ラノベの感想) とりあえず伝説の勇者の伝説 第8巻 権力のワンダーランド (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2006/8/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1854-7
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ろすと・あいらんど
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ライナとフェリスは海を漂っていました。
イエット共和国で大洪水を引き起こしてしまい海に流されてしまいました。
海を漂いながらフェリスはだんご王国に着いたらいいなと言っています。
ライナは昼寝王国に着いたらいいなと言っています。
フェリスがイルカのイ―ちゃんが嵐が来ると言っていたと教えてくれます。
二人は嵐に巻き込まれて無人島に漂着する事になります。
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ミルクたちも海の上を漂流していました。
こちらは楽しそうにイルカと戯れています。
ミルクがイルカのイ―ちゃんに乗って海の上を飛び跳ねていました。
ルークは早急に対策を練らないと全滅してしまうと危機感を募らせています。
彼等も全員嵐に巻き込まれてしまいます。
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ライナは無人島で目を覚ましました。
そこにはフェリスは居ませんでした。
ライナはお腹が空いたので食料を探す事にします。
早々に木の上に食べられる果物を発見するのですが登るのが嫌なので諦めます。
続いて肉食獣を見つけます。
肉食獣はライナを食べようとしているようです。
ライナは突撃してきた肉食獣にカウンター攻撃を当てる事で撃退してしまいます。
肉食獣を心配していますね・・・肉食獣はライナを恐れて逃げて行きました。
逃げる肉食獣を見送りながら、あいつを食べるんだった、と嘆いています。
ライナは砂浜に戻って昼寝する事にします。
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砂浜に戻る途中で魚を焼く良い匂いが漂ってきます。
ライナは人がいたと喜びますが相手がライナの気配に気づいたようです。
古代語を使って呼び掛けてきました。
ライナは使われた古代語の意味を知っていました。
私は、いま、トイレで、殺された、って意味になるようです。
ライナは混乱する事になります。
返事がなかったので謎の人は火を消してから気配を消し逃げて行きます。
ライナは近づいて行き焼き魚を食べる事にします。
焼き魚はとても美味しかったそうですよ。
手の込んだこの焼き魚を作った人間は手強い奴だとライナは警戒し始めます。
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逃げた人物が攻撃してきました。
ライナには攻撃者の居場所が分かりました。
攻撃者を捕まえようとして近づきます。
相手はルークでした!!
ライナはルークに此処が何処なのか聞いています。
ルークは知らないと答えています。
彼はミルクと離れてしまったと告げます。
ライナはミルクが居ないと知り安心しています。
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ライナはルークの料理の腕が良いことを知ったので彼に料理を頼んでいます。
手伝う気が全くないライナの態度にルークはミルクをライナに嫁がせる事は絶対出来ないと確信しています。
ライナが今日はハンバーグの気分なんだと無茶な要求をしています。
すると、それは非常識だ、月夜にはだんごだろ、との声が掛かりました。
そこにフェリスが居ましたよ・・・しかも彼女はだんごを食べていました。
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漂流している時はだんごを持っていなかったよな、と質問するとフェリスが意外な答えを返します。
ここはエリス家の領地だそうです。
彼女の持っているだんごはウィニットだんご店のものでした。
つまりここはローランドだそうです。
漂着したフェリスは気絶しているライナを起こす事無く島を探索してここがエリス家の領地だと確信したそうです。
だんごや巡りをしつつ、ライナとルークが、慌てている姿を観察していたそうですよ。
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ここがローランドだと知ったライナはシオンの暗殺に向かう事にします。
フェリスも同調して二人でローランド城に向かう事になります。
ルークが一人で取り残される事になってしまいます。
彼は翌日からミルクたちの捜索を始めたそうです。
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ルークとライナが流れ着いた島の隣の島でミルク、ラッハ、リーレ、ムーは合流をはたしています。
翌日ルークはそれとは別方向に探索に出てしまったので合流するのが遅れたそうです。
ミクルたちは合言葉に使っている古代語の意味は知らないようです。
彼等は一生懸命に『私はいまトイレで殺されたベンギン!』と連発していたそうです。
意味が分かる人が聞いたら混乱するよね。
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きる・ざ・きんぐ
>>
ライナとフェリスは王城の屋上に侵入してシオンの暗殺計画を練っています。
暇を持て余している二人は英雄王と讃えられるシオンを陥れようとしています。
ライナが調子に乗るなシオンと叫ぶとフェリスが、良いぞーと賛同しています。
フェリスがシオンの大切にしているモノを奪って絶望させて殺そうと提案します。
しかしシオンが大切にしているモノが分かりませんでした。
ライナが掛布団を捲るとシオンの嫌いなモノが置いてある恐怖で殺そう作戦を提案します。
こっちもシオンの嫌いなモノが分からないで頓挫してしまいます。
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二人は屋上でシオンを暗殺しようとしている暗殺者三人を発見しました。
彼等はシオンが女にモテモテなのが許せないようです。
敵意を漲らせています。
彼等にシオンが殺されると自分たちの計画が頓挫してしまう、と言い訳をしてライナとフェリスは暗殺者の撃退をはじめます。
どうも素直にシオンが心配だったと認めたくは無いようです。
フェリスがライナを殴りつけて彼一人で対処させています。
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ライナは圧倒的な戦闘力で暗殺者たちを倒していきます。
暗殺者の親分が味方を犠牲にしてライナを殺そうとしてきました。
親方の非道な振る舞いにライナがちょっとだけ本気になります。
親方の魔法をキャンセルしてしまいます。
親方はライナが『複写眼』保持者だと知り化物と罵ってきました。
ライナはちょっとだけ哀しくなってるようですね・・・仲間を見殺しにする奴に言われたくないと呟きます。
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ライナが気絶させた暗殺者の懐からフェリスが金品を奪っていました。
貴族のくせに何で金品を盗んでいるんだ?と問いかけるとフェリスが意外な答えを返します。
彼が尊敬している男の借金返済を助ける為に金策をしていると告げます。
フェリスにもそんな相手が居たんだな、とライナが感動していました。
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その男は資金難で困っているだんご組合の借金を肩代わりして一生返せない額の借金を負ったそうです。
その素敵な人物はライナ・リュート様というそうですよ!!
