ラノベの感想) とりあえず伝説の勇者の伝説 第7巻 努力のタイムリミット (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2006/3/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1809-1
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ないと・おぶ・くりみなる
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ライナはフェリスと草原に来ていました。
フェリスは呼び出したのだから、だんごの用意はできているんだろうな?と言ってきます。
ライナが否定すると草原に呼び出したのは自分を襲う為だな、と言い出して剣を抜きました。
ライナは目覚める事になりました。
今までの出来事は夢だったようです。
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目覚めたライナの眼前に化物が居ましたよ!!
ライナはフェリスの変装かと疑いましたが違いました。
化物が襲ってくるのですがライナは怖がる事も無く対処を始めます。
化物の関節を取り拘束しましたが凄い力で振りほどかれてしまいました。
そこにフェリスがやって来ます。
彼女は部屋でライナが騒いだので煩くて安眠を妨害された事に腹を立てています。
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フェリスとライナが口論している間に化物は窓から逃げて行きました。
ライナはフェリスに化物に襲われた事を説明します。
フェリスは冗談だと思ったようですが、空を飛んで逃げて行っている化物を示されて納得したようです。
二人は化物を追いかける事にしました。
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二人には化物が強敵だとは思えなかったようです。
捕まえて検証しようと思っていました。
化物に追いついた二人は戦闘を開始します。
斬り殺すなと言われたフェリスは剣で殴る事にしました。
しかし化物に打撃は効きませんでした・・・彼女は化物に拘束されてしまいます。
ライナは焦り始めました。
このままではフェリスが化物の餌食になってしまいます。
慌てて魔法を唱えますが化物には知性があるようです。
フェリスを盾にしてライナが魔法を撃てないようにしてきます。
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ライナは焦っていましたがフェリスは余裕の表情です。
フェリスは拘束されていない腕を使い剣で斬って化物をバラバラにしてしまいました。
ライナは唖然としています。
フェリスはライナに頼まれた殺すなって要求にギリギリまで応えようとしていたそうです。
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二人が化物の死体の検分をしようとすると光に包まれた化物の死体が消えてしまいました。
そして空から大量の化物が現れました。
二人は絶望感を感じています。
ライナはフェリスにだんご屋に向かう事を勧め、フェリスはライナに昼寝を勧めてきました。
お互いにここで死んでしまうと思っているようでした。
そこにヴォイスの声が掛かります。
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彼は「はい、時間でーす。結界発動!」と叫びました。
そうすると空が光り出して、空に浮いていた大量の化物を包み込みました。
化物は一層されてしまいます。
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ヴォイスが何が起ったのか説明してくれます。
今日は『罪人の夜』と呼ばれる五年に一度の夜だそうです。
イエット共和個は罪人によって建国されました。
元々はある国の犯罪者の流刑地だったそうです。
増え続ける犯罪者を死刑にする為に五年に一度化物が送られて来るそうですよ。
しかしイエットに流された先人が対抗魔法の研究を行い、化物を消し去る魔法を完成させたそうです。
以降五年に一度の罪人の夜にその魔法を使って化物を消しているそうです。
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今のイエット共和国を牛耳っているのがフューレル一族なのでヴォイスがその指揮を執っていたそうです。
ライナは寝る前に宿屋の女将から化物避けの護符を渡されたそうですが張らずに寝てしまったそうです。
だからライナの部屋に化物が現れたのね。
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ヴォイスは『罪人の夜』にまで出歩いていたライナに尊敬の目を向けてきました。
ヴォイスは化物避けの護符の効果が消えたら建国パーティーが始まる酒池肉林ですよと言い残して戻って行きます。
護符が切れるまでは静かな夜が続くのでフェリスはだんごパーティーを始めようとします。
ライナがだんごは無いと告げると夢の中と同様にフェリスはライナがイカガワシイ事をしようとしていると言って殴り掛かって来ました。
ライナは殴られる事になりました。
頑張ったのに・・・悲惨な結末を迎えています。
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しるうぇると・れぽーと
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シルがライナとフェリスの強さの秘密を探ろうと彼らの密着取材を慣行します。
シルは二人とも日々激しい修行をしていると期待していたようです。
ライナは寝てばかりでした。
しかしシルが気配を消して隠れているのを見つけたのには感動していました。
当初シルはライナの行動には何らかの意味があると好意的に解釈していましたが何の意図もないと判明してガッカリしています。
ライナは食事の時間も省略して寝てばかりでした。
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ライナに密着しても強さの秘密は分からないのでフェリスに密着する事にします。
彼女は早朝に起きだして商店街に向かいます。
シルはそこで修行が行われるんだな、と期待しています。
フェリスが向かった先はだんご屋でそこの店主と話始めます。
店主を見たシルは彼が暗殺者だと思い込んでようです。
店主が仕込みが終わったと言ったので暗殺に使う武器の準備ができたと思ったようです。
店主がだしてきたのはだんごでした。
フェリスはそれを受け取り食べています。
シルはまだ、だんごには毒が塗られていて、これは毒に対する耐性を付ける為の訓練だと解釈しようとしました。
しかしフェリスの食べていたのは普通のだんごでした。
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彼女はだんごの出来に満足してだんごを買って次の店に向かいます。
店主はフェリスが毎日他の店もまわってだんごを買っていくことを心配してくれます。
お金の心配をしてくれた店主に対してフェリスは、とある国の王がお金を出してくれるので問題ないと告げます。
フェリスはシオンが出してくれている活動資金を使い込んでいるようです。
シルは剣の一族のフェリスが使い込みをしているとは思いたくないようです。
だんごを買うのにも意味があるはずと思い込もうとしていました。
フェリスに聞いてみると、だんごを買うのは好きだからだ、と答えられてしまいます。
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二人が全く修行していない事が分かりガッカリしています。
シルは自分の修行スケジュールのレポートをする事にします。
彼は一日の22時間を修行に当てているようです。
それ程の修行をしている自分がライナとフェリスに勝てないのは理不尽だと感じています。
シルは二人に挑戦する為に二人が居る食堂に向かいました。
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そこではだんごを片手にフェリスが、今のだんご業界に必要な事に関して熱弁を振るっています。
ライナはスープを飲みながら話を聞こうとしていました。
しかしフェリスの話の途中で居眠りを始めてしまいます。
怒ったフェリスがライナの頭を剣で殴っています。
急所に入る軌道で剣が振るわれます、シルはライナは死んだと思いました。
ライナは急所を外すように動いて殴られていました。
その後、二人の殴り合いが始まってしまいます。
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シルは激しい戦闘を行う二人を見て、凄い修行をしているんだと納得しました。
そして修行を行うには適切なパートナーが必要だと感じたようです。
パートナーの募集を行う事になりました。
シルは姉が黒髪なので長い黒髪の女の子が好みだそうです。
シルは強くなれるのでしょうか?
