ラノベの感想) 転生少女の履歴書 第3巻 (ヒーロー文庫)


ヘンリー王子の下種っぷりが凄いです。
彼は自分が下種だとは全く思っていません。
ヘンリー王子は優秀な魔法使いです、それが彼の考えを助長している感じです。
ヘンリー王子の下種っぷりにリョウは驚いています。
遂に我慢できなくなりゲスリーと呼ぶようになりました。
悪口にしか聞こえませんがヘンリー王子は仇名を付けられて嬉しそうにしています。
ヘンリー王子は魔法使いだけが人間で、魔法を使えない一般人は家畜や愛玩動物と思っています。
彼の趣味は魔法使いに諂う一般人を観察する事のようです。
まるで可愛いペットを見ているようです。

リョウは魔法について知りたいとの欲求が大きくなっていきます。
彼女は学校に嘆願書を出して図書館に置いてある魔導書を一般人でも閲覧できるようにして欲しいとの要求を出しました。
ドッジボールを学校で流行らせたので署名も十分な数が集まりました。
これはいけると思われたのですが却下されました。
リョウは商売を始めて図書館を買い取ろうと考えます。
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リョウは商品の開発に乗り出しました。
リョウが開発した糸車と機織り機の影響で腐死精霊使いの仕事が無くなってしまいました。
穢れた魔法使いと他の魔法使いから卑下されているのに更に肩身が狭くなってしまいます。
シャルロットは王都にある腐死精霊使いのギルドに入会しました。
学校には腐死精霊使いの先生が居ないらしく、ギルドで学ぼうと考えました。
ギルドには腐死精霊使いが大勢来ていたそうですが、活気がありませんでした。
話を聞くと仕事の無くなった腐死精霊使いは領地から王都に返されていました。
魔法使いは領内に居ると税率が上がるそうです。
仕事の無い腐死精霊使いに居られると納税額が上がってしまうので王都に返されているそうです。
先が暗い腐死精霊使いの皆さんは暗い顔でした。
シャルロットも落ち込んでいました。
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リョウはモノを腐らせることのできる腐死精霊使いの能力に注目しました。
ほとんどタダ同然で入手できる渋柿を仕入れてお酒を造らせることにしました。
腐死精霊使いの魔法でアルコール発酵させて見事なお酒を造る事に成功しました。
リョウはバッシュに連絡をとり王都から暇している腐死精霊使いを雇い入れてお酒作りを始めました。
世間に大々的にお酒の製法を公表するのはシャルロットが卒業してからにする積りです。
リョウはシャルロットをルビーフォルンに招き入れたいようです。
これはカテリーナに知られるとまったが掛かりそうですが、カテリーナとはドッジボールを通して仲良しになっているので問題ないかな。
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リョウの提出した嘆願書が上手く上に伝わらないのは教頭先生が握りつぶしていたみたいです。
校長は一般人ですが教頭は魔法使いでした、ですので教頭の方が権力があるようです。
リョウは教頭と交渉を始めます。
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法力流しで教頭が引率になりました。
ここで事件が起こってしまいます。
熊に追われていたウサギがシャルロットにぶつかりました。
驚いた彼女はよろけてしまい教頭にぶつかります。
教頭は崖から湖に落ちてしまいました。
泳げないようで、教頭は溺れてしまいます。
周囲の生徒も泳げる人は居ないようだったのでリョウが飛び込み教頭を助け出します。
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湖に飛び込んだリョウはずぶ濡れですね、服が透けているみたいです。
リョウは気にしてませんがアランが凄く気を使ってくれますよ。
自分の上着をリョウにかけてくれました、紳士アラン、カッコいいですな。
教頭は息していなかったので人工呼吸をする事になりました。
リョウがしようとするとアランがやる事になりました。
リョウの唇を教頭に奪われたくなかったようです可愛いですね。
息を吹き込む前に教頭は呼吸を取り戻しました。
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ここで教頭がシャルロットに向かって腐死精霊使いは碌なことをしないと言ったのでリョウが反論します。
嘆願書でお願いしていた魔法史の授業を減らして体育の授業を取り入れてはと言いました。
これが通ってしまうんだよ。
教頭は水泳の授業が必要だと考えたようで、学校の敷地内にプールを作る事になりました。
教頭は火魔法だけが使えます。
火魔法を使う精霊使いを贔屓しているんだよね、特にリッツくんがお気に入りです。
火魔法は魔物を攻撃するときに有効な魔法です。
最終的に魔物を燃やして灰にするのでとても重要な魔法です。
しかし大きすぎる弱点がありました。
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魔法を発動するには着火に使う火種が必要でした。
火種が無いと火魔法使いは魔法が使えなくなります。
これまでは、火打石で火を起こすか、ランプなでに種火を入れて持ち歩く必要がありました。
これは使い難いですよね。
