ラノベの感想) ソードアート・オンライン 第1巻 アインクラッド (電撃文庫)

概略:
ベータテストに参加した期待のVRMMOにサービス開始日にログインしました。そこで開発者の狂気に囚われる事になります。二年間もゲーム世界に閉じ込められゲーム攻略を目指す事になってしまいます。悲観して動けなく成る者、現実世界に戻る為に攻略に勤しむ者、色々なプレイヤーが現れます。攻略を進める内に開発者の尻尾を掴む事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2009/4/10
著者:川原礫
イラスト:abec
ISBN:978-4-04-867760-8
雰囲気:デスゲーム開始、友との別れ、食材とシェフゲット、パーティ、デュエル、殺人鬼、結婚、新婚生活、決戦、クリア
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モンスターと戦い宿に帰ろうとしているプレイヤーが二年前の事を思い出していました。
世界初のVRMMOのサービス開始日にログインしたプレイヤーがデスゲームに放り込まれました。
キリトはゲーム内で知り合ったクラインと云うプレイヤーにソードスキルのレクチャーをしていました。
クラインは宅配ピザを頼んでいた事を思い出してログアウトしようとします。
しかしログアウトできませんでした・・・早くログアウトしないとピザが届いてしまいます。
焦るクラインはGMを呼び出そうとしてましたが繋がりませんでした。
この段階ではサービス開始日なのでトラブルが出たんだろうと軽く考えていました。
ログアウトする方法を検討している二人はゲームシステムに転送されて広場に集められます。
そこにはローグインしている他のプレイヤーも集められていました。
困惑するプレイヤーの頭上にゲームマスターが登場しました。
彼は茅場晶彦と名乗っています。
キリトはこのゲームの開発者が同じ名前だったと思い出しています。
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茅場はプレイヤーをログアウト不能にして、SAO(ソードアート・オンライン)の中に閉じ込めたと宣言しました。
茅場はプレイヤーに鏡をプレゼントしてくれます。
そしてプレイヤーが頑張って作ったアバターの外装を無効化しました。
プレイヤーは鏡に映った自分の姿に困惑しています。
アバターが現実のプレイヤーの姿になってしまいました。
ここでネカマとかもバレてしまったようです、頑張ってアバターを作ったのに可哀想です。
キリトとクラインも相手の素顔を見て驚いていました。
ゲーム内で死んだ場合はプレイヤーの脳細胞をナーブギアと呼ばれる装置で焼くと言っています。
ナーブギアとはヘルメット型の装置でプレイヤーの脳をスキャンしてVRMMO世界にプレイヤーの意識を送り込んでいるようです。
脳の命令を延髄でインタラプトしてプレイヤーの脳が命じた行動をアバターにとらせているようです。
電磁波を使っているらしく電子レンジ的な使い方もできるようです。
ナーブギアを電子レンジ的に使って脳を焼くようです。
外部からナーブギアを外しても同じ事が起こると言っています。
現実の世界に帰還するにはゲームをクリアするしかないと宣言しました。
混乱するプレイヤーの中でキリトはいち早く事態を理解し行動に移る事にします。
クラインを街の外れに連れ出し、一緒に次の町に向かおうと提案しました。
ここでクラインはヒーロー的な決断を下しました。
彼には一緒に遊ぼうとログインしている仲間が居ました。
そいつらを置いては行けないと言って残る事を決めました。
キリトは大きな後悔を残して一人で旅立つ事になりました。
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短い回想を終わらせたキリトは森の中で珍しいモンスターを発見して倒しました。
モンスターの肉を手に入れます。
ラグー・ラビットの肉と呼ばれるSAOでも最上級の食材を手に入れました。
しかしキリトは料理スキルを上げていないので売りに出す事にしました。
知り合いのエギルと云うプレイヤーが経営している買い取り屋に向かいます。
ラグー・ラビットの肉を見てエギルは驚いていました。
そこにアスナと云う女性プレイヤーがやって来ました。
彼女はSAOの攻略を目指すギルドの副団長でボス戦が近いのでキリトの安否確認に来たと言っています。