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みすたー・ばぶりん
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ライナはフューレル一族の資料室で悪魔やら吸血鬼にそっくりだった化物について調べていました。
フェリスはだんごを補給すると言って3日前に資料室から出て行ったようです。
彼女は自分が居ない間にライナがサボらないように『スパフェリちゃん』というライナの首を落とす機能が付いている人形を置いて行きました。
居眠りしそうになるとスパフェリちゃんが首を落とそうとしてきます。
お陰でライナは眠れません、強制的に資料を読まされる事になっていました。
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ライナの求める化物の正体と化物を無力化した魔法について書かれた資料はここには無い事が分かりました。
戻ってきたフェリスは成果を出せなかったライナを罵倒して楽しんでいます。
彼女はだんごを買いに行ったついでにライナの助けになるだろうと思いある小説を購入していました。
彼女が見せてくれたのは『吸血鬼バブリン』シリーズでした。
この小説は官能小説だったのでライナはフェリスに読ませるのは不味いと考えました。
しかしライナが隠そうとするのでフェリスは何か秘密があると思ったようです。
ライナから一冊を奪い取り読み始めてしまいました。
フェリスが顔を真っ赤にして蹲ってしまいます。
ライナの忠告を聞くべきだったね。
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ライナは最新刊のあとがきに作者が化物の事を研究しているとの記述を見つけました。
バブリン先生は化物と魔法を研究する資金を稼ぐ為にバブリンシリーズを執筆したそうです。
ライナとフェリスは出版社に押し掛けてバブリン先生の住所を入手しました。
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バブリン先生の家に到着すると彼を呼び出します。
しかし返事がありませんでした。
二人は勝手に家に上がり込んで家探しを始めます。
鍵の掛かっている部屋を発見して中に入ってみる事になります。
しかしフェリスが部屋に入るのを躊躇います。
部屋の中にはバブリンシリーズに使ったと思われるエロい絵が大量に放置されていました。
フェリスは恥ずかしくて部屋の中に入れなかったようです。
彼女の乙女な反応がとても可愛いですね。
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ライナが部屋の中を見回すとそこは真っ暗な闇に包まれていました。
部屋の中には背中から翼を生やした男が座っていました。
彼はバブリン先生の変わり果てた姿でした。
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バブリン先生は自分が人間を超越した神になったと言っています。
ライナが『複写眼』保持者だと知り、ライナの事を人間を越えた超越者と呼んできます。
ライナは自分の事を人間じゃないと言われるのが嫌いなのでバブリン先生に嫌悪感を抱きます。
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ライナはバルリン先生から化物とそれを倒す魔法について聞こうとします。
しかしバブリン先生はもうすぐイエット共和国の人々は死に絶える。
なのに説明する必要があるのか?と言って教えてくれません。
バブリン先生はライナに襲い掛かってきました。
ライナはバブリン先生の事を自信過剰な馬鹿だと思っていたようですが、彼の予想を超えてバブリン先生の攻撃は威力がありました。
ライナは攻撃を交わしながらフェリスに合図を送り彼女を呼びます。
フェリスがやって来て二人でバブリン先生と戦う事になりました。
バブリン先生の身体から何本も腕が生えて来ました。
もう人間ではなくなってしまったようです。
結果は負けてしまいます。
バブリン先生はフェリスの首を絞め上げます。
ライナは胸を攻撃されて内臓を損傷してしまいます。
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二人を殺せるチャンスがあったのですがバブリン先生は突然叫びだし、天井を突き破ってどこかに飛んで行ってしまいました。
大きなダメージを受けた二人はその場で休憩する事になりました。
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目覚めたあとライナはバブリン先生の日記を見つけました。
そこには化物に意識を乗っ取られようとしているバブリン先生の恐怖が記されていました。
イエット共和国の人々を全て滅ぼす為に悪魔がやって来る、悪魔を撃ち滅ぼす魔法はもう効かない、と書いてありました。
ライナは面倒な事に巻き込まれたな、と嘆いています。
イエット共和国は滅んでしまうのでしょうか?
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ぷれりゅーど・とぅ・るーいん
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『お散歩公園』でエステラが『聖女エステラ信奉会』の集会を開いていました。
イエット共和国でナンバー2の規模を誇る詐欺師集団です。
信者たちが上げるエステラを称賛する声に彼女は悦に入っていました。
そこに悪魔がやって来ました。
信者たちはエステラを守れーと叫んで駆けだします。
エステラは己の身を盾にして彼女を護るものだと期待しました。
しかし信者たちはエステラの横を駆け抜けて逃げて行きました。
流石詐欺師の集団です、彼女を称賛する声は口先だけのモノだったのかも知れません。
エステラはちょっと悲しくなっています。
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一人取り残されたエステラは悪魔と戦う事になります。
エステラの体術と魔法は一級品なので最初は悪魔を圧倒します。
エステラは高笑いを上げていたのですが悪魔の攻撃がパワーアップしました。
エステラは捕まり殺されそうになってしまいます。
そこを助けたのがシルでした。
彼は槍を投擲してエステラを拘束していた千切れた悪魔の腕を破壊します。
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エステラに向かって爽やかな微笑を向けて、大丈夫ですかお嬢さん、と声を掛けてきました。
シルはそのまま悪魔との交戦を始めます。
シルの動きの凄さにエステラは驚く事になりました。
シルも最初は悪魔を圧倒しますが悪魔の攻撃がパワーアップしてしまいます。
シルの使う槍が折られてしまいました。
更にシルは悪魔の攻撃を受けてしまい肩の骨を砕かれてしまいます。
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大ピンチに陥っているのですがシルはエステラに逃げろと言ってきます。
エステラはピンチに陥っているにも関わらず微笑を浮かべているシルに惚れてしまったようです。
彼女はシルを助ける為に助っ人を呼びに行く事にします。
彼女が頭に浮かべたのはライナとフェリスだったようですよ。
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シルとエステラが悪魔と交戦してピンチに陥っている場面を公園の脇でライナとフェリスが見ていました。
ライナはシルが殺されそうなので助けに入ろうと提案します。
しかしフェリスは機を待つのだと言って動こうとしませんでした。
彼女はエステラが助けを求めて逃げ出すのを待っていました。
助けを求めるエステラの前に颯爽と現れ悪魔を倒す事により、自分の方がエステラよりも美人だと証明しようと考えていました。
ライナはフェリスは見た目だけは美人だが性格は死亡していると再確認して悲しい気持ちになっていました。
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エステラが逃げ出したのでフェリスとライナは出て行く事になりました。
フェリスは早速エステラを挑発し始めます。
助けてほしければフェリスの方が美人だと認めろとか言っています。
シルを助けるのに必死なエステラはフェリスの戯言に乗って来ませんでした。
彼女はシルを助けて欲しいと言ってきます。
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フェリスとライナが参戦して悪魔を打倒す事になりました。
ライナは悪魔に付いての研究を進めていて弱点を見つけ出していました。
悪魔の弱点は抱えている古文書でした。
古文書を奪い去ると元の人間の姿バブリン先生に戻りました。
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戦闘が終わるとエステラがシルに駆け寄ります。
そして彼の傷の心配をしています。
彼女はシルの看病をすると申し出ています。
見詰め合うエステラとシルは顔を赤らめてしまいます。
これを見たライナとフェリスはエステラがシルに惚れてしまったんだと理解しました。
ライナは美男美女なので、まあ、それもありだな、と納得しています。
自分に迷惑を掛けないなら好きにしてくれと言っています。
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フェリスがエステラに激しい憤りを示す事になりました。
彼女はエステラが恋をすると美しさが2倍になるという方法を取ってきたと考えました。
一人ではフェリスの美しさに勝てないので恋をする事で美しさを2倍にしたな、汚いぞと言っています。
フェリスは自分もこの方法の恩恵を受ける為にライナに向かって好きだと告白してきます。
ライナは「うっさいわ」と返答していました、悲しい、悲しすぎます。
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ライナはバブリン先生から回収した古文書の検証を始めます。
しかし彼の部屋には何故かシルとエステラが来ています。
シルはライナの部屋で養生しようとしていました。
自分の部屋で勝手にイチャツキ始めた二人に向かって「ぶっ殺すぞてめぇら」と叫んで追い出しました。
何で俺につきまとっている?と問うとシルは熱い視線を送ってきて「もしかするとそれは、恋」と呟きました。
それを聞いたエステラがキツイ目でライナを睨んできて、シルは渡さないぞ、と言ってきました。
ライナはそんなメロドラマはいらねーと叫んでいました。
結局ライナはシルとエステラの迷惑行為の被害に遭うようです。
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古文書を検証したライナがその内容に恐怖しています。
このままではイエット共和国どころか世界が終わってしまうそうです。
イエットにはどんな呪いが掛けられているのでしょうね?
