ラノベの感想) 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?9 (HJ文庫)


概略:
ネフィが黒花の目を治療する事になります。
現状では後遺症が残ってしまう可能性がありました。
ネフィの不安を和らげる為にオリアスと会わせようと考えます。
オリアスが聖都に行っていると分かったので追いかえる事にします。
オリアスに聖剣の告解について教えてもらいたいラーファエルも同行を希望します。
ザガンはネフィとラーファエルを連れて聖都に向かう事になります。
聖都は教会の本拠地なので名前で呼び合う事は憚られます。
ラーファエルの助言に従い「お前」「あなた」と呼び合う事になりました。

レーベル:HJ文庫
発行日:2019/9/1
著者:手島史詞
イラスト:COMTA
ISBN:978-4-7986-1997-2
雰囲気:治療、不安、旅行、襲撃、初夜、会議、裏切り者、観光、再会

リリスが怖い夢を見ました。
夢の中でアルシエラに助けられたように感じました。
馬鹿にされると思いつつザガンに報告します。
ザガンは思いの外リリスの夢を重要視してくれました。
次も似たような夢を見たら報告して欲しいと頼みます。
リリスは頼られていると感じて嬉しそうです。

シャックスがシャイターン襲撃事件の報告にやってきました。
ザガンが優秀だと認める彼は的確な報告を行ってくれます。
ザガンがネフィとイチャイチャする時間を失わせたシャイターンへの怒りを募らせています。
問題が片付いてネフィとの仲を進展させたいと思っていたのにシャイターンの馬鹿野郎が問題を起こしてくれたよ。
シャックスはザガンに頼りたい重要事項を抱えていました。
黒猫になった黒花を助けた時に拾った彼女の衣服をザガンから返してもらおうと考えていました。
しかしザガンが恐そうな顔で報告を聞いていたので言いだせなくなりました。

ネフィに目の治療をしてもらう為に黒花がザガンの城にやってきました。
黒花はシャックスに同行をお願いしようと思ってたんですが避けられていました。
城に居たシャックスが黒花を発見して一人でここまで来たのを咎めます。
黒花がシャックスが避けていたから付き添いを頼めなかったんだと言い返しています。
ゴメリが喜びそうなイチャイチャ空間が現出してラーファエルを滾らせます。
ネフィが声を掛けると大人しくなりました。
シャックスはラーファエルを恐れているので一声で彼を従わせるネフィに尊敬の念を抱いています。
流石魔王の嫁。

ネフィは自室で治療行為を行おうと考えていたんですがザガンに止められます。
黒花に付き添っているシャックスがネフィの部屋に立ち入るのを嫌ったからです。
ザガンは自分も滅多に出入りできないのにシャックスが立ち入るのはズルイと考えました。
ネフィは玉座の間で治療を行う事になりました。
ザガンは治療を始めたネフィの顔をガン見していました。
真剣な表情で魔法を使う彼女に見惚れています。
ネフィから見つめられていると集中できないって苦言を呈されています。
ネフィは黒花の目を元に戻せるが後遺症が出る可能性があると伝えます。
シャックスが理由を説明してくれます。
脳の中の記憶を司る部位の近くに視力を司る部位が存在するので記憶に影響がでると教えてくれました。
ネフィは完璧に黒花を治療できる方法を探してみたいと伝えます。
黒花はネフィの魔法が完璧になるまで待つ事になりました。

心細かった黒花はシャックスと手を繋いでいました。
義娘を心配するラーファエルが暴走してしまいシャックスを殺そうとして剣を抜きます。
ザガンはシャックスを殺されるのは惜しい魔術師と評価しているのでラーファエルを止めました。
ネフィが魔法を行使するのに不安を抱えていると判断した彼はオリアスに会わせようと考えます。
ゴメリに命じてオリアスの元に連れて行ってもらう事にします。
最近ゴメリはオリアスの命令を無視して逃亡しました。
戻ったら殺されてしまうと言って逃げ出します。
ラーファエルを取り押さえている最中だったのでゴメリを逃がす事になりました。
オリアスに会いに行くと聞いたラーファエルが同行を申し出ます。
ラーファエルは<魔王>で聖騎士長のアンドレアルフスが使った聖剣の次の段階【告解】に付いて知りたいと考えています。
オリアスなら良い助言をくれるのではないか?と考え同行を申し出ました。

