹿だな。
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貝木はプレミアムパス300という回数券を持っているので直ぐに飛行機に乗る事ができます。
戦場ヶ原よりも先に沖縄に付けるかな?付けると良いな、と思いながら搭乗しました。
貝木は戦場ヶ原の意図が何なのか考えていますが分からないようです。
戦場ヶ原がいつか自分を刺しに来るとの恐怖を抱いていたようです。
彼女が本当に依頼をしてくるのならば、その妄想から脱する事ができると考えています。
被害者である戦場ヶ原が加害者になるのは不自然だと思いつつ戦場ヶ原との対面に備える事にしています。
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沖縄に到着した貝木の携帯に戦場ヶ原から電話が掛かって来ました。
今沖縄に到着したと言っています。
更に彼女は貝木も今沖縄に到着したんだろ?とどこかから見ている様な事を言ってきました。
貝木は自分は鈴木ですと演技を続けますが戦場ヶ原に呆れられたようです。
空港の喫茶店で待ち合わせする事になりました。
貝木は戦場ヶ原の事が苦手なようですね・・・彼女のペースに巻き込まれつつあるようです。
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戦場ヶ原は待ち合わせの目印として眼鏡を掛けていると言っていました。
貝木は直ぐに戦場ヶ原を見つける事ができました。
彼女は鼻眼鏡を掛けていましたよ!!
貝木は負けたと思い対抗する事にしました。
売店でアロハとサングラスを買って着替えました。
アロハにサングラスで登場した貝木を見て戦場ヶ原は飲んでいたオレンジジュースを噴き出してしまいました。
貝木は勝った、と勝利の余韻に浸っています。
戦場ヶ原と貝木は千沼ヶ原と鈴木と名乗り再会します。
「久しぶりだな、千沼ヶ原」
「久しぶりね、鈴木」
お互い意地になっているようですね、早く無駄な演技は止めれば良いのに、損な性格しているよ。
この二人案外似た者同士かも知れないね。
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戦場ヶ原は貝木に「騙して欲しい人間がいるのよ」と二回も言ってきました。
彼女は貝木は埋め合わせをしなければならない、と言っています。
貝木はワザと「大きくなったな、戦場ヶ原。おっぱい以外も」とセクハラ発言をして嫌われようとします。
戦場ヶ原には効果がありませんでした。
埋め合わせをする相手は戦場ヶ原ではないそうですよ。
貝木は誰の事を言っているんだ?と考えます。
彼の頭に浮かんだのは阿良々木火憐でした。
火憐の相手はしたく無いなと考えています。
貝木は帰りたいなと考えていましたが戦場ヶ原が刺すわよ、と脅してきました。
貝木は戦場ヶ原が誰を騙して欲しいのか気になり話を聞く事にしました。
好奇心に負けちゃったようです。
戦場ヶ原は千石撫子を騙して欲しいと言ってきました。
貝木は撫子の事を知りませんでした。
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貝木と戦場ヶ原の馴れ初めは彼女の母親からの依頼でした。
高校一年生の戦場ヶ原は体重が無くなる奇病に掛かっていました。
母親は怪しげな宗教に嵌って外資系の企業に勤めている父親の稼ぎでも追いつかない程の浪費を続けていました。
嵌っている宗教団体を通じて貝木に依頼がきたそうです。
貝木は高一の戦場ヶ原に上手く取り入り彼女の家の財産を吸い尽くしました。
両親を離婚に追い込んで彼女の家を崩壊させて貝木は立ち去ったそうです。
詐欺の仕事が終わると戦場ヶ原の事を忘れていたそうですが去年再会したそうです。
再会した時に貝木は中学生をターゲットにした詐欺行為を行っていたのですが戦場ヶ原と阿良々木により潰されてしまいました。
その時に戦場ヶ原の仕返しは終わっていると貝木は考えています。
貝木は戦場ヶ原の話を聞きたくないなと思っていましたが、好奇心に負けたようです。
戦場ヶ原はこのままでは自分と阿良々木は卒業式の日に殺されてしまうと言っています。
貝木は千石撫子に恨みを買って殺されるのか?とストレートに推理しました。
戦場ヶ原は概ねその通りと言って貝木に尊敬の眼差しを向けてきます。
貝木は一瞬いい気になりますが戦場ヶ原に嵌められたと悟りました。
戦場ヶ原の事を凄い悪女になったもんだ、俺の所為なのか?俺の所為だな、と自問自答しています。
結局、貝木は戦場ヶ原から詳しい話を聞く事になってしまいました。
何となくですが貝木は戦場ヶ原の事を特別視しているように思えます。
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戦場ヶ原は貝木と交渉しようとしていました。
貝木が興味無さそうな態度を取っているのでお金で解決しようとしてきました。
手付金として10万円を払うと言っています。
これは忍野に依頼した時の金額だそうですよ、それを前金として払うと言っています。
貝木は今度も忍野に頼めば、とアドバイスしましたが、忍野と連絡を取れないそうですよ。
羽川という、おっぱいの大きい同級生が外国まで探しに行ってくれたそうですが、見つからないんだそうです。
貝木は忍野が姿を消そうとしたら、見付ける事は困難だぞ、と教えてあげています。
戦場ヶ原は千石撫子が北白蛇神社の神様になってしまったと言っていました。
貝木は神様を騙すと後が怖そうだと乗り気ではありませんでした。
戦場ヶ原は撫子は貝木が中学生に仕掛けた詐欺の間接的な被害者だと言っています。
貝木は揶揄うつもりで詐欺は連鎖的に被害を生むから社会悪なんだよな、と言ってしまいます。
戦場ヶ原は我慢できずにオレンジジュースを貝木にぶっ掛けてきました。
貝木は慌ててやって来たウェイトレスに追加のオレンジジュースを注文する事で下がらせています。
戦場ヶ原が小さな声で「ごめんなさい」と謝ってきました。
貝木は驚天動地だ、と驚いています。
戦場ヶ原は何としても貝木に依頼を受けて貰いたいようですね・・・
戦場ヶ原は貝木に具体的な金額を提示して欲しいと言ってきました。
貝木が高校生の戦場ヶ原に払えるのか?と質問しています、これは依頼をキャンセルさせようとの意図があったように思えます。
戦場ヶ原は自分の体を売ってでもお金を作ると言っています。
これを聞いた貝木は残っていたコーヒーを戦場ヶ原にぶっ掛けました・・・頭に来たようですね。
貝木はトイレに行って自問自答する事にしました。
戦場ヶ原の依頼を受けるべきか色々な観点から確認していました。
羽川と云う女子高生は関わり合いになるべき相手ではないと考えています。
