ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド 第18巻 真説・ヴァルキュリアの王国 (電撃文庫)


珍しく古城が早起きしたようです。
余裕をもって登校する事になります。
古城が清々しい朝だな、と語ったので雪菜と凪紗は何か悪い事が起こる前兆ではないかと心配になっています。
二人の直感は大当たりでした!!
彩海学園への通学路で煌坂紗矢華が待ち伏せしていました。
古城との再会に紗矢華はテンパってしまいます。
そして古城に手紙を渡したいと言ってきました。
これを聞いた凪紗は紗矢華が古城にラブレターを渡そうとしていると勘違いします。
雪菜は紗矢華がラブレターを渡すと聞いて呆然としてしまいます。
相手が紗矢華なので邪魔する事も出来ずに嫉妬心の行き場が無くなってしまったようです。

紗矢華は受け取った手紙を此処で開けようとする古城を慌てて止めました。
後で手紙を渡すので放課後に指定する喫茶店に来て欲しいと言い残して紗矢華は逃げ出します。
どうも此処で読んで貰っては困るようですね・・・
この紗矢華の態度が益々ラブレターを渡そうとしているとの推測の信憑性を高めてしまいました。
凪紗は浅葱に報告を行います・・・詳細な報告がなされたようです。
浅葱の機嫌が大変悪くなってしまいます。
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古城は雪菜と凪紗を連れて紗矢華が指定した喫茶店い向かいます。
これを浅葱と矢瀬基樹が尾行します。
浅葱は紗矢華の行動が心配で仕方ないようです、基樹は浅葱に付き合わされる事になりました。
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紗矢華との待ち合わせ場所に向かう途中で怪しい男に絡まれている夏音を見つけます。
古城は夏音を助ける為に男の素性を訪ねる事にします。
男は北大西洋に浮かぶ島国、北海帝国にある新聞社の社員だと名乗りました。
彼はアルディギア王国の前国王が作った子供を探していると言っています。
夏音の素性がバレると世界を揺るがす大事になってしまいます。
古城はこの新聞記者を追っ払おうとしています。
新聞記者は古城を挑発して暴力を振るわせようとしています。
ここで浅葱と基樹が仲裁に入り新聞記者の目論見を壊しました。
さらに夏音の元に北欧にある大企業の弁護士がやって来ました。
夏音の事を知っているような感じですね。
夏音には相手が誰だか分からない様子でした。
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弁護士は夏音が祖父から遺産を相続したと話はじめます。
新聞記者は夏音の事をアルディギア王国の血縁者だと予想を付けていたようです。
しかし弁護士の登場で自信がなくなったようです。
裁判沙汰になる事を恐れて逃げて行きました。
弁護士の正体は夏音を護衛しているユスティナさんでした。
彼女の話した話は夏音の素性がバレないようにする為にアルディギア王国が作った欺瞞情報だそうです。
ここで待ちかねていた紗矢華から声が掛かりました。
花音も紗矢華に呼ばれていた事が分かりました。
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紗矢華が渡したきた手紙はラブレターではありませんでした。
彼女が渡してきたのはラ・フォリアからの親書でした。
夏音をアルディギア王国に招待したいので古城と雪菜に彼女の護衛をして欲しいとの内容でした。
ラ・フォリアの親書には夏音の滞在中にアルディギア王国と戦王領域との平和条約締結40周年を祝した記念式典が開催されると書かれていました。
そこでテロが起こる可能性があるそうです。
古城はラ・フォリアが何かを企んでいると警戒しています。
本心では行きたくないな、と考えていました。
珍しく夏音がアルディギア王国に行ってみたいと自分の意見を表明しました。
古城は夏音の願いを叶えてあげたくなり同行する事を了承します。
古城と雪菜がアルディギアに向かうと知った浅葱は自分たちも付いて行こうと考えました。
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半分はラ・フォリアが古城に迫るのではないかと心配だったようです。
残りの半分は糸神市国の元首を一人で他国に行かせるのが心配だったからです。
浅葱と基樹は凪紗も巻き込んで古城たちに同行する事にしました。
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飛行機が苦手な雪菜は搭乗直後から震える事になっています。
彼女なりに恐怖心を払拭する為に飛行機が飛ぶ理屈を学習したようです。
理論武装した知識を念仏のように唱え始めていました。
古城は雪菜の姿を可愛いと感じています。
怖がっている雪菜を安心させる為に彼女の手を握ってあげる事にします。
古城は離陸したら解放されると思っていたようですが雪菜の飛行機嫌いは予想以上だったぞ。
彼女はずーっと古城の手を握っていたようです。
古城は食べ疲れて寝てしまった浅葱と怖がり過ぎて寝てしまった雪菜に挟まれて窮屈なフライトを楽しむ事になったようです。
全く羨ましい状況だよな。
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古城は第四真祖の自分をどうやって入国させるのか不安になります。
ラ・フォリアが何か考えてくれているさ、と不安を払拭する為に楽観視する事で安心しようとしていました。
アルディギアの領空に入り着陸予定の空港が見えてきました。
雪菜が飛行機事故の多くは着陸時に起きるのですと余計な知識を披露してしまいます。
余程不安だったようですね、これを聞いた周囲の乗客は嫌な顔をしていました。
基樹が着陸予定の空港を通過したと告げてきます。
おかしいねと思っていると飛行機は近隣にあった軍の基地に着陸する事になります。
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飛行機の中にアルディギアの特殊部隊がなだれ込んで来ました。
古城たちは大人しく様子を見る事にします。
特殊部隊は機内に潜り込んだハイジャック犯を捕まえに来たと言っています。
着陸したので古城はハイジャックされる心配は無いし、特殊部隊が捕まえるな、と安心していました。
しかし彼の予想を超えた事態が起こってしまいます!!
特殊部隊は古城たちを見てハイジャック犯を発見したと叫んでいます。
古城たちは拘束される事になってしまいます。
古城が文句を言おうとすると女性の特殊部隊員に声を掛けられました。
彼女の声には聞き覚えがありました!!
