ラノベの感想) 月50万もらっても生き甲斐のない隣のお姉さんに30万で雇われて「おかえり」って言うお仕事が楽しい 2 (オーバーラップ文庫)


概略:
松友の妹が家出して上京してきました。所持金6000円で到着する強者です。マンションの前で松友の帰りを待っていた妹がミオと遭遇しました。困っていそうだと判断したミオは彼女を自室に招く事にします。招いてしまってから未成年を勝手に部屋に居れてしまった、事案になるのでは?と心配になっています。お金を手に入れる為にマンションにやって来たと言われて強盗か詐欺に関わっていると考え諭そうとします。買い物から帰って来た松友を見た女の子が兄ちゃんと声を掛けます?彼女は松友の妹の裕夏ちゃんでした。裕夏は夏休みの間、東京で過ごす事になりミオは彼女と関わる事になります。裕夏との出会いがミオに良い影響を与えます。

レーベル:オーバーラップ文庫
発行日:2020/10/25
著者:黄波戸井ショウリ
イラスト:アサヒナヒカゲ
ISBN:978-4-86554-760-3
雰囲気:事案、妹、援助、迷惑電話、ストレス、助っ人、卵焼き、幸せ追及、映え、キャンプ、心霊写真
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プロローグ 松友さんは帰らない
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家出した所持金142円の少女が東を目指してます。
兄の家に泊めてもらおうと計画していますが留守だったらどうしようと不安になっています。
何かに怒って家出を決めたようですね?
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第1話 早乙女さんは休まらない
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松友がミオに雇用されて三か月が経過しました。
未だにミオは松友が家で待っているのか不安なようです。
恐る恐る覗き込むようにドアを開けています。
ミオの仕事は順調なそうですが困った取引先と関わる事になっています。
就業時間が終わっても自分が仕事をしてる間は電話を掛けてきます。
松友は問題だと考えてますがミオは許容範囲と考え応対しています。
ミオの仕事に口出しは厳禁と考えている松友は見守る事にしてますよ。
松友は10日間のお盆休暇を貰いました。
四日ほど福岡に帰省しました。
その間のミオは部屋に籠って動画を見ていたそうです。
友達になった松友の同僚と後輩の土屋と村崎は仕事だったので誰も誘えませんでした。
松友が年末年始の予定を聞くと何も予定は無いそうです。
松友が一緒に初詣に行こうと誘うと断られました。
三が日は出勤してはならないルールがあるので無理だと言っています。
ミオは雇用契約を遵守しようと考えているので特別ルールを作る事を嫌っています。
今後の課題として何をするのか考える事になりました。
話していると再び取引先の木舟から電話が掛かって来ました。
ミオは渋々応対する事になっています。
根が深い問題に発展しそうですね?
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第2話 早乙女さんは拾いたい
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珍しく定時よりも早く帰宅したミオがマンションの前で不思議な女の子を発見しました。
小学生くらいに見えるピンクのTシャツを着た女の子がリスの様におせんべいを齧っています。
彼女が困っているのではないか?と考えたミオは声を掛けてみる事にしました。
松友や土屋や村崎と知り合った事でミオが変化した結果ですね。
話を聞いてみると彼女はマンションの前で待ち合わせをしているようです。
スマホの電池が切れてしまったので連絡が出来ないので相手が帰ってくるまで待つと言っています。
ミオは人助けだと考え彼女を部屋で待たせる事にしました。
部屋に入れてからこれは事案なのではないか?と不安に駆られます。
ミオは彼女の目的を聞いてみる事にしました。
彼女はまとまったお金が必要なのでこのマンションにやってきたと答えました。
ミオは彼女が犯罪に関わろうとしていると考え説得しようと試みます。
立派な教訓を垂れて説得している途中で松友が帰って来ました。
彼の姿を見た女の子が「兄ちゃん」と呼びかけます?