貝木は羽川に臥煙先輩と同種の忌避感を抱いたようです、天敵となる存在だ、絶対に会うべきではないと考えています。
色々考えたのですが戦場ヶ原の依頼は受けない方が良さそうだと考えています。
最後に臥煙先輩の姪である神原駿河と戦場ヶ原と阿良々木は関係があるのか?と考えています。
神原駿河と阿良々木暦は相性が良さそうだ、と感じています。
神原駿河の為に、にっくき戦場ヶ原と阿良々木を助けるのはありか?と考えて有りだ、との結論に達しました。
貝木は神原の事を重要視しているようです。
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席に戻った貝木は「引き受けよう、戦場ヶ原」と言いました。
戦場ヶ原は貝木が何を言っているのか分からないようです。
貝木が10万円で引き受けるというと「正気?」と聞いてきました。
戦場ヶ原としても、撫子を騙すのは正気の沙汰では無いと思っていたようです。
貝木が10万円は必要経費だ、足りなくなったら別途請求するというと、信じられませんって顔をしています。
戦場ヶ原は貝木がタダで仕事を引き受けると言った事が信じられないようですね。
貝木としても自分が何で引き受けたのか納得できないでいるようです。
戦場ヶ原は貝木に借りを作りたくないと思っているようです。
戦場ヶ原が具体的な話を始めようとしますが貝木が断ります。
貝木は物事を客観的に捉えたいそうなので戦場ヶ原の説明が個人的な感情を踏まえたものになるだろうと予想し断ります。
全容を全く掴めていませんが理解したふりをして格好付けています。
貝木は見栄っ張りなのかも知れません。
貝木は戦場ヶ原にいくつか質問しています。
何が原因で撫子に殺される事になったのか質問すると分からないとの答えが返って来ました。
戦場ヶ原は痴情の縺れだろうと予想しています。
これは羽川の受け売りだそうですよ・・・貝木は羽川の人物像を想像してみるのですが、巨乳しか思い浮かびませんでした。
巨乳の魔力は凄いですね、貝木が他には何も考えられなくなっています。
戦場ヶ原が猶予期間が74日だと言っていたので撫子の気が変わって早まる事は無いよな?と確認しています。
戦場ヶ原は撫子の怒りは既にマックス状態なので約束は守る筈だと心許ない返答を返してくれました。
貝木は数日で解決する事は出来ない、猶予期間をフルに使う事になるぞと宣言していました。
貝木は直ぐに仕事を始める事にしました。
これから戦場ヶ原の住んでいる街に向かう事になるのですが同じ飛行機には乗らない方が良いなと言っています。
同じ飛行機に乗っていたのが阿良々木にバレると不味いだろと言っています、意外と気を遣っています。
戦場ヶ原が帰りの飛行機代を貸して欲しいとお願いしてきました!!
戦場ヶ原凄いですね、厚かましいですね。
体を売ってでも貝木への支払いをすると言っていたのでお金は無さそうだったんだよね。
最初から帰りの飛行機代を借りるつもりだったようです・・・或いは貝木が断ると思っていたのかも知れません。
強かですね、本当に、彼女は貝木好みなのかも知れませんね。
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飛行機代を借りた戦場ヶ原を向こう見ずだなと思いつつ送り出します。
貸してあげたのね・・・口では色々と悪態を吐いてますが優しいよな貝木って。
貝木はノートを購入して撫子を騙す計画を立て始めました。
貝木は計画を立てるのが大好きだそうです。
神様を騙す計画に張り切っている様子ですね。
見開きのノートに街の地図を描き、関係者の似顔絵を描いています。
関係者に縁のある場所も記載していました。
撫子の通っている中学が七百一中学って事が判明しました。
勿論神原駿河の自宅の場所も記入していました。
計画を立て終わる頃にはノートも埋まってしまいました。
色々な情報が書き込まれて貝木の中で整理されたようです。
無事に到着した事を戦場ヶ原に電話しました。
「着いたぞ」
「ありがとう。よろしく」
「ああ」
これだけのやり取りでした・・・貝木は不満そうですよ。
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慎重な貝木は撫子が居る町から電車で数駅離れた町に宿を取りました。
翌朝から貝木は動き始めました。
変装用に普通の勤め人に見えるスーツを購入しています。
貝木は誰かに手を借りたいなと考えています。
候補として神原駿河と阿良々木火憐、月火を上げています。
計画では関わらないようにしようと思っていたそうですが計画は計画であって従うモノでは無いそうです。
阿良々木暦にバレなければ火憐を引き込むのはありだなと考えています。
貝木は電車に乗って撫子の居る町に向かいました。
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貝木は千石撫子の自宅に向かう事にしました。
住所を知らないので戦場ヶ原に電話して聞く事になります。
戦場ヶ原は阿良々木家に招かれているそうですよ。
暦の父親も居て家族ぐるみでのお付き合いをしているそうです。
貝木が冗談で撫子に年賀状を出すので住所が知りたいと言うと受けたようですね。
戦場ヶ原が笑いを堪えているのが伝わってきました。
貝木は撫子の自宅に行って両親から撫子の人となりを聞き出し、彼女の部屋を物色すると伝えました。
戦場ヶ原は手荒な真似はしないで下さい、とお願いしてきました。
貝木はメールアドレスを戦場ヶ原に教えて住所を送ってもらいました。
メールのタイトルが『手荒なことはしないで』だったので貝木は手荒な真似をするのをやめる事にしました。
貝木は正月三が日に自分は何をしているんだ?との疑問に駆られています。
これは仕事だと自分を納得させています。
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貝木は撫子の友人の父親と名乗って千石家にお邪魔する事になります。
嘘が得意な貝木は自分の娘も三日前に家出してしまったと言っていました。
娘を探す手掛かりがあるかもしれないと言って撫子の部屋を見せて貰う事になります。
撫子の部屋を見て貝木は彼女が作りものめいていて気持ち悪いとの印象を持ちました。
撫子の本質を捉えているようですね。
撫子の両親は貝木に言わせると一般的な両親だそうです。
撫子のアルバムを発見しました。
そこには撫子の姿だけが映っていました。
両親と一緒に写った写真は一枚もありませんでした。
写真に写っている撫子は笑顔なのですが卑屈な笑いを浮かべているように見えました。
自分の写真集の様なアルバムを押し付けられていた撫子の心境を考えています。
撫子の両親が撫子に「可愛い娘」を押し付けているように貝木には見えました。