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そこでリョウはマッチの開発に乗り出しました。
マッチを取引材料にして教頭と取り引きを始めます。
初めてマッチで火が点く場面を目撃した教頭は衝撃を受けていました。
火魔法使いの弱点が克服される事になりました。
マッチを大量生産するのは先に延ばす事にします。
少量作り教頭との交渉に使っていく事にしています、リョウも悪辣な方法を取りますね。
可哀想に教頭はマッチ中毒になりますね、もっとくれと言い出しますよ。
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嘆願書を提出するときに教頭の推薦文を書いてもらう事に成功して、教頭もこれで要望は通るのではと言っていたのですが却下されました。
王室が魔法を秘密にしておきたいと考えているようですね。
リョウは教頭に頼んで学内の魔法使いが魔法を習得する為に書いたノートを集めて貰うことにしました。
リョウは自分で魔法集を作ろうとし始めます。
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教頭先生はトーマスと言います。
驚きの事実が判明しましたね、彼の妹はバッシュさんの奥さんでした。
リョウはこの事実を知りませんが世間は意外と狭いのかも。
書類上ではトーマス教頭はリョウの親戚(叔父)になるよね。
意外とリョウとトーマス教頭は仲良しになりそうですよ。
トーマス教頭がルビーホルンに妹を訪ねてきたりしたら面白いことになりそうだぞ。
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レインフォレストに帰省していたときにクロードさんのメイドであるロンネに魔法を書いたノートを見られる事になりました。
ここでロンネが読めそうと言ってました。
魔法は発動が可能な魔法使いにしか読めません。
この世界の魔法の呪文は和歌なので前世で覚えていた和歌をリョウは読むことが出来ます。
リョウは魔法使いと思われていない一般人でも使える魔法があるのではないかと考え始めました。
早速実験を開始しました。
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リョウは治癒の魔法が使えてしまいました。
しかし自分の魔法で自分の傷を治すことはできましたが、他人の傷を治すことはできませんでした。
他人を治すことが出来るか確認する為に可哀想なアランが実験台になりました。
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リョウの部屋に呼ばれてアランはウキウキだったはずなんだけど可哀想に・・・。
両手両足を椅子に固定されて目隠しされる事になりました。
リョウはまだ自分も魔法が使えるようになったことを隠したいようです。
アランは怖そうにしていましたが協力してくれました。
実験では残念な事実が判明しました、アランの傷は治せませんでした。
魔法は発動していたのですが他人には効果が及ばないようです。
これで魔法には重大な秘密がある事が分かりましたね。
王族は魔法の何を隠しているのか気になりますね。
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ルビーフォルンのタゴサクさんはウ・ヨーリの教えを着実に広めていました。
リョウはウ・ヨーリの教えを広めるのは王族の反感を買うので危険だと言って口伝で広めるのを禁止しました。
タゴサクさんは暫くは大人しくしていましたが状況がリョウの予想を超えてしまいます。
大事件が起こってしまうぞ。
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タゴサクさんが開いている集会に、偶然、口の周りに毛虫が当たって腫れている人が居ました。
本人は毛虫が当たって腫れていると知っているのですが、タゴサクの尊過ぎるウ・ヨーリの名前を口にしたので口の周りが腫れてしまったとの意見に呑まれてしまったね。
場の空気にあてらられてしまい天罰的な理由で口の周りが腫れたと思い込んだようです。
そこで、口伝による説法は止める事になり、文字による説法を始める事になってしまいました。
こっちの方が不味いよね、聖書的な経典が出来上がってしまいそうです。
しかし、貴族でもないタゴサク教の信者たちは読み書きできない人が多く悲しそうです。
これも信仰の力ですね、素晴らしくポジティブな解決方法がとられます。
タゴサク教徒の中には文字が書ける人も少し居たので文字が分かる人たちが手分けして読み書きを教える事になりました。
読めない文字も尊い教えを思い出せば読めるようになるとタゴサクさんは言ってました。
これで信者はヤル気になってました。
リョウの知らない間にタゴサク教は益々勢力を拡大しそうです。
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腐死精霊使いを使ってのお酒造りは順調です。
バッシュさんのルビーフォルンだけでは国中に売り込めないなのでレインフォレストのクロードさんに一枚噛ませる事になっています。
瓶に居れての販売もする事になり、大量生産機のアイリーンさんが魔法で瓶の製作を請け負っています。
クロードさんとの約束が一つ果たせたのは良かったですね。