彼女は松友の妹の裕夏でした。
再会を喜ぶのでもなく裕夏は椅子から飛び上がり松友の横をすり抜けて逃げ出します。
いきなりな展開にミオは混乱しています。
松友から知らない人に付いて行ってはいけないとの約束を破ったから叱られるのが嫌で逃げ出したと解説されます。
松友とミオは玄関から外に出て逃げた裕夏を追う事にします。
ミオは階段で降りようと考えますが松友はミオの部屋に戻りました。
裕夏は玄関から外に飛び出したと見せかけて風呂場に隠れていました。
松友は裕夏に事情を聴く事にします。
裕夏は祖父と喧嘩して家を飛び出し東京までやって来たそうです。
数日帰らないと覚悟したので泊まる場所が必要となり東京の兄を頼る事にしたそうです。
所持金が6000円しかなかったので青春18切符を使って東京までやってきたそうです。
金券ショップで残り二日分の切符が予算内で買えたそうです。
切符を買ったら所持金が142円しか残りませんでした。
滋賀県あたりのハンバーガー屋でハンバーガー一個で粘り夜明かししたそうです。
逞し過ぎますね。
松友から風呂に入っていない事を指摘された裕夏は臭くないと主張します。
ミオはシャワーを使わせてあげる事にします。
ここで裕夏と譲り合う事になっています。
ミオは前からしてみたかった事を試します。
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閑話1 土屋さんは熱い夜を過ごしたくない
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仕事中の村崎が隣の席の土屋に相談してきました。
お金が無いそうです。
どうしても引き取らなければいけない物があったらしく散財しました。
何を引き取ったのか気になるよね・・・
自宅のクーラーが故障してしまいます。
修理代も出せないと嘆いています。
猛暑なので土屋は死なないか心配しています。
ミオから仲介された仕事で会社は忙しいそうです。
冷房の効いた事務所で仕事できるので助かると思っていたのですが事務所のクーラーも故障しました。
暑さで参っている村崎のヤル気が無くなっています。
涼しい事を求めていると松友からメッセージが届きました。
土屋のスマホに届いたメッセージを見ると鍋焼き素麺を作ってみたとのメッセージと写真が添付されていました。
それを見た土屋はその夜鍋をする事にします。
村崎を誘うと乗って来ました。
冷房が恋しいのでしょうか?
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第3話 早乙女さんは紹介しにくい
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ミオがしてみたい事とはお風呂で誰かの背中を流す事でした。
裕夏と一緒に入浴する事になります。
松友がタオルを置くために脱衣所に入ると裕夏が声を掛けてきました。
後ろの女体が凄いと言ってます。
具体的にドンッてあってドンッてあってキュッときてまたドンなんだそうです。
上のドンッの先っぽが小さ、まで言ったところでミオに止められました。
松友から家主のミオには裕夏を全裸で外に放り出す権利があると言われると裕夏が折れます。
ミオの背中を流すと言い出しました。
既に洗ってもらったとミオが答えると中まで洗うと言ってます!!
