ラノベの感想) ゴブリンスレイヤー 第14巻 (GA文庫)
概略:
普段の自分を見ていてくれていると知った受付嬢がゴブリンスレイヤーの願いを叶えてくれます。北方に行ってみたいと言った彼に北方の探索依頼を出してくれました。寒がりな蜥蜴僧侶は最後まで悩んだのですが同行する事を決めます。ゴブリンスレイヤーの意向で雪山を踏破しています。理由を聞くと通ってみたかったそうですよ。今回の冒険は普段の行動指針と違いゴブリンスレイヤーの好奇心を満たす方向に価値が置かれているようです。途中から鉱人の作った地下道を通る事になります。北方の国に到着すると戦闘の真っ最中でした。戦闘と言ってもこの地方で行われている嫁取りと呼ばれる儀式の事です。この地方を収める頭領と呼ばれる領主の奥方と知り合います。奥方に案内されて頭領に会う事になります。客人として迎えられることになりました。ゴブリンスレイヤーは好奇心を刺激されて楽しそうにしています。
レーベル:GA文庫
発行日:2021/3/31
著者:蝸牛くも(かぎゅう くも)
イラスト:神奈月昇(かんなつき のぼる)
ISBN:978-4-8156-0812-5
雰囲気:変化、買い物デート、北へ、雪山登山、地下道、おみやげ、戦争?、文化の違い、異文化交流、海の怪物、ゴブリン退治
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ゴブリンスレイヤーの変化に気が付いた牛飼娘が女神官と妖精弓手に相談を持ち掛けます。
それが良い事なのか分からない牛飼娘と女神官に妖精弓手が素晴らしい答えを返してくれます。
心が疲れたなら楽しい事をすればいいと助言しています。
冒険に行こうと言っています。
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ゴブリンスレイヤーは普段通りの薄汚れた鎧姿で受付嬢と買い物デートしています。
受付嬢は頑張ってオシャレしていますね。
受付嬢の髪を結ぶリボンを買いに来ています。
何色が似合うか聞かれたゴブリンスレイヤーが返答しています。
彼の答えを聞いた受付嬢が歓喜に震えていますよ。
ゴブリンスレイヤーは普段から受付嬢に注視している事が判明します。
受付嬢はゴブリンスレイヤーが自分を見ていてくれたと分かり大喜びしています。
嬉しくなった受付嬢はゴブリンスレイヤーのしてみたい事を聞いてきました。
ゴブリンスレイヤーは行った事が無い土地に行ってみたいとの希望を語ります。
それを聞いた受付嬢がうってつけの依頼を出してくれる事になりました。
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受付嬢が出してきたのは新たに王国に加わった北方の国の視察です。
冒険者ギルドが存在しない土地に赴き世情を調査してきて欲しと頼まれました。
冒険と聞いて妖精弓手は行く気満々になります。
鉱人道士と女神官も行く事に異存はないようです。
問題となったのは蜥蜴僧侶でした。
彼は低温を苦手としています。
迷った末に竜になる為には必要な試練と考え同行する事になりました。
他にも一緒に冒険したいとも思ったに違いない。
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女神官が準備を始めます。
部屋の奥に保管していた装備品を引っ張り出し使えるように整備しています。
妖精弓手の部屋は整理がされていないらしく彼女の準備を手伝わねばと考えています。
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ゴブリンスレイヤーは北の国に向かう事を牛飼娘に伝えました。
遠出すると聞いてちょっと寂しそうにしています。
お土産は生き物じゃない方が良いとお願いしています。
ゴブリンスレイヤーはこのお願いを忠実に実行する事になるよ。
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雪山を超えて北の国に向かう事になります。
困難なルートを通っています。
それはゴブリンスレイヤーの意向でした。
珍しく彼は自分の欲求を果たそうとしていますね。
ルートを選んだ理由を聞かれて通ってみたかったと答えています。
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雪山を超えていくのは困難だと判断して途中から近道を使う事にします。
山に存在する鉱人の作った地下道を進む事になりました。
道順を知っている鉱人道士に案内されて地下道を進みます。
地下道の中でゴブリンと遭遇する事になりました。
地下道は複雑に分岐していてゴブリンを全て退治する事はできませんでした。
依頼内容がゴブリン退治では無かった事と倒し切らなくてもゴブリンが地下道から出られないと判断し逃げる事を選びます。
ゴブリンスレイヤーが鉱人が鍛えた剣を発見しました。
普段なら武器は消耗品扱いするのですが珍しく大切に扱っています。
ゴブリンスレイヤーはその剣をお土産にする事にしたようですよ。
以降も時間があれば剣を見て嬉しそうにしています。
地下道を抜けると北の国に到着しました。
一行は戦争をしている時にやって来てしまいました。
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一行が街に到着した時に戦争は終わっていました。
戦闘が終了したばかりなのに雰囲気が暗くありません?