その女性隊員はラ・フォリアでした、彼女は大人しくしているようにと言ってきましたよ。
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捕まった古城たちは囚人を護送する護送車に乗せられて空軍基地を離れる事になりました。
ラ・フォリアが言い訳を始めます。
花音の存在を一般人に知られる事は不味い。
第四真祖の古城を通常の手順で入国させる事も難しい。
だから彼ら全員をハイジャック犯にする事でスマートに入国させたんだと言っています。
古城はラ・フォリアなら何かすると思っていたけど、ここまでの事をして来るとは予想していませんでした。
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ラ・フォリアの案内で夏音の父親に会いに行く事になります。
彼女の父親はアルディギア王国の前国王でラ・フォリアの祖父に当たる人です。
ラ・フォリアは夏音に自分の事をラ・フォリアちゃんと呼んで欲しいと言ってきました。
年上ですがラ・フォリアは夏音の姪に当たります。
花音はラ・フォリアの母親の妹って事ですね。
だから姪を呼ぶようにラ・フォリアちゃんと呼んで欲しいそうです。
花音はラ・フォリアの事をラ・フォリアちゃんと呼ぶことになりました。
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ラ・フォリアの元に急な知らせが届きます。
太后様から夏音をテノティア離宮に案内するようにとの命令がきてしまいます。
太后様はラ・フォリアの祖母で夏音の父親の奥さんです。
ラ・フォリアは太后は怖い人だと言っていました。
前国王は浮気性らしく方々に愛人を作っていたそうです。
太后はその全てをテノティア離宮に幽閉して死ぬまでそこから出さなかったそうです。
これは不味い事になってしまいました。
ラ・フォリアには至急王宮に戻れとの命令まで出てしまいます。
花音に同行できなくなったラ・フォリアは心配していました。
しかし花音は平然としていますね?
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到着したテノティア離宮は地味な建物でした。
無口な侍女頭に案内されて着替える事になります。
ここで夏音に話しかけてくる侍女が居ました。
彼女は太后の怖さを教えてくれて夏音に逃げた方が良いと伝えてきます。
そんな彼女に夏音は前国王に伝えたい事があるので逃げるわけにはいきませんと返答しました。
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古城と雪菜は自分たちが夏音を守るので大丈夫ですと伝えて侍女を安心させています。
古城は、此処が恐ろしい場所だとは思えない、と素直な感想を伝えます。
此処は素晴らしい眺めを持つ贅沢な場所だ、夏音は歓迎されていると思う、と伝えます。
浅葱も追随してこの離宮に置かれている調度品が凄く手間暇をかけて揃えられた素晴らしいモノばかりだと賞賛しました。
侍女はそれでも心配なようです、夏音に本当に逃げなくていいのか聞いてきましたよ。
花音は親切な侍女の忠告に従えない事を謝っていました。
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ディナーのマナーに従い男性が女性をエスコートする事になります。
古城が夏音、基樹が浅葱、雪菜が凪紗をエスコートする事になりました。
男女比が合っていなかったので余った雪菜と凪紗は雪菜が男装する事で問題を解決しました。
雪菜は男性用のフロックコートを着ています。
これが凄く似合っていました。
凪紗は結婚しても良いとまで言っています。
雪菜は若干引いていますね、「結婚・・・は、さすがに、ちょっとどうかな・・・」
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食堂に入った一同は目を丸くして驚く事になります。
そこには椅子に縛られて口を塞がれた前国王が居ましたよ。
椅子の左右には夏音に声を掛けてきた侍女とラ・フォリアが居ました。
夏音に声を掛けてきたのは太后さまでした!!
「極東”暁の帝国”の王、第四真祖、暁古城陛下。そして絃神市国からの客人の方々。アルディギア太后ミュゼット・リハヴァイン、皆様の来訪を心より歓迎します」
ミュゼットさんはラ・フォリアの様に行動派なようです。
ラ・フォリアはミュゼットに似たようですね。
古城が何故前国王が縛られているのか聞くと、前国王は夏音に会うのを怖がり、逃亡しようとしたそうです。
それを太后とラ・フォリアで阻止して逃げ出さない様に椅子に縛ったそうですよ。
アルディギア王家では女性の方が強いようですね。
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太后が侍女の振りをして夏音たちに近づいたのは古城たちの人となりを調べる為でした。
目下の者に対する態度でその人の性格が分かるそうですよ。
古城たちは全員、太后のお眼鏡に叶いました。
古城がこの離宮の事を凄く贅沢な場所だと言った事が評価されたようです。
古城と同じ感想を且つて忘却の戦王(ロストウオーロード)が言っていたと教えてくれます。
太后はこの離宮を作る為に大変な苦労をしたようです。
それを誉めてくれた古城の事を気に入ったようです。
古城の事を真祖に相応しい器を持っていると言っています。
ラ・フォリアの見る目は確かだったと言ってるね、ラ・フォリアは当然です、と嬉しそうにしています。
忘却の戦王が自分と同じ感想を抱いたと聞いて古城は複雑そうな表情をしています。
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太后は夏音が我が身可愛さに前国王との謁見から逃げ出した場合は地の果てまで追いかけて暗殺させたと語ります。
彼女が前国王の愛人をこの離宮に幽閉したのは愛人達が前国王の寵愛を利用して国政に口出したからでした。
国益を損なう恐れのある問題がある人々だったようです。
太后はそれを阻止する為に幽閉していたようです。
夏音にはその心配が無いと分かったので暗殺はしないと言っています。
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夏音は此処にやって来た目的を果たす事になりました。
彼女は前国王にお礼を言う為に此処までやって来ました。
夏音の育った孤児院は前国王が建ててくれたモノでした。
孤児院は破壊されてしまいましたが、その前に孤児院から巣立った子供たちも居たそうです。
夏音はそのお礼を言いたかったそうですよ。
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夏音の高潔な態度に太后は夏音の事をアルディギア王家の一員と認める事になります。
太后は夏音にお礼を言ってきました。
彼女は戦闘中に重傷を負った事があるそうです。
死にかけている彼女を救ったのが夏音の母親である琴音だったそうです。
琴音は自分の命を削る術式を使ってミュゼット太后を助けたそうです。
夏音は太后に自分の子供だと認められました。
夏音に家族ができました、古城たちは嬉しい気持ちになっています。
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食事を始める前に誰も指摘しないので古城がいつまで前国王を縛っておくのか聞いていました。
前国王の姿を見た浅葱が古城の未来を見ているようだと呟きます。
古城は俺が何をしたんだ、と弁解しています。
しかし凪紗に自覚が無いところが問題だと指摘されてしまいます。
雪菜は自分の監視が甘かったと反省しています。
ラ・フォリアは自分はお祖母様よりも寛容ですよ、と言ってきます、アピールしていますね。
太后も乗ってきましたよ。
夏音に浮気男の対処法を教えておいた方が良いかもと言っています。
夏音も宜しくお願いしますと、と言ってるね、まさか夏音も古城の事を狙っているのでしょうか?