ライナはまたもフェリスが自分の名義で勝手に借金をしたと知り嘆きます。
どうやって返済しようか?と考えた彼は良い方法を思いつきました。
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フェリスにこの国で一番の金持ちって誰だ?と問いかけます。
フェリスはシオンであると気が付きました。
二人は王城の宝物庫に侵入する事にします。
二人の技能は卓越しているので厳重な警戒網を掻い潜り簡単に宝物庫の前まで来てしまいます。
宝物庫の扉を開けると、そこは質素な部屋でした。
そこにシオンがいて執務を行っていました。
シオンはにっこり笑って、遅かったな、と告げました。
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ライナとフェリスはシオンの手の上で踊らされていた事を知り絶望する事になります。
だんご組合が借金をした相手はシオンが趣味で経営している金融業者でした。
フェリスが金を借りた先もシオンが経営している金融業者でした。
お金が欲しいならば働いてね?と二人はシオンに脅される事になってしまいます。
ライナは研究活動、フェリスは治安維持をさせられる事になるようです。
二人ではシオンに勝てないようですね。
二人と一緒に働けてシオンは嬉しそうにしています。
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いん・ざ・べっどるーむ
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シオンの執務室に貴族の美女が押し掛けて来ました。
彼女はシオンに子作りをせがんでいます。
彼女の勢いに振り切られたシオンが執務室に併設されているベッドルームに入ってきてしまいます。
そこには昼寝をしていたライナが居ましたよ。
ライナの姿を見た美女は驚愕の表情を浮かべています。
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彼女はシオンが男色を好むとの噂を聞いた事があるそうです。
ベッドルームにライナが居た事で噂は真実だったと誤解してしまいます。
シオンは弁明を試みましたが聞いては貰えませんでした。
お幸せに、と言い残して泣きながら出て行きました。
シオンは不味い事になったと苦悩します。
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最近のシオンはフロワードから世継ぎを作れと催促されています。
益々フロワードの勧誘が強く成る事を懸念する事になってしまいます。
そこにフェリスがやって来ました。
彼女はライナと仮眠室で待ち合わせをしていたようです。
彼女はここに来る前に王城内でシオンとライナが恋人関係と誤解した女に会っていました。
彼女からこの部屋で見た事としてシオンとライナがイカガワシイ行為をしていたと聞いたそうです。
やって来たフェリスが愕然としています。
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フェリスはこの噂を広めねば、と言って執務室を飛び出して行きました。
シオンはライナを高級寝具で丸め込んでフェリスが噂を広げるのを防がせる事にします。
最近のシオンはいかに安くライナとフェリスを使役できるかの実験をしていました。
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フロワードが暗い顔をしてして執務室にやって来ます。
彼もシオンが男色好きとの噂を聞いたそうですよ。
彼はシオンの趣味は認めるので世継ぎだけは作ってくれと懇願してきます。
フロワードの態度にシオンは誤解を解くのは不可能だと感じました。
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フロワードが用意したシオンの妃に相応しい女性たちに会う事になります。
フロワードは会ってくれるだけで良いですと言っていました。
彼は仕事が忙しいと言って同行はしません。
シオンは少し安心していたようですが、彼が同行しなかったのは、宛がった女たちの教育が完了していたからでした。
彼女たちは誰も選んでも同じです、さあ、早く、相手を選んでください、と言っています。
彼女達は子供を作ってくれさえすれば良いそうですよ。
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シオンはフロワードの計略を打破する為にライナとフェリスに協力を要請していました。
シオンの計画ではフェリスがシオンのベッドルームで待っている事になっていたようです。
フェリスを見た候補者の女が彼女の美しさに負けを認めて引いてくれる事を期待したようです。
同時にシオンが男が好きとの噂も払拭できると考えたようです。
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しかしその計画は瓦解してしまいます。
フェリスがライナに金髪のカツラと赤い口紅を渡そうとしてきます。
彼女はライナが女装して待っていた方が面白いと思ってしまいました。
ライナがフェリスに追いかけられる事になります。
ライナの服をフェリスが切り刻んで天井に退避したところにシオンが候補者の女の子を連れてやって来ました。
ベッドの上にはカツラと口紅を持った半裸のライナが座っています。
最悪の状況です。
女の子はシオンが男色好きだとの噂に確信を持ってしまいます。
お幸せに、と言い残して泣いて出て行きました。
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フロワードが暗い顔でやってきます。
彼としては最高の女を用意できたと自負していたようです。
それがシオンに断られてしまいシオンの男色好きを信じてしまったようです。
シオンの趣味をどうこう言うつもりはありませんが・・・言葉を続けられないようです。
ローランド帝国はシオン一代で終わってしまう危機に見舞われています。
シオンはライナとフェリスは早々に国外に出さないと国が潰れてしまうと危機感を募らせる事になりました。
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みすてりあす・ろばー・ばんど
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ライナとフェリスはシオンが男色趣味者ではないかとの噂の審議を確かめています。
ライナが19歳のシオンが女に興味を示さないのはおかしいと話始めます。
フェリスに年齢を聞くと彼女は18歳だと答えます。
ライナは自分よりも年下なのに偉そうなのか?と問うとフェリスが剣に手を掛けます。
ライナが女の方が精神年齢は上だからおかしくないと言い訳する事でフェリスの機嫌が直ります。
そうかフェリスはライナよりも年下だったのかー。
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ライナの年齢も19歳だと知ったフェリスが怯え始めます。
ライナが19歳は女に興味津々だと言ったのでライナが野獣に変貌すると怖がっています。
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ライナはシオンには好きな女が居て、だから誰にも手を出さないのではないかと推論します。
そして最近のシオンがライナとフェリスを呼び出し過ぎな事を指摘します。
二人はシオンが好きなのはライナかフェリスのどっちかだと予想しました。
恐怖に震えながら執務室に向かいます。
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執務室の中からシオンと女の声が聞こえてきました。
シオンは恋人に自分の事をお兄ちゃんと呼ばせているようですよ。
興味津々のライナとフェリスは気配を殺して扉を開けて中を覗き込みます。
驚くべき光景が展開されていました。
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中に居たのはシオンとイリスでした。
イリスはフェリスの妹です。
部屋の中でシオンは10歳のイリスのスカートを捲り上げていました。
これを見たライナは驚愕して恐怖に震える事になります。
彼はシオンが権力を使って王は10歳の女の子と結婚できるって法律を作ろうとしていると考えます。
フェリスはイリスがシオンの餌食になってしまったと思いシオンを殺そうとしています。
フェリスはシオンに飛び掛かり首筋に剣を突きつけます。
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ライナは彼女よりも冷静だったので部屋の中で何か起こっていたのか予想する事ができました。
シオンはイリスのスカートが巨大なリュックに引っ掛かり捲れてしまったので直してあげていたようです。
説明を受けたフェリスが納得してシオンを解放しました。
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イリスはシオンにだんごを買ってくるように頼まれたと言って飛び出して行きます。
シオンがライナとフェリスに命令を出してきます。
二人は仕事と聞いて逃げ出そうとしていますが、仕事内容を聞いてヤル気になります。
ゴンダゴンダ団という盗賊団を壊滅させて欲しい。
盗賊団壊滅のあかつきには、奴らがため込んでいる金品をくれると言われます。
二人は目の色を変えて仕事に向かう事になります。
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酒場で脅して情報を聞き出す事になります。
これはフェリスの担当でした。
フェリスが荒くれ男たちを痛めつけて情報を聞き出しています。
ライナはフェリスと一緒だと情報収集が楽でいいと呑気な事を言っていました。
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東の街はずれにあるゴンダゴンダ団のアジトにやって来ました。
フェリスが名乗りを上げると中からイリスが出てきます?