彼等の異常性が垣間見える事になりました。
撫子が失踪してからも両親は撫子の部屋の掃除をして綺麗に保っていました。
しかし部屋にあるクローゼットは開けていないそうです。
撫子に絶対に開けないでと言われたので開けていないと言っています。
貝木が知りたい撫子の抱える闇についてのヒントがありそうなのですがね・・・中を見る事は出来ませんでした。
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貝木は戦場ヶ原に電話して撫子の写真を送って欲しいとお願いします。
そのついでに撫子の事をどう思っているのか聞いています。
戦場ヶ原は一番嫌いなタイプと答えました。
貝木は戦場ヶ原が見た撫子の印象を聞いてみるのですが意外な答えが返って来ました。
戦場ヶ原は一度も撫子に会った事はないそうです。
撫子が神様になってから電話で話しただけなんだそうです。
貝木は良く正気を保っていられるなと賞賛しています。
撫子に狙われている事を知っているのは戦場ヶ原、阿良々木暦、忍野忍、羽川だけだそうです。
羽川にも秘密にしておきたかったそうですがバレてしまったそうです。
貝木は羽川とは何者なんだとの疑問を持っています。
貝木の中で羽川の株が上がっていました。
貝木は撫子に狙われている事を公にして色々な人に助けを求めれば良いのでは?と提案します。
戦場ヶ原は撫子は凶暴なのでそれは出来ないと言ってきました。
人間相手に使う表現では無いよなと貝木は感じてます。
本来は撫子と阿良々木の間の問題だったのに、戦場ヶ原を巻き込む事を躊躇しなかったんだそうです。
貝木は自分が殺されても良いと思って戦場ヶ原が依頼してきたのか?と問いかけます。
戦場ヶ原は否定しようとしていますね。
貝木は北白蛇神社に行って撫子に会ってみる事にしました。
阿良々木暦でも五回に一回くらいの確率で会えるそうです。
会った場合は殺されかけて帰ってくるそうですよ。
阿良々木と戦場ヶ原が撫子と長期戦を展開している事が分かりました。
「そう・・・無理だと思うけど、頑張って」とテンションの上がらない激励を受けて貝木は北白蛇神社に向かいました。
貝木は戦場ヶ原に頼りにされたいのだろうか?
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貝木は以前、この町に来た時に北白蛇神社に行ってみようと思った事があるそうです。
しかしその時は他の仕事があったので行けなかったそうです。
話しでは崩壊したような神社の跡があるだけだと聞いていたそうです。
来てみて貝木はビックリしています、神社は新しく建立されていました。
蛇神が顕現したのでその神通力によって本殿が出現したのか?と考えましたがあり得ないと否定しています。
前々からあった工事計画が実行されたんだろうとの結論に達します。
神社は立て直されたけど信仰を取り戻したようでは無いようです。
此処は雪国なので足跡によって人の行き来が把握できます。
今年に入って北白蛇神社に参拝に来たのは貝木が初めてなんだと分かりました。
貝木は奮発して1万円札を畳んで賽銭箱に入れてお参りをしていました。
お参りを終えると「撫子だよ!」と言って神様が出てきてしまいました!
貝木は一万円札に釣られて現れた撫子に好感を持っています。
貝木の目に撫子はお年玉を貰って喜んでいる子供に見えていました。
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撫子は貝木の事を信者第一号だねと言って歓迎してくれました。
貝木を楽しませようとしてサービス精神旺盛なトークを展開してくれます。
撫子は自分の中で一番ホットな話題を話してくれました。
撫子は三月になったら大好きな暦お兄ちゃんをぶっ殺せるんだ、と嬉しそうに語ります。
他にも恋人の何とかさんと、幼女奴隷の何とかさんを一緒にぶっ殺すんだ、と嬉しそうに語っています。
撫子に暦の事が好きなのか確認すると大好きだと言っています。
人間に戻れば暦と恋人になれる可能性があるぞと指摘しても撫子は人間に戻るつもりはないそうです。
撫子は暦を殺して片思いを続けられればそれで良いと言っています。
貝木も思い人が死んでしまったので撫子の考えに同意できるようですよ。
貝木は撫子に貝木泥舟と本名を名乗りました。
撫子が自分を知っている場合は殺されるな、と自分のミスを悔いますが撫子は忘れていました。
撫子は人間だったころの出来事を色々と忘れているようです。
貝木は撫子が馬鹿なんだ、と気が付きました。
貝木は撫子の事を不憫に思ったようですが仕事に手を抜くつもりは無いそうです。
撫子が神社が新しくなったのに貝木以外にだれも参拝に来ないと寂しそうにしていました。
貝木は宣伝やサービスが足りないんだ、と教えてあげます。
撫子がエッチなサービスが足りないの?とボケをかましてくれます。
撫子が暦の行った非道な行いを暴露してくれました。
上半身裸でブルマを穿いたら喜んでくれたよ、この神社でスクール水着になって悶えたら凄く嬉しそうだったよと教えてくれます。
貝木は阿良々木暦の事は助けないでも良いんじゃないか?と考えています。
貝木は自分の詐欺の結果として撫子は神様に成れて幸せになったのではないかと感じています。
貝木の聞かされていた撫子の印象と神社から出てきた撫子の印象は違い過ぎました。
撫子は色々なしがらみから解放されて自由になれた、それは幸せな事ではないか、と考えています。
撫子が神社を建ててくれた職人の前に出て行ったら皆逃げてしまったと教えてくれました・・・何となく寂しそうです。
貝木は正直に髪の毛が全て蛇になっている撫子の姿は不気味で怖すぎると教えてあげました。
貝木は正直に告げてしまった事を後悔しています、殺されるな、と覚悟を決めていました。
しかし撫子はこれまでの営業スマイルとは別種の本物の笑顔を見せてくれます。
不気味だとか怖すぎると言ってくれたのは貝木が初めてだと言って喜んでいます。
撫子は可愛いと言われ過ぎていて、それを誉め言葉と捉える事ができなくなっていました。
撫子の事を馬鹿にしていると感じているようです。
撫子は蛇の髪の毛をシュシュでしばればイメージが変わるかな?と相談してきます。
貝木は帰る事にしました。
撫子はもっとお話ししようよ、さーびーしーい、と我儘を言っています。
貝木は綾取り用のひもを渡して遊んでいるようにと言いました。
幾つかの技を教えて、それが出来るように成る頃にまた来ると言い残して立ち去りました。
貝木は撫子の信者第一号になりました・・・良いのかなー。
貝木は信心深さ皆無なので問題は無いのでしょうね。
貝木は撫子に良い印象を与えられたようです。
