ラノベの感想) 最強魔法師の隠遁計画 第15巻 (HJ文庫)
概略:
アルスとロキ、フェリネラが別々の任務で学院を留守にしている間に襲撃を受ける事になりました。外界にある刑務所からの脱獄囚が集団で襲ってきました。ダンテというリーダーが学院に保管されているミネルヴァという世界最古のAWRの強奪を目指したからです。テスフィアとアリスが脱獄囚に挑み大きなダメージを受ける事になります。システィが迎撃に出るのですが生徒、教員、警備員を人質に取られてしまい抵抗を諦めます。学院が襲撃されるとの情報を得たフェリネラが急遽戻ってきました。ミネルヴァを取りに行くシスティとダンテ達を尾行します。尾行に気付かれ脱獄囚の一人と戦う事になります。ダンテは狡猾な脱出方法を用意してあり彼にミネルヴァを奪われる事になりました。アルスとロキがダンテ討伐とミネルヴァ回収に向かいます。
レーベル:HJ文庫
発行日:2022/6/1
著者:イズシロ
イラスト:ミユキルリア
ISBN:978-4-7986-2843-1
雰囲気:シングル同士、分業、学院襲撃、貴族の矜持、至宝強奪、禁書、裏仕事、成長、強敵
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アルスとファノンが激突するのをフェリネラが止めてくれました。
ファノン隊の案内役である彼女は撒かれた事を根に持っていますね。
国際問題するわけにはいかないので話し合いができる隠れ家に一同を案内する事にします。
嫌味を言ってきますがファノンには通用しませんでした。
目の前にいるシングル魔法師アルスに興味津々なようですよ。
副官のエクセレスには伝わっていますね。
フェリネの静かな怒りが分かるので小さくなっています。
ファノンはアルスが第一位だって事実を気にしているようです。
アルスの方もファノンが使わなかったAWRがどんな性能を持っているのか興味を惹かれています。
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アルスはフェリネラを助ける意味で自分の予想を口にしました。
ファノン達が追っているのが脱獄囚だけではないだろと指摘します。
彼女達は脱獄囚の一団に奪われたクレビディートで極秘裏に作られたAWRを回収しようとしていました。
そのAWRは銃型です。
アルスは珍しいなと感じています。
話し合いはフェリネラ優位に進みました。
ファノン隊にフェリネラから逃げないと約束させます。
お互いに足を引っ張り合う事はしないとの約束がなされ話し合いは終わりました。
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アルスはロキを連れて自分の任務に戻ろうとしたのですがファノンに呼び止められます。
彼女が二人だけで話したいと言い出したので隠れ家の外で話す事になりました。
ファノンはアルスが抱えているグラ・イーターに気が付いているみたいです。
彼女はその力を世界に祝福された力と評しています。
アルスが忌み嫌われたの間違いだろと指摘すると面白そうに笑っています。
アルスの認識は歪んでいると指摘してきたね・・・ファノンはアルスの知らない何かを知っているかも知れないね。
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アルス、ロキ、フェリネラが任務で学院を留守にしている間に脱獄囚が攻め込んできました。
彼らのやり方はチグハグに感じますね。
ウームリュイナ家の紹介状を持ったコーネリアと名乗る女性が見学に来ました。
学院は案内役を付けて彼女を案内しています。
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フェリネラ、アリス、シエルが自主訓練をしている時に学院で爆発が起こりました。
上級生の指示で偵察部隊が編成される事に成ります。
フェリネラとアリスは逃げるのではなく偵察部隊に志願しました。
二年生のセニアットが二人を率いて偵察に向かう事になります。
三人は捕まった生徒達と拘束している襲撃犯の一団を発見しました。
セニアットは逃げたそうにしていますね。
観察を続けていると襲撃者は警備員を切りつけて瀕死状態にします。
さらに教師の一人にほっとくと失血死する傷を与えます。
死にかけの警備員を殺せば生徒は助けると言い出します。
ゲームを楽しんでいるようですね。
フェリネラは怒りに満ちた表情をしていますよ。
