ラノベの感想) 伝説の勇者の伝説 第6巻 シオン暗殺計画 (富士見ファンタジア文庫)

レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2004/8/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1640-4

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PROLOGUE 1 微笑まない女神が―
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14歳のフェリスがルシルに愛について質問していました。
苛烈な訓練の結果、彼女は感情を持てなかったようです。
ルシルがフェリスの頭を撫でてあげて、これが愛だと教えてあげています。
フェリスは嬉しくなっていました。
彼女はイリスを撫でに行く事にします。
ルシルに一緒に来ないのか?と問うと彼は、世界の深淵を見に行くと言っていました。
ルシルは何かをするつもりのようです。
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フェリスは苛烈な訓練を受けていました。
彼女を鍛えていたのは父親と母親でした。
母親はフェリスの事を見難い出来損ないと罵っています。
これはいつもの事でフェリスは罵倒される事に成れていました。
それに不満も持っていないようです。
母親はフェリスよりも数段強いようですよ、フェリスは腕と肋骨を骨折してしまいます。
頭も殴られているので朦朧としています。
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動けない彼女に向かって母親が悍ましい事を告げてきました。
フェリスの父親と母親は実の兄妹だったようです。
彼らはエリス家の血を濃くする事で自分たちを越える天才を作り出そうとしていました。
フェリスは父親と交配させられそうになっています。
母親は完全に狂っていますね、父親の子供を産める事を光栄に思いなさいと言っています。
自分が孕めない事を悔しく思っているぞ。
フェリスに若干の嫉妬をしています。
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フェリスは何だか分からない恐怖を感じて逃げ出しますが、勘単に捕まってしまいます。
悍ましい行為に忌避感を抱けるフェリスは完全にエリス家の流儀には染まっていないようです。
捕まったフェリスは裸に剥かれて犯される寸前でした。
母親に押さえつけられて父親に犯されそうになっています。
それを助けたのはルシルでした。
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ルシルは母親の首を斬り落とします。
父親は動揺しますが、彼が母親よりも強くなった事を喜びます。
父親はルシルがフェリスと子供を作った方が良いなと提案してきました。
狂ってますねー。
ルシルがそれを拒否して父親と戦う事になります。
「私のかわいい妹を・・・おまえらの腐った言葉で汚すんじゃない」
父親はルシルが強くなった理由を知っているようです。
ルシルは父親を殺してしまいました。
フェリスはルシルを見て震えていました。
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ルシルはフェリスに向かって、すべては終わったんだ、これからは私が、君を守ってあげる、と告げました。
ルシルが何をしたのか気になりますね。
短期間で実力を大幅に上げたようですよ。
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第一章 彼はみつけた
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ライナとフェリスは砂浜で戯れています。
大洪水に遭ってイエット共和国からローランドに流されてきたようです。
そして流れ着いたのがエリス家の領地でした。
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砂浜でフェリスが波と戯れています。
ライナはフェリスにある計画の実行を持ちかけます。
それはシオンの暗殺でした。
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二人がローランドを出て他国を放浪して苦労させられたのは、勇者の遺物を探せと命じたシオンの所為だ。
ライナが折角ローランドに戻って来たので、シオンの暗殺を実行して自由になろうと言い始めます。
フェリスもシオンにだんご屋を潰すと脅されているので話に乗る事にしました。
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ライナはフェリスと接する間に表情の乏しい彼女の変化を読み取れるようになっていました。
嬉しそうですが、苦労した数か月間で手に入れたのが、この能力だけでは、割に合わないと言っています。
二人はシオンを暗殺する為に王城に向かう事にしました。
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一方のシオンは悩んでいました。
国民はシオンの事を素晴らしい王だ、ローランドは誰もが笑って暮らせる良い国になったと感激しています。
しかしシオンは裏で多くの貴族を殺しているので、大量殺戮者である自分が良い王と評価される事に嫌悪感を抱いています。
シオンは世界情勢が戦争に傾いている事に危機感を募らせていました。
シオンは世界は狂っていると感じています。
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そこにルーナに派遣していたフロワードが戻ってきました。
顔色の優れないシオンを見たフロワードはクラウの真似をしてシオンを元気づけようとしていました。
シオンに女の子とイチャツイテ気晴らしする事を勧めてきます。
彼はシオンに後継者を作れと言ってきました。
子供を作るのに結婚する必要は無いので時間が無いとの言い訳は聞きません、とドライな意見を述べています。
シオンはまだ、後継者を作るつもりが無い事を言い渡しています。
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フロワードからルーナがガスタークと手を組んだとの報告を受けて動揺する事になります。