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えんど・おぶ・いえっと
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ライナはイエット共和国の草原にこの国の重鎮を集めました。
トップ10に入っている組織の頭首が集まっています。
ここでライナは世界崩壊を阻止する為の説明会を始めます。
しかし集まったのがヴォイスを始めとする癖の強い面々だったので説明の途中で話の腰を折られまくりました。
何度も同じ説明を繰り返す事になり彼は疲れ果てていました。
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ヴォイスが酷い悪乗りを始めてしまいます。
人間に飽きたライナが獣にまで手を出して新たな伝染病が生まれてしまったとの話をでっち上げたりしていました。
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繰り返される横槍を乗り越えてライナが説明を続けます。
この国に掛けられている呪いは伝染病のようなモノでした。
治療方法の無い致死率100%の病です。
感染すると細胞の奥深くに呪詛が絡みつき体の内側から腐り落ちる呪いでした。
更に感染者に触れた者も感染してしまいます。
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この呪いを解くためには二つの方法がありました。
一つは呪いに感染してもそれに打ち勝つ体を手に入れる事です。
この方法はバブリン先生が試していました。
しかし結果は大失敗でした。
体は呪いに耐えられるようになりますが精神を汚染されて悪魔に変貌してしまいます。
もう一つの方法は呪いの発動元を探し出して呪いを発動する魔法を書き換える事でした。
ライナは二つ目の方法を取る事にしました。
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説明を終えたライナは集まった人々に頼んで呪いの元になる何かが埋まっていると思われる草原を掘り返して貰う事にします。
しかし中々目的の物体は見つかりません。
掘り始めて15時間が経過した所でライナはフェリスが座っているゴザの下に輝く何かを発見しました。
フェリスは穴掘りに参加しないでライナが居眠りするのを監視していました。
そこに目的の物体を発見します。
ライナは早く気づけよな、と嘆いています。
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問題の物体が発見されたと知ると、これまでふざけていたヴォイスが豹変しました。
彼はこの国最大の組織の長として相応しい態度に豹変します。
そして的確な命令を発しました。
フューレル一族の配下に命じて非戦闘員の避難誘導を指示します。
ライナはちょっと感動していたね。
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問題の物体の形状は三角でした。
問題の物体から悪魔が大量に出現し始めます。
これをフェリス、シル、エステラとその配下が迎撃する事になります。
その間にライナが魔法の解析をする事になりました。
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魔法はライナの予想を超えて複雑なモノでした。
解析は難航します。
エステラが悪魔の攻撃を受けて吹き飛ばされます。
エステラに悪魔が群がり始めました。
フェリスはシルに彼女を助けに行けと命じています。
フェリスが一人で大量の悪魔の相手をする事になってしまいます。
フェリスは悪魔の攻撃を受けてボロボロになって行きます。
ライナは解析が終わらないのは自分が伝説の勇者じゃないからか?と嘆きます。
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そんなライナに向かってフェリスは、見た事もない勇者に命は託さないと告げます。
フェリスはライナを信頼しているようです。
フェリスの励ましを受けてライナは頑張る事ができました。
ライナは魔法を書き換えていきました。
そして書き換えが終わったとの表示が物体に浮かび上がりました。
大量に出現していた悪魔が消えます。
フェリスとライナは呪いを解除できたと喜び合います。
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しかしゴゴゴゴゴと大地が揺れ始めてしまいます。
三角の表面に『呪詛を無効化するため、崩壊の準備』と表示されます。
そして三角は消えてしまいます?
ライナが三角が消えた地面を覗き込んで絶句しています。
フェリスも覗き込んで絶句します。
そこには底の見えない大きな穴が開いていました。
三角はイエット共和国があった島全体と同じくらいの大きさだったようです。
地盤が無くなり大量の海水が噴き出してきました。
ライナは俺のせいじゃないよね?と呟いています。
イエット共和国は滅亡してしまいました。
ライナとフェリスは吹き上がった海水に流されてしまったようです。
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ライナの事を全く信じていなかったヴォイスは国民を先導してすでに国外に脱出していました。
民を救った伝説の勇者、ヴォイス・フューレルの物語が、この後数百年にわたり語り継がれる事になったそうです。
ライナがその事実を知るのはずっとずっと後になったそうです。
ヴォイスが美味しいところを持っていた感じですね。
ライナは頑張ったのですが詰めが甘かったね。
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おもいこみ伝勇伝 天才の限界
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隠成師のゾーラ・ロムは天才だと言われて育てられました。
そんな彼は自分の事を天才だと自覚するようになってしまいます。
10歳にして隠成師となり大きな屋敷を与えられ使用人を4人雇える生活を送っています。
まーねー、これだけの環境を与えられれば天才だと勘違いしちゃうのは仕方ないかも。
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ゾーラは仕事に向かう事になります。
隠成師は決められた地区に屋敷を与えられて住んでいるようです。
仕事に向かおうとしたゾーラは新しく派遣されてきた家政婦に出会いました。
隠成師には性格破綻者が多く家政婦を殺してしまうそうです。
ゾーラは彼女が誰の家に派遣されるのか聞いてみる事にします。
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家政婦はライナ・リュート様の家に向かうと言っていました。
家政婦と会話している間にゾーラは家政婦が最高の暗殺者と言われているビオ・メンテだと気が付きました。
ビオ・メンテなのか?と問うと彼女は違いますよと誤魔化しています。
ビオが立ち去ろうとして転んでしまいます。
その姿を見てゾーラは自分の見立てが間違っていたか?と気を抜いてしまいます。
そこにビオが投げたナイフが飛んできました。
ゾーラはそれをかわします。
ナイフには毒が塗ってありました。
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ゾーラはビオに自分が最高の暗殺者になる予定だ、首を洗って待ってろと告げます。
これに対してビオは、今回が最後の任務で、自分は暗殺者を卒業すると告げました。
ゾーラに頑張れと言って去って行きます。
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最後の任務と聞いてゾーラはビオが始末されるんだなと感じていました。
彼女の動向が気になったゾーラは部下に命じて彼女を監視させる事にします。
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ゾーラは最初の仕事に向かいます。
彼はルーナ帝国に入国して標的のガーフォルー伯爵に襲撃を掛けました。
彼はルーナの貴族、パーフォロ・オルオ侯爵の邸宅に居ました。
厳重な警備がなされていたのですがゾーラは易々と侵入を果たしてしまいます。
今回の任務が暗殺ではなく殺しだったので、見張りの兵を躊躇うことなく殺しています。
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ガーフォルー伯爵は寝室のベッドの上で女の子とお楽しみ中でした。
