ラノベの感想) Re:ゼロから始める異世界生活 16 (MF文庫J)


概略:
エミリア陣営はアナスタシアからの誘いに乗り水門都市に向かいます。アナスタシアはクルシュ陣営とフェルト陣営も呼び出していました。偶然が重なりエミリア、クルシュ、フェルト、アナスタシア陣営が同じ宿に逗留する事になります。アナスタシアはホストとして驚かせようと頑張っています。プリシラは話が通じないので呼んでいません。プリシラはアナスタシア陣営の動きを監視していたので呼ばれてないのに押し掛けてきました。ヴィルヘルムとラインハルトの仲直りイベントをぶち壊してくれます。割と平和な時間を過ごしていたんですが魔女教が動き始めます。

レーベル:MF文庫J
発行日:2018/3/25
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
ISBN:978-4-04-069816-8
雰囲気:招待、水の都、再会、船酔い、交渉決裂、浴衣、和食、懇談会、和解、押し掛け、即興、魔女教再来

スバルがエミリアの騎士になって一年が経過しました。
その間にスバルは地力を高める為に修行を積んでいました。
ベアトリスとの仲も良好になっています。
スバルが日課の訓練を終えるとペトラが二人を呼びにきました。
エミリアに来客がありスバルを待っていると言っています。
スバルとベアトリスが屋敷にもどるとラムがメイド業務を放り出して応接室の前で待っています。
応接室の空気が悪くて逃げてきたようです。
エミリアとオットーが応対している部屋にスバルとベアトリスが乗り込みました。

応接室ではアナスタシアからの使者が待っていました。
アナスタシアが使者として送り込んできたのはミミとユリウスの弟ヨシュアでした。
ヨシュアはユリウスが大好きなようですね。
スバルに敵愾心を向けてきますがユリウスの事を誇らし気に語る彼を見たスバルは敵対する気が無くなりました。
ミミはガーフィールの事が気に入ったようです。
彼に纏わりついていますね。
ガーフィールは相手の力量が分かるのでミミの行動に困惑しています。
彼女を強敵と判断しているようですが親しく接してこられて困っているようですね。
ヨシュアからアナスタシアがエミリアを水門都市プリステラに招待していると言ってきます。
エミリア陣営の内政官オットーが敵の狙いは何だと悩み始めます。
アナスタシアがエミリアを招く理由を聞いてみる事にします。
ヨシュアはアナスタシアがエミリアが求めている物を発見したと言ってきました。
エミリアはパックを呼び出す依り代になり得る高純度な魔水晶を求めていました。
それが見つかったと知り彼女は誘いに乗る事を決めてしまいました。
オットーは陣営内で話し合う間もなく返答してしまった事を悔いています。
ヨシュアとミミはその日のうちに帰って行きました。
ヨシュアはエミリアの快諾を取りつけた成果を一早くアナスタシアに報告したいようです。
そしてユリウスに褒めて貰いたいみたいだぞ。

陣営内でプリステラに向かうメンバー選考が行われる事になりました。
エミリアに同行するのはスバル、ベアトリス、ガーフィール、オットーに決まりました。
ロズワールは陣営内の有力者の意見を纏める為の会議があるので同行しません。
経験を積ませるためにペトラはそちらに同行する事になりました。
フレデリカはペトラのお目付け役として同行します。
ペトラはロズワールのメイドをしていますが彼に対して強い憤りを持ったままです。
フレデリカはそんなペトラが暴発しないようにするようです。
ラムが屋敷に残る事になりました。
ラムとロズワールの関係にも変化が生じています。
これまではロズワールがラムに心を開いていなかったのですが二人は信頼し合っているようですよ。
ラムの態度が尊大化していますがロズワールは罵倒されても嬉しそうにしています。
スバルはレムとラムの関係を忘れていないので彼女を姉様と呼んでいます。
ラムはレムの記憶を失っているんですがスバルの甘えを許容してくれています。

水門都市プリステラには竜車で向かう事になりました。
パトラッシュとベアトリスが激しく牽制しあっています。
スバルを巡ってライバル関係に発展しているように見えますね。
スバルがベアトリスを甘やかしているのでパトラッシュは面白くいないようです。