お祭りの後のような雰囲気が残っていました。
ゴブリンスレイヤーが冒険者だと名乗ると指揮官が出てきました。
出来てきたのは片目に眼帯を付けた物凄い美女です。
女神官は妖精弓手と遜色ない美しさと感じているので相当な美人さんです。
彼女が歓迎の意を表してくれるのですが彼女が発したのは聞きなれない方言でした!!
彼女の雰囲気とのギャップに女神官が驚いています。
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彼女はこの国を収める領主の奥方でした。
奥方に案内されて頭領と呼ばれる領主の元に向かいます。
頭領を紹介され戦争と思われたのがこの地方で嫁取りと呼ばれる行事だと言う事を説明されました。
女神官はあまりの文化的違いに頭がくらくらしています。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶はあり得る事だと納得しています。
同じ只人であるゴブリンスレイヤーは北の国到着してから終始関心するばかりで納得しています。
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北の国にいた妖精は既にこの世界から去った後なので妖精弓手が注目を集めています。
彼女はアルヴと呼ばれ尊敬と崇拝を集めていますね。
注目される事に成れている彼女は至って普通です。
興味の赴くままに行動していますね。
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驚きなのはゴブリンスレイヤーの反応です。
彼は直ぐに観光に行きたいと言い出し港で見た不思議な巨大建造物を見に行く事に成ります。
奥方の案内で港にやって来て巨大建造物をいじらせてもらっています。
それは船から荷物を陸揚げする為のクレーンでした。
数人の男が棒を押す事によって動かすそうですよ。
一人では動かせないと教えられたのですがゴブリンスレイヤーは押してみています。
当然クレーンは動かないのですが満足そうにしていました。
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嫁取りの後は宴を催すそうです。
一行の歓迎を兼ねて宴に招待されいました。
ここで頭領が悪酔いしてしまい奥方の自慢を始めます。
奥方の事を四方世界で一番可愛いと叫んでいます。
奥方は頭領が悪酔いするといつも自分を自慢すると知っているので非難しています。
夜風に当たろうとした女神官が奥方を発見します。
二人でサウナに入る事になりました。
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奥方は身体には雷に打たれた時の傷跡が残っていました。
奥方は嗜虐神の巫女なのでそれを神様の恵と言って受け入れています。
女神官は最初嗜虐神を奉じていると知った時は驚いていましたが奥方や北の人々と接するうちに彼女達の温かさを理解しました。
女神官と奥方は友達と言っていいくらいに仲良くなります。
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女神官の進歩が目覚ましいですよ。
宴の翌朝、お礼をしたいと言い出し頭領の傷を治す為に祈祷をしたいと申し出ました。
自分の実力に自信がないのですが一行は彼女の成長を感じられて嬉しくなっています。
北方の国は敵の捕虜も客人として処遇していました。
嫁捕りにやってきた他勢力の兵士を捕虜にしたのですが彼も宴に客人として参加していました。
文化の違いに女神官が驚いています。
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嫁取りの儀式を行うには時期が早いそうです。
捕虜から理由を聞き出す事になりました。
捕虜からゴブリンの群れが出現して物資が不足したので嫁取りを行ったと説明されます。
嫁取りを実行した勢力は王国に所属していないので支援を要請すると政治の問題になるそうです。
王国に加わったこの国ならば飢えて死ぬことは無いと判断して嫁取りを実行したそうですよ。
北の国々に取って嫁取りは交易活動の一環のように思えます。
いささか乱暴だなと思いながらも女神官は納得しています。
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ゴブリンが出没していると聞いたゴブリンスレイヤーは討伐に向かう事を決めます。
北の国には冒険者ギルドが存在しないので冒険者はならず者と認識されていました。
その強さを知らない頭領は実力をみせて欲しいと言い出します。
実際に戦闘を行うのではなく盤上遊戯で実力を示す事になりました。
ゴブリンスレイヤーは自信満々で女神官が相手をすると言い出します。
指名された女神官はびっくりしていましたがヤル気になっています。
女神官と奥方が卓上遊戯で競う事になりました。
心配する仲間にゴブリンスレイヤーは女神官は自分よりも腕っこきの冒険者だと説明しています。
その台詞を直接女神官に言ってあげればなー彼女も少しは自信が付くと思うんだけど。
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女神官と奥方の戦いが始まりました。
女神官はルールを確認したいから一回遊びでやってから本番に入ろうと提案しています。
奥方が納得したのでその手順で勝負が始まりました。
勝負が始まると女神官が凄く楽しそうにプレイしています。
