ラノベの感想) 新約 とある魔術の禁書目録 第20巻 (電撃文庫)

概略:
アレイスターがコロンゾンに憑依されているローラを学園都市に封じました。アレイスターは学園都市を放棄してコロンゾンを閉じ込める為に使う事を決めました。アレイスターは当麻、一方通行、他数名を引き連れてイギリスに向かいました。目的はコロンゾンを倒す為の秘密兵器が眠るロンドンを訪問する事でした。イギリスに対して恨みを抱くアレイスターは容赦がありませんでした。ローラが学園都市に封印されて指揮系統が混乱している清教派に対する遠慮が無かったぞ。混乱を極めるイギリス側は場当たり的な対処を強いられる事になりました。戦場の空気感が醸成されてしまい悲劇に繋がっていきます。

レーベル:電撃文庫
発行日:2018/6/9
著者:鎌池和馬
イラスト:はむらきよたか
ISBN:978-4-04-893871-6
雰囲気:アレイスターvsイギリス、観察する一方通行、使われる当麻、役立つ浜面
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アレイスターはコロンゾンに憑依されているローラ=スチュアートを封印する為に学園都市を放棄しました。
彼女の頭を踏みつけにしてアスファルトの中に埋めてしまいました。
彼女はアレイスターの娘なのですがコロンゾンを倒す為の時間稼ぎと割り切ったようです。
この段階で既に学園都市に暮らす250万人に大迷惑を掛けていますね。
アレイスターが放棄する事を決めたので学園都市の関係者は散り散りになる事になりました。
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イギリスに向かう一方通行(アクセラレータ)は打ち止め(ラストオーダー)との別れを済ませる事になっています。
それを注目していたのは番外個体(ミサカワースト)でした。
彼女はアクセラレータとラストオーダーの別離シーンでアクセラレータがデレ顔を晒す事を期待していました。
しかしアクセラレータは簡単にデレる人ではありませんでした。
怪我しないでね、と心配するラストオーダーとクールな別れ方をしています。
「心配すンな。必ず戻る」「うん」
アクセラレータはカッコいいよね!!
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当麻はインデックスとオティヌスが同行するので呑気に出発の時を待っていました。
浜面と滝壺はイチャツイテ居ますね。
ネフテュスと娘々(ニャンニャン)の魔人も同行するので滝壺が嫉妬していますよ。
浜面は随分と幸せな空間に居る様です。
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土御門の助けを借りてエジプト近郊でアレイスターの娘リリスと彼女の世話をするミナ=メイザースを降ろす事になります。
土御門はキャンピングカーを用意してくれていて二人はそこでアレイスターの帰りを待つ事になるようです。
土御門は自分の家族を守る為にアレイスターとは別行動になりました。
烏丸府蘭はコロンゾンに操られていたのでアレイスターに同行し戦う事を決意しました。
アレイスターと共にイギリスに渡るのは当麻、アクセラレータ、インデックス、オティヌス、府蘭、浜面、滝壺、ネフテュス、娘々になるようです。
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アレイスターはイギリスを攻略するにあたりクロウリーズ・ハザードと呼ぶ化物を解き放ちました。
これは起こり得たアレイスター=クロウリーの可能性を具現化した存在のようです。
解き放った数が多過ぎた事がイギリス側を窮地に陥れました。
53ある連邦の全てでクロウリーズ・ハザードが暴れ回る事になりました。
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ドーバー海峡からイギリスに上陸したのですが、ここで浜面、滝壺、ネフテュス、娘々、と逸れてしまいました。
府蘭が気球を飛ばして上空から探索したのですが浜面たちは賢すぎました。
地上でフラフラしていると不味いと考えた彼らは止めてあった車を盗み乗り込みました。
携帯電話の電源も切っていたのでGPSでの追跡もできません。
盗んだ車でアレイスターの目的地であるロンドンを目指す事に決めてしまいます。
合流する為に戦場でウロツクよりも目的地に向かった方が合流の可能性は高いと考えています。
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ドーバー海峡は既に激しい戦闘状態に陥っていました。
海から迫ってくる大量のクロウリーズ・ハザードを打倒す為にイギリス清教は大兵力を投入していました。
ローラが不在なので騎士派の重鎮であるホレグレス=ミレーツが指示をだしていました。
この人は結構向け目が無い人の様です。
ローラが不在なのを利用して邪魔な清教派の戦力を削ごうと考えていました。
彼はイギリス途上主義の人のようですね。
外様である天草式十字凄教とアニェーゼ達ローマ成教からの転向組を最前線に投入していました。
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ロンドンは三重四色と呼ばれる結界に覆われています。
これを解くためにアレイスターは合理的な手段に出ました。
幻想殺し(イマジンブレイカー)を持っている当麻をワザとイギリス側に捕まえさせます。