イリスにここに居るわけを聞くとシオンに頼まれてだんごパーティーの用意をしていたと言っています。
ゴンダゴンダ団の団長はイリスのようです。
彼女は自分がその名前を考えたと言っています。
だんごを逆さにして二回入れたんだよ、と嬉しそうに語ります。
イリスの部下と思われる黒装束の男が出てきます。
彼はライナの姿を確認して囮役のライナさんですね?と言ってきました。
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そこにシオンが軍を率いてやってきました。
そして悪逆非道の限りをつくす盗人どもを壊滅させるぞ!と叫びます。
シオンはリーダーの黒髪黒目の眠そうな男を殺せ!と叫びます。
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ダンゴダンゴ団のメンバーはライナを囮にして逃げて行きました。
フェリスは逃げる時に、できるだけ死ぬな、と言っていました。
ライナは一人で軍の相手をする事になります。
戦闘中にシオンから隊の後ろに陣取る小太りの貴族を脅して欲しいとの命令を受けます。
ライナは目的の貴族に近づき地面に引きずり下ろして脅します。
そこにシオンの魔法が飛んできました!当たると死んでしまう威力の魔法がライナの元に飛んできます。
シオンは演技を完璧なモノにする為に本気で攻撃してきました。
シオンはいかにも自分が小太りの貴族の危機を救ったって風を装います。
「無事ですか!ゼスフォール侯爵!」
「あ、アスタール殿、た、助かりました。このご恩は一生忘れませんぞ」
凄い茶番劇が展開されています。
ライナは恨みがましい視線を送っています。
シオンはライナの欲しがっていた高級ベッドマットを宿に届ける事を約束してくれます。
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翌日届いたのですが、大きすぎて宿の部屋には入りませんでした。
返品不可で支払いはライナ名義の12回払いになってしまいた。
シオン酷すぎませんかねー。
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すぺしゃる・れくちゃらーず
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ライナはシオンの執務室で魔法の解析を手伝っています。
ライナが使える魔法と使えない魔法を選別しているようですよ。
シオンが恐怖のシステムを構築済みでした。
ライナが一つ書類の処理を終えるとフェリスとイリスにだんごがプレゼントされます。
だんごが無くなるとフェリスが早く次の書類を処理しろと脅してきます。
ライナは3日間徹夜で仕事をしているようですよ。
もう無理だ、寝かせてくれと言うとシオンがご褒美をくれると言ってきます。
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シオンはライナやシオンが通っていたローランド帝国王立軍事特殊学院で学院祭が開かれている。
デートしてこいよ、と言って入場券を渡してきました。
ライナはフェリスとのデートよりも寝たいので断ります。
フェリスもデートした女を全て妊娠させるというライナとのデートはお断りと言って帰ろうとしています。
シオンはフェリスを止める為に学院祭でだんごカフェをやっていると告げます。
カップルで訪れると半額になるよ、と付け足します。
フェリスが行く気になったのでライナは逃亡を図りましたが捕まりました。
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フェリス、イリス、ライナの三人で学院祭に向かいます。
しかし学院では普通に授業が行われていました。
ライナは早々にシオンに騙されたと気が付きますがフェリスはだんごカフェが諦められないようです。
シオンに指定されただんごカフェをやっているライナが使っていた教室に向かいます。
到着すると初老の教師から臨時講師の方たちですか?と問われてしまいます。
ライナはシオンに騙されていたと確信しました。
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ライナは違うと言って帰ろうとしますが聞いては貰えませんでした。
初老の講師はフェリスに向かってだんごカフェ始まって以来の危機なのですと告げます。
これでフェリスはヤル気になってしまいます。
そしてシオンからの依頼書を渡されました。
それには学院で新種の薬物が出回っているので問題を解決しろとありました。
薬が出回っている状態で学院祭は開催できないとあります。
三人は臨時講師となり新種の薬を広めている生徒の特定を始める事になります。
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それぞれ講師として授業を行う事になります。
ライナの担当になった一組は問題児ばかりで、教師を虐めて辞めさせる行為を繰り返しているそうです。
やってきたライナの事を虐めようと画策しています。
最初だけは真面目な生徒の振りをして後で裏切ると効果的に教師にダメージを与えられるそうです。
真面目な振りをしてライナを迎え入れます。
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しかしライナの方が一枚上手でした。
ライナは眠いので授業は一ヵ月ほど休講にすると言い残して寝ようとしています。
生徒たちは中間テストも近いので授業をして貰わないと困りますと言って焦り始めます。
ライナは中間テストなんて受けなくていいと告げます。
それでは落第になってしまうと悲痛な叫びがあがると、ライナはじゃあ全員落第と言い渡してしまいます。
このままでは退学になってしまうとの危機感を持った問題児たちは教頭先生に謝りに行く事になりました。
ライナはそのヤル気の無さで生徒たちを厚生させました。
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フェリスは担当したクラスで独自の授業は始めています。
ここは軍人になる為の学院なのですが、フェリスはだんご職人になる為の授業を始めます。
生徒たちから文句がでると、既に全員この学院を退学してローランド帝国王立だんご学院に編入する事になっている。
就職率は120%のエリート校だ。
ここを卒業してだんごエグゼクティブ街道まっしぐらだと演説していました。
生徒たちはフェリスに言い包められたようですよ。
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イリスもクラスを担当する事になったのですが、生徒たちは困惑しています。
イリスに何者か聞いても要領を得ません。
イリスは教壇で歌い始めてしまいました。
このクラスに問題の薬をばら撒いている生徒が居ました。
彼等は薬に興味を示したイリスに薬を与えてしまいました。
イリスはお魚が空を飛んでいる、お魚を捕まえてくる、と言って教室を飛び出して行きました。
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イリスが薬漬けにされたと知ったフェリスが乗り込んできました。
彼女は教壇を細切れにしてしまいます。
そして犯人の特定を始めました。
教壇の近くに居た可哀想なクラス委員の男の首をつかんで持ち上げて犯人が誰なのか詰問してきます。
5秒以内に答えろ、さもないとお前の頭は教壇と同じ末路をとると脅します。
あっさりと犯人を指定してくれます。
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フェリスは犯人の不良を脅して彼の言う後ろに着いている組織の元に案内させました。
不良少年はまだフェリスの怖さが理解できていないようです。
組織の元に連れて行けば彼女を撃退できると思っていました。
不良少年の淡い期待は絶たれる事になります。
イリスに薬を盛られた事が許せなかったフェリスは暴れ回って組織を壊滅させてしまいました。
フェリスの暴れっぷりを見た不良少年は厚生する事を誓いました。
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ライナはまたもシオンの仕事を手伝わされています。
ライナが疲れたと文句を言うとシオンが良い薬が手に入ったんだと言って白い粉を出してきます。
ライナはシオンが変な薬に手を出したのか?と怖くなります。
シオンは砂糖だと言っていますよ・・・ライナは恐々舐めてみる事にしました、ライナが激変します。
「はい!ありがとうございます!とても元気になりました」
「はい!ありがとうございます!世界平和のために僕頑張ります!」
シオンはちょっと効き過ぎたか?と言っていますよ・・・怪しい薬なのか?
ライナは9日間不眠不休で頑張り続ける事になりました。
大丈夫なんだろうか?
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たちくらみ伝勇伝 天才の流儀
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隠成師になったライナは命令に背いてばかりいました。
上層部の不興を買って『ローランド最高の魔術師』と呼ばれているクヲント・クオの下に付けられる事になります。
上層部にはクヲントにライナを再教育して貰おうとの意図があったようです。
しかしクヲントは変態でした。
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誘拐任務に就いたのですが、人質の女を裸に剥いて犯そうとしています。
ライナが子供である自分の教育上宜しくないのでやめようと言ってしまいます。
生意気なライナにクヲントが切れてしまいます。
女の腕を掴んで折りました!!
