ラノベの感想) 魔法戦争 (MF文庫J)
相羽六(あいば むい)という少女が兄を追いかけています。
兄は記憶が改竄されているらしく六の事を覚えていません。
六はウィザードブレスと呼ばれる組織に所属する魔法使いです。
彼女の兄はゴーストトレーラーと呼ばれる敵対組織に拉致されて記憶を改竄されたようです。
ゴーストトレーラーの魔法使いとしてウィザードブレスの魔法使いを撃退しているようです。
六は兄を取り戻す為に勝手に追い回しているようです。
六と兄が対峙している場面に一般人の七瀬武(ななせ たけし)が遭遇したのが関係の始まりでした。
倒れている六を発見した武は彼女を学校の保険室に運びます。
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六は武に助けられたのですが、前後の記憶が曖昧だったので彼を敵だと認識しました。
意識を取り戻した六を治療する為に武は薬箱を取ろうとして止められます。
バランスを崩した六が武の上に倒れ込んで来て六とキスする事になったようですよ。
謎の美少女とキスできてしまう武はラッキースケベの神様に愛されているようだね。
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六は混乱したようだぞ、持っていた魔法の銃を撃ってしまいます。
それが武に当たってしまい武は魔法使いになる事になってしまいます。
咄嗟に撃った光の弾丸は武の額を捉えています・・・六の射撃の腕は良いようです。
お互いにキスは初めてだと分かり、これは事故としてカウントしない事に決めます。
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六は敵が送り込んだ索敵用の虫の存在に気が付きます。
魔法で動く虫のようですね。
六の前に彼女の兄が現れます。
六は一緒に帰ろうと説得していますが兄は、自分は六の兄ではない、と言っています。
十(つがなし)と呼ばれる彼には一緒に行動している仲間が居ました。
狼神(おいがみ)、蛍、牛若、という仲間が居ましたよ。
彼らは六を力ずくで連れ去ろうとしていました。
ここで武が六を守る為に彼女に味方しました。
武は正義感が強いようです。
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結界のようなもので囲まれたのですが、それを破り二人で脱出する事になります。
武は剣道部に所属していて夏休み中の練習に参加する為に学校に来ていました。
武には五十島(いそしま)くるみという幼馴染が居て彼女は剣道部のマネージャーをしています。
五十島は武の事が好きなようですが武はそれに気が付いていませんよ。
学校から出て行く武と六の姿を五十島は目撃してしまいます。
武が知らない女を連れているので不安になった五十島は二人の後を追う事になります。
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五十島の家はお金持ちのようですよ・・・凄い豪邸に住んでいます。
彼女の家は武の家の隣に建っているようです。
彼女は物凄い美少女なので、滅茶苦茶モテるそうです。
モテすぎてしまい中学生の頃に酷いストーカー騒ぎに遭ったそうです。
その問題を回避する為に五十島は武にお願いをしてきました。
武に恋人の振りをして欲しいとお願いしてきたそうです。
武は五十島の事を幼馴染として大切に思っているようなので彼女のお願いを聞いてあげる事にしました。
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六を連れて自宅に戻った武は母親と遭遇する事になります。
武は母親が見知らぬ女の子を連れてきた自分に関心を示してくれるのでは?と期待していました。
しかし母親は武のする事に感心が無いようです。
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武は家庭内に問題を抱えていました。
彼には一歳年下の月光という弟が居ます。
月光は武と違い剣道選手として有望だったようです。
しかも月光は五十島の事が好きなようですよ。
武がくるみからお願いされて偽恋人を始めると学校で武とくるみが交際しているとの噂が広がりました。
噂はくるみが積極的にばら撒いていたそうです。
それを聞きつけた月光は噂を否定しました。
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月光から問い詰められた武はくるみからのお願いを暴露する事はできないので返答に困ってしまいます。
二人は押問答のような形になったようですよ。
その時二人が歩いていた道路は車道と歩道を隔てるガードレールが存在しませんでした。
月光がよろけた時に武は月光を引っ張ろうとして目測を誤り彼を車道に突き飛ばす事になったようです。
結果、月光は車にひかれてしまい膝を怪我して剣道選手としての活動を断念する事になってしまいました。
以来、武は家での居場所が無くなってしまいました。
父親は家に寄り付かず仕事に没頭して母親は武への関心を失いました。
月光は武と会うと不機嫌になります。
武は自分の取った行動の結果を受け入れてヒッソリと暮らしていました。
事情を聴いた人々は武の所為では無いと言っているそうですが武は自分を攻めています。
武の覚えている当時の記憶も曖昧なので何らかの力が働いた可能性を感じますね。
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六は武の母親の顔に見覚えがあるのですが、誰だか思い出せませんでした。
何かあるよね?