キリトはアスナにラグー・ラビットの調理を依頼しました。
調理してくれれば一口食べさせてあげると持ちかけます。
アスナは半分食べさせてくれるならば調理すると言ってきました。
アスナは自室の調理器具を提供すると言っています。
キリトはアスナの取引に応じる事にしました。
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二人でアスナの部屋に向かおうとすると止めようとしてくるレイヤーが居ました。
彼はクラディールと云うギルドメンバーでアスナの護衛だそうです。
アスナは血盟騎士団の副団長をしています。
アスナは、キリトを部屋に連れ込む事に関して文句を言っているクラディールを放置して自宅に向かいました。
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アスナの自宅は品のある綺麗な部屋でした。
物凄くお高いそうですよ、無駄遣いの多いキリトでは絶対に買えない部屋だそうです。
アスナは料理スキルを最大値まで鍛えてあったのでラグー・ラビットを使った見事なシチューを作ってくれました。
二人は最高の食材を使った最高の料理を堪能する事になりました。
食事が終わるとアスナがパーティを組もうと提案してきました。
彼女は70層を越えた辺りからモンスターの行動が複雑になっているソロプレイでは危険だと言っています。
キリトは断ろうとしたのですがアスナの強引さに負けてパーティを組む事になりました。
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翌朝、攻略する階層の転移門の前だ待ち合わせる事になりました。
キリトは遅刻しない様に早めに集合場所に来ていたのですがアスナが遅刻しました。
慌てた様子でアスナが転移門から飛び出して来てキリトの上に落下してきました。
キリトは何が落ちてきたのか分からないので自分に乗っているモノをどかそうとして押します。
キリトの手に柔らかいモノが触れていますね・・・キリトの手が触っているのはアスナのおっぱいでした!!
転移門からクラディールが現れてアスナにギルド本部に戻りましょうと言ってきます。
彼の登場にアスナは驚いていました。
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話を聞くとクラディールはアスナ護衛の任務を果たす為にアスナの部屋の監視をしていたそうです。
アスナが困っている様子だったのでキリトが今日は俺の貸し切りなんだと余計な事を言ってしまいました。
激高したクラディールは決闘を申し込んできましたよ。
決闘にはいくつかルールがあり初撃決着モードと云う最初に攻撃を当てた方が勝つモードで決闘する事に成ってしまいました。
クラディールは自信があったようですが決闘はキリトの勝利で終わりました。
キリトは余裕がありますね、クラディールの武器を破壊して勝利しました。
アスナは副団長権限でクラディールに謹慎を言い渡してキリトと二人で迷宮区に向かいました。
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迷宮区で二人は順調にモンスターを狩り始めます。
ソロプレイよりもコンビプレイは快適なようでうすね。
アスナが用意してくれた昼食を食べる事になりました。
アスナが用意してくれたのはサンドイッチでした。
それに使われているソースが物凄く美味くてキリトは感動していました。
アスナはSAOで手に入る素材アイテムを使ってマヨネーズと醤油の味を再現した事を教えてくれました。
キリトは感動しています。
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二人の元にクラインと彼のギルド風林火山のメンバーがやって来ました。
キリトがパーティを組んだ事を知りクラインは喜んでいました。
相手が血盟騎士団のアスナだと分かると彼は、クライン24歳独身です、と自己紹介をしています。
アスナはSAO内では有名人なので風林火山の面々もそれぞれ自己紹介してアピールしていました。
和気藹々と話している所に疲れた様子の一団がやって来ました。
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やって来たのはSAOからの帰還を目指すアインクラッド解放軍でした。
