ラノベの感想) 転生少女の履歴書 第2巻 (ヒーロー文庫)
リョウは王立の学校に入学しました。
そこでアランと再会しました。
リョウが山賊に連れ去られたときに助けられなかった事をアランは後悔していました。
リョウの事をとても心配したんだよね。
アランはリョウの無事な姿を見て安心したようでしたが素直にそれを表現できませんでした。
カインとは感動の再会を果たせました。
リョウはカインに抱き着いてますね、それがアランは羨ましかったようです。
リョウの事が心配なアランはリョウの護衛を始めました。
勝手にリョウの後をついてきます。
リョウはアランのストーカー行為が迷惑だと感じカインに相談しました。
カインはアランはリョウの事を心配しているだけなので多めに見てねと言ってます。
リョウはアランにストーカー行為を辞めさせる為に決闘をする事になりました。
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アランはリョウが攫われたあとも剣術の修行を続けていました。
魔法の腕も向上しているので結果は見えていると思いリョウの申し出を断ろうとしてました。
リョウはアランを挑発してまんまと決闘に引き入れました。
アランはリョウの奇襲を警戒していましたがまたも負けてしまいました。
リョウ汚いです。
唐辛子を仕込んだ爆弾をアランに向かって投げました。
しかも風上に立っていたので、爆弾はアランに潰されましたが、飛び散った唐辛子がアランの目や喉に入りました。
アランは再度リョウの子分となりました。
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リョウは学校に入学したらリョウを慕う友達が大勢できる事を期待していました。
リョウの入学試験の成績は主席だったので新入生の挨拶をしてました。
リョウは抜かりなくコウさんと一緒に自分が可愛く見える仕草まで研究したそうですが他の新入生に警戒されてしまいました。
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リョウは友達を作る機会をふいにしてしまいます。
魔法使いの同級生でボス的な位置づけに居るカテリーナ嬢の誘いを断ってしまいました。
カタリーナは魔法使いと人間は違う存在だと考えています。
リョウの出身地であるルビーフォルンは魔法使いが生まれにくい不毛の地と思われています。
優しいカテリーナは卒業後にカテリーナの領地での仕事を斡旋してくれると誘ってくれました。
カテリーナは好意を示したつもりでしたが、リョウは卒業後は世話になっているルビーフォルンの経営に協力するからと断ってしまいます。
リョウは本心を言っただけで軽く考えていましたがカテリーナは重く捉えていました。
彼女は自分の誘いを断ったリョウが信じられなかったようです。
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リョウとカテリーナは他の生徒から注目されているようです。
アランが噂を聞きつけてきてリョウがカテリーナと抗争を始めるのかとウキウキしてました。
困ったもんですね。
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アランには友人が出来ていました。
リョウは自分には友達が出来ないのにアランには友達ができて羨ましそうでした。
アランの友人はリッツくんと言います。
リッツくんは人の考えを理解する事ができる気配りの人でした。
彼も魔法使いで精霊使いでした。
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学校の授業は魔法使いとそうでない人間とに分かれる時間がありました。
魔法使いだけの授業中にアランはリッツと友達になったようです。
リョウは羨ましそうでした。
しかし彼女はどうやって友達を作ればいいか分かりませんでした。
コウお母さんには何でもいいから話しかければいいんだよとアドバイスを貰ってましたが考えすぎてます。
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リョウに魔法使いの友達ができました。
シャルロットちゃんです。
彼女はリョウと似た境遇で育ったようです。
開拓村の住人で農業をしていたそうですが魔法使いとしての能力が目覚めました。
しかも入学時期の直前だったようです。
農民だったので読み書きなどは習っていませんでした。
学校は王都にしかないからね、王族はどうも人間が知識を得るのを恐れている節があるよね。
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他の生徒は幼少期から読み書きを習っていたようなので学力に差がありました。
教師にも意地悪な人が居るね、読み書きの苦手なシャルロットを指名して教科書を読ませたりしてました。
当然たどたどしく読むことになるんだけど、魔法使いがそれでは困るとお小言を毎回言うんだよ。
これは虐めじゃなかろうか。
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シャルロットがカテリーナと同じ領地の出身だったことも彼女にとっては辛いところでした。
カテリーナは魔法使いは人の上に立つ者、人間を導くものとの考えを植え付けられていたので出来の悪いシャルロットにグチグチ文句を言ってきました。
リョウはシャルロットを助ける事にしました。
勉強を教える事でシャルロットと仲良くなっていきました。
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リョウは学校の図書館に通い魔法について勉強を始めます。
しかし困った事実が判明しました。
魔法について書かれた書物は魔法使いしか閲覧できないそうです。