泣き叫ぶ女が煩いので次に足を折ってしまいます。
それから激痛に耐えかねて気絶した彼女を犯そうとしています。
それでもライナは止めようとしています。
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ライナの態度が我慢ならないクヲントは4人いる部下に命じてライナを殺そうとしてきます。
最初に攻撃してきたのは少年を犯す事が趣味の変態でした。
変態でも隠成師なのでライナがピンチに陥るかと思ったらあっさりと変態を倒してしまいます。
クヲントがライナの事を攻撃してきました。
クヲントはライナの予想を超えて強かったようです。
クヲントが魔法を唱えてきました。
ライナはクヲントの描こうとしている魔法陣を修正します。
ライナの修正した魔法陣を更にクヲントが書き換えてきました。
二人の間で魔法陣の書き換え合戦が始まってしまいます。
最終的にライナの勝利で終わりました。
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この段階でライナに余力はありませんでした。
無傷のクヲントの部下が3人も残っています。
ライナは虚勢を張り残った3人を恫喝します。
3人はクヲントが負けた事がショックだったようです、ライナのハッタリに騙されてしまいました。
その中の1人はライナ先生と呼んでくる始末です。
3人にクヲントと倒れている変態を運び出させてからライナはその場を立ち去る事にします。
誘拐されそうだった女の子がお礼を言ってきてライナの名前を聞いてきましたがライナは無視して立ち去りました。
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ライナは目の前で行われる非道を止めたかっただけなのですがクヲントを倒した事で想定外の結果を産む事になりました。
裏社会にライナがクヲントを倒して『ローランド最高の魔術師』になったって噂が広まってしまいました。
ライナの元に彼を倒して自分が『ローランド最高の魔術師』になってやるとの野望を持った挑戦者が殺到する事になります。
中には魔法使いではなく剣士や武芸者もいました。
その中にシルウェット家の戦士も居たようです。
朝から晩までライナは彼らの相手をする事になってしまい辟易しています。
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そこに強そうな武芸者のおじさんがやって来ます。
おじさんはライナの事をライナに雇われている召使だと思ったようです。
ライナに会わせてくれと言ってきます。
ライナの噂は尾ひれがついていて、年齢は老人だとか、容姿は巨漢の男だとか、色々な噂になっていました。
少年だと知らないで挑戦して来る人も居ましたよ。
彼は確かな情報筋から仕入れた情報で、ライナはここに居ると言っています。
ライナは疲れているので誤魔化して帰って貰おうとしていました。
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おじさんは細かい事を気にしない大雑把な人だったので、ライナの居場所が分かったら真っ先に連絡するとの約束をして帰って行く事になります。
ライナがホットしていると、死ねライナ・リュート、と叫んでおじさんに殴り掛かる少年が登場しました。
ライナは頭を抱えています。
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ライナは少年の強さに驚いています。
おじさんが人違いだと言うと納得してくれます。
しかしおじさんが強いと判断した少年はゾーラ様の修行相手になってぶっ飛べ!と言って攻撃を再開します。
少年は強そうだったおじさんを倒してしまいました。
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ライナを見たゾーラはライナの正体を見抜きました。
ライナは隠成師の装束を着ていました。
彼の家の庭には挑んで来て負けた挑戦者が積み重なっていました。
冷静な状況判断力でライナの正体を看破しました、まあ、おじさんが迂闊な人だったとも言えますが。
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ライナの正体が13歳の少年だと知ったゾーラは子供は殺さないと言ってライナを殺す事を中止します。
ライナが年齢を訪ねるとゾーラも13歳だと言っています。
ライナはゾーラを無視して家の中に戻ります。
掛けた筈の鍵はゾーラに簡単に開けられてしまいました。
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ゾーラは自分が惚れた女の子の為に強く成ろうとしている事を語り始めます。
相手の女の子が如何に強くて美人なのか熱く語っています。
これはピアのことなのですが、ゾーラが名前を言わなかったのでライナには分かりませんでした。
二人の馴れ初めの話を何度も語ってきます。
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ゾーラの口からピオ・メンデの話が出てきました。
ゾーラはピオを知っていると言っています。
当時、ローランド最高の暗殺者を目指していたゾーラはピオの動向を調べていたそうです。
そして彼女が死んだ理由も知っていると言っています。
ゾーラはライナの元にピオの暗殺命令が来ていたことも、ライナがピオを殺した訳では無い事も、ピオがライナを守って死んだ事も、上層部がライナを暴走させようとしてピオを使った事も知っていました。
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ライナとゾーラは殴り合いの喧嘩を始めています。
二人の実力は互角のようです。
お互いに相手の事が気に入らないようですが、ゾーラはライナの事を本音が話せる貴重な相手だと認識していました。
ゾーラも命令違反ばかりしている問題児でした。
ゾーラは惚れた女の子にぶっ飛ばされた事で本当の強さに目覚めたと言っています。
以来彼は国の命令に反発しているそうですよ。
惚れた女の子は国などに頼る事なく世界を旅していると言っています。
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そんなゾーラの事がライナは心配になってしまいます。
ライナはローランド帝国の恐ろしさを知っているので、国に逆らい続けると殺されてしまうぞ、と警告しています。
しかしゾーラは平気平気と軽く受け止めていて深刻に考えてくれません。
ゾーラはライナの暗殺指令を受けている事を教えてくれます。
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上層部はゾーラが子供は殺さない事を知っているのにライナの暗殺を命令してきました。
更に命令書にはライナの年齢に関する記述はありませんでした。
そこからゾーラは自分にも抹殺命令が出ている事に気付いていました。
それなのにゾーラはそれを覆す積りで居ましたよ。
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ライナの家の周囲にゾーラとライナを殺しにきた暗殺者が現れます。
ライナはその中にクヲントが居る事を見つけてしまいます。
分が悪いと思ったライナはゾーラに逃げるように勧めますがゾーラはヤル気を燃やす事になってしまいます。
ライナにクヲントを何分で倒したのか聞いてきました。
ゾーラはライナよりも短い時間でクヲントを倒せればライナよりも強いと証明できると言っています。
ライナが10分くらいかかったと教えると見ていろよ、と言ってクヲントに向かって行きました。
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ゾーラが下手糞な芝居を始めます。
彼はライナからの攻撃で重傷を負った演技を始めました。
ライナはまさかあんな下手な芝居では誰も引っ掛からないだろうと思いましたがクヲントは引っ掛かってしまいます。
警戒しないでゾーラに近づいてきて騙し討ちに遭ってしまいました。
ゾーラは見たか、見たか、と嬉しそうにしていました。
残りの隠成師は雑魚だと思っていたようですが、油断から背中を負傷してしまい大ピンチになります。
ライナに助けてくれと救援を呼び掛けてきました。
ライナは、まじこいつうぜぇ、と言いつつもゾーラを助けてあげました。
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クヲントの率いていた暗殺部隊は倒しましたが、増援がやって来てしまいます。
ゾーラは、こんな窮地を待っていたんだと嬉しそうにしています。
ライナは死んじゃうので逃げた方が良いと勧めますが、ゾーラは死なないよ、と言い残して増援部隊に向かって突撃して行きました。
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3日後、ゾーラが現れました。
ゾーラはローランド軍の包囲網を掻い潜り、ゾーラ抹殺を命じた軍関係者と仲の悪い貴族に取り入ったそうです。
抹殺命令を撤回させて、その関係者を抹殺したそうです。
これでゾーラは隠成師の中でちょっと出生したそうですよ。
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戻ってきたゾーラにライナは、おまえ死ねばよかったのに、と憎まれ口を叩いています。
ゾーラは、もう一度、あの娘と出会った時の話を、と言ってきます。
ライナは聞きたくないと拒否しています。
そして殴り合いを始めました。
これが隠成師も真っ青な騙し合いを含めた高度な戦闘だったようです。
戦闘力は互角なので二人で倒れてしまうまで殴り合ったようです。
二人はとても仲良くなったようですね・・・親友と言っても良い位に仲良しになったと思います。
拳で語り合う熱い友情を感じますね。
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AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説8 権力のワンダーランド (富士見ファンタジア文庫)
発行日:2006/8/25
著者:鏡貴也
イラスト:とよた瑣織
ISBN:4-8291-1854-7
>>
ろすと・あいらんど
>>
ライナとフェリスは海を漂っていました。
イエット共和国で大洪水を引き起こしてしまい海に流されてしまいました。
海を漂いながらフェリスはだんご王国に着いたらいいなと言っています。
ライナは昼寝王国に着いたらいいなと言っています。
フェリスがイルカのイ―ちゃんが嵐が来ると言っていたと教えてくれます。
二人は嵐に巻き込まれて無人島に漂着する事になります。
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ミルクたちも海の上を漂流していました。
こちらは楽しそうにイルカと戯れています。
ミルクがイルカのイ―ちゃんに乗って海の上を飛び跳ねていました。
ルークは早急に対策を練らないと全滅してしまうと危機感を募らせています。
彼等も全員嵐に巻き込まれてしまいます。
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ライナは無人島で目を覚ましました。
そこにはフェリスは居ませんでした。
ライナはお腹が空いたので食料を探す事にします。
早々に木の上に食べられる果物を発見するのですが登るのが嫌なので諦めます。
続いて肉食獣を見つけます。
肉食獣はライナを食べようとしているようです。
ライナは突撃してきた肉食獣にカウンター攻撃を当てる事で撃退してしまいます。
肉食獣を心配していますね・・・肉食獣はライナを恐れて逃げて行きました。
逃げる肉食獣を見送りながら、あいつを食べるんだった、と嘆いています。
ライナは砂浜に戻って昼寝する事にします。
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砂浜に戻る途中で魚を焼く良い匂いが漂ってきます。
ライナは人がいたと喜びますが相手がライナの気配に気づいたようです。
古代語を使って呼び掛けてきました。
ライナは使われた古代語の意味を知っていました。
私は、いま、トイレで、殺された、って意味になるようです。
ライナは混乱する事になります。
返事がなかったので謎の人は火を消してから気配を消し逃げて行きます。
ライナは近づいて行き焼き魚を食べる事にします。
焼き魚はとても美味しかったそうですよ。
手の込んだこの焼き魚を作った人間は手強い奴だとライナは警戒し始めます。
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逃げた人物が攻撃してきました。
ライナには攻撃者の居場所が分かりました。
攻撃者を捕まえようとして近づきます。
相手はルークでした!!
