ラノベの感想) ゼロから始める魔法の書 第7巻 ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)
ゼロたちは黒竜島の王女の体をサナレから取り戻す作戦をたてました。
サナレが人形に憑依してアルバスを操っている事が分かっているので十三番がアルバスに接触する事でサナレを王女の体から引っ張り出そうと考えます。
自主的にサナレに体を貸し出している王女をどうやって説得するのかが課題になりましたが諦めます。
サナレが出て行っている間、王女は自分の体を自由に使えるので魔術の研究に明け暮れてます。
王女の側には馬の獣堕ちのラウルが控えています。
彼の攻撃力は高いので無力化する必要がありました。
ゼロ達はネズミの獣堕ちリーリの能力を使い王女とラウルを偵察していました。
リーリの能力は恐ろしいモノがありますね。
数千のネズミを使役して監視を続けていました。
作戦が決行されました。
神父が王女とラウルに襲い掛かります。
勝てないのは想定済みで逃げに入りました。
王女はラウルに乗り追いかけて来ました。
王女の魔術修行は上手く行っているようですね、途中の経路に泥の塊が山積してます。
その泥が王女がサナレに習った死霊術で作ったゾンビの元でした。
神父はゾンビに邪魔されて逃走するスピードが落ちてます。
神父のピンチに彼が心配で逃走経路上に隠れていたリーリがネズミを使い彼を救います。
しかしリーリは考え無しですね、ネズミを使役しているのが自分だとラウルに露見する事を想定してません。
神父はリーリを抱えて逃げ出しました。
米俵のように肩に担いで逃走開始ですね、意外とこの二人もラブラブですなー。
しかし神父には傭兵程の腕力は無いのよね、逃走速度が低下してしまいラウルの投げた槍の餌食になりました。
神父は負傷して出血しつつ逃走を続けます。
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弱った神父がラウルの放った攻撃で仕留められそうな場面で傭兵が助けに入りました。
傭兵の役目は隠れてラウルと王女が罠を仕掛けた地点まで入り込むのを待つ事でしたよ。
あらー作戦が瓦解してしまいますね、神父は真顔であなたはバカなのですかと糾弾してますね。
傭兵も自分が動いてしまった事に気が付いて、やっちまったーと後悔してます。
リーリが傭兵に助けて―と叫んでしまったので傭兵は半ば反射的に行動してしまったようだね。
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しかしゼロが全てを丸く収めてくれますね。
臨機応変に対応(これはリーリの好意的な評価)で王女を泥で作った箱に閉じ込める事に成功しました。
作戦終了後、ラウルに問うと彼はゼロたちが王女に何かして来る事を分かっていたと言ってます。
驚きですがラウルはネズミの言葉が分かるそうで、何らかの意図があり自分達を見張っている事を知っていました。
元々ラウルは王女に従っているだけでサナレの仲間では無いんだよね。
王女がサナレに従っているのでサナレの側についてたようだ。
誰かがサナレから王女を救い出してくれる事を期待してたそうだぞ。
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ラウルは仲間になりました。
後はサナレがアルバスの人形から王女の体に帰って来る前に王女に似せた泥人形を作るだけですね。
何も知らないサナレは戻って来ますね、呑気ですよ、泥人形に捉えられます。
脱出を図りますが不可能でした。
ゼロと傭兵はサナレに辛すぎる罰を与えますよ。
サナレは元々死んでいるので死ぬ事はできません。
そんな状態の彼女を身動きできない状態にして泥人形に封じました。
テオをはじめとするサナレに殺された人々の死霊を見張りに立てて閉じ込めました。
ゼロは慈悲を見せて、見張りの死霊たちが全てサナレを許せば解放されると言ってます。
それまでにサナレの自我が持つかが罰の内容ですね。
これは持ちそうにないですね、案の定サナレは狂ったような馬鹿笑いを始めてますね。
これは壊れちゃった感じですね、呆気ないですがサナレは此処で退場となるようだぞ。
けっこう嫌な戦術を採って来ただけに意外な退場劇ですね。
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サナレが油断していたのには原因がありました。
アルバスに接触しようとした十三番はウィニアス王国の国王を連れて戻ってきました。
ウィニアス王国の国王は七番と呼ばれる魔女ですね。
彼は十三番に師事していたようです。
戻った七番は十三番と一緒になってアルバスを攻める事になりました。
アルバスが勝手に教会と戦争を始めた事に怒ってますね。
十三番が七番の味方をするのでアルバスは心が折れてしまったようだね。
ソーレナの隠れ家に逃げますよ。
十三番と七番にも思惑があるようですね、アルバスが逃げ去る事は想定済みでした。
二人はアルバスが頼りにしているソーレナ人形を排除しようと画策してました。
ソーレナ人形がサナレですね。
