ラノベの感想) フルメタル・パニック!疾るワン・ナイト・スタンド(新装版) (富士見ファンタジア文庫)


レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:1999/3/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-2875-5

相良宗介は千鳥かなめに日本史を教えて貰う事になっていました。
かなめは張り切っていて宗介の為に夕食まで用意してくれていました。
しかし、その日の昼間に宗介にミスリルから非常招集が掛かり宗介は出かけていきました。
この時点で宗介はかなめとの約束をすっかり忘れていました。
恐らくかなめはウキウキしながら夕食の準備をしたのでしょう!!
酷く怒る事になりますよ。
宗介が出動した先はテロリスト養成キャンプでした。
情報部が仕入れてきたそこに潜伏していると思われるA21と呼ばれるテロリスト集団を探しました。
しかし情報が古かったようです、A21のメンバーは誰も居ませんでした。
.
襲撃作戦に参加したのは、宗介、クルツ、マオの部隊でした。
作戦は簡単だったようです、キャンプは破壊されました。
作戦終了時に宗介はかなめとの約束をスッポカシタ事に気がつきました。
突然、焦り始めた宗介にクルツとマオも動揺します。
宗介に何かミスをしたのかと問いただします。
宗介がかなめとの約束を忘れていたと打ち明けると、学生をやりながらの傭兵は辛いねと同情してくれます。
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翌日、宗介に約束をスッポカサレタかなめは不機嫌でした。
体育の授業でソフトボールをしていたのですが、かなめ大人げないです。
運動が苦手そうな女子生徒に全力投球してますね。
かなめのポジションはピッチャーでした。
かなめのチームが攻撃側になりかなめの打席です。
かなめはボールに宗介の顔を見てますね、思いっきりボールを叩いてホームラン確実の当たりをかっ飛ばしました。
そこにミスリルのヘリが降下してきましたよ。
電磁迷彩を使っているので周囲にはヘリの姿は見えませんでしたが、グランドには暴風が吹き荒れます。
かなめの打ったホームランはヘリを直撃して外野に落ちて来ました。
唖然としているかなめの前に宗介が現れます。
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かなめは宗介にミスリルの仕事だったのかと問いますね。
宗介が肯定すると彼女の怒りが収まり始めました。
しかし宗介が約束を忘れていたのだと正直に告白するとかなめの怒りが再燃しました。
セカンドベースを宗介に向かって投擲しました。
これは凄い!ベースは宗介を直撃しました。
ベースが無くなりグランドに立っていたかなめはタッチアウトになりました。
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宗介はかなめに謝罪しようとして、かなめに花束を差し出します。
綺麗で可愛い花束だったのでかなめの怒気が下がり始めます。
かなめが綺麗な花ね、なんて花なのと宗介に問いかけると、彼は花びらなどサッサと散ってくれた方が良いと返答します。
怪しくなってきますね。
かなめも怪訝顔でした。
宗介はそれはケシの花でヘロインの原料になる、日本でさばけば、それなりの額になると言ってます。
宗介なりに贈り物をしてご機嫌を取ろうとしてます。
勿論、かなめは怒りだしますよ。
彼女が何故、怒っているのか宗介には伝わりませんでした。
宗介はかなめの怒りを、本気で謝罪するつもりがあるならば、ヘロインよりも値の張るコカインを持ってこいと解釈してました。
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宗介は怒り続けるかなめを追いかけ関係の修復を計っています。
かなめも意地になっているので許してくれませんね。
宗介は重い足取りで自室に帰宅しましたが、彼の留守中に侵入者が来ていたようです。
宗介は銃を抜いて油断なく部屋に入り、敵を制圧しようとしました。
驚きです、宗介の部屋にはテレサ・テスタロッサ大佐(テッサ)が来ていました。
彼女は少年を連れています。
この少年が宗介に襲い掛かって来ましたが、宗介が余裕で無力化しました。
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テッサはカリーニン少佐と共に東京の郊外にある自衛隊の研究所を訪問しました。
ここに成田空港で捉えられたA21のメンバーが拘束されていると知ったからです。
クガヤマ・タクマという少年です。
彼は薬が無くなると暴れ出すようです、税関の係官に殴りかかり、拘束されたそうです。
テッサとカリーニンが訪問した自衛隊の研究所でも暴れていました。
.
