ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)

レーベル:電撃文庫
発行日:2016/5/10
著者:佐島勤
イラスト:石田加奈
ISBN:978-4-04-865952-9

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竜神の虜
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幹比古は九校戦の選手に選ばれるまでに回復していました。
決勝を前に幹比古は過去の失敗を思い出してます。
吉田家で毎年行われる儀式で失敗してしまいました。
この失敗が元で幹比古は魔法を上手く使えなくなったと錯覚する事になりました。
本来の魔法発動方法を変えるなどの我武者羅な訓練を行ったようですけど逆効果でした。
幹比古には野心がありました。
竜を呼び出す事を目標に掲げていたのですが父親には止めろと止められてました。
嫌な予感があったんでしょうね。
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幹比古は父の静止を聞かないで竜を呼び出しました。
呼び出し自体は上手く行ったのですが、幹比古の予想外の現象が起こりました。
呼び出した竜が幹比古に更なる魔力の注入を要求しました。
幹比古は魔法を発動する魔法領域の動作速度を加速されてしまい魔力不足で意識を失いました。
ここでの加速体験が幹比古に魔法の発動が遅くなったと錯覚させました。
これが幹比古の不調の原因でした。
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幹比古が運が良かったのは調子を落とした事で一高の二科生になった事ですね。
ここで達也と知り合えたことは望外の喜びだと幹比古は感じています。
達也の調整するCADを使い自分の魔法発動に無駄が多かった事や、竜に接触して魔法速度を強制的に上げられた体験から自分が遅くなったと勘違いしていたと気がつたようです。
瑞樹との出会いも多いな出来事でした。
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幹比古の回想で分かったのですが吉田家は魔力の流れが見える瑞樹の様な人材を二百年も探してたのね。
竜を呼び出そうと躍起になってた状態の幹比古が瑞樹に出会ってたら無理強いした可能性もありそうだね。
現在の幹比古は瑞樹に真摯に吉田家の目的を説明して協力を仰げたらなと考えてますね。
これは良い傾向ですね。
もっとも瑞樹に嫌われないように彼女の期待に応えようと考えてますね。
意外と二人の関係は進展してない様子ですね。
幹比古は仲の良い友達と表現していますね。
エリカは二人をくっ付けようとしてますから、上手く行く可能性は高そうですけどね。
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ショットガン!
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今年から取り入れられた競技ですね。
ロアー・アンド・ガンナーの女子ペアです。
水路上をボートで駆け抜ける間に射手が的を撃ち抜く競技でした。
メンバーが明智英美(あけち えいみ)、国東久美子(くにさき くみこ)、司馬達也(しば たつや)、中条あずさでした。
エイミーが射手(ガンナー)を久美子が漕手(ロアー)に決まりました。
最初の顔合わせからあずさがおどおどモードですね。
あずさは達也に遠慮している雰囲気があるね。
達也は他にも掛け持ちしている様ですね、早々に他に行ってしまいました。
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達也が居なくなると久美子が素を出すね。
久美子はエイミーに告白してましたね、実は男の子が苦手ですと。
エイミーの反応が可笑しかったですね、彼女は久美子が女の子好きだと勘違いして引いてました。
誤解は直ぐに解けます、久美子は突然変異の第一世代の魔法師のようでした。
第一世代には多いそうです、暴力行為に忌避感を抱く人たちが。
久美子は横浜テロでの達也の活躍を見てたようで、彼を怖いと思ったようでした。
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久美子の大人しい態度に達也は久美子を静かな人と評価してました。
訓練の中で徐々に素が出て来て久美子の印象が変わっていきますが、指摘しないのが達也の良い所ですね。
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訓練中に問題が分かってきました。
ボートの上に立つ事が出来ませんでした。
エイミーと久美子は散々ボートから落っこちてましたね。
達也はどうすればボートの上で姿勢が安定するかエイミーと考えました。
結論として膝立ちになる事になりました。