ネフィはマニュエラに相談を持ち掛けていました。
マニュエラはネフィを着せ替え人形にしながら相談に乗っています。
シャスティルも着せ替え人形にしたいようですが彼女は中々入店してくれません。
ネフィは着せ替え人形にするから警戒されているとは言えませんでした。
マニュエラからシャスティルとネフテロスが聖都に出張中だと教えられます。
ネフィはもっと積極的になった方が良いとマニュエラが訴えます。
ザガンのベッドに潜り込んでみる事を推奨しています。
ネフィがザガンは普段玉座で眠るから機会がないと答えます。
マニュエラはそれが二人の仲が進展しない要因と感じます。
ザガンがベッドで寝る機会があったら試してみれば?と勧めました。
ネフィは不思議そうに潜り込んでから何をすればいいのでしょう?と問い掛けてきます。
マニュエラは巨大な愛でを感じて涎が垂れかけてませんか?
ザガンが上手くリードしてくれるので問題ないきっと楽し事になると答えました。
ゴメリに知らせなければと考えています。

オリアスの元に向かったザガンとラーファエルは彼女が聖都に行ったと知りました。
追いかける事にします。
フォルに念話で事情を伝えると彼女も応援してくれました。
ネフィと二人で聖都に行くと伝えると喜んでくれます。
フォルはザガンとネフィの仲が進展しないのを不安視していました。
これはいい機会だと考えています。
マニュエラの店を出たネフィを偶然見つけたのでそのまま聖都に向かう事にします。

聖都は教会の総本山なので魔術師だとバレると面倒でした。
ザガンとネフィは観光客を装う事にします。
ラーファエルは二人の従者役になります。
名前で呼び合うとバレてしまうので偽名を考える事になります。
ラーファエルから「お前」「あなた」でいいではないか?と言われて二人は赤面しています。
馬車をレンタルしてザガンはお金持ちの紳士でネフィはその奥さんを装い聖都観光に向かいます。

ザガンが城を空けている事がビフロンスにバレていました。
戦力が低下しています。
攻めてきたビフロンスをフォルが迎え撃つ事になりました。
城の守りを任されたフォルはこれまでとは一味違います。
帰ってくださいとお願いしています。
ビフロンスが断ったので戦うしかなくなります。
フォルは天鱗と竜の咆哮を組み合わせた見事な先制攻撃をお見舞いしました。
ビフロンスは空気中の塵に自分を投影していたんですがフォルの攻撃で大きなダメージを負いました。
彼女の成長を嬉しく思っています。
クソ野郎なんですが魔術の発展は嬉しいようですよ。
フォルの魔術に<神音(かのん)>って名前を贈りました。
フォルは自分の力を認めたビフロンスに対して何でネフテロスを認めてあげないんだと悲しそうにつぶやきます。
ビフロンスは撤退しました。
フォルの呟きに大きな衝撃を受けたようですが素直じゃないので認めません。

ビフロンスはザガンの城にアルシエラが居候しているのを知っていました。
彼女を確保するのが目的だったんですが失敗に終わりました。
協力者のシアカーンには失敗したのを隠す事にします。
ザガンの罠が強固だったので強奪できなかったと嘘を伝えます。
シアカーンから<アザゼルの杖>を手に入れて欲しいとお願いされます。
ビフロンスも聖都に配下を送り込む事になります。

アルシエラがビフロンスを撃退したフォルにご褒美をくれる事になりました。
二人の愛で力をゴメリが隠れてみていました。
鼻血を噴きだして恍惚しています。
フォルがザガンの調べ物に協力したいと願ったのでオリアスの隠れ家に向かう事になりました。
幼女化したゴメリも同行する事になります。
オリアスが留守にしている事が分かります。
配下を持たないオリアスの城は山奥の山荘でした。
山荘の中でオリアスが聖剣と刻印について調べていたのが分かります。
アルシエラが<アザゼルの杖>に関して気になる発言をしています。
あれは杖と呼べるのか?と言っています。