アランとリッツに魔法について教えて貰っていました。
この国は魔法を人間に開示したくないようです。
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「法力流し」と云うイベントがありました。
魔物が出てこれないように魔法使いが魔力を注入したしめ縄を国中に張り巡らせています。
そのしめ縄が破損していた場合に補修する作業でした。
リョウはアラン、リッツ、シャルロットとは別の班になってしまったので目的地が別れました。
カインは同じ班だったのは良かったですね。
他にもカインと仲良しのヘンリー王子も同じ班でした。
カテリーナ嬢も同じ班でしたね。
カインと同じレインフォレスト出身のクリスくんが同じ班でした。
これがリョウに新たな仲間をもたらす結果になるね。
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途中までは順調だったのですが、しめ縄が破損しているのを見逃したね。
魔物が結界内から出てきてしまいました。
リョウは一度魔物に襲われているので魔物を見たことがありました。
魔物を初めてみる一年生は震えているだけでした、これはまあ当然か怖いからなー。
カテリーナも震えていました。
しかし彼女の魔法使いとしての矜持は結構凄いぞ。
いつも彼女の周りに侍っている人間の女の子たちはカテリーナを盾にするようにして後ろに隠れていました。
カテリーナ様なんとかして下さいと叫んでます。
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うーん、この辺は魔法使いが施しをくれるのを待っているだけ農村の人々と似てますね。
魔物がカテリーナの方に飛んで行きます。
彼女は動けないようだったのでリョウが魔物を倒しました。
リョウは靴に仕込みナイフを仕込んでますね。
それで魔物を斬りつけていました。
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カインは魔物にも慣れているのか剣で魔物を斬っていました。
魔物を仕留めるのに一番活躍したのがヘンリー王子でした。
彼は次期国王と目されている期待の星です。
魔力も大きく魔法の行使も的確でした。
魔物を前にしてもまるで焦っていませんでした。
魔法で魔物を串刺しにして火で燃やしました。
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リョウの活躍を目にしたクリスくんはリョウに師事する事を勝手に決めてました。
師匠と呼んできますよ、リョウは教える事なんてできないと断りましたが無駄でした。
クリスくんは男の子です、しかし見た目がとても可愛いです、女の子のようです。
彼はしたたかでもありました、自分の顔が可愛い事を知っていて、使い方を心得ていました。
そして人の言う事を聞きません。
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予定が遅れたので翌日も法力流しを行う事になり野営する事になりました。
泊まるのは男子、女子に分かれたテントでした。
リョウはカテリーナが居る女子テントに入るのを嫌がってました。
夜遅くにテントに入るとカテリーナの隣の布団が空いてます。
そこがリョウの場所のようでした。
そこでリョウはカテリーナの寝言を聞くことになりました。
カテリーナには何らかの葛藤があるようですね。
「お姉様が一緒にいてくれたら、なんにも怖くないんだから」と言ってました。
お姉様?カテリーナには姉が居るのか。
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法力流しが終わって学園に戻るとカテリーナの取り巻きの一人サロメちゃんが話しかけてきました。
カテリーナの様子がおかしいようです。
彼女は法力流しは別の班だったので魔物に襲われた場面を見ていませんでした。
一緒だった取り巻きに聞いても要領を得ないのでリョウに何があったのか聞きにきました。
サロメが言うにはカテリーナはリョウを見てイライラしているそうですよ。
リョウには全く心当たりがありませんでした。
どうも魔法使いと人間が対等だと考えている風に見えるリョウが許せないようです。
リョウはサロメの方が一緒に居るのでカテリーナの興味の対象ではないかと指摘しましたが、サロメは私では無理と寂しそうでした。
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アランがクリスがリョウの弟子になった事に憤っていました。
俺は聞いてないぞ。
リョウはクリスを弟子にしたつもりは無いんですが勝手に話が進んでました。
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長期休暇で故郷に戻る機会がありました。
カインからの申し出で途中でレインフォレストに立ち寄る事になりました。
道中は馬車での移動です。
飽きました、カインは護衛の騎士から馬を借りて楽しんでいました。
リョウも自分も馬に乗りたいと言うのですがカインは自分と一緒に相乗りしたいと解釈していました。
リョウは一人でも馬に乗れるんですがカインが承諾してくれませんでした。
そうだね、カインやアランに山賊時代の話はしていなかった。
二人はリョウのお転婆ぶりを過小評価しているからな。
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レインフォレストに到着するとアイリーンさんが歓迎してくれました。
リョウは彼女の子供時代のドレスを借りてますね。
カインがリョウの美しさを素直に褒めていました、カインはポエマーなようです。
キザな感想を述べるのですがカインが言うとキザにならないで好感が持てます。
アランはリョウを褒めちぎりたいのに照れてしまい素っ気ない感想しか言えませんでした、まだまだだな。