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リョウは王都に酒場を作る事にしました。
最初は学校が休みの週末だけ酒樽を持って露天を開いていました。
なにしろリョウの作るお酒は値段が安いので直ぐに人気になり彼女が出店する前から行列ができるようになりました。
買いに来る客にリサーチして宿屋をやっている人に声を掛けて経営に一枚噛ませてとお願いしていたみたいですが、聞いてはくれませんでした。
まあリョウはまだ子供ですからね、彼女に任せようと決断するのは無理だよな。
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そんなときに人身紹介所で出会ったメリスさんとジョシュアさん夫妻がお酒を買いに来ましたよ。
二人に提案する事にしました。
リョウがジョシュアの宿にお酒を優先的に卸すので宿の経営に参加させてと。
ジョシュアは悩んだようですけどリョウと取り引きを始めました。
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これは好判断だったよね、宿屋は人気が出てきました。
お酒のつまみを充実させたりしてますね。
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ジョシュアの宿は経営難だったのでボロボロでした。
改装をアランに手伝ってもらう事になりました。
アランは良い子分だね。
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リョウが酒場の経営に忙しくなりコウさんと夕食を共にする機会が減りました。
カインが卒業して放課後一人で寂しいアランはちょくちょくコウの店に通って夕食を一緒にとっているようです。
リョウがアランにコウを取られるのではと嫉妬してます、可愛いです。
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カインは卒業後、王族の近衛騎士になりました。
ヘンリー王子の傍に居る事にしました。
カインの進路についてアンソニー先生と揉める事になりました。
アンソニー先生はカインが近衛騎士になるのには反対だったようです。
アンソニー先生は前王の子供で元王族です、彼はヘンリーの思考を知っていました。
カインの心意気を知り、君なら大丈夫と背中を押してくれる事になりましたが、目指す道はヘドロの毒沼だと言っていたのが気がかりです。
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評判になったジョシュアの宿にメリスさんの父親が来るようになりました。
一度メリスさんを売ったのに彼女を取り戻そうとしていました。
リョウはガツンと言ってやりました。
タダで仕入れてまた売る積りなのかと。
しつこかった親父さんは王都を離れて再起を目指すことになりました。
目を覚まさせてくれたお礼のようです、リョウに彼の商会が取引していた取引先の情報をくれました。
リョウは有効に活用してい行く事になります。
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ルビーフォルンに帰省していたときにバッシュさんから今年は雨が多くて心配だとの話を聞かされます。
リョウは水害対策を施しました。
バッシュさんは過去にも大雨の年があったと言ってました。
バッシュさんの危惧が当たります。
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大雨の影響で結界が緩んだようです。
学園に魔物が入ってくる大事件が発生しました。
リョウは自分が取り乱しては不味いと頑張ります。
ドッジボールをしていたのも幸いだったね、アラン、カテリーナの魔法使いが一緒だったよ。
リョウはドッジボールを通じて信頼を得ているので彼女の指示に皆が従う事になりました。
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一般生徒を非難させる為にカテリーナが囮をすると志願します。
彼女も当初とは随分と変わってきましたね、リョウとの接触が彼女を変えたようだね。
魔法使いと一般人が肩を並べて戦うことを自然と受け入れています。
サロメがカテリーナの護衛に付きました。
リョウも魔物との戦闘に参加すると言い出したのでアランも当然参加します。
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カテリーナの風魔法で魔物の攻撃を弾いている間に一般生徒を避難させました。
魔物の攻撃は矢を放ってきて睡魔を誘発するガスを発生させます。
吸い込んだ生徒は寝てしまいました。
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リョウがマッチを持っていたのでアランの火魔法で魔物を燃やして倒す事に成功しました。
これでマッチの存在がバレる事になるのか?
学園に侵入してきた魔物は一匹ではありませんでした。
学内に緊急事態を知らせる放送が流れます。
どうなるんでしょうね。
マッチを手にして火魔法を瞬時に発動できるようになったトーマス教頭が大活躍するんだろうか?

成分美少女魔法異世界知識恋愛イケメンタゴサク教
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