命を弄ぶ襲撃者たちが許せないようです。
しかし冷静な観察眼も残していました。
彼女は襲撃者のリーダーを見抜いていたぞ。
セニアットはフェリネラを制止して情報を持ち帰るのが先決だと諭しています。
彼女はすでに自分の戦闘力では襲撃者に勝てないと諦めています。
しかしフェリネラとアリスは違いました。
システィが動き始めていると分かったので攻撃に出る事にします。
目的は時間稼ぎだね・・・意外と自己判断が正しくできているようだ。
人質になっている生徒と死にかけの教師と警備員を守る為に飛び出します。
ダンテと呼ばれているリーダーと思われる人物を狙ったのですが二人の前にナイフ使いと棒使いが立ちはだかりました。
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フェリネラがナイフ使い、アリスが棒使いと対峙する事になりました。
二人はアルスからの教えに従い先を読んで工夫した攻撃を放ったのですが相手の方が上手でした。
もともと魔獣を殺す為に魔法を学んでいるので人間相手の戦闘は勝手が違うとの理由もあります。
一撃て相手を殺す殺す攻撃ができませんでした。
襲撃者が二人の事を学生さんと侮った態度を取っているのも頷けます。
戦闘能力が意外に高いと相手を驚かせる事はできましたが勝てませんでした。
二人とも瀕死の重症を負ってしまいます。
フェリネラの方がより深手を負ってしまったよ。
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二人が負けた直後にシスティがその場に現れました。
襲撃者は人数が多く他の場所で襲撃者を倒して駆けつけてきました。
セニアットにアリスを運ばせてシスティは戦闘を開始します。
フェリネラは一刻も早く治癒魔法師に見せないと危険な状態です。
システィは速攻で襲撃者を一掃しようと考えたようですが襲撃者は次の手を打ってありました。
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コーネリアが人質を取っていました。
崩れかけの校舎の端に立たせて首に縄が括られています。
武器を捨てないと突き落とすと脅される事になりました。
システィは武器を捨て時間を稼ぐ事にします。
ダンテが要求を伝えてきました。
ミネルヴァのところに案内しろと言われシスティは驚いています。
ミネルヴァとは七か国が持ち回りで管理している人類の至宝である最古のAWRです。
ダンテがどこで学院にミネルヴァがあると知ったのかが分からないようですね。
システィはダンテをミネルヴァの隠し場所まで案内する事になりました。
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歩き出したダンテが倒れているテスフィアの横を通り過ぎようとしました。
意識が混濁しているだろうにテスフィアの腕が動いてダンテの裾を掴みました。
ダンテはテスフィアに恐れ戦く事になります。
直感が危険性を感じ取ったようですよ。
慌ててテスフィアから距離を取りました。
ダンテが動揺していますね。
テスフィアは何らかの恐ろしい力を持っているようですね。
ダンテはその場でテスフィアを殺す事はしませんでした。
意外と彼は理知的です。
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システィはダンテとコーネリアという偽名で学院の案内を受けていたミールをミネルヴァの元に連れて行く事になりました。
ミールも脱獄囚で魔法犯罪者です。
学院の中庭に地下へと続く通路が隠されていました。
そこを降りて行きます。
かなり深いようですね。
最深部に到達して通路を歩き出したところで尾行者の存在に気が付きます。
ダンテはミールに尾行者の殺害を命じてシスティに案内を続けさせます。
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尾行者はフェリネラでした。
彼女は学院が襲撃されるとの知らせを聞いて急いで戻ってきました。
ミールはフェリネラが学生だとして嘲りの言葉を述べます。
フェリネラも負けていませんね・・・ミールの事をおばさん呼ばわりして挑発しています。
ミールは命知らずの馬鹿と断じてフェリネラを嬲り殺す事を決めます。
一撃で殺しては楽しめないと考えたのね。
これが結果的には悪手だったよ。
フェリネラの魔法は協力でミールを驚かせています。
