ラノベの感想) 神角技巧と11人の破壊者 上 破壊の章 (電撃文庫)


概略:
森の中にある村で暮らしている少年が神格技巧と呼ばれる超兵器の戦いに巻き込まれます。少年を庇おうとして重症を負った使用者から超兵器を引き継ぐ事になります。村を守る為に超兵器を使用する美少女と取引をする事にします。初めて少年は森の外に出る事になりました。少年の事を慕う邪神の幼体と二人のお姉さんと一緒に取引先に向かいます。引き継いだ超兵器を売りたいと申し出ると取引相手の美少女がメイド服でおもてなししてくれます。

レーベル:電撃文庫
発行日:2021/1/10
著者:鎌池和馬
イラスト:田畑壽之
ISBN:978-4-04-913577-0
雰囲気:超兵器、お姉さん、継承、お嬢様、対決、テロリスト、三機目、群衆
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森の中にある村で暮らしている少年ミヤビ=ブラックガーデンが世界を変える事ができる超兵器を継承する事になります。
邪神という存在が居るのですがその幼体に懐かれています。
アルマと名付けた幼体を連れて森に向かいます。
ミヤビは木こり見習をしているようですね。
森の中で枝を切っていると森の主のエルフと遭遇しました。
アリシア=ブルーフォレストというエルフです。
見た目はミヤビよりも幼く見えるのですが実年齢は遥かに上です。
ミヤビは彼女の事をババア呼ばわりしています。
口が悪いヘンテコなラジオを首から下げていますよ。
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高い木に登って怖くて降りられないアリシアを見つけます。
ミヤビは助ける時にアリシアのスカートの中をローアングルから見ていますね。
そこにアルマを監視する名目で国から派遣されている役人のお姉さんヘレン=クロックギアがやってきました。
二人のお姉さんはミヤビの事が気に入っているようです。
楽しそうに森の中で過ごしていたのですが突然地響きが鳴り地面が割れました。
ミヤビはアリシアとヘレンと引き離されてしまいます。
底が見えないくらい深いので合流出来る場所を探して移動する事になります。
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ミヤビが移動した先で神角技巧と呼ばれる魔導兵器を使役する二人の人物が対峙していました。
フリントロック式の猟銃を持っている少女と大剣を持っている男が対峙していました。
ボーデンバーグ商会のセリーナと名乗る少女がメビウス=エントランスという男に決闘を申し込んでいました。
セリーナはメビウスを倒して神角技巧最高の座を手に入れると息まいています。
神格技巧同士が激突するとミヤビの住んでいる森や彼の村は戦闘の余波で吹き飛んでしまいます。
メビウスはそれが分かっているので戦闘を回避したいようですがセリーナは関係ないと言っています。
森が無くなっても自分たちがリゾートとして開発すると言ってますよ。
森が消滅すると聞いたミヤビは戦闘を止めようとして飛び出してしまいます。
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メビウスはいきなり飛び出してきたミヤビを守うとしてくれます。
その隙を逃さずセリーナは攻撃してきました。
セリーナの攻撃余波によりミヤビとメビウスは吹き飛ばされてしまいます。
ミヤビは無傷だったのですがメビウスは下敷きになり大怪我を負ってしまいます。
セリーナの魔手から森と村を守る為にミヤビはメビウスから彼の使役している神角技巧ルシフェルホーンを引き継ぐ事にします。
神角技巧を引き継ぐ事の重大さは考えに入っていませんね。
ルシフェルホーンは巨大な爆撃機でした。
メビウスから彼が森にやって来た理由を聞かされます。
神角技巧は世界に10機しか存在しないそうです。
契約者は10人しか居ない筈なのですが謎の11人目が存在するそうです。
その11人目は神角技巧を使わず神格技巧並みの破壊力を持つ魔導爆弾を使うそうですよ。
メビウスは魔導爆弾を探し出し無力化する為に森にやってきました。
ミヤビは魔導爆弾を探し出し無力化する事になってしまいます。
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セリーナが攻撃を再会する前に何とか魔防爆弾を発見して破壊する事ができました。
魔導爆弾は時限式で外部からの衝撃では爆発しないそうです。
何とか魔導爆弾を無力化したのですがルシフェルホーンを使ったのでセリーナに見つかってしまいます。
ミヤビがルシフェルホーンを引き継いだ事を知ったセリーナは改めて決闘の場所を知らせると言って去って行きました。
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重症を負ったメビウスはミヤビの村で治療を受ける事になりました。
目を覚ましたメビウスから神角技巧の関連知識を教えて貰う事になります。
11人目の見つけ方を聞きに行ったのですがセリーナに狙われているのでそっちの対処を考えた方が良いと言われます。