古城はアルディギア王家の女性に気に入られたようです。
古城はラ・フォリアと結婚する事になるのでしょうか?
包囲網は狭まったように思えます。
まあラ・フォリアは美人で頭も良いし、腹黒だけど性格は真っ当なので、結婚したら幸せになれそうですけどね。
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紗矢華が仕事を終えてテノティア離宮にやって来ました。
彼女は侍女に雪菜の居場所を聞いてやって来たようです。
教えられた部屋に雪菜を見つけた紗矢華は雪菜に甘え始めます。
男嫌いな紗矢華は仕事の間中、男性に囲まれていたのでストレスが貯まっていたようです。
雪菜に抱き着いてきて甘えさせてと言っています。
頭を撫でて欲しいと懇願してきました。
雪菜は此処では不味いですよ、と忠告したのですが紗矢華は此処が雪菜の部屋だと思っているので聞き入れませんでした。
そこにトイレから古城が出てきました。
紗矢華は雪菜に甘えている恥ずかしい姿を古城に目撃されてしまいます。
紗矢華は混乱して古城に暴行を加えてきます。
古城は紗矢華が落ち着くまで部屋の外に逃げ出す事にしました。
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古城は離宮の庭を眺めているラ・フォリアに遭遇します。
彼女は薄いネグリジェを着ていましたよ。
彼女の幻想的な雰囲気に古城はうっとりと彼女に見惚れる事になってしまいます。
風が吹いて古城が目を放した隙にラ・フォリアが消えました。
彼女は古城の背後に移動したようですね。
私に見惚れましたか?と聞いてきますよ。
古城は正直に見惚れていた事を認めています。
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古城は今回のアルディギア訪問計画の真の目的を問う事にします。
ラ・フォリアは夏音の護衛をして欲しい事と、自分の望みを叶えて貰う為だと告げました。
古城はラ・フォリアが突拍子もない願いを言ってくるのではないかと警戒しています。
ラ・フォリアは古城と最初に出会った時の話を始めます。
ラ・フォリアは古城が沐浴を覗いていたと指摘します。
古城は雪菜を探していて水音が聞こえたので行ってみたんだ、仕方ないだろと言い訳しています。
あの状況では見惚れてしまったのは仕方ないだろと言ってますね。
ラ・フォリアは責任は取ってくださいね、と言っています。
これは不味い事になったね。
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古城は空中を移動する巨大な飛行船を発見します。
ラ・フォリアがビフレスト級飛行戦艦一番艦ビフレストだと教えてくれます。
彼女はビフレストを見てテロリストが萎縮してくれればと語りました。
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ラ・フォリアの案内で王都ヴェルテレース観光に向かいます。
ここでラ・フォリアが古城と二人きりになる為にやらかします。
夏音、雪菜、凪紗にアルディギアの民族衣装を着て貰う事にします。
とても可愛かったので観光客の注目を集める事になります。
ここでラ・フォリアは変装を解いて正体を晒す事にします。
ラ・フォリアに気が付いた群衆が押し寄せてきて大混乱になります。
チャンス到来です・・・ラ・フォリアは古城を連れて抜け出す事にしました。
彼女を陰から護衛してる人たちや紗矢華、浅葱、基樹は群衆に呑まれてしまいます。
ラ・フォリアのお陰で大きな迷惑を掛けられる事になってしまいます。
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古城がラ・フォリアの事をよく見ている事が判明します。
ラ・フォリアはいつも不自由で本当に欲しいモノを手に入れる為に誰よりも努力していると告げます。
古城が自分の事をよく見ていてくれた事に感動したようですよ。
ラ・フォリアは脈ありと確信したように思われます。
ノリノリでデートを始めます。
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買い食いしたりしています。
ラ・フォリアは値段交渉は任せろ!と怖い事を言っています。
彼女は他国との交渉役も引き受けているようです・・・そこで使う交渉術を使うと言ってるよ。
古城はお店の店員が可哀想になっています。
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ラ・フォリアは観光客に有名な公園に古城を連れて行きました。
古城はカップルばかりだな?と訝しんでいます。
此処にある戦乙女像の前でキスした恋人たちは永遠に別れないという伝説があるそうです。
約束を違えた男は地の果てまで逃げても戦乙女の呪いが必ず殺すそうです。
古城はロマンティックじゃなくて怖いなと感想を述べています。
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ラ・フォリアは戦乙女像の前でキスをせがんできました。
「それでは、古城。お願いします」
両手を胸の前で合わせて祈るように古城をじっと見上げてきます。
古城は迷っていますよ。
ラ・フォリアが、自由な恋愛を許されない、哀れな王族の娘には、今を逃すと好きな相手とキスするチャンスは無いと告げてきます。
古城は更に迷ってます。
ラ・フォリアはダメ押しに、キスよりも生き血をお望みですか?と聞いてきました。
古城は吸血衝動を起こしてしまいます、もう限界ですね。
古城がラ・フォリアに噛みつきそうですが、刺客が登場してしまいます。
惜しい、誠に惜しい、古城がラ・フォリアの血を吸うことは叶いませんでした!!