しかしミールの方が対人戦の経験値が上だったね。
フェリネラは自分が追い込まれていると悟りフェイントを使った起死回生を図りました。
確実に決まるタイミングで魔法を放ったのですがミールに同じ魔法を使われて相殺されてしまいます。
大きなダメージを追う事になりズタボロになってしまいました。
ミールは瀕死のフェリネラに止めを刺す事にします。
ここでフェリネラに変化が生じました。
ソカレント家固有の魔法なのかフェリネラ個人の資質なのか分かりませんが大量の魔力が放出されて彼女は変身を遂げます。
魔力で編んだ純白のウェディングドレス姿に変身しました。
変身後のフェリネラはミールが恐れ戦くくらいの魔力を放出しています。
勝てないと悟り命乞いをしたのですがフェリネラは聞いてくれませんでした。
冷徹にミールを殺す事になりました。
ミールを始末したと同時にフェリネラの力が尽きました。
自身の放った魔法の衝撃で地下空間が崩れ始めています。
一刻も早く脱出する必要があるのですが倒れそうになっています。
倒れかけていたフェリネラを抱き留めて地上に運び出してくれる人物が現れました。
フェリネラはアルスが来てくれたと期待しましたが現れたのはリリシャでしたよ。
瀕死状態でもアルスに抱き留められる事を期待しちゃうフェリネラが可愛すぎてヤバい。
アルスを攻略するならばもっと積極的に行かなければ苦しいぞ。
うかうかしているとロキに完全に持って行かれてしまうぞ。
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システィがダンテにミネルヴァを渡します。
ダンテはシスティがミネルヴァに関して正しい知識を持っていないと知り笑っています。
この世界を変える資格を有する者が居ると言い始めました。
ダンテも資格を持っているのか資格者になろうとしているのか?
ダンテはフェゲル四書の名前も出しています。
システィは眉唾だと考えていたらしくこれにも驚いています。
アルファの重鎮であるシスティが何も分かっていないと理解したダンテは同情しているように見えますね。
ダンテは色々と世界の謎について知っているようです。
システィはこの場でダンテを倒してしまおうと考えますがダンテは逃げる算段を用意してありました。
アンブロージアという薬を部下に服用させてある。
それを起動させるスイッチを押したと言っています。
効果が現れると部下たちは限りなく魔物に近い存在に変身すると言われます。
システィはダンテ討伐を諦めて急いで地上に戻る事になりました。
システィは学院内で暴れる魔物の変身した襲撃者を掃討する事になりました。
ダンテは悠々とミネルヴァを持って逃げ去ります。
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襲撃者の掃討が終わったタイミングでアルスとロキが帰還しました。
酷い惨状なのですが軍隊経験のある二人は意外と軽い被害だと感じています。
アルスとロキが暮らしている彼の研究室は破壊されて天上と壁が無くなっていました。
アルスは割り切っていますがロキは酷い憤りを感じています。
二人の家が壊されてしまったと嘆いています。
アルスは心の中で一緒に暮らしているが同棲している訳では無いぞと叫んでいます。
ロキは周囲にアルスは自分のモノと主張しているのか?
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システィに詳しい状況を説明してもらう事になります。
彼女からダンテがミネルヴァを持ち去った事と彼がフェゲル四書について語った事を知らされました。
ダンテはシスティよりもミネルヴァに関して多くの知識を持っている事も伝えられます。
そこにフェリネラを助け出し魔物の変身した襲撃者を掃討してくれたリリシャがやって来ました。
彼女は窓から入ってきたよ。
リリシャから彼女はウームリュイナ家を探っていて脱獄囚を手引きしたと情報を得て学院に戻ってきたと告げられます。
彼女の情報からウームリュイナ家がダンテ達を手引きした事が判明しました。
リリシャはシセルニアから預かったモノをアルスに渡してくれます。
彼女が取り出したのはフェゲル四書の一冊でした。
アルスはフェゲル四書を読み始めます。
フェゲル四書は知らない古代文字で書かれているのですがアルスの脳内に知識として書かれている事が流れ込んできました。
読める人と読めない人が居るようですね
資格ありと判断された者には知識を与えてくれるのだろうか?