リーダーのコーバッツ中佐と名乗るプレイヤーがキリトたちにマップデータを提供して欲しいと命じてきました。
キリトがマップデータを提供するとコーバッツは疲れている部下たちを叱咤してダンジョンの奥に進軍して行きました。
キリトとアスナは直前にボス部屋を除き全力ダッシュで逃げ出しています。
コーバッツ達が単独パーティでボスの攻略には向かったのではないかと心配になり追いかける事にしました。
ボス部屋に行ってみるとコーバッツ達は無謀にもボスに挑んでいました。
既に戦死者が出ている様子です。
コーバッツは馬鹿なのかな?無謀な突撃を部下に命じていました。
SAOはゲーム内での死がプレイヤーの死とイコールです。
目の前で人が死んで行く事が耐えられないアスナはボス部屋に飛び込みコーバッツ達を撤退させようとします。
しかしボスが強くアスナまで死にそうになっています。
キリトとクラインは死を覚悟しつつボス部屋に飛び込みました。
キリトとアスナがボスと戦っている間にクライン達が生き残っている軍のメンバーを連れ出しました。
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危機的状況に陥ったキリトはこれまで隠していたユニークスキル、二刀流を使う事にします。
スターバースト・ストリームと云う必殺技を使いボスを倒しました。
キリトのHPは全損寸前でした。
クラインはキリトが始めて見せたスキルの事を質問してきました。
キリトは出現条件が分からないユニークスキルだと説明しています。
キリトがこれまで二刀流を隠していたのは他のプレイヤーからのやっかみを恐れての事でした。
アスナがギルドを休むと言ってきました。
彼女は血盟騎士団での活動を休止してキリトとのパーティを続けたいと言ってきます。
キリトは彼女の申し出を受け入れました。
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アスナが血盟騎士団での活動を休みたいと団長に伝えに行く事になります。
アスナは何も問題無いと言って出ていったのですが血相を変えて戻ってきました。
アスナは血盟騎士団を休む事を許可してくれなかったと言っています。
団長がキリトに会いたいと言っているそうです。
キリトとアスナは血盟騎士団の団長ヒースクリフに会いに行く事になりました。
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ヒースクリフはキリトがアスナを引き抜く為の条件を提示してきました。
決闘でヒースクリフに勝ったらアスナを引き抜いて良いそうです。
負けた場合はキリトに血盟騎士団に入れと言っています。
キリトはヒースクリフの挑戦を受ける事にしました。
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ここで血盟騎士団の会計係がお茶目な行動を起こしました。
ヒースクリフとキリトが決闘する事を大々的に宣伝して入場料を取って見世物にしました。
大観衆の見守る中二人の決闘が始まりました。
クラインとエギルは最前列で応援しています。
決闘方式は相手のHPを半分以上先に減らした方が勝ちってモードで行われました。
お互いのユニークスキルでの戦いとなります。
キリトの二刀流とヒースクリフの神聖剣の撃ち合いとなります。
キリトは二刀流を使いスピード勝負を挑みました。
お互いに苛烈な攻撃を繰り返してHPを削っていきます。
キリトの攻撃があと一回当たればヒースクリフのHPが半分を切る所まで追い込みます。
キリトの攻撃が当たりそうになります。
ここでヒースクリフがシステム上あり得ない速度で動きキリトの攻撃を防ぎました。
大技の硬直時間を突かれてキリトが負ける事になりました。
キリトは何か不思議な事が起こったと困惑しています。
ヒースクリフの方は勝利したのに喜んでいませんね、キリトに何かを掴まれたのではないか、と心配しているようでした。
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負けてしまったのでキリトは血盟騎士団に加入する事になりました。
アスナはキリトとの二人パーティを認めさせたと考えているので嬉しそうです。
しかしゴドフリーと云う人事権を持つメンバーの横槍が入りました。
ゴドフリーはキリトの実力が見たいと言い出し訓練を行う事になります。
