ラノベの感想) Re:ゼロから始める異世界生活 13 (MF文庫J)


概略:
エキドナのお茶会にサテラが現れました。魔女たちはサテラを攻撃しませんね。エキドナからサテラが二重人格であると教えられます。魔女たちは嫉妬の魔女を恨んでいますがサテラには害意を抱いていません。今のサテラがどちらなのか分からないので攻撃できないと言っています。サテラがスバルに愛を伝えてきます。二つ目の試練に失敗したスバルは自分が誰かに愛されても良いのか?必要とされているのか?と悩んでいます。サテラはそんなスバルでも愛していると伝えてきます。スバルとエキドナが決別してお茶会が終わります。スバルはロズワールとの共闘を求めますが拒否されます。ロズワールの悪辣さが判明します。屋敷に刺客を送り込んだのは彼でした!!絶望するスバルをオットーが立ち直らせます。オットーは友達を頼ろうとしないスバルを糾弾します。スバルはオットーと結託して聖域問題の解決に挑みます。

レーベル:MF文庫J
発行日:2017/6/25
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
ISBN:978-4-04-069285-2
雰囲気:魔女集合、嫉妬の立ち位置、裏工作、激励、悪だくみ、時間稼ぎ、痴話喧嘩、対決、克服、試練

お茶会に現れた嫉妬を他の魔女全員で攻撃するかと思ったら彼女達は動きません。
エキドナから嫉妬の魔女が二重人格だと教えられます。
魔女たちはサテラなら攻撃したくないと考えていました。
サテラがスバルに愛を囁いてきました。
スバルに救われたと言っています。
スバルにはサテラを助けた記憶がありません。
意味の分からない事を一方的に告げられスバルは混乱しています。
第二の試練が恐らく失敗だったんだよね。
スバルは死ぬしか価値の無い自分は死に戻りを使ってやり直し前提で行動するしか無いと考えています。
そんな自分が誰かれかに愛されている、必要とされている、と思っていいのか?と嘆きます。
答えの出せないスバルをサテラが追い込んだ形になったな。
スバルは自死する事を選びました。
スバルを助けようとミネルヴァが行動に出ますが、邪魔する魔女が現れます。
テュフォンとセクメトがスバルの決断を支持して死ぬのを見届けようとします。
ミネルヴァだけでは二人の妨害を突破できなかった筈ですがダフネが援護しました。
ダフネはスバルが大兎を撃破すると宣言したので見届けたいと考えていました。
スバルは助かり死にたくないとの感情を得ました。
死ぬ事を前提にして解決をはかるエキドナの手は取れなくなります。
スバルはこれまで自分が切り捨ててきた関係者の嘆きも救おうと考えます。
サテラがそれを肯定してくれます。
スバルに向かって変わらず愛を囁いてきました。
スバルはサテラの手を取る事に決めます。
エキドナはスバルの考え方は強欲だと指摘します。
エキドナはガーフィールが外の世界を怖がっている呪縛を解く必要があると助言します。
スバルは死に戻りの権能を与えてくれたサテラに感謝を伝えます。
自分を好きになってみる、大切にしてみる、と伝えます。
サテラは心配そうにしていますね。
サテラはスバルを大切に思う人達と一緒に頑張れ。
死を恐れて死ぬ事を忘れないでと言ってきます。
意外とサテラはまともなのか?
サテラが、いつか必ず、私を殺しにきてね、とお願いしてきました。
スバルは、俺が必ず、お前を救ってみせる、と答えます。
サテラの顔が見えましたね・・・エミリアにそっくりだったぞ。
スバルは現実に戻ります。

