ラノベの感想) 終物語(中) (講談社BOX)


概略:
阿良々木暦が臥煙伊豆湖への借りを返す為に神原駿河を学習塾跡に呼び出します。
夜の待ち合わせだったので神原は初めてを貰ってもらうチャンスと期待します。
暦は臥煙が神原の叔母だと伝るか悩んでいました。
暦と神原が居る部屋の扉がノックされました?
扉を開けると鎧武者が居ましたよ!!
暦を守らなければと考えた神原が飛び掛かります。
神原にタックルされた鎧武者は弾き飛ばされてバラバラになります。
動く気配が無いので組み立ててみるか?と考え始めてたんですが鎧が動き出し元通りになります。
再び神原が飛び掛かるんですが彼女の様子が変です。
鎧に力を吸われているようですね?

レーベル講談社BOX
発行日2014/1/29
著者西尾維新
イラストVOFAN
ISBN
雰囲気密会、襲撃者、取り立て、覚悟、ノーブラ、正座、裸足で顔踏み、抱き着き、迷子、神原に頼れ、発想の転換、再会、立ち漕ぎブランコの下、爆弾発言、大嘘つき、予想通りの正体、エアスポット、復活劇、役割、買い物の勇者、命令、説得、乱入者、硬直、馬乗り、舌戦、助言、裸で待ってる、ルール説明、専門家の助言、至福写真、幼女優先主義、初志貫徹


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第四話 しのぶメイル
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001
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高校三年生の後半に忍野扇さえいなければと阿良々木暦が振り返っています。
暦の生活が扇によって引っ掻き回されたようですよ。
扇に会わなかったとしてもどこかで似たような状況に追い込まれていたかも。
これは忍野扇のせいではなく阿良々木暦のせいなんだと考え直しています。
戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子、羽川翼は暦に出会わなくても助かっていただろう。
彼女達の人生に暦は必要なかったと振り返っています。
吸血鬼になる前から自分は妖怪みたいなものだった。
彼女達は阿良々木暦に会わなければと思っているかも知れない。
そう思われても仕方ないくらい自分は運命を捻じ曲げてきた。
忍野扇の存在は状況をはかる定規みたいなものだろう。
扇が暦の前に現れたのは線引きをする為だったんだ。
八九寺真宵や千石撫子はラインの向こう側にいて、羽川翼や老倉育はラインのこちら側にいた。
扇が暦の過去を語らせようとしています。

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002
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臥煙伊豆湖に頼まれて暦が神原駿河を呼び出す事にしました。
集合場所は忍野が使っていて学習塾跡廃ビルの二階です。
夜に呼び出したので神原が純潔を貰ってもらえると期待しました。
嬉し過ぎてダッシュでやって来て暦の頬に膝蹴りを入れてきました!!
暦は謝罪を期待しますが神原は自分と暦が一体と考えているので謝るって発想がありません。
自分の膝が頬に当たっても謝る人間は居ないだろ?と言っています。
神原が暦を尊敬しているのは本当のようですが対応は別なようです。
神原は二階に来る前に三階に行ってしまった。
そこに机で作られたベッドがあったぞ。
遂に自分の純潔を貰ってくれる気に成ったんだなと迫ってきます。
暦が全く心当たりが無いぞと伝えるとガッカリしてますね。
神原はノーブラジャージでやって来たぞと明かしてきます。
暦は神原の危うさを心配になっています。
暦は臥煙さんが神原に接触する事を危惧しています。
できれば暦のお願いを断って欲しいと考えていました。
暦が呼び出した理由は神原の純潔を貰うためではありません。
紹介したい人が居るので会って欲しいとお願いします。
神原は良いぞと即答してくれます。
暦からできればお願いを断って欲しいと明かされても神原の考えは変わりません。
神原は暦の役に立ちたいと思っています。

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003
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神原は扉を閉めて廃ビルに入ってきました。
扉を規則正しく叩く音が聞こえてきました。
神原は約束している相手が来たのか?と質問してきます。
暦は臥煙さんが待ちきれなくやってきたとは考え難いと予想します。
知らない誰かが夜の廃ビルにやってきたって怖い状況なんですが神原は軽い調子で入室を許可しました。
扉を開けて入ってきたのは鎧武者でしたよ!!
暦が呑気にコスプレか?と思っていると神原が動きます。
怪異が宿っている左手で鎧武者を殴りつけました。
神原が殴りつけると鎧武者はバラバラになります。
神原が戻ってきて手応えが無かったと言っています。
暦の安全を確保するにはこうするしかなかったと言っています。
神原の家には甲冑が複数存在するそうです。
バラバラになった甲冑を放置すると悪い事が起こると考えた暦は組み立て直そうと考えます。
神原に組み立てて欲しかったのですが嫌がりますね。
仕組みは知っているので教えるから暦が組み立てて欲しいと命じてきます。
組み立てを始める前にバラバラの甲冑が動き出して元の姿に戻りました。
危機感を感じた神原が再び攻撃しますが効果が薄まります。
何をされたのか分からないのですが神原がダメージを受けたようです。
「逃げろ」と命じて倒れました?

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004
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暦は巻き込んでしまった神原を助け出す為に駆けだそうとします。
が先に鎧武者がタックルを仕掛けてきました。
今の暦は忍とのリンクが切れています。
吸血鬼としての能力を失っているので当たれば死んでしまうと考えますが吹き飛ばされるだけで済みました。
吸血鬼の再生能力を失っているので床を転がった痛みに襲われます。
無くなって欲しいと願っていた吸血鬼の能力を取り戻したいと考えてしまい自嘲しています。
鎧武者が暦に近づいてきて首を掴んで持ち上げます。
鎧武者の背後で神原が立ち上がりました。
暦がアイコンタクトで「逃げろ」と伝えると「逃げない」と返されます。
神原とアイコンタクトで意思疎通ができた事に驚いています。
神原が倒れたのは鎧武者がエナジードレインを使っていたからでした。
攻撃する程に鎧武者が強く成ったのは神原からエナジードレインしたからでした。
神原の方が弱って行ったのは吸われたからです。
鎧武者が暦の首を折ろうとしてきました。
鎧武者が何事かを言ってくるんですが聞き取れません。
暦と神原の二人では逃げ出す事は無理そうだったのですが突如床から火炎が吹き上がりました。
それを見た神原が「羽川先輩」と呟きます?
暦は火炎から羽川をイメージするのはおかしくないと考えます。
鎧武者の言葉が聞き取れるようになります。
「ここらが退きどきかのう!」
生半ならぬ邪魔が入ったようじゃ。
虎の尾でもふんだかの?
我があるじもおらぬようじゃしここは出直しじゃ。
お主も寄り道せずにまっすぐおうちに帰るがよかろう!
キスショットと合流したら伝えておけ。
もう少し回復したら拙者の大事な妖刀「心渡」を返してもらいにいく。
やはり刀がなければ鎧武者は締まらぬわ!
貸してから四百年でござる、延滞料は覚悟しておくがよかろうとな!
はははは!
と言ってきました。

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005
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気に成る台詞を残して鎧武者は煙の様に消えてしまいます。
ほとんど生身の暦と神原が火災の中に残されてしまいます。
暦は脱出方法を検討していますが能力が並の人間と同等なので手段がありません。
神原だけを逃がそうと考えて飛び上がって天井から三階に出てエレベータのシャフトを使って地上に逃げろと提案します。
神原からは暦を抱えて三階まで飛び上がる事はできないと否定されます。
神原には暦を置いて行くって選択肢は無さそうです。
説得は困難だと分かったので窓から地上に向けて飛び降りるしか無いと覚悟を決めます。
神原が処女のまま死にたくないので初めてを貰ってくれないか?と聞いてみます。
神原は暦の想定外の方向に覚悟を決めているようです。
暦はそんなことばかり言っているから主役の話を飛ばされるんだよと文句を言っています。
神原は暦と一緒に死ぬなら悪くないと言い出します。
暦は神原と心中したと思えないと返します。
神原は意外そうです・・・「え?それは傷つくな」とか言っています。
窓から飛び降りるしか生き残る術がないと考えてタイミングを合わせて窓に向かって走り出します。
一歩を踏み出したところでバックトラフと現象が発生しました。
二人は炎に焙られる事になりますが生きています。
バックドラフト現象によって周囲の炎が消えました。
窓枠の外で斧乃木余接が待ってました。
「こんなところで死ねると思うな。鬼いちゃんを殺すのはこの僕だ」と言ってます?
助けてくれた?