無事に水門都市に到着した一行はその風光明媚さに驚嘆しています。
アナスタシアが手配してくれた宿に向かう事になるんですがスバルが驚嘆する事になりました。
彼女の手配してくれた宿は旅館でしたよ!!
日本風な旅館が存在する事にスバルは驚いています。
カララギ風の建築様式でワフー建築と言うそうです。
スバルはカララギの建国に関わったホーシンが自分と同じ転移者ではないかとの疑いを濃くします。
アナスタシアが出てきて歓迎してくれました。
エミリアが笑顔で招待してくれた事に対してお礼を述べています。
アナスタシアはエミリアが一年の間に変化している事を感じ取っています。
彼女はエミリアの変化を喜んでくれいます。

アナスタシアからエミリアの求めている魔水晶の持ち主の情報を貰います。
その人物は歌姫狂いと呼ばれいるやり手の商人だそうですよ。
水門都市には水路が張り巡らされていて水竜に引かせる竜船で移動するそうです。
アナスタシアが手配してくれた竜船に乗って商人の屋敷に向かう事になりました。
竜船に乗れると皆のテンションが高まっていたんですがスバルが醜態を晒す事になりました。
船酔いです・・・
スバルがベアトリスに吐きそうと打ち明けました。
水門都市は水路を汚すと重い罰則を課される事になります。
約束の時間に遅れると相手の心証を悪くするのでスバルとベアトリスは竜船から降ろされます。
エミリア、オットー、ガーフィールの三人で先に乗り込む事になりました。

竜船から降ろされたスバルとベアトリスは歩いて商人の屋敷に向かう事になりました。
ベアトリスが自信あり気に先導してくれたんですけどね・・・迷子になってしまいます。
スバルにいい所を見せようとしたようですが裏目にでたね。
二人は水門都市の中央にある公園に迷い込みました。
公園では歌姫のリサイタルが開かれていました。
集まっている聴衆は彼女の歌声に熱狂していました。
歌詞の内容を聞いたスバルは酷い内容だなと声を上げてしまいました!!
空気の読めなさは相変わらずですね。
スバルの声を聞いた歌姫が歌うのを止めて驚いています。
聴取は歌声を遮ったスバルに反感を抱きます。
物を投げつけてきました!!
スバルは物理的に空気を読めなかった事に対する制裁を受けました。

歌姫とスバル、ベアトリスは知り合いでしたよ。
歌姫と呼ばれているのは以前ロズワールの屋敷にやって来た事があるリリアナという吟遊詩人でした。
エミリアが向かった商人はキリタカという人で彼ともスバルは面識がありました。
キリタカはリリアナに心酔していて彼女のストーカーでした。
現在は和解してリリアナを手元に置いています。
取引相手がキリタカと分かったスバルはリリアナを使えば交渉を優位に運べると考えます。
リリアナに連れられてキリタカの屋敷に向かう事になります。

キリタカの屋敷に到着したスバルはリリアナと一緒に応接室に乗り込みます。
交渉は佳境に入っているようでした・・・
リリアナがスバルと仲良さそうにしているのを見たキリタカが嫉妬に狂います。
スバルに向けて魔石を投げつけてきました!!
その日の交渉はキリタカが乱心した事で打ち切りとなります。
オットーから折角上手く交渉が運んでいたのに大なしにしたスバルは叱責されます。
エミリアはスバルの失敗を広い心で許してくれました。
彼女がスバルに甘くなっている!!
オットーの胃痛が増しそうですが彼はめげません。
直ぐに切り替えて有力商人との顔繋ぎに出掛けて行きました。
酒場を巡って飲み明かす事になります。

スバル、エミリア、ベアトリス、ガーフィールが宿に戻ると騒動が発生してました。
ヨシュアが強面の人と押し問答をしています。
強面はこの宿に呼ばれているそうですがヨシュアは嘘を吐くなと警戒しています。
エミリアが仲裁に入るんですがスバルは強面に見覚えがありました。
身なりが良くなっていますが良くいると強面は王都でスバルを襲ったチンでした。
スバルは懐かしさから友好的な態度で再会を喜ぼうとしています。
肩を組もうとするスバルにチンは怪訝な顔を向けています。
そこにライハルトの声が聞こえてきました。
スバルは予期せぬ再会に動揺しています。
ラインハルトからチンがフェルトに雇われていると教えられました。
ラインハルトの登場にガーフィールが警戒心を高めます。
彼の強さに警戒心が高まったガーフィールは全力で殴りかかります。
ラインハルトは余裕でガーフィールの攻撃を受け止めます。
エミリアとスバルにガーフィールの警戒心を解いてくれと頼んできました。
ラインハルトは安全と言われガーフィールは警戒心を解きます。
ラインハルトはチンにフェルトを呼びに行くように命じます。
ラインハルトとの実力さを痛感したガーフィールは宿に入らず何処かに行ってしまいました。
スバルは彼を慰めようと考えますがベアトリスに止められます。
ベアトリスはガーフィールに世界の広さを知って貰う良い機会と言っています。
スバルはベアトリスの助言に従う事にしました。
普段のラブリーさとは別に年長者としての貫禄があるね。