メビウスが辛そうにしているので夜に出直す事になります。
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夜になり診療所に向かうとメビウスは留守にしていました。
村の酒場に向かうとメビウスが飲んでいました。
村の酒場でバニーガールをしているヘレンと出会う事になりました。
ヘレンは眼鏡を外しているのでミヤビに気付かれていないと思い込もうとしています。
ミヤビにバレてしまい泣いています。
ヘレンは国からの命令で情報収集をしていたんだと言ってますね。
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セリーナを誘き出す方法を話し合う事になります。
セリーナは自分の家の商会を大きくする事を目指しています。
商売人なのでルシフェルホーンを売りたいと言って誘き出す事にしました。
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戦闘の余波で村が消えてしまうので離れた町に誘き出す事にしました。
徒歩で三日ほどの位置にある町まで移動する事になります。
ミヤビ、アリシア、ヘレン、アルマで向かう事になりました。
野宿するテントはヘレンが用意したのですが問題が発生しました。
村の外の平原には魔獣が徘徊しています。
テントには魔獣除けの魔術を施していたのですがエルフであるアリシアが自分までテントの外に弾きだされると考えて外していました。
テントの周りに魔獣が集まって来ました。
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困っている一行の前に旅の武芸者が登場しました。
ヴィクティア=マグナムフィストと名乗る美女です。
ヴィクティアはスリットの深い赤いドレスを着ていますね。
パンツが見えていてミヤビが困っています。
魔獣はヴィクティアが倒してくれたのですが困った事が発生しました。
ヴィクティアは旅をしながら護身術を教えていると言い出します。
一行に弟子入りしろと強要してきましたよ・・・
彼女の説明を聞くと物凄く厳しい訓練が待っている事が予想されます。
困ったミヤビはルシフェルホーンを呼び出してヴィクティアを秘密基地に送る事にしました。
肉体的に強靭なヴィクティアはルシフェルホーンに吊るされた状態で秘密基地である外界と隔絶した小島に運ばれました。
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待ち合わせ場所の町に到着すると既にセリーナは到着していました。
彼女の使役する神格技巧は巨大な列車でした。
シュバルツシュッツェと呼ばれる装甲列車です。
5両編成の列車で最前部の機関車でレールを自生して走る事が可能でした。
錬金術の結晶で砲塔から打ち出す砲弾も自前で製造できます。
燃料は邪神の角から得ているので永久機関を搭載しているも同然です。
セリーナはシュバルツシュッツェを使い安全な陸路を構築しようとしています。
シュバルツシュッツェはセリーナの実家であるボーデンバーグ商会が作り出したそうです。
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ミヤビがルシフェルホーンを売りたいと申し出るとセリーナは一行を客人としてもてなしてくれます。
ルシフェルホーンから角を取り外す必要があるのでそれが可能な工廠王国という国に向かう事になりました。
一行はシュバルツシュッツェに乗り込む事になります。
シュバルツシュッツェの中は豪華な客室となっていました。
搭乗員はセリーナだけのようですね。
彼女は一人でシュバルツシュッツェを動かしていました。
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セリーナ本人がメイド服に着替えて一行をもてなしてくれます。
メイド服のスカートが短くて動くとパンツが見えています。
ミヤビは嬉しそうにしていますね。
シュバルツシュッツェに乗り込めた一向はシュバルツシュッツェを破壊するチャンスを待っています。
工廠王国に向かう途上で工廠王国が所有する神格技巧に襲われる事になりました。
工廠王国の使者はシュバルツシュッツェの一部が魔導爆弾に変えられていると主張しています。
ミヤビ達も協力してシュバルツシュッツェの内部を捜索したのですが発見できませんでした。
セリーナがシュバルツシュッツェを停車しなかったので工廠王国の神格技巧が攻撃してきました。
工廠王国の神格技巧はアイシクルブレットと呼ばれる雪上橇です。
アイシクルブレットはその巨体を武器としてシュバルツシュッツェの側面から突撃してきました。
横からの衝撃には弱くシュバルツシュッツェは横転してしまいました。
シュバルツシュッツェが大破したのを確認したアイシクルブレットは戻って行きました。
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一行は雪の上に放り出されたのですが無事でした。