アスナはキリトはゴドフリーよりも強いぞ、と主張しましたが、副団長が規律を破って貰っては困ると言われてしまいます。
ゴドフリーはキリトとクラディールが決闘した事を知っていて二人に仲直りを促してきました。
ゴドフリー、キリト、クラディールともう一人のメンバーで解放済みの迷宮区を探索する事になりました。
緊急時の行動も見たいと言い出し緊急避難時に使う転移結晶と云う転送アイテムを回収すると言ってきます。
キリトは激しい抵抗を感じますが我儘言ってるとアスナの立場が悪くなると考えて従いました。
自分の生存を最優先にしているキリトにしては間違った判断でしたね。
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休憩時間になりゴドフリーが配った水とパンを食べる事になります。
水を飲んだキリト、ゴドフリー、その他一名は麻痺状態になってしまいました。
水を用意したのはクラディールです。
クラディールはキリトを殺すチャンスを虎視眈々と狙っていたようです。
ゴドフリーは脳筋でしたね、こうなる可能性を全く考慮していませんでした。
クラディールはゴドフリーとその他一名を殺しました。
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キリトは麻痺が切れるのを待っています。
クラディールの剣が動けないキリトを貫きます。
キリトは死を覚悟しましたがアスナを残して死ぬことは出来ないと考えなおします。
クラディールの剣を握り抵抗していました。
そこにキリトの危機を察知したアスナが駆けつけてクラディールをボコボコにします。
あと一撃でクラディールを殺せる所まで追い込みました。
しかしアスナには人を殺す事は出来ませんでした。
クラディールは泣いて謝るふりをして逆転のチャンスを狙っていました。
アスナに斬りかかってきたクラディールをキリトが貫き手を撃って殺しました。
クラディールは、この人殺し野郎、と言い残して死にました。
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アスナはキリトに謝ってきます。
キリトに人を殺させた事と危険に巻き込んでしまった事を謝ています。
アスナはもうキリトには会わないからと言っています。
キリトはアスナにキスして彼女への態度を表明しました。
おーカッコイイですねー。
キリトはアスナを守ると誓います、アスナもキリトを守ると誓いました。
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アスナはヒースクリフにクラディールに殺されかけた事と血盟騎士団を一時退団する事を伝えました。
ヒースクリフは了承したそうですが、君たちはすぐに戦場に戻ってくるだろう、と付け加えたそうです。
帰路に付き、アスナと別れる時にキリトが、今夜は一緒に居たい、と言いました。
アスナは驚いたようですが覚悟を決めたようです・・・二人でアスナの自宅に向かいました。
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アスナは緊張しているのかテンションが高めでした。
食後のお茶を楽しんでいる時にアスナが行動に出ました。
部屋の明かりを消して装備を解除して下着姿になりました。
キリトはアスナの半裸に見惚れていますね。
アスナが、キリト君も脱いで、自分だけ脱ぐのは恥ずかしい、と言ってきます。
キリトは自分の言った、今夜は一緒に居たいって発言をアスナが自分よりも踏み込んで理解したと知りました。
キリトが一緒の部屋に居たいって意味だったんだと告げるとアスナの羞恥心が爆発しました。
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キリトはSAOのシステムの細部まで知り尽くしている訳では無かった事が判明します。
キリトはSAO内ではアスナがやろうとした行為は出来ないと考えていたようです。
アスナがオプションメニューのすっごく深いところに《倫理コード解除設定》があると教えてくれました。
これは一般的に知られていない様ですね。
SAO内にはプレイヤーが経営しているその手の店は無いようですからね。
混乱中のキリトは言わない方が賢明だった事を言ってしまいます。
「・・・その・・・け、経験がおありなんです?・・・」
殴られましたが保護コードが発動して顔の直前でアスナのパンチは止まったようです。