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戦場ヶ原に仕事を頼まれてうきうきしている自分に気が付いた貝木は憂さ晴らしの為に戦場ヶ原を呼び出しました。
田舎町の夜は早いらしく寝ていた戦場ヶ原を起こす事になりました。
仕事の報告をしたいから直接会いたいと言って貝木の居る町の駅まで呼び出しました。
呼び出してから終電が終わっちゃうじゃん、戦場ヶ原はお金持ってないじゃん、タクシー代自分が払わないといけないじゃん、と自分の行動の不合理さに気が付きます。
貝木はちょっとおかしなテンションになっているようです。
戦場ヶ原が制服姿で現れたので若干ガッカリしているようです。
戦場ヶ原は羽川が嫌いな相手には私服姿を見せないと言っていたので参考にしたようです。
ミスタードーナツに入り話すことになりました。
戦場ヶ原は自分は水だけで良いと言っています。
貝木が奢ってやるぞと云うと冗談じゃないと否定しています。
貝木が貸した飛行機代を直ぐに返せと言うと、もう少し待って下さい、と謝ってきました。
貝木は考えなしに発言するのは止めた方が良いぞと忠告していました。
貝木は戦場ヶ原が心配なようですよ。
店に入ってもコート、マフラー、帽子を取ろうとしない戦場ヶ原に理由を聞いています。
彼女は知っている人に会うかもしれないと言っています・・・人相を隠そうとしているようです。
貝木は阿良々木に本当の事を教えたらどうだと提案しました。
阿良々木は貝木の事を戦場ヶ原の初恋の相手と勘違いしているそうです。
貝木が戦場ヶ原は騙されて弄ばれただけだよね、と自分の考えを伝えると、戦場ヶ原は傷付いたみたいな表情をしていました。
うーん、これは本当に初恋の相手なのかも知れないね。
貝木が千石撫子に会ったと教えると吃驚していました。
貝木は賽銭箱に1万円をいれると出てくると教えても良かったのですが聞かれなかったので黙っておく事にしました。
貝木は千石の境遇に同情したと伝え、彼女を騙すのは簡単だと教えました。
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撫子を騙すのは容易いと言った貝木の事が戦場ヶ原は信じられないようです。
貝木はその理由を説明する事になります。
貝木は撫子は馬鹿なので簡単に騙せると教えました。
貝木は撫子は人を信じない代わりに人を疑う必要も無い環境で育っていると指摘します。
戦場ヶ原も納得したようです、悪意に鈍いのね、と納得していました。
貝木はこれから3日に一度の割合で撫子に会い信用を得る。
頃合いを見て阿良々木と戦場ヶ原が交通事故で死んだ事を伝えると教えます。
戦場ヶ原は撫子が確認しに山から下りてきたら一発でバレると反論しましたが貝木はそれは無いと否定します。
撫子は貝木の話を鵜呑みにして確認する事は絶対にしないと断言しています。
問題は阿良々木を誰が納得させるかって話になります。
戦場ヶ原が阿良々木暦の事は自分が納得させると言っています。
貝木は、撫子と私どちらが大切なの?と鬱陶しい事を言ってやれば阿良々木は戦場ヶ原を選ぶだろ、と助言しました。
戦場ヶ原は貝木の言い分に納得したようです。
戦場ヶ原はトイレに行って号泣しました・・・嬉しくて。
戻ってきた戦場ヶ原の目元が真っ赤だったので貝木は驚いていました。
戦場ヶ原はよっぽど嬉しかったようです。
「貝木」
「ありがとう。感謝するわ」
と言っています、貝木の株が急上昇したように思えるけど?
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以降は何を言っても戦場ヶ原がお礼を言ってくるだけになったので話し合いは終わりになりました。
戦場ヶ原に1万円を渡してタクシーに押し込みました。
貝木は重要な懸念事項を戦場ヶ原と相談できませんでした。
懸念事項とはお金の問題でした。
撫子と信頼関係を構築するには何度も会う必要があります。
1回会うのに1万円を支払う必要があるので、とても戦場ヶ原から貰ったお金では足りません。
貝木は初めて赤字覚悟で仕事を続ける事にしました。
この件が片付けば戦場ヶ原と縁が切れると思うと清々しくも晴れがましい気分になっています。
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貝木は書店で綾取りの本を購入して練習する事にしました。
撫子の知能でも理解できるように子供用の『あやとり全集』を購入します。
そのまま本を渡すのではなく、自分で覚えてあやとりの技を撫子に披露しようと考えました。
スターバックスコーヒーで本の内容を憶えています。
貝木は段階的に技を披露していくつもりの様です。
本を閉じて視線を上げると目の前の席に斧乃木余接が座っていました。
「いえーい。お兄ちゃん、ピースピース」
貝木は余接のキャラが変わっていると感じます。
悪い友達と付き合っているんだなと理解しました。
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突然現れた余接は貝木に手を引けと言ってきました。
これは臥煙伊豆湖からのメッセージだそうです。
手を引けば300万円支払うと言っているそうですよ。
貝木は30分程考えてキッパリと断ると返答しました。
貝木が断ると余接は説得を始めました。
伊豆湖が頑張ってこの町を正常化しようとしているそうです。
折角ある程度安定しているのに貝木が撫子を騙す事で台無しになると言ってきます。
伊豆湖はパワースポットだった北白蛇神社に神様を降ろす事で安定させようとしているそうです。
最初はキスショットを神様にしようとしていたそうですが何者かの介入により撫子が神様になってしまったそうです。
伊豆湖は貝木が十中八九撫子を騙せると思っているそうですが失敗した場合の混乱を危惧していました。
撫子が騙されたと知って癇癪を起す事を恐れていました。
今の撫子には町を一つ消してしまう力はあるそうです。
撫子が幼児化していると貝木にも分かっているので悩む事になっています。
余接が伊豆湖の警告を伝えてきました。
手を引かない場合は、もう先輩でも後輩でもない、と言っていたそうです。
貝木は伊豆湖の事を心の底では信頼していたので裏切られた気分がしています。
伊豆湖はフレンドリーに見えて支配的なんだそうです。
彼女の関係者は忍野メメ以外は全て手下って扱いなんだそうですよ。
泣きながら感謝してきた戦場ヶ原の顔を思い出し、提示された300万円って金額を考慮して、手を引くと伝えました。
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当然ですが貝木は手を引きませんでした。
余接から300万円を受け取りほくほく顔です。
伊豆湖とは敵対する事になってしまいましたが貝木は気にしていないようです。
