ラノベの感想) ハンドレッド 第15巻 ―アタック・オン・ザ・ファクトリー― (GA文庫)

概略:
惑星Xに降り立ったハヤトたちは分断されてしまい各々の精神的な弱点を突く攻撃を受けます。互いに信頼関係を築けていたので負ける事はありませんでした。エミリアはハヤトとクレアのラブシーンを見せられる事になります。クレアは仲間を人質に取られて選択を迫られる事になります。ここでクレアは仲間への信頼を武器に敵の要求をカッコよく突っぱねます。彼女のカッコよさ全開です。リザがコンタクトをとって来た人物を助け出す事になります。

レーベル:GA文庫
発行日:2018/7/31
著者:箕崎准
イラスト:大熊猫介
ISBN:978-4-7973-9829-8
雰囲気:惑星X、幻惑攻撃、協力者
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惑星Xに到着した一行は降下作戦を始めます。
クレア、ハヤト、エミリア、レイティア、アイラ、リュートが惑星Xに向かう事になります。
クロヴァン、ナクリー、ネサットは宇宙船シャーロット1号を守る為に残る事になります。
ナクリーは不服そうにしていましたが、クレア達がピンチに陥った場合に助けに入るヒーロー的なポジションであると説明されて納得しています。
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惑星Xに降下したクレアたちは表面がバリアーに覆われている事に気が付きました。
時間が無いのでクレアがダイナミックな決定を下します。
バスターキャノンでバリアーを撃ち抜いて大穴を開けて惑星Xに降下する事になりました。
決断の速さは流石ですね。
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惑星Xの地表には廃墟の街が残されていました。
かなり古い廃墟で生命体の気配は感じられませんでした。
そこで破壊されたロボットを発見します。
周囲を確認している一同の前に美少女が現れました。
クレアが話しかけると攻撃してきました。
少女はゲームをしようと言ってロボットをけしかけてきました。
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ロボットは弱かったので簡単に撃退できました。
美少女は惑星Xに仕掛けを施していました。
ハヤトたちは落とし穴に落されて分断されてしまいました。
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ハヤトたちが戦闘状態に入った頃、リザが助けを呼ぶ声をキャッチしました。
宇宙船からクレア達への通信が途絶しているのでクロヴァン達を捜索に向かわせるのは不味そうです。
リザは自分が調査に行く事を決めました。
宇宙船の守りをマリアに任せてリザがエネルギー体となり惑星Xに降下していきます。
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分断されたハヤト達は其々の精神的弱点を突く攻撃を受ける事になります。
これが嫌がらせ攻撃でした。
エミリアはハヤトとクレアのラブシーンを見せられる事になります。
ハヤトとクレアが襲い掛かって来たのでエミリアは二人を倒す事になりました。
エミリアは自分がハヤトの一番で無いと嫌なので容赦なく二人の偽物をぶっ飛ばしたそうです。
エミリアは意外と武闘派だよなー。
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クレアは仲間を人質に取られて選択を迫られる事になっていました。
助ける人物を選ばないと地球や宇宙船も攻撃すると脅されます。
しかしクレアは脅しには屈しませんでした。
自分の仲間なら負けるはずはないと言って美少女に攻撃を仕掛けました。
冷静なクレアは人質が偽物だと見破っていました。
クレアが熱血していますね。
熱いクレアが素敵すぎる!!