アスナはギルドの子に聞いたんだと教えてくれました。
って事はですね、SAO内でやってるプレイヤーもいる可能性があるんだね。
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アスナは前線から離れようと言い出します。
このまま戦場に戻ると悪い事が起こる気がすると言っていますね。
キリトも疲れたと言ってアスナに同意します。
二人で22層にある森と湖があるエリアに引き籠る事にしました。
キリトはアスナにプロポーズします「・・・け、結婚しよう」
アスナは「・・・はい」と言って快諾しました。
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キリトとアスナは森の中に家を買って、のんびりとした生活を始めます。
キリトは湖で魚釣りをしていました、しかし釣れませんね。
不貞腐れているキリトに話しかけてくる人が居ました。
最初キリトはNPCかと思ったそうです。
彼はニシダと名乗りました。
SAOのプレイヤーとしては随分と歳を取っている様に見えます。
彼は自分はSAOを運営しているアーガスって会社と提携しているネットワーク運営会社の社員だと教えてくれました。
彼はSAOのサービス開始日にSAOにログインしてSAOの回線の保守を行っていたと教えてくれました。
実際にログインする必要は無いと言われたそうですが、自分の仕事をその目で見たいって性分だったのでログインしたそうですよ。
そしてデスゲームに巻き込まれてしまったそうです。
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釣りが趣味なのでこの層にやって来て釣り師をしているそうです。
魚は釣れるけど醤油が無いので刺身や煮つけが楽しめないと嘆いていました。
キリトは醤油に似たモノを持っていると言ってニシダを家に連れて行きました。
アスナはキリトの妻ですと自己紹介してニシダの持ってきた魚を調理しました。
三人で美味しい食事を楽しんでいました。
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食後にニシダがキリトと出会った大きな湖にはヌシが居ると教えてくれます。
筋力パラメータが高そうなキリトに共同でヌシに挑もうと提案してきました。
アスナが面白そうだと乗り気だったのでキリトはヌシ攻略に挑む事にしました。
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ニシダは活動的な人物のようです。
キリトとアスナがやって来る前に釣り大会を開催して二人の到着を待っていました。
多くのギャラリーに見守られながらキリトとニシダがヌシに挑む事になりました。
竿に掛かるまではニシダが担当し、途中でスイッチしてキリトが釣り上げる手筈に成っています。
キリトが見事にヌシを釣り上げると、ヌシは足が六本あるモンスターでした。
ギャラリーは逃げ出してしまいます。
キリトが武器を持ってきていなかったのでアスナがモンスターを撃破する事になりました。
アスナは変装して正体を隠していたのですが戦闘するので変装を解いたのでバレてしまいました。
アスナの周りに彼女のファンが殺到してきます。
キリトと結婚したとバレてしまい悲鳴が上がっていました。
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二人の元にヒースクリフからのメッセージが届きました。
75層のボス攻略に手こずっているそうです、既に犠牲者が出ているそうですよ。
犠牲者が出たと聞いてキリトとアスナは招聘に応じる事にしました。
ニシダに見送られて二人は血盟騎士団の本部に向かいました。
ニシダと別れる前にアスナがキリトとの馴れ初めを語ります。
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アスナはデスゲーム開始当初は自暴自棄になっていたそうです。
その後ゲームクリアを目指してひたすら強さを求め始めたそうです。
最前線に向かう途中で昼寝をしているプレイヤーに会ったそうです。
戦闘力が高いのに真面目に攻略していないその人物を注意しようとしたそうです。
その人物に今日はアインクラッドで最高の季節の最高の気象設定だから迷宮区に潜るのは勿体ないと言われたそうです。
彼に言われるままに昼寝すると安眠できたそうですよ。