アレイスターは当麻の事をスタンガンで気絶させて放り出しました・・・酷いですねー。
当麻は捕虜としてロンドンに運ばれて行く事になりました。
アイレイスターは当麻が内部から三重四色を破壊してくれる事を期待していました。
当麻が居なくなったのでインデックスと府蘭はアレイスターの元から離れて捜索に向かいました。
府蘭の気球を使い二人で空中から当麻を探していました。
アレイスターの元にはアクセラレータだけが残っています。
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アレイスターは騎士派のトップであるナイトリーダーと神裂火織を相手にする事になっています。
二対一の不利な戦況の様に思われましたがアレイスターの圧勝でした。
ナイトリーダーと神裂は魔術を使っているのですが、それの礎となっている理論を構築したのはアレイスターでした。
アレイスターには彼らの使う魔術に介入して無効化する事ができました。
開発者なので脆弱性を熟知しているので介入できてしまうようです。
神裂たちは負けそうになっていました。
ナイトリーダーと神裂はイギリスを守る為に戦っていました。
アレイスターはコロンゾンを倒す為の手掛かりを入手したいだけです。
イギリスを掌握している一派のトップ(ローラ=スチュアートね)がコロンゾンに憑依されている状態です。
イギリス側はコロンゾンの為に戦っている図式となっているのですが誰もそれを知りません。
教えてあげれば話し合いの余地はありそうなんですがイギリス側にはその余裕がありませんでした。
アレイスターの側は最初からイギリス側に理解を求めようとの意思はないようです。
イギリス時代に酷い目に遭わされた経験からイギリスを信じていないようですよ。
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アレイスターの前にクリファパズル545という人造悪魔が登場しました。
彼女はグラマラスな体形で古新聞を体に巻き付けて衣装にしています。
フザケタ格好をしていますがコロンゾンが用意していた対アレイスター用の秘密兵器でした。
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当麻はアレイスターの思惑通りに捕虜として処刑塔(ロンドン塔)に連行される事になりました。
尋問される事に成った当麻はズボンを脱いで靴下を裾の中に入れて即席の打撃武器を作り待ち構えます。
やってきたのはオルソラ=アクィナスでした。
当麻はオルソラの前で恥ずかしい痴態を晒す事になりイジケテいます。
知り合いに出会えた事で助かるかもしれないとの期待を抱きました。
オルソラが尋問するならば酷い事にはならないだろうと思っていたようですが彼女はただの案内人でした。
尋問室で待っていたのはステイル=マグヌスでした。
ステイルは危機的状況のロンドンでインデックスをほっといて単独行動している当麻に怒り心頭の様です。
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ステイルは凄く凄く嫌らしい方法で尋問してきました。
当麻の幻想殺しを警戒して魔術的な要素の無いベルトで椅子に手足を縛り付けて尋問を始めます。
肉体的なダメージを受けていると錯覚させる魔術を使い尋問してきました。
肉体的にはダメージを受けていないので死ぬことはありません。
延々と痛みの世界が続く事になっていました。
ステイルは油断したのか当麻を拘束した状態で席を外して新たな拷問道具を取りにいったようです。
一人で呻いている当麻の元に助っ人がやって来てくれました。
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インデックス、府蘭と共に当麻を探しに来ていたオティヌスがやって来ました。
捜索中にオティヌスは鳥を捕まえて使役し飛んできてくれたようです。
処刑塔の警備は人間用のモノだったので小さなオティヌスは隙間を通って侵入できたそうです。
オティヌスは小型のナイフのような物を持って来ていてそれを使い当麻の拘束を解いてくれました。
当麻はオティヌスの助言に従い処刑塔から逃げ出す事にしました。
その過程でロンドンを守っている結界である三重四色を幻想殺しを使い破壊しました。
これによりアレイスターはロンドンに向かう事ができるようになります。
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アレイスターは唯一同行しているアクセラレータに助言をしていました。
いつでも自分のタイミングで離脱してくれと言っています。
学園都市の外でならば自由に新たな人間関係を形成できるのではないか?と助言しています。
アクセラレータはあくまでもアレイスターの行く末を観察するつもりの様でした。。
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ロンドンに向かっている浜面、滝壺、ネフテュス、娘々はアニェーゼ部隊の隊員を拾う事になりました。
浜面は異国の地で車泥棒を働いているのでビクビクしていました。
英語を理解できない浜面はシスター達の剣幕にビビりまくっています。
クロウリーズ・ハザードが迫ってきているので彼女たちを車に乗せてロンドンに向かう事になりました。
多くのシスターたちが車の屋根に乗ってきましたよ。
部隊のリーダーらしいシスター・アガターが運転席の窓から身を投げ込んで来て浜面の膝の上に乗りました。