ゾーラがパーフォロ・オルオ侯爵に言われてやって来たと告げると、喜んでいます。
ガーフォルー伯爵は少年も大好きなようですね。
ゾーラは易々と彼に近づき首を落としました。
ベッドに居た少女が悲鳴を上げようとしますが首を折って殺してしまいます。
ゾーラには全く隙がありませんでした。
必要ならば誰であろうと何の感慨も持たずに殺す事が出来るようです。
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ゾーラは中央大陸にあるヴェイオール聖国に向かいました。
ここに次の標的のピア・ヴァーリエとぺリア・ペルーラが居る事になっています。
二人は忌破りで、高い戦闘能力があると判断されたようです。
通常の忌破り追撃部隊では手に負えないと判断した上層部は隠成師のゾーラを派遣する事にしました。
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ピアとぺリアの資料を読んでゾーラは余裕だなと考えます。
彼らがジェルメ・クレイスロール訓練施設の出身だと書かれていたので雑魚だと確信したようです。
ゾーラの元にジェルメの暗殺依頼が来た事がありました。
その後、その依頼は一時凍結される事になっています。
ゾーラは上層部がゾーラの方がジェルメよりも強いと判断したから暗殺依頼が来たんだと考えます。
そして弟子であるピアとぺリアがジェルメよりも強い事はあり得ないと考えました。
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ゾーラの興味はピアとぺリアがまだ、この街に滞在しているかって事に移ります。
ピアが『先天性魔導異常』と資料に書いてあったので水色の髪の女の子を探す事にします。
幸運なゾーラは街のカフェでお茶を飲んでいる水色の髪の女の子を発見しました。
ここでゾーラも予想していなかった変化が彼を襲う事になります。
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ピアを一目見たゾーラは彼女の容姿の可憐さに一目ぼれしてしまいます。
胸がドキドキして仕方ないようです。
しかし彼には隠成師としての矜持がありました。
呼吸を落ち着けてピアに襲い掛かります。
ピアの動きは緩慢でゾーラは確実に彼女の首を落としたと確信しました。
しかし路上に転がされたのはゾーラの方でした。
ゾーラの攻撃はピアに簡単にかわされてしまいます。
最終的に馬乗りになられて左眼にフォークを突きつけられる事になってしまいます。
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ゾーラが言った自分はジェルメよりも強いとの発言を聞いてピアが怒ったようです。
この発言を聞いたピアはジェルメが殺されたと心配になったようです。
ゾーラを脅して真相を吐かせる事になりました。
ピアの大きすぎる殺気に当てられたゾーラは殺されない為に知っている事を全て吐く事になりました。
ジェルメが生きているとの確信が得られたピアはゾーラを解放します。
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ピアに圧倒的な実力差を見せられたゾーラは自分が生きている価値を見失います。
ピアに対して、殺せ、と告げました。
それを聞いたピアは呆れてしまいます。
ピアによるありがたい講義が始まりました。
ピアは女は優良種で男は劣等種という理論を展開します。
劣等種の男は優良種の女に尽くす為だけに存在していると説きました。
ゾーラはピアに洗脳されかかっています、そうなのかなー、ピアに尽くしたいなー、と考え始めていました。
ピアが喉が渇いたと言うのでゾーラはお茶の用意をする事になります。
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この時のゾーラはピアに完全に惚れてしまっていました。
お茶の用意をしているゾーラの視界にピアと楽しそうに会話している金髪の少年が飛び込んできました。
冷静なら彼がぺリアだと気が付いたと思うのですが、ピアに骨抜きにされているゾーラは彼の事を自分の恋路を邪魔する敵と考えました。
ゾーラが少年に飛び掛かります。
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ゾーラは首をばっさり斬り落としたと考えますがまたも失敗してしまいます。
流れるような動きでゾーラは少年に撃退されてしまいました。
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ぺリアがゾーラの事を質問するとピアはさっき知り合った、おもしろ君、と紹介します。
ゾーラは負けた後に彼がもう一人の標的ぺリアだと気が付きました。
ぺリアが名前を聞いてきましたがゾーラは答えません。
ピアに聞かれて、ゾーラ・ロム、ゾーラと呼んでくれと素直に返答します。
ぺリアがゾーラと呼びかけると、気安く名前を呼ぶんじゃねーとキレています。
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ゾーラの態度になるほど、おもしろ君だ、とぺリアが言いました。
激高したゾーラはぺリアに向かってナイフを投げつけます。
ナイフはぺリアに簡単につかまれてしまいます。
更にぺリアは返すよと言って投げ返してきました。
そのナイフがゾーラのブーツに付いている鞘にサクッと刺さります。
ゾーラはぺリアも自分よりも数段強いと認識して項垂れます。
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ピアとぺリアは次の国に向かうようです・・・馬車の出発時間が迫っているそうです。
二人はゾーラを置いて去って行こうとします。
ピアがぺリアの髪を撫でようとしていますね、ぺリアは嫌がっています。
楽しそうに戯れる二人がゾーラには恋人同士に見えたようです。
それを見て自分の気持ちはどうなるんだとの焦りを産んだようです。
ゾーラは待ってくれと声を掛けました。
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泣き始めたゾーラの事をぺリアが心配してくれます。
ピアはゾーラの気持ちを理解できたようです。
鈍感なぺリアを先に行かせてゾーラの話を聞く事にしてくれます。
ゾーラが自分にもチャンスはないのかな?と聞いてきます。
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ピアは、嬉しそうにしていますね。
ゾーラがぺリアの事が好きなのか?と問うと、どーかなー、と答えます。
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ゾーラがピアの為に強くなるので待っていて欲しいとお願いしています。
ピアは待っていてくれる事になります。
「強くなるなら急いでね。あたしより強くなって、あたしにゾッコンの男たちをなぎ倒して、奪い取ってみてよ、ね?」と言っていました。
ゾーラは、俺頑張るよと言って、去っていくピアを見送る事になりました。
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この間、壁の影に隠れたぺリアが二人のやり取りを覗いていました。
勿論ピアにはバレています。
ぺリアが嫉妬しているのがピアには嬉しいようですね。
ゾーラにライバル心を持ったぺリアに向かって、あんたは私に尽くしていればいいの、と言っていました。
ピア10歳にしてかなりの悪女ですね。
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ローランドに戻ったゾーラはビオ・メンテが死んだ事を知らされます。
殺したのがライナではないと聞いて、要らなくなったビオを上層部が処分したんだなと考えました。
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ピアとぺリアに出会った事で、上層から天才と煽てられて良い気になっていた自分が弱い存在だと考えるようになります。
以降のゾーラは任務を選ぶようになりました。
彼は問題児と呼ばれるようになります。
強く成る為に強いヤツだけを殺す事にしたようです。
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ピアと分かれて三年が経ちました。
ゾーラは美しく成長したピアの姿を想像して悶えています。
その隣にぺリアも出てきてしまい、悲鳴を上げています。
ゾーラが、おもしろ君なのは変らないようです。
そんなゾーラの元にライナ・リュートの暗殺任務が来ました。
ゾーラは楽し気な笑みを浮かべています。
一体どうなるのでしょうか?
