ラノベの感想) Re:ゼロから始める異世界生活 12 (MF文庫J)


概略:
サテラに襲われそうなスバルをガーフィールが助けてくれます。ガーフィールはリューズの複製体を駆使してサテラの隙を作ろうとしました。ガーフィールの頑張りはサテラに一蹴されてしまいます。スバルはサテラの影に囚われてしまいます。同じく影に囚われた他者の意識とスバルの意識が混ざろうとしています。スバルに自害の手立てをくれたのはエキドナの加護でした。死に戻りを行えたスバルは情報収集を始めます。これまで知り得なかった出来事を優先して情報収取を行う事にします。聖域の奥地でリューズの秘密を知る事から今回の生が始まります。

レーベル:MF文庫J
発行日:2017/3/25
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
ISBN:978-4-04-069143-5
雰囲気:共闘、気配り、意識撹拌、無理解、扉攻略、使い捨て、やり直し前提、狂気、契約、魔女集合

死に戻ったスバルが嫉妬の魔女サテラと出会います。
聖域はサテラの影に?み込まれています。
スバルを助ける為にガーフィールが飛び込んできました。
前回の生でガーフィールに殺されているので彼が自分を助けるのが不思議でした。
ガーフィールはスバルを見殺しにするほど薄情ではないと言っています。
サテラがロズワールの屋敷に向かおうとしています。
彼女はスバルと関りのある者を全て亡き者としたいようですね。
ガーフィールは聖域を破壊された事に怒り心頭です。
サテラに一矢報いてやろうと考えていました。
スバルに秘密にしていた強欲の魔女の使徒としての力を使います。
ガーフィールはリューズの複製体を呼び出します。
複製体をサテラに突撃させて彼女を包み込む影を拭き散らそうと試みます。
ガーフィールも獣化してサテラに飛びかかりました。
サテラは影をひも状に変化させてガーフィールの四肢を拘束します。
スバルに影が迫ってきました。
ガーフィールが受けた傷から影が体内に入り込みます。
内部からガーフィールを爆破させました!!
ガーフィールは肉片になってしまいます。
スバルが影に呑み込まれてしまいます。
その寸前にサテラの素顔を見えたのですがエミリアにそっくりでした。
ガーフィールの感情を読み取りサテラがエミリアに憑依した可能性に気付きスバルは正気を保ちます。
影に呑み込まれたスバルの意識が同じく影に呑み込まれた他者の意識と混ざり合います。
スバルは自我消失の危機に瀕するんですがエキドナの加護が助けてくれます。
スバルが右腕に結んだペトラから送られたハンカチに加護を授けてくれてました。
スバルはハンカチをナイフに変形させて自害を果たします。

スバルは墓所に死に戻りました。
エミリアを連れ出し行動を開始します。
今回のスバルは攻略のヒント探しに徹すると決めました。
スバルは影に呑み込まれた時に他者の知識を知り得たので聖域の秘密を解く事にします。
他者の記憶を頼りに聖域の奥地にある実験場にやってきました。
フレデリカに貰った輝石を窪みに入れると隠し部屋への扉が開きました。
中に入ったスバルは水晶の中で丸くなっているリューズを発見します。
混乱するスバルの前にリューズがやってきました。
彼女はスバルの事を強欲の使徒と呼んでいます。
スバルにはリューズ達に対して強制権があるんだそうです。
スバルの質問に抗う事はできないんだそうです。