六と武は七瀬家から鏡を通って魔法使いだけが住む平行世界に向かいました。
平行世界とと現存世界を行き来するのには大きな鏡を使うようですよ。
武はそこで四条桃花(しじょう ももか)というすばる魔法学院の学院長に出会います。
見た目は武よりも年下の女の子に見えます。
笑顔が消えると大人びて見えるんだよね。
六は桃花から勝手に十を探しに行った事を咎められていました。
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桃花はもう一人転入生が居ると言って五十島の名前を上げてきます。
武と六を追いかけて七瀬家に向かった五十島は狼神たちに見つかってしまい魔法を受けてしまったようです。
彼女も魔法使いになってしまいました。
五十島を迎えに行ったのは一氏誠(いちうじ まこと)と呼ばれる、すばる魔法学院の教師のようです。
五十島は最初、魔法使いと名乗った一氏の事を胡散臭いと思っていました。
彼が武の名をだすと態度が豹変しました、すぐに平行世界に連れて行けと言い出しました。
五十島は武が大切なようですね。
しかし残念な事に武は五十島の事を幼馴染としか思っていないようです。
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武は五十島と一緒にすばる魔法学院と魔法について教えて貰う事になります。
武は平行世界に留まりすばる魔法学院に転入しようと考えますが五十島に反対されました。
五十島は武が六と親しそうなのが嫌なようです。
現存世界に戻る事を強行に主張します。
武は五十島の気持ちを受け入れて現存世界に戻る事を決めました。
桃花には二人がすばる魔法学院に大人しく入学するしか無いと分かっているようです。
二人の事を無理に引き留める事はしませんでした。
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現存世界に戻った武に電話をするか六は悩んでいました。
彼女は電話を掛ける前に何度もシミュレーションしたようです。
六は五十島の事を見慣れている武に自分がどう見られているか考えて憂欝になっています。
武に何かあったら連絡していいか?と聞かれて嬉しくなっていました。
お互いに連絡し合う事を約束しています。
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現存世界に戻った武と五十島はゴーストトレーラーの面々に襲われる事になりました。
彼らは六を捉える為の人質として二人を使おうと考えました。
彼らは弱そうな五十島を使って武を大人しくさせようと考えます。
蛍が五十島を捕まえて彼女に悪戯しようとすると五十島の魔法が発動しました。
彼女の系統魔法は変身魔法のようです。
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五十島は少し年上のお姉さんに変身しました。
五十島は美少女なのですが貧乳です。
彼女自身もそれを気に病んでいるようです。
おっぱいが大きくなり驚いていますね。
武はお姉さんバージョンの五十島を連れて逃げる事になります。
変身が解けた時に武から普段の五十島の姿が良いと言われて彼女の懸念事項が一つ減りました。
恐らく武が巨乳好きじゃないと判明したと安心したようです。
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武と五十島は学校まで逃げてから平行世界に向かう事にします。
逃走中に武のクラスメートの伊田と出会いました。
彼は不良然とした格好をしているのでクラスの中で浮いています。
武だけは彼と普通に接しているので二人の関係は良好と言えました。
むしろ仲良しかもしれない。
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武は以前、伊田の妹とは知らいで彼女を助けた事がありました。
伊田はそれを覚えていて学校とは態度の異なる武に興味を持ったようです。
武はその出来事を忘れています。
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伊田は武が連れているお姉さんに興味を惹かれました。
彼も武と五十島が付き合っているとの嘘を信じているので意外感を覚えたようです。
困っている武を助けようとして一緒に逃げる事になりました。
武と五十島としては魔法使いになった事を教える事はできないので伊田には早々に帰って欲しいんですよね。
断り辛そうになっています。
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伊田と別れて武と五十島は学校に入っていきました。
伊田は二人の予想を超えてお節介だったようです。
ゴーストトレーラーの面々が武と五十島を追いかけて来たと分かると校内に入っていきます。
そして蛍の攻撃を受けてしまい伊田も魔法使いになってしまいました。
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伊田の系統魔法は破壊魔法でした。
彼の腕から炎が噴き出してメラメラと燃え上がっています。
ゴーストトレーラーの面々は三人で行動していました。
狼神、蛍、牛若。
牛若が系統魔法を使い六を攻撃してしまいました。
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魔法使いにはギフトと呼ばれる制約が存在しました。
所属するコミュニティーに関係なく、現存世界で系統魔法を使って相手にダメージを与えると、攻撃した魔法使いは全ての魔力を失います。
迂闊にも牛若は六を攻撃してしまい、魔力を失ってしまいます。