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ボートの形状にも工夫を凝らしてますね。
ロアーの着座位置を低くしてます、ガンナーの着座位置が高くなりエイミーの視界を確保してました。
久美子の視界が悪いとの問題点が噴出しましたが達也はルールの穴を突いて対策を考えてきました。
ロアー・アンド・ガンナーは1周目でコースを覚えて2周目で競技を行うルールでした。
装備品に関するルールはボートに関してのみだったんだよね。
達也はそこを突きました。
久美子に録画機能が付いたゴーグルを渡しました。
2周目に1周目で撮った映像を加工したガイドラインが出るようです。
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エイミーにも問題が発生しました。
エイミーが射撃の名手なんだけど、今回は的の出現方法が違い手間取ってます。
出現ポイントが複数になるので正確な射撃が出来ないと言ってます。
これの対処として達也は嫌な手を思いついたぞ。
吉祥寺の開発したインビジブルブッリトを改良して散弾型にしました。
的の近くに着弾すれば散弾で的に当てる作戦を考えました。
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競技はエイミーと久美子が予想優勝ラインを上回るタイムを出したとあるので勝ったんだろうね。
可哀想な吉祥寺は自分の開発した魔法を有効に改造されて見事な結果を引き出した達也にショックを受けたようです。
調子を崩してしまい、優勝確実と目された競技で優勝を逃しました。
可哀想な吉祥寺。
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一人でできるのに
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達也はアイス・ピラーズ・ブレイクの担当になりました。
個人戦とペア戦がありました。
個人戦は深雪が出ますね、これは実力的に一番なので打倒でしよう。
ペア戦には花音と雫が出る事になりました。
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当初は深雪対花音、雫ペアで実戦形式の対戦を行い練習してました。
深雪が圧勝してますね。
花音は一度も勝てないので憤慨してますね。
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魔法の適性から花音が攻撃を担当して雫が防御を担当する事になりました。
深雪に歯が立ちませんね。
しかも練習用の氷柱も深雪が準備してますね。
魔法を使っても疲れも見せませんね。
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達也が練習を分けることにしました。
個人戦とペア戦では戦い方が違うので分けようと考えました。
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達也は花音と雫のペアの問題点を指摘しました。
花音の攻撃魔法、地雷原は細かな精度を付け難いそうです。
花音の攻撃魔法が雫の防御魔法の領域に干渉してしまい雫は余計な強化魔法を発動する嵌めになってました。
そこで達也は思い切った作戦を考案しました。
雫の魔法力ならば全ての氷柱を防御することは可能なのですが、後ろの一列(四本)のみを防御する事にしました。
ルール上氷柱が全て倒されない限り負けにならないので利用する事にしました。
これが上手く行きますね、雫の魔法との干渉を気にしなく良くなった花音は存分に攻撃できるようになりました。
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三校と当たる事になりました。
吉祥寺と一条将暉が作戦を建てました。
達也もそれを読んでいたようですね、雫に秘策を授けてます。
対戦は達也の予測通りになりました。
ルール上、氷柱が地面と接触していれば良いようです。
三校はそれを利用して氷柱を空中に浮かべて一点で地面に接触する体勢をとりました。
花音の地雷原では点に対する攻撃は難しいので有効な作戦に見えました。
しかし達也の考えは三校の上を行きました。
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雫に持たせたホノンメーザーを発射するCADが勝負を決めました。
三校の氷柱を支える一点をフォノンメーザーで狙撃しました。
支えを失った三校の氷柱は崩れてしまい負けました。
雫と花音の衣装は浴衣だったのですが、これも好評だったようですね。
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目立とうミッション
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黒羽亜夜子と文弥に魔夜さんから指令が下りました。