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AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説7 努力のタイムリミット (富士見ファンタジア文庫)
発行日:2006/3/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1809-1
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ないと・おぶ・くりみなる
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ライナはフェリスと草原に来ていました。
フェリスは呼び出したのだから、だんごの用意はできているんだろうな?と言ってきます。
ライナが否定すると草原に呼び出したのは自分を襲う為だな、と言い出して剣を抜きました。
ライナは目覚める事になりました。
今までの出来事は夢だったようです。
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目覚めたライナの眼前に化物が居ましたよ!!
ライナはフェリスの変装かと疑いましたが違いました。
化物が襲ってくるのですがライナは怖がる事も無く対処を始めます。
化物の関節を取り拘束しましたが凄い力で振りほどかれてしまいました。
そこにフェリスがやって来ます。
彼女は部屋でライナが騒いだので煩くて安眠を妨害された事に腹を立てています。
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フェリスとライナが口論している間に化物は窓から逃げて行きました。
ライナはフェリスに化物に襲われた事を説明します。
フェリスは冗談だと思ったようですが、空を飛んで逃げて行っている化物を示されて納得したようです。
二人は化物を追いかける事にしました。
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二人には化物が強敵だとは思えなかったようです。
捕まえて検証しようと思っていました。
化物に追いついた二人は戦闘を開始します。
斬り殺すなと言われたフェリスは剣で殴る事にしました。
しかし化物に打撃は効きませんでした・・・彼女は化物に拘束されてしまいます。
ライナは焦り始めました。
このままではフェリスが化物の餌食になってしまいます。
慌てて魔法を唱えますが化物には知性があるようです。
フェリスを盾にしてライナが魔法を撃てないようにしてきます。
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ライナは焦っていましたがフェリスは余裕の表情です。
フェリスは拘束されていない腕を使い剣で斬って化物をバラバラにしてしまいました。
ライナは唖然としています。
フェリスはライナに頼まれた殺すなって要求にギリギリまで応えようとしていたそうです。
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二人が化物の死体の検分をしようとすると光に包まれた化物の死体が消えてしまいました。
そして空から大量の化物が現れました。
二人は絶望感を感じています。
ライナはフェリスにだんご屋に向かう事を勧め、フェリスはライナに昼寝を勧めてきました。
お互いにここで死んでしまうと思っているようでした。
そこにヴォイスの声が掛かります。
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彼は「はい、時間でーす。結界発動!」と叫びました。
そうすると空が光り出して、空に浮いていた大量の化物を包み込みました。
化物は一層されてしまいます。
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ヴォイスが何が起ったのか説明してくれます。
今日は『罪人の夜』と呼ばれる五年に一度の夜だそうです。
イエット共和個は罪人によって建国されました。
元々はある国の犯罪者の流刑地だったそうです。
増え続ける犯罪者を死刑にする為に五年に一度化物が送られて来るそうですよ。
しかしイエットに流された先人が対抗魔法の研究を行い、化物を消し去る魔法を完成させたそうです。
以降五年に一度の罪人の夜にその魔法を使って化物を消しているそうです。
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今のイエット共和国を牛耳っているのがフューレル一族なのでヴォイスがその指揮を執っていたそうです。
ライナは寝る前に宿屋の女将から化物避けの護符を渡されたそうですが張らずに寝てしまったそうです。
だからライナの部屋に化物が現れたのね。
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ヴォイスは『罪人の夜』にまで出歩いていたライナに尊敬の目を向けてきました。
ヴォイスは化物避けの護符の効果が消えたら建国パーティーが始まる酒池肉林ですよと言い残して戻って行きます。
護符が切れるまでは静かな夜が続くのでフェリスはだんごパーティーを始めようとします。
ライナがだんごは無いと告げると夢の中と同様にフェリスはライナがイカガワシイ事をしようとしていると言って殴り掛かって来ました。
ライナは殴られる事になりました。
頑張ったのに・・・悲惨な結末を迎えています。
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しるうぇると・れぽーと
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シルがライナとフェリスの強さの秘密を探ろうと彼らの密着取材を慣行します。
シルは二人とも日々激しい修行をしていると期待していたようです。
ライナは寝てばかりでした。
しかしシルが気配を消して隠れているのを見つけたのには感動していました。
当初シルはライナの行動には何らかの意味があると好意的に解釈していましたが何の意図もないと判明してガッカリしています。
ライナは食事の時間も省略して寝てばかりでした。
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ライナに密着しても強さの秘密は分からないのでフェリスに密着する事にします。
彼女は早朝に起きだして商店街に向かいます。
シルはそこで修行が行われるんだな、と期待しています。
フェリスが向かった先はだんご屋でそこの店主と話始めます。
店主を見たシルは彼が暗殺者だと思い込んでようです。
店主が仕込みが終わったと言ったので暗殺に使う武器の準備ができたと思ったようです。
店主がだしてきたのはだんごでした。
フェリスはそれを受け取り食べています。
シルはまだ、だんごには毒が塗られていて、これは毒に対する耐性を付ける為の訓練だと解釈しようとしました。
しかしフェリスの食べていたのは普通のだんごでした。
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彼女はだんごの出来に満足してだんごを買って次の店に向かいます。
店主はフェリスが毎日他の店もまわってだんごを買っていくことを心配してくれます。
お金の心配をしてくれた店主に対してフェリスは、とある国の王がお金を出してくれるので問題ないと告げます。
フェリスはシオンが出してくれている活動資金を使い込んでいるようです。
シルは剣の一族のフェリスが使い込みをしているとは思いたくないようです。
だんごを買うのにも意味があるはずと思い込もうとしていました。
フェリスに聞いてみると、だんごを買うのは好きだからだ、と答えられてしまいます。
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二人が全く修行していない事が分かりガッカリしています。
シルは自分の修行スケジュールのレポートをする事にします。
彼は一日の22時間を修行に当てているようです。
それ程の修行をしている自分がライナとフェリスに勝てないのは理不尽だと感じています。
シルは二人に挑戦する為に二人が居る食堂に向かいました。
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そこではだんごを片手にフェリスが、今のだんご業界に必要な事に関して熱弁を振るっています。
ライナはスープを飲みながら話を聞こうとしていました。
しかしフェリスの話の途中で居眠りを始めてしまいます。
怒ったフェリスがライナの頭を剣で殴っています。
急所に入る軌道で剣が振るわれます、シルはライナは死んだと思いました。
ライナは急所を外すように動いて殴られていました。
その後、二人の殴り合いが始まってしまいます。
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シルは激しい戦闘を行う二人を見て、凄い修行をしているんだと納得しました。
そして修行を行うには適切なパートナーが必要だと感じたようです。
パートナーの募集を行う事になりました。
シルは姉が黒髪なので長い黒髪の女の子が好みだそうです。
シルは強くなれるのでしょうか?