リューズから聖域が強欲の魔女の実験場だったと語られます。
エキドナは自分の魂を乗せ換える器としてリューズ達複製体を作り出したんだそうです。
エキドナは不老不死を望んだそうです。
リューズ以外の複製体には感情が無さそうなのでスバルは実験の失敗を予想します。
リューズから実験は大成功したと言われました。
エキドナが望んだのは空っぽの器の創造だったそうです。
器の製造の素体となったのはリューズ・メイエルって人物だそうです。
水晶の中で眠っているのは彼女だそうです。
スバルはエキドナと強い結びつきがある人物なのか?と考えますが違いました。
リューズ・メイエルはエキドナと数回言葉を交わした可能性があるだけの存在だそうです。
恐らく適性が高かったので素体として使われたようですよ。
器の生成に成功したのならエキドナのコピーが存在するのか?って疑問が出てきました。
リューズは魂を移し替えるには器の容量が少なすぎたと教えてくれました。
エキドナの魂を全て移し替える事ができないので実験は失敗したそうです。
スバルはエキドナらしい失敗だなと感じます。
エキドナが他の方法を試す前にサテラに呑み込まれてしまったんだそうです。
エキドナがこの世に生きている可能性は無いそうです。
スバルは使徒になった事をガーフィールに内緒にして欲しいとお願いします。
複製体は実験所にマナ一定量溜まったら自動で生み出される仕組みだそうです。
リューズ達はマナでできているので食事を必要としません。
リューズがお茶を好んで飲んでいる事を指摘すると長い時間で獲得した個性だと教えてくれました。
リューズが姓としてビルマを名乗っているのも獲得した個性なんだそうです。
別れる時にリューズから明日も同じ質問をしてくれと頼まれました?

スバルは眠れなくて散歩中のエミリアと出会いました。
エミリアが試練を頑張るから応援してとお願いしてきました。
スバルは心細いエミリアがパックの代わりとして自分に縋っていると感じます。
自分はまだパックの代わりに過ぎないと理解します。
エミリアに応援すると約束して別れます。

スバルが宿泊場所の聖堂に戻るとオットーが待っていてくれました。
スバルはオットーが自分を心配してくれていると分かっているんですが軽くあしらっています。

翌早朝スバルは一人で屋敷に戻る事にします。
今回は情報を集める回と割り切っている感がありますね。
聖域から出て行こうとしているスバルの前にガーフィールが現れます。
複製体には聖域の監視をさせています。
指揮権を持つガーフィールはスバルが出て行こうとしているって情報を入手して邪魔しに来たぞ。
ガーフィールはスバルへの評価が定まっていません。
魔女の匂いが強いので疑っているんですが敵と断定するまでには至っていません。
既に何度も死に戻っているスバルの方が情報量で圧倒しています。
彼の知らない状況も経験しているので情報量の差を使って彼の決断を鈍らせました。
ガーフィールは出て行くスバルを見送る事になります。

屋敷に戻ったスバルはフレデリカとペトラに迎えられます。
驚くべき早さで戻ってきたので驚かれます。
まあ出発した翌日に戻ってきたので驚かれるよね。
スバルはフレデリカが味方であると確認できているので余計な駆け引きはしません。
屋敷に危険が迫っている事を伝えてアーラム村に非難して貰う事を納得させます。
魔女教の襲撃と魔獣が襲ってきた事実は残っているので信じて貰えました。

フレデリカから彼女が聖域を出た理由を教えられます。
フレデリカは聖域がいずれ解放されると考えています。
聖域が解放された時に聖域の人々が拠り所として頼れる場所を作りたくて聖域を出たんだそうです。
ガーフィールが試練に挑戦した事も教えられます。
そこでガーフィールはエキドナのお茶会に招かれたと予想されます。
ガーフィールは試練に失敗して聖域の解放から守護に方針を変更したようですね。
既にフレデリカは聖域の外に出ていたので以降は会ってないんだそうです。

フレデリカにレムとペトラを連れてアーラム村に避難してもらいます。
スバルはベアトリスの説得に向かいます。
ベアトリスの側にはスバルを拒む理由が無いようだ早々に禁書庫に到着しました。
彼女が魔女教と関係ないと分かっているのでスバルは連れ出す説得を始めます。
しかしベアトリスは禁書庫から出る事を拒んできました。
彼女が叡智の書を取り出し秘密にしていた苦しい胸の内を明かします。
以前ベアトリスは叡智の書に書かれている内容に従って行動していると言ってました。
それは大嘘でしたよ!!
ある時点から叡智の書には何も記されなくなったそうです。
それからもベアトリスは契約に従いいずれ訪れる「あの人」を待っているんだそうです。
400年間も待ち続けた彼女は摩耗していました。
泣きながらスバルに向かってあの人なのと問いかけてきます。
スバルがあの人だと告げればベアトリスは契約を全うし禁書庫から出てくれる事でしょう。
しかしスバルは彼女を騙す事ができません。
スバルがあの人ではないと察したベアトリスは殺して欲しいと懇願してきました。
スバルはベアトリスに悲しい思いとさせたエキドナに憤りを感じます。
そこにエルザがやってきましたよ!!
あの人を求めるベアトリスに向かった自分があの人になってあげると言っています。