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006
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神原が気絶したので暦がおんぶする事になりました。
神原は宣言通りにノーブラでしたよ!!
暦はなんで本当にノーブラなんだよ!と激昂しそうになったと言ってますが嘘くさいね。
実は嬉しかったんじゃないの?
斧乃木ちゃんによって二人は学習塾跡から助け出されました。
学習塾跡は焼け落ちてしまいます。
暦は忍野メメとの接点が無くなってしまったような気がしています。
斧乃木ちゃんが火災に巻き込まれていた理由を聞いてきました。
暦は鎧武者が言い残した台詞から正体に気付いているようです。
居る筈が無い者と思っているので斧乃木ちゃんに正直に全てを伝えられません。
恩人に対して秘密を持つとは酷い行いだと彼女に咎められます。
暦が隠し事をしているのはバレバレでした。
暦は話題を変える事にします。
巻き込んでしまった神原を家に帰したいと伝えます。
それを聞いた斧乃木ちゃんがいい度胸だな、臥煙さんとの約束を反故にするのか?と攻めてきました。
暦は神原の安全を考えて提案したんですがそれは悪手だと諭されます。
怪異は関わってしまったら逃げられないと言われます。
神原は暦を助ける為に鎧武者にタックルを仕掛けて触ってしまったんだよね。
逃げられないなら約束通りに臥煙さんに神原を紹介して保護して貰った方が良いと助言されます。
斧乃木ちゃんがいそいそとブーツと靴下を脱ぎ始めました。
暦に正座しろと命じてきます?
暦が正座すると裸足の足で顔を踏みつけてきました。
暦の危機感の無さに対するお仕置きのようですね。
斧乃木ちゃんは暦の事を好きと言ってて友達だと思っているそうですから。
心配なようです。
暦は斧乃木ちゃんの素足で顔を踏まれる事になりました。
足の親指と人差し指の隙間からスカートの奥が見えそうで見えませんでした・・・
暦は斧乃木ちゃんに踏まれて嬉しいようだ。
斧乃木ちゃんは消えた鎧武者の捜索に向かいます。
暦は神原を連れて臥煙さんの元に向かうようです。

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007
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暦は斧乃木ちゃんの頬を思う存分にフニフニしてから別れます。
斧乃木ちゃんが向かった先と逆方向からやって来たんだろうと考えてそちらに向かいます。
彼女の仕事が鎧武者と関わってるって言ってたので逆方向に向かえば再び鎧武者とは出会わないと考えての事です。
そろそろ目を覚まさないかな?と思っていると神原が覚醒しました。
神原は鎧武者と戦っているシーンで記憶が途切れていたようです。
鎧武者がどうなったのか質問してきました。
暦は気が付いたのなら神原を下ろそうと試みますが拒否されます。
神原は足を暦の胴体に絡ませてしがみ付いてきました。
何のつもりか尋ねると状況はよく分からないがこの機会を逃してはならないと本能が告げていると言ってきます。
暦がお前の本能すげーなと呆れると、まだ歩けそうもないんだと言ってきます。
暦はおんぶを続ける事になります。
ノーブラ神原をおんぶしています・・・いつまでもし続けてあげればいいのに・・・
暦はカッコつけてるようですが本当は神原の乳を堪能したかったんだろ?
神原が暦の後頭部に興奮しています。
「つむじが格好いい」と褒めてくるね・・・
暦は自分が把握していない部位で昂らないで?と拒絶反応を示しているぞ。
神原から一緒に北白川神社に行った時の様に不調なんだと言われました。
神原が暦と初キスしたのが北白川神社だったと記憶の捏造を行います。
暦は北白川神社に行った時はぶつ切りにされた蛇が磔にされていたんだよと事実を教えます。
懲りない神原は初キスは千石としたんだったと言い換えています。
神原は千石とのありもしない出来事を言っておくとアニメのイメージ図で千石とのキスシーンが挿入されたりするわけだからと邪な狙いを語っています。
ちょっとだけ真面目な顔になり暦におんぶされているのは嬉しいと言ってきます。
バスケ部のエースとしての立場から甘えた姿は見せられなかったそうです。
戦場ヶ原におんぶされて以来なので嬉しいと言っています。
暦は神原が甘え上手だなと感じています。
暦は神原を危険に巻き込んでしまった事を詫びますが謝らないでくれと言われます。
暦に頭を下げさせるのは神原駿河としての名折れだと言ってます。
暦はおんぶをさせる方が名乗れなのではと反論しています。
ここで神原を帰す方が危険なのでもう少し付き合って欲しいとお願いします。
真面目な話をしているんですが神原はブレません。
寝床を共にしてくれというのであればやぶさかではないと言ってくるね。
暦は行動を共にして欲しいんだよと訂正を促しますが効きません。
寝床を共にするのであれば行動を共にすると言えなくもなかろうと言い返してきます。
神原は暦とエロ行為に及びたいみたいだね。
暦から二十年くらい前のライトノベルによくいた発情ヒロインみたいだなと言われます。
神原は、発情ヒロイン・・・ときめく新語だな、と感激しています。
暦が埋め合わせはするので今晩だけはなんとか堪えてくれと伝えます。
神原は寂しい事を言わないでくれ、毎晩毎夜、阿良々木先輩からの呼び出しを待っている、と答えます。
暦が夜間以外も待っていて欲しいもんだが、と伝えると。
いつでも阿良々木先輩からの頼みには「召し上がれ」と答えるまでだと言ってきます。
暦がグッと来たみたいですね。
「やかましいわ!そして可愛いわ!」と怒鳴っています。
どこに向かっているかだけは教えてと言われたので浪白公園に向かっていると教えます。
八九寺と出会ったであり戦場ヶ原から告られた場所です。
暦にとって思い出の場所なので仕事の待ち合わせに使いたい場所ではないと考えています。
臥煙さんが指定した場所なので仕方ないと自分に言い聞かせています。
神原は知らないと言ってますね。
中学時代の戦場ヶ原の縄張りだったと伝えます。
女子中学生が公園で遊ぶのかは分からないが妹の火憐は遊んでいます。
ブランコで靴を遠くまで飛ばして遊んでいます。
暦は火憐の将来に不安を覚えていますね。
神原が戦場ヶ原の昔の家に行った事があると教えてくれます。
こぢんまりとした豪邸だったと言ってますね。
暦は大豪邸で育つとこんな人間性になるのかと神原が心配になっています。
神原から両親が駆け落ちしているので幼少期はなかなか貧しい生活を送っていたぞと訂正されました。
そうだった、神原の父親は母親と駆け落ちしたんだった。
神原から浪白公園に会わせたい人が居るんだなと確認されます。
暦はできれば会わせたくなんだがと思いつつそうだと肯定します。
暦は臥煙さんよりも先に忍と合流したいと考えています。
神原が場所を思い出したのか?
方向が逆だと教えてくれました。

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008
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神原の指摘で逆方向に移動を開始しましたが暦たちは道に迷いました。
時刻は深夜零時を回って八月二十四日になりました。
暦は夏休みが終わって四日目だがいつになったら学校に登校できるのだろう?と考えています。
暦は夏休みが短い地域に住んでいるのね。
神原から前にも道に迷ったと言ってなかったか?と問われます。
暦は忍野メメに解決して貰った人を迷わす怪異を思い出します。
なんでこのタイミングでそれが発生している?
鎧武者が去る時にまよわず家に帰れと言ってた事も思い出しました。
鎧武者が自分たちを迷わせているのか?って疑心暗鬼になっていますね。
鎧武者の正体が暦の考えている通りならイメージにそぐわないセコイ行いだと疑っています。
一旦神原を下ろして臥煙さんに電話する事にします。
これ以上彼女に頼るのは不味いかも?と思いつつ決意のコールをしました。
臥煙さんは直ぐに出てくれて電話を待っていたよと明るく答えます。
彼女は暦たちが迷うと分かっていた?

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暦が窮状を説明する前に臥煙さんは困っている理由を予想してきます。
蟹かな?蝸牛かな?猿かな?蛇かな?猫かな?
暦が驚いていると自分を大きく見せる為のトリックだよ。
五つも候補をあげればどれかが当たる大人の汚いやり口さと軽く流します。
暦が迷っている事を伝えると喜ばしいと言ってきました?
臥煙さんは斧乃木ちゃんから暦が巻き込まれている事態の報告を受けていました。
もっと酷い状況に追い込まれていると想定していたようですが実際は一番マシな状況でした。
それで喜んでいます。
暦は迷っている状況をなんとかして欲しかったんですが自分で解決してくれないと困ると言われます。
側に神原が居るなら彼女に頼れば良いんだよと助言してくれました。
暦は巻き込んでしまった神原に頼る事に難色を示します。
臥煙さんに神原を何だと思っているんだ?と問いかけます。
臥煙さんは姉の娘で眠らせておくには惜しい才能さ、と答えました。
才能ねぇ臥煙さんは神原の事を高く評価しているみたいだね。
それが良い事なのか悪い事なのか?
臥煙さんと関わると厄介事に巻き込まれるのであんまり嬉しくない評価だよな。