フロワードはルーナ王には会えなかったと告げます。
ルーナ王はガスタークの使者に脅されて国内にある城に引きこもっているそうです。
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シオンはガスタークが勇者の遺物を実用化している事を知り焦り始めています。
フロワードはローランドも早急に対応策を見つける必要があると訴えました。
彼はガスタークに攻められる前にネルファに攻め入る事も必要になると告げます。
疲れているシオンは思わずフロワードに「わかってるっ!」と怒鳴ってしまいました。
フロワードはシオンを気遣い、退出して行きました。
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シオンは、このままではライナの思い描いた平和な世界から遠のいてしまうと焦燥に駆られます。
ローランドを守る為には勇者の遺物で武装する必要が出てきてしまいました。
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フロワードはシオンの甘さをどうにかしないと不味いな、と考えます。
彼の見立てではシオンの弱点がライナに嫌われる事だと思っているのでライナをどうにかしようと考えました。
ライナがローランドに戻っている事を掴んでいるので暗殺は容易いと考えます。
しかし安易にライナを殺す選択は却下しました。
理由は殺してしまった時にシオンがライナの事を心の拠り所にする事を避ける為です。
フロワードはライナを繋ぎ留めておく為の枷を攻略する事にします。
標的に選んだのは、ミルク・カラード、ルーク・スタッカート、ラッヘル・ミラーです。
フロワードはどこから切り崩そうか考えています。
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第二章 そう、確かに見つけた
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シオンは戦争を起こさないで平和な国を作れるのか自問します。
そしてもう時間が無くて無理だと思ってしまいます。
己の無力さに嫌気が指したようです、イライラしている彼は壁を殴りつけています。
それでも執務室に刺客が来ている事を察知したのは流石だと思います。
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シオンは応援を呼びに行くか自分一人で迎え撃つか悩みます。
ルシルが護衛してくれている事を期待して一人で迎え撃つ事にします。
ちょっと不安になったようですね、ルシルに居るのか問いかけていました。
意地悪なルシルは返事をしなかったよ。
シオンはルシルが居ないのならば部屋の中にいる相手は問題の無い人物だと納得する事にします。
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執務室に入るとドアの上から辞書が落ちて来ました。
シオンはこれは自分の意識を上に向ける為の罠だ、しまった、引っ掛かった、と後悔します。
しかし攻撃は襲ってきませんでした。
執務室に併設されている彼の寝室から侵入者の気配が流れてきます。
シオンが寝室に入ると、そこにはシオンのベッドで寝ているライナが居ましたよ!!
シオンは呆れているようですね、ライナに辞書を投げつけて彼を起こす事になりました。
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ライナは今朝戻ってきたと言っています。
シオンは戻ったのならば報告する事が色々とあるだろうと文句を言ってますね。
ライナは真理に気が付いた、と言って語り始めます。
ライナは自分が忙しい思いをしたのは、全てシオンの所為だ、お前を暗殺しに来たと告げました。
シオンが辞書で?と問うと、ライナはそうだと答えています。
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シオンは一国の王を暗殺しようと考えたライナに凄いなと感心しているぞ。
シオンは自分は英雄王だぞ、それを殺そうとする事がどれほど重罪になるか分かっているか?と冗談半分に問いかけるぞ。
ライナは自分の事を英雄王と言ってしまえるシオンを、うわあ恥ずかしい、と揶揄っています。
ライナはシオンが疲弊していると感じ取り、彼を休ませようとしてきます。
仕事を全て放り出して休んでしまえと、勧めてきます。
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シオンはライナとのふざけ合いで回復してしまいます。
ライナは本当に回復してやがる、と嫌そうな顔をしています。
回復したシオンはライナとフェリスに仕事を押し付けて来ました。
シオンは二人に一緒にエスタブールに来て、自分の護衛をして欲しいと言ってきました。
フェリスはシオンの所に来ませんでした・・・彼女にはだんご屋を廻るという重要な仕事があったようです。
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シオンはアルアがエリス家で世話になっていると教えてくれます。
仕事を手伝わされそうになったライナはアルアに会ってくると言って執務室から逃げ出しました。
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クラウとノアはエスタブールの軍事施設に来ていました。
彼らの目的は有望なエスタブール兵を取り立てる事にありました。
クラウはここで彼に挑んでくる人間を待っていました。
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ノアを慕う兵士がクラウの元にやって来て一騎打ちを挑んできました。
彼の名前はナムフェンと言います。
クラウに殴り倒されてしまいます。
彼の事を見どころがあると感じたクラウは早速スカウトしています。
「おまえ、これから少尉な」と告げています。
ナムフェンはエスタブールの人間でも少尉に取り立ててくれるローランド王スゲーと言って手続きに向かいました。
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クラウとノアの元にバユーズ大佐が現れます。
彼はノアに対しては凄く丁寧な話し方をしますが、クラウに対しては舌打ちしてきました。