アガターはおっぱいが大きいようですよ、浜面は体感的には嬉しいけど精神的には苦しい状況に陥ります。
浜面にアガターのおっぱいが密着している事に対して滝壺が激しく嫉妬していました。
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浜面は嬉しくも苦しい状況で車を運転してロンドンに向かう事になりました。
途中でタイヤが溝に嵌り動けなくなります。
クロウリーズ・ハザードが迫ってきているので浜面はシスターたちに逃げるように指示しました。
彼女たちは助けられた恩を返す為に車を押して動ける状態にしようとしてくれました。
何とかクロウリーズ・ハザードに追いつかれる事無く発進する事ができました。
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当麻が脱走した事により処刑塔は厳戒態勢となってしまいます。
非戦闘員のオルソラは女子寮に戻るように言われてしまいました。
帰る途中でオルソラは処刑塔に拘留されているキャーリサ王女から的確なアドバイスを受けました。
キャーリサに戦時下に置いて民衆の間から湧き上がってくる戦意は怖いモノだと教えられます。
キャーリサは平常時の心を忘れるなと言っていたように思われます。
彼女イイ女だよね・・・獄中から出て再び活躍する日は来るのでしょうか?
オルソラがキャーリサのアドバイスを的確に捉えていれば問題は起きなかったんだよね。
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ロンドンでは霊装を地脈に繋いだ事でエジプトが再現される事になっていました。
スフィンクスやピラミッドが現出されていました。
逃げ出した当麻とオティヌスは安全な場所を求めて彷徨う事になってしまいます。
オティヌスとしてはロンドンで当麻と二人きりの状況に浮かれています。
どこかの店に入ってロンドンでの思い出を作りたいなと考えていました。
しかし現実は残酷です・・・当麻の所持金は72円しかありませんでした。
当麻は知り合いと遭遇する事を期待しています。
当麻の口から上がった知り合いの名前が女の子ばかりだったのでオティヌスの機嫌が悪くなっています。
イギリスでの男性の知り合いには好戦的な人物が多過ぎて当麻は会いたくないと考えていました。
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逃走中の当麻はドーバー海峡で出会った女性騎士に追われる事になります。
逃げている途中で霊装を配達しているバードウェイとレッサーの乗るスクーターにひかれました。
当麻を追っていた筈の女性騎士は当麻の事を解放してくれます。
女性騎士はバードウェイとレッサーの事を魔術犯罪者と認識しています。
二人は逃げ出そうとしていました。
そこに空からインデックスが降ってきてバートウェイの上に着地しました。
バードウェイはうつ伏せで大の字になってしまいます。
当麻はバードウェイの運んでいた霊装を破壊します。
バードウェイはミレーツ卿に取り入ろうとしていたようですが当麻の顔を見たことで考えを変えたようです。
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女子寮に戻ってきたオルソラは自分にできる事を始めます。
アニェーゼ達が大英博物館に集合していると分かると彼女たちの為に夜食を作り持っていく事にしました。
この辺まではまだ普段のオルソラのようでした。
オルソラは厳戒態勢下のロンドンを料理を積んだ車を運転して大英博物館に向かいました。
途中で霊装やクロウリーズ・ハザードに襲われたりはしませんでした。
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大英博物館の中は緊迫した空気に包まれていました。
オルソラは明るい声を出して夜食を持ってきた事を告げています。
彼女の存在に気が付いたアニェーゼ達はオルソラに感謝していました。
オルソラはアニェーゼに向かって戦時下で自分が役に立てていない事を吐露します。
アニェーゼはオルソラの悩みに気が付いているようでしたが、言葉を濁してオルソラを労わろうとしました。
オルソラはアニェーゼが自分に対して言葉を濁してくれた事を察してしまいます。
オルソラの中で徐々に戦時下でも役に立ちたいとの気持ちが強く成って行きます。
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タイミングが良いのか悪いのか?対クロウリーズ・ハザード用の霊装がオリアナ=トムソンによって運び込まれました。
オリアナが運んできたのは『神威混淆(ディバインミクスチャ)』と呼ばれる十字教への信仰が揺らぐ霊装でした。
この霊装は知らないモノを自分の知っている知識で置き換えて理解をはかるモノのようです。
一神教の十字教を信仰するアニェーゼ達には手に取るのが難しい霊装でした。
この霊装を手に取ればクロウリーズ・ハザードに対抗できる可能性があります。
しかしそれによって自分の十字教への信仰に他の神への信仰が混ざってしまう可能性がありました。
アニェーゼは部隊の長として自分が手にするしかないと考えていました。
オリアナはアニェーゼ達を追い込んでいるとの自覚があるので逃げ道を用意しました。
神威混淆を手に取らない事を選択する方法もあると示唆します。
オリアナは自分が手に取ろうと考えていました。
しかし一番早く神威混淆を手にしたのはオルソラでした!!
