ラノベの感想) ゴブリンスレイヤー 第13巻 (GA文庫)


概略:
ゴブリンスレイヤーが受付嬢に頼まれて新人勧誘の為の迷宮を設計する事になります。初めての経験なのでゴブリンスレイヤーが新たな境地に至る事になりますね。設計した迷宮がきちんと機能するか槍使いと重戦士に確認してもらっています。ゴブリンスレイヤーと一緒の時間を過ごせる事になった受付嬢が舞い上がっています。受付嬢が発案した迷宮探検競争が始まります。順調に進行していたのですが会場に使った地下深殿にゴブリンの巣に繋がる横穴が見つかりました。競技を続けながらゴブリンの掃討を行う事になりゴブリンスレイヤーが単騎でゴブリンの巣に入る事になります。久々の単独行です。

レーベル:GA文庫
発行日:2020/10/31
著者:蝸牛くも(かぎゅう くも)
イラスト:神奈月昇(かんなつき のぼる)
ISBN:978-4-8156-0640-4
雰囲気:受付嬢からの依頼、アトラクション作り、陰険な罠、想定外、迷子、単独行動、地下洞窟で大魔法、ゴブリン退治
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ゴブリンスレイヤーが受付嬢のお願いを聞く事になります。
手伝って欲しい事があると言われて快諾していた事を思い出しました。
受付嬢はゴブリンスレイヤーと行動を共にできると嬉しそうにしています。
公私混同していないか心配している彼女が可愛いです。
例年なら冬至のお祭りの期間は牛飼娘を手伝っているようですが今年は手伝えないと断っています。
牛飼娘は驚いていましたが受付嬢から頼まれて新人冒険者を勧誘する為のアトラクションを作ると聞いて納得しました。
女神官、牛飼娘、受付嬢の三人でローテーションを組んでゴブリンスレイヤーとの思い出を作る事になっているような?
受付嬢は冒険者に成ろうと考える志願者増を狙い「迷宮探検競技」を開催する事にしました。
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ゴブリンスレイヤーは初めて迷宮の主をする事になりました。
初めての事なので勝手が分からずに困っています。
牛飼娘の叔父さんから「しっかりやりなさい」と励まされました。
しっかりやるとはどういうことだと考えたゴブリンスレイヤーが悩み始めます。
悩んだ結果ゴブリンならどんな罠を仕掛けてくるのか考える事にしたみたいです。
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ゴブリンスレイヤー、女神官、妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶、受付嬢でアトラクションを設置する地下深殿跡に下見に来ました。
ゴブリンスレイヤーが早速冒険者を困らせる罠を考案していきます。
それを聞いていた受付嬢が余りの悪辣さに青い顔になっています。
ゴブリンスレイヤーは罠にかかった人物の安全性を考慮していないようですね。
受付嬢はなるべく穏便にして下さいとお願いしています。
ゴブリンスレイヤーはアドバイスを素直に受け入れて安全性に考慮しつつ陰険さが失われない罠を考案していきました。
鉱人道士と蜥蜴僧侶が罠を作ってくれています。
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ギルドが迷宮探検競技を行うと聞いて女騎士が自分も出場すると言い出し重戦士を困らせています。
出場資格は新人冒険者までとなっているので女騎士は出場を諦める事になりました。
ゴブリンスレイヤーは慎重でした。
アトラクションを設計すると重戦士と槍使いを呼び出し卓上プレイを頼んでいます。
三人でプレイしてみて安全性の確認をしています。
槍使いはゴブリンスレイヤーが受付嬢とお近づきになっている事が不満なようですね。
受付嬢が幸せそうにしているので余り強く文句が言えないようです。
ゴブリンスレイヤーは凝り性ですね。
アトラクションに登場するモンスターをゴブリンにしました。
妖術師に頼んでゴブリンの偽物を作ってもらう事にしました。
攻撃すると溶けて消えてしまう偽物を配置する事になりました。
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槍使いは迷宮探検競技に興味がありそうですが魔女と冒険に向かいました。
道具やで冒険者志願の女の子と出会います。
緊張でガチガチになっている女の子に魔女が魔法薬をプレゼントしています。
槍使いと魔女は女の子の姿に己の新人時代を思い出していたようです。
道具屋には魔女が着るための外套を買いに生きたようですね。
槍使いがさり気なく城も似合うとアドバイスしていますね。
魔女は白を買っているぞ。
嬉しそうにしていてう魔女が物凄く可愛いですね。
槍使いもなんだかんだで魔女が好きみたいだね。
受付嬢に対するアピールは趣味みたいな感じか?