手切れ金まで貰えたと喜んでいました。
これで撫子と仲良くなる為の障害だった資金不足が解決しました。
貝木は北白蛇神社に向かい賽銭箱に1万円を投入しました。
撫子だよ!と言って撫子が出てきましたよ。
貝木が来てくれた事が嬉しいようです。
調子に乗っている貝木は願い事があるのでお百度参りをしようと思っているんだと言ってしまいます。
撫子が願い事を尋ねてきましたが貝木には願い事などありません。
適当に誤魔化す事にしました。
撫子は不服そうでしたが貝木が後98回は来るから、おいおい話すと言うと満足したようです。
撫子は貝木があと98回来てくれると知って嬉しいようです。
撫子が綾取りを教えてとお願いしてきました。
撫子は遊び過ぎて貝木があげた綾取り紐を壊してしまったそうです。
代わりにこれで練習していたんだと言って千切った自分の髪を見せてきました。
撫子は蛇を紐の代わりにして綾取りをしていたそうです。
貝木は撫子の怖さに震撼しています。
この段階で撫子が狂っていると実感したようです。
撫子は、頭が悪く、頭がおかしい、と断定しました。
遅い遅すぎだよ、撫子にお百度参りに来ると言っちゃったよ、逃げられねーぞ。
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撫子と遊んだ帰りに貝木は尾行に気が付きました。
貝木は尾行者が誰なのか特定する事をやめました。
尾行に気付いたと相手に悟らせない為です。
タクシーに乗り込み泊っているホテルがある駅から1駅離れた駅に向かう事にしました。
貝木は伊豆湖が余接のほかに手下を差し向けたのか?と考えます。
ありそうだと思ったのですが伊豆湖が直接この町に来ないだろうと考えて問題ないなと結論づけました。
貝木は戦場ヶ原の為に撫子を騙す仕事を続ける事にしたようですね。
次に考えられるのは過去に騙した中学生の報復です。
しかし尾行なんて面倒な事をするだろうか?と疑問に思っています。
ここで尾行者を特定しなかった事が後でどんな結果を招くのでしょうね?
貝木はタクシーの運転手にこの町は色々とスリリングで楽しいですねと言っていました。
強がりかな?
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貝木はタクシーで送ってもらった駅から撫子の実家に向かいました。
尾行者については気にしない事にします。
貝木は白蛇で綾取りをする事で動揺してしまったようです。
貝木が教えると撫子は無邪気に白蛇で箒を作ったそうですよ。
精神的に不安定になった貝木は撫子の家のクローゼットを調べる事にしました。
撫子の両親を相談があると言って呼び出し、二人が留守の間に撫子の部屋を調べる事にしました。
撫子のノートには何も書かれていませんでした、彼女は授業中にノートを取らないようです。
部屋の中を物色しましたが目ぼしい物は発見できませんでした。
問題のクローゼットには鍵が掛かっていましたが貝木は10円玉を使って開けてしまいます。
クローゼットの中には貝木を驚かせるモノが入っていたようです。
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撫子のクローゼットの中で何かを発見して貝木は気分が悪くなっています。
何を見つけたんだろうね。
阿良々木家の前を通ってホテルに帰るという無駄な行為をしていました。
ホテルの部屋に戻ると床に一通の手紙が置いてありました。
中には「手を引け」と書かれていました。
貝木は冷水シャワーを浴びて冷静さを取り戻してから戦場ヶ原に電話しました。
戦場ヶ原は寝ていたようですね、寝ぼけています。
今日の下着の色はブルーよ、と教えてくれました。
貝木が真面目な話をしたいと言うと顔を洗ってくると言ってます。
戻って来た戦場ヶ原は覚醒していましたよ、貝木は大したもんだと評価していました。
貝木は阿良々木、羽川、忍野忍が撫子の問題を解決しようとしている時に誰かに邪魔された事は無かったか?と問いかけます。
戦場ヶ原は阿良々木と羽川が個別で臥煙伊豆湖に会った事があると教えてくれました。
羽川は伊豆湖に嫌な事を言われたそうですよ。
恐らく阿良々木も似たような事を言われているだろうと推測していました。
貝木は臥煙から手を引くように言われた事を教えました。
戦場ヶ原は300万円を提示されたのに仕事をやめなかった貝木の心意を知りたがります。
戦場ヶ原は貝木が仕事を断らなかった理由が分からないので不安なんだそうです。
300万円以上のお金をせしめる算段でも立ったのかしら?との暴言を吐きました。
貝木が沈黙すると「ごめんなさい。酷いことを言いました」と謝ってきました。
貝木はちょろい女だな、と思っています。
貝木は臥煙からの300万と戦場ヶ原の10万で310万だな、300万以上だと言って自分の行動を正当化しようとしています。
結局貝木は戦場ヶ原の為に撫子を騙そうとしているのですが、それを認めたくは無いようです。
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貝木は冷静さを失っていたようです。
戦場ヶ原にホテルの部屋に置かれていた手紙をどうやって置いたのか指摘されて納得しています。
戦場ヶ原はドアの隙間から滑り込ませたのでしょうと言っています。
貝木はその通りだと思いつつも検討に値するなと強がっています。
戦場ヶ原の前では格好つけたいようですね。
彼女は手紙の差出人については心当たりが無いと言っていました。
戦場ヶ原は筆跡を見れば差出人が分かるかもしれないと言ってきました。
貝木は破いてトイレに流してしまった事を伝えます。
戦場ヶ原は重要な証拠なのに何でそんなことをしたんだと咎めてきました。
これは戦場ヶ原の言い分が正しいよね、貝木はやはり冷静ではないようです。
貝木はいらないものや不愉快なものはさっさと捨てる事にしている知っているだろ、と返答します。
これに対して戦場ヶ原は「ええ、確かに知ってるわ。そうやって私のことも捨てたんだもんね」との失言をしてしまいます。
この発言から戦場ヶ原の初恋の相手が貝木だった可能性が高まりましたね。
貝木が毎日撫子の元に通おうと思っていると告げると戦場ヶ原が心配していました。
1回会うたびに1万円かかるのでキャバクラ通いみたいね、との感想を述べています。
戦場ヶ原は貝木が撫子に篭絡される事を心配していました。
貝木が妬いているのか?と揶揄うと電話を切りました。
大人な貝木は自分から掛けなおして開口一番「悪かった」と謝っています。
冗談じゃなないのよ、撫子は魔性なんだから、と戦場ヶ原は心配していました。
蛇の毒に中毒性がなければいいんだけど、と言って心配しています。
貝木は大丈夫なんでしょうか?