牛若は虫を使い武たちの居場所を探ったりしてたんだけど、途中から役立たずになってしまいました。
狼神が一人で武と六の相手をする事になります。
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武と狼神との戦いになります。
狼神は武の事を自分に似ていると徴発してきました。
武が誰にも心を開いていないと指摘してきますよ。
武にも自覚はあるようですね激しく動揺しています。
武を助ける為に六が援護に入ってきたのですが、狼神に痛めつけられる事になります。
六は牛若に攻撃されて右腕が腐り始めていました。
狼神は六の左腕を折ります、武を助けられない六は自分に失望していました。
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六が痛めつけられたので武が怒っています。
彼の系統魔法は回避魔法のようです。
六は武の魔法が強力だと感じ取っています。
六は武が魔法を使い続けると危険だと判断したようです。
武の魔法をサポートする事にしました。
六のサポートを得て武が狼神を倒しました。
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武も狼神から大きなダメージを受けていたので気絶してしまいます。
武が目覚めたのはすばる魔法学院の保健室でした。
狼神たちはウィザードブレスの魔法使いに拘束される事になりました。
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武の顔を六と五十島が覗き込んでいます。
五十島は武の事を馬鹿と罵って来ました、心配してくれたようです。
五十島は素直に気持ちを表現するのが苦手なようです。
六が五十島の事を「くるみ」と呼んでいます。
六に言わせると「五十島」は呼びにくいそうですよ。
くるみは名前を呼び捨てにして欲しくないようですが六はくるみの剣幕を華麗に受け流しています。
武は六とくるみは真逆の性格なのかもしれない、二人は仲良くなれそうだ、と期待しています。
武は過去にくるみに友達を作ろうとして失敗しています。
くるみは幼い頃から武の事しか見ていないようです。
六はくるみの友達に成れるかもしれないと期待していました。
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保健室には兵頭七海とよばれる先生が居ます。
彼女は桃花のファンのようです。
「ももたん」と呼んで心酔しているようです。
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伊田も平行世界に連れて来られて珍しそうに周囲を見回しています。
伊田は適応能力が高そうです。
魔法使いの存在を受け入れていました。
武、くるみ、伊田はすばる魔法学院に転入する事になります。
くるみも現存世界で襲われたので魔法使いの存在を認める事にしたようです。
伊田は自分には幼い妹が居るので家から通いたいと言い出しました。
桃花は彼の申し出を認めて伊田の家にすばる魔法学院と直通の鏡を設置する事を決めました。
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伊田の系統魔法は破壊魔法という制御が難しい魔法だそうです。
桃花は伊田の記憶を消して破壊魔法をギフトにより失わせる事も出来ると言ってくれます。
普通の人間として生きて行く事を勧めています・・・意外とウィザードブレスは優良なコミュニティーなのかも知れないよ。
伊田は困難に立ち向かう事に意義を見出して魔法使いとしての修行を始める事を決めました。
武は家に居辛くなっているので寮生活を始める事を好意的に捉えていました。
くるみは武と一緒ならば、後の事はどうでも良いようです。
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六に桃花からの罰則が下る事になりました。
六は高位の魔法使いだそうですが、十を勝手に探しに行って、武たちを魔法使いにしてしまった原因となった。
罰として初心者の武、くるみ、伊田と同じクラスに降格させられてしまいます。
六は三人の面倒を見る事になったようです。
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十は彼を使役している鷲頭吉平(わしず きっぺい)という人物に同行しています。
狼神たちは彼の直属の部下だそうです。
狼神たちが捕まった事を知らされても鷲頭は平気なようです。
鷲頭はウィザードブレスの魔法使いを捕まえて拷問していました。
鷲頭は人間の居ない平行世界を綺麗な世界だと考えているようです。
ゴーストトレーラーは全ての人間を消し去りたいと考えています、鷲頭はその典型のような人物のようです。
拷問に十の氷結魔法を使っていました。
記憶を改竄されてゴーストトレーラーの魔法使いになっている十は元仲間を無感情に拷問していました。
十は六と次に会った時には彼女を氷像に変えようと考えています。
本当に妹の事は忘れているようです。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2011/11/30
著者:スズキヒサシ
イラスト:瑠奈璃亜
ISBN:978-4-8401-4305-9
雰囲気:魔法使いになる、二つの世界
成分 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 策略 |
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