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010
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臥煙さんは言うだけ言うと一方的に電話を切りました。
かけ直そうかと考えますが同じ答えを言われそうです。
暦が臥煙さんが神原の腕を買って会いたいと言っている理由を考えます。
最初は怪異が宿る左腕の事かと考えていましたが能力を意味する腕だったらと考えます。
ありそうな話だなと思えたので神原に頼る事にしました。
意見があれば言ってくれと伝えると意見だけでいいのか?
ご所望とあらばおっぱいでも出すぞと言ってきました。
神原はどうしてもエロネタを挟みたいようですね。
深夜なのにテンションがおかしいのは暦に呼ばれたので遅くなると考え学校でたっぷりと寝てきたそうです。
神原が暦の背に飛び乗ろうとしてきました。
避けると何故避けると文句を言われます。
暦は僕の背中はお前の指定席じゃないんだと答えます。
神原は自由席だったなと納得してくれますが不穏ですね。
自由に使っても良いと思われているのかも?
迷子からの脱出方法を相談すると有効な方法を示してくれます。
神原は電信柱によじ登り周囲を見回しています。
するすると降りてきて方角が分かったと言ってきました。
暦は視覚で目的とを確認できたのかと考えますが違いました。
戦場ヶ原の旧宅の近くなら匂いが分かると言っています。
方角が分かったのは嗅覚によってでした。
神原は塀に飛び乗り暦に手を伸ばします?
暦にも登れと言ってるの?
神原は道に迷わす怪異なら道を歩かなければいいじゃないかと言ってきました。
発想の転換ですね・・・確かに臥煙さんが言う通り才能があるかも。

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塀の上を歩く事に暦が手間取り移動に三時間を費やす事になりました。
浪白公園まで塀は続いているわけではないので途中で降りたりしていました。
側溝、空き地、道路の横断、は道にカウントされていませんでした。
塀の上を神原に手を引かれて歩く事になり暦は先輩としての威厳を失いました。
苦労して浪白公園に到着したんですが問題発生です。
電話してから三時間も経過してしまったので臥煙さんが居なくなっていました。
神原がランランと目を輝かせ始めていますね。
暦が神原を騙して人気のない公園に連れ込んだのかも?と期待しているようですよ。
神原は暦との行為を妄想して興奮している?
待ちくたびれて帰ってしまったのか?と心配になります。
暦と神原は巻き込まれた立場であり臥煙さんは今回の怪異に仕事として関わっていると思われます。
臥煙さんなら隠れて暦を驚かそうとしている可能性も捨てきれません。
彼女が鎧武者に襲われた可能性に思い至った暦は神原と二人で臥煙さんを探すことにします。
暦が動き出す前に神原が異変を発見しました。
神原はブランコの下でスヤスヤ寝ている忍を発見しました!!
暦は熱望していた忍との再会を果たします。
臥煙さんが居なくなったのは忍が居たからなのか?

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起き上がろうとした忍がブランコに頭をぶつけて痛がっています。
暦と神原は可愛さに悶えています。
暦は別れている間に何があったのか忍に聞いてみる事にします。
忍は猫と共闘して出来損ないの猿と戦っていたと言ってきました。
みれば忍の体は擦り傷だらけになっています。
忍から窮地に斧乃木ちゃんが助けに来てくれたと教えられます。
暦は斧乃木ちゃんの働き者ぶりに驚いています。
斧乃木ちゃんの能力で猿の右半身を吹き飛ばしたそうですよ。
斧乃木ちゃんから事情を聞いて臥煙さんが暦とのパスを修復してくれると言うので浪白公園に来たそうです。
来てみると誰も居なかったのでブランコの下で寝ていたそうです。
うん?うん?忍が来た時点で臥煙さんは居なくなってた?
忍の方も暦に何があったのか聞いてきました。
ちょっと不機嫌そうなのは暦の顔を斧乃木ちゃんが裸足で踏んだと知ってるからのようです。
暦は誤魔化そうとしますが顔に足跡が残っていると指摘されてしまいます。
神原に確認すると暦の性癖に口出しするのは悪いと思い黙っていたと言われました。
暦は指摘しろよ吠えています。
忍は助けてくれたので斧乃木ちゃんが暦の顔を裸足で踏んだ事は不問にすると言っています。
暦は斧乃木ちゃんが鎧武者の話をしていない事に気が付きます。
忍に鎧武者の存在を教えなければと考えていると猿が公園に現れました。
神原は既に戦闘態勢を取っています。
斧乃木ちゃんが吹き飛ばした右半身は蟹になってますね?
忍が言うところの偽物現象が起こっているようです。

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突然の戦闘に際して神原が指示をだしてきます。
神原が右から暦が左から飛びかかる事が決まります。
神原の「行くぞ!」って掛け声に暦は「は、はい!」と答えています。
まるで後輩のような所作ですね・・・
ここで神原が左利きって事実が行動を阻害する事になります。
一斉に動き出したんですが神原が飛び出す方向が暦の想定と逆になりました。
二人は正面衝突する事になり暦は地面に転がります。
神原は態勢をたてなおして猿と蟹が合体した怪異に飛びかかりました。
忍がどうしているか確認すると彼女ブランコに座って観戦モードになっています。
暦は斧乃木ちゃんを見習って働けよと心の中で罵っています。
飛びかかった神原は相手を間違えました。
蟹に向かって左拳を撃ちだしますが巨大な鋏で受け止められます。
左半身の猿が爪で引き裂こうとしてきました。
神原は咄嗟に交わしますがジャージを切られます。
彼女がノーブラなのを思い出して暦が危ぶんでいます。
ジャージからおっぱいが零れたら最高だったんですが神原はそこまで切られません。
忍が使えと言って妖刀心渡を投げ渡してきました。
暦は咄嗟の事だったので避けてしまいます。
地面に突き刺さった心渡を引き抜いて猿蟹に突進します。
雄叫びを上げながら猿蟹を接合面に沿って真っ二つにしました。
豆腐を切ったみたいな手応えの無さに暦は意外感を持っています。
勢いが減じなかったので猿蟹を両断した心渡は地面に突きたつ事になります。
神原からまだ終わってないと指摘されます。
見れば二手に分かれた蛇が暦と神原に襲い掛かってきます。
忍が動いて二つの蛇の頭を捕まえて握り潰しました。
暦の対処を六十二点と評価してくれます。
これは低い評価なのか?

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忍がブランコで観戦モードを始めたのは暦が戦えるか検証する為でした。
それの評価が六十二点って事です。
忍が後始末を始めます・・・猿、蟹、蛇の怪異をバリバリと食べ始めました。
流石の神原も目を逸らしています。
生食してお腹を壊さないのか?って的外れな心配もしてくれます。
忍が食事している間に暦は神原に上着を貸す事にします。
ジャージがボロボロになってしまったのでノーブラの危険性を回避しようと考えたようです。
神原は暦の匂いがすると言ってラノベ的なシーンを演出しようとしますね。
上着を貸してくれた暦が寒いだろうと考えた神原は着ているジャージを貸してくれます。
上着を一度脱いでからジャージを脱いでくれれば最高だったんだけど。
部活女子が会得している技を披露してくれました。
上着の中に手を突っ込んでジャージを脱いだぞ。
脱ぎたてジャージを貸してくれました。
神原の素肌に触れていたジャージなんだよねー暦はもっと感動しても良いと思うんだが。
忍は最後に心渡を口から呑み込みました。
食事をした事で擦り傷が治っています。
話の続きをする事になりました。
神原が忍がブランコの下で寝ていた理由を話していたんだと教えてくれます。
忍が暦にブランコの下で寝てみろと言って歩き出します。
暦はもう十八歳なんだから絶対にやらないぞと心に誓っています。
忍がブランコで立ち漕ぎを始めたので誓いは一瞬で吹き飛びます。
神原もブランコの下に寝転びたいと主張してきました。
散々な目に遭わされているので見返りが欲しいと言ってきます。
これまで謝る必要は無いと言い続けていたんですが現金ですね。
それほど忍の下半身を下方から覗きたいようですよ。
うむうむ確かにひっじょうに魅力的な行為だとは思うんだよ。
神原は殴り合いジャンケンを所望してきますね。
暦が普通のジャンケンを強要したのでそっちになります。
暦はグーで神原はチョキでした。
勝った暦がブランコの下に滑り込みます。
目の前の拘束でブランコが通過するので恐怖を感じています。
忍の下半身は見えないね・・・ブランコに塞がれているのね・・・よく考えれば分かりそうだった。
忍が良く見ろと言ってきます。
視線を凝らすとブランコの下側に臥煙さんからのメッセージが貼られていました。
臥煙さんのプリクラが貼られていて待ち合わせ場所を浪白公園から北白川神社に変更と書かれていました。
待ち合わせ場所が変わったので臥煙さんは居なかったのね。
でも何でだ?
まさか困っている暦をあちこち引っ張りまわして遊んでいるって訳では無いよね。

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暦と幼女の忍と変態の神原は揃って浪白公園から北白川神社に向けて歩き出しました。
心配だった神原がおんぶの再開を強請ってはきませんでした。
忍の様子もちょっとおかしいみたい。
暦は鎧武者からの伝言を忍に伝えました。
心渡を返せと言っている事と延滞料を要求している事を伝えます。
最後に高笑いしていた事も伝えると再現してみろと要求されます。
暦は下手な高笑いをする事になりました。
暦は鎧武者の正体を危惧しています。
忍の方は四百年前に死んでいるのを目撃しているので本人が現れる事は無いと言っています。
暦が心配顔のままなので莫迦莫迦しいと表記しても良いと言ってきます。
暦と自分を動揺を誘おうとしているだけかもしれない。
敵の思惑がどうあれ心渡を譲る気持ちは無い。
直々にぶった斬ってやるわと強がっています。
それ以上の追及を封じられたので暦は何も言えなくなりました。
北白川神社に到着すると臥煙さんは賽銭箱の前の階段に座って待っていました。
彼女に会えない可能性を考慮してたんですが杞憂に終わります。
臥煙さんは陽気に挨拶してきました。
見ればタブレットで何かをしているね。
キリがいい所まで進めるから少し待ってとお願いされます。
仕事をしているのかと思い手元を覗くとソーシャルゲームをしていました!!
ゲームを終了させると斧乃木ちゃんに暦と無事に合流できた事を知らせるメールを打っています。
臥煙さんは暦の顔に刻まれている足跡を見て二人が仲良くしていたと類推したみたい。
臥煙さんが神原と忍に丁寧な挨拶をしてきました。
暦が今さら畏まった挨拶をされてもなーと思っていると予想外の爆弾発言をされます。
「私は忍野伊豆湖という。きみ達もよく知る、忍野メメの妹だよ」
あら?臥煙さんは忍野の先輩じゃなかったっけ?