馬車で聖都ラジエルに向かっているザガン一行が困っている二人組を発見しました。
周囲に何もない街道の途中で馬車も無く困っていました?
どうやってここまで来たのか不明なんですが困っているようだったので乗せてあげる事にします。
聖剣を持った少年とオベロンという女性騎士です。
聖都に向かうと言っているので送り届ける事になりました。
オベロンは兜を取れないと言っています?
顔を見せたくない理由があるようですね・・・
ザガンは兜の隙間から見えた彼女の目をみて誰だか分かったようですね。
兜を脱がない非礼を許す事にしました。
暇だったのでオベロンが心理テストをしようと言いだします。
恋人ができるとどうなるかってテストを受けました。
ザガンとネフィは平静を装っても周囲に浮かれているのが丸わかりになると診断されます。
二人ともそんな事はないはずと焦っています。
少年は相手の色に染まってしまうタイプなので付き合う相手は慎重に選んだ方がいいと診断されました。
思い込みが激しいタイプのようです。
聖都に行く目的を聞かれたので観光と人探しだと教えます。
オベロンは見かけたら伝えておくと答えます。
聖都に到着したので二人と別れる事になりました。
ネフィはオベロンに探し人の名前と人相を教えなかった事を不思議がっています。

ザガンとネフィがホテルにチェックインする事になります。
ラーファエルには自由行動させる事にします。
フロントで新婚旅行と申告したので問題が発生しました。
部屋は広いんですが1つのベッドに枕が2個置いてありました・・・
そうだよね・・・新婚旅行なんだからホテル側も気を利かせるよね。
ネフィは望外の幸運を手に入れます。
マニュエラのアドバイスに従い一緒に寝ても良いんですよね?と問い掛けます。
ザガンはネフィの積極性に驚きますが断る筈ありません。
一緒のベッドで寝る事になりました。
ザガンはネフィとの初夜を迎える覚悟を決めています。
しかしネフィにはそこまでの知識が存在しなかったよ。
彼女の一緒に寝るは添い寝するでした。
ザガンがネフィに色々し始める前に彼女は眠ってしまいました・・・
ネフィが可愛すぎてヤバい・・・あれを素でやってるんで愛で力がヤバい。
反則級な乙女力です。
ゴメリが覗いていたら萌死んでいたかも。
ザガンが立派過ぎて偉いです。
安らかに眠るネフィを見て行為を我慢する事にします。

シャスティルが聖都に召喚されたのは聖騎士長が一人欠けたからです。
ラーファエルがザガンに倒されたのですが聖剣は次の持ち主に引き継がれていません。
彼が最後に戦った相手はザガンなので聖剣が魔王の手中に収まったと思われています。
存命の聖騎士長を集めて対策が話し合われる事になりました。
魔術師との融和を目指す共生派のシャスティルは肩身が狭い思いをしています。
複数の聖騎士長に糾弾されるシャスティルを彼女の兄の上役だった聖騎士長が擁護してくれます。
ヴァリヤッカって聖騎士長で幼い頃からシャスティルを知っていました。
シャスティルを守るのは自分の役目だと思っているようですね。
会議場は険悪ムードでした・・・そこに弟子のステラを連れたミヒャエルがやってきます。
シャスティルを激しく糾弾していたカルティアイネンって聖騎士長がステラに噛みつきます。
部外者は出て行けと言ってきます。
魔術師で自分の強さを自覚しているステラは殺してもいいと挑発していますね。
カルティアイネンはラーファエルの事を尊敬していたようです。
平然と魔術師を斬り殺す彼を崇拝していました。
大いなる勘違いですね。
強面のラーファエルは笑顔で話しかけても相手を怖がらせてしまい結果として魔術師に襲われていました。
ラーファエルが反撃して結果的に魔術師を殺す事になってただけなんだけどね。
険悪ムードの会議場に聖騎士団の団長が到着しました。
ミヒャエルはジュニアと呼んでいます。
現れたのはザガンが聖都まで送ってあげた少年でした。
マルコシアスとオロバスが戦った魔族との戦いとシャイターンの起した希少種狩りで聖騎士は多くの死者をだしました。
それで少年が聖騎士の団長になったようです。
ギニアス・ガラハット二世って名前でした。
前団長の息子だそうです。