風呂から出た裕夏がミオの全裸が凄かった事を力説しています。
松友はちょっと羨ましそうですね。
裕夏がミオと一緒に入浴したのは二人の関係を聞き出す為でした。
「おかえり」を言ってもらう為に月30万円で雇っていると教えたそうですが裕夏には信じられませんでした。
松友が裕夏に東京までやって来た目的を聞いたのですが何も無いと言ってます。
そして明後日までにお金が欲しいと言い出しました。
割のいいバイトがしたいそうです。
それを聞いたミオが裕夏に何でも買ってあげると言い出しました。
裕夏は会ったばかりのミオに何かを買ってもらう事はできないと考え遠慮しています。
お金の話ばかりするのは味気ないと感じた松友は食事を始めようと提案しました。
裕夏はミオに夕食をご馳走になっても良いか聞いています。
ミオが快諾すると右手を突き上げて叫びました。
二日ぶりの米ー!!。
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第4話 早乙女さんは分からない
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お腹が減っていた裕夏の食欲は驚異的でした。
ミオは質量保存の法則が崩れていると感じてます。
裕夏はお腹が一杯になると眠くなるらしく食べ終わると船を漕ぎ始めました。
松友は裕夏を自室に連れて行き寝かしつけます。
ミオの元に戻り裕夏にお小遣いを上げようとした理由を聞いてみる事にします。
ミオは誤魔化そうとしましたが松友には彼女が嘘を吐いているとバレバレでした。
ミオは小学生の途中から家庭環境が変化して子供時代に欲しい物を買って貰えなかったからだと答えます。
自分が辛い思いをしたので裕夏を助けたいそうですよ。
裕夏から松友たちの両親が他界している事を聞いたのも理由の一つだそうです。
松友たちは父親の祖父母に引き取られたそうです。
貧乏だったので学生時代は小遣いに困っていたそうです。
松友は裕夏が家出した理由を姉の千裕(ちひろ)に聞いてみる事にします。
ワンコールで出た千裕から裕夏が家出した原因を聞き出しました。
裕夏の所属する友達グループで東京旅行の話が出たそうです。
持っている小遣いだけでは旅費が足りないので祖父に頼んだそうですが断られました。
祖父は松友達に貧乏を感じさせない為にお金の話になると厳しい言い方で答えるそうです。
「なんでそんなとこ行かなきゃならないんだ」「お前にはまだ早い」「本当によく考えたのか」の三点セットで聞いてくるそうです。
頭ごなしに否定されて裕夏は怒って家出してきたそうです。
行動に移れる裕夏はやはり凄いな。
裕夏の滞在中の食費について相談を持ち掛けると千裕は電話を切りました。
松友は裕夏を成長させる為にミオの助ける借りる事にしました。
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第5話 早乙女さんは導きたい
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凡そ裕夏が家でした理由を理解した松友は彼女に大人の世界を見せてあげる事にします。
新宿にあるオフィスビルにやって来ました。
指定された部屋に入るとスーツ姿のミオと仕事を依頼している弁護士の城鐘さんが待っていました。
城鐘さんは女性です。
そこで裕夏はミオと出資契約を結ぶことになりました。
口約束ではなく城鐘さんに正式な契約書を作ってもらいました。
松友から松友家にいかにお金が無いか説明されミオと城鐘さんは驚いていました。
松友は信用できる相手を見極める事が大切だと教えています。
裕夏は契約書にサインしミオからの出資を受ける事にしました。
ミオは裕夏を始めて見たとき小学生と思ったそうです。
松友は裕夏の服装が小学生時代と変わっていない事からお金が無かったんだと理解しました。
裕夏は松友家にお金が無い事を理解しています。
正直にお金が無いから旅費は出せないと言って貰えれば諦める事で出来たと言ってます。
それを胡麻化そうとしたから頭に来て家出してきたそうです。
明後日にお金が欲しいと言っていたのはその日に友達が東京に来るからでした。
松友はお金が無くて大人に変化する手段を講じることができない裕夏が子供扱いされて腹を立てたと理解しました。
そこで裕夏が大人になる為の通過儀礼として出資契約を結ばせる事にしたそうです。
良い兄だな。
城鐘さんも爽やかな気分になれる案件だったと喜んでいます。
城鐘さんの案内でラーメンを食べに行く事にします。
城鐘さんとミオは福岡からやって来た裕夏はラーメンを食べなれているだろうからもっと東京らしいものにしようと言っています。
これに対して松友が福岡のラーメン事情を語りました。
福岡では殆どのラーメン屋が豚骨ラーメンなんだそうです。
福岡県民が豚骨ラーメン以外のラーメンを食べるには県外に出ないとならないそうです。
これから行くラーメン店はとても東京らしいと力説しました。
食券を買おうとした裕夏が高さに驚いています。
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閑話2 村崎さんは付き合ってほしい
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お昼ご飯を食べいる時に村崎が土屋に「付き合ってください」と言ってきました。
二人の正面の席に座っている大山さんが何故か凄い顔で見てきました。
村崎が土屋に告ったと思い驚いたんだろうね?
