ラノベの感想) 気まぐれ女神に本気でキャラメイクされました

概略:
暴漢に襲われて死んでしまった鈴木柑奈は女神カローナに気に入られて転生する事になりました。複数の世界を監視する仕事があり自由に行動できないカローナは自分の分身を同行させて欲しいと言ってます。記憶を残して転生させてくれるとの条件が提示されたのでカンナとして異世界に転生する事になりました。転生した世界は魔法が使える世界でした。カンナの体はカローナがデザインした銀髪の超絶美少女でした。容姿が目立ちすぎるのでカンナの望む普通の暮らしを送るのが難しくなっています。

レーベル:アルファポリス
発行日:2018/8/31
著者:ハチミツ
イラスト:純粋
ISBN:978-4-434-25049-1
雰囲気:
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普通に生きてきた鈴木柑奈は暴漢に襲われて殺されてしまったようです。
しかも彼女を襲ったのは世話を焼いていた職場の後輩でした。
死んでしまった柑奈はカローナと名乗る女神と出会う事になります。
カローナは柑奈を気に入り異世界に転生させてくれる事になります。
カローナの条件を呑めば記憶を残したままで転生させてくれる事になりました。
柑奈はカローナの提案を受け入れる事にします。
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カローナの提案は自分の分身を一緒に同行させて欲しいってものでした。
カローナは異世界での柑奈のボディを作りました。
銀髪の超絶美少女だったので柑奈はビビっています。
柑奈は普通である事を目指しているので目立ち過ぎです。
柑奈は異世界でカンナと名乗る事になります。
カローナの分身体である光の玉が同行する事になりました。
自分だけでは移動できないカローナはカンナが面白い場所に行ってくれる事を期待していました。
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転生したカンナは最初から困難な状況に陥ります。
カローナの作り上げたカンナのボディは体力が無さ過ぎました。
カンナのボディは運動不足のカローナを参考にしたそうです。
カローナは様々な世界を監視する為に数万年引き籠り生活をしていたそうです。
虚弱なボディを与えられてしまいましたが魔法が使えるようになりました。
発動方法は引き起こしたい現象をイメージすれば良いそうです。
やってみると魔法が使えました。
カンナは空を飛んでみる事にしました。
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初めて空を飛んだカンナははしゃいでいました。
飛んでいる時に街道で立ち往生している一団を発見します。
近くまで飛んでいくと驚かれてしまいます。
彼らは街から街に荷物を運ぶ商人の一団でした。
馬車が壊れてしまい困っているそうです。
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魔法に詳しくないカンナはカローナに相談して物体を収納できる魔法を使う事になりました。
カローナもカンナと同様にこの世界の常識に欠けていたようです。
カンナはこの世界の平均的な魔法使いが扱える魔法の限界を大幅に超える魔法を使ってしまいました。
普通は荷物の箱を数個収納するのが限界だそうです。
カンナは壊れた馬車を丸ごと収納してしまいました。
カンナの大きすぎる魔力に一団は恐れ戦いています。
見た目も女神さまの様に美しいので崇められてしまいます。
一行の馬車に同乗してセルフィアという町に連れて行ってもらう事になりました。
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真面目なカンナはセルフィアの町で職を探す事になりました。
ここで問題となったのはボディの貧弱さでした。
忙しく動き回る給仕の仕事はできそうもありません。
職業斡旋所に行き仕事を探しているカンナに幸運が舞い込みました。
販売員を探していた武具店の店主を紹介して貰う事ができました。
カンナはイスク武具店で働く事になりました。
店主のフリド・イスクさんが営む小さな武具店です。
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店番をしているカンナは直ぐに評判となり店は大繁盛する事になりました。
お客は防具を求める冒険者ばかりなのでカンナは終始言い寄られる事になっています。
カンナは知らぬ間に姫と呼ばれる事になっていました。
カンナの気を引く為に買い物をしているようですね。
懸命に防具を作っているフリドに申し訳ないと思い始めます。
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フリドが深刻な顔でカンナに相談してきました。