オベロンがラーファエルの席に座り会議が始まります。
オベロンから<アザゼルの杖>が狙われていると明かされます。
<アザゼルの杖>は聖都の地下にある宝物庫に保管されています。
オベロンはシアカーンとビフロンスが手を組んだ事も知っていました。
敵はシアカーンとビフロンスだと伝えます。
すでに宝物庫に侵入されている可能性が高い事も伝えました。
街道の途中でギニアスとオベロンが立ち往生していたのはシアカーン配下と交戦した結果でした。
聖騎士は二人一組になり宝物庫に潜り込んだ敵を掃討する事になりました。

ザガンとネフィはホテルの部屋で名物のジュースを飲んで楽しんでいました。
部屋にギニアスが転移してきましたよ。
ギニアスはオベロンと組んで侵入者と戦っていたようです。
ザガンが魔法陣を解析して送り返してあげる事にします。
聖騎士長のギニアスは魔法に関しては素人でした。
ザガンの厚意を受けいれ感謝の言葉を残して戻って行きます。
宝物庫に繋がる魔法陣があるのでザガンとネフィは観光気分で乗り込みます。
宝物庫は聖騎士長しか入室できない場所なので幸運ですね。

ラーファエルも宝物庫に来ていました。
元聖騎士長なので宝物庫に入る事ができました。
そこでオロバスと交戦して酷い傷を負った姉妹と出会います。
二人はビフロンスの配下でデクスィア、アリステラと名乗りました。
ラーファエルはフォルの鎧を装備中でした。
二人に《亡霊》ウォルフォレと間違われます。
ラーファエルはウォルフォレとして振舞い二人から情報を引き出す事にします。

ミヒャエルはカルティアイネンと組む事にしました。
ビフロンスの配下が宝物庫に侵入しているので聖騎士長の中に内通者がいると疑っています。
シャスティルを除くと彼だけが信用できると考えていました。
カルティアイネンが独特の考え方をしている事が分かりました。
彼は表立って魔術師との共生関係を主張するシャスティルを生き汚くていいと評価しています。
生き延びる為に魔術師の力を利用しようって考えは間違ってないと言っています。
表立って教会に反抗的な態度を取っているのでシャスティルの事は疑っていませんでした。
内通者に対しては激しい嫌悪感をみせています。
内通者を憎む理由はそれによって多くの聖騎士が死ぬからでした。
カルティアイネンは言動とは裏腹に仲間想いのようですね。
ミヒャエルはある程度内通者を特定しているようです。

宝物庫には聖騎士長が全員素揃っています。
そこに観光気分でザガンとネフィが入り込みました。
見つかってしまい不審者扱いされてしまいます。
全ての聖剣が揃ったので聖剣が共振してしまいます。
共振が起ったので12本目の聖剣がこの場に存在するとバレました。
場が混乱する中ビフロンスが嫌がらせをしてきます。
ザガンの正体をバラしてしまいます。
ギニアスがザガンを擁護してくれました。
聖都まで送ってあげた事と魔法陣の存在を指摘して宝物庫に送り返した事を評価しています。
ギニアスの良心につけこむザガンにネフィが心を痛めています。
ザガンはこれ以上ギニアスを騙すのは可哀想だと判断して魔王ザガンであると認めます。

ザガンはネフィに煙管の使い方を聞いています。
聖騎士達は煙管に何らかの仕掛けがあるのでは?と警戒しています。
シャスティルの孤立感を和らげる為にザガンが一芝居打つ事にします。
ミヒャエルから友情の証として煙草をもらったと教えます。
ミヒャエルはこっちに話を振るなと狼狽えています。
ステラはミヒャエルが窮地に陥り面白がっています。