奥方の取る手は巧みで女神官が負けてしまうのですが場の雰囲気が変わっています。
女神官は気付いていないようですが彼女は上手く交渉して海賊達の心を解してしまいました。
協力してゴブリン退治に赴く事になります。
ゴブリンスレイヤーは女神官の成長が見れて嬉しそうにしています。
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ゴブリン達が難破した船を大量に拾いました。
ゴブリン達は船を手に入れたので頭領たちに勝てると確信しています。
手に入れた船に乗り込み襲撃する為に海に漕ぎ出しました。
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ゴブリンが拾った船は最近何らかの怪物に襲われて難破したものです。
北の国は海に出現する怪物に困っていました。
ゴブリン退治に向かったゴブリンスレイヤー達は海の怪物に襲われる事になります。
戦場は三勢力の入り乱れる乱戦状態になってしまいます。
怪物に頭領の剣が通じる事が分かっているので海の底から引きずりだす事になります。
女神官が作戦を考えたようですよ・・・ゴブリンスレイヤーは彼女に任せる事にします。
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ゴブリンの指揮官を倒す為にゴブリンスレイヤー達が船から船に移動する事になります。
作戦が決まると見事な連携を示しています。
後方でふんぞり返っていたゴブリンの指揮官はゴブリンスレイヤー自慢の南国製の投げる剣で武器を持つ右手を切断されます。
武器を失ったところをゴブリンスレイヤーに腹を刺されて海に落とされました。
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ゴブリン達に捉えられていた人質も救出してゴブリンスレイヤー達が戻ってきます。
作戦は次の段階に進み怪物を海から引っ張り出す事になります。
引っ張り出すのに鉱人道士の術を使う事になります。
大掛かりな術だったのですが上手く行き怪物を海の底から引っ張り出す事に成功しました。
怪物は何本もの触手と大きな口を備えていました。
海中から突如飛び出し海面を航行する船を襲っていたようです。
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頭目が怪物と対峙して剣を切りつけます。
確かに剣で怪物の触手を切り離す事は出来ていますが巨体なので時間が掛かりそうです。
奥方が嗜虐神に祈りを捧げて雷撃の加護を使います。
雷撃を頭領に放ちます。
頭領の剣に雷撃が纏わりついていますね。
頭領が雷撃の加護を受けた剣で切り付けて怪物を両断しました。
そこに燃える水で火を付けた船を突っ込ませます。
妖精弓手が後でゴブリンスレイヤーを蹴ると叫んでいます。
怪物は倒されました。
頭領が滅茶苦茶をすると呆れています。
ゴブリンスレイヤーはいつも通りだがと答えて妖精弓手に蹴られました。
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ゴブリンスレイヤーはゴブリンのボスから奪った魔法が付与されている斧を北方人の男に渡します。
報酬の話を振られたゴブリンスレイヤーは今後この地に冒険者がやってきたら冒険者として扱ってくれとお願いしました。
それで良いのか?と問われたゴブリンスレイヤーは笑いながらそれが良いんだと答えました。
彼の笑い声を初めて聞いた女神官が驚いています。
ゴブリンスレイヤーが追加で要求を出しお土産にする剣の鞘も作ってもらう事にしました。
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仕事が終わり寛いでいる牛飼娘が帰って来たゴブリンスレイヤーを発見しました。
嬉しそうに彼を迎えて北方での冒険を語ってもらっています。
話の内容は牛飼娘には理解不能な部分が多いようですが彼が嬉しそうに語るので嬉しいようです。
ゴブリンスレイヤーはお土産の鉱人が作った剣を取り出します。
飾りたいと言っているゴブリンスレイヤーに納屋に飾れば良いよと助言しています。
ゴブリンスレイヤーはもう一つのお土産である蜂蜜酒の壺を取り出しました。
叔父さんを交えて三人で飲む事になっています。
蜂蜜酒は家庭環境が聞かれたゴブリンスレイヤーが牛飼娘と彼女の叔父と一緒に暮らしていると答えた結果です。
頭領と奥方の仲睦まじい様子を散々見せつけられた筈なんだけどゴブリンスレイヤーには影響力が無かったようだ。
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女神官の成長が本当に著しいね。
彼女は戦闘中も自分に出来る事をしていました。
行動も的確でパーティの動きに付いて行っています。
女神官に昇級の話が来ているそうですよ。
本当に成長が速いな。
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冒険者になった少女が北の国にやって来ました。
彼女はパーティを組んでいないみたいだね。
一人でこれまで生き残っているは凄い事だね。
地元民を発見した彼女が勇気を出して声を掛けています。
冒険者だと伝えると受け入れて貰えたようですね。
ゴブリンスレイヤーのお願いは聞き届けられたようですね。
ゴブリンスレイヤーも自分で考えている以上に貢献しているよな。
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