カンナはクビになるんじゃないかと警戒していました。
フリドは悩み相談をしてきましたよ。
彼の父親も鍛冶師をしています。
父親のクロードは武器を作っているそうです。
しかもフリドの店の隣にクロードの店がありますよ。
カンナは昼食の準備もしていてクロードの所にも持っていっています。
それなりに親しい間柄でもあるようです。
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フリドの悩みとは鍛冶師としてクロードを越えるにはどうしたらいいか?ってものでした。
フリドは鍛冶師になると言ってからクロードが自分の事を敵視していると感じているそうです。
クロードが自分の事を認めていないから敵視されていると思っているようです。
カンナはクロードに話を聞きに行く事にしました。
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クロードは凄い職人気質で自分以外の鍛冶師は全てライバルで敵だと言っていました。
フリドの事を認めていない訳ではないと言っています。
二人で話す必要があると感じたカンナはフリドを連れて来て二人で対話させる事にしました。
話す事を渋っているクロードを説得する為にカンナは条件を提示しました。
クロードは魔法の効果が永続する武器を作ろうとしていました。
それが上手く行かなくて悩んでいるそうです。
カンナはそれを実現する方法を教えるのでフリドと話して欲しいとお願いします。
カンナの話に興味を持ったクロードは承諾する事になりました。
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ここで初めてフリドはクロードが自分の事をライバル視している事を知りました。
クロードは自分で作りたいモノを考えなくてどうすると言ってフリドを諭します。
自分で物事を決められないと失敗した時に誰かの所為にするカッコ悪い男になってしまうぞ、と言ってました。
フリドは自分なりに考えて目標を設定する事になります。
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カンナはクロードに魔力を武器に注入する方法を教えました。
しかしクロードには不評でした。
確かにカンナは魔力が永続的に籠っているナイフの製造に成功しました。
しかしそれは魔法使いの仕事であり鍛冶師の仕事ではないと言っています。
クロードはカンナの事をゲンコツで殴っています。
彼としては軽く殴ったつもりだったようですが虚弱なカンナは頭蓋骨が割れると感じたようです。
頭を押さえて転げ回っていました。
クロードは試作に使ったナイフをカンナにくれました。
カンナはこのナイフにルピリア・ナイフとの名前を付けました。
カローナイフとの案もあったのですが、そっちはカローナに却下されました。
カンナにネーミングセンスは無いようです。
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カンナの評判を聞いた商業組合の組合長アスモ・ガルダープが彼女を自分のモノにしようと画策します。
イスク武具店にやって来てフリドがカンナの弱みを握り強制労働させているとの言いがかりをつけてきました。
無理矢理カンナを連れて行こうとするガルダープを居合わせた冒険者とフリドが止めています。
騒ぎを聞いてクロードがやって来ました。
クロードはこの世界屈指の鍛冶師として有名です。
ガルダープもクロードには逆らえないのか悔しそうに戻って行きました。
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カンナに執着しているガルダープは強引な手段に訴える事になりました。
配下に命じてイスク武具店を放火してしまいます。
宿で眠っていたカンナはカローナに起こされてイスク武具店が燃えている事を知りました。
イスク武具店に駆けつけるとフリドが呆然としていました。
常連客の冒険者が店から商品を運び出しています。
頭に来てしまったカンナは天候を操作する魔法を使いイスク武具店の上空に雨雲を呼び出し消化しました。
彼女の使った破天荒な魔法に周囲の人々は瞠目しています。
カンナは自分の所為で放火されてしまったと理解し仕事を辞めると伝えました。
その足で商業組合に殴り込みをかけます。
怒ったカンナは超怖い。
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ガルダープの家を教えろと凄んでいます。
魔法で身体強化しているカンナは警備員を殴り倒しています。
ビビった職員からガルダープの家の場所を聞き出しました。
ガルダープの家に到着したカンナは同じ目に遭わせる事にします。
魔法を使いガルダープの家に火を放ちました。
焼け出されて出てきたガルダープを殴り倒して報復を果たします。