アルスはフェゲル四書の解読を行ってからダンテを追う事にします。
システィはミネルヴァを奪われてしまった責任を問われて学院長の地位を剥奪される可能性があります。
アルスは彼女が学院長を務めてくれている方が自分にとって都合が良いはずだと考えて彼女の為にミネルヴァ奪還も行う事を決めます。
素直にシスティの為に頑張ると言わないあたりに二人の関係性の微妙さを感じるね。
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テスフィア、アリス、フェリネラが重症を負ったと聞いたアルスはお見舞いに行く事にしました。
フェリネラは傷が酷く軍の病院に移送された後なのでフェリネラとアリスを見に行く事になります。
フェリネラ残念ですねーアルスのお見舞いを逃す事になりました。
アルスが訪れた時フェリネラとアリスはベッドから起き上がっていました。
アルスが来てくれたと知り満面の笑みを浮かべています。
アリスが賭けは私の勝ちねと言っています。
二人はアルスが直ぐにお見舞いに来てくれるか賭けていたそうです。
アルスは二人に傷の具合を見ろと要求しました。
アリスは上手く言い逃れて剥かれるのを逃れました。
テスフィアの裸は一度見た事があるので今更何も感じないと言ってしまうぞ。
テスフィアは何も感じないって何よと文句を言いつつも傷を見せる事になります。
おっぱいが見られないように必死に患者着を抑えています。
アルスはテスフィアのお腹の傷を見る事になりました。
傷口は綺麗に縫合されていて魔力の流れにも問題が無い事が確認できたので安心したようです。
アルスは襲撃者の一人も殺せなくてどうするんだと苦言を呈します。
二人とも自分の戦い方が甘かったとの認識があるのね項垂れています。
アルスは生き残れたんだから二人には強く成れる可能性があると付け加えました。
彼としても教え子には強くなって欲しいと思っているのね。
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ロキを休ませてからアルスはフェゲル四書の解読を始めました。
アルスの興味はグラ・イーターの謎が記載されているかでしたが残念ながらそれは書かれていないようです。
奪われてしまったミネルヴァについての記述を見つけます。
ダンテの狙いを予想しようとしています。
ダンテはミネルヴァの価値について正しい理解をしているようなので彼もフェゲル四書を入手している可能性が予想されます。
読み進めるとフェゲル四書が複数に分冊されている事が分かりました。
解析が終わるとアルスはロキのAWRの調整を始めます。
それが終わると眠る事にしました。
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アルスは夜明け前に目覚めます。
彼の目の前にロキが立っていて出発準備が整っていると伝えてきました。
彼女はアルスの着替えまで持ってきてありました。
アルスは気が利き過ぎると感じています。
まるで新妻のようですね・・・
アルスは黒い私服に着替えてダンテを追う事にしました。
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出発前にウィザイストと連絡を取る事にしました。
彼に部下を貸して欲しとお願いしています。
アルスにはダンテの向かった先が予想できました。
そこに張り付いて監視して欲しいとお願いしました。
ウィザイストは快く部下を三人貸してくれるます。
アルスからアフェルカのリリシャから情報を得たと言われるとウィザイストが不満そうにしています。
諜報を行っているウィザイストの部隊はアフェルカと任務内容が被る事があるようです。
アフェルカを運用しているのは国家元首のシセルニアです。
軍部に属するウィザイストはそれが嫌なようですね。
リリシャに関わっている暇があるならさっさとフェリに手を出せと言い出しています。
アルスは呆れた様子で親娘関係に亀裂が入っても知りませんよと指摘しています。
そんな事があるか!!と言ってウィザイストが慌てています。
フェリネラに嫌われるのは怖いようです。
ウィザイストはフェリネラとアルスが結ばれる事を望んでいるみたいだね・・・
次は色々と片がついてから連絡すれば良いと言われて通信が切れました。
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アルスとロキが向かったのはウームリュイナ家の支配域にあるバベルの防御壁です。