アスナは彼の行動から彼がアインクラッドで生きているんだと思い知らされたそうです。
この出来事でアスナはキリトに惚れちゃったようですよ。
それからは毎晩キリトの事を思い浮かべると安眠できたそうです。
頑張ってキリトの住み家を探し出し会いに行ったそうです。
凄い熱意ですね。
アスナはキリトとの出会いは此処で過ごした二年間の意味だと言っています。
ここで得た経験は全て本物なんだと言っています。
ニシダはアスナの話を聞いて感銘を受けたようですね。
ここでの経験は貴重なモノだ人生捨てたもんじゃないと言っていました。
彼に見送られて血盟騎士団の本部があるグランザムに向かう事になりました。
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キリトとアスナはヒースクリフから衝撃的な話を聞かされます。
ボス部屋を偵察に行った偵察隊が全滅したと教えられました。
偵察隊は20人で構成されていた10人が部屋に入り10人が外で待機していたそうです。
10人が部屋に入ると部屋の扉が閉まり中に入れなくなったそうです。
ドアが開くとボスの姿は無く、偵察隊のメンバーの居なくなっていたそうです。
SAOではプレイヤーが死ぬと黒鉄宮と呼ばれる場所にある石碑に刻まれているプレイヤー名に二重線が引かれるそうです。
ボス部屋から消えたプレイヤーの名前には二重線が引かれていたようです。
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ボス攻略を停滞させる訳にはいかないと主張するヒースクリフに従いキリトとアスナは攻略部隊に加わる事になりました。
ヒースクリフは貴重な転移アイテムを使いました。
攻略部隊をボス部屋の前に転送します。
彼を先頭にボス部屋に入りボス戦が始まりました。
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これまでも25層、50層のボスは凶悪でした。
25層区切りで凶悪なボスが配置されていると予想されます。
ボスは巨大な骸骨状のムカデでした。
攻略パーティは高レベルプレイヤーで編成されていたのですが一撃で死んでしまうプレイヤーが現れます。
ボスの攻撃は重く一人では防御できそうもありません。
キリトとアスナは二人でなら攻撃を受けきれる事に気が付きます。
キリトとアスナはコンビプレイでボスへの攻撃を開始しました。
ヒースクリフは流石ですね、単騎でボスの攻撃を受け止めています。
クラインやエギルたちも上手く動いて有効な攻撃を加えていきました。
全員の頑張りによってなんとかボスを倒す事に成功しました。
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ヒースクリフを除く参加者は疲労困憊で床に座っています。
何人死んだとのクラインと問いかけにキリトは14人死んだ、と答えました。
エギルは嘘だろ、と項垂れています。
まだこの上に25層も攻略すべき階層が残っています。
このままのペースで攻略が続くと最後のラスボスと対面できるのはたった一人って事に成りかねません。
一行は暗いムードに陥っています。
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キリトは一人だけ立っていて疲れ果てている攻略メンバーを愛おし気に見つめるヒースクリフに気が付きます。
彼の表情を見ていたキリトが恐ろしい可能性に気が付きました。
キリトはデスゲームを仕掛けた茅場晶彦がどこからSAOを観察しているのか不思議でした。
外からゲームを観察する事はつまらない、近くから観察するのが正解だ、との考えに至りました。
キリトはヒースクリフとのデュエルでの出来事を思い出します。
ヒースクリフはHPが半分になりそうな場面でシステム的にあり得ない動きをしました。
これがヒントになったようです。
.
キリトはヒースクリフに攻撃を仕掛けました。
攻撃が当たりヒースクリフのHPが半分を切ろうとしています。
そこにシステムメッセージが表示されました。
【Immortal Object】システム的不死?
このメッセージは周辺に居たプレイヤーに目撃されてしまいます。
キリトはヒースクリフに向かい茅場晶彦だな?と問いかけます。
茅場は素直に認めました。
自分こそがラスボスで最上階でやってきた攻略者を迎え撃つ計画だったと告げます。
.