放っておくと近隣の家に延焼してしまうので巨大な氷の塊を作りガルダープの家を押し潰して消火しました。
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カンナは宿に戻りフリドやクロードや常連客への別れの手紙をしたためます。
透明化の魔法を使いイスク武具店に手紙を置いて町から逃げ出す事になりました。
途中でカンナを心配して探し回っているフリドやクロードや冒険者と遭遇して泣きそうになっていました。
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カンナは街道でガルダープに雇われた冒険者に追いつかれます。
彼らはガルダープの家にカンナを連れてくるように言われているそうです。
ガルダープはカンナを家に監禁してエロ行為をしようとしているようですよ。
相手が悪党だと分かったのでカンナは容赦しませんでした。
カローナに教えて貰いながら巨大なドラゴンを召喚します。
召喚したドラゴンは冒険者たちに襲い掛かりました。
カンナは自分が召喚したのだからドラゴンを制御できると思っていたようです。
しかしカローナから召喚しただけなので制御はできないと教えられてしまいます。
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ドラゴンは冒険者たちを蹴散らし無関係な一団を襲おうとしていました。
標的となったのは豪華な馬車と護衛の一団でした。
カンナは慌ててドラゴンを追いかける事になりました。
一団の中に居た魔法使いが防御魔法を使いドラゴンの攻撃を防ぎます。
しかし一発で防御魔法は破壊されてしまいました。
魔力が尽きて疲弊している一団の前にカンナが降りてきました。
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カンナは防御魔法を展開して一団に中に居るように指示します。
カンナはルピリア・ナイフを使いドラゴンを解体して倒しました。
自分が呼び出したのに勝手な都合で殺してしまう事に罪悪感を抱いています。
しかしドラゴンはカンナが呼び出したモノなので倒してもカンナの中に戻るだけのようです。
カンナは後日、制御可能な状態で再召喚する事を決めました。
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助けた一団はグリム王国の第二王子オスカー・ロンド・グリムとグリム王国王女ミリア・イズリスでした。
代表してアーベンローテという魔法使いが話しかけてきました。
彼が最初に防御魔法を張った人です。
王族と関わると面倒な事になると判断したカンナはウソをつく事にします。
自分は女神カローナの化身、女神カンナだと名乗りました。
女神カローナが人間であるカンナの体を借りている。
カローナの意識が表面化している時はカンナの意識は眠りについている。
カンナは平穏な生活をしたいと望んでいるので関わらないで欲しい。
今日見たことを他言しないで欲しいと命じました。
一団はカンナの強さと美しさを見て信じてしまったように思われました。
カンナはワザとらしいお芝居をして目覚めた振りをします。
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目覚めたカンナにオスカーがプロポーズしてきました。
王子様からの本気プロポーズにカンナは慌てています。
オスカーはカンナに一目惚れしてしまったそうですよ。
凄い幸運に恵まれたのですが普通に暮らしたいと考えているカンナは断ってしまいます。
オスカーは消沈していますが彼以上に残念に思ている人物が居ました。
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ミリア姫がカンナに飛びついてきて非難してきました。
彼女はカンナがオスカーと結婚して自分の姉になってくれる事を期待したそうです。
彼女もカンナに惚れてしまったようです。
ミリアは呼び捨てにしてくれと懇願してきました。
あざと可愛いミリアの姿にカンナはたじたじになっています。
アーベンローテの仲裁により再会を約束してその場は別れる事になりました。
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アーベンローテはカンナの魔法に強い興味を持ちました。
彼はカンナが他国に出奔する事を恐れます。
行く当てが無いと教えたカンナに自分が教官をしている高位ハンター養成学校への推薦状を書いてくれます。
カンナは王都に向かう事になりました。
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王都に到着したカンナは襲われている獣人の少女を見かけました。
カンナはこの世界に来てから獣人と知り合いたいと思っていました。
カンナは獣人少女を助ける事にします。