これまでは墓所の床で目覚めましたが今回は違いました。
スバルはパトラッシュに墓所から引きずり出されたようです。
慌てた様子のオットーが駆け込んできました。
パトラッシュが居なくなったので探していたんだそうです。
パトラッシュは身体に傷を負っていました?
それを見たスバルはパトラッシュが墓所から自分を引っ張り出してくれたんだと気付きます。
オットーがパトラッシュの気持ちを理解しないスバルを非難してきます。
パトラッシュをオットーに任せスバルは墓所に入ろうとします。
これまで感じなかった不快感を感じてスバルは愕然とします。
エキドナと決別しか結果、試練への挑戦権を剥奪されました。
スバルはエキドナの事を性悪と罵ります。

試練に挑めなくなったスバルはロズワールの元に向かいます。
聖域解放と屋敷襲撃の二つの問題が同時に起こるので協力を取りつけようと試みます。
ロズワールがスバルが死に戻っているとは知らないのですが、やり直しをしていると理解している事は分かっています。
それを前提として話を進めるんですが話し合いは平行線を辿ります。
ロズワールはスバルが一番大事なもの意外を削ぎ落す事を望んでいました。
やり直しを使って多くの犠牲を出しつつも一番大事なモノを守る手法を取れと助言します。
スバルは全ての不幸を許容しないと決めているので妥協点が見え出せません。
ロズワールはスバルが試練に挑戦する事を望んでいました。
挑戦権を失ってしまったスバルは土下座してロズワールの協力を求めます。
ロズワールは自分の考えを曲げませんでした。
屋敷の襲撃を依頼したのは自分だと言ってきましたよ!!
自分がこれまでも暗躍していた事を教えてきます。
スバルがエミリアと出会い王都で酷い目に遭ったのもロズワールが裏で手を回した結果だと理解します。
スバルはロズワールの説得を諦めます。

途方にくれるスバルがエミリアに出会います。
心配してくれるエミリアにスバルは少し愚痴を零します。
エミリアはスバルが自分を助けようとする理由を聞いてきました。
スバルはエミリアが好きだからと答えます。
エミリアはスバルが見守ってくれるだけで頑張れるからと言ってきました。
エミリアとの会話でスバルは彼女を信じていなかった事に気付きます。
羞恥心に苛まれたスバルはエミリアの前から逃げました。
森の中を走り回って自分の駄目さに呆れます。
森の中で星を眺めて述懐していたら朝になっていました。
オットーがやって来てスバルを奮い立たせます。

オットーはスバルが周囲の人間に頼ろうとしない事が不満でした。
スバルを殴り飛ばして彼を心配している存在が居る事を教えます。
オットーは自分に頼れと言ってくれますよ。
彼はスバルの事を命の恩人と考えています。
この生でスバルは直接彼を助けた事は無いのでそう思われる理由に思い至っていません。
スバルは色々と言い訳してオットーの協力を拒もうとしています。
スバル側からすればオットーを説得するに足る根拠が示せないって事情があります。
そんなスバルにオットーは友達の前でカッコつけるのなんかやめちまえよ、と叫びます。
スバルはオットーに説得されますね・・・協力して聖域の問題を片付ける事になります。

オットーと協力すると決めたスバルはロズワールの元に向かいます。
朝に押しかけたので驚かれますよ。
ラムがロズワールの包帯を交換していました。
ロズワールはピエロの化粧をしてないね。
スバルの表情を見たロズワールが変化に気付きます。
ラムを下がらせ二人だけでの会話が始まります。
スバルはロズワールと賭けをする事になりました。
スバルは自分が望む全てを救う手法で解決をはかります。
スバルの望んだ方法で解決できた場合ロズワールにも味方に成れと伝えます。
ロズワールはスバルの変化に期待感を持ったようですね。
賭けに乗る事にします。
聖域の雪も屋敷の襲撃も三日後だと教えてくれました。
ロズワールは自分が正しいと思う行動を続けるようですが賭けは成立しました。