改めて魔導爆弾を探すとシュバルツシュッツェの動力部から反応がありました。
魔導爆弾を破壊するにはシュバルツシュッツェを完全に破壊する必要が出てきました。
エリーナは神角技巧を失う事は出来ないと言ってミヤビに戦いを挑んできました。
死を覚悟してミヤビに勝とうと考えています。
エリーナが神格技巧に拘るのには理由がありました。
彼女は両親に認められたくて神角技巧を操っていました。
シュバルツシュッツェを使って商会を大きくしたいと言ってたのですが両親に認めて欲しい一心だったようです。
それを知ったミヤビはセリーナの呪縛を解いてあげる事にします。
ミヤビは破壊するシュバルツシュッツェに代わって自分がセリーナの最強になってやると伝えました。
セリーナは涙を流して感激していますよ。
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シュバルツシュッツェの機関部にどうやって魔導爆弾を仕掛けたのかが問題となります。
11人目はあらかじめシュバルツシュッツェが横転させられる位置を予想して周囲に潜んでいた可能性に思い当たります。
セリーナは工廠王国とは良好な関係を築いていたので一方的に攻撃されるのはおかしいと言っています。
工廠王国に向かい事実確認を行う事になります。
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工廠王国まで雪の中を歩いて移動する事になりました。
途中の村で休憩する事になります。
村には覇気が掛けていました。
理由を聞くと村にある温泉が凍り付いてしまい困っている事が分かりました。
一行は温泉に向かい分厚い氷を砕く事になります。
ルシフェルホーンを使って上空から砲撃して氷を砕きました。
温泉が元に戻ったので村に戻る事にします。
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宿屋も営業を再会し泊まる事になります。
温泉に入ろうとしたミヤビが脱衣所で全裸の美女と遭遇する事になります。
眼福に喜ぶ場面なのですが彼女の周囲に悪霊が纏わりついていました。
悲鳴を上げたのはミヤビの方でした。
幽霊と勘違いされた全裸女性はソフィア=カラミティジンクスと名乗り悪霊を除霊する浄化聖女なんだと自己紹介しました。
悪霊はソフィアの行った恥ずかしいおまじないのせいで彼女に付きまとっているそうです。
ソフィアが自分が覗かれている立場だって事を思い出してしまいます。
ミヤビは大慌てでルシフェルホーンを呼び出し彼女を秘密基地に連れて行かせてしまいます。
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町の酒場にバニー姿で潜入したヘレンが工廠王国が政治的に不安定になっているとの情報を仕入れてきました。
工廠王国は堅固な城壁に囲まれた城郭国家です。
工廠王国に到着すると城門が開いていました。
門番の衛兵も見当たりません。
恐る恐る中に入ってみると工廠王国の内部では暴動が発生していました。
暴動の中で暴徒に追われている神角技巧の使役者を発見しました。
この国と取引があるのでエリーナが彼女の名前と顔を知っていました。
エリザ=シルバーストームという女の子です。
エリザは選抜騎士「ホワイトセイズ」の一員です。
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ミヤビはエリザを助ける事にします。
暴徒たちは国王の軍備拡張政策に反対しています。
ホワイトセイズは軍拡の象徴なので狙われていたようですね。
ミヤビと合流できたのですがセリーナが一緒に居るので訝しがられます。
ミヤビはエリザを助けに来た事を伝え一緒に逃げようと説明しました。
しかし国王に対して忠義を尽くしたいと考えている彼女は国王の元に向かうと言い出します。
ミヤビは決断を迫られる事になります。
ミヤビはエリザの願いを叶える事にしました。
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ルシフェルホーンを使役するのに使う制御剣を使い板状の階段を作り出して屋根の上を通って王宮に辿り着きます。
神角技巧を使役する人間は破壊か創造のどちらかの力しか使えないみたいなのですがミヤビだけは両方が使えます。
これはルシフェルホーンを継承する時に混線が起こったのが原因のようです。
彼だけが両方の力を使えるようになったみたいです。
ここも謎なんだよね。
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王宮に向かう途上でゴーレムに襲われる事になりました。
ゴーレムを倒しながら進んでいると自分たちの他にもゴーレムを攻撃している人物と遭遇しました。
エリザからゴーレムを制作したガレット=ゴールドケイブというドワーフだと教えられます。
味方になるかと思ったのですが彼はミヤビ達からゴーレムを守ろうとしていました。
エリザから自分の制作したゴーレムに対する愛着が強すぎて孫のように可愛がっていると教えられました。
厄介な敵になると判明したのでミヤビは彼をルシフェルホーンを使って秘密基地に送りました。