魔力で身体強化したカンナは暴漢たちを軽くぶっ飛ばしてしまいます。
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少女は犬耳を持つ狼の獣人でした。
犬派を自称するカンナは彼女に一目惚れしてしまったようです。
この世界では獣人は他の種族から蔑みの対象となっていました。
人間は獣人を見下しているようです・・・それが常識となっていました。
カンナはそんな常識知った事か!と考え己の正義を貫く事にしました。
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獣人の少女はリッカと名乗ります。
人間であるカンナが自分を助けてくれた事に驚いています。
感謝のしるしに何でも言う事を聞くと言っていますよ。
これを聞いたカンナは歓喜しています。
カンナはリッカを抱きしめてモフモフさせて貰う事にしました。
耳と尻尾を触らせて貰いその感触を楽しんでいました。
リッカとのスキンシップを見ていたカローナがリッカに激しく嫉妬しています。
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リッカは獣人に忌避感を抱いていないカンナを不思議がっています。
リッカから獣人は蔑まれるのが当たり前だ、獣人なのだから仕方ないと教えられました。
それを聞いたカンナはこの世界は間違っていると感じます。
カンナはリッカに彼女が不幸な境遇にあるって事を諭します。
その状況から抜け出す為に戦わなければいけない事を説明しました。
カンナはリッカと友達に成る事にしました。
リッカは自分の事を本気で心配しれくれるカンナの優しさと強さに触れて彼女の事を親分と認めます。
リッカが高位ハンター養成学校に入学する為の試験を受けに行くと聞いたカンナは自分も入学する事を決めました。
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高位ハンター養成校の受付で獣人を見下す嫌な奴に出会います。
カンナがアーベンローテからの推薦状を見せると慌てて上役を呼びに行ってしまいます。
ルミルダ・ハートと名乗る貴婦人がやって来ました。
彼女はアーベンローテの留守を任されている人のようです。
アーベンローテからの推薦状を持っているカンナの実力を認めています。
ルミルダは魔法に対して貪欲な探求心を持っていました。
アーベンローテが認めたカンナの魔法が見たいと言ってきます。
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カンナはリッカに対して失礼な態度を取った受付の男を懲らしめる事にします。
カンナは制御できる状態になったドラゴンを召喚する事にします。
ドンちゃんという名前を付けていました。
召喚したドンちゃんを目にしてルミルダと受付の男は驚愕しています。
召喚しただけでは強さは分からないですよねと言って受付の男と戦うと言い出します。
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カンナはリバー・ディッシュと言う受付の男の耳元で脅しをかけました。
自分とリッカに悪意を持って関わらないで欲しい、そんな事をされると、どんな仕返しをするか分からないぞ、と脅しました。
カンナとリッカは入学する事ができました。
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アーベンローテはルミルダを通じてカンナの動向を観察していました。
入学して直ぐにカンナは支持者を集めてしまい学院の半分が彼女の支持者になってしまったそうです。
教員の仲にも支持者が居てカンナに対して敬語を使っています。
まあねーカンナは魅力的なので分かるね。
ルミルダは魔法に関する探究心だけが先行しているので満足の行く報告ができていないようです。
そんな折にミリアが勝手にカンナに会いに行ってしまいました。
アーベンローテは丁度良いと判断してカンナに会いに行く事にします。
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ミリアは可愛いだけのお姫様ではありませんでした。
彼女は凄くヤリ手な為政者でグリム王国を支えていました。
第二王子のオスカーの方がお飾りのようです。
ミリアはカンナを守る為に彼女の事を捕まえようとしているガルダープ一味を逮捕しました。
彼らの不正の証拠を集めて一掃してしまいました。
ミリアはカンナがセルフィアに戻れる状態にしてくれました。
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高位ハンター養成学校にミリアがやって来ました。
カンナは驚く事になります。
久々にカンナに会えて嬉しいミリアが抱き着いてきました。
ミリアにリッカとパーティーを組んだ事を教えると嫉妬しています。