スバル達はラインハルトと一緒に宿に入りました。
アナスタシアが来客に対応中だったので別の部屋で待つ事になりました。
そこにはヴィルヘルムが居ましたよ!!
ヴィルヘルムが居るって事はアナスタシアが相手をしているのはクルシュだよね。
ヴィルヘルムとラインハルトの間に何らかの問題がある事は分かっています。
部屋は緊張感を波乱だ雰囲気になります。
アナスタシアとクルシュがやって来て近況の報告会になります。
アナスタシアがクルシュを呼び出す理由に使ったのは暴食の情報でした。
クルシュが記憶を失いレムが眠り姫になった原因についての情報のようですね。
スバルは自分を無視して話を進めたアナスタシアに反感を抱きます。
アナスタシアからクルシュの厚意によってスバルにも情報を開示すると言われました。
フェルトの事も何らかの品をチラつかせて呼び出したようですね。
エミリア、クルシュ、フェルトが一堂に会する事になったのは偶然だそうです。
具体的な日時を指定してなかったな。
話の通じないプリシラには声をかけていないそうですよ。
アナスタシアはそれぞれの陣営の状況を知りたいと考えそれぞれを誘ったようです。
うーんアナスタシア陣営が一番王位に近いのかもな・・・
到着が遅れていたフェルトが入ってきました。
彼女はライハルトの用意した服を嫌い水門都市で好みの服を調達してきたそうです。
フェルトはラインハルトを雑に扱っていますが信頼関係は増しているようでした。
フェルトとアナスタシアの関係が深まっている様に見えました。
フェルトが意外な程気軽にアナスタシアと言葉を交わしています。
温泉があると聞いたフェルトがエミリア達を誘います。
クルシュとアナスタシアも同意したので女性陣は入浴する事になりました。

ラインハルトがスバルに白鯨討伐の話を聞きたいと言ってきました。
スバルはラインハルトがヴィルヘルムに歩み寄ろうとしていると感じて嬉しくなります。
ヴィルヘルムには世話になっているので仲直りに手助けしたいと考えているので丁度いいかもな。
ユリウスとも再会する事になりました。
ユリウスはスバルに対して好意的なんですがスバルは彼に対して苦手意識を拭えません。
彼の物腰が一々カッコイイので彼に対して好意的な自分の本心を認められないようです。
率直なエミリアはスバルとユリウスを仲良しと評しています。
ベアトリスはユリウスに対して辛口評価を下しています。
ユリウスの容姿はカッコイイがスバルの方が凄いんだぞと言っています。
ユリウスが持っている加護はベアトリスの心を揺さぶるようですよ。
それを知ったスバルが嫉妬心を見せています。
ベアトリスは嬉しそうにしていました。

風呂上がりの女性陣は浴衣姿でした。
スバルはエミリアとベアトリスの浴衣姿に感動しています。
全員で夕食を楽しむ事になりました。
手配したアナスタシアは皆を驚かそうと楽しそうにしています。
夕食に和食が出てきました。
刺身が出てきてスバルを驚かせています。
ルグニカには海が無いので刺身を食べる習慣はありません。
アナスタシアは刺身の食べ方を教授する事を楽しみにしていたようですがスバルに先を越されます。
慣れた様子で刺身を食べるスバルに恨みが籠った眼差しを向けています。
スバルに勧められてエミリア達も恐る恐る刺身を食べ始めました。
そしてその美味しさに感激しています。
ベアトリスは山葵に挑戦して酷い目に遭いました。
クルシュとフェリスはユリユリしくしています。
クルシュがフェリスに食べさせて貰っていますね。