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冒険者を目指す女の子は傭兵の父と二人暮らしです。
村の中に居場所がなくそんな環境を自力で変えたいと思い冒険者を志したようです。
同じ村に住む少年に揶揄われていますね。
それでも冒険者になるって考えは揺らぎませんでした。
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迷宮探検競技当日、受付嬢は普段よりも早起きして出勤準備をしています。
一日ゴブリンスレイヤーと一緒に居られるのが嬉しいようです。
ウキウキと準備を進める受付嬢が滅茶苦茶可愛いですね。
彼女は一旦全裸になってから装備品を身に着けていくのね。
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ゴブリンスレイヤーも緊張からよく眠れなかったようです。
牛飼娘が彼の緊張を解してあげています。
距離感が近い近い・・・この二人はいつくっつくんだろうね。
牛飼娘がゴブリンスレイヤーの薄汚れている鎧を磨いてくれます。
そのお陰もあり銀等級の冒険者として新人や志願者から尊敬の眼差しを向けられる事になります。
見た目は大事だよな。
重戦士や槍使いは見た目にも気を使っているからね。
ゴブリンスレイヤーも少しだけでも身綺麗にした方が良いような。
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王都から迷宮探検競技を視察する人物が派遣されます。
女神官が名指しで案内役を頼まれています。
相手が誰だか分からなかったので女神官は緊張の極致に達しています。
自己評価の低い彼女はゴブリンスレイヤーのパーティメンバーだから自分の名前を知ったんだと考えています。
やって来たのは女神官に憧れている王妹でした。
彼女とは友達なので女神官の緊張が和らいでいます。
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商魂逞しい牛飼娘の叔父さんは駱駝の乳で作ったアイスクリームを売る出店を出店する事になっています。
視察に来た王妹が買って食べていますよ。
とても好評でした。
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ゴブリンスレイヤーと受付嬢が出場者の登録を行っています。
そこに冒険者を志願する少女がやって来ました。
ゴブリンスレイヤーからランタンを鞄に居れて背負っている事を褒められて嬉しそうにしています。
ゴブリンスレイヤーはダンジョン内で両手が空くのは良い事だと事実を述べただけのようですが志願者の少女には嬉しかったみたいです。
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受付嬢の演説の後競技が始まりました。
参加者が安全に冒険できるように妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶、女神官が監視員として協力しています。
競技は順調に進んでいたのですが会場の安全確認をしていた冒険者がゴブリンの死骸を発見しました。
モンスターが存在しない安全な会場だと考えていたのですが問題発生です。
洞窟の中で横穴が発見されました。
元々何を祭る地下深殿なのか不明だったのですがゴブリンの巣があったようです。
このままでは競技を中止する事になります。
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責任者として受付嬢はどうしようか悩んでいました。
ゴブリンスレイヤーが競技の継続と自分が探索に向かうと発言します。