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みすたー・ばぶりん
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ライナはフューレル一族の資料室で悪魔やら吸血鬼にそっくりだった化物について調べていました。
フェリスはだんごを補給すると言って3日前に資料室から出て行ったようです。
彼女は自分が居ない間にライナがサボらないように『スパフェリちゃん』というライナの首を落とす機能が付いている人形を置いて行きました。
居眠りしそうになるとスパフェリちゃんが首を落とそうとしてきます。
お陰でライナは眠れません、強制的に資料を読まされる事になっていました。
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ライナの求める化物の正体と化物を無力化した魔法について書かれた資料はここには無い事が分かりました。
戻ってきたフェリスは成果を出せなかったライナを罵倒して楽しんでいます。
彼女はだんごを買いに行ったついでにライナの助けになるだろうと思いある小説を購入していました。
彼女が見せてくれたのは『吸血鬼バブリン』シリーズでした。
この小説は官能小説だったのでライナはフェリスに読ませるのは不味いと考えました。
しかしライナが隠そうとするのでフェリスは何か秘密があると思ったようです。
ライナから一冊を奪い取り読み始めてしまいました。
フェリスが顔を真っ赤にして蹲ってしまいます。
ライナの忠告を聞くべきだったね。
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ライナは最新刊のあとがきに作者が化物の事を研究しているとの記述を見つけました。
バブリン先生は化物と魔法を研究する資金を稼ぐ為にバブリンシリーズを執筆したそうです。
ライナとフェリスは出版社に押し掛けてバブリン先生の住所を入手しました。
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バブリン先生の家に到着すると彼を呼び出します。
しかし返事がありませんでした。
二人は勝手に家に上がり込んで家探しを始めます。
鍵の掛かっている部屋を発見して中に入ってみる事になります。
しかしフェリスが部屋に入るのを躊躇います。
部屋の中にはバブリンシリーズに使ったと思われるエロい絵が大量に放置されていました。
フェリスは恥ずかしくて部屋の中に入れなかったようです。
彼女の乙女な反応がとても可愛いですね。
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ライナが部屋の中を見回すとそこは真っ暗な闇に包まれていました。
部屋の中には背中から翼を生やした男が座っていました。
彼はバブリン先生の変わり果てた姿でした。
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バブリン先生は自分が人間を超越した神になったと言っています。
ライナが『複写眼』保持者だと知り、ライナの事を人間を越えた超越者と呼んできます。
ライナは自分の事を人間じゃないと言われるのが嫌いなのでバブリン先生に嫌悪感を抱きます。
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ライナはバルリン先生から化物とそれを倒す魔法について聞こうとします。
しかしバブリン先生はもうすぐイエット共和国の人々は死に絶える。
なのに説明する必要があるのか?と言って教えてくれません。
バブリン先生はライナに襲い掛かってきました。
ライナはバブリン先生の事を自信過剰な馬鹿だと思っていたようですが、彼の予想を超えてバブリン先生の攻撃は威力がありました。
ライナは攻撃を交わしながらフェリスに合図を送り彼女を呼びます。
フェリスがやって来て二人でバブリン先生と戦う事になりました。
バブリン先生の身体から何本も腕が生えて来ました。
もう人間ではなくなってしまったようです。
結果は負けてしまいます。
バブリン先生はフェリスの首を絞め上げます。
ライナは胸を攻撃されて内臓を損傷してしまいます。
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二人を殺せるチャンスがあったのですがバブリン先生は突然叫びだし、天井を突き破ってどこかに飛んで行ってしまいました。
大きなダメージを受けた二人はその場で休憩する事になりました。
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目覚めたあとライナはバブリン先生の日記を見つけました。
そこには化物に意識を乗っ取られようとしているバブリン先生の恐怖が記されていました。
イエット共和国の人々を全て滅ぼす為に悪魔がやって来る、悪魔を撃ち滅ぼす魔法はもう効かない、と書いてありました。
ライナは面倒な事に巻き込まれたな、と嘆いています。
イエット共和国は滅んでしまうのでしょうか?
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ぷれりゅーど・とぅ・るーいん
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『お散歩公園』でエステラが『聖女エステラ信奉会』の集会を開いていました。
イエット共和国でナンバー2の規模を誇る詐欺師集団です。
信者たちが上げるエステラを称賛する声に彼女は悦に入っていました。
そこに悪魔がやって来ました。
信者たちはエステラを守れーと叫んで駆けだします。
エステラは己の身を盾にして彼女を護るものだと期待しました。
しかし信者たちはエステラの横を駆け抜けて逃げて行きました。
流石詐欺師の集団です、彼女を称賛する声は口先だけのモノだったのかも知れません。
エステラはちょっと悲しくなっています。
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一人取り残されたエステラは悪魔と戦う事になります。
エステラの体術と魔法は一級品なので最初は悪魔を圧倒します。
エステラは高笑いを上げていたのですが悪魔の攻撃がパワーアップしました。
エステラは捕まり殺されそうになってしまいます。
そこを助けたのがシルでした。
彼は槍を投擲してエステラを拘束していた千切れた悪魔の腕を破壊します。
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エステラに向かって爽やかな微笑を向けて、大丈夫ですかお嬢さん、と声を掛けてきました。
シルはそのまま悪魔との交戦を始めます。
シルの動きの凄さにエステラは驚く事になりました。
シルも最初は悪魔を圧倒しますが悪魔の攻撃がパワーアップしてしまいます。
シルの使う槍が折られてしまいました。
更にシルは悪魔の攻撃を受けてしまい肩の骨を砕かれてしまいます。
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大ピンチに陥っているのですがシルはエステラに逃げろと言ってきます。
エステラはピンチに陥っているにも関わらず微笑を浮かべているシルに惚れてしまったようです。
彼女はシルを助ける為に助っ人を呼びに行く事にします。
彼女が頭に浮かべたのはライナとフェリスだったようですよ。
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シルとエステラが悪魔と交戦してピンチに陥っている場面を公園の脇でライナとフェリスが見ていました。
ライナはシルが殺されそうなので助けに入ろうと提案します。
しかしフェリスは機を待つのだと言って動こうとしませんでした。
彼女はエステラが助けを求めて逃げ出すのを待っていました。
助けを求めるエステラの前に颯爽と現れ悪魔を倒す事により、自分の方がエステラよりも美人だと証明しようと考えていました。
ライナはフェリスは見た目だけは美人だが性格は死亡していると再確認して悲しい気持ちになっていました。
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エステラが逃げ出したのでフェリスとライナは出て行く事になりました。
フェリスは早速エステラを挑発し始めます。
助けてほしければフェリスの方が美人だと認めろとか言っています。
シルを助けるのに必死なエステラはフェリスの戯言に乗って来ませんでした。
彼女はシルを助けて欲しいと言ってきます。
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フェリスとライナが参戦して悪魔を打倒す事になりました。
ライナは悪魔に付いての研究を進めていて弱点を見つけ出していました。
悪魔の弱点は抱えている古文書でした。
古文書を奪い去ると元の人間の姿バブリン先生に戻りました。
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戦闘が終わるとエステラがシルに駆け寄ります。
そして彼の傷の心配をしています。
彼女はシルの看病をすると申し出ています。
見詰め合うエステラとシルは顔を赤らめてしまいます。
これを見たライナとフェリスはエステラがシルに惚れてしまったんだと理解しました。
ライナは美男美女なので、まあ、それもありだな、と納得しています。
自分に迷惑を掛けないなら好きにしてくれと言っています。
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フェリスがエステラに激しい憤りを示す事になりました。
彼女はエステラが恋をすると美しさが2倍になるという方法を取ってきたと考えました。
一人ではフェリスの美しさに勝てないので恋をする事で美しさを2倍にしたな、汚いぞと言っています。
フェリスは自分もこの方法の恩恵を受ける為にライナに向かって好きだと告白してきます。
ライナは「うっさいわ」と返答していました、悲しい、悲しすぎます。
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ライナはバブリン先生から回収した古文書の検証を始めます。
しかし彼の部屋には何故かシルとエステラが来ています。
シルはライナの部屋で養生しようとしていました。
自分の部屋で勝手にイチャツキ始めた二人に向かって「ぶっ殺すぞてめぇら」と叫んで追い出しました。
何で俺につきまとっている?と問うとシルは熱い視線を送ってきて「もしかするとそれは、恋」と呟きました。
それを聞いたエステラがキツイ目でライナを睨んできて、シルは渡さないぞ、と言ってきました。
ライナはそんなメロドラマはいらねーと叫んでいました。
結局ライナはシルとエステラの迷惑行為の被害に遭うようです。
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古文書を検証したライナがその内容に恐怖しています。
このままではイエット共和国どころか世界が終わってしまうそうです。
イエットにはどんな呪いが掛けられているのでしょうね?