尾行者の存在が気になりますね。
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貝木は予定通りに撫子に会いに行きました。
戦場ヶ原にキャバクラ通いしているようだ、と言われた事を気にしています。
撫子へのお土産げとして日本酒を用意しています。
賽銭箱に1万円を入れると大喜びで登場する撫子が2万円入れたらどんな風に登場するのか興味を持ちました。
2万円をいれると撫子が登場するのですが、撫子は仰天していました。
彼女は一度に2万円が賽銭箱に入れられたので驚いたようです。
賽銭箱の前で転んでしまい頭をぶつけてしまいました。
間違えたの?返さないよ!?と言っています。
貝木は差し入れだと言って日本酒を渡しました。
撫子は初めて飲むと言って日本酒に興味深々です。
撫子は人間だった頃から父親の目を盗んでビールを飲んでいたようですよ。
貝木は撫子と綾取りをして遊んでから帰る事にしました。
戦場ヶ原の言った撫子は魔性との警告を気にしています。
尾行者に気をつけて帰る事にしようと考えていたのですが、神社への階段の登り口で貝木を待っていた人物が居ました。
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貝木の事を待っていたのは羽川翼でした。
貝木は羽川の印象的な黒と白が混じっている髪に驚いています。
羽川は貝木の事をファイヤーシスターズの調査に協力した事で知っていたと言っています。
羽川が戻ってきている事を戦場ヶ原と阿良々木は知らないんだそうです。
貝木は羽川と自分の立ち位置が似ていると感じていました。
これは恋人同士の戦場ヶ原と阿良々木を手助けしている事が似ていると思ったのかな?
タクシーで繁華街に向かう事になりました。
物怖じしないで詐欺師と知っている貝木と相乗りする羽川に貝木はビビっている感じです。
車中で二人は世間話をしていたようです、話すうちに貝木は羽川が『可愛がられず』に育ったんだなとの感想を抱きました。
この辺の観察眼は流石ですね、正鵠を射ていますね。
羽川は臥煙の目を眩ませる為に忍野メメが海外に居ないと思いつつ出国したそうですよ。
この後も直ぐに出国するそうです。
自分が海外に出た事で戦場ヶ原が動き易くなり貝木と連絡を取れた事は嬉しい計算通りでしたと言っています。
「戦場ヶ原さんを助けてあげてくださいね」とお願いされてしまいました。
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だだでは嫌だと言って貝木は羽川にタクシー代を払わせました。
羽川は信じられないって顔をしていましたがクレジットカードで払ったそうです。
貝木がタクシーの運転手に「ありがとうございました」と言って降りると感心しています。
貝木さんって意外とちゃんとしてますよね、と言っています。
好印象を与えたようですが貝木には理由が分かりませんでした。
ひょっとして貝木は偽悪的なだけで本当は良い人なのかも知れないぞ。
人目に付かない場所で話したいと羽川が言い出し彼女が泊っているホテルに向かいました。
女子高生の泊っているホテルの部屋に行くと思い貝木の方が腰が引けていました。
やっぱり良い人なのかも知れませんね。
貝木がルームサービスを頼もうとすると羽川が止めてきました。
クレジットカードを持っていても貧乏なんだ勘弁して欲しいと言っています。
羽川は涙ぐましい努力をして合法的に存在するのか不思議な安い切符を探して世界を巡っているんだそうです。
貝木は羽川との意思の統一を図る事にしました。
撫子の件では色々な思惑をもった勢力が動いています。
貝木は羽川が戦場ヶ原と阿良々木を助けたいのか疑問に思ったそうです。
貝木の疑り深さに羽川は青くなっていました・・・そこまで人を疑いながら、よく今まで生きてこれましたね、と感心しています。
羽川は戦場ヶ原と阿良々木を助けたいと思っている事を猫に誓いました。
貝木は羽川の現状を良く知らないので女子高生のブームについていけていないと危機感を募らせていました。
猫の事を女子高生の隠語だろうか?と疑っています。
羽川が貝木の気持ちについて何も聞いてこない事に貝木の方が心配になりました。
羽川は貝木が仕事を途中で放り出すとは思っていないようです。
貝木は羽川に「なんでもは知りません。知ってることだけ」と言われて黙る事になりました。
羽川の正しさにあてられたようですね。
貝木は羽川と情報交換する事になります。
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羽川から情報を得た事で貝木は撫子が神様になってしまった経緯を知る事になりました。
元々は町が霊的に乱れていたのでキスショットがやって来てしまったようです。
伊豆湖はキスショットを新たな神様にしようとしたのですが阿良々木がそれを拒んだので撫子が神様になってしまったようです。
羽川は撫子の事を罪のない女子中学生と捉えています。
貝木が撫子の事をどう思っているのか?と問います。
羽川は、気弱、内気、人見知り、大人しい、という印象は抱かなかった。
撫子は他人を相手にしていない、撫子の世界は徹底的に閉じている、と答えました。
貝木は慧眼だなと感じてます。
羽川は撫子の事も助けたいそうですが、貝木は撫子を騙すだけだと答えました。
貝木は自分が撫子を騙した後に撫子を救ってやれと言ってます。
羽川は自分の仕事の難易度が上がっていませんか?とおどけるように言っています。
羽川が忍野メメの家族構成を質問してきました。
珍しく貝木は正直に忍野メメは天涯孤独だと教えてあげました。
これは羽川にとって予想外の答えだったようですよ、姪のような子は?と質問してきました。
羽川は忍野メメの家族構成を質問した事を黙っていて欲しいと言って買収してきます。
子供の内から感心しないなと言いつつ貝木は右手を差し出します。
羽川は500円玉を乗せました。
貝木はポケットから小銭を取り出しお釣りとして渡しています。
羽川は驚いていますね、貝木が情報料だと言うと、羽川が受け取っています。
お金なんていらないと遠慮するほどの額じゃないそうです。
またも、ちゃんとしてますね、と羽川に感心されてしまいます。
羽川は貝木の部屋に手紙を入れた人物に心当たりは無いそうです。