九校戦で目立った活躍をしてねって事でした。
最初二人は困惑しましたね。
黒羽家は四葉家の分家なんですが世間には秘匿されてます。
目立たないように四葉家の裏稼業を担ってますので目立つと不味いと二人は考えてました。
それが目立つようにとの指令がでました。
魔夜は黒羽家ばかりに裏仕事が偏るのは四葉家の分家間の勢力分布上よくないと考えたみたい。
他の家にも仕事が行くようにとの配慮があるようだ。
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もっとも二人の実力から行けば九校戦での競技など遊びなんだよね。
既に黒羽家の仕事に就いてるので余裕でした。
二人には大会中に達也に挨拶して初対面である風を装うようにとの指令も出されました。
ここは少しだけ問題になったね。
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亜夜子が三年生の先輩を誑し込んでまよ。
可愛い笑顔でニコリ笑ってお願いしてました。
亜夜子は雫の従弟である成瀬晴海(なるせ はるみ)にお願いして達也に紹介して貰う事にしました。
事前にCADの調整などを頼んで仲良くなっているだよね。
ここは偶然の要素が大きそうだけど幸運ではあったね。
鳴海は技術者としても良い腕を持っているのでCADの調整をお願いしていました。
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鳴海に雫を呼んでもらい雫を介して達也を紹介して貰う事になりました。
達也、亜夜子、文弥は見事な腹芸を見せますね。
周囲には完全な初対面で憧れの達也に会えて感激している亜夜子と文弥の図が出来ていました。
深雪も近くに居たのですが彼女には腹芸は無理なようだね、大人しくしてました。
本来であれば達也に言い寄る女キーってなってるんだけど、亜夜子ですからね、何らかの作戦と自重したようだね。
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競技に参加した二人は大活躍を示しました。
例年、四校は最下位なんだけど、二人は出場した競技で優勝してます。
これは目立ったね。
文弥はモノリス・コードで一高と戦いました。
事実上の決勝戦のようです、七宝琢磨は善戦したけど文弥に負けました。
亜夜子もミラージバットで圧倒的なスコアを記録して優勝してますね。
これで魔夜さんの依頼を完遂できたね。
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薔薇の誘惑
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レオの元に意外するぎるオファーが舞い込みました。
レオの祖父はドイツからの亡命魔法師でした。
しかも調整体魔法師の第一世代でした。
この第一世代は問題が多く、半数が狂死してます、残りの半分も自殺していました。
どうも精神的に問題を起こす傾向があるようです。
レオの祖父、ゲオルグ=オストブルクも死んでいるだろうと思われていましたが、日本でレオを発見してしまったんだよね。
ゲオルグの遺伝子を受け継ぎ発狂する様子の無いレオを確保して研究に役立てようと考えました。
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ドイツのローゼン・マギクラフト社からエルンスト=ローゼンがやって来ました。
彼はエリカと交渉する目的がありました。
エリカはローゼン家の血縁者でした。
彼女の曾祖父が前社長のバスティアン=ローゼンでした。
彼が亡くなったのでエリカにも遺産の一部を受け取る権利が発生しました。
その交渉にやって来たんだけど、レオを発見してしまったので仕事が増えてしまいました。
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優先順位がレオとの交渉が上になってますね。
自分達が開発した調整体の子孫ですので重要度が高いみたいだね。
レオへの接触方法を考えてます。
しかしエルンストは運が良い。
同じホテルに泊まってるのかレオを発見して話しかけてますね。
レオの説得中にエリカがやって来てしまいます。
エルンストはレオとエリカを連れて交渉を始めました。
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エリカとの交渉を秘書に任せて自分がレオと交渉をしてました。
レオに祖父に起こった出来事を話してます。
ゲオルグの亡命を手助けしたのがエリカの祖父だと教えます。
呼称はあんまりうまく行かないね。
エルンストが下衆な提案をしたのが決裂の切っ掛けだったね。
エルンストとエリアの母親、アンナ=ローゼン=鹿取は従妹のようです。
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レオにエリカを好きにして良いぞとか言ってしまったぞ。
エリカと結婚してレオにローゼン家に入って欲しいとか言ってます。