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レイティアはフリッツのラブシーンを見せられる事になりました。
最初こそ動揺したのですがレイティアらしい解決方法をとる事になります。
レイティアは自分の見ているフリッツが情けなくカッコ悪いと感じました。
フリッツが言ったレイティアが一番大切だって言葉を信じ彼を殴り倒す事にしました。
フリッツは浮気したのは本当の事なんだ、許して欲しい、と言って土下座してきました。
うーん、これは確かにカッコ悪すぎだね。
本物のフリッツは絶対にしないよな。
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アイラとリュートはお互いの偽物に言い寄られる事になっています。
アイラはリュートが好きなのですが彼がトウカを愛していると知っています。
トウカへの愛が届かないので自分に乗り換えようとするリュートを偽物と見破りました。
リュートは偽者のアイラにキスされる事になっています。
相手は偽アイラなんだけど羨ましいな。
キスされた事でエナジーが異なると判明しアイラが偽物だと見破りました。
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ハヤトたちが個別に戦っている間にリザは助けを求めてきた美少女と合流しました。
彼女はミィルと名乗りました。
ミィルから兄を止めて欲しいとお願いされます。
ミィルからサベージが生まれた経緯を聞かされました。
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ミィルの兄であるディフは天才でした。
その頭脳を国に利用される事になってしまいます。
世界を平和にする為の研究だと言われて兵器の開発をやらされたようですね。
そして大量虐殺の罪を被せられて投獄される事になりました。
投獄されたディフは研究を続けさせられて多くの兵器を開発したようです。
ディフは国の命令に従いながら外部の情報を集めます。
そして通信ネットワークを通じて自分の無実を訴えました。
しかし無知な国民は彼の訴えを認めてくれませんでした。
無関心だったようです。
人間に絶望したディフは人類を滅ぼす事を決め、長い年月をかけて人類を抹殺する計画を建てます。
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ミィルはディフが投獄されてからも彼の無実を訴え続けたそうですが結果が出ませんでした。
彼女もディフと同様に天才的な頭脳を持っていたので国に利用される事になったようです。
ディフの絶望は決定的になったようです。
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ディフは自分の作った機械とネットワークを通じて集めた協力者に反乱を起こさせました。
ディフの計画は上手く行き彼を使役していた国は滅びます。
ディフと共に反乱を起こした協力者が権力を求めたので駆除されてしまいました。
徹底していますね。
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ミィルは協力者の助けを借りて生き延びていました。
彼女はディフを止める為にネットワークを使いハッキングを仕掛けました。
ここでディフはミィルが生きていた事を知ります。
アバター同士を使った肉弾戦を行う事になります。
しかしディフはAIを使って進化を遂げていました。
ハッキングが失敗に終わったミィルは逃げる事にしますがディフの勢力圏から逃れられませんでした。
ディフはミィルの本体を拘束して自分の元に連れてこさせます。
そしてミィルの優秀な頭脳を自分の計画に利用する事にします。
ミィルはディフと同様に惑星ZEROと同化する事になってしまいます。
惑星と同化したディフは数百万年かけて全宇宙から知的生命体を一掃する事になります。
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地球にやってきた初期のサベージが人間を捕獲したのは調査の為だったようです。
ディフは失敗を乗り越えてサベージを進化させ標的とした惑星を滅亡させていきました。
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ハヤト達と戦っていた美少女はディフの使うアバターでした。
ディフの嫌がらせ攻撃を退けたハヤト達は合流する事に成功します。
そこにミィルとリザが合流する事になりました。
リザに助け出されたミィルは実体を取り戻しています。
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ミィルが逃げ出した事はディフに知られる事になります。
彼女が逃げ出した事でディフは楽しくなってきたと感じています。
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ミィルからZEROの核を破壊して欲しとお願いされます。
クレアがディフの行動原理について疑問を呈します。
クレアはディフが独りぼっちで寂しかったのではないか?と言ってますね。
ミィルもその可能性があると言っています。
愛されたい、仲間を見つけたい、自分を理解して欲しいと思っているはずです、と言っています。
これは相互理解の可能性があるんじゃないか?
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リザが重要な事を質問します。
ZEROの核を破壊すると一体化しているミィルも死ぬのではないか?と質問します。
ミィルは誤魔化す事無く、そうです、と肯定しました。
ミィルはディフを止める為に犠牲になる覚悟を決めていました。
ハヤト達にはミィルの覚悟を否定する事はできませんでした。
一行は扉を開けてディフが待つ決戦の舞台に向かいます。
勝てるのでしょうかね?
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