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しれっと嘘を吐かれて暦は混乱しています。
臥煙と名乗れない理由がある事を願って見過ごす事にしますよ。
臥煙さんに睨まれたので。
神原の母親臥煙遠江は神原家から絶縁されています。
それが理由で臥煙と名乗れないだったらいいなと思っています。
詐欺師貝木の先輩だけあると納得するしかない嘘つきでした。
忍と神原が完全に信用してしまっています。
神原が職業は阿良々木先輩のエロ奴隷だと自己紹介しました。
それを聞いて伊豆湖は若いうちは奔放でいいよねえと笑っています。
姪が大変な事になっているのに気にしてないようです。
忍野の妹を名乗ったので怪異の専門家としての信憑性が増しています。
暦が臥煙と再会するまでに出会った怪異について説明する事になりました。
忍は暦以外の人と会話しないので彼女が戦った猿の話も暦がしています。
斧乃木ちゃんから詳細が語られているだろうから問題無い考えました。
語り終えると臥煙さんがやっぱりな真実を語ります。
鎧武者の正体が四百年前に死んだ最初の眷族だと教えてくれました。
暦はやっぱりなと感じますが否定したい気持ちもありました。
忍が暦に臥煙は飛んだ素人だと言ってきます。
忍は四百年前に最初の眷族が太陽に焼かれて滅んだのを見ています。
あり得ない事だと言ってますね。
暦に説明してやれと命じてきました。
暦が臥煙さんと言いそうになったので伊豆湖でいいと強要してきました。
呼び捨てにして欲しそうですが暦は伊豆湖さんと呼ぶ事にしています。
暦が最初の眷族は四百年前に滅んだと教えても伊豆湖は考えを変えません。
神原が素朴な疑問を挟んできました。
死なないからこそ不死身の吸血鬼なのではないのか?
伊豆湖は神原の指摘に感心しています・・・「猿の手」を動かせるだけはある、卓抜している。
伊豆湖の目は確かみたいですね神原は怪異に対抗する素養がありそうです。
納得してない暦に伊豆湖が解説を続けます。
最初の下僕は四百年がかりで蘇ったんだと指摘しました。
流石キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが選んだ眷族だと賞賛しています。

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伊豆湖が順を追って初代眷族が復活した理由を説明してくれます。
暦に向かって自身も日に焼かれても復活しただろと言ってきます。
忍の眷族なので同じ事が起こったんだ。
時間は掛ったが復活したんだと言っています。
暦を呼び出したのは己の仕出かした出来事の責任を取る為のチャンスを与える為と言っています。
暦は伊豆湖が厄介事に巻き込んできたと考えていますが逆なようです。
この町に蟹、蝸牛、猿、蛇、不死鳥が居たのは偶然では無いそうです。
猫は例外と言っているので羽川は違う理由で暦に関わる事になったみたい。
生きて再会できたら羽川翼ちゃんにお礼を言うといいと言ってます。
羽川は意図せずに暦を守ってしまう悲しい女の子と言ってるな。
初代は暦と神原からエナジードレインして本来の姿に戻っているそうです。
灰になって消えた初代は根性でこの町に帰ってきたそうです。
十五年前にこの町に灰が集まっていたって事なのか?
怪異の王キスショットの眷族なので日の光を浴びたくらいでは死ねない。
自殺未遂ではなく自殺ミスだと言ってます。

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伊豆湖は十五年前に奇妙な符合があると言っています。
当時大学生だった自分が反魂法を使って斧乃木余接を作ろうと思い立った。
不死鳥が次の宿り木に止まったのも十五年前だ。
初代の灰がこの町に集まったのはその頃だと予想する。
灰になった初代がこの町に帰ってきたと言われて忍が我慢できなくなります。
これまで頑なに暦以外の人間と会話しようとしなかったんですが伊豆湖に反論を開始します。
四百年前に初代は自殺したんだ間違いは無いと反論します。
伊豆湖が四百年前の出来事を知っている筈無いだろとも言いますが否定されるね。
伊豆湖は私は何でも知っていると言い返します。
忍を全く恐れずに初代が復活したなら喜ぶべきだ。
喜べない理由があるのか?と問いかけています。
忍は自身のデリケートな部分に踏み込むなと警告しますが聞いちゃくれません。
自分のペースを崩さずに待ち合わせ場所を浪白公園から北白川神社に変えたのにも意味があると言ってきます。
黙って伊豆湖の話を聞いていた神原が質問をしてきます。
暦は馬鹿げた質問をするのでは?と心配になりますが真っ当な質問をしました。
四百年間回復する度に灰になるのを繰り返していた初代が十五年前にこの町に来た時も灰だったんだろ?
何を切っ掛けにしてそのサイクルを終わらせる事ができたんだ?
伊豆湖がどうしてだと思う?と問いますね。
神原は待ち合わせ場所を変えた事と関係があると言う事なのか?と答えました。
伊豆湖は嬉しそうに鋭いね野に放っておくには惜しい才能だと言っています。
蚊帳の外に置かれていると心配している神原に事態の中心に居るのかもと教えてくれます。
暦の事を支えてあげて欲しいとお願いされますね。
ここで神原がエロ回答をしますよ。
阿良々木先輩の下半身を支えるのは私の仕事だと思っている。
伊豆湖は十五年前にこの町に流れてきた初代の灰が集まったのが町のエアスポットになっていた北白川神社だと教えてくれました。

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019
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十五年前の北白川神社にはまだ神様が居て機能していたそうです。
北白川神社はよくないモノが集まる場所だったのでそれを散らす役目を負っていました。
そこに初代の灰が集まってきました。
北白川神社に居た神様の処理能力を超える怪異だったので神様が限界に達しました。
抵抗できなくなり消えてしまったようです。
初代の灰は神社に溜っていたよくないモノを食べ始めて復活を始める事ができるようになりました。
暦が十一年前の世界にタイムスリップしたとき見た北白川神社が荒れ果てていたのは初代の影響でした。

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020
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説明を終わらせた伊豆湖が帰ろうとしています。
理解が追いつかない暦は彼女を呼び止めて質問を始めました。
伊豆湖は暦と忍に責任を引き取らせたいと言っています。
暦は忍とタイムスリップする時に神社に溜っていたよくないモノを使ってしまったのが不味かったのか問いかけます。
伊豆湖はそれ自体には害は無かったが結果が不味かったと言っています。
神原が初代復活の理由を推測します。
北白川神社にやってきた忍を見た初代が奮起して復活を遂げたのでは?と予想します。
それまで神原を高評価していた伊豆湖はそんなラノベチックな理由ではないと否定します。
伊豆湖は春休みに忍がこの町にやって来たのは初代の灰に呼び寄せられたからだと言っていました。
忍は否定したいみたいですが伊豆湖の意見が正しそうです。
暦と忍がよくないモノを消費してしまい食料が無くなり初代は飢餓状態でした。
そんな状態で忍の存在を感じ取ってしまったので怪異性が急速に励起したと言っています。
暦に頼みたいのは初代の捜索でした。
忍の奴隷同士なので引き合うのでは?と期待しています。
戦力的に厳しいなら影縫を呼べば良いのでは?と暦が指摘します。
伊豆湖は制御できないので彼女は呼びたくないと言ってますね。
影縫とは別の助っ人を呼んである。
そろそろ迎えに行かなくてはならないと言っています。
伊豆湖は今日中に決着を付けると言っています。
暦と神原がエナジードレインされたので初代は意思を持ちました。
その事は伊豆湖に評価されます。
意思疎通ができるなら交渉できると言っています。
意思を持ちエナジードレインを恣意的に行えるようになっているので放置する事はできない。
倍々々々々々ゲームで強くなってしまう。
そうなったら余弦を呼ぶしか無くなる。
彼が人を喰らう前に殺してあげたいと言っています。
初代は怪異殺しなので人間を手に掛けるのは悲劇的だよね。
伊豆湖は忍野よりで無理矢理怪異を祓おうとは考えていないようだね。
初代にこれ以上の悲劇を負わせたくないと思っているようだ。