ミリアは妹の方がパートナーよりも親密だよね、と確認してきましたよ。
ミリアからガルダープ一味を逮捕したのでセルフィアに戻れますよと教えられます。
カンナは一瞬迷いましたがリッカを一人にする事は出来ないと考えて戻らないと伝えました。
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ミリアを追いかけて来たアーベンローテと再会する事になりました。
カンナは推薦状を書いてくれた事に対してお礼を言っています。
カンナはアーベンローテが自分の事を利用しようとしていると気が付いていませんでした。
自分が高い権力を持っている高位ハンター養成学校にカンナが所属している事をアーベンローテは喜んでいます。
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アーベンローテはカンナを思いのままに使役する為に彼女の弱点を探す事にしました。
観察の結果リッカがカンナの弱みになるかもしれないと結論付けます。
アーベンローテは自分の企みが誰にも知られていないとの自信を持っていましたがバレていました。
ミリアはアーベンローテの計画を把握していて彼をいつでも捉えられるように準備を進めています。
リッカが窮地に立たされる事を知っていたのですが動向を注視するだけに留めます。
もしかしたらミリアの方が腹黒い可能性がありますね。
可哀想なリッカはアーベンローテの罠に嵌る事になってしまいます。
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引率の教師が同行して複数人のグループに分かれて野外演習が行われる事になりました。
カンナとリッカは別な班になってしまいます。
リッカはリバーが引率する班になりました。
人間の男子生徒二人とリッカとリバーの4人グループです。
リッカは明るく挨拶したのですが無視されてしまいます。
リッカはいつもの事だと諦めて彼らに大人しく付いて行く事にしました。
リッカは地図が読めません、これを利用される事になりました。
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リッカ達に課せられた課題は森の中の植生調査です。
長い事歩かされても目的地に着きませんでした。
リッカがおかしいなと考え始めたところでリバーたちに襲われる事になりました。
男子生徒の一人がリッカの太ももにナイフを突き刺しました。
痛みでリッカが倒れてしまうとリバーが蹴り飛ばしてきます。
興奮状態のリバーは自分がアーベンローテからの指示を受けてリッカを罠に嵌めた事を教えてしまいます。
リバーはアーベンローテの為に忠義を尽くす事に生き甲斐を感じていました。
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リッカはアーベンローテが自分に向ける冷めた眼差しに気が付いていました。
彼女の経験上そのような目をしている人物は他人を利用するだけだ。
リバーは利用されているだけだと教えます。
しかしリバーはそれを認めませんでした。
彼は魔法使いに成りたかったそうですが魔力が無かったそうです。
自分に無い力を持っているアーベンローテに憧れ崇拝するようになったようです。
計画では負傷したリッカを森の中に置き去りにするつもりだったようですが予想外の事が起こりました。
森の中には居ない筈の凶悪なモンスターが出てきてしまいます。
倒すにはAランクと認定されているハンターが必要でした。
リバーはBランクです・・・彼は死を覚悟して抵抗しませんでした。
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リッカは違いました。
カンナの隣に並び立つのに相応しい人物になりたいと思っているリッカは彼らを助ける事にします。
リッカがモンスターの攻撃を抑えている間にリバーたちを逃がす事にしました。
リッカはリバーたちが逃げるのを躊躇すると思ったようですが彼らはリッカを置いて逃げ出した後でした。
リッカは簡単に自分が見捨てられた事を悲しく感じています。
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逃げ出したリバーは森の中でアーベンローテと出会う事になりました。
リバーは自分たちを助けに来てくれたと思ったようですが誤解でした。
アーベンローテはリバーと同行していた生徒を殺してしまいます。
裏切りを知ったリバーが激高しますが魔法が使えないのに魔法使いに憧れるなと罵っています。
アーベンローテはカンナがリッカを助けに来るのか確認する事にします。
アーベンローテは最低野郎のようですね。
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リッカは最後まで抵抗してカンナの元に帰るんだとの意地を見せています。