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「見つけたぞ、ラ・フォリア・リハヴァイン!」
刃渡り1メートルを超える長剣を携えた巨漢のマッチョが襲ってきましたよ。
「死ねーッ!」と叫んで斬りかかって来ました。
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古城はラ・フォリアを庇いながら戦う事になります。
ラ・フォリアは何故か楽しそうにしていますね、下がっていろと言われて、はい、あなた、と答えています。
ラ・フォリアの返事を聞いて刺客は激高しているようです。
古城の事を第四真祖と見抜いていますね。
古城が名前を聞くと、「貴様如きが我の名を問うのか!?王族の娘にたかる虫けらの分際で!」なんかおなしな事を言ってますね。
言ってる事は滅茶苦茶でしたが、刺客は強かったです。
古城は手加減しながら戦っていたので、追い込まれてしまいます。
そこに助けに入ったのが雪菜でした。
彼女は姿を消した古城とラ・フォリアを探していたようです。
騒動を聞きつけてやって来てくれたみたいです。
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刺客は古城に手を貸す雪菜を止めようとしています。
古城は王女に淫行を働く男の風上にも置けない不埒者だぞと主張しています。
古城はテロリストが好き勝手言うなと反論していました。
なぜかテロリストと言われて怒ってますね。
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雪菜は攻撃を続行して刺客の顎先に回し蹴りを炸裂させました。
続いて刺客の鳩尾に呪力を物理的な打撃力に変えた拳を叩きつけました。
刺客は雪菜の攻撃に耐えきります。
そこにラ・フォリアの攻撃が炸裂しました。
刺客は、慌てています、待て、ラ・フォリア、と止めていますよ。
知り合いのような口調でした。
刺客は氷漬けにされてしまいます。
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古城はテロリストがどうやってラ・フォリアの居場所を特定したんだと疑問に思います。
直ぐに答えが分かりました。
陛下、と叫んで黒服がやってきます。
ラ・フォリア様の凍結魔術を解呪する為に王宮に運ぶと言っています。
古城と雪菜はテロリストだと思って攻撃してしまった相手がアルディギアの国王だと知り青くなっています。
不味いぞ。
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古城たちは王宮に呼ばれる事になります。
そこで王妃と対面する事になりました・・・ラ・フォリアの母親ですね。
彼女は国王がラ・フォリア、古城、雪菜に負けて氷漬けにされた事を笑っています。
古城と雪菜へのお咎めはないようですよ、良かったね。
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国王はルーカス・リハヴァイン、王妃はポリフォニア・リハヴァインです。
ポリフォニアがアルディギア王家の人間でルーカスは平民出身だそうですよ。
ルーカスとポリフォニアの会話を聞いていると、この世代も女の方が強いようですね。
ルーカスの使う疑似聖剣の動力はポリフォニアらしいです。
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ポリフォニア王妃は古城の事が気に入ったようです。
彼女は古城とラ・フォリアが結婚する事になっていると思っているようです。
古城ならば絃神市国とアルディギアの国王を兼任できるでしょ?などと怖い事を言っていました。
ラ・フォリアにはロンドとパッサカリアという双子の妹が居るそうですよ。
古城にとって救いがあるとすれば、ルーカスが古城とラ・フォリアの結婚に反対している事でしょうか。
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ラ・フォリアが古城との既成事実を作ろうとしたのには理由がありました。
年頃のラ・フォリアを結婚させたがっている元老院の策謀を牽制する為でした。
今回の事で二年ほど時間が稼げるそうですよ。
王族も大変ですね。
ラ・フォリアには二年あれば古城を篭絡する自信があるようですよ。
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後日、古城たちは王室が主催する晩餐会に呼ばれました。
招待客は世界的な有名人ばかりでした。
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浅葱が戦王領域の吸血鬼に声を掛けられます。
彼は戦王領域帝国議会議長のヴェレシュ・アラダールでした。
浅葱は資料を通して彼の事を知っていました。
アラダールはカインの巫女である浅葱が絃神島を離れて他国にやって来た事を心配していました。
アラダールは絃神島を離れると浅葱が聖殲の力を使えなくなると思っていたようです。
浅葱には何らかの奥の手があるようですね。
それを聞いてアラダールは納得したようです。
戦王領域としても絃神市国に何か問題が起こる事は不味いそうですよ。
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アラダールは記念式典が襲撃される可能性がある事を示唆してくれました。
古城がヴァトラーを倒した事で戦王領域の内部もゴタツイテいるそうですよ。
浅葱がお礼を言おうとした時にグラスが割れる音が響きました。
襲撃が起こったようです。
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魔獣が転送されてきました。
雪菜は迎撃を始めようとしますが、ラ・フォリアに止められます。
彼女は魔獣が陽動だと考えたようです。
本命の襲撃に備えて雪菜の戦力を隠す事にしました。
転送されてきた魔獣はタラスクと呼ばれる種類でした。
西ヨーロッパを中心に生息しているそうです。
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紗矢華はメイドに変装して武器を持ち込んでいました。
彼女は日本からの出席者を護衛する為に動き始めます。
夏音と凪紗はパーティー会場でラ・フォリアの双子の妹と仲良くなり一緒に居たので無事に保護されています。
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ラ・フォリアの許しを得て古城は眷獣を解放する事にします。
彼の強力な眷獣はパーティー会場に被害を出しながら魔獣を倒していきます。
浅葱もスマートフォンを使って聖殲の力を呼び出し自分を守っていました。
彼女の奥の手を見たアラダールとポリフォニアが彼女に賞賛を贈っています。
ポリフォニアは浅葱の事をラ・フォリアのライバルと認めたようです。
「ラ・フォリアちゃんが恋敵と認めるのも納得ね。可愛いし、賢いし、可愛いし」
二回、二回、可愛いと言っています。
浅葱スゲーな、ポリフォニア王妃に可愛いと認められています。
彼女は絃神市国が世界に誇るアイドルですね。
ラ・フォリアも負けじと魔獣を倒していきます。
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魔獣を倒し終わった段階で古城は安心して油断しました。
警戒が解かれるこの瞬間をテロリストは狙っていたようです。
ラ・フォリアの足元に空間転移の門が開きました!!