スバルはエルザが禁書庫の扉を引き当てた事に驚きます。
エルザは禁書庫とベアトリスの存在を知っていたようですね。
簡単な方法で禁書庫の結界を解けると説明してくれます。
扉を媒介にしているなら他の扉を全て開けてしまえばいい。
残った扉が禁書庫に繋がっていると説明されます。
スバルは余りに簡単な攻略方法に驚きます。

ベアトリスは死を望んでいたんですがスバルを助けてくれます。
森の中に転移してエルザから逃れました。
森の中で少女と出会います。
彼女が魔獣使いでしたよ。
メィリィ・ポートルートと自己紹介してくれます。
スバルがアーラム村をどうしたと詰問すると倒したと言われました。
スバルがフレデリカ達をアーラム村に逃がした事が裏目に出ました。
メィリィの目的はフレデリカ、ペトラ、レムの殺害でした。
アーラム村は巻き添えになったようです。
スバルとベアトリスを逃がしたエルザに文句を言っています。
二人は組んで行動しているようですね・・・
スバル達を追ってエルザがやってきます。
ベアトリスがエルザを倒しますよ。
ベアトリスの魔法攻撃を受けたエルザは全身が砕け散りました。
スバルはベアトリスの戦闘力の高さに驚いています。
ベアトリスはメィリィも殺そうとしています。
スバルはメィリィの見た目が小さな女の子なので殺す事を躊躇います。
攻撃に移ろうとするベアトリスを止めてしまいます。
スバルとベアトリスの言い合いは始まろうとしていたのですが予想外の出来事が起こります。
砕け散った筈のエルザが復活して攻撃してきました。
スバルよりも先に気付いたベアトリスがスバルを突き飛ばします。
エルザの凶刃がベアトリスの腹を抉りました。
エルザは精霊のお腹って変な手ごたえ、普通とは違っているのね、と驚いています。
スバルはエルザに不死身なのか?と問いかけます。
エルザは不死身ではない、人よりも生き汚いだけだ、と答えました。
意地悪な誰かの「祝福」によって身体を破壊されても復活ができるそうです。
フレデリカ、ペトラ、レム、ベアトリス、アーラム村の人々が既に殺されているのでスバルは死に戻りを決意しています。
その目を見たエルザが気に入らないと言って左目を抉ってきました。
メィリィがエルザの残虐性を咎めますよ。
それに対してエルザは生ある最後の瞬間まで足掻く、それでなくて、生きている意味があるの、と言っています。
エルザの発言は一度しか死ねない普通の生命にとっては真面な感情に思えます。
やり直しができるスバルは既に普通の生命とは違った価値観を持っているようだ。
精霊であるベアトリスの死は肉体が消滅する事で果たされるようですね。
消えかけているベアトリスがスバルを魔法で転送しました。

スバルは聖域の実験場に転移しました。
この生をやり直すと決めているスバルは死ぬまでにできるだけの情報を得ようと考えます。
これまでなら喪われた命に対して泣きわめく場面なんですが冷静に行動しているように見えます。
実験場の外に出ると聖域は猛吹雪に襲われていました。
スバルはエミリアに何かがあったと心配になります。
今回出発する前にエミリアに宛てた手紙を残しているので問題になる事は無いと思っていたんですけどね。
スバルの元にガーフィールが駆け込んできました。
彼はエミリアが猛吹雪を引き起こしていると考えています。
墓所に言ってエミリアを何とかしろと言っています。
ガーフィールはスバルが聖域から消えた事をエミリアが嘆いてこの事態が起こったと考えています。
スバルは墓所に入りエミリアと対面する事になりました。

