ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く 2 (電撃文庫)
概略:
マフィア・ブラトヴァの日本担当者が七草家を使って司波達也を暗殺しようと企みます。
七草家の姉妹の誰かを誘拐して七草家を言いなりにしようと考えます。
乗馬クラブに見学にやって来た七草香澄がナンパ男に絡まれます。
同じ乗馬クラブに来ていた黒羽文弥に助けられる事になります。
酷い目にあった香澄を慰めようとしてイタリアからの留学生ヴィットリアが親し気に話しかけてきます。
初対面から馴れ馴れしいんですが香澄は彼女に気を許す事になるね。
香澄は学外での交友関係を広げたいとの意思があったのでヴィットリアと友達付き合いする事にします。
レーベル | 電撃文庫 |
発行日 | 2024/09/10 |
著者 | 佐島勤 |
イラスト | 石田加奈 |
ISBN | |
雰囲気 | 誘拐計画、出会いを求めて、ナンパ撃退、留学生、誘拐、救出、後始末、取引、後輩社員 |
司波達也を邪魔に感じているマフィア・ブラトヴァが暗殺計画を続けます。
彼らは日本の魔法師界についてちょっと古い情報しか持っていませんでした。
七草家と四葉家が拮抗状態にあると考えているので七草家を使って達也の暗殺を行おうと考えました。
七草家の娘(真由美、香澄、泉美)の誰かを誘拐して当主である弘一を操ろうと考えます。
大学生になった泉美は姉の真由美と同じサークルに入り学外での交友関係を広げています。
香澄の方はサークルに馴染めなくて交友関係を広げる事ができていません。
父親の弘一に勧められて乗馬クラブに行ってみる事になります。
香澄は幼少期に乗馬を習っていたので懐かしさを感じています。
乗馬は気に入ったようです。
気持ちは入会に傾いていたようですがしつこいナンパにあってしまいます。
香澄が断るんですが食いさがってきました。
一般人相手に無暗に魔法を使わないのは立派ですが困った状況でした。
そこに通りかかった性別不詳の人物が二人組のナンパ男を撃退してくれます。
助けてくれた人物から同級生だよと言われて香澄は驚きます。
相手を女性かも?と考えていたんですが助けてくれたのは黒羽文弥でした。
文弥は香澄にスタッフを呼びに行かせその場から離れさせました。
とても紳士的な行動だったね。
迷惑なナンパ男をスタッフに引き渡してラウンジに向かうと香澄が若い外国人女性と話し込んでいました。
文弥は様子を観察してみる事にします。
香澄に話しかけてきたのはイタリアからの留学生でヴィットリア・リッチですと名乗り親し気に話しかけてきました。
初対面にしては馴れ馴れしいと感じられました。
名乗られたので香澄は名乗り返しています。
ヴィットリアのペースで会話が進み香澄はヴィットリアに気を許していきます。
黒羽亜夜子が自宅に戻ってきました。
彼女は真由美と泉美が参加していたパーティに出席していたんですがそこで良からぬことを考えている視線を送る男性を発見しました。
エドアルド・リッチという男性です。
その事を文弥に話すと乗馬教室で香澄を助けた話が繋がります。
亜夜子と文弥はエドアルドとヴィットリアがマフィア・ブラトヴァの関係者だと知っていました。
七草家を利用して達也の暗殺を企んでいると考えられました。
文弥は彼らを泳がせて後々利用しようと考えます。
有希と鰐塚のチームに香澄を陰から護衛するように命じます。
七草家に達也の暗殺を担当させたいのでヴィットリアは積極的に香澄にアプローチしてきます。
魔法大学の門で出待ちしていました。
学外での交友関係を作りたいと考えている香澄はヴィットリアの誘いに乗ってしまいます。
イタリアで開催されているサッカーの試合を迫力ある3D映像で楽しめると言われて会員制のカフェバーに行く事になります。
有希は護衛を撒くには格好の舞台じゃないかと香澄の迂闊さに呆れています。
香澄には七草家の護衛が付いているんですが彼らは弘一から護衛を悟られるなと命じられていました。
カフェバーの外で待ってたんですが出す抜かれます。
ヴィットリアは店のスタッフを買収していて香澄の飲み物に薬を盛りました。
遅効性の薬で香澄はカフェバーを出た時点で酩酊してしまいます。
如何にも心配していますって感じでヴィットリアがタクシーを呼んでくれました。
やってきたのは彼女の仲間が操る車でした・・・ヴィットリアは香澄の拉致に成功します。
七草家の護衛達が香澄を拉致されたと知ったのはヴィットリア達が移動してから随分と後になってからでした。
文弥は有希のチームに香澄の救出を命じます。
彼らのチームは香澄が捕まっている場所をキチンと特定してありました。
香澄が酩酊状態で寝かされています。
有希たちは香澄が酩酊状態から回復する前に見張りを殺して立ち去ります。
酩酊状態を脱した香澄は殺されている見張りを発見しました。
慌てて警察に連絡します。
死体がある倉庫内に居たくないので外で待っていると文弥と亜夜子に出会います。
香澄と亜夜子はあんまり仲良しってわけではないので雰囲気が悪化していますね。
そこに見張り役との連絡が取れなくなり慌てたエドアルドの手下が駆けつけてきます。