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えんど・おぶ・いえっと
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ライナはイエット共和国の草原にこの国の重鎮を集めました。
トップ10に入っている組織の頭首が集まっています。
ここでライナは世界崩壊を阻止する為の説明会を始めます。
しかし集まったのがヴォイスを始めとする癖の強い面々だったので説明の途中で話の腰を折られまくりました。
何度も同じ説明を繰り返す事になり彼は疲れ果てていました。
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ヴォイスが酷い悪乗りを始めてしまいます。
人間に飽きたライナが獣にまで手を出して新たな伝染病が生まれてしまったとの話をでっち上げたりしていました。
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繰り返される横槍を乗り越えてライナが説明を続けます。
この国に掛けられている呪いは伝染病のようなモノでした。
治療方法の無い致死率100%の病です。
感染すると細胞の奥深くに呪詛が絡みつき体の内側から腐り落ちる呪いでした。
更に感染者に触れた者も感染してしまいます。
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この呪いを解くためには二つの方法がありました。
一つは呪いに感染してもそれに打ち勝つ体を手に入れる事です。
この方法はバブリン先生が試していました。
しかし結果は大失敗でした。
体は呪いに耐えられるようになりますが精神を汚染されて悪魔に変貌してしまいます。
もう一つの方法は呪いの発動元を探し出して呪いを発動する魔法を書き換える事でした。
ライナは二つ目の方法を取る事にしました。
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説明を終えたライナは集まった人々に頼んで呪いの元になる何かが埋まっていると思われる草原を掘り返して貰う事にします。
しかし中々目的の物体は見つかりません。
掘り始めて15時間が経過した所でライナはフェリスが座っているゴザの下に輝く何かを発見しました。
フェリスは穴掘りに参加しないでライナが居眠りするのを監視していました。
そこに目的の物体を発見します。
ライナは早く気づけよな、と嘆いています。
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問題の物体が発見されたと知ると、これまでふざけていたヴォイスが豹変しました。
彼はこの国最大の組織の長として相応しい態度に豹変します。
そして的確な命令を発しました。
フューレル一族の配下に命じて非戦闘員の避難誘導を指示します。
ライナはちょっと感動していたね。
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問題の物体の形状は三角でした。
問題の物体から悪魔が大量に出現し始めます。
これをフェリス、シル、エステラとその配下が迎撃する事になります。
その間にライナが魔法の解析をする事になりました。
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魔法はライナの予想を超えて複雑なモノでした。
解析は難航します。
エステラが悪魔の攻撃を受けて吹き飛ばされます。
エステラに悪魔が群がり始めました。
フェリスはシルに彼女を助けに行けと命じています。
フェリスが一人で大量の悪魔の相手をする事になってしまいます。
フェリスは悪魔の攻撃を受けてボロボロになって行きます。
ライナは解析が終わらないのは自分が伝説の勇者じゃないからか?と嘆きます。
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そんなライナに向かってフェリスは、見た事もない勇者に命は託さないと告げます。
フェリスはライナを信頼しているようです。
フェリスの励ましを受けてライナは頑張る事ができました。
ライナは魔法を書き換えていきました。
そして書き換えが終わったとの表示が物体に浮かび上がりました。
大量に出現していた悪魔が消えます。
フェリスとライナは呪いを解除できたと喜び合います。
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しかしゴゴゴゴゴと大地が揺れ始めてしまいます。
三角の表面に『呪詛を無効化するため、崩壊の準備』と表示されます。
そして三角は消えてしまいます?
ライナが三角が消えた地面を覗き込んで絶句しています。
フェリスも覗き込んで絶句します。
そこには底の見えない大きな穴が開いていました。
三角はイエット共和国があった島全体と同じくらいの大きさだったようです。
地盤が無くなり大量の海水が噴き出してきました。
ライナは俺のせいじゃないよね?と呟いています。
イエット共和国は滅亡してしまいました。
ライナとフェリスは吹き上がった海水に流されてしまったようです。
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ライナの事を全く信じていなかったヴォイスは国民を先導してすでに国外に脱出していました。
民を救った伝説の勇者、ヴォイス・フューレルの物語が、この後数百年にわたり語り継がれる事になったそうです。
ライナがその事実を知るのはずっとずっと後になったそうです。
ヴォイスが美味しいところを持っていた感じですね。
ライナは頑張ったのですが詰めが甘かったね。
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おもいこみ伝勇伝 天才の限界
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隠成師のゾーラ・ロムは天才だと言われて育てられました。
そんな彼は自分の事を天才だと自覚するようになってしまいます。
10歳にして隠成師となり大きな屋敷を与えられ使用人を4人雇える生活を送っています。
まーねー、これだけの環境を与えられれば天才だと勘違いしちゃうのは仕方ないかも。
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ゾーラは仕事に向かう事になります。
隠成師は決められた地区に屋敷を与えられて住んでいるようです。
仕事に向かおうとしたゾーラは新しく派遣されてきた家政婦に出会いました。
隠成師には性格破綻者が多く家政婦を殺してしまうそうです。
ゾーラは彼女が誰の家に派遣されるのか聞いてみる事にします。
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家政婦はライナ・リュート様の家に向かうと言っていました。
家政婦と会話している間にゾーラは家政婦が最高の暗殺者と言われているビオ・メンテだと気が付きました。
ビオ・メンテなのか?と問うと彼女は違いますよと誤魔化しています。
ビオが立ち去ろうとして転んでしまいます。
その姿を見てゾーラは自分の見立てが間違っていたか?と気を抜いてしまいます。
そこにビオが投げたナイフが飛んできました。
ゾーラはそれをかわします。
ナイフには毒が塗ってありました。
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ゾーラはビオに自分が最高の暗殺者になる予定だ、首を洗って待ってろと告げます。
これに対してビオは、今回が最後の任務で、自分は暗殺者を卒業すると告げました。
ゾーラに頑張れと言って去って行きます。
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最後の任務と聞いてゾーラはビオが始末されるんだなと感じていました。
彼女の動向が気になったゾーラは部下に命じて彼女を監視させる事にします。
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ゾーラは最初の仕事に向かいます。
彼はルーナ帝国に入国して標的のガーフォルー伯爵に襲撃を掛けました。
彼はルーナの貴族、パーフォロ・オルオ侯爵の邸宅に居ました。
厳重な警備がなされていたのですがゾーラは易々と侵入を果たしてしまいます。
今回の任務が暗殺ではなく殺しだったので、見張りの兵を躊躇うことなく殺しています。
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ガーフォルー伯爵は寝室のベッドの上で女の子とお楽しみ中でした。
ゾーラがパーフォロ・オルオ侯爵に言われてやって来たと告げると、喜んでいます。
ガーフォルー伯爵は少年も大好きなようですね。
ゾーラは易々と彼に近づき首を落としました。
ベッドに居た少女が悲鳴を上げようとしますが首を折って殺してしまいます。
ゾーラには全く隙がありませんでした。