姿を見せないビフロンスを炙り出す為にザガンは天鱗を使い<アザゼルの杖>の破壊を試みます。
慌てた様子でビフロンスが身を挺して<アザゼルの杖>を守りました。
ビフロンスが留守中の城を攻撃したらフォルに血を吐かせちゃったよごめんねと言ってきます。
ザガンはビフロンスとフォルの戦いを見ていたようですね。
フォルは強く成っただろと自慢してきます。
お返しにザガンは痛烈な嫌味を言ってビフロンスの心を抉ります。
「貴様が人情を理解できんから、大好きなお姉ちゃんは出て行ったんだろう?」
ビフロンスがブチ切れてしまいラーファエルを攻撃してきました。
ラーファエルは聖剣<メタトロン>を使って迎撃するしかなくなります。
攻撃は防げたんですがビフロンスの狙いはアリステラとデクスィアの回収でした。
シアカーンとの約束があるので回収させてもらうと言い残して消えます。

ラーファエルが生きているのがバレてしまいました。
若い聖騎士達がザガンに襲い掛かろうとしてきます。
シャスティルが聖剣<アズラエル>使って彼らを攻撃しました。
裏切り行為のようにも見えますが彼女は命を救ったんだぞと主張します。
無策でザガンに挑めば確実に殺される、自分の攻撃を受けきれなかった若い騎士に大人しく見ていろと伝えます。
味方が無駄死にするのを防いだのでシャスティルへの疑いは緩和されました。
それでもザガンとの繋がりが疑われるシャスティルを認められない人がいました。
カルティアイネンが斬りかかってきます。
シャスティルを助ける為にステラが介入します。
ミヒャエルは自分の立場が悪くなるだろと文句を言っています。
ステラは先生から教えてもらった力は友達を助ける事もできないの?と訴えます。
ミヒャエルは聖剣<ザラキエル>を彼女に貸し出す事にします。
ミヒャエルはステラを次の聖騎士長に推挙しようと考えて会議に同席させていました。
<ザラキエル>がステラを持ち主と認めます。
ステラとカルティアイネンの戦いが始まります。
ラーファエルにヴァリヤッカが挑んできました。
何らかの私怨がありそうですね?

ザガンにアルヴォ・ユーティライネン、ユリウス・ユーティライネン兄弟が挑んできました。
聖騎士長二人を相手にしているんですがザガンは余裕でした。
自分からは手を出さず相手の攻撃を避けるだけで自爆を誘発して圧倒しています。
怪我をした二人をネフィに治療させる余裕までみせてくれます。
ザガンの戦闘が終わるとステラとラーファエルの戦闘も終わっていました。
相手を殺さずに終わらせる事ができたようです。

ザガンは帰る事にしますがギニアスが認めてくれませんでした。
聖騎士団長として魔術師を見過ごせないと言っています。
ギニアスはミヒャエルのように告解が使えました。
ザガンを追い込む事ができました。
追い込まれたザガンは魔術ではなく技を使ってギニアスを投げ飛ばしました。
咄嗟の時に技を使ってしまった事をザガンは悔いています。
ザガンは危機的状況に陥っても魔術だけで対処するのが魔術師ってものと考えています。
技を使ってしまっては自分の魔術を否定する事になる。
魔術師としての矜持から自分の負けを認めます。
しかしギニアスは納得してくれません。
手も無くザガンに捻られた彼は死を賭して挑もうとしていました。
ザガンは圧倒的強者が負けを認めて撤退すると言ってるんだ何で従わない?と問います。
ギニアスがザガンの繊細な部分を刺激する発言をしてしまいます。
自分を肯定できないお前は哀れなほど弱い。
尻尾を巻いて帰るがいい。
哀れな<魔王>を斬ってもなんの自慢にもならない。
と言ってしまいます。
図星を突かれてザガンはかッとなったね。
ギニアスと戦ってあげる事にして彼に何もさせずに潰しました。