ラ・フォリアは狙いは私でしたか、と冷静に呟いています。
ラ・フォリアを追って雪菜が門に飛び込みました。
二人を呑み込んだところで門が閉じてしまいます。
ラ・フォリアと雪菜がテロリストに誘拐されてしまいました。
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古城、浅葱、基樹が集まり、対策会議を始めています。
そこに後始末を終えた紗矢華が戻って来ました。
紗矢華は浅葱が雪菜とラ・フォリアを助けようと行動を起こしているのが意外だったようです。
彼女は女子高生で一般人なのでテロ対策に参加するのは普通じゃありません。
浅葱は逆の立場ならば雪菜は自分を助ける為に行動すると言っています。
だから自分も行動していると言っています。
動機は立派なものですが彼女の使っている手段が問題でした。
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浅葱は早速アルディギアのネットワークにハッキングを仕掛けて監視カメラの映像を漁っていました。
彼女の事を良く知らない紗矢華はそれは犯罪でしょと呟きます。
基樹は己の聴覚を使い二人の行方を探っていました。
古城と紗矢華に現段階でやる事は無いので、寝ろ、と言われてしまいます。
紗矢華が面白い解釈をしています。
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彼女は古城と一緒に寝ろと言われたと勘違いして慌てていました。
紗矢華の勘違いがとても可愛いですね、乙女な反応でした。
古城は自分の部屋に向かい寝ようとします、紗矢華が古城を追いかけてきました。
盛大な勘違いをした彼女は浅葱の元に居るのが恥ずかしくなったようです。
雪菜の代わりに古城を監視するんだと言い訳しています。
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神経が昂っていて眠れそうにない古城は紗矢華に催眠術を掛けて貰う事にします。
紗矢華は髪の毛を一本抜きます、古城は紗矢華が獅子王機関の凄い催眠術を見せてくれると期待しています。
紗矢華が五円玉を取り出し、抜いた髪の毛を縛ります。
そして古城の眼前で左右に揺らし始めました!!
古城はガッカリしています。
しかし予想外の出来事が起こってしまいます。
催眠術を掛けようとしている紗矢華が術に掛かり眠ってしまいました。
彼女は忙しく任務をこなしていたので疲れていたようです。
古城に大チャンスがやってきました。
目の前には無防備に眠っている紗矢華が居ますね。
色々とエロ行為が可能な状況でした。
しかし紳士な古城は紗矢華を抱き上げてベッドに寝かせてあげます。
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紗矢華の無防備な姿を見て吸血衝動に駆られた古城はシャワーを浴びる事にします。
古城は空間転移の座標計算は難しいのに、どうやってラ・フォリアの立っている座標を特定したんだ、と疑問を持ちます。
そして王宮内に犯人がいるのか?と考えるに至りました。
これは正解だったのですが、それを活かすチャンスは失われてしまいます。
彼がシャワーを浴びていると部屋にトリーネ・ハルデンがやって来ました。
彼女は王室秘書官です。
古城は何度か彼女に会っているので信用していました。
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古城はシャワーから出るので待っていて欲しいとお願います。
しかしトリーネは急いでいるようです、第一王女から言伝を預かっていると言っています。
彼女は服を脱いで下着姿になり風呂の中に入って来ました。
彼女は私の身体も試してみていただけませんか第四真祖、と言っています。
古城は騙されたようです。
トリーネは古城の首筋に両腕を巻き付けてきて、彼の耳を噛みました。
古城はトリーネに誘拐されてしまいます。
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雪菜は鉄道車両の個室に似た部屋で目を覚まします。
彼女は下着姿でした・・・手には手錠が嵌められています。
横からラ・フォリアの声が聞こえてきました。
彼女の方が先に目覚めていたようです。
服を脱がしたのは自分なので安心してと言っています。
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ラ・フォリアは雪菜の事を第四真祖の愛人だと告げてあると説明してくれます。
愛人と聞いて雪菜は不満そうにしていますが、これが効果的だったようです。
愛人の雪菜に不埒な真似をすると怒った第四真祖と敵対する事になる。
それを避ける為に雪菜に手出しできない、そんな状況を作り出したそうです。
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ラ・フォリアはテロリストの目的が自分だと理解していました。
雪菜に危険は無いが自分は危うい状況にあると理解しています。
しかしその割に落ち着いていました。
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誘拐犯の首領が姿を現します。
やってきたのはトリーネでした。
雪菜は驚いていましたがラ・フォリアは驚いていませんね。
完全に予想していた事のようです。
ラ・フォリアは祖父のコレクションした魔道具をトリーネに向けて撃ってしまった事もあったので、以前から彼女の正体を知っていて泳がせていたようです。
ラ・フォリアを驚かせたのはトリーネと一緒に古城がやって来た事でした。
彼はトリーネに従っているようです。
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トリーネは自分の巨乳ちゃんを古城に押し付けて、これで古城を篭絡したんだぞ、と見せつけてきます。
雪菜は古城が巨乳ちゃんに篭絡されたのか?と自信を失い始めています。
古城はトリーネに従っていますが洗脳されたわけでは無いようです。
彼は雪菜とラ・フォリアの事を認識していました。
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古城が変な態度を取ってきます。
「許せ、姫柊。だがこれは、呪われし大いなる力を受け継いだ我が宿命。今の俺はトリーネ様の理想に殉じた殺戮者。おまえたちの友人だった暁古城という男はもういないんだ」
謎めいた恰好いいポーズを決めながら、自らが発した台詞に陶酔しているように頷いています。
雪菜は真顔で「・・・はい?」と呟いていました。
古城の様子が相当意外だったようですよ。
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トリーネの要求はラ・フォリアにビフレストを起動させる事でした。
ビフレストにはセフティーが掛けられていて王家の血に反応して解除できるそうです。
トリーネはビフレストを使って観艦式にやってきた戦王領域の戦艦を撃沈する事でした。
そうする事によって、人間と魔族を戦争状態に陥れようとしていました。
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翌朝目覚めた紗矢華は古城が居なくなっていて慌てたようです。
浅葱と基樹は冷静に古城を連れ出したのが誰なのか特定しようとしています。
古城の部屋に彼を連れ去ったと思われる人物の遺留品が残っていました。
