ラノベの感想) デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 第7巻 (富士見ファンタジア文庫)


概略:
第二の領域でクイーンを迎え撃つことになります。クイーンは拉致した響を狂三対策として戦場に送り込んできました。ナイト、ルーク、ビショップのどれかに変えられている事が予想されました。狂三が響が誰に変身させられているかを特定します。事前に決めていたパスワードを使い響の人格を浮上させてから響の脳内に潜り助け出す事になります。狂三は響のいかれた深層世界で戦う事になりました。クイーンは狂三に確実に勝利する為に弾丸の改良を行っています。恐ろしい戦力増強を成し遂げたクリーン(将軍)が出てきました。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2020/11/20
著者:東出祐一郎
イラスト:NOCO
ISBN:978-4-04-073779-9
雰囲気:決戦準備、vsクイーン、響の世界、パワーアップ、不利な戦い、素晴らしい仲間、援軍、響の冴え、紗和登場
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プロローグ
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狂三が紗和との思い出を語っています。
教室で居眠りしていた狂三を起こしてくれました。
狂三は見知らぬ少年にラブレターを貰っていました。
返事に困っていたようですが結局断る事にしました。
紗和は狂三に大切な人ができたら絶対に応援すると言っています。
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世界に残酷性を問うても虚しく響くだけ
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狂三は蒼やハラカと合流して戦いの準備を始めます。
白の女王(クイーン)が狙っている第二の領域(コクマー)に向かう事になりました。
狂三と一緒にコクマーに向かうのは数人です。
ハラカ、ジュエー、四枚のトランプ、アリアドネ、雪城真夜、蒼、シスタス、少数精鋭で向かう事になりました。
これにはハラカとアリアドネと真夜だけが知っている秘密が関係していました。
過去、三人はコクマーに隣界を破壊する要因が隠されている事を知ってしまいました。
お互いに信じたいのに誰かが裏切るかもしれないと疑心暗鬼に掛かっていました。
真夜が他のドミニオンに援軍を求める手紙を出したのですが秘密の漏洩を恐れて余計な一言を書き添えました。
クイーンとの戦いが終わったら記憶を消させて欲しいと添えてしまいました。
それを読んだドミニオン達はどのような行動に出るのでしょうか?
シスタスと再会した狂三はクイーンの正体が紗和だと知らせます。
これまでクイーンは狂三の反転体だと思っていたのでシスタスは驚いています。
狂三は紗和と戦う事になるようです。
クイーンは捕らえた響をナイトとして使役する事にしました。
これは狂三が予想した通りの展開です。
狂三と響は事前に何事かを相談していたようです。
ナイトとして目覚めた響は女王を裏切る事になるのでしょうか?
新たにナイトになった響はルークとビショップが建てた計画に駄目だしを行っています。
響は狂三に勝つつもりなんでしょうか?
狂三に負けた経験を持っているルークは不満を持ちながらもナイトの進言を受け入れます。
ナイトが主導して新たな作戦計画を練ったようですよ。
蒼は戦いが終わったらどうするか決めたようです・・・新たな目的を定めたようなんだよね。
狂三に執着している蒼は彼女に付いて行く事になるのだろうか?
コクマーに侵入したナイト達を狂三達が迎え撃つことになりました。
ナイトと狂三が戦いルークとビショップがエンプティ軍団を率いて他の準精霊と戦う事になるようです。
ナイトは狂三の隙を付いて斬りかかりますが読まれていました。
狂三はナイトの刃を受け止め回し蹴りを放ちました。
蹴り技を使ってきた事にナイトが驚いています。
側頭部を蹴られたって言ってるので狂三のスカートの中が見えたんだろうか?