ライナはルークに此処が何処なのか聞いています。
ルークは知らないと答えています。
彼はミルクと離れてしまったと告げます。
ライナはミルクが居ないと知り安心しています。
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ライナはルークの料理の腕が良いことを知ったので彼に料理を頼んでいます。
手伝う気が全くないライナの態度にルークはミルクをライナに嫁がせる事は絶対出来ないと確信しています。
ライナが今日はハンバーグの気分なんだと無茶な要求をしています。
すると、それは非常識だ、月夜にはだんごだろ、との声が掛かりました。
そこにフェリスが居ましたよ・・・しかも彼女はだんごを食べていました。
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漂流している時はだんごを持っていなかったよな、と質問するとフェリスが意外な答えを返します。
ここはエリス家の領地だそうです。
彼女の持っているだんごはウィニットだんご店のものでした。
つまりここはローランドだそうです。
漂着したフェリスは気絶しているライナを起こす事無く島を探索してここがエリス家の領地だと確信したそうです。
だんごや巡りをしつつ、ライナとルークが、慌てている姿を観察していたそうですよ。
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ここがローランドだと知ったライナはシオンの暗殺に向かう事にします。
フェリスも同調して二人でローランド城に向かう事になります。
ルークが一人で取り残される事になってしまいます。
彼は翌日からミルクたちの捜索を始めたそうです。
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ルークとライナが流れ着いた島の隣の島でミルク、ラッハ、リーレ、ムーは合流をはたしています。
翌日ルークはそれとは別方向に探索に出てしまったので合流するのが遅れたそうです。
ミクルたちは合言葉に使っている古代語の意味は知らないようです。
彼等は一生懸命に『私はいまトイレで殺されたベンギン!』と連発していたそうです。
意味が分かる人が聞いたら混乱するよね。
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きる・ざ・きんぐ
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ライナとフェリスは王城の屋上に侵入してシオンの暗殺計画を練っています。
暇を持て余している二人は英雄王と讃えられるシオンを陥れようとしています。
ライナが調子に乗るなシオンと叫ぶとフェリスが、良いぞーと賛同しています。
フェリスがシオンの大切にしているモノを奪って絶望させて殺そうと提案します。
しかしシオンが大切にしているモノが分かりませんでした。
ライナが掛布団を捲るとシオンの嫌いなモノが置いてある恐怖で殺そう作戦を提案します。
こっちもシオンの嫌いなモノが分からないで頓挫してしまいます。
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二人は屋上でシオンを暗殺しようとしている暗殺者三人を発見しました。
彼等はシオンが女にモテモテなのが許せないようです。
敵意を漲らせています。
彼等にシオンが殺されると自分たちの計画が頓挫してしまう、と言い訳をしてライナとフェリスは暗殺者の撃退をはじめます。
どうも素直にシオンが心配だったと認めたくは無いようです。
フェリスがライナを殴りつけて彼一人で対処させています。
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ライナは圧倒的な戦闘力で暗殺者たちを倒していきます。
暗殺者の親分が味方を犠牲にしてライナを殺そうとしてきました。
親方の非道な振る舞いにライナがちょっとだけ本気になります。
親方の魔法をキャンセルしてしまいます。
親方はライナが『複写眼』保持者だと知り化物と罵ってきました。
ライナはちょっとだけ哀しくなってるようですね・・・仲間を見殺しにする奴に言われたくないと呟きます。
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ライナが気絶させた暗殺者の懐からフェリスが金品を奪っていました。
貴族のくせに何で金品を盗んでいるんだ?と問いかけるとフェリスが意外な答えを返します。
彼が尊敬している男の借金返済を助ける為に金策をしていると告げます。
フェリスにもそんな相手が居たんだな、とライナが感動していました。
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その男は資金難で困っているだんご組合の借金を肩代わりして一生返せない額の借金を負ったそうです。
その素敵な人物はライナ・リュート様というそうですよ!!