こんな重要な品を置いてきてしまうトリーネは迂闊な人のようですね、何となく憎めない感じがします。
遺留品は王宮で働いている女官の制服のコルセットドレスでした。
基樹が早速匂いをクンクン嗅ぎ始めます。
紗矢華が、いきなり女性の服の匂いを嗅ぐ!?と嫌悪感を露にしますよ。
浅葱まで匂いを嗅ぎだしたので紗矢華は自分が間違っている事に納得しています。
今は古城が居なくなった緊急事態ですからね、遺留品の匂いを嗅ぐのは当然です。
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このドレスが残っていた事から王室関係者が怪しいと断定した浅葱は、襲撃事件以降、無断欠勤している人物を特定しました。
浮かび上がったのは王室秘書官のトリーネでした。
ラ・フォリアを拉致した時の手際の良さの理由が判明しましたね。
浅葱は素早くトリーネと古城の行方を追いました。
行き先がアスコラ空軍基地というアルディギア軍の基地だと判明します。
そこに乗り込む事になるのですが、移動手段がありませんでした。
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ここで力を貸してくれたのがミュゼット太后でした。
彼女は装甲飛行船ベズヴェイドをテノティア離宮に呼び寄せ自ら乗艦して浅葱たちを迎えに来ましたよ。
流石にラ・フォリアの祖母ですね勇敢です。
彼女は王都を守る為に自ら先頭に立って戦う事を決意したようです。
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この頃、戦王領域との記念式典が開催されていて国王は迎撃に出る事は出来ませんでした。
彼には戦王領域との記念式典を無事に終わらせてアルディギア王国はテロに屈しないとの姿を示す重要な仕事がありました。
記念式典にはラ・フォリアも出席する予定でしたが、テロリストからラ・フォリアを拉致したとの声明が発表されています。
アルディギア王室は水面下で交渉する時間を稼ぐ為に、その様な事実は無いと声明を発表しています。
ラ・フォリアの代役を立てる必要性に迫られてしまいます。
ここで代役を頼まれたのが夏音でした。
ポリフォニアが夏音に頭を下げてお願いしていました。
夏音はアルディギア王家の人々が好きになったようです。
彼女はこの危険な任務を引き受ける事にします。
彼女の中にも高貴なアルディギア王家の血が流れている事が証明されたね。
とても高潔な決断でした。
夏音は一般人なのに多くの聴衆に向かって手を振っています。
まるでラ・フォリアの様でした、彼女はラ・フォリアの代役という大任を全うします。
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ラ・フォリアには作戦がありました。
彼女はトリーネがどの国に雇われているか探る時間を稼ごうとしていました。
その為にトリーネの求めに応じてビフレストを起動させてしまいます。
しかし王家の血に反応して解放されるのはビフレストの航行機能だけでした。
武装は個別に認証キーを解除する必要があると告げます。
トリーネは起動が終わったらラ・フォリアを殺そうと考えていたので彼女の目論見は外れてしまいます。
ラ・フォリアを生かしておく必要が出てきてしまいました。
ラ・フォリアは強気の態度を貫く事にします。
彼女には余裕が感じられたんだよね、人質になっているとは思えない態度を取っていました。
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ビフレストを起動させる事で汗をかいてしまった入浴したいと言い出します。
トリーネはラ・フォリアの奔放な性格に困らされていたので彼女の好きにさせる事にしました。
これも大いなる間違いでした、この決断が古城のコントロールを失う契機になってしまいます。
ラ・フォリアは雪菜を伴い入浴する事になります。
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雪菜にはラ・フォリアが呑気にしているのが不思議で仕方なかったようです。
呆れた事にビフレストには大浴場がありましたよ。
システムの冷却水を使った自然に優しい設計になっているとラ・フォリアは自慢げでした。
ラ・フォリアが雪菜に質問してきました。
何故危険を顧みないで自分を追って来たのか質問してきます。
雪菜にはラ・フォリアを守らなければならない理由はありませんでした。
これに対して雪菜はラ・フォリアは友達なので心配で追ってきたと返答します。
雪菜が自分の事を友達だと思っている事が分かりラ・フォリアは嬉しくなっています。
雪菜の率直さに触れたラ・フォリアは雪菜に勝つのは難しそうだと思っています。
古城は雪菜のこう云うところが気に入っているようですからね。
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ベズヴェイドに乗り込んだ浅葱たちはビフレストへの攻撃を始めます。
しかし古城の眷獣が出てきてビフレストへの攻撃を防いでしまいました。
ビフレストの状態を観察したミュゼットはラ・フォリアが解放したのは航行機能だけで武装は解放されていないと見破りました。
ミュゼットはラ・フォリアが何らかの策を弄していると考えます。
ラ・フォリアから光通信を使った暗号通信が届きました。
それによると、ラ・フォリアは何かを持ってきて欲しいと言っています。
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浅葱はビフレストのシステムに侵入して制御権を乗っ取ろうとしていました。
しかしアルディギアの飛行戦艦はセキュリティーが固く遠隔操作での侵入はできないようです。
そこでビフレストに乗り込んで内部から制御を乗っ取る事にします。
浅葱はビフレストのシステムに入る為のパスコードを聞いてきます。
他国の浅葱に国家機密を教える事は憚られるので艦長は困ってしまいます。
ミュゼットは即決してしまいます。
この難局を乗り切る為には浅葱の技能は必要だと判断した彼女にパスコードを教えました。
浅葱、基樹、紗矢華、ユスティナの四人が転送ゲートを使いビフレストに乗り込む事になりました。
ラ・フォリアの指定した品は意外なモノのようです。
ミュゼットは、やれやれ、あの子はなにを考えているのやら?と言っていました。
何となく不安になる発言ですね。
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ビフレストに侵入を果たした浅葱は早速システムの乗っ取りを始めます。
彼女の凄い技能が披露される事になります。
浅葱の事を紗矢華と基樹で守りながら乗っ取り作戦を進める事になります。
二人ではいささか劣勢な状態でした。
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出現位置が浅葱たちとズレたユスティナは早々にラ・フォリアと合流を果たします。
ラ・フォリアはユスティナと一緒になって雪菜を着替えさせる事にします。
ラ・フォリアが持ってくるように命じたのは雪菜の体臭の着いた衣服でした。
サービスで彩海学園の制服にしたそうです。
ここで雪菜に非常事態が発生してしまいます。
ユスティナは制服は持ってきましたが下着は持ってきませんでした。
雪菜は捉えられた時点でドレスを着ていたのでビスチェを付けていたそうです。
それが堅かったんだよね、とても戦闘行動はできそうに無かったので彼女はノーブラで制服を着る事になりました。
大注目です!!ノーブラに制服です、素晴らしすぎる!!