スバルから魔力を吸収する必要があるのでベアトリスはスバルと一緒に眠る事になっています。
ベアトリスを寝かしつけたスバルは中庭を見に行きます。
スバルは月夜の風景が好きなようです。
中庭でヴィルヘルムと遭遇しました。
ヴィルヘルムはクルシュとフェリスが聞いてくれないので妻との惚気話がしたかったようですね。
スバルにテレジアとの惚気話を聞かせてくれました。
スバルはヴィルヘルムに憧れを抱いているので感激しています。
彼とラインハルトが何らかの問題を抱えていると分かっているので仲直りした方が良いと伝えます。
悩めるヴィルヘルムに孫に嫌われるのを恐れているお爺ちゃんの様に見えますと伝えました。
言われたヴィルヘルムは驚いています。
その通りかも知れないと考えスバルの助言に感謝していますね。
ヴィルヘルムはスバルを高評価していますよ。
スバルは人には出来ない事をやり遂げる人と評してくれます。
尊敬するヴィルヘルムに最高の評価を貰ってしまいスバルは照れています。

翌朝の朝食も全陣営が揃ってとる事になりました。
ダイスキヤキというお好み焼きを食べる事になりました。
スバルはお好み焼きが出てきた事でホーシンが自分と同じ世界からの転移者であると確信しています。
アナスタシアはダイスキヤキの作法を教えようと考えていたようですがまたもスバルに見せ場を取られました。
彼女自身は焼くのが下手で炭になったいます。
ユリウスは健気にもアナスタシアが作った炭を食べてから、もう少し焼き加減を弱くしてとおねだりしています。
エミリアとベアトリスが自分で焼いたダイスキヤキをスバルに食べてとおねだりしてきました。
どう見ても失敗作だったのでスバルは味見してから人に勧めてねとお願いします。
この辺がユリウスとの違いですね・・・
エミリアとベアトリスは苦い顔で自作のダイスキヤキを食べていました。
スバルは焼くのが上手でパックに似せた感じで焼いています。
ラインハルトには苦手な事は無いのかも?
見事な手腕で美味しいダイスキヤキを作り出しています。
フェルトは食べる係としてラインハルトの作ったダイスキヤキを食べまくっています。
ヴィルヘルムは上手く焼く事ができませんでした。
勇気を振り絞り隣で焼いているラインハルトに焼き方を教えて欲しいと頼んでいます。
二人の間に仲直りイベントが発生すると一同の注目が集まりました。
ラインハルトが教えようとしています。
そこに予想外の闖入者が現れました。
それは無いだろ親父殿、今さら都合が良すぎるじゃないか、と言って騎士風の酔っぱらいが声を掛けてきました。
乱入してきたのはヴィルヘルムの息子でライハルトの父親であるハインケルでした。
仲直りイベントを台無しにされてスバルが激高します。
スバルの態度に気分を害したハインケルはラインハルト、ユリウス、フェリスにスバルを斬れと命じます?
ユリウスがアナスタシアの元に出向しているので命令は聞けないです、副団長と答えます。
フェリスもクルシュに仕えているので命令は無効だと主張しました。
あら?副団長?
驚きですが酔いどれハインケルは近衛騎士団副団長でした。
こんな奴が?とスバルは不思議に感じます。

フェルトがハインケルに食って掛かります。
ハインケルからアストレア家の当主は自分だ。
フェルトを指示しないと宣告されます。
ラインハルトはフェルトの騎士ですがアストレア家を手中に収めている訳ではないのね。
アナスタシア、エミリア、クルシュ、フェルトから嫌悪の視線を送られます。
スバルが誰の命令でこの場に来たんだ?と詰め寄ります。
ハインケルを送り込んだ首謀者が出てきました。
現れたのはプリシラでしたよ!!
彼女はこの場にハインケルを乱入させると面白くなりそうだって理由で送り込んだそうです。
形勢逆転と判断したハインケルはプリシラに援護を求めます。
が彼の態度はプリシラの気分を害したようですよ。
ぶちのめされてしまいました。
プリシラはアナスタシア陣営の動きを監視していたそうです。
彼女は他所の陣営など気にもしないと思っていたので意外です。
場をかき回して満足したプリシラは帰って行きました。
ヴィルヘルムとラインハルトの仲直りは失敗に終わりました。