土屋は勘違いしませんよ、買い物か?飯か?と聞き返します。
村崎はボードゲームですと答えました。
村崎は自分がボードゲームに弱い事を認識しています。
ウノでは勝てないと考え自分の得意なゲームを探そうと思って幾つか買い揃えたそうです。
ゲームの相手をして欲しかったようです。
土屋は村崎が勝てずに徹夜になる事を警戒しています。
タイマーを付けてやる事になりました。
日曜日に村崎の部屋でプレイする事になりました。
クーラーは直ったそうです。
お土産として土屋が福神漬けを持ってきました。
自宅近くのカレー屋で貰ったそうです。
15袋も貰ったので消費しきれないので引き取ってと言ってました。
村崎は陣取りゲームを購入していました。
プレイ時間が1時間と書かれているのですが30分で土屋の勝利に終わりました。
村崎はパッケージの表記に誤りがあるのでは?と疑ってます。
何度対戦しても村崎は勝てませんでした。
土屋は他のゲームをしようと提案しました。
村崎は他にも2つボードゲームを買い込んでいたのですが、どちらも陣取りゲームでした。
土屋は同じジャンルのゲームを幾つも買っても無意味だと指摘しました。
指摘されて村崎は自分の選択が間違っていたと認識しています。
村崎は意外と抜けているようです。
他の2つもプレイしたのですが村崎は1勝しかできませんでした。
1回勝てたので満足しています・・・
それで良いのか村崎。
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第6話 早乙女さんは入らない
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裕夏が友達の家に泊まる事になりました。
静かな夕食を食べているとミオに仕事の電話が掛かって来ました。
内容は報告のメールを出したのに木舟(取引相手の困った人)が見つけられなかったかららしいです。
電話を終えて夕食を再開したのですがミオの食欲が無くなっていました。
松友はミオがストレスを抱えて我慢しているのではないかと考えます。
いつから我慢し始めたのか考え裕夏が来てからだと気が付きました。
土屋から会社のエアコンが壊れたとの連絡が入ります。
丁度いいのでミオが落ち込んでいる原因を聞いてみる事にします。
土屋から裕夏の境遇は不幸過ぎると言われました。
同じ家で育った松友には分からないと指摘されます。
18切符を使い深夜のハンバーガー屋で夜明かしして東京にやってくるのは危険すぎると言われます。
土屋でもその様に感じているならミオはもっと大事と捕らえているだろうと理解しました。
松友はミオが自分の境遇は恵まれていると感じ迷惑電話くらい我慢しなければと考えていると気が付きます。
ミオを元気づけるにはどうすればいいのか考え母親が作ってくれたと言っていた卵焼きを作ってみることにしました。
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第7話 渡瀬さんは覚えてない
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独力で湯葉入りの卵焼きを再現しようとしたのですが無理だと判明しました。
子供時代のミオと親しく早乙女家の味を知っている人物に助力を求める事になります。
お願いしたのはミオの人形を盗んだ未華子です。
旧姓の渡瀬と呼ぶと今は石島だと訂正を求めてきました。
松友とは険悪な関係なのですが他に頼れる人が居ません。
気まずさに耐えてお願いしてみる事にします。
未華子から二人が小学4年の頃に早乙女家がゴタゴタしていた事を教えられました。
父親が再婚したようですね。
母親が代わった事で教育方針が変化してミオは所属していたグループの会話に付いていけなくなりました。
それで孤立する事になったようです。
ミオが仕事のストレスで参っているので何とかしたいと伝えると協力してくれることになりました。
既婚者の未華子が旦那に不倫を疑われるのを回避する為の対策をしたいと言い出します。
松友と二人きりで卵焼きの作成を行うと言い訳できないからね。
松友は裕夏を同席させる事にしました。
見た目中学生にしか見えない17歳の妹を同席させると答えると快諾してくれました。
裕夏が苦労する事になりました。
松友は作った卵焼きを未華子に試食してもらい味を探求しています。
未華子は一口食べるだけなので残りは裕夏が食べる事になっています。
裕夏でも卵焼きばかり食べるのは辛いようです。
弱音を吐いていますよ。
未華子から何で乾燥湯葉に拘るのかと指摘されました。
松友は豆乳を使って湯葉から作ってみる事にします。
それが正解でした未華子からミオに食べさせて貰った卵焼きと同じ味だと評価されました。
