ラノベの感想) ソードアート・オンライン 第21巻 ユナイタル・リングI (電撃文庫)

概略：
キリトたちはＡＬＯからユナイタル・リングというＶＲＭＭＯに強制転送されてしまいます。そこはプレイヤーが工夫して生き抜く事を目指す世界のようです。転送時に一緒にいたキリト、アスナ、アリスは生き残る為に動き始める事になりました。攻撃力が低下したキリトはリーファを助っ人として引き入れる事になりました。別な場所では一緒に転送されたリズベット、シリカ、ユイが奮闘する事になっています。ユイがＨＰを付与されてプレイヤーになってしまいます。キリト、アスナ、アリス、リーファは他のプレイヤーに襲われて危機的状況に陥ってしまいます。

レーベル：電撃文庫
発行日：2018/12/7
著者：川原礫
イラスト：abec
ISBN：978-4-04-912211-4
雰囲気：強制転送、サバイバル開始、生産系スキル、ＮＰＣ、ＰｖＰ、旧友との再会
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キリトがＡＬＯの森の中の家にログインしているとアリスがやって来ました。
暫くするとアスナもやって来ました。
リズベットとシリカがユイを連れて定点狩りをしているのでそれを教えようとしていました。
そこで異変が起こってしまいます。
地震の様な揺れを感じましたが浮遊城アインクラッドに何かがあったと気が付きます。
外を見るとアインクラッドがいくつかに割れて落下中である事が判明します。
このまま地面に激突すると自分たちは勿論、森の家も破壊されてしまいます。
アスナはキリトとアリスを促し落下中の岩塊を意図的に柔らかそうな地盤に落す事にします。
アスナの咄嗟の好判断により森の家は半壊状態で地面に着陸する事ができました。
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ステータスウィンドウを確認するとＡＬＯとはデザインが異なり違う項目が表示されていました。
三人は自分たちがＡＬＯとは別のＶＲＭＭＯに転送された事を悟りました。
半壊状態の森の家が翌朝には倒壊してしまう事が判明しました。
三人は目的を森の家の修復に定めて行動を開始する事になりました。
三人は武具を装備していない状態で転送されました。
キリトは自分の愛剣を装備しようと試みましたが装備重量がオーバーしていて装備できませんでした。
それならばとキリトは防具などの装備品を全て解除して剣を装備してみる事にしました。
アスナとアリスの前でパンツ一枚に成れるくらいには二人との親密度が高いのね。
良かったよね・・・親密度が低い女性プレイヤーと一緒だった場合は取れない行動だよね。
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良いアイディアだと思われましたがキリトは愛剣を装備する事ができませんでした。
しかも一度脱いだ装備品を再び装備しようとすると装備重量がオーバーしてしまいました！！
キリトは装備可能な低位の装備品を入手するまでパンツ一枚で過ごす事になってしまいます。
流石に女の子のアスナとアリスはキリトと同じ行動は取ってくれませんでした。
ちょっと残念だよね・・・
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キリトは転送されて来たこのゲームが生き残りを目指すサバイバルゲームだと理解しました。
できる事から試していき、生産系の熟練度を上げる事になりました。
本格的に行動を開始する前に一度ログアウトして夕食を摂る事になりました。
キリトが覚醒すると直葉がお腹の上に乗っかっていました。
夕食ができたと呼びに来てくれたようですが、キリトが中々覚醒しないので非常手段に出たようです。
それにしても羨ましい関係ですね。
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夕食後にキリトは直葉（リーファ）を用心棒として巻き込む事にしました。
彼女はＡＬＯで問題が発生した時点ではログインしていなかったので状況を知らないようです。
急かすキリトに驚きながらキリトのベッドに並んで寝転びログインする事になりました。
ログインしたリーファはキリトのパンツ姿を見て笑い転げていました。
状況を説明するとリーファは用心棒を引き受けてくれる事になりました。
この段階で転送されたゲームがユナイタル・リングと呼ばれる事が分かりました。
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アスナは徹夜でログインし続けるか迷っていました。
母親にログインしている事がバレると不味いそうです。
ここでキリトがアスナを助ける事になりました。
キリトはアスナの兄である浩一郎君と親しくなっていました。
浩一郎は母親に内緒で回線を１本引いているそうですよ。
キリトが浩一郎に頼んでアスナにその回線を使わせる事になったようです。
アスナは、キリトが兄の事を浩一郎くんと呼ぶのがいつまで経っても慣れない、と言っています。
キリトは浩一郎から浩一郎くんと呼んで欲しいと頼まれたそうです。
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同じようにＡＬＯをプレイ中に転送されたリズベット、シリカ、ユイも少しずつ状況を把握していました。
この辺は流石ですねサバイバル力が高いです。
三人はログアウトするのに安全な場所を作ろうとしていました。
驚くべき事にユイにＨＰなどが付与されて彼女は普通のプレイヤー扱いになっていました。
プレイヤーになれたユイは喜んでいました。