レオをエリカを戦友だと思っているので怒ってしまったね。
この場での結論は出ませんでした。
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九校戦の最終日の夜、レオを襲う二人組が現れます。
エルンストがドイツから呼び寄せた調整体の第三世代です。
リンダ=ヴァールハイトとエマ=ヴァールハイトです。
二人はムーバルスーツの様な装備を着てます。
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最初はレオが二人の相手をする事になりました。
レオは二人に自分を手に入れようとしている目的を聞いてますね。
答えは下衆なモノだったね。
レオに種馬に成れと言ってますね。
ゲオルグの遺伝子を受け継いだレオに子供を作らせる計画のようだぞ。
最初の一人目はエリカで良いぞとまで言ってますね。
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レオは防御に徹してます。
ピンチですね、ここにエリカが助けにやって来ました。
エリカはレオの元に向かう前に小野先生に助けて貰ってました。
軍の施設内での戦闘だったのですが、途中の経路に巡回する人が居たんだよね。
武器を持っての移動が困難になりました。
そこにやってきた小野先生がエリカの武器を魔法で隠して運んでくれました。
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エリカの参戦で状況が一変しました。
それまでは余裕で戦闘をしてたリンダとエマでしたが苦戦を強いられる事になりました。
特にエリアの相手をする事になったリンダはエリカの技量に驚愕する事になりました。
エリカは視界が悪い中でも高速に移動をしてリンダの攻撃が当たりません。
エリカの攻撃がリンダにヒットしてきました。
リンダは常時硬化魔法を掛けて防御する嵌めになりました。
エリカは専用の武器が無かったんですが、「山津波」を発動してリンダを倒しました。
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レオと戦うエマも決定打を撃てないでいました。
レオの使った魔法、ジークフリートが高威力だったね。
エマのヘルメットを殴りつけてヒビを入れてますね。
その後はレオのラッシュが続きエマを倒しました。
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ジークフリートは「肉体を構成する分子の相対位置について外部からの変更をうけつけない」だそうです。
この魔法は使うとお腹が空くそうだ。
戦闘後にレオが言った腹減ったにエリカが困惑してました。
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リンダとエマの着ていたファントム・アンツークにセンサー妨害機能が付いてたようだね。
二人が気絶したので機能が停止してエリカとレオは国防軍に見つかってしまいました。
ここで、千葉家の威光が炸裂しました。
エリカを発見した士官は千葉家の門下生のようです。
エリカにキツイ調子で言われてしまいエリカの言い分を聞く事になってます。
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本来ならばエリカも国防軍での事情聴取があるようだけど、エリカは逃げ出してました。
レオは国防軍に介抱される事になりました、きっと何らかの上手いモノを食べられた事でしょう。
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エリカはエルンストの元を訪れます。
レオが襲われたぞと文句を言いに来ました。
そこで今後、自分とレオに勧誘に来ないようにと言い含めます。
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エルンストが心変わりしてますね。
彼はエリカの能力を埋もれさせるには惜しいと思ったようだね。
ローゼン家の養子になりませんかと誘ってきますね、自分が後見人になるとまで言ってます。
エリカはきっぱり断ってますね。
ローゼンの人間になるなんてまっぴらと言ってます。
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後日、エリカとレオの元にそれぞれローゼン家から手紙が来たようですね。
内容は違うようですね。
レオ宛の手紙には「エリカと結婚してローゼンの婿にならないか」と書いてありました。
レオはエリカに知られたはならないと思ってますね。
しかしエリカの追及にあうね。
エリカはリンダとエマが言ったエリカを母体にする発言を覚えてたね。
何のことだか分かって無いけどレオを追及しようとしてますね。
レオが真相をバラしちゃうと不味い事になりそうですね。
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