料理のレシピを増やしたいと言っていた未華子は覚えて帰る事にしました。
未華子も厳しい親戚付き合いをしているようです。
親戚に出す料理に丁度良いと言っていました。
ミオと会う気は無いと言って未華子は早々に帰る事にします。
手柄は全て松友にあげると言っています。
一度帰った未華子が忘れ物をしたと言って戻って来ました。
気まずい雰囲気の中不倫疑惑を回避する為に集合写真を撮る事になりました。
裕夏にいもっぽい髪型にしてくれとお願いしてから写真を撮りました。
松友のアイディアで文芸部風の三つ編みにする事になりました・・・えー三つ編みって可愛いじゃん!!
三人とも引きつった笑顔で写真に収まりました・・・信じて貰えるのでしょうか?
松友は未華子がそれ程悪い人では無いかもと感じています。
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第8話 早乙女さんは止まれない
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ミオは仕事が上手くいっていると自分を胡麻化そうとしていました。
自分よりも酷い環境に置かれている人間が居ると知り自分は恵まれている。
迷惑電話くらいで文句を言うのは間違っていると思い込もうとしています。
相当ストレスになっています。
松友の存在にも感謝しています・・・残念なのはあくまでも雇用関係にあると捕らえているところです。
松友の頑張りを彼の善意と受け取っています。
恋愛脳が皆無なのが惜しまれますねー・・・松友がミオを攻略する日は遠いいようです。
マンションから未華子が出てくるのを目撃したのですがミオは誰だか思い出せませんでした。
木舟から迷惑電話が掛かってくるか気になってしまい食欲を失っています。
松友に悪いからと一口だけでも食べようとして食卓に付きました。
出された卵焼きを食べて驚く事になります。
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第9話 早乙女さんを止まらせない
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松友の作った最初のお母さんの卵焼きを食べたミオが感激しています。
どうやって再現したのか聞かれた松友は未華子との約束を守る為に嘘を吐いて胡麻化しています。
罪悪感を持ってますが自分は我慢するのねー。
子供の頃を思い出したミオは少し素直になりました。
抱えている問題を松友に話しています。
木舟は上司へのアピール材料として頻繁に無駄な電話を掛けてきていました。
松友に迷惑行為だと言われてミオは考えを変えるでしょうか?
ミオは心境が変化したみたいですね、色々と愚痴を零してくれました。
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第10話 早乙女さんは止まらない
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ミオから愚痴を聞き終わったタイミングで裕夏がデザートを求めてやって来ました。
卵焼きを試食しまくった裕夏には食欲は残ってないと判断した松友は彼女の分のデザートを作っていませんでした。
ウノで取り合う事になります。
裕夏がミオが置かれている困った状況についての見解を披露します。
裕夏は契約書に書いていない事までする事はないと述べました。
相手が楽をしミオが食事を食べられなくなるほど追い込まれる必要は無いと言ってくれます。
裕夏と話すうちにミオは自分でも間違っていると思い始めました。
ウノは松友とミオの勝利に終わり裕夏はデザートを食べられませんでした。
翌日ミオは早々に対応策を講じました。
城鐘さんの紹介でハラスメント関係の専門家を紹介してもらいました。
これからは会社を通してのやり取りだけにするそうです。
木舟が迷惑電話を掛けてきたら彼の会社が新聞に載るように手配してあります。
問題は一つ解決しましたが手強い問題が残りました。
ミオが食欲を失っていた原因の95パーセントは木舟の迷惑電話のせいですが5パーセントは素麺ばかり食べている事でした。
やり手マーケッターのミオには取引先からお中元として高級な素麺が大量に送られてきます。
素麺を消費する為に松友が頑張って新作レシピを考えていたのですが弾切れ気味です。
ミオは裕夏が沢山食べたからかなり減ったよねと期待を示します。
松友は半分まで減った事を伝えます。
ミオがあと半分だと希望を持ちましたが半分まで減らしたのは去年の分です。
今年送られてきた分は丸々残っています。
ミオは裕夏を素麺を食べる係として雇い入れようとしています。
本気なのか?