しかし相手が強すぎて殺されそうになっています。
そこにカンナが助けに来ました。
カンナはリッカに己の魔力を込めたチョーカーをプレゼントしていました。
チョーカーに発信機としての機能が付与されていました。
地図が読めないリッカが迷子になったときに居場所を特定できるようにとの配慮です。
感激したリッカがカンナに飛びついてきました。
虚弱なカンナはリッカに押し倒されてしまいました。
カンナはドンちゃんを呼び出してモンスターを退治しました。
リッカに押し倒された格好でモンスターを倒したようです。
リッカの治療を行い連れて帰る事になるのですが途中でリッカは気絶してしまいました。
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リッカがカンナの弱点となり得ると知ったアーベンローテはご満悦でした。
リッカを使ってカンナを自由に操ろうと色々と計画を建てています。
紅茶を飲んでいたのですが突然体が弛緩してしまいます。
そこにミリアがやって来ました。
アーベンローテの飲んでいた紅茶を淹れたのは彼女の配下の者でした。
毒を仕込んでいたそうです。
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動けないアーベンローテに向かって拘束する事を伝えました。
アーベンローテは国内に持ち込む事が禁じられているモンスターを放った罪に問われる事になります。
ミリアはアーベンローテが魔法が使えない者を見下しているので計画が筒抜けになっていたと教えます。
ミリアは王国を富ませる為に色々と汚い事をしていたそうです。
その罪をアーベンローテに被って貰う事にします、汚い、凄く汚いね。
ミリア自身は近々出国するであろうカンナに付いて行く事に決めているそうです。
ミリアが一番悪辣なように思えますね。
カンナはとんでもない姫様に見初められてしまったようです。
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気絶したリッカは寮の部屋のベッドで気が付きました。
隣ではカンナが寝息を立てています。
リッカはカンナの柔らかそうなほっぺたを触ってみようと考えます。
しかしカローナに止められる事になりました。
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カローナはリッカとカンナの親密度が増す事は看過できないと言っています。
カローナはリッカに姿を晒す事にしました。
光の玉が喋る姿を目撃したリッカは驚いています。
カローナが大声で騒いだのでカンナが起きてしまいました。
カローナに対して容赦がないカンナは煩いと言って殴りました。
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カンナはリッカにカローナの事を紹介する事にします。
ペットみたいなものだと紹介するとリッカは自分の先輩ですね、と言っています。
カローナとカンナは違うと否定します。
カローナは自分はペットじゃないと言いたかったようです。
しかしカンナが否定したのはリッカは友達だって事でした。
カローナの扱いがぞんざいですね・・・ちょっと可哀想ですね。
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もうひと眠りすると言ってカンナは布団に潜ります。
一緒に眠りたそうなリッカを誘うと布団に飛び込んできました。
カンナが眠るとカローナがリッカを諭し始めます。
カンナと一緒に居たいなら自分の命を軽んじるのは止めろと諭します。
リッカが死ぬとカンナが悲しむ、カンナを悲しませたら許さないと言っています。
リッカはカンナに心配かけない事を誓い、カローナに迷惑をかけた事を謝りました。
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カンナはリッカに出会えたことを嬉しく思っています。
この世界に自分を誘ったカローナに感謝しています。
カローナ、リッカ、ドンちゃん、に囲まれてカンナは幸せを感じています。
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普通に暮らしたいと考えているカンナは普通ではない力を有しています。
彼女の望む普通な暮らしは難しそうに思えますね。
何しろカンナは目立ちます。
高位ハンター養成学校を卒業したらどうするんだろうね?
カローナの掲げる世界周遊をする事になるのだろうか?
何れにしても賑やかな暮らしになりそうです。
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成分美少女戦闘嫉妬正しさ
評価AAAAAAAAAA
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