バユーズの態度の悪さにクラウは嫌気がさしているね。
バユーズはここに元帥になりに来たと告げてきます。
クラウと戦う事になりました。
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バユーズは武器と魔法を使う戦いではクラウに勝てないと判断して体術の勝負を挑んできました。
クラウは正直に体術だけで対処しようとしますが、バユーズはいきなりナイフを投げて来たぞ。
クラウがナイフを弾いている間にバユーズは魔法を完成させようとしていました。
クラウが詠唱中のバユーズにナイフを投げようとすると、バユーズは呪文詠唱を中断して、クラウの事を卑怯者と罵ってきました。
バユーズが戦力を正しく認識できて、勝つためなら手段を択ばない人物だと分かりました。
二人の戦いは引き分けに終わります。
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バユーズは自分の元には革命を起こせる位の兵が集まっている。
しかし自分は革命を起こしたくない、お前はどうすれば良いのかな?と問いかけてきました。
クラウはバユーズの意図を理解して自分がどうすれば彼の配下に報いる事ができるのか考えています。
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そこにバユーズの部下が急報を持ってやって来ます。
部下は、また、あいつが出た、と言っていますね。
バユーズの配下の部隊がエスタブールの治安維持を行っているようです。
この事実をクラウは不味いなと感じています。
本来ならばエスタブールを吸収したローランドの兵が治安維持に務めねばなりませんからね。
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バユーズが、今度は何人死んだと聞いています。
クラウは相手は野盗だと思っていたようですが違いました。
襲ってきているのは覚醒した複写眼保持者だそうです。
クラウは自分の軍を使ってその複写眼保持者を討伐する事を宣言しました。
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クラウは且つて複写眼保持者と戦った事があります。
クラウの部隊は彼を残して全滅したそうです。
クラウは泣きながら逃げ帰ったそうですよ。
「ああ・・・君のか細い腕は・・・なんて美味そうなんだろう?」と言われたそうだよ、怖すぎます。
その戦いでクラウは右腕を喰われたそうです、今の彼の右腕は魔導的な何かのようです。
彼の腕に描かれている刺青はその時に施されたものだろうか?
クラウは勝てるのでしょうか?
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こりゃノアが心配しそうだね、彼女は徐々にクラウに本心を伝え始めているぞ。
ノアはクラウに危険な場所に行って欲しく無いそうです。
ノアに惚れられたとクラウは察している様子だよ。
クラウがノアとの関係をどうするのかも気になるね。
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第三章 手を伸ばせばすぐに届くと思っていた
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ライナはエリス家にやって来ました。
そして巨大な門を見て驚くことになります。
フェリスが金持ちの貴族様だと再確認する事になっています。
ライナはどうやって門を開けて貰おうか悩んでいますね。
エリス家からは異様な気配が漂ってきていました。
ライナが帰ろうとするとエリス家の執事が出てきて門を開けてくれます。
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ライナは彼らかエリス家の当主がフェリスの兄のルシルだと教えられます。
フェリスの両親が死んでいると知り、その時にフェリスがエリス家から解放されたんだと確信しました。
ライナはフェリスの訓練がいくつまで続けられていたのか聞く事にしました。
執事は14歳まで訓練が続けられた事を教えてくれます。
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執事はフェリス、イリス、アルア、ククが待っていると言ってエリス家に招き入れようとしてきます。
ライナが帰ろうとしている所に、イリスがやって来ました。
執事に離れろと言っていますね。
続いてアルアまでやって来ます。
アルアはイリスの事をイリス姉様と呼び彼女の命令に従っています。
イリスが二人でライナを捕まえようと言い出し、左右から挑もうとしてきます。
やって来たククはイリスとアルアの応援を始めていますよ。
ライナはちょっと悲しい気分になっています。
そんな彼を後ろから現れたフェリスが殴ってきました。
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フェリスはだんごを買いに行っていたようです。
今日は良いだんごが手に入ったそうですよ。
クロセリにもわけてやろうと言っています。
執事の名前はクロセリというようだ。
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ライナだけを置き去りにしてエリス家の門が閉じられます。
ライナはエリス家の酷い苛めに遭い、エリス家が嫌いになりました。
門が少しだけ開いて、倒れて打ちひしがれているライナを見てフェリスたちは満足そうに笑っています。
ライナはエリス家に入る事になりました。
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ライナはエリス家の道場から嫌な気配を感じて複写眼で見てみる事にします。
そこには何もない無が広がっていました。
ライナは怖くなってしまいます。
アルアを呼んで彼の複写眼でも見て貰う事にします。
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アルアの複写眼では何も見えないようです。
ライナが難しい顔をしているとアルアは不安になったようです。
自分は失格ですか?と聞いてきました。
ライナは慌ててアルアの成長ぶりが凄いので次の修行を考えていたんだと誤魔化すことになりました。
ライナの不安は消えませんでした。
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ライナはクロセリさんに道場の事を聞く事にします。