そこにウームリュイナ家が人が通れる抜け穴を作ったようですよ。
二人が到着すると既にウィザイストの部下が監視任務を始めていました。
アルスとロキはそこから外界に出る事になります。
ロキにダンテ達の魔力を探らせて追いかける事になります。
アルスが高速移動を始めました・・・ロキは付いて行くのがやっとのようです。
アルスの足手纏いになる為にきたのではないと自分を叱咤して懸命に追走しています。
アルスはダンテの逃げた方向に魔獣が居ない事に気が付きました。
何かがあると予想します。
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ダンテと二人の部下が木の上から見下ろしていました。
アルスは速攻でダンテを倒す事にします。
部下の一人を倒して残りのナイフ使いをロキに任せる事にします。
ナイフ使いはフェリネラに大怪我を負わせた人物でマーシェス・ピーケットという名前でした。
ロキは彼の情報を入手済みでした。
マーシェスはロキが学生とは少し異なると理解します。
マーシェスのナイフがアルスに迫りますが彼は頓着しませんでした。
相手を任せたロキを信頼しているね、ダンテに向かい突進していきます。
ロキはアルスに信頼されて嬉しそうだね。
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ロキとマーシェスの戦闘はマーシェス優位に進みます。
ロキは対人戦闘なので工夫を凝らしています。
逃げる余裕を持たせた距離感で戦い始めました。
マーシェスは学院で相手にしたテスフィアとは違うと嬉しそうです。
強敵と戦い倒したいみたいです。
ロキはこの戦いでアルスに与えられた課題の魔法を使う事にします。
見事に雷霆の八角位を成功させて白く輝く雷の獣を出現させています。
見た事も無い魔法にマーシェスは焦りを見せています。
ロキが雷撃でマーシェスを焼き殺しました。
ロキは勝ったのですが高揚感を持てませんでした。
自分の殺しの適性があると分かっただけだったと感じています。
アルスの隣に居たいと言っている彼女なので適性がある事を喜ぶかと思ったのですが意外です。
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アルスとダンテの戦いはアルスの大技をダンテが無効化することなります。
ダンテは重力を操る魔法体系を作り出したようですね。
アルスは新たな魔法体系を作り出した彼に喜びを感じているようです。
アルスの魔法の破壊力が大きすぎると分かったダンテはミネルヴァと接続して自分を所有者と認めさせる事にします。
何とかアルスの大技を受ける前に認めさせる事ができたようです。
ダンテはホッとしているね。
ダンテは空中に待機させていた魔獣を地上に落下させました。
アルスの周囲に大量の魔獣が降ってきました。
ダンテはこれでアルスを仕留められると考えたようです。
アルスは広範囲を凍結させる魔法で魔獣を氷漬けにして倒します。
ダンテはアルスの魔力量に呆れています。
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アルスはダンテからできるだけ多くの情報を引き出そうと考えます。
ダンテがフェゲル四書を読んだ事があると分かりました。
クラマとは味方ってわけではないようです。
テスフィアがダンテを怖がらせた理由が語られてます。
ダンテはアルスに向かってフェゲルの魔法を与えたな?と問いかけてきました。
ダンテの言っている魔法とはフェーヴェル家に伝わる魔法の事だよね?
謎が深まった感じがしますね。
フェゲル四書の第三篇を見たなと言っているので複数に分かれている事が確定したな。
アルスが確認するとダンテもフェゲル四書を読んだ事があるそうです。
そしてミネルヴァが核であると言っています。
ミネルヴァは救世の遺物だとも言っていますね。
ミネルヴァは通称で本当の名前はミェルカーヴァ、神の移動要塞を意味する古語であると教えてくれました。
アルスもフェゲル四書でその記述を見つけていました。
アルファ国境付近の排他的領域内に核を収める為のフレームが存在する筈と考えます。
ダンテがミネルヴァを持って其処に向かうと考えます。
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ダンテがアルスの事を「世界の未来を左右する資格ある者」と言っています。
フェゲル四書が読めた人間をそう呼ぶのかな?
人間の事を旧人類と呼んでいますね?