受付嬢はゴブリンスレイヤーの意見に乗る事にしました。
反論が出る前に方針を支持して対策を打つことにします。
判断が早いのは良い事です。
競技を続けるので冒険者は参加者が死なないようにサポート役として残る必要があります。
ゴブリンスレイヤーの意見が採用され単騎でゴブリンの巣に潜る事になりました。
ゴブリンスレイヤーへの依頼って形を取るのね。
受付嬢は前金として自分が持ってきた道具が入ったポーチをゴブリンスレイヤーに渡しました。
女神官はゴブリンスレイヤーに同行したそうですが彼女には怪我人の救護という役割があるので諦めています。
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ゴブリンの巣に冒険者志願の少女が迷い込んでしまいます。
発見されたゴブリンに死骸は彼女が倒したものでした。
少女は自分が競技会場から外れてゴブリンの巣に迷い込んだとは思っていません。
巨大な蛇に見つかってしまい動けなくなります。
そこに大昔にこの神殿に封じられた魔術師の魂と出会う事になります。
少女は炎の魔人と認識しています。
自分が競技会場に居ると信じている彼女は炎の魔人を採点役の冒険者だと思っています。
知らないって怖いよね。
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ここまで来た理由を聞かれた彼女は冒険者に成りたいからと答えたのですが鼻で笑われます。
ここまで冒険してきた自負がある少女は怒りを感じていますよ。
炎の魔人が少女を殺そうとしてきたので少女は対抗する事にします。
初めての冒険でここまで行動できるのは凄いよね。
彼女は一人きりなんだぜ。
魔女から貰った瓶を投げつけると効果がありました。
続いて鞄の中に入っていた巻物を使ってみる事にします。
この巻物が物凄い威力を持つ魔法を封じてある代物でしたよ。
隕石を落下させる魔法が発動して炎の魔人は跡形もなく消し飛びました。
知らないって事は怖いよねー本当に。
隕石を落下させる魔法が封印されていると知ってたら地下洞窟内で使わないよね。
結果的には無知だったから生き延びられたと言えますね。
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ゴブリンスレイヤーは単独行動が久しぶりだと気が付きます。
自分が妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶、女神官に助けられている事を痛感しています。
単独行動だった頃を思い出して慎重に行動しています。
受付嬢から渡されたポーチの中身がゴブリンスレイヤーを助ける事になりました。
目薬をさして暗闇でもある程度見えるようにしています。
香水をゴブリンの集団に投げつけて自分が走り抜けて女が居ると思わせ油断させています。
音を立てないように着々と殺していきますよ。
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手持ちの武器が無くなると受付嬢のポーチに入っていた紐を使い落ちている小石を投擲してゴブリンの頭蓋骨を破壊しています。
魔法の杖を持っているゴブリンが現れました。
彼が弓矢を使うゴブリンを指揮してゴブリンスレイヤーを攻撃してきました。
深い地割れを挟んで砲撃戦を行う事になりました。
ゴブリンスレイヤーは小石を投擲して弓矢を使うゴブリンを倒していきます。
ゴブリン達は距離があるので自分たちの優位を疑いませんでした。
場所を動く事なく矢を射かけてきます。
ゴブリンスレイヤーは矢の飛んで来る方向からゴブリンの居る位置を特定して小石を投擲しています。
動かない弓兵は的でしかないと言っていた妖精弓手の言葉を思い出して納得しています。
.