道場の奥にはルシルの部屋があるそうです。
道場の奥はフェリスやイリスも立ち入り禁止になっていて、エリス家の当主しか立ち入れないそうです。
ライナはエリス家の秘密がありそうだと興味を持ちました。
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ローランドに戻ったミルクはルークを伴いミラーに報告に行きました。
しかしミルクはミラーの前でぼーっとしていますね。
彼女は何かを考えているようです。
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ミルクがミラーに質問をする事になりました。
彼女はローランドがこれからどこに向かうのか聞いてきました。
ミラーはミルクの質問に驚いています。
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ミラーは時が決めるとの答えを返しました。
ミルクは時がシオンの事を王に選んだと納得します。
そして、期待にこたえ続けなければならないシオンの事を可哀想と告げます。
彼女の着眼点にミラーは驚く事になりました。
ミルクを帰してルークから報告を聞く事になります。
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ミラーは自分がシオンを選んだわけではない、自分たちがシオンの元に集まるべくして集まったと考えます。
そして自分の選択は正しかったのか悩み始めます。
ルークはシオンは強い人なので、心が折れたりはしないと信じているようです。
ミラーはルークに向かって任務は辛いだろ?と問いますよ。
ルークは家族を守るのが好きですからと答えています。
ミラーは、お前には、いつも嫌な役を押し付けるな、と詫びているようだぞ。
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ミルクは一人で夕焼け空を見上げて帰路に付きます。
ミルクは最初から全ての情報は与えられていた、それに気付かない振りをしていたと自嘲しています。
ミルクはシオンとライナが似ていると感じています。
シオンは完璧な王、ライナは完璧な殺人マシーン。
彼女には二人が酷く歪んでいるように感じられたようですね。
ミルクは自分がライナを追わされていた理由に気が付いたようです。
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ミルクは自分の役割を再考する事になりますね。
シオンに命じられた任務をこなしているだけではライナを救えないと気が付いたようです。
悩めるミルクの前に、悪魔のような邪な笑みを浮かべる男が現れました。
彼はミルクを迎えに来たそうですよ、ここから、すべてを始めましょう、と言っています。
これはフロワードだよね?
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深夜になりライナは宿屋を飛び出しエリス家に向かいます。
ライナは昼間見たエリス家の道場が気になっていました。
ライナが道場に侵入して奥にある扉の前に到着するとルシルが現れます。
ライナは彼の登場に驚く事になりました。
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ルシルはフェリスが世話になっていると言ってきますね。
それに対してライナはフェリスは暴力的過ぎるぞと文句を言っています。
これを聞いたルシルはフェリスが楽しそうにしていて何よりだと言ってライナに感謝してきました。
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ライナはルシルからエリス家の秘密を聞き出そうとします。
ライナがルシルがローランドを離れられないのは、何らかの呪いが掛けられているからか?と問うとルシルの表情が変わります。
ライナが複写眼を使っても何も見えないんだと告げるとルシルが接近してきてライナの首を絞め始めます。
ライナにはルシルが何をしたのか分かりませんでした。
ライナはルシルに何者なんだと聞いています。
フェリスは人間だがお前は違う、何者なんだ!!
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ルシルはフェリスは人間だと認めていますね。
呪われた血が流れている自分や、ライナとは違うと言っています。
ルシルはライナではフェリスは手に入らない。
フェリスは呪われた血から解放されているのだから、自分の血も、ライナの血もフェリスに入る事は無い。
自分がそれを許さないと告げます。
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ライナには分からないようなので、ルシルが言い方を変えました。
化物のライナは誰にも受け入れられることなどない、と告げました。
ルシルはライナではフェリスに触れられないので安心して任せられる、私は君が嫌いじゃない、フェリスをよろしく、とお願いしてきましたよ。
ルシルはライナの事を同族の化物だと思ているようです。
ライナは打ちのめされたようですよ。
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翌朝、ライナの宿に1通の手紙が届きました。
そこにはシオンがルークに命じた3つの命令が書かれていました。
一つ、ライナが見落とした勇者の遺物の探索、収集。
二つ、複写眼保持者ライナ・リュートの監視。
三つ、ライナが国外で暴走したり、ローランドを裏切る素振りを見せたら抹殺。
読み終えたライナは悲しく微笑んで、「・・・そうか。そうだよな」と呟きました。
ライナとシオンの関係にひびが入ったのだろうか?
それともライナは想定内として、これまで通りにシオンと接する事になるのだろうか?
恐らくこの手紙を流したのはフロワードだよね?
彼の思惑通りにライナとシオンは離れる事になるのだろうか?
ルシルの言ってる通りだね、ライナは大切な人から信用されていないようだよ。
可哀想ですねー・・・彼がイジケナイと良いですね。
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成分美女魔法恋愛英雄変態
評価ABBBBC
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