タクマはA21にとって重要な人物でした。
タクマを奪還しようとしてA21は自衛隊の研究所を襲撃してきました。
自衛隊の担当官は警備は万全ですとテッサに太鼓判を押してたけど、敵の戦力評価が低すぎました。
A21はアームスレイブを使ってきたので研究所は大きな被害を受ける事になりました。
テッサとヤンが協力して逃げ出す事に成功したようです。
しかしヤンは負傷していたので、途中でテッサがタクマを連れてタクシーに乗り込み宗介の部屋に逃げ込んだそうです。
カリーニン少佐はテッサを庇って負傷してA21に捕まりました。
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宗介は雲の上の存在であるテッサを相手にして固くなってますね。
対するテッサの方は宗介に興味深々らしく気さくに話しかけてきました。
テッサがシャワーを浴びている間に宗介がメリダ島との通信回線を開く事になりました。
宗介は自分の聴覚の良さを呪ってますね、ここはむしろ喜ぶべきだよな!!
宗介の耳にはテッサが服を脱ぐ音が聞こえていました、これは不味いと思っているようですね。
宗介の感覚が面白いですね、テッサでも入浴する、略式平服も身体の一部ではないんだと思っています。
うーん、それ程、階級が離れているのね。
宗介はカリーニンが生死不明だとテッサに聞かされます。
テッサが落ち込んでいるように思えたようだね、下手な慰め方でテッサを元気づけていました。
宗介とカリーニンは最初の出会いは敵同士だったようです。
宗介はあれほど殺す事が難しい相手は居ないのでカリーニンは無事なはずですとテッサを慰めていました。
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そこにかなめが昨日の料理を持って訪問して来ました。
かなめは宗介に対して言い過ぎたと思ったようです、彼女なりに宗介と仲直りしようとしていました。
手料理を持ってやって来るとは良い作戦ですね。
しかしここで悲劇的な誤解が発生してしまいました。
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かなめが宗介に部屋で一緒に食べようと言ってきました。
普段の宗介ならば、彼女を喜んで迎え入れたと思うのですが、宗介はかなめを追い返そうとしていました。
彼なりにテッサが部屋に居る状況をかなめに目撃されるのは不味いと思ったようだね。
宗介も成長してますね。
玄関で宗介とかなめが問答している所にバスタオルを巻いただけの姿でテッサが登場しました。
テッサはしっとりした笑顔をかなめに向けて「こんばんは」と挨拶しています。
それを見たかなめは勝手な解釈してしまいます。
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色々と矛盾が大きいのですが、テッサは宗介の彼女で、昨日自分との約束をスッポカシタのは宗介とテッサが色々ヤッテタからだと解釈しました。
宗介はかなめの誤解を解こうとしましたが、かなめは自棄になっているので聞いてくれません。
宗介はテッサは自分の上官だと正直に説明したのですが、信じては貰えませんでした。
かなめは彼女のいる宗介にお節介を焼いてしまい、ごめん、これから気をつけるからと言って走り去りました。
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テッサはというと、宗介とかなめの仲の良さを突いてきますよ。
宗介とかなめが付き合っているのか?と探りを入れてきました。
そこに宅配便の配達員がやって来ました。
これはA21の偽装でタクマを取り返しに来たようです。
三人の襲撃者がやって来ましたが宗介が返り討ちにしました。
.
宗介の部屋は安全ではなくなったのでかなめの部屋に隠れる事にしました。
クルツへのサインとして日本史を教えて貰いに行くと伝えます。
良いサインですね、かなめとの約束を知っている彼ならば理解してくれますよね。
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向かった先のかなめの部屋で不景気な顔を突き合わせることになりました。
かなめはお茶を出してくれます、良い娘だね。
宗介は逃げている理由を説明しました。
原因がタクマにあり、テッサが自分の上官だと説明しました。
テッサの様子が変ですね、宗介の説明に援護射撃をしてくれませんよ。
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かなめはタクマの態度にもイライラしていたようです、微妙にニタニタしている彼が気に入らないようです。
かなめはタクマをわざと怒らせますよ。
彼が暴れ出しましたが宗介が無力化しました。
かなめはタクマをキレさせて満足したようです、「キレた。あたしの勝ち」と言ってVサインを作ってます。
困ったもんだな。
しかしこのかなめの行動がその後の行動に影響を与えました。
.