死んだと思われていたギニアスをオベロンが助けました。
ザガンの<右天>よりも速く動いてジニアスを助け出しました。
オベロンは感情的になって子供を殺してしまうザガンに好感を抱いています。
ザガンの人間的な反応に好感を持ったようだね。
オベロンは兜を壊されてしまい顔が見えてしまいます。
中からエルフ少女の顔が出てきました。
ザガンがネフィに渡したペンダントの写真を見た事があるネフテロスは正体に気付きました。
オベロンが<アザゼルの杖>から離れたので隠れていたビフロンスが杖を強奪していきました。
ザガンはかッとなってギニアスを攻撃した事を反省しています。
ビフロンスが大きな利益を得たように思われますよね・・・

キュアノエイデスに戻ってきたシャスティルが執務室でバルバロスと対峙しています。
普段は影の中に隠れているバルバロスが珍しく姿を見せています。
ネフテロスも出かけているので二人きりになっています。
シャスティルがバルバロスに教会側の顛末を教えています。
聖騎士長に死者はでませんでした。
ザガンに負けたユーティライネン兄弟も一命を取り留め聖騎士に復帰可能だそうです。
ネフィの治療が良かったんだよね。
聖剣<ザラキエル>はステラを所有者と認めました。
ミヒャエルの事も所有者と認めているので二人で共用する事になりました。
シャスティルがビフロンスと内通していた聖騎士長は誰だったのか質問してきます。
バルバロスはキッチリ対処したと言って顛末を教えます。

ビフロンスと内通していたのでヴァリヤッカでした。
彼の部隊がシアカーンの希少種狩りに対応して負けました。
その戦いでシャスティルの兄は命を落としています。
聖騎士長だったヴァリヤッカだけは教会内部の情報提供を条件に生かされる事になります。
今回アリステラとデクスィアを宝物庫に入れたのは彼でした。
バルバロスはヴァリヤッカを強襲して身体の中にナイフを突き入れます。
魔術を使ってナイフの存在を現実世界から消しました。
シャスティルが教会内で孤立するように取り計らっていたのも彼だったので本当なら殺したい筈です。
ザガンが生かしたまま制裁を与える事を選んだので生かす事になります。
教会が標榜する正しい行いを怠った場合ナイフが現実世界に現れて顔が真っ2つになります。
恐怖からヴァリヤッカは失禁していますね。
彼がシャスティルを幼い頃から知っているので彼女の好みを聞き出す事にします。
バルバロスとしては仕事が終わって簡単な質問をしているつもりです。
対してヴァリヤッカはシャスティルが狙われていると考えます。
彼の低俗性が露わになりますね。
自分が死ぬよりもシャスティルを売り渡そうと考えています。
ヴァリヤッカはシャスティルの好みを洗いざらい教えてくれました。
バルバロスはプレゼント用に購入した髪飾りがシャスティルの好みなのか質問しました。
シャスティルの好みを聞き出して満足そうにその場を去ろうとするバルバロスにヴァリヤッカが質問します。
ザガンに敗北したラーファエルは片腕として信頼されているのに自分はこの扱い。
どこに差があるんだ?と問い掛けてきます。
バルバロスは侠気(おとこぎ)の違いだと答えました。

二人きりなのでシャスティルが妙に緊張しています。
何か普段と違う事をしているようで、それをバルバロスに気付いてもらいたいと思っています。
普段との違いを問われたバルバロスは1つ1つ指摘します。
バルバロスが想像以上に自分を見てくれていると知りシャスティルが真っ赤になっています。
嬉しいんですが彼の指摘は的はずれでした。
シャスティルがそこまで観察しているのに何で匂いに気付かないのだ!と興奮しています。
シャスティルが汗臭いか?と問い掛けた時にバルバロスが変な誤魔化し方をしたのでネフィに香油を借りたそうです。
バルバロスはシャスティルに近付いてスンスン匂いを嗅いでいます。
シャスティルは嗅ぐなバカと言ってバルバロスを殴り倒しました。
この二人距離感の取り方がおかしいよ。
主にバルバロが。
バルバロスはシャスティルが色気づいたと言って髪飾りを渡しました。
何でくれるんだ?と問われて、この前見かけたいい女がつけてたんだよ!と怒鳴り返します。
あーあ、素直に<アーシェル・イメーラ>のプレゼントだと言えればねー。
時期を外しているのでシャスティルに気付いてもらう事はできませんでした。
そりゃ無理だよ。
シャスティルが喜んでいるのでバルバロスは満足する事にしました。
それで良いのかよ。