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オルソラは自分には備わっていない戦闘力を手に入れる為に神威混淆を手にしてしまいました。
オルソラはクロウリーズ・ハザードに対抗したかった訳ではありません。
彼女はアニェーゼ達と暮らす女子寮を守りたかっただけでした。
神威混淆を手にしたオルソラの姿が変貌します。
全裸にゴールドのアクセサリーを付けただけの姿に変貌して大英博物館から飛び出して行きました。
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浜面はロンドンに入ってから大英博物館の前でアガターに車を止められたので待機状態に入っていました。
飛び出して行ったオルソラを追いかけて飛び出してきたアニェーゼに早口の英語で質問されて震えています。
そこにアガターがやって来て朴訥な顔をしているけど自分たちの部隊をここまで運んでくれた恩人だと紹介していました。
浜面は頑張った甲斐があったねシスター達に高評価を得ています。
盗んだ車で逃走してたんだけど、それはバレていないようです。
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当麻とアレイスターが合流して変貌したオルソラを追う事になりました。
オルソラは空を飛んでいます。
空中からの砲撃を行われると厄介なので当麻たちはオルソラを地下鉄の構内に誘い込んで倒そうと考えます。
予定通りにオルソラが追いかけてきました。
地下鉄の坑道内は真っ暗でした。
当麻はオティヌスと行動を共にしています。
彼女の助言に従い携帯のライトを細かく点灯させて状況を把握しながらオルソラの事を探していました。
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オルソラの装備したディバインミクスチャは植物系の能力を持っていました。
地下鉄の坑道内に根を張り全方位の視覚を得ていました。
アレイスターが頭を使っています。
オルソラの張り巡らせた根を掘り返して彼女の視覚を奪い直接視認する為に出てきたところを攻撃したようです。
しかしオルソラの攻撃はアレイスターの考えているモノとは性質が異なったようです。
大きなダメージを受けてしまいました。
当麻は倒れているアレイスターを発見しました。
攻撃を受けたアレイスターは物理攻撃ではないと助言してくれます。
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当麻はディバインミクスチャが意思疎通を阻害して攻撃力に転化している事に気が付きました。
オルソラの事を恐れないで彼女を言葉で説得する事が攻略の鍵でした。
当麻はオルソラに近づいて行き彼女の説得を試みます。
オルソラは平常時の様にほんわか笑顔で攻撃してきています、とても怖いですね。
オルソラの事を怖がらなければ彼女の攻撃でダメージを受ける事はありませんでした。
当麻はオルソラの目の前に立ち彼女の顔を見つめながら説得していました。
当麻はどんな状況に置かれても暴力に訴える事無く言葉の力で意思疎通を図ろうとしていたオルソラの事を最大最強に「わがまま」だと言っています。
そんな強い彼女が自分の強さを捨ててしまうのは哀しいと訴えました。
オルソラは当麻の真摯な説得によって自分本来の立ち位置を取り戻しました。
当麻が鉄拳ではなく言葉によってオルソラ(イシス=デメーテル)を倒しました。
幻想殺しによってイシス=デメーテルの霊装を破壊しました。
オティヌスがオルソラの事を高評価しています。
「・・・強いな。イイ女じゃないか、シスター」
.