タクマを押さえつけようとした宗介は彼の上腕部に異物の感触を得ました。
宗介はタクマを気絶させて、調べ始めます。
タクマの上腕部には発信機が埋め込まれていました。
宗介とテッサはどうやって発信機を無効化するか話し合ってます。
外科的に取り出して無力化しようと二人の意見がまとまりましたがかなめが第二のアイディアを提供してくれました。
かなめは電子レンジでチンすればと言ってきます。
ナイスです。
タクマの発信機は電子レンジで無効化されました。
テッサはかなめに初歩的な理科の知識で後れをとった事でプライドを傷つけられたようです。
.
これで、かなめの部屋も安全ではなくなりました。
次の潜伏場所を探す事になりました。
近所の学校に隠れる事になりました。
かなめは場所だけを教えて自分は家に残るつもりのようでしたが、それは危険だと宗介に言われて渋々彼らに同行する事になりました。
可哀想にかなめは今回、完全に巻き込まれてしまったようです。
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生徒会室に隠れる事になりました。
ここでかなめがタクマに発信機を壊した事を告げてしまいました。
宗介は教える必要は無かったと思ったものの、さして影響は無いだろうと黙認しました。
これが不味かったですね。
タクマは賢いので、仲間を呼ぶ為の準備を始めました。
.
かなめが恭子に電話してドラマの録画を頼んでいました。
そこでかなめが使った電話(PHS)をタクマは盗んだようです。
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夜の巡回に来た用務員に見つかってしまいました。
一斉に隠れたのですが、テッサがドジを踏みました。
頭だけを隠して尻を隠せませんでした。
宗介、かなめ、テッサ、タクマの四人は用務員に連れられて用務員室に向かいます。
.
用務員室で寛いでいたのですが、タクマが唐突に、この学校は伏見台学園といいましたかと尋ねてきます。
宗介は不審に思いましたが、追及はしませんでした。
.
生徒会室でかなめがテッサに学校の怪談を話したのでテッサはビビっていたようです。
かなめがトイレに立つと一緒に付いて行きますよ。
宗介は保安上の観点から同行を申し出ましたが、かなめとテッサの二人に断られました。
少しデリカシーが欠けますね。
しかし宗介の一生懸命さがテッサに好感を与えたようです。
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トイレに向かったかなめとテッサはタクマを取り返しに来たA21のメンバーに捕まりました。
二人の戻りが遅く心配になってきた宗介の傍で着信音が響きました。
ここで初めて、タクマにかなめの電話が盗られていた事に気がつきました。
電話に出ると人質の交換を要求されました。
.
宗介は瞬時に打開策をひねり出しました。
大きな音が響いたらグランドの照明を付けてくれと用務員にお願いしました。
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グランドに向かうとかなめとテッサが拘束されていました。
宗介は主榴弾の安全ピンを抜いて交渉の道具にしていました。
人質を安全に交換できなければタクマ諸共に吹き飛ばすと相手を脅します。
.
人質の交換が行われる事になりましたが、宗介は難しい選択を迫られる事になりました。
かなめとテッサのどちらを先に解放させるかで悩む事になりました。
宗介は二人とも助けるにはどうしたら良いかと考えました。
普通に考えればかなめは巻き込まれただけの一般人なので先に解放されるべきです。
しかしテッサの運動能力が絶望的に低い事は分かっていました。
後から解放された場合、テッサの生存は絶望的です。
宗介はかなめの運動能力の高さに賭ける事にしました。
テッサを先に解放させる事にしました。
.