これが古城に最大級のプレゼントを与える事になります。
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追い詰められている浅葱たちの元に雪菜が駆けつけて参戦する事になりました。
古城を連れたトリーネもやって来てしまいます。
ここでラ・フォリアが仕掛ける事になります。
彼女はトリーネの背後にいる組織を看破して見せました。
ラ・フォリアがトリーネの要求に段階的に従っていたのはアルディギア王室が調査を追えるのを待っていたからでした。
アルディギア王室は晩餐会に出現した魔獣の糞から生息している地域を割り出しました。
これによりトリーネが北海帝国に所属する軍人だと露見してしまいます。
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北海帝国は油田の権益をめぐりアルディギア王国と対立しているそうです。
そこでアルディギア王国と戦王領域を戦争状態にすることで油田から多くの権益を引き出そうとしたそうです。
これもラ・フォリアに予想されていました。
トリーネは追い詰められていきますが、彼女にはまだ古城という切り札がありました。
古城の眷獣を暴れさせて王都の住民を虐殺しようとしてきました。
ラ・フォリアは次の作戦に移り、古城の奪還を図りました。
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ラ・フォリアが雪菜をサウナに入れたのは発汗作用を促進させる為でした。
美少女の風呂上がりの匂いを使って古城の催眠を解こうと考えました。
流石ですラ・フォリア、古城の趣向をよく理解しているようですね。
古城は催眠から解かれる事になりました。
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トリーネが古城を操っていたのは匂いを使った催眠術でした。
彼女のフェロモンを使っていたそうです。
だから半裸に近い状態で巨乳ちゃんを古城に押し付けていたのね。
古城は色気爆発のトリーネの匂いよりも可愛い雪菜の匂いが好きなようです。
催眠状態の古城の妙に恰好付けた態度を見て浅葱と基樹は笑いを堪えていました。
古城のこの態度は潜在意識の中にある、恰好良い吸血鬼像のようですね。
古城はとんだトラウマを抱える事になってしまいます。
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古城も失ったトリーネはビフレストを式典会場に向けて突っ込ませる事にしました。
この段階ではまだ、ビフレストの乗員はトリーネの催眠術に掛かっていました。
トリーネは逃げようとします。
トラウマを抱えさせられて怒り心頭の古城と古城を大量殺戮者にしようと画策した事に対する怒りに震える雪菜を相手にする事になります。
二対一なので優位だと思ったようですがトリーネは強かったです。
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雪菜は近接戦闘を挑みましたが吹き飛ばされてしまいます。
壁に向かって吹き飛ばされた雪菜の事を古城が受け止めています。
そして壁に押し付けられました。
古城は苦しそうですが、手は幸せな状態になっていました、羨ましすぎますね。
古城の両手は雪菜のノーブラおっぱいを制服越しに揉む事になりました。
更に嬉しい事に雪菜が拗ねませんよ!?
雪菜はノーブラおっぱいを揉まれた事実よりもノーブラで制服を着ていた事の方が恥ずかしかったようです。
古城にノーブラ好きの変態だと思われるとでも考えたようです。
雪菜は捕まった時に付けていたのがドレス用のビスチェだった、ユスティナさんが下着を持ってきてくれなかったんです、と言い訳していました。
必死な様子がとても可愛かったです。
二人がイチャイチャしている間にトリーネは逃走を図ります。
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古城と雪菜で追いかける事になります。
ラ・フォリアたちはトリーネの催眠術に掛かっている乗組員の相手をする事になります。
ここでラ・フォリアが王女の威厳を見せてくれました。
彼女は浅葱が制御権を奪い取った艦内のスピーカーを通してアルディギア王国の国家を斉唱しました。
これが凄い効果的でした。
ラ・フォリアの美しい歌声を聞いた乗組員は催眠術から脱する事ができました。
ラ・フォリアに忠誠を誓い乗り込んでいたトリーネの配下たちを掃討する事になります。
王女に直接命令された乗員たちは嬉しくて大興奮だったようです。
まるでアイドルに群がるファンですね。
指揮官が逃げ出し士気の下がったテロリストをあっという間に片づけてしまします。
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古城と雪菜は格納庫で此処に逃げ込んだトリーネを探す事になります。
しかし格納庫には大量の艦載機が置いてありました。
この中からトリーネを見つけ出すのは困難です。
しかし幸運にも艦載機は無人機ばかりで人は乗っていませんでした。
ラ・フォリアの許しを得て古城は格納庫にある艦載機を眷獣を使って全て破壊してしまいます。
半壊した艦載機からトリーネがよろよろと出てきました。
トリーネはまだ戦闘能力を残していて抵抗してきました。
最後は水と雷を使った感電攻撃で彼女を仕留める事になりました。
憐れなトリーネはレグルスアウルムの電撃でビリビリになってしまいます。
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残された問題は式典会場に向かって突撃中のビフレストの始末でした。
ここでもラ・フォリアが英断を下してビフレストを式典会場に到着する前に空中で破壊する事を決めます。
古城の眷獣を使って湖の上でビフレストを破壊させて、残骸と共に湖に落下する事で全員が助かりました。
落下して行きながらラ・フォリアは古城が自分の運命の相手だと確信したようですよ。
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式典会場では会場に向かってくるビフレストの存在に注目が集まっていました。
これがテロ攻撃なのか式典を盛り上げる為の演出なのか、集まった聴衆に説明する必要に迫れます。
ルーカス国王は言葉に詰まってしまい何も言う事ができません。
そしてビフレストの爆発が起こりました!!