必要ならば誰であろうと何の感慨も持たずに殺す事が出来るようです。
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ゾーラは中央大陸にあるヴェイオール聖国に向かいました。
ここに次の標的のピア・ヴァーリエとぺリア・ペルーラが居る事になっています。
二人は忌破りで、高い戦闘能力があると判断されたようです。
通常の忌破り追撃部隊では手に負えないと判断した上層部は隠成師のゾーラを派遣する事にしました。
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ピアとぺリアの資料を読んでゾーラは余裕だなと考えます。
彼らがジェルメ・クレイスロール訓練施設の出身だと書かれていたので雑魚だと確信したようです。
ゾーラの元にジェルメの暗殺依頼が来た事がありました。
その後、その依頼は一時凍結される事になっています。
ゾーラは上層部がゾーラの方がジェルメよりも強いと判断したから暗殺依頼が来たんだと考えます。
そして弟子であるピアとぺリアがジェルメよりも強い事はあり得ないと考えました。
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ゾーラの興味はピアとぺリアがまだ、この街に滞在しているかって事に移ります。
ピアが『先天性魔導異常』と資料に書いてあったので水色の髪の女の子を探す事にします。
幸運なゾーラは街のカフェでお茶を飲んでいる水色の髪の女の子を発見しました。
ここでゾーラも予想していなかった変化が彼を襲う事になります。
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ピアを一目見たゾーラは彼女の容姿の可憐さに一目ぼれしてしまいます。
胸がドキドキして仕方ないようです。
しかし彼には隠成師としての矜持がありました。
呼吸を落ち着けてピアに襲い掛かります。
ピアの動きは緩慢でゾーラは確実に彼女の首を落としたと確信しました。
しかし路上に転がされたのはゾーラの方でした。
ゾーラの攻撃はピアに簡単にかわされてしまいます。
最終的に馬乗りになられて左眼にフォークを突きつけられる事になってしまいます。
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ゾーラが言った自分はジェルメよりも強いとの発言を聞いてピアが怒ったようです。
この発言を聞いたピアはジェルメが殺されたと心配になったようです。
ゾーラを脅して真相を吐かせる事になりました。
ピアの大きすぎる殺気に当てられたゾーラは殺されない為に知っている事を全て吐く事になりました。
ジェルメが生きているとの確信が得られたピアはゾーラを解放します。
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ピアに圧倒的な実力差を見せられたゾーラは自分が生きている価値を見失います。
ピアに対して、殺せ、と告げました。
それを聞いたピアは呆れてしまいます。
ピアによるありがたい講義が始まりました。
ピアは女は優良種で男は劣等種という理論を展開します。
劣等種の男は優良種の女に尽くす為だけに存在していると説きました。
ゾーラはピアに洗脳されかかっています、そうなのかなー、ピアに尽くしたいなー、と考え始めていました。
ピアが喉が渇いたと言うのでゾーラはお茶の用意をする事になります。
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この時のゾーラはピアに完全に惚れてしまっていました。
お茶の用意をしているゾーラの視界にピアと楽しそうに会話している金髪の少年が飛び込んできました。
冷静なら彼がぺリアだと気が付いたと思うのですが、ピアに骨抜きにされているゾーラは彼の事を自分の恋路を邪魔する敵と考えました。
ゾーラが少年に飛び掛かります。
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ゾーラは首をばっさり斬り落としたと考えますがまたも失敗してしまいます。
流れるような動きでゾーラは少年に撃退されてしまいました。
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ぺリアがゾーラの事を質問するとピアはさっき知り合った、おもしろ君、と紹介します。
ゾーラは負けた後に彼がもう一人の標的ぺリアだと気が付きました。
ぺリアが名前を聞いてきましたがゾーラは答えません。
ピアに聞かれて、ゾーラ・ロム、ゾーラと呼んでくれと素直に返答します。
ぺリアがゾーラと呼びかけると、気安く名前を呼ぶんじゃねーとキレています。
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ゾーラの態度になるほど、おもしろ君だ、とぺリアが言いました。
激高したゾーラはぺリアに向かってナイフを投げつけます。
ナイフはぺリアに簡単につかまれてしまいます。
更にぺリアは返すよと言って投げ返してきました。
そのナイフがゾーラのブーツに付いている鞘にサクッと刺さります。
ゾーラはぺリアも自分よりも数段強いと認識して項垂れます。
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ピアとぺリアは次の国に向かうようです・・・馬車の出発時間が迫っているそうです。
二人はゾーラを置いて去って行こうとします。
ピアがぺリアの髪を撫でようとしていますね、ぺリアは嫌がっています。
楽しそうに戯れる二人がゾーラには恋人同士に見えたようです。
それを見て自分の気持ちはどうなるんだとの焦りを産んだようです。
ゾーラは待ってくれと声を掛けました。
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泣き始めたゾーラの事をぺリアが心配してくれます。
ピアはゾーラの気持ちを理解できたようです。
鈍感なぺリアを先に行かせてゾーラの話を聞く事にしてくれます。
ゾーラが自分にもチャンスはないのかな?と聞いてきます。
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ピアは、嬉しそうにしていますね。
ゾーラがぺリアの事が好きなのか?と問うと、どーかなー、と答えます。
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ゾーラがピアの為に強くなるので待っていて欲しいとお願いしています。
ピアは待っていてくれる事になります。
「強くなるなら急いでね。あたしより強くなって、あたしにゾッコンの男たちをなぎ倒して、奪い取ってみてよ、ね?」と言っていました。
ゾーラは、俺頑張るよと言って、去っていくピアを見送る事になりました。
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この間、壁の影に隠れたぺリアが二人のやり取りを覗いていました。
勿論ピアにはバレています。
ぺリアが嫉妬しているのがピアには嬉しいようですね。
ゾーラにライバル心を持ったぺリアに向かって、あんたは私に尽くしていればいいの、と言っていました。
ピア10歳にしてかなりの悪女ですね。
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ローランドに戻ったゾーラはビオ・メンテが死んだ事を知らされます。
殺したのがライナではないと聞いて、要らなくなったビオを上層部が処分したんだなと考えました。
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ピアとぺリアに出会った事で、上層から天才と煽てられて良い気になっていた自分が弱い存在だと考えるようになります。
以降のゾーラは任務を選ぶようになりました。
彼は問題児と呼ばれるようになります。
強く成る為に強いヤツだけを殺す事にしたようです。
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ピアと分かれて三年が経ちました。
ゾーラは美しく成長したピアの姿を想像して悶えています。
その隣にぺリアも出てきてしまい、悲鳴を上げています。
ゾーラが、おもしろ君なのは変らないようです。
そんなゾーラの元にライナ・リュートの暗殺任務が来ました。
ゾーラは楽し気な笑みを浮かべています。
一体どうなるのでしょうか?
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成分 | 美女 | 魔法 | 敵 | 恋愛 | 英雄 | 変態 |
評価 | AA | B | A | B | B | AA |
AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説7 努力のタイムリミット (富士見ファンタジア文庫)
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