この判断にテッサは物凄く怒っている様子です。
これは侮辱です!と言ってます。
しかし彼女もプロなので、この場で宗介を追及する事はしませんよ。
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いよいよタクマとかなめの交換になりました。
同時に歩かせて交換するようでしたが、かなめが宗介の予想を超えた行動に出ました。
かなめとタクマがすれ違うタイミングで宗介は目くらましの手榴弾を空中に投げました。
爆炎で目くらましをして、その間に逃げようとの作戦でした。
かなめがタクマに組み付いて彼を捕まえようとしていました。
これには宗介も参ってますね。
さらにテッサまでがかなめの助っ人をすると言ってタクマの元に走り出しました。
.
宗介は体育館の上にいた狙撃手と校舎の屋上に居る狙撃手に狙われる事になり応戦する事になりました。
屋上の狙撃手を狙うときに、用務員がグランドの照明を付けてくれました。
相手が目を眩ませた瞬間に宗介の射撃が屋上の狙撃手を無力化しました。
.
手榴弾の爆炎から復帰した体育館の上に居る狙撃手に狙われます。
宗介の武器はサブマシンガンで相手はライフルでした。
射程距離が違うので宗介に成すすべはありませんでした。
彼は水飲み場のコンクリート製の流し台に隠れます。
.
宗介の見ている前で、やって来たA21のメンバーにかなめとテッサは拘束されてしまいました。
体育館の上に居た狙撃手がロケット・ランチャーを撃ってきました。
流し台は破壊されてしまいます、かなめとテッサには宗介が死んだと思えたことでしょう。
.
かなめとテッサはA21のアジトになっている東京湾に浮かぶ貨物船に連れてこられました。
テッサは己のバカな行動を顧みて落ち込んでいます。
テッサはかなめに負けまいとして、無意味な行動力を示そうとしました。
かなめは閉じ込められている部屋の中を漁ってます、何か使える武器が無いか探している風でした。
そんなかなめの行動に興味を惹かれたテッサはかなめと会話を始めます。
怖くはないのかとかなめに問うと、怖いけど、自分を攻撃してくる相手とは戦わないとと返答されました。
かなめの事が多少は理解できたようです、テッサのかなめへの呼び方が千鳥さんからかなめさんに変わりました。
テッサもかなめに向かって自分の事はテッサと呼んでください、友達はみんなそう呼ぶからと言ってます。
二人は友達になったようです。
.
かなめとテッサは捕まっているカリーニンへの尋問の道具にされました。
A21のメンバーはカリーニンがラムダドライバーの秘密を知っていると思っているので聞き出そうとしていました。
カリーニンの咄嗟の偽装工作でテッサはカリーニンの秘書であると信じ込ませる事に成功しています。
流石カリーニン少佐です。
真実がバレるとテッサが拷問されてただろうから好判断でしたね。
.
カリーニンは重症を負っていますが死ぬほどではないようです。
しかしA21のメンバーには彼の状態が正確には把握できていなかったようです。
カリーニンは瀕死の状態を演じてます。
小声で死にそうな感じでボソボソと何事かを呟いています。
A21のメンバーは死ぬ前に秘密を聞き出さなければと思ったようだぞ、カリーニンの近くによって耳を近づけました。
一瞬でした、カリーニンは近づいてきたA21のメンバーが持っていた銃で銃を持っていた人物を撃ち殺します。
続いて何が起こったか把握できなかった連れのメンバーも撃ち殺しました、凄い射撃技能です。
自由になったカリーニンに連れられてかなめとテッサは脱出を始めます。
道中、カリーニンからテッサはカリーニンの上官だと説明されて、かなめはようやくテッサが総指揮官だと信じたようです。
しかし納得はしてないようですね。
絶対ヘンだ、ミスリルは異常だと言ってます。
カリーニンも外から見るとテッサが総指揮官であるのは、おかしく見えると認識しているようです。
「それを言われるとつらい」と言ってました。
.
ロケットランチャーで撃たれた宗介は無事でした。
救援にやってきたマオとクルツと合流しています。
三人はトゥアハーデダナンが解析した警視庁の監視システムの情報からA21の車が向かった先を知らされ、東京湾に急行しました。
.