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021
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助っ人を迎えに行くので臥煙さんは神社から出て行こうとしています。
出て行く前にこれで朝ご飯を買いなさいと言って五千円くれました。
暦はこれが今回の仕事料じゃないといいなと思っています。
臥煙さんは吸血鬼は夜行性なので鎧武者が動くのは夜だから昼間は安全だ。
一度家に帰って着替えてきても良いよと言ってました。
暦は鎧武者の灰が一粒も残っていないので神社に留まるのが安全と考えます。
神原が買出し係を申し出てくれますが忍と二人きりになるのが気まずくて自分で行く事にします。
忍は臥煙が言ってたように自分と鎧武者は接触する事無く事態は片付くと言っています。
暦が鎧武者に嫉妬していると見抜き嫉妬する必要は無いと言っています。
暦は忍が鎧武者に対して何の感慨も持っていないのか疑問を抱きます。
神原は忍を見ていると言ってくれます。
忍を視姦しているとも思える言い方でしたね。
神原がBL本を買ってきてくれとお願いしてきました。
タイトルを聞くとレジに持って行くのが恥ずかしくなるタイトルでした。
暦が断ると帰っちゃおうかな?と脅してきました。
暦は応じるしかなくなります。
神原がノーブラの限界を感じるのでブラを買ってきてくれ。
デザインは暦の好みで良いと言ってきました。
暦は難易度が高すぎると断ろうとしますが暦なら出来ると押し切られました。
暦が買ってくる必要があるのは「朝食」「本」「ドーナツ」「ブラ」です。
買い物ルートを「書店」「スーパー」「ミスド」「ランジェリーショップ」に設定しました。
これはブラを持ち歩く時間を最短にする為でした。
BL本は許容できますが朝食とドーナツを持ってブラを買いに行くのはどうなんだ?
変に疑われる可能性が高まりそうじゃない?
書店で神原が所望するBL本を手に取りました。
タイトル同様に表紙もレジに持って行くのは難易度が高そうな恥ずかしさでした。
臥煙さんがまだ忍とのリンクを回復してくれてないので暦は自由を得ています。
久々の自由行動なのでBL本をはさみ込む本を選ぶ事にします。
ここでエロ本コーナーに行ってしまうのが暦クオリティです。
別に真面目な参考書を狙っても良かったよね。
エロ本コーナーで物色してるんですが最近の間違った認識を是正したいと考えます。
最近の暦は忍や斧乃木ちゃんや八九寺と仲良くしているのえロリ疑惑を持たれています。
そうじゃないってところを見せたくて熟女本を選ぶ事にします。
臥煙さんに服装の雰囲気が似ている表紙の写真集を選んで神原が所望したBL本を挟んでレジに向かいます。
BL本が連作で二冊になってたので写真手も二冊購入する事になりました。
会計すると三千五百円になってしまいました。
臥煙さんから貰ったお小遣いは千百五十円になってしまいます。
これでブラと朝食とドーナツが買えるのか?
会計を済ませてレジを離れようとすると後ろに並んでいた小学生くらいの少年とぶつかりそうになりました。
暦はBLと写真集を購入した勇者の所業に興味を持って見ていたのか?と考えます。
学校に居なければならない時間帯に小学生が一人で書店に来ているのは変だぞと気付きます。
少年が「やあ、二人目」
「キスショットに伝言は伝えてくれたかのう?」と暦と同じ声で尋ねてきました!!
昼間は動けないと予想していた初代が動いているぞ。

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二人で話したいと言われて暦は付いて行くしか無くなりました。
恐々付いてくる暦に取って食ったりしないから怖がらないで欲しいと言ってきます。
何でかな?と不審に思っていると顔を指さされます。
暦の顔には斧乃木ちゃんに踏まれた足跡が残っていました。
それは専門家同士が己の獲物だと主張する印の役割を持っていました。
斧乃木ちゃんが所有権を主張してくれていたので暦は救われます。
そうでなければ吸血鬼を見逃すはずがないと言っています。
少年に連れられて空き地に入る事になります。
周囲に人が居ないので巻き添えを出す心配は無いと考えてますが迂闊でした。
少年がペットボトルのお茶を渡してきました。
暦はエナジードレインによってこの時代の知識も吸い取れるのか?って疑問を持ちます。
少年は暦の名前を知っていました?
遭遇した時に神原は阿良々木先輩と呼んでいたので下の名前を知っているのは妙ですね。
少年がキスショットと別れて欲しいと命令してきました!!

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暦は初代の目的が忍への復讐だと思ってましたが違いました。
初代は忍に直接会って仲直りしたいと言ってきました。
していきたいと忍と仲直りして彼女と一緒に怪異狩りをして行きたいと言っています。
暦と忍の歪んだ共生関係も知っていました。
十五年前に復活してからこの町で起こった怪異現象について全て知っているそうです。
現代の知識はそこから得ていました。
町に集まった己の灰を通して現代の知識を得ていたみたいです。
初代は暦の立場に返り咲きたいと言っています。
神原の予想していた通りだったぞ。
色恋沙汰に発展していきます。
暦が引かないので初代は説得する切り口を変更します。
それぞれが忍の奴隷を辞めた場合の利点を挙げていく事にします。
初代は暦にもたらされる利点をいくつも挙げますが暦は一つも思いつきません。
怪異の専門家としての能力を比較した場合初代には及びません。
初代との会話の重圧に耐えられなくなった暦は貰ったお茶に口を付けようとしました。
そこに巨大な十字架が飛来します。
十字架がペットボトルを生身ごと粉砕しました。
敵から出されな飲み物を疑問なく飲もうとするな。
どんだけ平穏な人生を歩んでんだ。
ペアリングが切れている今のお前でも聖水なんか飲まされたらひとたりもねーぜ。
金髪金眼の白ランの若人が立っていました。
臥煙さんが呼び出した助っ人なのか?

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聖水入りのペットボトルを破壊して暦を助けてくれたのは吸血鬼退治の専門家エピソードでした。
臥煙さんが呼んだ助っ人とは彼の事でした。
エピソードが指摘したように初代はしれっと聖水を入れたペットボトルを渡して暦の暗殺を狙っていました。
エピソードからセコイ手段だと言われますが気にしません。
専門家としての知識を持ち合わせていれば疑う筈だと言っています。
初代は暦の専門家としての力量をはかろうとしたようですね。
暦が全くの素人と知り驚いています。
初代はちょっとした嫌がらせだったと言っています。
そこに臥煙さんが明るい雰囲気で登場しました。
初代に自己紹介していますね・・・臥煙伊豆湖と名乗っています。
初代は専門家2人が出現したので不利を悟ります。
話し合いでは決着がつかなかったので次の段階に進もうと言ってきます。
暦が次の段階?って疑問を伝えると決闘だと言ってきました。
一人の女を取り合って二人の男が戦う四百年前から変わらない伝統よと言ってきました。
決闘方法は臥煙さん達専門家に任せると言っています。
暦はそれまでの間に斧乃木ちゃんの足跡を消しておけと要求してきました。
正々堂々と戦おうと言って逃げを打ちます。
空き地の入り口には臥煙さんとエピソードが陣取っています。
初代は大ジャンプで空き地から逃げて行きました。
暦は臥煙さんとエピソードが追わないのを不審に感じます。
彼らの方を振り返ると理由が判明しました。
二人は初代を追うために動こうとしたようですが足元に暦が購入したBL本と写真集が落ちてきました。
それに目を釘付けにされてしまい追う事ができませんでした。
エピソードがBL本二冊を。
臥煙さんが自分に似た雰囲気の熟女写真集を手に取って固まっていました。
暦は違うんだーと叫んでいます。
これは恥ずかしい特に臥煙さん似の熟女の写真集は気まずい、気まずすぎる。

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臥煙さんに思わぬ弱点があったね。
暦が持ってた自分にの写真集に動揺しています。
こういうのはおねーさん、きみが思っている以上に本当に引くから本当にやめて。
暦の弁明は聞き入れて貰えなかったようです。
臥煙さんとエピソードは「手続きに入る」と言って別行動になります。
暦は北白川神社に戻る事にします。
あら?買い物を終わらせて無いんじゃない?
神社では忍が神原に跨っていました!!
神原が上ならわかるが人間に興味を示さない忍が何をやっているんだ?と疑問に思います。
近付いて事情を聞き出そうと考えたんですが斧乃木ちゃんに茂みに連れ込まれます。
斧乃木ちゃんは渉外係なので覗きは得意と言っています。
二人のやり取りを隠れて見ていようと言ってきました。
斧乃木ちゃんにはやり取りが聞こえているようですが暦には聞こえませんでした。
もう少し近づきたいと提案すると対価を要求されます。
暦が面白い事をしてくれるなら移動してもいいと言ってきます。
更に顔に足跡を残す事で暦を守っていた事に関してお礼を要求されました。
暦は後日面白い事をしてあげると約束して近くまで移動します。
斧乃木ちゃんが暦が購入したBL本に気が付きました。
BLにまで造詣が深いとは懐が広すぎると驚いています。
二人が激しく口論しているので内容を教えて貰おうとします。
斧乃木ちゃんが黙れって言ってるだろ雑音。
聞き分けがないようだとキスで黙らせるぞと脅してきました。
斧乃木ちゃんは暦の事が好きなのかもしれん・・・
忍が自分に挑んできた神原を褒めています。
さっきの発言を取り消すなら許してやると言っています。
これに対して神原は取り消さない。
きみは初代怪異殺しに会うべきだと答えました。
神原が暦に追加の買い物を依頼したのは忍と話す時間を作りたかったようです。
それで失敗したのね。