スバルはリューズと会う事にします。
スバルはリューズに名前を尋ねる事にします。
リューズはリューズ・アルマと名乗りました。
リューズから彼女達が四人で一つの役目を果たしている事を聞かされます。
リューズ・メイエルから誕生した最初の四人は複製体を生み出す魔水晶を見守り管理する監督者の役割を与えられました。
オドを媒介にしてマナを流し込んで存在を固定しているので長時間顕現している事ができません。
精霊であるパックが長時間姿を見せられないのと同じ理由ですね。
だから四人のリューズが交代で監督者の役目を担っているそうです。
それぞれが違う姓を名乗るのは後に獲得した個性によってだそうです。
四人のうちの一人が試練に挑んだガーフィールを助けた事で監督者の資格を失ったそうです。
それがリューズ・シーマですね。
スバルはリューズからガーフィールが受けた試練の内容と結果を聞きました。
試練への挑戦権は失いましたが強欲の使徒としての権限は残されています。
スバルが権限を使ってアルマから話を聞き出そうとしなかった事が好感を持たれました。
スバルはリューズ達を素で人間扱いしています。
リューズ自身は自分たちの事を四体と呼んでいますがスバルは四人と言っています。
ここもリューズは嬉しく感じているようだね。

オットーはスバルがエミリアと話す時間を稼ぐために罠を準備しています。
ラムの協力まで取りつけました。

スバルはエミリアに会いに行きます。
ラムからエミリアが試練に失敗するのは何に躓いているのか知らないからだと言われました。
スバルは失敗の原因を探るためにエミリアと話す事にします。
エミリアから彼女の過去が少しだけ語られます。
エミリアは100年ほど前、6,7歳の頃に氷漬けになったそうです。
うん?
氷漬けになっているエミリアをパックが発見して氷を溶かしてくれました。
そこでエミリアはパックと契約したんだそうです。
それが今から7年前だそうですよ・・・
スバルはエミリアの実年齢、外見年齢、精神年齢、がズレている事を知ります。
エミリアの実年齢は114歳ですよ・・・スバルよりも随分と年上ですね。
彼女が時折旧い言い回しをする理由がこれだね。
精神年齢が幼いのもパックと二人で暮らしてたからだね。
エミリアにはお母さんみたいな人が居たそうです。
彼女に近しい者たちは氷漬けになっていました。
エミリアはパックと一緒に氷が解けるのを待ちながら暮らしていました。
そこにロズワールがやってきて王選へ出馬するように勧めたそうです。
ロズワールはエミリアと何かを約束したそうです。
スバルはロズワールの行いに怖気を感じています。
エミリアは王選に出馬する理由が極めて個人的な事情である事を気に病んでいます。
スバルは助かる人の多い少ないでやることの立派さは薄れないよと励まします。
エミリアは不安を聞いて貰えて安心したのか眠りに落ちました。

エミリアの過去を聞いたスバルは記憶に欠落があると気付きます。
常に一緒に居たパックなら何か知っているかもと考えます。
これまでにパックが出てきた状況を考えスバルが思い切った手段に出ましたよ!!
スバルはエミリアの首に手をかけて絞め殺すふりをします。
パックが出てきてスバルの手を凍えさせます。
パックが聖域に入ってから外に出て来なくなったのは契約による縛りからのようです。
スバルはパックと話し合います。
眠っているエミリアはスバルとパックが話し合っている声を聞いたように感じています。
エミリアが目覚めると普段よりも小さなパックが出てきました。
パックはエミリアの記憶を解放する為に彼女との契約を破棄すると宣言します。
エミリアはパックが消えると悟り取り乱しています。
パックはエミリアの事を自分の次に大事に思っている子に任せると言っています。
契約を破棄すればエミリアの記憶の蓋が外れると教えます。
一方的に契約を破棄するのを謝ってきました。
エミリアの事を世界で一番愛していると伝えて消えていきます。
エミリアは勝手に契約を破棄したパックを嘘つきと攻めています。

スバルが憔悴しているエミリアを励ましています。
パックを失ったエミリアはスバルに縋ってきます。
朝まで手を握っていてと頼んできました。
スバルはエミリアのお願いを快諾します。
エミリアは安心して眠りに付くんですが・・・スバルは約束を反故にします。
エミリアが眠っている間に墓所に忍び込んでエミリアへのラブレターを壁に書き込みました。