スバルと再会したエミリアは彼に縋ってきました。
スバルの事が大好きだと熱っぽく伝えてきます。
エミリアに愛を囁かれているんですがスバルはこのエミリアは本来の彼女ではない。
スバルの望んでいるエミリアではないと考えます。
エミリアを受けいれる事ができないスバルは彼女を残して墓所を出ました。
一人で出てきたスバルにガーフィールが激怒します。
スバルの胸倉を掴んで何故エミリアを放置するのか咎めます。
スバルはエミリアは絶対に俺の事を大好きなんて言わないと叫びます。
言わたガーフィールが呆気に取られています。
スバルはもう一人この吹雪を引き起こす事ができる人物が居る事を告げます。
ガーフィールもロズワールだと理解できました。
二人でロズワールの元に向かいます。

スバルとガーフィールが連れだってやって来た事にロズワールは意外な顔をしています。
ガーフィールは力づくでロズワールに吹雪の解除を迫ろうとします。
ラムが割って入りガーフィールを止めます。
ガーフィールはラムを愛しているんですがロズワールの味方をするなら倒そうと考えています。
スバルはガーフィールの気持ちの強さに驚いています。
ロズワールが立ち上がりラムの忠節を褒めます。
スバルは信じられない光景を目にする事になりました。
ロズワールはラムの身体越しにガーフィールに向けた攻撃を放ちました。
ロズワールの腕がラムの心臓を破壊してガーフィールの身体を貫きます!!
ラムは即死したようですがガーフィールは治癒魔法をかけはじめます。
即死しているので効果はありません。
ガーフィールも致命傷を負ったので獣化が始まります。
ローズワールは冷静にガーフィールに止めを刺しました。

スバルはラムとガーフィールを殺害したロズワールを糾弾しようとしますができません。
自分の心境に驚いているスバルにロズワールが理由を説明します。
スバルはラムとガーフィールの死に悲しみを覚えていないので糾弾の言葉が出ないんだと言われてしまいます。
スバルは事実を言い当てられて驚きます。
そしてロズワールの奇妙さにも気付きました。
スバルはロズワールが死に戻りを知っている可能性に思い至ります。
ロズワールが叡智の書を取り出しました。
彼は叡智の書の記述に従い行動しているんだそうです。

スバルはロズワールの考えを聞き出す事にします。
ロズワールはエミリアを孤立させる為に吹雪を引き起こしたと言っています。
スバルの失踪を知ったエミリアは墓所に籠って試練に挑み続けていたそうです。
そこ猛吹雪が起きればエミリアの仕業と思われると考えたんだそうです。
ガーフィールはロズワールの思惑にまんまと踊らされたのね。
アーラム村の人々にもエミリアは一面の銀世界を作り出した記憶が残っています。
実際はパックの力を借りての事なんですがそれは分かりません。
アーラム村の人々の目にもエミリアが吹雪を起していると見えるだろうとロズワールは語ります。

ロズワールがスバルに向かってやり直しているのか?と質問してきました。
禁忌に触れるのでスバルは明言できなかったのですがロズワールは核心を得たようです。
スバルを痛めつけてきました。
ロズワールはスバルが死ぬ事でやり直しを行っているって事までは知りません。
死なない程度に痛めつけてきます。
やり直しが起こらないのでロズワールはスバルへの攻撃を辞めます。
ロズワールが窓に向かった魔法を放ちます。
何かが燃え上がっています。
スバルを連れて外にでました。

外に出るとそこには大兎が集まってきていました。
スバルは早すぎるまだ登場するまでに時間が残っている筈だと驚きます。
ダフネから大兎が強力な魔力に反応すると言われた事を思い出します。
大兎はロズワールが引き起こした吹雪に集まったようです。
ロズワールはスバルの行動を奇妙と考え彼がやり直しをしていると予想したようです。
ロズワールは自分の望む結果を得る為には余分なモノは排除しろと助言してきました。
到底スバルには受けいれられない考え方ですね。
スバルはロズワールが自分と同じように次の生でもこれまでの記憶を残しているのか質問しました。
ロズワールは記憶の転送は行われていないと答えます。
スバルは記憶を受け継げないのにやり直しを計画に組み込んでいるロズワールの異常さに驚きます。
やり直しが行われていると信じているロズワールは今回の生を諦めます。
大兎に向かって行き食われてしまいます。
次があると分かっているので悲壮感は皆無でした。