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リョウを歓迎したのはクロードも同様でした。
リョウがやって来ると聞いて屋敷に泊まっていました。
クロードさんが爆弾発言をしてました。
彼はリョウと結婚する積りでしたね、確かに婚約したからね、諦めてなかったのね。
リョウは自分は既にルビーフォルンの伯爵令嬢になっているので勝手に決められませんと断ります。
クロードさんは諦め悪いですね、粘りますよ。
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カインが心配してリョウの味方になってくれました。
アイリーンにリョウの気持ちを伝えてクロードとの婚約を解消する為に協力して貰える事になりました。
カインはクロードとの結婚がリョウにとっても悪い話ではないと説明をしてくれました。
15歳で成人すると魔法使いでない人間は貴族と云えども家名を剥奪されて貴族でなくなります。
功績を上げて騎士爵、商爵などの爵位を得ることで準貴族になれます。
商爵の爵位を持つクロードとの結婚は良い話であると説明してくれます。
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クロードへの説得を引き受けたアイリーンさんでしたがあんまり役に立たなかったぞ。
リョウは自分で考えをクロードに説明してました。
自分で爵位を取るつもりだと説明しました。
ルビーフォルンの経営に参加するつもりだとも説明しました。
諦め切れない様子のクロードさんでしたが、リョウが何かの新商品を開発したら商売に一枚噛ませて欲しいと提案してきました。
リョウもそれを承諾して婚約は解消されました。
アランがほっとしてますね。
しかし魔法使いで恐らく家を継ぐだろうアランとでは結婚できないんじゃないかな?
出来たとしても領地が違うので別居生活になるぞ。
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コウさんが迎えに来てルビーフォルンに向かいました。
出迎えがあったのですがリョウは驚愕する事になりました。
タゴサクの仕業ですが、土下座で迎えてくれました。
リョウの威光は益々輝きだしたようです。
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リョウはタゴサクに自分を崇めるのはやめて欲しいとお願いしました。
夜中に「リョウ」と叫ぶ声まで聞こえてきたので自分の名前を出すのもやめて欲しいとお願いしました。
タゴサクが素直に申し出に応じたので少し心配でしたが夜中に聞こえていた「リョウ」との叫びは止みました。
これでリョウは安心しちゃったんだけど事態はさらに酷いものになっていきました。
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名前を呼ぶのは止めてねと言われてしまったタゴサクは考えました。
リョウの名前を文字って「ウ・ヨーリ」なる呼び名を考え出しました。
以降タゴサク教の信者がこの名前を広めて行く事になりました。
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新学期が始まりました。
リョウは二年生になりました。
授業は相変らずで魔法史の授業が多めでした。
この授業は魔法使いの偉大さを教えるものです。
内容が同じことの繰り返しで意味が無いなとリョウは感じてます。
魔法の本の閲覧資格が無いことも不満でした。
不満の解消法が無くて落ち込み気味のリョウにヒントをくれたのはアンソニーさんでした。
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リョウが学園に入学する為に王都に向かっている道中で魔物に襲われたときに助けてくれた彼ですね。
アンソニーは騎士科の教師として赴任して来ました。
以降、リョウはアンソニーに剣術を習っています。
アンソニーは人望がありリョウとアランだけで始めた剣術の稽古は大盛況で剣術道場的なものになっていきました。
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アンソニーはリョウに壁にぶつかってもドアを探して開けるのが君だろと言ってくれました。
リョウは問題解決の為に嘆願書を提出することにしました。
問題は署名してくれる人を集める方法でした。
リョウの友人は未だに少ないんだよね。
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ヘンリー王子にも署名を頼んだのですがやんわりと断られてしまいました。
カテリーナ嬢に署名が貰えれば多くの取り巻きも署名してくれるんだけどね。
サロメから相談を受けます。
カテリーナがリョウを敵視する気持ちが強くなったみたいです。
サロメとカテリーナは幼馴染で最初は友達だったようです。
カテリーナはサロメの事をお姉様と呼んで慕っていました。
しかしサロメの両親は魔法使いの信奉者でサロメがカテリーナと友達付き合いをするのが許せなかったようです。
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サロメは自分からカテリーナを様付けで呼ぶようになり従者として振舞うことにしました。
しかしサロメはそれを後悔しているようでした。
リョウはサロメとカテリーナを仲直りさせようと考えました。
自分がアランと仲直りした手段を参考にします。
決闘かよ!?と思ったらもう少しソフトなものでした。
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リョウは生徒を集めてドッジボールを始めます。
カテリーナを果たし状で呼び出して参加させました。