最後に魔法の杖を持つゴブリンが残りました。
ゴブリンは仲間を殺されても自分の優位を疑いませんでした。
この時に少女が巻物を使ったようです。
天上から巨大な隕石が落下してきました。
ピカピカ輝いていたのでゴブリンが自分でも同じことが出来ると勘違いして魔法の杖をゴブリンスレイヤーに向けます。
警戒心ゼロのゴブリンに向けて尖筆を投擲して倒しました。
ゴブリンスレイヤーは少女を探す為に更に深くに降りて行きました。
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降りた先で登れなくて困っている少女を発見しました。
ゴブリンスレイヤーが声を掛けると駆け寄ってきます。
少女に大きな怪我が無いと確認したゴブリンスレイヤーは彼女を連れ帰る事にします。
ゴブリンスレイヤーと出会い安心した少女は自分が地下迷宮で行った冒険を語ってくれます。
未だに彼女は競技コースから外れたとは気付いていません。
ゴブリンスレイヤーは彼女に失格を言い渡すのではなく彼女の冒険を讃える事にしました。
優しい気遣いが出来るようになっていますね。
益々モテそうですよ。
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ゴブリンスレイヤーがゴブリンを対峙している裏で勇者、剣聖、賢者、王妹が世界の危機と戦っていました。
同じ地下迷宮の別な場所に封じられた古の魔術師が行った魔術の痕跡を駆逐する仕事をしています。
魔術師は自分の分身を作る魔術を使ったそうです。
出来上がった分身にも自身の分身を作るように命じてあったので無限に増殖して巨大な肉塊となり果てました。
賢者はそんな魔術師を愚か者と断じています。
確かに愚かすぎるよね。
勇者によって世界の危機は駆逐されました。
勇者は槍使いと知り合いのようですね。
魔女は勇者だと理解しているようですが槍使いは駆け出しの冒険者と思っているようです。
知らないって怖いよね。
槍使いは勇者の髪を乱暴に撫でていますよ。
勇者も嬉しそうにしていますね。
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少女は冒険者として登録する事になりました。
彼女は意外と慎重で先輩冒険者に話を聞いてから冒険に向かっています。
知らない人に話しかけるのは怖いと感じていますが、地下で会った炎の魔人(彼女の中では試験官ね)よりは怖くないと判断して声を掛けたようです。
炎の魔人も役に立ってるじゃんね。
少女は幸運に恵まれているようですね。
少女は鼠対峙に向かう途中で同じ村の少年に出会います。
少年は少女の冒険を馬鹿にしようとしたようですね。
少女の冒険が成功したのは自分のアドバイスのお陰だと伝えます。
これまで少年の言葉を否定した事が無かった少女が初めて、それは違う、と否定しました。
少年は驚いていますね。
少女の頭は鼠退治の事で一杯だったので早々に別れを伝え立ち去りました。
少女が冒険者として成功した時に少年がどんな反応を示すのか楽しみだね。
冒険者に成りたいと志しそれに向けて行動を開始した少女をゴブリンスレイヤーは冒険者に成ると感じています。
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ゴブリンスレイヤーが受付嬢の元にやって来ました。
傍にいた監察官にゴブリンスレイヤーが目礼していますよ。
監察官には地上での運営を任せていたのでそのお礼のようですよ。
監察官はゴブリンスレイヤーの変化に好感を持ったようです。
受付嬢が余り役に立てなかったとしょんぼりした様子で伝えてきました。
ゴブリンスレイヤーが香草の飴は酷かったと返しました。
受付嬢は何の事か分からなかったようですね。
ゴブリンスレイヤーは牛飼娘から言葉足らずを直すように指摘されている事を思い出し言葉を続けます。
飴玉以外は役に立った「ありがとう」と伝えました!!
この言葉に受付嬢は舞い上がっています。
嬉しくて泣きそうだったに違いない・・・一度席を外して物陰に隠れています。
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戻って来た彼女にポーチの中身を弁償したいと伝えます。
ここでも牛飼娘の助言が生きています。
金銭だけで弁償する方法を避け品物を選ぶのを手伝って欲しいとお願いしようとしたみたいです。
受付嬢が席から立ち上がって「ぜひ、一緒に!」と叫びます。
物凄い喰いつきの良さですね。
チャンスは逃さないって彼女の気概を感じます。
牛飼娘と女神官もうかうかしていると受付嬢にリードを許す事になりそうです。
牛飼娘ってゴブリンスレイヤーのねーちゃんみたいだな。
これちょっと不味くない?
牛飼娘が姉でしょ、女神官は妹で、受付嬢が恋人・・・ありそう。
ゴブリンスレイヤーと受付嬢は買い物デートに行くみたいです。
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ゴブリンスレイヤーはゴブリン退治の依頼を受けています。
ここで妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶、女神官を誘うか迷っています。
妖精弓手がゴブリンスレイヤーに声を掛けてきました。
彼女はゴブリン退治が終わったら冒険に行くわよ、と誘ってきます。
ゴブリンスレイヤーは迷いながらも冒険に行こうと答えました。
素直になってる?
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成分美少女卑劣作戦仲間恋愛
評価AAAAAAAAAAAABB
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