エミリアが過去の出来事を夢に見ています。
目覚めたエミリアがフォルトナ母さんの嘘つきと言っているので記憶の欠落は直ったようですね。
パックの嘘つきと零します・・・心細いようですね。
スバルの嘘つきと呟きます。
スバルはエミリアの前から消えていました。
悲嘆に暮れるエミリアは墓所に籠る事にします。

シーマの小屋を訪れたガーフィールが異変に気付きます。
小屋にシーマの姿は無く来客を迎える為に淹れたと思われるお茶が残されていました。
ガーフィールはスバルが何かしたと考えシーマを探す事にします。
ガーフィールも強欲の使徒なんですが権限を使ってシーマを呼び出す事はしません。
ガーフィールはシーマの事を試練に失敗した墓所から連れ出してくれた恩人と思っているからです。
四人のリューズを人間扱いしているところはスバルと近しいな。
他の複製体に関しては道具扱いしているところが相違点だな。
ガーフィールは複製体の目を使って居場所を特定しました。
リューズ・メイエルを生み出す実験施設に踏み込みました。
スバルとシーマが居ると警戒していたんですが居たのはオットーでしたよ。
オットーを三下と見下しているガーフィールは彼の名前を覚えていません。
まだ出会って一日しか経ってないので分からなくも無いですが扱いの粗雑さに同情するね。
オットーはスバルがエミリアに会う時間を稼ぐと言って不敵な態度を取ってきます。
シーマが此処に居ないと言われたのでガーフィールはオットーを蹴り飛ばして施設を出ました。
走りだしたガーフィールは権限を使うために輝石を取り出そうとします。
輝石をオットーにすり取られたと判明しました。
怒れるガーフィールが施設に戻るとオットーの姿は消えていました。
倒れて苦しそうにしていたのは演技でしたよ・・・
ガーフィールがオットーの追跡を始めます。

幼少期のオットーはスバルと似た感じで周囲と壁を作りました。
幼少期のオットーは「言霊の加護」を上手く制御できませんでした。
周囲は無数の声に囲まれていて両親や兄弟との会話もできませんでした。
オットーには兄と弟がいます。
兄がオットーと筆談する事を思いつきました。
オットーは暇だったので一生懸命に勉強し読み書きを習得します。
筆談できるようになったオットーは両親への感謝を筆談で伝えます。
両親は泣いて喜んでくれました。
成長するにつれて「言霊の加護」を制御できるようになります。
オットーは周囲に人間には「言霊の加護」が無いと知ります。
筆談を発案してくれた兄を信頼しているオットーは「言霊の加護」を兄に教えます。
兄は周囲の人間に知られるのは不味いので秘密にしろと教えます。
オットーは従うんですが地竜と話している場面を弟に見られました。
秘密にする事を命じましたが弟は口が軽く友達に教えてしまいます。
オットーが他種族と話せる事はバレてしまいます。
暫く平穏な日々が続いたんですが町の有力者の娘を怒らせる事態に陥ります。
有職者の娘の恋人がオットーの元に怒鳴り込んできました。
彼は有力者の娘が自分ではない男と一緒に居たと言っています。
オットーは身に覚えのない冤罪を晴らす為に「言霊の加護」をフル稼働させました。
街中の生き物の声を聞いて有力者の娘に恋人が8人居る事を突き止めてしまいます。
怒鳴り込んできた男に、君はどうやら8人目です、と伝えてしまいます。
男に殴られた上、異性関係を暴露された娘が雇った殺し屋に狙われる事になります。
オットーは故郷を捨てて父親の縁を頼って知人の商会で雇われる事になりました。
そこで修行を積んで行商人としてスタートしたのが16歳の時でした。
オットーがスバルに肩入れするのは恩人であるって事だけでなく、他者の無理解を知っているからでした。
他者に理解されない事に苦しむスバルを見ていられないって気持ちになっているようですよ。