ダンテはアルスとの戦いを席者同士、削り合うのは望むところじゃないんだけど、と言って避けたいようですね。
人を魔物化させるアンブロージアについて聞いてみるとクラマの幹部メクフィスって男が作った物だと教えてくれいました。
同類同士なので餞別だと言っています。
まだ聞きたい事があるのですが戦闘が再開されました。
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アルスは接近してからダンテに魔法を撃ちこむ戦術を取ります。
ダンテは対応できずにダメージを受けています。
それでも反撃してアルスに大きなダメージを与えます。
大きなダメージを受けた事で魔力の制御権がグラ・イーターに移りました。
これがダンテの敗因だね。
アルスはダモクレスの剣と呼ぶ魔力でできた黒い長剣を作り出します。
それを大量に撃ちだす【千剣黒曜】という魔法を放ちました。
ダンテは重力を操る魔法で受け止めようとしますが止められませんでした。
これまでのアルスの放つ攻撃は重力を操り下方に移動方向を変化させて避けていたのですが止められませんでした。
ダンテは大量のダモクレスの剣で刺し貫かれる事になりました。
瀕死状態のダンテはやっと接続が間に合ったミネルヴァを使います。
巨大な魔力の球を落下させる【愚者の救済《ディアーナル・ドグマ》】という魔法を放ちました。
アルスを圧し潰すつもりだったようです。
アルスは逃げる事無くダモクレスの剣を振り巨大な球を二つに斬りました。
空間に裂け目ができてダンテの作った球を呑み込みました。
ダンテは何をしたんだ!!と慌てています。
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アルスはダンテに何がしたかったのかたずねました。
ダンテは世界の終わりに用があったと答えます。
ダンテの言っている世界の終わりとは世界の果ての事です。
外界に何かがあると言いたいようですね。
ダンテがどうやってミネルヴァに関する記述を知ったと質問してきます。
アルスはアカシックレコードを見たから分かったのですがそれを教える事はしませんでした。
地獄で想像するんだなと伝えると地獄じゃない、楽園は確かに存在する、と言って彼方を指さしました。
ダンテが示したのは外界の果てです。
アルスは外界の果てに何かがあると連想しています。
信じてやれなくて悪いが、教え子達の成長ほどの驚きはなかったと伝えました。
ダンテは最後にニヤリと笑いかけて逝きました。
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アルスはミネルヴァの回収を始めます。
空間を切り裂くと隠れていてミネルヴァが出てきました。
力なく落下して地面に激突します。
アクセスを試みると意思を得たかのように浮き上がりました。
抱えて運ぶ必要がなくなりアルスは安堵しています。
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ロキと合流すると彼女は得意げです。
アルスはロキが雷霆の八角位を修得したと悟ります。
出発前に彼女のAWRに魔力式を刻んだのですが実際に試して徐々に微調整していけば良いと考えていました。
ロキの適性の高さに驚く事になりました。
アルスは右腕と右目を負傷しています。
心配したロキがアルスに少し屈むように頼んできます。
服を引っ張り促す力が予想以上に強かったのでアルスは従う事にします。
ロキがアルスの右目を覗き込んできました。
ロキの顔がはっきりと見えました。
ここでキスしてこない辺りがロキだね、奥ゆかしくて良いですね。
見える事が確認できたロキがホッとしていました。
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心配事が消えたのかロキが軽いジョークを言ってきました。
水でも被りますか?と質問してきます。
それは外界で任務をこなすアルスの小休止方法です。
アルスはこの季節に水を被ったら風邪を引くだろと答えます。
ロキは、ごめんなさい、軽いジョークです、と謝ってきました。
アルスは嬉しそうに揶揄ってくるロキにおでこを小突いて返礼しています。
イチャイチャしてますねー。
これはフェリネラはうかうかしてられないぞ。
テスフィアとアリスも焦るべきだね。
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アルスが大変な任務だったと振り返ります。
ロキはアルスになら完遂できると確信しておりましたと答えます。
アルスがこれからも多分問題は山積みだぞと指摘します。
ロキはどんな苦境も乗り越えられます、僭越ながご同行させていただきます、と答えました。
ロキは呆れるくらいに楽観的に言ってきます。
アルスは呆れたように肩を竦めて彼女の頭を撫でてあげました。
ロキは自信を付けたようだね。
アルスとロキの距離感が接近しているように感じますなー。
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