血盟騎士団の団員が裏切ったな、と激高して攻撃を仕掛けます。
茅場はシステムを使いキリト以外のプレイヤーを麻痺状態にしました。
一人だけ動けるキリトに自分の正体を見破ったご褒美をくれますよ。
この場で茅場を倒せればゲームクリアになると言っています。
アスナは一度離脱して再戦を訴えますがキリトは茅場の挑戦に応じる事にしました。
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茅場は二刀流はSAOの中で最速の反応速度を持ったプレイヤーに付与されたと教えてくれます。
二刀流を持っているプレイヤーが最上階まで到達してラスボスである自分と対決するってシナリオだったそうですよ。
しかしバレちゃったのでこの場でそれを実現する事にしたそうです。
キリトは対戦を始める前に茅場にお願いをしています。
もしも自分が死んでも一定期間アスナが自殺できないようにして欲しいと言っています。
キリトはアスナだけには死んで欲しくないようですね。
凄く我儘な要求をしています、茅場は快諾します。
キリトはエギルとクラインに別れを告げています。
エギルは自分の稼ぎを使って中層で頑張っている剣士の育成をしていたそうですよ。
彼なりにゲーム攻略に向けて裏から協力していたようです。
キリトは始まりの街でクラインを置いて行った事を詫びます。
クラインは許さない、現実世界に帰還してメシを奢れと泣きながら要求してきます。
良い奴ですね。
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キリトとヒースクリフの決闘が始まりました。
キリトはソードスキルは茅場が設計したので彼には通用しないと考えて通常攻撃を使っています。
茅場が防戦一方になったのでソードスキルを使ってしまいました。
茅場はソードスキルを受けきり硬直したキリトを切り伏せようとしてきます。
斬られる瞬間、キリトの前にアスナが立ちふさがりました。
麻痺状態のアスナが動けた事に茅場は驚いています。
アスナはキリトを守れた事をに満足して消えていきました。
.
アスナが死んでしまったのでキリトは自棄になりかけます。
キリトは茅場の攻撃を受けてHPが全損しそうになっています。
キリトの思考が加速されているようです、HPが全損する直前に攻撃に転じました。
アスナを殺した茅場を倒すとの強い思いから攻撃に転じたようです。
茅場はキリトに攻撃された事に驚いたようですが満足していたみたいです。
キリトの攻撃は茅場のHPを全損させました。
ゲームはクリアされました、とのアナウンスが響き渡ります。
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キリトはアインクラッドを見下ろす空中に居ました。
後ろからアスナの声が掛かります。
キリトはアスナに自分も死んでしまった事を謝っています。
二人の隣に茅場晶彦が登場しました。
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茅場はゲームがクリアされた事と、SAOに囚われていた生き残りのプレイヤーのログアウトが完了した事を教えてくれます。
茅場はSAOを作った理由を教えてくれました。
彼は幼い頃から空中に浮かぶ巨大な城を夢想していたそうです。
現実のあらゆる枠や法則を超越した世界を作り出したくてSAOを作ったそうです。
茅場は今でもどこかの別世界に、空に浮かぶ巨大な城が存在すると思っているそうです。
キリトとアスナはそうだと良いなと同意しています。
茅場のしかけたデスゲームは認められないが、彼が作り出した世界は認めているって事かな?
茅場はゲームクリアおめでとう、キリト君、アスナ君、と言って去って行きました。
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キリトとアスナはお互いに素性を明かし合い消える瞬間を待つ頃になります。
「桐ケ谷・・・桐ケ谷和人。多分先月で16歳」
「年下だったのかー。・・・わたしはね、結城・・・明日奈。17歳です」
アスナは一緒に暮らせて幸せだった、愛しています、と言って消えていきました。
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キリトは病院のベッドで目覚めまし。
死んだと思っていたので最初は混乱したようです。
茅場が「ゲームクリアおめでとう、キリト君、アスナ君」と言っていた事に思い至りアスナも生きていると確信したようです。
キリトはアスナに会う為に動き出します。
キリトは全裸で特殊なベッドに寝かされていました。
全裸で動き回るわけにはいかないので診察衣を羽織ります。
二年間も眠っていたので筋肉が落ちていて着るのに苦労していました。
キリトはアスナに会う為に病室のドアに向かって踏み出しました。
茅場は相討ちになったキリトと直前で死んだアスナも帰還させてくれました。
彼は約束を守る男のようですしサービス精神も旺盛なようですから他のプレイヤーも帰還できたと思われます。
クラインやエギルと現実で再会する事はあるのでしょうか?
キリトはアスナに会えるのでしょうか?
.
成分美少女戦闘戦略恋愛ラッキースケベ
評価BAAABAAAAA
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