ネフィが玉座の間で黒花の治療を行おうとしています。
心細い黒花はシャックスの手を握っていますね。
後ろで見ているラーファエルがシャックスに斬りかかるのを必死に我慢しています。
ネフィは成功できるか不安でした。
神に祈りながら魔法を使おうとしていました。
そこにオベロンが現れて貴重な助言をしてくれます。
祈るなら意識を自分の内側に向けなければだめだと助言します。
ネフィの心にすとんと落ちたみたい。
ネフィは自信を持って魔法を行使する事ができました。

黒花の目が見えるようになりました。
最初に目にするのはシャックスだろうとネフィが気を使います。
感激したシャックスが黒花を抱きしめます。
黒花もぎこちなくシャックスを抱きしめ返しています。
ラーファエルが忍耐を強いられています。

治療が成功して安堵したネフィがオベロンに声を掛けてきます。
彼女の顔を見たのは数舜だったので自信なさそうにオベロンさんですよね?と問い掛けています。
それを見ていたネフテロスが呆れています。
ザガンにペンダントの中身を見せてないの?と問い掛けます。
ネフテロスがネフィのペンダントに収められている写真を見せてくれました。
そこには幼いネフィとオベロンが写っていました。
ザガンがオベロンがネフィの母親だと紹介します。
彼女はタイタニア・ニムエ=オベロン、今はオリアスとも名乗っているがネフィの母親だと教えます。
突然の事でネフィは驚いていますね。
オベロンはネフィに非難される事を想定していました。
エルフの隠れ里に置き去りにしたのを非難されると思っていたようです。
ネフィはあなたを殴れるほどに誇れる娘になれていますか?と質問しますね。
お互いを知らないので知り合って行こうと言っているようです。
ネフィが強くなっていますね、オベロンを受けいれようとしています。
ネフテロスを含めて家族としての関係を作っていく事になりました。
オベロンがネフィに一本の箒を渡してきます?
これが<アザゼルの杖>、私が<魔王>オリアスを殺したときに使ったものよ、と言っています!!
オベロンは宝物庫に偽物を用意しておいたようです。
ビフロンスは騙されて偽物を掴まされたのね・・・ざまーみろです。
オベロンが箒の有用性を説明してくれます。
魔法や神霊魔法が使い易くなり空を飛んだりもできると教えてくれます。
ザガンはフォルに読み聞かせた絵本に出てきた魔女も箒を持っていたと呟きます。
オベロンは魔女って呼び方が不満なようです。
もう少し他の例えはないのかしら、初めて娘に贈る品なのよ?と言ってます。
耳の先を赤くして照れているオベロンにザガンは頭痛を覚えます。
オベロンが美少女姿なのでザガンが困っています。
いつもの姿に戻ってくれ調子が狂うと伝えます。
ゴメリと違ってオベロンは姿と一緒に口調も変わります。
感動的な母と娘の再会シーンなのでシャックスと黒花は退散する事にします。

立ち上がったシャックスの胸元から小さく折りたたんでおいた黒花のパンツが落下します。
黒花に見られる事になりました。
慌てたシャックスは咄嗟に、研究材料として預かっておいた、と言ってしまいます。
黒花はシャックスに好意を抱いています。
想い人にパンツを保持されていたと知った黒花が恥ずかしさから思い切り彼を引っ掻きました。
ネフィがザガンの視界を塞いで見ないでくださいとお願いしてきます。
そうかそうかネフィ、ザガンが他の子のパンツを見るのは嫌なのね・・・独占欲が出てきてるな。
激昂したラーファエルがシャックスを殺そうとしています。
ネフテロスが必死に止めに入っています。
オベロンも手伝おうとしますがラーファエルが「親として許容の外だ」と主張すると手を止めます。
ネフィはザガンの親とはどんな人なんだろう?と考えいてます。
ザガンはラーファエルを止める事ができたんでしょうか?
シャックスの命がある事を願います。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘3
魔術理論4
友情5
イチャラブ5
愛で力5
ラッキースケベ3


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