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閑話3 土屋さんたちは互いをよく見たい
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村崎の家でボードゲームをした翌月曜日、出社してきた二人の会話が大山さんを混乱させます。
土屋が「お前がもう一回、もう一回ってせがむけん」
村崎が「先輩だって、もう少し優しくしてくれてもよかったと思います」
土屋が「かー・・・。腰が痛かー」
と言ってます。
まるでラブラブな二人が夜通しやり続けたように聞こえます。
続く会話でボードゲームをやり過ぎたと知り大山さんは椅子から落ちました。
集中してゲームをし過ぎて二人は首が回らなくなっています。
土屋は右向き、村崎は左向きで首が固定されていました。
二人は見つめ合う形で仕事をする事になります。
ここで村崎が気まずいって感情を理解しました。
土屋が天才的な解決策を思いつきます。
二人は席を交換して仕事をする事にしました。
お互いにそっぽを向いて仕事する事になっています。
土屋が気になっていたカレー屋がカップル専門店に変身しました。
行ってみたい土屋は村崎を誘いますが断られます。
村崎はカップルだらけのラブラブ空間で食べても味も分からないと主張してます。
土屋はカレーメロンパンなるメニューが存在する事を伝えました。
メロンパンが大好きな村崎は好奇心に負けて土屋に付き合う事にします。
低身長の村崎が土屋の恋人には見えなかったらしく入店を断られそうになります。
村崎が身分証を見せて入店を許可されました。
村崎は成人して立派に働いているのに子供に見られる事を不満に感じています。
カレーメロンパンの宣伝として子供に大人気と書かれていました。
土屋は村崎が頼みにくそうにしていると感じて自分で頼む事にします。
気を使ってあげたのですが村崎は自分でもカレーメロンパンを3個注文しました。
注文し易くなったと言ってくれたので気遣いは無駄になりませんでした。
カレーメロンパンは物凄く美味しかったそうです。
村崎が帰る前になぜ店の名前をコロコロ変えるのか質問しました。
店長がガネーシャ神を信仰する余りコロコロと店名を変えているそうです。
店員さんがカップル専門店にしたら売り上げが落ちたと嘆いています。
村崎はカレーメロンパンがあるのにおかしいと返答します。
土屋にはすでに売り上げが落ちた理由が分かっていました。
カップル専門店に子供に大人気のメニューが存在するのは怪し過ぎると指摘しました。
店員さんはわざとですよ、と胡麻化してましたが気が付いていなかったようです。
カレーを食べ過ぎたので夕食は素麺にしようと考えていると松友から連絡が入りました。
良い素麺が大量にあるので食べに来ないかと言っています。
村崎の元にもミオから同じ内容の連絡が入りました。
二人は誘いに乗る事にします。
土屋はカレー屋で貰った福神漬けを松友に押し付けようと考え持参する事にします。
福神漬けは渡せたようですが50把の素麺を貰う事になりました。
ミオは素麺を消費しきれないと判断し土屋と村崎に引き取ってもらう事にしたようです。
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第11話 早乙女さんはすごくかたい
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村崎に頼んで茨木県を案内して貰おうと計画していたのですが土屋の都合が悪く延期になりました。
調べるだけならタダなので検索してみる事にします。
地図で見ただけだと一日で目的地を回れそうでしたが乗り換え案内を見ると無理だと判明しました。
直線的に線路がないようですね。
山でキャンプするのも良いなって話になります。
ミオの提示した条件を満たす山はエベレストしかありませんでした。