サロメが頑張りました。
最初にサロメがカテリーナにボールを当てました。
なし崩しでドッジボールが始まりました。
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サロメが昔みたいにカテリーナと呼んだ事でカテリーナとサロメは仲直りできました。
カテリーナは自分が魔法使いなのでサロメが離れて行ったと思っていたようです。
カテリーナとサロメが感動の仲直りをしようとしてますね。
リョウはハラハラしてました。
しかしリョウは空気読めない娘なのでカテリーナの良いセリフを遮って私の胸でお泣きと言ってしまうぞ。
カテリーナは憤慨してますね、人の良いセリフを遮るなと言ってます。
リョウは空気読めない体質を改善した方が良いですよ。
リョウ以外の生徒はドッジボール初心者なので対戦はリョウの一人勝ちでした。
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サロメと仲直りできてカテリーナが変わったね。
彼女はリョウを敵視する事はなくなります。
なんだか仲良くしたそうでした。
カテリーナは嘆願書に署名してくれました。
彼女の取り巻きも署名してくれて数が集まりました。
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リョウは嘆願書を校長に持って行きました。
校長は喜んでいました、リョウも手応えを感じましたが却下されました。
校長よりも上の学校の運営サイドで反対意見がでたようです。
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リョウは実績を上げて上級生の署名を集めようと考えました。
何かの店を市場に出店しようと考えます。
出店資金を稼ぐ為にコウお母さんの仕事を手伝う事になりました。
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コウお母さんの仕事に付いて行き人身紹介所に向かいます。
リョウはそこを人身売買の悪党の巣窟で不衛生な場所と考えていましたが違いました。
とても綺麗です。
紹介所に居る女の子たちも希望に溢れていました。
彼女たちは、何とかして爵位を持っている貴族や準貴族に買って貰おうと考えていました。
日本でいう職安に似てますね、就職先を探している感じです。
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評価基準はちょっぴり下種です。
若さ、美人かどうか、処女かどうかが評価されるようです。
若くて美人で処女は最高峰です。
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そのような高価な娘は個室に居ました。
個室に居たメリスさんは少し他の娘と様子が違いました。
彼女は大きな商家の娘だったそうです。
しかし事業に失敗して売られたそうです。
落ち込んでました。
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彼女の家の事業は魔法使いに頼んで作って貰った氷を王都に卸す商売をしていました。
しかし契約していた魔法使いが突然死んでしまい氷が入手できなくなりました。
急いで代わりの魔法使いと契約しようとしましたが他の家と契約していて契約できませんでした。
氷が入手できなくなったので商売が潰れたそうです。
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彼女には婚約者がいましたが、引き離されてしまったので落ち込んでいる様子でした。
コウさんが婚約者が彼女を買いに来たよと伝えると豹変しますね。
もっと綺麗にしてと言ってきます。
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メリスさんは婚約者のジョシュアさんと再会しました。
感動の再会ですね、抱き合ってますよ。
二人は舞い上がっているようですね、ジョシュアさんはメリアさんが処女だった事を喜んでますね。
高いけど嬉しいと言ってます。
メリアさんも処女を自慢してました。
子供に悪いとコウさんにリョウは耳を塞がれてしまい、それ以上の会話は聞けませんでした。
ジョシュアさんは金策に困っているようですが、二週間程メリアさんを予約中にできたと言ってました。
金策を頑張る、待っててねと言ってジョシュアさんは帰りました。
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そこまでで話が終われば良かったんですが、メリアさんを買いたいと云う人がやって来ました。
リョウはその人の声をどこかで聞いたことがあると感じます。
フードで顔を隠していて見えません。
その人は魔法使いでした、解呪の呪文を唱えてメリアさんの服がはじけ飛びました。
メリアさんは全裸になるね、しかし魔法使いの登場に硬直してしまい動けない様子です。
全裸のメリアさんをしげしげと観察してました、そこでフードを取るね。
メリアさんは好みではないと言ってます。
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驚きです、フードの魔法使いの正体はヘンリー王子でした。
リョウはヘンリー王子をキザだがいい人だと思っていたので衝撃が大きいようです。
ヘンリーはリョウに見つかってしまった事をまいったなーと言ってます。
あんまり参ってなさそうですよ。
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成分 | 美少女 | 魔法 | 異世界知識 | 恋愛 | イケメン | タゴサク教 |
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