マイナス面もありユイはＡＬＯ時代のようなシステムを観察する能力が失われていました。
検索能力は失いましたが豊富な知識を持っていたのでリズベットとシリカを助けていました。
三人は拠点を作ろうとしている場所の近くでＮＰＣの一団に遭遇する事になりました。
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初めて聞く言語だったので彼らが何を言っているのか理解できませんでした。
しかし少しの間彼らの言葉を聞いていたユイが言語の構造を理解したようです。
基本的には日本語で暗号の様なものがかかっているので聴き取れないと言っています。
ユイが暗号を解いて彼らの言葉を理解できるようになりました。
ユイに通訳してもらいＮＰＣと意思疎通を図る事になりました。
三人は彼らの集落に案内される事になりました。
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キリト達は森の家を直す為に必要な素材作りを始めました。
一時的な救済措置でＡＬＯでの装備品を装備した状態だったプレイヤーは装備重量が計算されないようです。
時間制限が付いていて時間が来ると装備できなくなってしまいます。
リーファの救済措置時間が失われる前に木こりをして貰う事になりました。
大木を何本も切り倒して木の板を作成する事になりました。
アスナが大工道具に詳しい事が判明します。
文明レベルが低い状態なので現代の大工道具は存在しません。
ですので古代人が使っていた製法を使う事になりました。
これも博識なアスナが知っていました。
文明の利器が使えない状態に一緒に放り込まれるなら博識な美少女に限るな本当に・・・
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問題もあり大きな音が発生してしまいました。
音に釣られて巨大な熊に襲われる事になってしまいました。
ここでキリトがザ・シードシステムに習熟しているところを見せてくれました。
通常は運ぶのに苦労しそうな丸太を各人のアイテムストレージを介してトレードする事にします。
キリトはアリスの背中を借りて屋根によじ登ります。
女の子を踏み台にしちゃうキリトさんすげー。
アスナ、リーファ、アリスと中継してキリトが屋根の上から大量の丸太を転がす事になりました。
哀れな巨大熊は丸太の下敷きになり死んでしまいました。
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ＡＬＯとは違い死んだモンスターは消えるのではなくその場に死体が残る仕様となっていました。
巨大な熊から熊の肉を大量に作る事になりました。
これで食料は確保できましたね。
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ユナイタル・リングでは新たにＴＰとＳＰというパラメータが追加されました。
これは乾きと空腹を表すものでした。
水分補給を怠るとＨＰが減って行く仕様なようです。
四人は川に移動して給水する事になりました。
ここで小型の恐竜型モンスターに遭遇する事になりました。
ＡＬＯと違い何らかの行動を起こすまで相手が敵か味方か判定可能なステータス表示はでません。
ここでアスナが熊の肉を恐竜に与えてテイムする事に成功しました。
名前は後から考えると言っています。
アスナはネーミングセンスに自信は無いそうです。
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猶予期間が終わりアスナ達の装備品が重量過多となりました。
キリトの様に下着姿になるのかと思ったのですが違いました。
彼女たちは装備可能な粗雑なワンピースを作成済みでした。
アスナ、リーファ、アリスの分を用意するだけで材料が尽きてしまったそうです。
キリトのパンツ一枚生活は継続される事になりました。
美少女に囲まれてのパンツ一枚生活かー、意外と楽しそうかも知れないな。
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川まで水を飲みに来るのも面倒なのでアスナ、アリス、リーファは粘土をこねて陶器の作製を始めました。
水瓶を作ろうとしています。
皿やコップを作り熟練度を上げて行っています。
その間にキリトは鉄の精製を始めました。
これで家の修復に必要な鉄板と釘を作るつもりでした。
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順調に素材の作製を続ける一同の前に他のプレイヤー集団が現れました。
当初は敵対する可能性を考慮して緊張していたのですが彼らに敵対する意思はありませんでした。
彼らは食事と寝床を提供して欲しいとお願いしてきました。
彼らの方が詳しい状況を知っていると分かりマップデータと交換で食事と寝床を提供する事になります。
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彼らからアインクラッドに居たプレイヤーは殆ど落下の衝撃で死んだ事が教えられます。
そして死に戻りでＳＡＯの始まりの街のような場所に集められたそうです。
彼らはそこを抜け出しこの世界について探ろうとしている一派の一つだそうです。
ログアウト時にアバターが残される事も知らされました。
彼らは安全にログアウトする場所を求めていたそうです。
アインクラッドが落下した場所は今いる場所から離れた場所にあるそうです。
プレイヤーが集められた場所も此処から３０キロほど離れているそうです。
リズベット、シリカ、ユイと連絡を取る為にアスナが一度ログアウトする事になりました。