ライナはまたもフェリスが自分の名義で勝手に借金をしたと知り嘆きます。
どうやって返済しようか?と考えた彼は良い方法を思いつきました。
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フェリスにこの国で一番の金持ちって誰だ?と問いかけます。
フェリスはシオンであると気が付きました。
二人は王城の宝物庫に侵入する事にします。
二人の技能は卓越しているので厳重な警戒網を掻い潜り簡単に宝物庫の前まで来てしまいます。
宝物庫の扉を開けると、そこは質素な部屋でした。
そこにシオンがいて執務を行っていました。
シオンはにっこり笑って、遅かったな、と告げました。
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ライナとフェリスはシオンの手の上で踊らされていた事を知り絶望する事になります。
だんご組合が借金をした相手はシオンが趣味で経営している金融業者でした。
フェリスが金を借りた先もシオンが経営している金融業者でした。
お金が欲しいならば働いてね?と二人はシオンに脅される事になってしまいます。
ライナは研究活動、フェリスは治安維持をさせられる事になるようです。
二人ではシオンに勝てないようですね。
二人と一緒に働けてシオンは嬉しそうにしています。
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いん・ざ・べっどるーむ
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シオンの執務室に貴族の美女が押し掛けて来ました。
彼女はシオンに子作りをせがんでいます。
彼女の勢いに振り切られたシオンが執務室に併設されているベッドルームに入ってきてしまいます。
そこには昼寝をしていたライナが居ましたよ。
ライナの姿を見た美女は驚愕の表情を浮かべています。
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彼女はシオンが男色を好むとの噂を聞いた事があるそうです。
ベッドルームにライナが居た事で噂は真実だったと誤解してしまいます。
シオンは弁明を試みましたが聞いては貰えませんでした。
お幸せに、と言い残して泣きながら出て行きました。
シオンは不味い事になったと苦悩します。
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最近のシオンはフロワードから世継ぎを作れと催促されています。
益々フロワードの勧誘が強く成る事を懸念する事になってしまいます。
そこにフェリスがやって来ました。
彼女はライナと仮眠室で待ち合わせをしていたようです。
彼女はここに来る前に王城内でシオンとライナが恋人関係と誤解した女に会っていました。
彼女からこの部屋で見た事としてシオンとライナがイカガワシイ行為をしていたと聞いたそうです。
やって来たフェリスが愕然としています。
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フェリスはこの噂を広めねば、と言って執務室を飛び出して行きました。
シオンはライナを高級寝具で丸め込んでフェリスが噂を広げるのを防がせる事にします。
最近のシオンはいかに安くライナとフェリスを使役できるかの実験をしていました。
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フロワードが暗い顔をしてして執務室にやって来ます。
彼もシオンが男色好きとの噂を聞いたそうですよ。
彼はシオンの趣味は認めるので世継ぎだけは作ってくれと懇願してきます。
フロワードの態度にシオンは誤解を解くのは不可能だと感じました。
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フロワードが用意したシオンの妃に相応しい女性たちに会う事になります。
フロワードは会ってくれるだけで良いですと言っていました。
彼は仕事が忙しいと言って同行はしません。
シオンは少し安心していたようですが、彼が同行しなかったのは、宛がった女たちの教育が完了していたからでした。
彼女たちは誰も選んでも同じです、さあ、早く、相手を選んでください、と言っています。
彼女達は子供を作ってくれさえすれば良いそうですよ。
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シオンはフロワードの計略を打破する為にライナとフェリスに協力を要請していました。
シオンの計画ではフェリスがシオンのベッドルームで待っている事になっていたようです。
フェリスを見た候補者の女が彼女の美しさに負けを認めて引いてくれる事を期待したようです。
同時にシオンが男が好きとの噂も払拭できると考えたようです。
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しかしその計画は瓦解してしまいます。
フェリスがライナに金髪のカツラと赤い口紅を渡そうとしてきます。
彼女はライナが女装して待っていた方が面白いと思ってしまいました。
ライナがフェリスに追いかけられる事になります。
ライナの服をフェリスが切り刻んで天井に退避したところにシオンが候補者の女の子を連れてやって来ました。
ベッドの上にはカツラと口紅を持った半裸のライナが座っています。
最悪の状況です。
女の子はシオンが男色好きだとの噂に確信を持ってしまいます。
お幸せに、と言い残して泣いて出て行きました。
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フロワードが暗い顔でやってきます。
彼としては最高の女を用意できたと自負していたようです。
それがシオンに断られてしまいシオンの男色好きを信じてしまったようです。
シオンの趣味をどうこう言うつもりはありませんが・・・言葉を続けられないようです。
ローランド帝国はシオン一代で終わってしまう危機に見舞われています。
シオンはライナとフェリスは早々に国外に出さないと国が潰れてしまうと危機感を募らせる事になりました。
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みすてりあす・ろばー・ばんど
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ライナとフェリスはシオンが男色趣味者ではないかとの噂の審議を確かめています。
ライナが19歳のシオンが女に興味を示さないのはおかしいと話始めます。
フェリスに年齢を聞くと彼女は18歳だと答えます。
ライナは自分よりも年下なのに偉そうなのか?と問うとフェリスが剣に手を掛けます。
ライナが女の方が精神年齢は上だからおかしくないと言い訳する事でフェリスの機嫌が直ります。
そうかフェリスはライナよりも年下だったのかー。
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ライナの年齢も19歳だと知ったフェリスが怯え始めます。
ライナが19歳は女に興味津々だと言ったのでライナが野獣に変貌すると怖がっています。
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ライナはシオンには好きな女が居て、だから誰にも手を出さないのではないかと推論します。
そして最近のシオンがライナとフェリスを呼び出し過ぎな事を指摘します。
二人はシオンが好きなのはライナかフェリスのどっちかだと予想しました。
恐怖に震えながら執務室に向かいます。
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執務室の中からシオンと女の声が聞こえてきました。
シオンは恋人に自分の事をお兄ちゃんと呼ばせているようですよ。
興味津々のライナとフェリスは気配を殺して扉を開けて中を覗き込みます。
驚くべき光景が展開されていました。
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中に居たのはシオンとイリスでした。
イリスはフェリスの妹です。
部屋の中でシオンは10歳のイリスのスカートを捲り上げていました。
これを見たライナは驚愕して恐怖に震える事になります。
彼はシオンが権力を使って王は10歳の女の子と結婚できるって法律を作ろうとしていると考えます。
フェリスはイリスがシオンの餌食になってしまったと思いシオンを殺そうとしています。
フェリスはシオンに飛び掛かり首筋に剣を突きつけます。
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ライナは彼女よりも冷静だったので部屋の中で何か起こっていたのか予想する事ができました。
シオンはイリスのスカートが巨大なリュックに引っ掛かり捲れてしまったので直してあげていたようです。
説明を受けたフェリスが納得してシオンを解放しました。
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イリスはシオンにだんごを買ってくるように頼まれたと言って飛び出して行きます。
シオンがライナとフェリスに命令を出してきます。
二人は仕事と聞いて逃げ出そうとしていますが、仕事内容を聞いてヤル気になります。
ゴンダゴンダ団という盗賊団を壊滅させて欲しい。
盗賊団壊滅のあかつきには、奴らがため込んでいる金品をくれると言われます。
二人は目の色を変えて仕事に向かう事になります。
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酒場で脅して情報を聞き出す事になります。
これはフェリスの担当でした。
フェリスが荒くれ男たちを痛めつけて情報を聞き出しています。
ライナはフェリスと一緒だと情報収集が楽でいいと呑気な事を言っていました。
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東の街はずれにあるゴンダゴンダ団のアジトにやって来ました。
フェリスが名乗りを上げると中からイリスが出てきます?