オットーはガーフィールに追いつかれてしまうんですが他種族の声が聞こえる「言霊の加護」を駆使して対抗します。
森に潜んでいる虫や小動物の助けを借りてガーフィールを捉える罠を用意してありました。
落とし穴に落ちたガーフィールに小さな虫が襲い掛かりました。
ガーフィールは力づくでオットーの罠を突破してきます。
オットーは多くの罠を潜り抜けて来るガーフィールのタフさに呆れています。
追いつかれてしまい肉弾戦になりました。
オットーでは勝てる筈も無く倒されようとしています。
勝利を確信するガーフィールの頭上からラムが降ってきて魔法攻撃をぶっ放しました。
奇襲だったのでラムは仕留められると考えていたようですがガーフィールは予想以上にタフでした。
一撃で倒せなかった事にラムは驚いているようですがガーフィールが強くなっていると知り嬉しそうでした。
ラムとオットーがガーフィールに挑むんですが負けます。
ガーフィールは墓所に向かう事にします。

スバルは墓所でエミリアを発見しました。
隠れるなら中に入れる人が限定されている墓所を選んだエミリアを賢いと揶揄います。
エミリアがスバルに向かってブチブチと文句を言いだします。
朝まで一緒に居てという約束を破った事を咎めてきます。
スバルも後ろ向きでダメダメなエミリアの事を罵倒します。
エミリアの事をメンドクサイ女と罵っています。
至近距離で睨み合った罵り合いを続けます。
スバルはエミリアがどんなにダメダメでも好きだ。
好きだから助けたいと思うんだと伝えます。
エミリアが約束を守らないスバルの事なんて信じられないと返答します。
スバルはエミリアのメンドクササも可愛いと感じています。
言葉で気持ちを伝える事はできないと判断したスバルが思い切った行動に出ましたよ。
スバルはエミリアにキスしました!!
互いの歯がぶつかってしまったところが初な。
スバルのキスをエミリアは夢見心地で受けいれています。
スバルが自分を愛していると理解できたようですね。
エミリアは記憶を全部取り戻した中に、自分の大事な気持ちがあるのかな?と聞いてきます。
スバルはきっとあるぜ、歩き続ける理由が、と答えました。
おースバルがカッコいいぞ。
エミリアは試練に挑む覚悟を決めたようですね。
二人で仲良く墓所からでました。
スバルは試練を受ける資格を剥奪されていて中に居るのは苦しいかったからな。

墓所にガーフィールがやってきましたよ。
スバルとガーフィールが戦う事になりますよ。
ここで一対一で戦えればカッコよかったんですがスバルは数の力に頼ります。
オットーとラムを相手にしてきたのでガーフィールはボロボロです。
スバルはガーフィールを疲労させる事で対等の力関係にしようと考えたのね。
突撃してくるガーフィールに向けてスバルが魔法攻撃を放ちました。
相手を無理解空間に陥れるシャマク(闇魔法)を放ちます。
使うと壊れると忠告されていたのでスバルのゲートが壊れてしまいます。
スバルはガーフィールの肩に持っていた輝石を押し当てます。
輝石にはパックが宿っていました。
腹ペコだったパックがガーフィールからマナを吸い取りだします。
ガーフィールはフラフラになっています。
スバルが新たに獲得した権能、見えない腕でガーフィールの顎を殴ります。
これで昏倒してくれれば良かったんですがガーフィールは耐えきります。
スバルに向かって突進するガーフィールをパトラッシュがひきました!!
パトラッシュに跳ねられたガーフィールは今度こそ気絶しました。
パトラッシュはガーフィールにぶちのめされ得た借りを返せて嬉しそうです。