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十三番はソーレナの隠れ家の近くまでは辿りつけましたが結界が邪魔で中に入れません。
そこにアルバスの護衛をしているソーレナの従者ホルデムが現れます。
ホルデムはソーレナが十三番を呼んでいると言い案内をしてくれました。
ソーレナの隠れ家ではアルバスが人形に話しかけてますね。
初めて人形からの返答が聞こえたようだけどアルバスは驚くが違和感を抱きます。
人形は自分の事をソーレナと言ってますね、魔女は名前を言わないそうですけど、おかしいです。
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ソーレナ人形のサナレは遂に本性を現しますね。
馬鹿笑いでアルバスをなじってますよ。
十三番とホルデムも駆けつけますけど、事態は予想外の展開を示します。
ソーレナがあの方と呼んでいる<不完全な数字(セストゥム)>のトップが遂に姿を現しました。
吃驚な人物ですね、十三番が殺した筈の先代の泥闇の魔女でした。
十三番は泥闇の魔女に殺されてしまいます。
死ぬ寸前にアルバスに自身の経験や魔力を残して逝きました。
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泥闇の魔女は世界に対して宣戦布告を行ってます。
これより世界を滅ぼすと宣言しました。
どんな手を使うのかと思ったら国中の獣堕ちに悪魔を召還させる魔術を発動しました。
悪魔を召還された哀れな獣堕ちは自我を失い暴れ始めたようです。
ウィニアス王国はアルバスの結界が張られていたので難を逃れてます。
ウィニアス王国を攻略しようと周辺の山脈に集まっていた教会騎士団も助かります。
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アルバスは十三番が死んだ事をゼロに伝えに向かいます。
王女をサナレから解放したゼロ達もアルバスの元に向かい戦争を止めなければと考えていました。
連絡手段は何か無いかと考えて魔法の手紙でメッセージを送る事を思いつきましたがアルバスが先にメッセージを寄越したぞ。
これから行く、其処で待ってろとあります。
アルバスは馬に乗って現れました。
アルバスは馬への騎乗は初めてだったのか怖かったーと呑気な事を言ってます。
ゼロに十三番の死を言い出せないでいるとゼロが先に気が付いたね。
十三番が死んだんだなと問いかけます。
アルバスは沈痛な面持ちですね、ゼロが泣き出しましたね。
本人も驚いてますね、肉親が死んで悲しみって感情が湧いて来たみたいですね。
周囲の人々はゼロに気を使ってくれますね、王女と神父が良く配慮してくれますね。
傭兵が一人残りゼロが泣き止むのを待ちました。
ゼロは傭兵の言葉で吹っ切れたようだね。
問題解決に向けて動き出す事になりました。
傭兵がゼロに告白めいた事を言ってますね。
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サナレの問題が解決したので<不完全な数字>を追う理由は無くなったと言ってますね。
傭兵はゼロの為なら戦うと言ってますね、これは告白と言えるよなー。
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アルバスから十三番を殺したのが師匠である泥闇の魔女だと聞かされました。
泥闇の魔女が行使した魔術も判明して世界は大混乱に陥りますね。
ウィニアス王国を取り囲んでいた教会騎士団とも協力体勢を取る事になりました。
彼らをウィニアス内に入れる為にゼロが山の一部を魔法で吹き飛ばしました。
凄い偉力ですね、ゼロ以外の人々は山の斜面に穴が開くのだろうと予測してたようですけど一部が消えますね。
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教会側からも援軍がやって来ました。
聖女リアとカルが教会の代表になってますね。
教会も混乱中のようです。
イデアベルナ領主のトーレスが進行役を務めて対策会議が始まりました。
問題点が山積みですね、まず兵力が足りてませんよ。
教会の代行と呼ばれる偉い人が北の外れにある祭壇で一人で暮らしているそうです。
騎士団は救出を試みたいようですね、国王の七番に相談してましたが七番は非情な決断を下します。
民が存在を知りもしない教会の最高位である代行を一人救出する為に大兵力を割くのは割りに合わないと言ってますね。
為政者としては正しい判断に聞こえますが反感も買いました。
会議は闖入者の登場で休止されます。
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やって来たのは黒竜島の新国王である破竜王(はりゅうおう)でした。
破竜王と呼ばれるのは恥ずかしいようですね、ゼロが何度も呼ぶので最終的に諦めたようだぞ。
彼はゼロ達を探してたようだぞ。
ゼロ達が黒竜島を離れる時に言ってた場所とは違う所に居たので目立ってしまったぞと文句を言ってますね。
彼は竜に乗って空を飛んできたので南の様子が分かったようですね。
破竜王は南はウィニアス程酷い状況になっていないと言ってますね。