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神原に馬乗りになっている忍が神原の顔を掴みました。
アイアンクローのような形になっています。
顔を掴まれ威嚇されても神原は自分の考えを変えませんでした。
謝罪を要求してくる忍に他に謝るべき人がいるだろと答えます。
忍は神原の頭がおかしいと言い出しますね。
神原もそこは否定しません。
自分の頭がおかしい事は分かっているが忍が間違っているのは分かると言ってきます。
忍は何でも恋愛脳で語るなと言ってきます。
主従関係は好き不好きではないと伝えます。
神原はそれを阿良々木先輩に言えるのかと反撃しました。
忍が黙るね・・・
忍が話題を変えてきます。
自分と話す為に暦に買い物を頼んだのか?時間を稼ぐ為に追加の買い物を頼んだのか?と確認してきます。
神原は本当に買ってきて欲しかったんだ。
ブラの件をもっと強く頼んでおけばよかったと後悔している。
ノーブラで激しい動きをしたので胸元が痛くてたまらない。
私の速度に胸がついてこれなかった。
根元から千切れるかと思ったと答えます。
暦は話し合いが「殴り合い」「言い合い」「話し合い」って経緯で進んだと理解します。
忍が話を逸らし過ぎたと気付きます。
胸の話から初代に会わない理由語りになりました。
忍がかける言葉が無いのでこのまま会わずに終わらせた方がいいと主張します。
対して神原は四百年もかけて奇跡的に蘇った初代に会わないのは間違っていると喚きます。
忍が押され始めますね。
神原は初代に会おうとしない忍を人見知りと罵ります。
暦は神原と忍に最後まで話させるしか無いと感じています。
神原は初代に会って忍の気持ちを伝えるのが正しい行いだと言っています。
四百年がかりで蘇ってくるような愛情は重い。
阿良々木先輩と仲良くやっているところに今更生き返って来られても困る。
もう思い出になっているのに蒸し返されてウザい。
グイグイ来る感じがキモいって。
お前の気持ちは迷惑だって、そのまま死んでればよかったって言えよ。
それが言えないなら主従関係なんて持つな。
忍には奴隷を持つ権利も主人を持つ権利もない。
関係を築く権利が無いと伝えます。
図星を吐かれたのか忍が怒って手に力を入れ始めました。
神原の頭から血が流れ始めます。
斧乃木ちゃんは止めに入る事にしますが暦に止められます。
暦が恋人繋ぎしてしまったので驚かれますね。
戦場ヶ原と間違えたと答えると最低と罵られます。
忍は神原を殺すのを躊躇っているようですね、殺し方が思いつき過ぎて反射的に殺すのをためらったと言っています。
明らかに押され始めていますね。
神原は追及を続けて初代に会わない忍はいつか暦の事も捨てる。
阿良々木先輩は忍ちゃんが明日死ぬなら僕の命は明日までだと言っていたぞ。
キミはそんなこと言わないだろ。
言ったとしても三人目にも四人目にも五人目にも言い続けるだろ。
いつまでも言い続けていつまでも生き続けるだけだ。
忍が押されています・・・苦し紛れに誰もが神原のように社交的ではないと反論します。
神原はそれは不自然だ、合わない人はいるだろうが人と人が会わない事は無い。
忍は会ったところで言ってやれることはない。
憎しみ合って別れたんだぞと答えます。
暦は忍が初代を憎んでいた事を知りました。
臥煙さんが神原を呼んだのは忍の真意を引き出す為だったようです。
ブレずに己の正しさを主張する神原は暦では引き出せなかった忍の内面を露わにしました。
忍は力なく会っても何もしてやることはできん、心渡も自分と一体化しているので返してやれない。
暦と仲良くしている姿を見せつけて何になる初代に何の気持ちも残っていないのを見せて何になる。
そんな残酷な事をしろというのか?と問いかけます。
神原は残酷な事をしろと言ってるんだ、昔の男を傷付けるのが君の仕事だ、と答えます。
忍は風化や摩耗させるくらいなら破壊してしまえと言っているようなものだぞと問います。
神原はそう言っているんだと答えました。
忍は初代にあってこっぴどく振るだけだぞと言い返すね。
神原はそれでも良いと答えます。
忍は初代の想いに応えて暦よりも初代を選んだらどうする?と問います。
うーん苦しそうだ。
神原はそのときは阿良々木先輩ときっぱり別れて彼と永遠に添い遂げるがいいと答えました。
忍の手が離されます。
五百年以上生きている吸血鬼が十七歳の女子高生に言い負かされました。
神原の説得を聞いていた暦にも変化が起こります。
暦は初代が望んでいる決闘を受けたいと考えてしまいます。
斧乃木ちゃんに顔に刻まれた足跡マークを消して欲しいとお願いしています。
斧乃木ちゃんの口が悪くなっているな。
「またかよ。僕を便利アイテムみたいに使ってんなよ。」
「いい加減にしろよ、てめえ。」
罵倒してきましたが暦を心配してくれます。
マークを消したら初代に攻撃される事になるよと言ってきます。
暦は決闘って奴をしてみたいんだと答えました。

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暦は神原が初代に共感した理由に思い当たります。
中学時代に仲良しだった戦場ヶ原に会うために頑張って勉強して直江津高校に入学しました。
そしたら戦場ヶ原は豹変していてこっぴどく神原との交流を拒絶しました。
戦場ヶ原の状況が好転して交流が再開されるんですが横には暦が居ました。
愛しの戦場ヶ原を横取りされたと思い神原は激昂して猿に頼り暦を襲う事になりました。
いきなり現れた二番目に愛しの人が横取りされたって状況が初代と被っています。
だから神原は初代の気持ちに共感したと予想します。
今夜の計画を伝える為に現れたエピソードに暦は初代と戦うと伝えます。
エピソードは暦が戦う必要は全く無いんだが好きにしろと言ってきます。
元々エピソードが初代と決闘する予定だったそうです。
暦が負けたらエピソードが決闘を引き継ぐので負けてもいいぞ。
でも殺されるキスショットが自由になるので殺されるなと言ってきます。
臥煙さんが最も恐れているのはキスショットと初代のパスが再構築される事だと言っています。
キスショットの封印を解かせないために負けても良いが死ぬなと言っています。
エピソードが人間と怪異が絆を築けるとは思って欲しくないと言って両親の話をしてくれます。
エピソードの父親は人間で母親は吸血鬼でした。
それぞれ仲間から裏切り者扱いされて殺されてしまったそうです。
彼は人間と吸血鬼を恨んでいるのはそれが原因のようです。
人間と吸血鬼の両方から敵視されているエピソードを守ってくれたのがギロチンカッターの教会でした。
といってもギロチンカッターが親代わりって訳では無いそうです。
今回の件ではキスショットの見方はできない。
どっちつかずの状態で進退窮まっていてざまーみろと思っていると言っています。
決闘場所を聞くと私立直江津高校のグラウンドだと教えられました。