ホテルを変えた方が良いのでは?と心配してくれました。
最後に羽川は撫子の部屋にあるクローゼットを開けたか?と聞いてきました。
羽川は重要な何かがあると思っているようです。
貝木はクローゼットの存在には気が付かなかったと嘘を教えました。
貝木はクローゼットの中身を見たのですが、くだらないもの、と思っています。
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1月の間、貝木は撫子に会いに行く事を繰り返していました。
撫子は日本酒を気に入ったようです。
貝木が杯やおちょこを用意しなかったので撫子は一升瓶をラッパ飲みするんだそうです。
見た目が女子中学生の撫子が酒瓶を抱えてラッパ飲みしている姿は貝木にとって眼福だったそうです。
かなりの頻度で日本酒を持っていったそうです。
撫子と綾取りをして遊んであげながら過ごしたそうです。
その間ホテルに手紙が届く事は無かったそうです。
尾行者が行動に出る事も無く平穏に過ぎて行ったそうです。
気まぐれで羽川から聞いた忍野が滞在していた学習塾跡に行ってみたそうです。
そこで沼地蠟花と云う知り合いに会ったそうです。
彼女の存在は神原駿河と関わりを持つときに役に立つと貝木は喜んでいました。
撫子へのお百度参りをしている期間に阿良々木に会う事も無かったそうです。
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撫子を騙す日になりました。
三学期が始まっているので早朝に戦場ヶ原に電話を入れています。
戦場ヶ原は緊張しているそうですが貝木は安心しろと言っています。
自信満々なんですがうまくいくのでしょうか?
戦場ヶ原は阿良々木を説得すると云う問題を残していました。
貝木は撫子と自分のどっちが大切なのとか、そんな風に甘えて説得しろと言っています。
戦場ヶ原はそれができれば自分の人生はこうなっていない、と反論していました。
貝木もそれについては納得したようです。
戦場ヶ原は最後に、私を助けたからっていい気にならないでね、と言ってきました。
一生、貝木の事を恨み続ける、憎み続ける、嫌い続ける、と言っています。
嫌い続けるを言い難そうにしていたので、これはツンデレ的な発言かも知れませんね。
貝木は撫子の問題が解決したら二度とこの町に入ってこない、戦場ヶ原の前に姿を見せない事を約束しました。
戦場ヶ原はちょっぴち残念に感じているように思えますね?
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貝木は電車に乗って北白蛇神社に向かいました。
その車中で隣に余接が座って来ましたよ。
余接は貝木に最終確認に来たようです。
最後の最後で貝木が心変わりして撫子を騙すのをやめる事に期待していたようです。
貝木が心変わりしないと分かると、他人の彼女、そして昔の女がそんなに大事なのか?と聞いてきました。
余接は貝木が行ったこれまでの事を語っています。
貝木が戦場ヶ原の母親が嵌っていた宗教団体を潰したのは戦場ヶ原の為でした。
更に父親と母親を離婚に追い込んだのは母親を引き離さないと戦場ヶ原に未来は無いと思ったからでした。
しかし貝木は母親を思う戦場ヶ原の気持ちを理解していませんでした。
余接は貝木はらしくない事をすると必ず失敗すると言いたいようです。
臥煙伊豆湖もそれを心配しているそうですよ。
貝木は戦場ヶ原の事が好きなようですね、彼女はファザコンなので彼女も貝木の事が好きだったのかも知れないね。
案外貝木が戦場ヶ原の初恋の人って話は事実なのかも知れないぞ。
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貝木は戦場ヶ原に初めて会ったときに「脆そうなガキだな」と思ったそうです。
脆そうな戦場ヶ原が18年間壊れなかったのは奇跡だと思っています。
千石撫子を自分が騙すので戦場ヶ原は壊れずに済むと思っています・・・自信家ですね。
1万円を賽銭箱に入れると撫子が出てきました。
貝木は撫子の面白いポーズも流石に見飽きていますが撫子は変わらずに喜んでいます。
貝木はいつものように綾取りをしたり酒を呑ませたりしながらタイミングを計っていました。
撫子は不意に、そろそろ教えて欲しと言い出します。
貝木は何のことか分からなかったようですね。
撫子が言っているの商売繁盛と言って誤魔化していた貝木の願い事についてでした。
貝木は全く考えていなかったので不意を突かれてしまいます。
そこから願い事は人に言うと叶わなくなると言って立て直しました。
撫子は貝木の言った言葉の意味を理解しました。
撫子はこれまで何度も阿良々木、戦場ヶ原、忍野忍をぶっ殺すと言っていたので叶わないのか?と不安になっています。
貝木は撫子は貝木に話したのでその願いは叶わなかった、今日は撫子に伝えなければならない事があると言って切り出します。
昨日の夜に、阿良々木、戦場ヶ原、忍野忍が交通事故に遭い死んでしまったんだ、と伝えました。
撫子は目を剥いて驚いています。
そして「貝木さんも『私』を騙すんだね」とうっとりと微笑しました。
騙せなかったようですね。
伊豆湖の予感が当たっちゃったようです。
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貝木の嘘がバレたのは彼の計画に落ち度があったからではありません。
貝木が撫子の本性を見誤った事が原因でした。
貝木は撫子との間に信頼関係が構築できたと思っていましたが思い違いでした。
最初から撫子は誰の事も相手にしていなかったので騙す以前の問題だったね。
ニヤニヤ笑いながら撫子は大量の白蛇を出現させました。
神社のある山が全て蛇になってしまったように思えました。
貝木は撫子が全く『暴走』していない事に驚いています。
撫子は何の感情の起伏も無く大量の蛇を生み出しています。
貝木はこれほどまでの事が起こるとは思っていなかったようです、対策はないようですよ。
貝木は撫子の出した白蛇に潰されてしまい身動きが取れなくなっています。
撫子は貝木に騙される前に『扇』という人物に騙されたそうです。
扇の所為で蛇神になってしまったそうです。
貝木は何かを思い出しそうになりましたが思い出せませんでした。
貝木は命乞いしないで撫子の事を詰り始めました。