イリスにここに居るわけを聞くとシオンに頼まれてだんごパーティーの用意をしていたと言っています。
ゴンダゴンダ団の団長はイリスのようです。
彼女は自分がその名前を考えたと言っています。
だんごを逆さにして二回入れたんだよ、と嬉しそうに語ります。
イリスの部下と思われる黒装束の男が出てきます。
彼はライナの姿を確認して囮役のライナさんですね?と言ってきました。
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そこにシオンが軍を率いてやってきました。
そして悪逆非道の限りをつくす盗人どもを壊滅させるぞ!と叫びます。
シオンはリーダーの黒髪黒目の眠そうな男を殺せ!と叫びます。
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ダンゴダンゴ団のメンバーはライナを囮にして逃げて行きました。
フェリスは逃げる時に、できるだけ死ぬな、と言っていました。
ライナは一人で軍の相手をする事になります。
戦闘中にシオンから隊の後ろに陣取る小太りの貴族を脅して欲しいとの命令を受けます。
ライナは目的の貴族に近づき地面に引きずり下ろして脅します。
そこにシオンの魔法が飛んできました!当たると死んでしまう威力の魔法がライナの元に飛んできます。
シオンは演技を完璧なモノにする為に本気で攻撃してきました。
シオンはいかにも自分が小太りの貴族の危機を救ったって風を装います。
「無事ですか!ゼスフォール侯爵!」
「あ、アスタール殿、た、助かりました。このご恩は一生忘れませんぞ」
凄い茶番劇が展開されています。
ライナは恨みがましい視線を送っています。
シオンはライナの欲しがっていた高級ベッドマットを宿に届ける事を約束してくれます。
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翌日届いたのですが、大きすぎて宿の部屋には入りませんでした。
返品不可で支払いはライナ名義の12回払いになってしまいた。
シオン酷すぎませんかねー。
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すぺしゃる・れくちゃらーず
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ライナはシオンの執務室で魔法の解析を手伝っています。
ライナが使える魔法と使えない魔法を選別しているようですよ。
シオンが恐怖のシステムを構築済みでした。
ライナが一つ書類の処理を終えるとフェリスとイリスにだんごがプレゼントされます。
だんごが無くなるとフェリスが早く次の書類を処理しろと脅してきます。
ライナは3日間徹夜で仕事をしているようですよ。
もう無理だ、寝かせてくれと言うとシオンがご褒美をくれると言ってきます。
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シオンはライナやシオンが通っていたローランド帝国王立軍事特殊学院で学院祭が開かれている。
デートしてこいよ、と言って入場券を渡してきました。
ライナはフェリスとのデートよりも寝たいので断ります。
フェリスもデートした女を全て妊娠させるというライナとのデートはお断りと言って帰ろうとしています。
シオンはフェリスを止める為に学院祭でだんごカフェをやっていると告げます。
カップルで訪れると半額になるよ、と付け足します。
フェリスが行く気になったのでライナは逃亡を図りましたが捕まりました。
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フェリス、イリス、ライナの三人で学院祭に向かいます。
しかし学院では普通に授業が行われていました。
ライナは早々にシオンに騙されたと気が付きますがフェリスはだんごカフェが諦められないようです。
シオンに指定されただんごカフェをやっているライナが使っていた教室に向かいます。
到着すると初老の教師から臨時講師の方たちですか?と問われてしまいます。
ライナはシオンに騙されていたと確信しました。
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ライナは違うと言って帰ろうとしますが聞いては貰えませんでした。
初老の講師はフェリスに向かってだんごカフェ始まって以来の危機なのですと告げます。
これでフェリスはヤル気になってしまいます。
そしてシオンからの依頼書を渡されました。
それには学院で新種の薬物が出回っているので問題を解決しろとありました。
薬が出回っている状態で学院祭は開催できないとあります。
三人は臨時講師となり新種の薬を広めている生徒の特定を始める事になります。
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それぞれ講師として授業を行う事になります。
ライナの担当になった一組は問題児ばかりで、教師を虐めて辞めさせる行為を繰り返しているそうです。
やってきたライナの事を虐めようと画策しています。
最初だけは真面目な生徒の振りをして後で裏切ると効果的に教師にダメージを与えられるそうです。
真面目な振りをしてライナを迎え入れます。
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しかしライナの方が一枚上手でした。
ライナは眠いので授業は一ヵ月ほど休講にすると言い残して寝ようとしています。
生徒たちは中間テストも近いので授業をして貰わないと困りますと言って焦り始めます。
ライナは中間テストなんて受けなくていいと告げます。
それでは落第になってしまうと悲痛な叫びがあがると、ライナはじゃあ全員落第と言い渡してしまいます。
このままでは退学になってしまうとの危機感を持った問題児たちは教頭先生に謝りに行く事になりました。
ライナはそのヤル気の無さで生徒たちを厚生させました。
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フェリスは担当したクラスで独自の授業は始めています。
ここは軍人になる為の学院なのですが、フェリスはだんご職人になる為の授業を始めます。
生徒たちから文句がでると、既に全員この学院を退学してローランド帝国王立だんご学院に編入する事になっている。
就職率は120%のエリート校だ。
ここを卒業してだんごエグゼクティブ街道まっしぐらだと演説していました。
生徒たちはフェリスに言い包められたようですよ。
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イリスもクラスを担当する事になったのですが、生徒たちは困惑しています。
イリスに何者か聞いても要領を得ません。
イリスは教壇で歌い始めてしまいました。
このクラスに問題の薬をばら撒いている生徒が居ました。
彼等は薬に興味を示したイリスに薬を与えてしまいました。
イリスはお魚が空を飛んでいる、お魚を捕まえてくる、と言って教室を飛び出して行きました。
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イリスが薬漬けにされたと知ったフェリスが乗り込んできました。
彼女は教壇を細切れにしてしまいます。
そして犯人の特定を始めました。
教壇の近くに居た可哀想なクラス委員の男の首をつかんで持ち上げて犯人が誰なのか詰問してきます。
5秒以内に答えろ、さもないとお前の頭は教壇と同じ末路をとると脅します。
あっさりと犯人を指定してくれます。
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フェリスは犯人の不良を脅して彼の言う後ろに着いている組織の元に案内させました。
不良少年はまだフェリスの怖さが理解できていないようです。
組織の元に連れて行けば彼女を撃退できると思っていました。
不良少年の淡い期待は絶たれる事になります。
イリスに薬を盛られた事が許せなかったフェリスは暴れ回って組織を壊滅させてしまいました。
フェリスの暴れっぷりを見た不良少年は厚生する事を誓いました。
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ライナはまたもシオンの仕事を手伝わされています。
ライナが疲れたと文句を言うとシオンが良い薬が手に入ったんだと言って白い粉を出してきます。
ライナはシオンが変な薬に手を出したのか?と怖くなります。
シオンは砂糖だと言っていますよ・・・ライナは恐々舐めてみる事にしました、ライナが激変します。
「はい!ありがとうございます!とても元気になりました」
「はい!ありがとうございます!世界平和のために僕頑張ります!」
シオンはちょっと効き過ぎたか?と言っていますよ・・・怪しい薬なのか?
ライナは9日間不眠不休で頑張り続ける事になりました。
大丈夫なんだろうか?
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たちくらみ伝勇伝 天才の流儀
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隠成師になったライナは命令に背いてばかりいました。
上層部の不興を買って『ローランド最高の魔術師』と呼ばれているクヲント・クオの下に付けられる事になります。
上層部にはクヲントにライナを再教育して貰おうとの意図があったようです。
しかしクヲントは変態でした。
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誘拐任務に就いたのですが、人質の女を裸に剥いて犯そうとしています。
ライナが子供である自分の教育上宜しくないのでやめようと言ってしまいます。
生意気なライナにクヲントが切れてしまいます。
女の腕を掴んで折りました!!