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忍と神原の喧嘩が終わりエピソードがやってくる夕方までの間の出来事です。
神原に言い負かされた忍は不貞腐れて社に入って寝てしまいます。
斧乃木ちゃんはつまらない喧嘩だったと言って帰ろうとしています。
臥煙さんにこの件を報告したら記憶をデリートすると言っています。
暦は顔の足跡を消して欲しいとお願いします。
斧乃木ちゃんはソウルと言って欲しいと言い返してきました。
暦は裸足だったんだから靴底の事を魂みたいに言うなと反論します。
斧乃木ちゃんは夜になったら消してあげると答えます。
戦えないのでその時に忍とのペアリングも回復させてもらうと言っていました。
一人になった暦は隠れていた場所から出て行くのが気まずくて鳥居まで戻って今帰ってきた風を装います。
地面に寝ている神原に何をしているのか問いながら声を掛けます。
神原は隠れて見ていたんだから知ってるだろと答えました。
神原には隠れて見ている事がバレていました。
忍は気付いていなかったと教えてくれます。
神原が頼んでいたBL本を求めてきました。
あんなに激しくやり合ったのに忍とのやり取りに関して何も話さないのはおかしいと文句を言ってきます。
神原は言いたい事を言い終えたので話は終わりと割り切っています。
暦は血が出ている神原の頭部を確認する事にします。
傷を見せろと伝えるとBL本を抱きしめた神原が「ん」と言って頭を差し出してきました。
不覚にも暦は神原の所作に萌えています。
確認してみると傷は小さく手当の必要が無いと分かりました。
昼ご飯にしようと持ち掛けると食べさせてといって「あーん」と言ってきます。
暦はそこまで甘やかさないと答えます。
神原に量が少ないなと指摘されてしまいます。
暦は予算の都合がと言って誤魔化しています・・・余計な写真集を買ったからいけないんだよね。
忍にドーナツを渡すか迷いますが社に籠っています。
神原は忍ちゃんは夜行性だから夜になれば出てくると心配していません。
ブラの話になり本を読んでいるので阿良々木先輩が付けてくれ、あーん、と言ってきます。
暦はブラを付けてあげたのか?付けてあげたんだとしたら最高のご褒美だな。
暦が真面目な話を始めます。
忍にしたのと同じように自分にもアドバイスが無いかと問いかけます。
神原は年上の先輩にアドバイスなど差し出がましくてとてもとてもと言ってきます。
神原は忍を幼女認定しているのか彼女は遥に年上なんですが。
阿良々木先輩はいつも通りでいい。
変に気張らずいつも通りにしていればいい。
強いて言うならDIYだと言ってきます。
ベストを尽くせと言いたいようです。
暦は「自分でやれ」とは今の自分に相応しいアドバイスだと感じています。
神原は変態のくせに的確だな。
臥煙さんが有望視するのも頷けますが変態過ぎるので使いこなせないかも?
神原がBL本を読み続けているので暦は昼寝をすることにしました。

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暦が戦場ヶ原に電話しました。
聞きたい事があるようですね。
戦場ヶ原は奔放に学校を休んでいる暦にオコでした。
「こーくん」という新しい呼び方で呼んできます。
羽川も問題に遭遇しているような事を言っていますね。
神原が知っているようですよ、神原から聞いてない?と問われます。
聞いてないと答えると恐ろしい後輩を持ったものよねと言われます。
聞いてないなら帰って来てから直接本人に聞けばいいわ、無事に帰って来ようってモチベーションになるでしょと言われます。
羽川の問題は緊急性があるモノではないらしい。
暦は戦場ヶ原が神原と再会した時にどう思ったのか聞いてみる事にします。
戦場ヶ原は正直に言うと重いと思ったと答えました。
神原は本物の天才でなんちゃっての自分とは違う。
特別な人間の「私は特別だ」って感覚を求めていたけどそんな事に意味はなかった。
神原と一緒にいたいならば彼女の重さに耐えられる自分にならなければならなかった。
今だってそう思いながら研鑽を続けている。
暦のお嫁さんになる為に努力していると言ってきます。
暦が無言だったので言ってからちょっと不安になってる「重い?」と問いかけてきます。
暦は決してそういうわけではと答えます。
戦場ヶ原は特別も普通もない、それは人と比べているだけだそうでしょう?と言ってきます。
暦は聞きにくい事を聞いてみることにします。
これは忍の変化を想定しての問みたい。
僕よりも条件のいい奴がお前に告白してきたら、そのとき、どうする?と問いました。
戦場ヶ原は最初こそ、女々しい、こわっ、キモッ、決めた、明日別れよっと、と言ってきます。
暦が恥を忍んで聞いてきたと理解しているので真面目に答えてくれます。
戦場ヶ原は百パーセント乗り換えると答えました。
暦はそれが言えるのはすげーなと驚きます。
戦場ヶ原は両親から絶対的な絆は存在しないと学んでいると言ってきます。
だから乗り換えられないように努力するんだ。
特別な人間にはなれなくても誰かの特別にはなれるでしょと言っています。
優しい戦場ヶ原は彼女にとっても神原にとっても忍にとっても暦は特別な人間になっている。
私たちはあなたを選んでいると言ってくれます。
暦は自分の聞きたかった事を本当に理解してくれたと驚きます。
戦場ヶ原は彼女ですからと得意そうです。
電話してきてくれたこと、とても嬉しかったわ、愛してる、と言ってきます。
暦も、愛している、帰ったら、もうちょっと、こういう話をしよう、と答えます。
戦場ヶ原は「ええ、裸で待っているわ」と答えました。
暦は懊悩しながら神原の変態ってお前の影響強いよな?と問います。
答えはありませんでした。
肯定しているも同然ですね。
ひょっとしたら神原の影響で変態になった可能性もありますが。
神原は戦場ヶ原に憧れていたみたいなので逆の可能性は薄そうです。

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暦と神原が直江津高校にやってきました。
忍は社から出てこないので来ていません。
暦、神原、伊豆湖、エピソード、初代がその場に集まっています。
初代は鎧武者姿で現れました。
斧乃木ちゃんは伊豆湖から後始末を任されて次の仕事を始めたので来ていません。
任されたのは同じ怪異が起きないように再現性を塞ぐ事だそうです。
伊豆湖は暦の事を警戒しているようですね・・・微妙に距離を取っています。
腕組みするポーズでさり気なくおっぱいをガードしています。
伊豆湖が暦の顔に付けられている斧乃木ちゃんの足跡を消してくれました。
初代が暦と忍のペアリングが復活していない事を訝しんできます。
忍が弱いままの暦を決闘場所に送り込んだ事に驚いています。
二人の関係が心配していたほどはないと安堵しているようです。
忍が居ないが自分が勝ったら会わせて貰えるのか?と確認してきます。
暦は伊豆湖とエピソードがそんな事をさせないと分かっているんですが好きにしろ。
負けた時に生きているつもりは無いと答えます。
伊豆湖がそれを請け負いました。
大ウソつきの彼女はこれまで嘘を吐いた事は無いと言っています。
初代が戦力差があり過ぎると言ってきます。
後で結果に難癖を付けられると警戒していますね。
伊豆湖は戦力差を考慮した決闘方法を用意してありました。
霊気を通してある竹刀を校庭に突き立てます。
竹刀がある位置で暦と初代が背中合わせに立ち十歩進みます。
十歩進んだら竹刀に向かってダッシュして取り合います。
竹刀で相手に一太刀入れた方が勝ちという「一太刀勝負」を考案しました。
身長が低く足の短い阿良々木くんより初代くんのほうが十歩の距離は遠くなる。
その甲冑は重そうだ、ある程度公平だろ?と言っています。
暦はさり気なく身長が低いとか足が短いとか馬鹿にされたと感じています。
まだ伊豆湖にの写真集の事を気にしているようです。
初代は竹刀だろうとかすっただけで暦は死ぬかもしてないがそれも有効打と見てめてくれるか聞いてきます。
伊豆湖は認めると答えます。
暦はルールに依存は無いが十歩分のランについて専門家の助言を得たいと伝えます。
伊豆湖は自分かエピソードの事を言ってるのか?と疑問顔です。
神原に助言を求めたいと伝えると認められました。

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暦は走りの専門家である神原から走り方のレクチャーを受けています。
神原は暦の身長から歩幅を計算して十歩で行ける距離を求めます。
走る場合は歩幅が広がるので十歩で到達した地点から竹刀まで九歩で辿り着く計算します。
最初の三歩が加速、真ん中の三歩が全速、最後の三歩を減速に使えと助言します。
走る事に全力を使ってしまうのは間違いで竹刀を取ってから振るう体力を残しておく必要があると伝えます。
神原は竹刀を取ってから初代に一太刀入れられるかを案じています。
神原は自分の靴を貸すと言ってきます。
暦がはいている謎の靴よりは走り易いだろうと言っています。
暦は神原の靴を借りる事になりました。
これで神原のジャージと靴を装備する事になります。
神原フリークみたいになっているなと考え彼女のファンクラブに入ろうかな?と思っています。
靴の暖かさを伝えると温めておいたと言われました。
暦の謎の靴を履いた神原は疲れが取れていくレベルアップしそうだと言ってきます。
決闘まであと五分ってところで暦の携帯にメールが届きます。
エピソードが決闘の時は電源を切っておけよマナーが悪いと文句を言ってきます。
火憐か月火がメールしてきたと思ってたんですがメールしてきたのは羽川でした?