学園都市は機能停止状態になったので美琴たち常磐台中学の面々はインドネシアのバリ島に逃げてきていました。
美琴は佐天や初春とも一緒に行動したかったようですが二人の家族が迎えに来たので別行動になっています。
美琴に海外赴任中の父親から国際電話が掛かってきました。
彼は国内に留まっていて欲しかったと言っています。
世界の沸点が下がりそうなのでなるだけ早く大使館や領事館に駆け込んでくれと言っています。
イギリスはまずい、ロンドンは絶対にダメだと追加しています。
ここでハプニングが起こりました。
彼の目の前を裸の金髪美女が通ったようです。
日本の高校生のようなツンツン頭羨ましいな、と呟いています。
失言に気づいた父親がママには絶対内緒な、と言い訳している途中で通話が切れました。
アプリの番号表示を見ると、イギリスのロンドンから掛けてきた事が分かりました。
美琴はツンツン頭の高校生が当麻だと直感したようです。
彼女はロンドンに向かうつもりの様ですね。
一緒に行動している食蜂操祈に「アンタ絶対についてくんな。いいか絶対にだ!!」と念押ししていました。
食蜂は「えと、何かの前フリ?」と返しているので付いてくるんだろうなー。
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イシス=デメーテルが敗れた事でアレイスターの目的を阻む者は居なくなります。
当麻に大ピンチがやって来ました。
イシス=デメーテルになっていたオルソラは全裸にアクセサリーを付けているだけです。
目のやり場に困った当麻はオルソラに学ランを貸してあげます。
オルソラは世にも珍しい裸学ランとなっています。
真冬のロンドンなので当麻は寒そうにしていましたがオルソラは平気そうです。
オティヌスも水着のような衣装しか纏っていないので魔術関係の女性陣は寒さ耐性が高いのかも知れません。
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アレイスターと別れて別行動を取っていたアクセラレータはホレグレス=ミレーツを仕置きして八つ当たりを行っていました。
ロンドンの混乱をデザインしたのはミレーツです。
彼は相当高価な装備を纏っているようですね。
アクセラレータに殴られても生きています。
アクセラレータは中々死なない良い八つ当たり対象が手に入ったと言っています。
ミレーツはアクセラレータの気晴らしに付き合わされる事になりました。
悪だくみしていた悪党なので同情はできないね。
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アクセラレータが辛うじて生きているクリファパズル545と遭遇しました。
アクセラレータは魔術に関する知識を補う為にクリファパズル545と契約する事にしました。
必要な場面で魔術を使え、意味不明な問題にぶつかった場合は必要なだけ異形の知識を貸せ、役に立つ間はクリファパズルの命をアクセラレータが保証する契約を結びました。
アクセラレータが魔術戦力を手に入れたようですよ。
強い人が更につよくなちゃった感じですね。
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アレイスターは目的地だったウェストミンスター寺院の墓地に向かいました。
そこに葬られているサミュエル=リデル=マグレガー=メイザースの死体に用があるんだそうです。
メイザースの命令によってコロンゾンはアレイスターを狙っています。
メイザースの死体を介してアレイスターが命令を下す事によりコロンゾンを操ろうと考えていました。
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アレイスターがメイザースの墓所を掘り返し始めます。
当麻は強い忌避感を感じて手が出せないでいました。
流石はアレイスターです故人の墓を暴くのにも何の躊躇も感じていないようですよ。
腐った棺の中からメイザースの死体が出てきました。
白骨化していますがアレイスターには違和感が感じられました。
アレイスターは慌て始めます、この死体はメイザースのモノではないと言い出しました。
そこに足音が聞こえてきました。
振り返るとスコットランドの軍服を来た人物が立っていました。
アレイスターは掠れる声で「・・・めい、ザース・・・???」と呟きます。
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驚きですね!!
良いですかこんな事があっても。
アレイスターが殺したはずのメイザースは生きていました。
メイザースは「アレイスター、貴様の娘は救われるべきではなかったよ」と言い放ちました。
メイザースはアレイスターが娘を救い出した事で復讐者をやめてしまった事が不満なようです。
不出来な弟子と罵っています。
メイザースはアレイスターが壊滅させた筈の『黄金』の重鎮も蘇らせていたようです。
メイザースは自分にはできるのに他人にはできないと考えるのは、誰でも自由に開発できる魔術という技術体系の基本に反するよな?と言っています。
メイザースは黄金の人材を含めた全ての成果物をぶつけてアレイスターを倒すと言っています。
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そこにアクセラレータが登場しました。
彼はメイザースのやり口が気に入らないようです。
当麻もメイザースの吐いたアレイスターの娘は助かるべきではなかったって言葉を聞いて彼を敵と認識しています。
当麻とアクセラレータはアレイスターを助ける事にしたようです。
「アレイスターは一人ぼっちじゃない。ヤツの成果物はここにいる!!」
黄金と学園都市の正面衝突が始まるようです。
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美琴と操祈がロンドンにやって来るとなると学園都市側の戦力も向上しますね。
どうなるのでしょうか?
魔術と科学の激突かー、とても楽しみですね。
当麻は美琴に裸の金髪美女の事を追及されそうですね。
会って早々に電撃を喰らうのだろうか?
オルソラは正直に助けて貰った事をペラペラ喋りそうですよ・・・美琴や操祈が激しく嫉妬しそうですよね。
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成分美少女敵戦力科学魔術幻想殺しラッキースケベ
評価AAAAAABAAABAAA
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