裕夏が福岡に帰るので見送りに行きます。
ここで松友が新幹線のアイスがとっても固い事を教えました。
興味を持った裕夏はきっと買ったよな。
松友は東京での経験が裕夏を成長させたと感じて嬉しくなっています。
新幹線のホームで裕夏が初老の男とぶつかります。
男は歩きスマホをしていました。
自分が悪いのに横柄な態度を取っています。
初老の男は土屋と村崎が務めている、松友が務めていた会社の元社長でした。
朽木元社長は木舟にコンサルタントとして雇われる事になっています。
懇親会の為に上京してきたようです。
二人ともミオの事を悪くいってますね。
ミオの名前を出さないのでお互いに誰の悪口を言っているのか知りません。
ミオに助けられた二人は彼女と手を切り協力する事になるのですが不幸な結果を招くようです。
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エピローグ 早乙女さんは進みたい
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裕夏に影響されたミオが友達を作ろうと決心しました。
友達が作れると評判の写真を投降するSNSを始めます。
映える写真を取るためにおしゃれなカフェに行く事になります。
注文した品が来るとミオが写真を撮ろうとします。
練習してきたと言って胸に乗せて手を使わずに飲む姿を撮ろうとしています。
これでフォロワーが集まると自信を見せるミオにそれは文化圏が違うと教えます。
胸にカップが乗っているのを見て松友が驚いています。
それだけミオのおっぱいは大きいって事だね。
映える写真を撮るためにカフェ通いをするのは無理があると判断したミオは他の手段を考えています。
土屋からキャンプに行こうとの誘いがありました。
4人でキャンプに行く事になりました。
村崎とミオがお土産を買いに行きます。
そこで見つけた日本人形が可愛い系か綺麗系かで争う事になっています。
第三者の意見を聞くために裕夏に写真を送る事になりました。
裕夏が小さかった事を伝えると村崎が興味を持ちます。
自分よりも小さい事を期待したようですがミオの態度から推察するに村崎の方が小さいようです。
写真を貰った裕夏が松友を心配して連絡してきました。
彼女は呪いの人形が映っていると言っています。
ミオはスマホが壊れている事に気が付き落ち込みます。
松友は写真を撮る事に夢中になりキャンプを楽しめなくなるのよりは良いと言って慰めます。
松友がスマホを貸して写真を撮る事になりました。
ミオが嬉しい事を言ってくれます。
最初の一枚は松友と二人で撮りたいと言ってくれました。
松友は驚いていますよ。
マシュマロを食べている姿を撮影しました。
その写真をSNSにアップするとバズる事になります。
裕夏が心配して連絡してきました。
彼女はミオがアップした写真を見たようです。
通話の途中でミオが帰って来たので松友は裕夏との通話を終わらせます。
ミオがバズったと言ってスマホを見せてきました。
コメントまで確認すると写真の右上に人形が映っていて心霊写真だと思われバズった事が判明しました。
松友はミオが購入した人形が映っていると考えたようです。
ミオが青い顔で人形はバッグにしまっておいたと告白しました。
写真に映っている人形は心霊現象でした。
ミオはアカウントを削除する事にします。
友達を作るのにSNSに頼りきりなのは不味い。
顔を見られる人たちから友達を作ってみせると宣言しました。
ミオは「そのうち、がんばるから!」と言っています。
道は険しそうですねが、裕夏との出会いでミオは良い方向に変化したようです。
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成分美女幼児化友情ラッキースケベ
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