これ以上の情報は得られないと考えたスバルは死に場所にエミリアの傍を選びます。
リューズの複製体を呼び出して墓所に到達するまでの護衛をさせます。
彼女達を使い捨てにする事になるんですがスバルは躊躇しません。
身体をあちこち齧られましたがスバルは墓所に到達します。
エミリアがスバルに駆け寄ってきました。
スバルは左目を抉られ身体もあちこち欠損しているんですがエミリアには見えていません。
スバルの失踪と試練の失敗でエミリアの精神は壊れてしまったようですね。
死にかけのスバルを膝枕してくれます。
スバルの事を愛おしそうに撫でてきます。
スバルが死んだ瞬間にエミリアはスバルの唇にキスしてきました。
エミリアとの初キスだったようですが酷い体験になったな。

スバルは墓所に死に戻ります。
スバルはエキドナとの再会を願っていました。
一つ前の生で得た知識をエキドナと共有して相談に乗って貰おうと考えています。
今後の対策会議を上の空で過ごしたスバルは墓所に向かいます。
エキドナに会うために知りたいと強く望んだんですが二つ目の試練が始まりました。

二つ目の試練は強烈な内容でしたよ。
スバルが諦めてしまった生の彼が死んだ後の光景を見せられる事になりました。
レムが関係者の記憶から消されたと知った直後に喉を突いて死んだ後の世界が再生されます。
エミリアはスバルの事を嘘つきと罵倒しています。
ヴィルヘルムが激しく動揺してフェリスに蘇生を頼んでいます。
ペテルギウスの憑依を見破れなくてフェリスに殺して貰った後が再生されます。
ユリウスが死にきれず苦しむスバルを介錯してくれました。
ユリウスはスバルを友と呼びたかったと後悔していました。
転落死したスバルを見つめるラムとベアトリスが再生されます。
ラムはスバルの事を理解できないようですが死を悼んでいるようでした。
一面の銀世界で対峙するパックとラインハルトが再生されます。
エミリアが氷の棺に閉じこもってしまった。
世界に意味がなくなったと言って契約に従い世界を破壊しようとするパックをラインハルトが止めます。
パックはラインハルトを恨んではいないようでした。
パックを倒したラインハルトはスバルの死を知るとフェルトが悲しむと嘆いていました。
スバルは自分が諦めてしまった世界に対しての責任を痛感しています。
心が壊れそうなスバルの前にレムが出てきました。

レムはスバルの事を慰めてくれます。
これ以上立ち上がらなくても良いと言っています。
それを聞いたスバルが怒りに震えます。
レムは絶対にそんな事は言わないと憤りを示します。
レムに向かってお前は誰だと怖い顔で問いかけます。
聞いてた話と違うよ、と弱々しい声が聞こえてきました。
レムの姿が解けて当たらな魔女が出たきました。
「色欲の魔女」カーミラと名乗ります。
カーミラから自分の姿がレムに見えていたならそれはスバルが望んだからだと言われます。
エキドナには甘やかせば良いと言われたのにと文句を言っています。
いじいじ、うじうじ、泣き言を繰り返すカーミラにスバルはイライラが募っています。
彼女も他人の神経を逆なでするのが上手なようだね。
スバルはカーミラを怒鳴り続けようとしますがエキドナに止められます。
それ以上は命に関わるよと言われました。
カーミラの「無貌の花嫁」を前にすると呼吸を忘れるそうですよ。
スバルは窒息する前に止めて貰えました。

エキドナはお茶会の開始を提案します。
スバルは渋々従う事にしますがドナ茶は絶対に飲まないぞと宣言します。
エキドナから二つ目の試練が始まってしまいスバルの心が砕けそうになったのでカーミラを送り込んだと言われます。
そうしなければスバルは再挑戦する事ができなくなっていたと言われます。
スバルは一応納得する事にします。
試練はスバルの記憶から情報をお読み取り再構成された世界なんだそうです。
スバルが死んでからの映像は予想映像だそうです。
スバルはエキドナに試練で見てきた失われた世界が存在するのか質問してみます。
エキドナはスバルの死に戻りが嫉妬の魔女の権能によって支えられているので不明だと答えます。
スバルが死ぬとその時点で世界が失われる可能性。
スバルが死んだ後でも世界が残り続け平行世界が作られる可能性。
平行世界の場合はスバルは記憶だけを持って違うスバルに移動する事になります。
どちらも在り得ると言っています。