破竜王に王女がサナレの支配から解放されたと教えると喜び勇んで王女の元に駆けだします。
王女に決済をしてもらう案件が多数あると言ってますが彼が現国王だよな。
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それぞれの行く道が分かれる事になりました。
王女はゼロにゼロの書の魔法を使えるように戻してくれと懇願してますけどアルバスの元で修行する事になりました。
ラウルは王女の側に残るようです。
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破竜王は南に向かう事になりました。
教会からの要請ですね、彼は元々熱心な教会信者なので快諾したのね。
これに神父とリーリが同行する事になりました。
リーリの実家は南にあるので彼女は両親が心配になったのね。
リーリは最初から里帰りを決めてたようだね、傭兵に付いて来て欲しいと思っているのだが言い出せません。
リーリのお願いを無下に断る事もできないけど聞き入れる事も出来ない状況に傭兵を追い込みたくなかったのね。
ゼロが良いアドバイスを送ってますね。
神父に貸が一つあるのではないかと言ってますね。
リーリは神父に話しかけるか迷ってますね。
リーリは悲しい育ちをしているので嫌われるのがデフォルトと考えてますね。
中々話しかけられないリーリに神父の方から話しかけてますね。
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神父はリーリが嫌いではないのね。
神父の発言は難解で分かり難いんだよね、リーリは彼の普段の発言から嫌われていると思ってました。
意外です神父はリーリを嫌っていると言った事がありますかと問いますね。
リーリが混乱してますね、どうやら神父はリーリが嫌いではないようだぞ。
神父がリーリに自分へのお願いを言わせてるぞ。
神父はリーリのお願いを聞き入れて南に向かう事にしました。
教会の代表である聖女リアとカルに報告してますね。
リーリを紹介するんだけど、強烈な事も言ってますね。
リーリを怒らせると数千の騎士団が瓦解するので注意してねと言い添えてます。
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リーリが神父が同行を引き受けてくれたと嬉しそうに報告に来ました。
後から神父もやって来ますね。
傭兵は自分の両親も南に住んでるので神父に安否確認をお願いしてますね。
傭兵は断れるか何らかの条件を提示されるかと思ってたようですけど神父は二つ返事で承諾してくれますね。
仲良くなったもんだね。
傭兵は礼を言うのを忘れたと言ってますがゼロがまた会った時で良いだろと言ってますね。
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傭兵とゼロは北の祭壇に代行を救出する為に向かう事になりました。
ゼロに言わせるとこれはついでだそうです。
ゼロは泥闇の魔女が北に居ると考えてますね。
泥闇の魔女の探索をするのに騎士団い同行する事で途中の食事や野営で楽できると考えてます。
街に入る場合でも騎士団に同行してれば便宜が図られ面倒事に巻き込まれまいと言ってますね。
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ゼロと傭兵は騎士団の指揮を執る人物を紹介されました。
傭兵が奇妙な事を言ってますね、紹介された人物に性別を聞いてますよ!?
傭兵はどうも人間の男女の見分けがし難くなってるようですね。
この人は国王と一悶着起こしてますよ。
七番の言い方にも問題がありましたが国王相手に馬乗りになり殴ってました。
ハチャメチャな性格してますよね。
上官のユードライト騎士団長の覚えは良いみたいなので優秀なんだろうけどね。
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女だと言ってますね。
名前はジェマと言うそうです。
早速問題が発生してますね。
ジェマは獣堕ちや魔女が苦手だと言ってますがゼロと傭兵を嫌ってる訳では無いようだぞ。
獣堕ちが苦手な理由が傭兵にとっては不味いですね。
ジェマの父親が戦場で獣堕ちに殺されたそうです。
ジェマは戦場での事で仕方ないと言ってますが殺した相手が「黒の死獣」と言ってますね。
これって傭兵のあだ名だったよね。
仲良くできそうだったけど、どうなるんだろうか?
傭兵の事だから正直に自分が黒の死獣だと告白しちゃいそうだけどね。
困難な任務に向かうのに仲間の中にも問題を抱え込んでしまったぞ。
傭兵は不運だな。
もしも傭兵が真実を告げると大喧嘩になりそうだよね、何しろ国王に馬乗りで殴り掛かる人ですからね。
相手をするにしても傭兵は相当に気を使う事になりそうだよね。
上手く手加減しないと殺しそうだし、手加減がバレると逆上しそうだよ。
成分 | 美少女 | 変態性 | 魔法戦 | 肉弾戦 | ラッキースケベ | 作戦 |
評価 | AA | C | B | C | C | B |
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