撫子の事を大嘘吐き呼ばわりしています。
撫子は自分の事が嫌いだが、自分なんだから仕方ない、好きなるしかないじゃないか、と反論しています。
撫子は貝木の行動を阿良々木が頼んだと解釈して罰則を与えると言っています。
阿良々木の大切な人を5人程ぶっ殺すと言っています。
火憐、月火、羽川、八九寺真宵、神原駿河、の5人を候補に上げています。
これを聞いて貝木は撫子が阿良々木の事を何も理解していないと考えました。
阿良々木の友人関係がたった5人って事は無いだろうと考えています。
意外と貝木は阿良々木の事を高く評価しているようです。
貝木が起死回生の一言を発しました。
撫子は成り行きで神様になっただけで成りたかったわけではないと言っていました。
貝木は漫画家になりたいのか?と質問しました。
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貝木が自分が描いた漫画を読んだと知った撫子は激高していました。
何度も転んで貝木の元に駆け寄りグーパンチをしてきました。
転んだ拍子にワンピースの中身が丸見えになっています、貝木はみっともないな、と感じています。
撫子は我を忘れて貝木の事を殴ってきました。
貝木にとっては大したダメージではないようです。
撫子はお前を殺して私も死ぬ、と言っています。
この発言で貝木は撫子が自分の事を対等に見ていると確信しました。
貝木は撫子の描いた漫画の事を誉めています。
撫子は成りたいからと言って漫画家になれる訳ではないと言っています。
撫子は途中から蹴りの方がダメージが入ると気付いて貝木の事を蹴り始めました。
貝木は撫子に顔を蹴られながら説得を続けていました。
会話を続けるうちに撫子は冷静に成って行ったようです。
貝木は賽銭箱に入れた30万円をつかって本格的な画材を揃えたらどうかと勧めています。
撫子は折角神様になれたのに蹴っちゃうのは勿体ないと言っています。
しかし漫画を描いて神様と呼ばれた人もいたよね、と言い出し貝木の話に乗る事にしました。
貝木が騙されたと思ってチャレンジしてみな、と言うと、騙されてあげる、と答えました。
貝木は『千石撫子を騙して欲しい』と云う戦場ヶ原の依頼を果たせました。
当初の予定とは程遠いですが最高の結末だったと思います。
貝木は戦場ヶ原、阿良々木、忍野忍、千石撫子を救った事になるよね。
罰則を含めれば阿良々木の交友関係を守ったとも言えるね。
貝木は阿良々木にとって恩人と言えるね。
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丁度いいタイミングで阿良々木暦がやって来ました。
倒れている撫子を見て貝木の事を非難してきました。
戦場ヶ原に依頼されて撫子を騙した事は言えないので臥煙伊豆湖に頼まれてゴーストバスターとして仕事した事にしました。
阿良々木は臥煙さんの名前が出たので貝木の嘘を信じてしまいました。
貝木は気絶している撫子の口に手を突っ込んで体内から撫子が食べてしまった蛇のお札を取り出しました。
胃液で汚れでべちょべちょでした。
貝木は価値のありそうなお札なのでネコババしようかと考えましたが臥煙の持ち物なので諦めます。
阿良々木にお札を押し付けています。
使うべき相手を間違えるなよと忠告すると阿良々木は使わないよ、と返答しました。
貝木は懲りない奴だと呆れていました。
貝木は阿良々木に撫子を家に送って行くように命じます。
撫子にボコボコにされて骨折の疑いがある貝木には撫子を家まで送り届ける力は残っていないようです。
去り際に貝木は撫子に近づかないようにしろと忠告しています。
戦場ヶ原は阿良々木の存在で強くなったが撫子は阿良々木が居ると駄目になると諭します。
阿良々木は理解できたのでしょうか?
貝木は「じゃあ、また会おう」と言い残して去りました。
二度と会わないとか言うと、この町に引き寄せられるので、ひねくれた表現を使ったそうです。
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貝木は戦場ヶ原に撫子を騙す仕事が終わった事を報告しました。
そこで阿良々木にバレてしまった事を正直に脚色を加えて話したそうです。
戦場ヶ原はヒステリーを起こしたそうですが最後は「ありがとうございます。助かりました」とお礼を言ってきました。
電話を切る前に戦場ヶ原が質問をしてきました。
二年前に戦場ヶ原が貝木の事を好きだったと思っているのか聞いてきました。
貝木は自分はそう思っている、と返答しました。
戦場ヶ原は「そう」「それは、いいように騙されたわね。私に」と言っています。
何となくですが戦場ヶ原は貝木の事が好きだったんじゃないかと思われます。
貝木は最後に手紙を出すなら署名を忘れないようにしろと言って電話を切りました。
貝木のホテルに置かれていた手紙は戦場ヶ原が出したモノでした。
「手を引け」と言われれば手を引かないだろうと貝木の性格を読んでの作戦でした。
貝木は臥煙先輩の真意がどこにあったのか考えています。
「手を引け」と言えば手を引かなくなると臥煙先輩は知っています。
手切れ金の300万円は資金援助だったのではないか?と考えています。
臥煙先輩は撫子の件を貝木に解決させようと思っていたのではないか?いいように踊らされただけではないのか?と考えています。
貝木は忍野が現れなかった事に不信感を抱いています。
忍野が現れなかった為に自分が担ぎ出されたんだと不満を抱いたようです。
貝木は忍野を探してみるかなと考えていました。
そこを襲われる事になりました。
貝木を襲ったのは以前詐欺に掛けた中学生の一人でした。
中学生は血走った目で貝木の頭を鉄パイプで殴りました。
中学生は扇さんの言った通りだと言っています。
貝木を尾行していたのは恐らく扇でしょうね。
貝木は扇って名前に聞き覚えがあるのですがそれ以上考えられませんでした。
正気なき中学生は倒れて血を流している貝木を鉄パイプで殴ってきました。
貝木は意識を失いました。
貝木は、地獄の沙汰も金次第というので最後にいくらか小銭を稼いでおいて本当に良かったと思っています。
案外臥煙伊豆湖はこれを心配していたのかも知れないね。
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