エキドナが契約しようと持ち掛けてきました。
契約すればスバルが望む最善の結果を得られるまで協力は惜しまないと言ってます。
スバルはこれまでにエキドナに助けられていると考えているので契約してもいいと考えます。
スバルがエキドナの手を握ろうとすると反対を唱える魔女が出た来ました。
憤怒の魔女ミネルヴァが出てきてエキドナが説明責任を果たしていないと糾弾します。
エキドナは対価について説明していないと指摘します。
スバルは自分が対価について何も考えていなかった事に戦慄しています。
危うくエキドナに丸め込まれるところだったね。
スバルはエキドナとミネルヴァが同時に存在している事実に驚きます。
エキドナから自分を依り代にして他の魔女を呼び出していると聞いていたので妥当な疑問です。
それはエキドナの嘘だと判明しました。
スバルはエキドナを信じてもいいのか迷い始めます。

エキドナが言い訳を始めるとカーミラまで出てきました。
彼女はスバルを守る為ではなく自分を騙したエキドナを糾弾したいようです。
険悪な雰囲気が漂い始めると新たな魔女が出てきました。
第六の魔女「怠惰の魔女」セクメトが出てきましたよ。
彼女は戦闘力が高いそうで、エキドナ達が束になっても適わないそうです。
セクメトは自分は保険と言っています。
この場の公平性を保つための保険だと言っています。

セクメトに続いて「傲慢」と「暴食」も出てきました。
「強欲」「憤怒」「色欲」「怠惰」「傲慢」「暴食」が集合してしまいます。
スバルは混乱しそうになっています。
スバルは何とか状況を打開する手立てが欲しいだけなんだと叫びます。
セクメトがエキドナの提案の問題点を指摘してくれますよ。
エキドナの契約には、最後には、って枕詞が付いていると指摘してくれます。
最後は丸く収まるので過程は問題にしないとも取れますね・・・
スバルと契約したくて溜まらないエキドナは必死の説明を始めます。
知識欲の権化であるエキドナに取ってスバルの死に戻りはこの上なく魅力的な能力だそうです。
彼女は死に戻りを使って事象の結果をあらゆる方向から観察しようとしているようです。
エキドナの説明を聞いているうちにスバルは彼女と自分の感覚の違いに気付きます。

スバルはエキドナにベアトリスが待っている「あの人」が誰であるか質問します。
エキドナはベアトリスが契約したのがエキドナであると認めました。
だったら「あの人」が誰なのか知らないとおかしいです。
エキドナは知らないよと答えスバルを混乱させます。
エキドナはスバルが考え違いしていると事に気付きました。
ベアトリスに与えた命令の真意を教えれてくれます。
エキドナはベアトリスが「あの人」に誰を選ぶのか知りたかったそうですよ。
だから元から「あの人」は存在しないんだそうです。
ベアトリスが早々に誰かを選んでも、誰も選ばず400年間も待ち続け、死を望むようになったとしても問題無いんだそうです。
ベアトリスの出す答えが知りたかっただけなんだそうですよ。
エキドナの発言を聞いたスバルは確信を得ました。
エキドナは他人の感情を理解する事ができないと判明しました。
スバルがエキドナを詰るんですが彼女は怒りの感情を示しませんでした。
スバルは他人の感情も救いたいと切望しているのでエキドナとは契約できないと答えます。
エキドナは目を細めてスバルを見つめています。
反論してくるのかとスバルは身構えますがその前に変化が起こりました。
望んでいない変化です。
お茶会の場に嫉妬の魔女サテラが登場しました!!
魔女が全て揃ってしまったぞ。
スバルの心がエキドナに傾くのは防がれたので意外と穏当なやり取りで終わるかもな・・・
サテラが嫉妬する事は無いのではないか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法3
精霊3
交渉5
戦闘5
変態5
ラッキースケベ3


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