この事象に的確なコメントをしたのは夏音でした。
ステージの端に控えていた夏音が立ち上がり「素敵な花火でした」と感想を述べました。
一瞬の沈黙のあと、式典会場は爆発的な歓声に包まれました。
夏音は見事にラ・フォリアの代役を務めたようです。
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散々な目に遭った古城と雪菜は帰りの飛行機を待っていました。
空港のベンチでぐったりとしています。
元気な、夏音、凪紗、浅葱、基樹は土産を買いに行ったようです。
古城の元に香菅谷雫梨・カスティエラから電話が掛かってきました。
カス子は古城に伝えたいことがあったようですが、疲れている古城はアルディギア王国でテロに巻き込まれたと説明して詳しい話は絃神島に帰ってから聞くと言って電話を切ってしまいます。
カス子が何と言っているのか雪菜が気にしています。
雪菜はカス子と古城が会話している姿を見ると嫉妬心を抱く様ですね。
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古城と雪菜の元にラ・フォリアの双子の妹ロンドとパッサカリアがやって来ました。
雪菜って綺麗だね、古城がラ・フォリアちゃんと結婚したら雪菜は私たちのお姉さんだね、と言ってきます。
ロンドとパッサカリアの中では古城とラ・フォリアは結婚する事になっているようです。
古城はここで不味い発言をしてしまいます。
ラ・フォリアと結婚するのが当然みたいな言い方は止めてくれ、まあ、これは今のところ事実なので良いでしょう。
続けて姫柊はただの監視役だからな、と言ってしまいました。
古城としては雪菜は第一婦人じゃないぞと言いたかっただけなのですが、雪菜の機嫌を損なう事になってしまいます。
雪菜は愛人と言われると自分では否定するくせに古城に否定されるのは嫌なようです。
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双子は古城に白い髪のお姉さんと話してた?と質問してきました。
双子はカス子の事を護ってあげてね、吸血鬼(ザ・ブラッド)に気をつけてね、と言ってきました。
古城は二人のこの発言に漠然とした不安を抱きます。
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双子は態度を真面目なモノに変えて、古城と雪菜にお礼を言ってきました。
その態度は王族に相応しいものでした。
そして古城の頬に左右からキスしてきましたよ!!
「また会いにきてくださいね」「それまでどうかお元気で」と言って去って行きます。
古城はにやけていたようですね、雪菜に冷たい視線を浴びせられています。
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古城と雪菜に話しかけてくる怪しげなカップルが現れます。
男は190cm以上ある細身で筋肉質な恰好いい男です。
女は太陽を思わせる金色に近い赤毛の大人びた美人でした。
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美人さんは雪菜の事を可愛いと言って彼女に抱き着いてきます。
古城が相手の素性を訪ねると静かにして欲しい、目立ちたくないんだと言われてしまいます。
古城は二人が駆け落ちすると思ったようですね。
これに対して美人は、どちらかと言えば家出かな、と言っています。
二人は絃神島に行くそうですよ。
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同じ飛行機か聞かれたのですが彼らの乗る飛行機は古城たちの乗る飛行機の前の便のようです。
絃神島で再会できると良いなと言って、男が自己紹介してきました。
彼はキイ・ジュランバラーダと名乗りました。
そして古城に手を差し出してきます、彼と握手した古城は背筋がゾッとしました。
女はザナ・ラシュカと名乗り、よろしくねユキナと言ってきました。
二人は人目を憚るようにして搭乗口に向かって行きました。
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古城がザナが何で雪菜の名前をしっていたんだと訝しんでいます・・・雪菜に心当たりがありそうです。
そこにアラダールがやって来て声を掛けてきました。
彼は焦っている様子です。
怪しいカップルを見なかったか?妙に目立つ二人組だ、と言われてしまいます。
古城が先程あったキイの事を教えると、何故あの御方の名前を知っていると問われてしまいます。
アラダールは焦った様子でキイ・ジュランバラーダは、忘却の戦王の真の名だと教えてくれました。
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古城からキイが絃神島に向かったと聞いてアラダールは後を追う為の準備を始めます。
古城に向かって自分たちが到着するまでの間、キイが無益な争いを行わないように、見張っていてくれとお願いしてきました!!
アドバイスとしてキイを飽きさせるなと言っていました。
古城は「勘弁してくれ」と呟いています。
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楽しみにやって来たアルディギア王国ではテロに巻き込まれて疲弊しました。
やっと絃神島に帰れると思ったらそこには忘却の戦王がやって来るそうです。
古城と雪菜は項垂れてしまいます・・・帰ってからも波乱の生活が待っていそうですよ。
項垂れる二人にお土産を買って戻ってきた浅葱たちが不信感を抱いています。
凪紗は既にキイと接触したようですよ、彼からお菓子を貰ったそうです。
浅葱たちは古城と雪菜を問い詰める気満々でした。
古城から忘却の戦王が絃神島に上陸すると聞かされた彼らはどんな反応を示すのでしょうね?
ロンドとパッサカリアがカス子を護れと言った事も気がかりですね。
忘却の戦王の目的はカス子なのでしょうか?
どちらにしろ古城に平穏な日々はやって来ないようです。
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レーベル:電撃文庫
発行日:2017/11/10
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-893398-8
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