スバルはエミリアに膝枕されています。
スバルは見えない腕にインビジブル・プロヴィデンスって名前を付けました。
エミリアの膝枕は捨てがたいようですがオットーとラムを探しに行こうとします。
ラムを担いだオットーが戻ってきました。
オットーがお互いの健闘を称え合おうとしますがスバルが頭突きを喰らわせます。
スバルの行動をエミリアが照れ隠しだと説明してくれます。
ラムがガーフィールを膝枕しています。
ガーフィールが目を覚ますと早々に膝枕を解除しますね。
ラムはガーフィールが試練に失敗して立ち止まっている事を咎めます。
ガーフィールが敵と言っているラムとオットーを殺せない弱さも指摘しました。
ガーフィールは獣化する事で考えを停止し望まぬ結果を獣化のせいにしようとしている。
あなたは馬鹿なんだから考えるだけ無駄よ。
理性を投げ出し獣化しろと言ってる訳ではない。
獣化すると考えるより馬鹿になる。
何も考えず、頭空っぽで戦った方がずっとマシね、と伝えます。
酷い言いようなんですが、ラムはガーフィールを仲間にすると宣言します。
ガーフィールは敵対してたのに何で許されるんだと喚きます。
ラムは自分が勝者でガーフィールは敗者なんだから大人しく従えと伝えます。
ガーフィールは負けたのは認めるが下に付くのは話が別と言い返します。
ラムはつべこべ煩いと遮りガーフィールに試練に再挑戦する事を促します。
半端に留まっていたくないなら、立ち止まっていないと証明すればいい、と激励します。
変れるのか、蹲ったまま動けない小さな子供のままなのか、自分の目で確かめろと挑発しますね。
ガーフィールは試練に挑戦する事を決めます。

墓所に入ったガーフィールは墓所の変化に気付きます。
スバルがエミリアの為に用意したラブレターを見たようだね。
試練が始まります。
前回は映像だけが映されていて言葉は聞こえなかったようです。
登場人物はガーフィールの母、フィレデリカ、シーマ、ガーフィールです。
ガーフィールは幼子だったので母に抱かれています。
三人の会話が聞こえてきました。
これはガーフィールの心境が変化した事で聞こえるようになったんだろうか?
これまでガーフィールは母が自分とフレデリカを捨てたと思っていました。
自分たちは混じりなので母が幸せを求めるなら仕方ないと考えていました。
母を恨んではいないんですが幸せに成る為に聖域を出た母が直後に死んでしまいます。
ガーフィールはその事実を試練で知りました。
フレデリカはその事実を知らないと考えます。
ガーフィールは自分しかその事実を知らないので隠そうと考えます。
聖域の解放を望まなくなったのはその為でした。
三人の会話を聞いていると母は出奔した父を探す為に聖域を出たと分かりました。
出発する前にガーフィールとフレデリカにキスをして愛していると伝えてくれています。
試練の中に居る小さなフレデリカが語り掛けてきました。
フレデリカは母が聖域を出た直後に死んでしまった事を知っていました。
事故が発生した直後に聖域に知らせが届いたんだそうです。
幼かったガーフィールだけが知らされていなかったと教えられました。
聖域の解放を阻止する理由が無くなってしまったガーフィールは困ってしまいます。
小さなフレデリカにどうすればいいんだ?と相談しています。
小さくてもフレデリカは姉なんだよね。
ガーフィールのしたいようにすればいいんだと教えます。
ガーフィールは自分を必要としてくる人に応えたいと伝えます。
過去と向き合い心の整理ができました。
ガーフィールは静に墓所から出てきました。