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羽川のメールには本文と表題が無く写真が添付されていました。
そこに写っていたのは暦の部屋で暦の服を着た羽川でした?
暦は羽川は何をしているんだ?彼女の身に何が起こっているんだ?と混乱します。
常々羽川の私服姿を見たいと熱望していたのでこれは喜んでいい写真なのか?と悩みます。
羽川の身に何があったのか心配な暦は思わず神原に質問してしまうね。
それに対して神原が羽川の家が火事になって戦場ヶ原経由で火憐と月日を頼る形で阿良々木家に滞在しているんだと教えてくれました。
暦が羽川を信仰していると知りながら神原は丸一日それを伏せていました。
戦場ヶ原が恐ろしい後輩と言ってた理由はこれだったのね。
伊豆湖さんが写真を覗き込んできます。
あっちも佳境のようだね、こよみんどうする?と聞いてきます。
伊豆湖さんは羽川の身に起こっている事を知っていました。
戦場ヶ原の身にも危機が迫っていると言っています。
この場に残って無意味な決闘をするよりも彼女達を助けに行くべきだと言ってきます。
三人の中で誰が一番好きなんだい?
忍ちゃんはこの場に来てさえいない。
翼ちゃんは恩人で戦場ヶ原さんは恋人で簡単に選べるだろ?
戦場ヶ原の名前が出てきて神原が激しく反応を示します。
暦は忍、翼、ひたぎの誰を選ぶのか究極の選択です。
伊豆湖が言った様に暦は瞬時に答えを出します。
神原に携帯を渡して阿良々木家に向かって欲しいと頼みます。
神原は頼まれたと言って請け負ってくれます。
阿良々木家に先行して状況の把握に努めて貰う事にします。
暦がすぐに追いかけると伝えると委細承知と言って走り出しました。
伊豆湖は呆気に取られています。
この決断を翼ちゃんと戦場ヶ原さんは裏切りと感じないかな?
二度と信用して貰えなくなるんじゃないの?と心配してくれます。
暦はそうかもしれないが、二人なら、自分が信じる二人なら、恩人や恋人よりも、時に幼女を優先する男だと分かってくれる信じていると答えました。
恩人や恋人よりも時に幼女を選ぶ、ここだけ聞くと最低な男に聞こえるけどね。
羽川と戦場ヶ原なら少々嫉妬するだけで理解してくれそうだよね。
羽川は忍を放置して自分を助けに来たら怒りそうだよね。

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暦が幼女を選んだ事に臥煙さんは驚いています。
幼女ってワードを使い慣れていないのか衝撃を受けています。
携帯電話をまるごと預けられる感触でいつか私も人を信じてみたいものだと呟きます。
暦が神原に示した信頼を眩しく感じているみたいだね。
いよいよ決闘が始まるって時に上空から心渡が落ちてきました!!
地面に落下した心渡が臥煙さんが用意した竹刀を真っ二つにしました。
持ち主の忍が近くに居ると判明します。
初代は近くに居るのに姿を見せない忍に混乱しています。
嫌われているかも?と不安になったようですね。
暦にそれ程キスショットは拙者に会いたくないのかのう?と聞いてきます。
暦にとってこの決闘にどんな意味があるのか聞いてきます。
暦は自分にとっての意味は誰にも分からない。
お前は僕にはなれないよ。
お前は僕じゃないし、僕はお前じゃない、そう言う事だろと伝えます。
暦は忍が初代の前に出られない理由に気付きました。
初代と一緒に行動していた頃の彼女は全盛期でした。
今の忍は吸血鬼の搾りかす状態で能力が衰えています。
衰えた姿を見られるのが恥ずかしくて初代の前に出られないんっだと理解ました。
獲物が竹刀から日本刀に変ってしまい死の危険があるんですが臥煙さんは決闘を継続します。
忍が開始直前に心渡を出してくると予想していたのかも?と暦は考えます。
臥煙さんが悲壮感を感じさせない気合の抜けた声でカウントを始めました。
カウントが「じゅう」になり暦は神原の助言に従いターンしてから走りだしました。
途中で初代が想定外の行動を取っていた事に気付きます。
暦は鎧姿の初代は重さのハンデがあると考えていました。
初代の方が背が高く足が長いので三メート程のアドバンテージがあると思ってました。
初代はカウントを聞いて心渡から離れて行く間に鎧を脱ぎ捨てていました。
軽量化した初代が心渡目掛けて疾走しています。
暦は三メートルのアドバンテージが無意味だったと気付きます。
ストライドが長いので到達のまでの歩数は変らないのね。
純粋に足の速さで暦は初代に負けます。
初代が心渡を掴んで大きく振りかぶります。
初代は暦を両断するつもりのようですね。
一太刀入れれば勝ちなので小さなモーションで斬りつけてもいいはずなんですが・・・
吸血鬼化してから長いので初代はその特性に引っ張られていました。
吸血鬼は殺されても死なないので防御する意味がありません。
防御を無視して大きく振りかぶってしまいました。
これが大いなる隙となります。
暦は神原に指摘されて北白川神社に貼られていた護符を持ってきていました。
護符は忍野メメからの依頼で暦と神原が貼ったモノです。
暦は隙だらけの初代にそのお札を貼り付けました!!
貼れば神社全体が浄化される強力なお札です。
それを貼られてしまった初代が悲鳴をあげはじめます。
人間の姿が保てなくなり取り込んでいた怪異が溢れだしてきました。
心渡を取り落としてしまいます。
臥煙さんは自分が設定したルール「一太刀」を「ひとタッチ」と曲解するとは驚いたと茶化します。
暦は命懸けで頑張ってるんだから面白くしないでくださいと感じています。
初代が「キスショット」と叫び続けています。
それを聞いて暦は初代には愛情も憎悪も無く只会いたかったんだと理解しました。
この場で吹き散らされても初代は死ねません。
また灰になり年月をかけて復活する事になります。
暦は自分が生きているうちに会えたら、また会おうと伝えます。
勝負を決する為に暦が一太刀入れようとするんですが直前に忍が現れます。
背後(と言ってもよくないモノになってますが)から初代に近づき声を掛けます。
「謝らんでもよい。許した」
「儂のほうこそ悪かった 生死郎」
と呟き噛みつきます。
忍は泣きながら初代だったよくないモノを喰い尽くしました。
暦は、初代は満足していない、悔いが無いようには見えない、と感じました。
忍に喰われる事で初代は四百年越しで自殺に成功しました。
救いがあるとすれば初代が死ねた事だけだね。

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場面が暦の部屋に戻ります。
大学受験の当日早朝に扇が訪ねてきました。
そこでこれまでに遭遇した怪異譚を語って聞かせていました。
話を聞き終えた扇がハートアンダーブレードと初代怪異殺しが恋人同士だったという羽川の考えは正鵠を射ていたと言ってきます。
続けて忍が初代を喰らった時に鎧もきちんと食べたのか聞いてきます。
暦は忍が鎧も食べたはずと答えますがそうだったかな?と不安になってますね。
扇は鎧も初代の血肉であり骨肉でしょう?
鎧をどろどろに溶かして鍛造すればもう一振り刀が作れそうです。
小太刀「夢渡」がと言っています。
臥煙さんが設定した決闘のルールが初代に鎧を脱がそうとしているとしか思えない。
エピソードは回収役として呼ばれてたのでは?と言ってきます。
暦は忍が鎧も食べた筈だから臥煙さんがそんな事をする意味は無いだろと答えます。
若干認識にずれが生じてますかね?
扇が最後に暦の疑問に答えると言って初代のフルネームを教えてくれました。
死屍累生死郎(ししるい せいしろう)、やっぱり恋敵の名前はちゃんと認識しておきたいでしょう。
扇は暦が忍ラブだと思ってるのね。
暦は名前までカッコいいのかよと感じて少し気分が落ちます。
扇が帰っていきました。
玄関まで見送りたかったのですが初代の名前を知った衝撃により動けませんでした。
暦は時間ができてしまったので日課にしている北白川神社に行ってみる事にします。
神様は居ないけどご利益はあるだろうと考えています。
廊下に出ると朝シャワーを終えたばかりの浴衣姿の斧乃木ちゃんと遭遇しました。
斧乃木ちゃんは火憐と月日のぬいぐるみとして阿良々木家に居候しています。
暦はもうちょっとぬいぐるみらしくしろと感じています。
斧乃木ちゃんから扇との接触は天井に入りついて回避したと報告されます。
斧乃木ちゃんは暦が扇相手だと対応が甘くなり口が軽くなっていると指摘してきます。
暦はそんな事無いだろ重要な部分はぼかしていると答えます。
斧乃木ちゃんは納得してないみたい、鬼いちゃんがそれでいいならいいけどね、と否定的です。
北白川神社に行こうと思ってた暦は斧乃木ちゃんを誘います。
斧乃木ちゃんは鬼いちゃんと朝デートなんてしないと断ってきました。
代わりに教えて欲しい事があると言ってきます。
暦が頷くと吸血鬼になって幸せ?と質問してきました。
鬼いちゃんが忍先生と共にあることで誰も幸せになっていないと今でも思っている?と聞いてきます。
暦は今でも誰も幸せになっていないと答えます。
斧乃木ちゃんにはその答えは不満なようですよ。
不幸や不遇に甘んじていることを「頑張ってる」と思ってない。
そういうのを世間では「何もしていない」って言うんだよ。
不幸なくらいで許されると思うな。
終わったくらいでリタイヤせずに、ハッピーエンドを目指すべきだ、また顔を踏んであけようか?と言ってきます。
これは忍の後押しをしているのか?
忍の事を先生と呼び始めているので斧乃木ちゃんは忍を応援する事にしたのか?
斧乃木ちゃんは最後に「不幸でい続けることは怠惰だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ」と伝えてきました。
斧乃木ちゃんの言葉は暦の胸に響いたようです。
今は忍と共にある事で誰も幸せになっていないと思っているが四百年後には変っているかも知れない。
考える時間と生きる時間はうんざりするほど残っていると考えています。
未来に期待を持ったようにも思えます。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘3
怪異4
ラッキースケベ5
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