自由になったカリーニンとテッサは貨物船に搭載されているA21の兵器が何であるか確認しに行きました。
そこで見たものは想像を絶する物体でしたね。
テッサが驚愕してます。
そこには巨大なアームスレイブが搭載されていました。
ベヘモスという名前が付けられています。
このパイロットがタクマだったね、彼にしか動かせないので、執拗に彼を奪還しようとしていたのね。
.
ここで待ち伏せに遭いました。
攻撃が始まってしまいます。
そのタイミングでクルツが貨物船の底に仕掛けた爆弾が爆発したようです。
乱戦になりかなめはカリーニンとテッサとは別方向に逃げる事になりました。
一人で銃弾の中を逃げてますよ、かなめはタフですね。
彼女の行く手に覆面を付けた戦闘服姿の人物が現れました。
かなめは覚悟を決めて鉄パイプを振り回して攻撃に出ます、素人とは思えません!!
しかし、覆面の怪しい人物は宗介でした。
かなめは安堵してますね。
感動的な再会場面ですが、周りからの銃撃が続いています。
感動の再会シーンは途中で終わってしまいます。
.
カリーニンとテッサに合流した宗介はかなめとテッサを連れて貨物船から脱出する事になりました。
カリーニンがべヘモスの起動を阻止するために船に残る事になりました。
逃げる宗介たちは途中でクルツと合流します。
四人は貨物船から脱出しました。
.
タクマは銃撃を受けて負傷してしまいました。
しかしタクマが姉と呼んでいるセイナはタクマにべヘモスに搭乗する事を強要しています。
最後には言ってはいけない事を言ってしまうぞ。
べヘモスに乗らないタクマには価値が無い、そんなタクマは要らないと言ってしまいました。
タクマはこの一言で踏ん切りが付いたようです。
.
セイナの発言で分かりましたがセイナはタクマの姉ではありません。
べヘモスに搭乗するために薬で強化されたタクマが意識混濁に陥りセイナの事を自分が殺した姉だと思い込んだそうです。
都合が良いのでセイナはタクマの姉役をしていたそうです。
全く救いがないですね。
.
べヘモスの起動を止めようとしたカリーニンはセイナに邪魔されてしまいました。
カリーニンの撃った弾はタクマの脇腹に当たり、セイナの撃った弾はカリーニンの背中を捉えました。
そこで貨物船を大きく揺れて落ちてきた鉄骨がセイナにぶつかりました。
タクマはセイナは死んだと諦め助けに向かう事なくべヘモスを起動させました。
.
海に放り出されたカリーニンをセイナが岸まで泳いで運んだようです。
気がついたカリーニンの傍らにセイナが倒れていました。
セイナはカリーニンに看取られる事になりました。
セイナは世話になった恩師の姿をカリーニンに重ねてたようです。
カリーニンの名前を聞いて、変な名前と呟いて死んで逝きました。
.
起動したべヘモスにマオのM9が捕まります。
マオには巨大過ぎるべヘモスの姿が認識できていないようでした。
混乱してます、そしてM9は上半身と下半身を引き千切られました。
マオの生死は不明でしたが、彼女生きてました。
海に落ちて泳いでカリーニンの近くにたどり着きました。
.
M9を破壊して敵が居なくなったタクマはテッサ、かなめ、宗介を追いかけ始めます。
軽トラで逃げる事になりましたが、相手は巨体です、直ぐに追いつかれてしまいそうでした。
ここでクルツが超絶絶技を披露してくれます。
かなめも驚いていました。
軽トラの運転は宗介が行っていました。
クルツは宗介にまっすぐ走れと命じます。
べヘモスが頭部の機関砲を発射してきていて軽トラの周囲に着弾している状況でした。
宗介はクルツを信じてまっすぐに軽トラを走らせました。
べヘモスの機関砲は弾の入れ替えをするようで、クルツは装填の終わった機関砲が発射される瞬間を待っていました。
ガタガタと揺れる軽トラの荷台からライフルでべヘモスの機関砲の砲口の中を狙いました。
スゲーぞ、クルツの撃った弾丸は見事にべヘモスの機関砲の砲口を捉え内部に搭載されていた予備弾倉を撃ち抜きました。
べヘモスは機関砲を破壊されてしまいました。
しかし追われる状況には変わりありません。
.