泣き叫ぶ女が煩いので次に足を折ってしまいます。
それから激痛に耐えかねて気絶した彼女を犯そうとしています。
それでもライナは止めようとしています。
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ライナの態度が我慢ならないクヲントは4人いる部下に命じてライナを殺そうとしてきます。
最初に攻撃してきたのは少年を犯す事が趣味の変態でした。
変態でも隠成師なのでライナがピンチに陥るかと思ったらあっさりと変態を倒してしまいます。
クヲントがライナの事を攻撃してきました。
クヲントはライナの予想を超えて強かったようです。
クヲントが魔法を唱えてきました。
ライナはクヲントの描こうとしている魔法陣を修正します。
ライナの修正した魔法陣を更にクヲントが書き換えてきました。
二人の間で魔法陣の書き換え合戦が始まってしまいます。
最終的にライナの勝利で終わりました。
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この段階でライナに余力はありませんでした。
無傷のクヲントの部下が3人も残っています。
ライナは虚勢を張り残った3人を恫喝します。
3人はクヲントが負けた事がショックだったようです、ライナのハッタリに騙されてしまいました。
その中の1人はライナ先生と呼んでくる始末です。
3人にクヲントと倒れている変態を運び出させてからライナはその場を立ち去る事にします。
誘拐されそうだった女の子がお礼を言ってきてライナの名前を聞いてきましたがライナは無視して立ち去りました。
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ライナは目の前で行われる非道を止めたかっただけなのですがクヲントを倒した事で想定外の結果を産む事になりました。
裏社会にライナがクヲントを倒して『ローランド最高の魔術師』になったって噂が広まってしまいました。
ライナの元に彼を倒して自分が『ローランド最高の魔術師』になってやるとの野望を持った挑戦者が殺到する事になります。
中には魔法使いではなく剣士や武芸者もいました。
その中にシルウェット家の戦士も居たようです。
朝から晩までライナは彼らの相手をする事になってしまい辟易しています。
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そこに強そうな武芸者のおじさんがやって来ます。
おじさんはライナの事をライナに雇われている召使だと思ったようです。
ライナに会わせてくれと言ってきます。
ライナの噂は尾ひれがついていて、年齢は老人だとか、容姿は巨漢の男だとか、色々な噂になっていました。
少年だと知らないで挑戦して来る人も居ましたよ。
彼は確かな情報筋から仕入れた情報で、ライナはここに居ると言っています。
ライナは疲れているので誤魔化して帰って貰おうとしていました。
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おじさんは細かい事を気にしない大雑把な人だったので、ライナの居場所が分かったら真っ先に連絡するとの約束をして帰って行く事になります。
ライナがホットしていると、死ねライナ・リュート、と叫んでおじさんに殴り掛かる少年が登場しました。
ライナは頭を抱えています。
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ライナは少年の強さに驚いています。
おじさんが人違いだと言うと納得してくれます。
しかしおじさんが強いと判断した少年はゾーラ様の修行相手になってぶっ飛べ!と言って攻撃を再開します。
少年は強そうだったおじさんを倒してしまいました。
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ライナを見たゾーラはライナの正体を見抜きました。
ライナは隠成師の装束を着ていました。
彼の家の庭には挑んで来て負けた挑戦者が積み重なっていました。
冷静な状況判断力でライナの正体を看破しました、まあ、おじさんが迂闊な人だったとも言えますが。
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ライナの正体が13歳の少年だと知ったゾーラは子供は殺さないと言ってライナを殺す事を中止します。
ライナが年齢を訪ねるとゾーラも13歳だと言っています。
ライナはゾーラを無視して家の中に戻ります。
掛けた筈の鍵はゾーラに簡単に開けられてしまいました。
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ゾーラは自分が惚れた女の子の為に強く成ろうとしている事を語り始めます。
相手の女の子が如何に強くて美人なのか熱く語っています。
これはピアのことなのですが、ゾーラが名前を言わなかったのでライナには分かりませんでした。
二人の馴れ初めの話を何度も語ってきます。
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ゾーラの口からピオ・メンデの話が出てきました。
ゾーラはピオを知っていると言っています。
当時、ローランド最高の暗殺者を目指していたゾーラはピオの動向を調べていたそうです。
そして彼女が死んだ理由も知っていると言っています。
ゾーラはライナの元にピオの暗殺命令が来ていたことも、ライナがピオを殺した訳では無い事も、ピオがライナを守って死んだ事も、上層部がライナを暴走させようとしてピオを使った事も知っていました。
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ライナとゾーラは殴り合いの喧嘩を始めています。
二人の実力は互角のようです。
お互いに相手の事が気に入らないようですが、ゾーラはライナの事を本音が話せる貴重な相手だと認識していました。
ゾーラも命令違反ばかりしている問題児でした。
ゾーラは惚れた女の子にぶっ飛ばされた事で本当の強さに目覚めたと言っています。
以来彼は国の命令に反発しているそうですよ。
惚れた女の子は国などに頼る事なく世界を旅していると言っています。
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そんなゾーラの事がライナは心配になってしまいます。
ライナはローランド帝国の恐ろしさを知っているので、国に逆らい続けると殺されてしまうぞ、と警告しています。
しかしゾーラは平気平気と軽く受け止めていて深刻に考えてくれません。
ゾーラはライナの暗殺指令を受けている事を教えてくれます。
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上層部はゾーラが子供は殺さない事を知っているのにライナの暗殺を命令してきました。
更に命令書にはライナの年齢に関する記述はありませんでした。
そこからゾーラは自分にも抹殺命令が出ている事に気付いていました。
それなのにゾーラはそれを覆す積りで居ましたよ。
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ライナの家の周囲にゾーラとライナを殺しにきた暗殺者が現れます。
ライナはその中にクヲントが居る事を見つけてしまいます。
分が悪いと思ったライナはゾーラに逃げるように勧めますがゾーラはヤル気を燃やす事になってしまいます。
ライナにクヲントを何分で倒したのか聞いてきました。
ゾーラはライナよりも短い時間でクヲントを倒せればライナよりも強いと証明できると言っています。
ライナが10分くらいかかったと教えると見ていろよ、と言ってクヲントに向かって行きました。
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ゾーラが下手糞な芝居を始めます。
彼はライナからの攻撃で重傷を負った演技を始めました。
ライナはまさかあんな下手な芝居では誰も引っ掛からないだろうと思いましたがクヲントは引っ掛かってしまいます。
警戒しないでゾーラに近づいてきて騙し討ちに遭ってしまいました。
ゾーラは見たか、見たか、と嬉しそうにしていました。
残りの隠成師は雑魚だと思っていたようですが、油断から背中を負傷してしまい大ピンチになります。
ライナに助けてくれと救援を呼び掛けてきました。
ライナは、まじこいつうぜぇ、と言いつつもゾーラを助けてあげました。
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クヲントの率いていた暗殺部隊は倒しましたが、増援がやって来てしまいます。
ゾーラは、こんな窮地を待っていたんだと嬉しそうにしています。
ライナは死んじゃうので逃げた方が良いと勧めますが、ゾーラは死なないよ、と言い残して増援部隊に向かって突撃して行きました。
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3日後、ゾーラが現れました。
ゾーラはローランド軍の包囲網を掻い潜り、ゾーラ抹殺を命じた軍関係者と仲の悪い貴族に取り入ったそうです。
抹殺命令を撤回させて、その関係者を抹殺したそうです。
これでゾーラは隠成師の中でちょっと出生したそうですよ。
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戻ってきたゾーラにライナは、おまえ死ねばよかったのに、と憎まれ口を叩いています。
ゾーラは、もう一度、あの娘と出会った時の話を、と言ってきます。
ライナは聞きたくないと拒否しています。
そして殴り合いを始めました。
これが隠成師も真っ青な騙し合いを含めた高度な戦闘だったようです。
戦闘力は互角なので二人で倒れてしまうまで殴り合ったようです。
二人はとても仲良くなったようですね・・・親友と言っても良い位に仲良しになったと思います。
拳で語り合う熱い友情を感じますね。
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成分 | 美女 | 魔法 | 敵 | 恋愛 | 英雄 | 変態 |
評価 | AA | B | A | C | B | AAA |
AmazonLink: とりあえず伝説の勇者の伝説8 権力のワンダーランド (富士見ファンタジア文庫)
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