ガーフィールを待つスバルは輝石を使いシーマを呼び出しました。
エミリアはリューズ(今はデルマが務めています)とシーマが姉妹と考えています。
シーマをリューズの姉と思っているようですよ。
スバルは後で説明する事にします。
ガーフィールが出てきました。
ラムがどうだったのか問います。
ガーフィールは、目に見えて、どうだっつー成果は無い、こんなもんかって感じじゃねえか?と答えます。
スバルは万引きを自慢する中学生みたいな感想だけど、やったのか?と問います。
ガーフィールは区切りを付けてきたと伝えます。
スバルは残りの試練もガーフィールに挑ませようとしますが断られます。
エミリアからもそれは自分の役目なのでとっちゃダメと言われます。
ガーフィールがモジモジしながらスバルにお礼を伝えてきます。
試練に納得できたのはスバルのお陰だ、ありがとよ、と言ってきます。
照れているガーフィールは聖域が解放されてリューズ達が不幸になるのは許さない。
スバル達が口先だけでないと確認する為に見届けると宣言します。
スバルの事を大将と呼んできました。
スバルはエミリアが大将なんだけどと零します。
ラムがスバルに年上なんだから大目に見なさいと言ってきます。
ラムの発言にスバルが驚愕しています。
ラムからガーフィールが今年で14歳だと教えられました。
スバルは「中二じぇねぇか!!」と叫びます。
ガーフィールが常々、ヘンテコな言い回しをする理由が分かったね。
スバルも中二の頃に似たような事を言っていた自覚があるようで納得しています。

エミリアが試練に挑戦する為に墓所に入ります。
スバルはエミリアを墓所の入口まで見送る事にします。
エミリアが墓所の中で交わしたキスについて言及してきます。
ハッキリ言葉にできないエミリアが可愛いですね。
エミリアは試練と他のたくさんのことが片付いたらゆっくりお話、ね?と言ってきます。
スバルはエミリアに余裕が生まれていると指摘します。
スバルはエミリアと賭けをする事にします。
スバルが勝ったらエミリアとデートができる。
エミリアが勝ったらスバルとデートができる。
賭けになってないぞ。
エミリアは本当に余裕があるようだね、スバルの口説きを、はいはい、と華麗に受け流します。
それじゃ、いってきます、と言うエミリアに、スバルは、車と男に気を付けてね、と送りだしました。

エミリアを見送ったスバルの元にガーフィールがやってきます。
何やらすごく気まずそうにしています。
墓所に入ったガーフィールはスバルがエミリアに宛てたラブレターを見てしまった事を謝ってきました。
ガーフィールは大将は底無しの大馬鹿野郎だが、負けたのが大将でよかった、と伝えてきます。
スバルは羞恥に苛まれています。
スバルは見なかった事にして欲しかったと嘆きます。
ガキじゃねえんだからと言っててガーフィールがガキだったと気付いて項垂れます。

墓所に入ったエミリアもスバルのラブレターを発見しました。
スバルが約束を破ったのはこれを書く為だったと気付いて嬉しさと恥ずかしさに悶えています。
スバルのバカ、オタンコナス、謝るまで許してあげないんだから、と言っています。
試練が始まりました。
スバルのラブレターは効果を発揮しているようだね、エミリアに悲壮感は消えています。

試練が始まるとエミリアの前にエキドナが現れました。
エキドナはエミリアを詰ってきます。
あれだけ醜態を晒して、よくもまあおめおめと顔をだせたものだね、その厚顔さと諦めの悪さには驚かされる。
挫折して泣きじゃくっても、慰めてくれる男に媚びて許しを得るふしだらな女め。
何度も何度もボクだけの世界を汚す恥知らずめ。
彼に許される自分を愛する、身勝手極まりない背徳者め。
どうか言ったらどうだい、魔女の娘。
エキドナの恨みは重そうだ。
エミリアとはどんな関係があるんだろうね?
魔女の娘って台詞が気になるよなー。
エミリアは、私は名前はたたのエミリア。
エリオール大森林で生まれた、氷結の魔女、と名乗ります。
エミリアの名乗りにエキドナが鼻白んでいます。
同じ魔女の悪意になんて屈してあげない。
私、面倒臭い女だもの。
エミリアが威勢の良い言葉で宣戦布告していますね。
上手く試練を突破できるんでしょうか?
煽られるとエキドナは向きになりそうなんだよなー。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法3
精霊3
交渉5
戦闘5
変態5
ラッキースケベ4


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