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彼らはアスナが作った熊肉のスープを食べて休憩中です。
キリトは製鉄の続きを行う事にしました。
そこでモクリというプレイヤーに声を掛けられる事になりました。
彼はキリトがＡＬＯ統一トーナメントで準優勝したと知っていました。
握手を求められてキリトが照れながら応じると腹を刺される事になりました！
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モクリは一撃でキリトを殺せると考えていたようです。
しかし熊を倒した事でキリトはレベルが１３上がっていました。
キリトが生きている事に驚いていましたが装備品が無いと分かっているので勝てると確信したようです。
彼らのリーダーと思われるボランというプレイヤーが真の目的を教えてくれます。
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ユナイタル・リングに転送された時にＡＬＯの高レベルプレイヤーは救済措置が終了すると装備重量オーバーで装備品を装備できなくなりました。
しかし低レベルのプレイヤーはＡＬＯの装備品を装備しても重量オーバーにならないそうです。
彼らはこれを好機と捉えてＡＬＯの高レベルプレイヤーが装備品を整える前に殺そうと考えたそうです。
彼らはユナイタル・リングから発せられたメッセージ、最初の者に全てを与える、を獲得したいそうです。
アスナはログアウト中でキリト、リーファ、アリスは粗雑なナイフしか持っていません。
全滅必至な大ピンチでしたが救いの神が登場しました。
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ＮＰＣの集落に案内されたリズベット、シリカ、ユイは食事をご馳走になっています。
ＮＰＣから空からの飛来物を調査に行くので助太刀をお願いされます。
リズベットたちは他に手段が無いと考えて応じる事にしました。
調査に協力する事を伝えると実力を示せと言われてしまいます。
リズベットがＡＬＯから引き継いだのは鍛冶スキルだったのでシリカが戦闘力を示す事になりました。
彼女はＮＰＣの族長との一騎打ちが行われると考えたようですが違いました。
族長が空中に投げた薪を地面に落ちる前に斬ってみろと言われます。
シリカがソードスキルを発動して薪を細切れにするとＮＰＣ達は喝采を上げていました。
リズベット、シリカ、ユイはＮＰＣに同行して調査に向かいキリト達を発見しました。
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襲撃中に戻って来たアスナは即座に状況を理解して反撃に出ています。
流石の状況把握能力ですね、頼りになります。
ＮＰＣの登場にボランたちは困惑して行動に迷う事になりました。
そこに鉄床を叩く音が響きます・・・誰かが何かを作っているようです。
これはリズベットが武器と防具を作る音でした。
完成した武器と防具をユイがキリトに届ける事になりました。
キリトはユイの登場に驚いていましたが非常事態だったので装備を整える事を優先しました。
リズベット製の武器と防具を得たキリトは反撃を開始してボラン達を皆殺しにしました。
逃げるなら追わないつもりだったそうですが彼らは最後まで戦いを辞めなかったそうです。
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落下したのがキリト達だと分かりＮＰＣは安心して住処に戻って行きました。
合流したリズベット、シリカ、ユイを交えて森の家の修復が行われたようです。
制限時間までに修復を終えて森の家は倒壊を免れました。
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眠い目をこすり登校したアスナは何とか午前の授業を乗り切りました。
昼休みの間にシノンからも現状を聞く事になっているようです。
移動しようとしていたアスナは見知らぬ生徒に声を掛けられる事になりました。
彼女はアスナの事を知っているようですよ。
神邑樒（かみむら　しきみ）と名乗りますね、今日付けで転校してきたそうですよ・・・
って事はですね、ＳＡＯサバイバーなんだよね？
誰だ？どこで会ったんだ？
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キリトの前にも予想外の人物が登場しました。
目薬を差そうとしているキリトに代わり目薬を差してくれます。
キリトは見知らぬ美少女との遭遇に困惑していますね。
どなたでしょう？と質問しています。
美少女は、オネーサンのことをもう忘れちゃったのか、と言って顔に三本の線を書いてみせました。
この仕草でキリトは誰だか理解できたようです。
キリトの前に現れたのはＳＡＯ時代に情報屋として世話になったアルゴでした！！
彼女も転校してきたそうですよ。
しかし驚いたね、アルゴはもっと年上だと思っていたよ。
彼女の思惑が気に成りますね。
仲良くしていたのでアスナは喜びそうですけどね。
どうなるんでしょうね？
ザ・シードを使う他のゲームのプレイヤーもこの世界に強制転送されたそうですよ。
他のゲームのプレイヤーとも遭遇する事になりそうです。
シノンとも合流する事になるのだろうか？
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成分	美少女	戦闘	戦略	恋愛	ラッキースケベ
評価	AAA	B	A	C	A

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