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王宮に到着して国王に謁見する事になるのですがエリザの同僚であるホワイトセイズが暴動に加担している事が判明しました。
ホワイトセイズは外貨を稼ぐために国外で野盗まがいの汚れ仕事を繰り返していました。
そんな命令を出す国王に辟易して暴動に加担したそうです。
ホワイトセイズの仲間たちはエリザを味方に引き込もうとして説得してきました。
エリザは己の正義を貫く事を選びます・・・ホワイトセイズと敵対する事が決まってしまいます。
ミヤビは正義を貫こうとするミヤビに好感を得ていますね。
彼女に味方する事にしました。
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ミヤビは工廠王国の神角技巧アイシクルブレットはミヤビの専用機だと思っていたのですが違いました。
アイシクルブレットはホワイトセイズのメンバーの共有物でした。
ミヤビが一番適性が高いので彼女が使う事になっていたそうです。
制御槍も二本あり制御を奪われてしまいます。
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ホワイトセイズはアイシクルブレットを工廠王国に突撃させるつもりです。
物凄い破壊力になるので工廠王国など吹き飛んでしまいます。
ミヤビがルシフェルホーンを使って上空からの砲撃でアイシクルブレットの移動を阻む事になります。
アイシクルブレットの移動経路に罠を構築して止めようと試みています。
アイシクルブレットは橇なので雪が無くなると止める事を期待していました。
アイシクルブレットは落とし穴を埋めて走行を続けてきます。
ミヤビがひかれてしまうのですがソリの隙間に引っかかり挽肉になるのを逃れました。
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エリザが泣きながら諦めないでと訴えてきました。
それを見たミヤビが最後の力を振り絞ってルシフェルホーンに攻撃命令を出します。
ルシフェルホーンへの命令はアバウトな命令だったのですが的確な攻撃をしてくれます。
爆弾を投下して空中で魔導兵装を使って打ち抜きました。
空中で爆弾が爆発して地面に向かって強い衝撃波が発生しました。
アイシクルブレットは衝撃波によってサスペンションが破壊されて止まりました。
動きを止めたアイシクルブレットをルシフェルホーンに砲撃させ破壊しました。
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ルシフェルホーンの秘密基地がる孤島には色々な生物が生息していました。
武闘家のヴィクティアは誰も居ないので全裸で生活しています。
獣を倒して頭蓋骨を使って鍋を作っています。
そこに全裸のソフィアが飛ばされて来ました。
服を探しているソフィアにヴィクティアは自分が作ったエロい水着を渡しています。
風呂の場所を質問すると周囲は海に囲まれているので必要ないだろと言われています。
ソフィアが乙女の危機に震えていると最後に飛ばされたジジィのドワーフが落ちてきました。
男性の登場に全裸のソフィアが全力攻撃に出ています。
ドワーフは覗き魔扱いされていますねー可哀想です。
三人は小さな孤島で仲良くできるのでしょうか?
彼女達はルシフェルホーンを強化する事になるのかな?
ミヤビが孤島にやって来ることはあるのだろうか?
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アイシクルブレットを失うと国王は正気を取り戻して国民に謝ったそうです。
暴動は沈静化しました。
軍備増強はやめるようですね。
エリザ達ホワイトセイズに汚れ仕事をやらせる事もやめるそうです。
結果的にエリザが望んだ平和な国は守れたって事ね。
エリザは新たな財政の柱を構築する為に世界を見て回り王に報告する密命を受けたそうです。
ミヤビ達に同行したいとお願いしてきました。
それを聞いたミヤビは大喜びでエリザに抱き着いています。
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ミヤビからシュバルツシュッツェに魔導爆弾が仕掛けられているって話をどこから仕入れたのか聞く事にします。
ミヤビは何も知らないと言ってますよ。
ミヤビは緊急の通達を受け取りシュバルツシュッツェを止めただけだと答えました。
その通達は匿名の書簡を受け取った事によって発せられたそうです。
エリザは匿名の書簡を送ってきたのがメビウス=エントランスだと言っていますよ?
これはどういうことだ?
11人目とはメビウスの事なのか?
メビウスは有名人です・・・名前を使われているだけなのか?
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成分美少女ラッキースケベ破壊創造
評価AAAAAAAAAAAA
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