テッサが窮地を脱する為にトゥアハーデダナンと交信を始めます。
マデューカス中佐が応答してテッサの窮地を脱する為の準備をしてありますと報告してくれました。
マデューカスは独断でアーバレストの発射準備を整えていました。
ナイスな判断ですね、彼の用意周到さが窮地を脱する光明となりました。
テッサは開けた場所でなおかつ遮蔽物があり宗介が搭乗するまでの時間が稼げる場所を探します。
テッサは東京ビッグサイトにアーバレストを着弾させるように指示しました。
.
ここで宗介が別行動をとる事になりました。
かなめは助手席に座っていたのが運の尽きでした。
軽トラから飛び降りアーバレストの元に向かう必要が出てきた宗介はかなめに軽トラの運転を任せて飛び降りました。
かなめはいきなり運転を任されて狼狽してましたが、運転するしかないので何とかハンドルを取り逃走を続行します。
しかし、かなめの思い切りの良さは秀逸ですね、追い詰められると強さを発揮します。
べヘモスに追われる軽トラはテッサの無茶な要求に応える事になりました。
テッサは軽トラを追ってくるべヘモスを東京ビッグサイトに誘導する為の囮にする事にしました。
これも思い切った作戦でしたね、テッサも追い込まれると無茶しますね。
.
軽トラは東京ビッグサイトの中に飛び込みました。
べヘモスに追いつかれてしまい、タクマに処刑されるところでしたが、アーバレストに搭乗した宗介がべヘモスに対峙しました。
アーバレストとべヘモスの戦闘が始まりましたが、機体のスケールが違い過ぎてアーバレストが劣勢でした。
宗介の操縦技能の高さとアーバレストの性能でなんとかべヘモスの攻撃を回避していました。
このままでは勝てない状況でテッサはビッグサイトへ飛び込む時の衝撃で頭を打って気絶していました。
気を失っているテッサがウィスパードの能力を使ってかなめに話しかけてきたようです。
かなめにべヘモスの攻略方法を教授していました。
.
かなめはクルツから通信機を借りて宗介にべヘモスの倒し方を教えていました。
べヘモスの外観を観察する必要があったので、かなめはべヘモスの傍に寄っていきました、これも勇敢な行為でしたね。
運が悪ければべヘモスに踏みつぶされていたでしょう。
かなめは宗介にべヘモスの冷却装置を破壊する為に細長いスリットを狙えと助言しました。
宗介はアーバレストのラムダドライバーを発動してスリットに弾丸を打ち込みました。
べヘモスは内部を破壊されてラムダドライバーが停止しました。
べヘモスは物凄く巨大なのでラムダドライバー無しでは自重を支えきれませんでした、自重により自戒してしまいます。
.
操縦席のタクマは虫の息でした、意識も虚ろでテッサの事を姉だと思ってます。
テッサはタクマを看取ってあげました。
戦いはミスリルの勝利で終わりましたが、A21に兵器を供与した何者かが戦闘を観察していました。
A21の不甲斐なさに若干の残念さを持ってますが、良いデータが取れたとも言ってます。
ミスリルの事を知っているようです、ガウルンかな?
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戦闘終了後にテッサがかなめに宣戦布告しています。
テッサは宗介に命じてアーバレストの聴覚センサーを切らせました、これで宗介には会話が聞こえなくなったようです。
テッサは宗介の事が好きになりました、お互い頑張りましょうと、かなめに向かって宣言していました。
宗介の大勝利ですね。
彼のひた向きさと優しさにテッサは惚れちゃったようですよ。
かなめはまだ、素直になれてませんね、テッサのライバル宣言にオロオロとしてますよ。
宗介はテッサの宣言が聞こえなかった筈なので惚れられているとは知りません、テッサと宗介の関係はどう変化するのでしょうね。
楽しみです。
かなめは素直に自分の気持ちを認める事ができるのでしょうか。

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