彼らは対魔法師対策としてキャストジャミングを装備していましたが文弥が一人で相手をしています。
魔法を使わなくても余裕で勝てる相手でした。
香澄が更に襲われる心配は無さそうなので文弥と亜夜子は警察への説明を香澄に押し付けてその場を離れました。
香澄は説明を押し付けられた事に気付きません。
それどころか黒羽文弥の傍に居れば面白い事になりそうと考えています。
文弥は有希と奈穂を香澄の拉致現場となったライブハウスに送り込みます。
店がマフィア・ブラトヴァと繋がっているのか調査する為でした。
有希はダンサーとして奈穂は給仕係として採用されます。
調査を進めていくとライブハウスはマフィア・ブラトヴァとは繋がっていない事が分かりました。
が店長が手先だと分かりました。
有希の発案で店長の暗殺が計画され文弥はそれを認めました。
店長が有希の同僚の先輩ダンサーをホテルに呼び出しました。
小倉知世子という女性です。
イカガワシイ行為をするのかと思ったら店長は知世子を殺そうとしてきたぞ。
知世子は裏社会では有名な殺し屋でした。
身体の中に毒素を溜め込んでいて性行為を行う事で感染させて殺す殺し屋でした。
「毒入りショコラ」って通り名が付いています。
手口がバレているので知世子は殺されそうになっています。
そこに店長の暗殺を目論む有希たちが飛び込んできました。
店長は配下を数人連れていたんですが有希たちに殺されます。
有希たちは黒羽家に抱えられているだけに強いぞ。
有希の殺し方を見ていた知世子は彼女に惚れてしまいます。
文弥は日本で活動しているマフィア・ブラトヴァを懐柔する事を計画していました。
仕上に入る為にヴィットリアに近づき彼女を洗脳する事にします。
精神干渉魔法を得意とする黒羽白妙を接触させ彼女の邪眼を使って洗脳を行いました。
日本で活動しているマフィア・ブラトヴァの首脳部がエドアルドを呼び出します。
ヴィットリアは彼の相談役なので同行しています。
アントーニオ・ルッソ、フェデリーコ・メッシーナ、マッテオ・ロンバルドの三人がエドアルドを呼び出しました。
三人はまだ七草家を使って達也を暗殺しようと考えていました。
無理だと報告したのに分かってくれないのでエドアルドはブチ切れます。
この三人は血縁による採用で能力的にエドアルドに劣っています。
元々エドアルドはこんな馬鹿どもに従わなければならない事に不満を抱いていました。
四葉家が介入した可能性も考慮しているエドアルドですので現実が見えてない三人に愛想が尽きたようです。
プライドだけは高いのでエドアルドの態度に激怒します。
呼べば配下を思い通りに動かせると思っているのでエドアルドを始末できると考えていました。
呼び鈴を鳴らしたんですが誰も来ませんね?
既に文弥による襲撃計画は始まっていて建物への侵入を許していました。
建物内の配下は皆殺しにされてしまいます。
呼んでも誰も来ませんよと言いながらヤミに変装した文弥が入ってきました。
見た目は美女なので勝てると思って三人は攻撃態勢を取りますが何もできずに昏倒させられました。
文弥はルッソ、メッシーナ、ロンバルドの三人を殺してから黒羽家が所有する火葬場で残らず焼却する事にします。
文弥は洗脳済みのヴィットリアにエドアルドを拘束させます。
普通ではない力で拘束されてしまいエドアルドは慌てています。
ヴィットリアを洗脳してあると教えられてエドアルドは逆らう心が折れました。
彼女は彼の従妹で血縁を重んじる彼は逆らう気力を失います。
文弥はエドアルドにマフィア・ブラトヴァを裏切り四葉家に仕えないかと持ち掛けます。
報復を恐れるエドアルドに日本に居る間は四葉家が安全を保障すると伝えます。
エドアルドは文弥の提案に乗る事にします。
まあマフィア・ブラトヴァに義理立てしても出世の目は無いようなので妥当な判断かもな。
文弥は新しい駒を手に入れました。
有希が務めている亜貿社に呼び出されました。
社長室に入ると新人を紹介され面倒を見てくれと頼まれます。
驚きなんですが小山内知世子が小山内千代子と名を変えて亜貿社に入社していました。
千代子は「有希先輩」と言って慕ってきます。
有希は彼女は通り名がある程の殺し屋だから教育係は不要だろと抵抗します。
恩義のある社長から会社のルールを教えてあげろと言われてしまい断れなくなります。
有希は何で亜貿社に入社したのか聞いてみるね・・・
予想外の答えが返ってきました。
千代子は有希の使う技を尊敬していると言ってくるね。
生まれついての異能だけじゃない磨き抜かれ研ぎ澄まされた本物の忍術です。
これから自分がそれを身に付ける事は不可能なので有希の傍で見ていたい。
自分と有希では得意分野が違うので補い合えると思います。
千代子が本気で言っていると分かったので有希は指導役を引き受けました。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美女 | 5 |
恋愛 | 3 |
戦闘 | 5 |
諜報 | 4 |
陰謀 | 5 |
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