オットーがキリタカとの再交渉の舞台を整える為に彼の元に出掛けました。
エミリアが同行するのは礼儀に反するって事で留守番になります。
スバルはエミリアとベアトリスを連れ出す事にしました。
二人の準備が終わるの待っているとユリウスが話しかけてきます。
ユリウスは友人であるラインハルトが置かれている状況を憂慮していました。
スバルなら信頼できると判断し状況を教えてくれます。
ハインケルはお飾利の副団長なんだそうです。
彼を副団長にしているのは王国首脳部がヴィルヘルムとラインハルトを信頼していないからだそうです。
失敗した白鯨討伐でテレジアを失ったヴィルヘルムが謀反を企んでいるとの疑いを払拭できないんだそうです。
自立する前のラインハルトはハインケルの言いなりだったそうです。
ハインケルがラインハルトを誘導して王国に反旗を翻す可能性を否定できないそうですよ。
テレジアが白鯨討伐に出征したのはハインケルの申し出だそうです。
自分が白鯨討伐に行きたくないので代わりにテレジアに行って貰ったんだそうです。
その時に王族の誘拐事件が発生していてヴィルヘルムは捜査に駆り出されていました。
これが失敗した白鯨討伐にヴィルヘルムが参加できなかった理由です。
更にハインケルには王族を誘拐した疑いがあるんだそうですよ。
証拠が不十分なので罪には問われていません。
スバルはハインケルの非道な行いが信じられないようです。
彼は自分の安全を確保する為に母親を犠牲にしたように見えます。
その後もラインハルトを盾にして己の地位を得ています。
スバルはヴィルヘルムとラインハルトを信じられない状況に悲しくなっています。

スバルは王国の重大な秘密を知ったんですが心労を掛けない為にエミリアには伝えません。
気分を変えてエミリアとベアトリスを連れて昨日の公園に向かいます。
スバルとエミリアがベアトリスと手を繋いで歩いています。
傍目には父娘母に見えますがベアトリスは自分が二人を引率している気分でした。
公園ではリリアナの演奏会が行われいました。
昨日よりも盛りあがっているようです。
スバル達が到着した時に演奏会が終わりました。
盛況だったのは飛び入りの踊り子が居たからでした。
彼女の踊りに観衆は魅了されたようですよ。
驚きですが飛び入りの踊り子とはプリシラでした。
彼女は護衛を付けずに一人でお散歩中でした。
リリアナの演奏に感激した彼女は飛び入りで踊り子を始めました。
リリアナとプリシラは変人同士意気投合しています。

リリアナを気に入ったプリシラは彼女をスカウトし始めます。
断られるとは思ってないのでニコニコしています。
リリアナは即答でプリシラの誘いを断りました。
プリシラが理由を聞いてきます。
リリアナは自分は吟遊詩人なので一か所に留まる事はできないと答えました。
先祖代々吟遊詩人をしているリリアナは自分の生き方に誇りを持っていました。
プリシラはリリアナの主張を見事と言って認めます。
エミリア陣営とプリシラが険悪ムードになります。
リリアナが気を使い新しい歌が閃いたと言ってきます。
スバルには甘いものを買って来いと命じてきます。
スバルはリリアナが場を和ませようとしていると分かったので従います。
エミリアとプリシラは大人しくリリアナの歌を聞く体制に入ります。

お菓子を購入したスバルは急いで公園にもどろうとしています。
途中でチンと再会しました。
スバルが親し気に話しかけていると時計塔に謎の人物が現れます。
謎の人物が演説を始めました。
全身を包帯でグルグル巻きにした魔女教徒でした。
彼女は魔女教大罪司教「憤怒」担当シリウス・ロマネコンティと名乗りました。
スバルは魔女教と聞いて捕まえなければと考えます。
シリウスは「ごめんね」が口癖なようです。
彼女の演説を聞いている聴衆はスバルを含めて魅了されてしまいます。
上手く誘導されてしまい熱狂的になっています。
シリウスが鎖でがんじがらめにされた少年を見せつけてきます。
口から血を流しているので聴衆は義憤に駆られそうなんですが、そうはなりません。
シリウスが少年の勇気を称えると聴衆は熱狂的に少年を鼓舞します。
聴取の熱狂が最高潮に達した時にシリウスが少年を上空に投げます!!
少年は頭から地面に激突して破裂しました。
それをスバルは観測したんですが直後に死にました。

死に戻ったスバルは10数分前に戻ります。
リリアナに頼まれてお使いに行く直前に戻ってきました。
スバルはシリウスの演説に魅了されてしまった事実を気持ち悪いと感じています。
嘗てないピンチに陥ってますね。
状況の打開に使える時間が短すぎますよ。
チンが傍に居るのでラインハルトを呼び出すって手もありそうですが間に合うか?
時計塔の傍に行かないって手もありますが犠牲者を無視するって選択をスバルは取れないんじゃないか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法2
精霊3
交渉5
戦闘3
変態5
ラッキースケベ1


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