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戦士たちに明日はなく
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狂三とナイトの戦いが始まりました。
ルークとビショップは戦場から姿を消します。
二人はナイトに加勢し狂三を仕留めるタイミングを計っていました。
蒼は狂三の指示に従いエンプティの大群と戦っていました。
アリアドネとジュエーがタッグを組んでエンプティと戦っています。
危機に陥ったアリアドネを絶妙なタイミングで狂三が助けました。
死闘中に他者を助ける余裕がある狂三にアリアドネは戦慄しています。
助けられた事でアリアドネは戦い続ける覚悟が決まりました。
狂三に助けられたアリアドネにジュエーが激しく嫉妬しています。
ハラカは戦場全体を俯瞰してピンチの仲間を助けています。
狂三はナイトが響なのか確信が持てませんでした。
ナイトの攻撃を受けているうちに彼女が時間稼ぎをしている事に気が付きます。
ナイトがルークとビショップに助太刀を頼みます。
狂三は三対一の戦いを強いられる事になりました。
まだ狂三には余裕がありました・・・紙一重で三人の連携攻撃をかわしています。
狂三はナイトがルークとビショップを守る行動を取っている事に気が付きます。
響らしくありません・・・狂三はナイトが響では無いと気が付き斬り伏せました。
ルークとビショップのどちらかが響である可能性が高まります。
ナイトを倒した事で狂三が優位に立ちましたがクイーンがやって来てしまいました。
クイーンと狂三の死闘が始まりました。
クイーンは休憩する為にルークとビショップに戦闘を担当させます。
どちらが響なのか迷っている狂三には効果的だと判断したようです。
しかし狂三はクイーンの動きが中途半端だと考えます。
クイーンの悪辣さを良く理解している狂三は今戦っているクイーンが響だと見破りました。
響はクイーンの中で自我を失いかけています。
狂三が救出行動に出るのをひたすら待ち続けています。
狂三と響はクイーンが響を拉致すると予想していました。
響の記憶を蘇らせる為にパスワードを決めておきます。
狂三は一度パスワードを覚えさせ忘れるように命じました。
狂三がパスワードを叫ぶとクイーンを演じていた響に変化が起こります。
響の記憶が浮上し始めました。
狂三は【九の弾(テット)】を使い精神潜航者(サイコダイバー)となり響の脳内に侵入します。
助けられるか?
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かくして夢の夢のまた夢へ
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狂三と響は響の脳内に構築された夢や過去を巡る事になりました。
響は6歳くらいの少女姿になっていました。
狂三は可愛いと感じて無意識に手を引こうとしています。
手を差し出した狂三と差し出された響が同時に驚いていました。
響は狂三の事が大好きなので狂三が活躍する世界が構築されていました。
響の夢の世界で狂三は悪役令嬢となります。
そこは響の趣味である乙女ゲームの世界でした。
蒼が王子様役をしていますね。
響の作り出した偽物の蒼は意外と協力的です。
狂三は桃園まゆかに蒼を寝取られています。
まゆかが狂三に虐められたと主張し蒼が信じてしまいます。
狂三は銃弾で解決しようとしますが響に止められゲームシナリオ通りに話を進める事になります。
圧倒的に狂三が強すぎるので戦闘シーンは省略され狂三が勝利しました。
蒼は狂三に跪いて詫びています。
狂三がナイトメア帝国の皇帝となりハッピーエンドを迎えました。
響の夢や過去の世界を攻略すると響の身体が成長して現在に近づいていきます。
幾つかの夢と過去をクリアして最後に二人が初めて出会った場所に到達します。
過去の響と狂三がやってきました。
ここで響が「女王さんの力をください」と叫びます。
響は女王の力を狂三の為に役立てたいと主張します。
狂三は若干呆れていますが嬉しそうですね・・・
偽物の二人が飛びかかって来ました!
狂三は<刻々帝>を使えましたが響は<王位簒奪>を使えませんでした。
どうなるの?
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女王の凱旋
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狂三の圧倒的な戦闘力が偽物二人を瞬殺しました。
狂三は躊躇なく偽物響を盾として使いました。
偽物狂三に投げつけてバランスを崩させ背後から連射して殺しました。
戦闘が終わり何時でも現実に戻れる事になりました。
ここで響がこの世界に留まらないか?と提案してきました。
狂三にはその気はありませんでした・・・銃で脅して現実に帰還しても良かったのですが狂三は響に付き合うことにします。
散歩したいと言い出した響に付き合って散歩しています。
銃をしまって散歩に付き合ってくれる狂三を見て響は自分の願いは叶わないと知りました。
狂三は響が現実に帰還すると信じているようです。
それを理解いた響は狂三とのラブラブ生活を諦めて現実に帰還しました。
クイーンは確実に狂三に勝つための準備をしていました。
以前狂三が行ったように手持ちの弾丸の特性を改造していました。
現実世界に帰還した狂三と響がルークとビショップに挑みます。
クイーンの能力を簒奪した響は大幅な戦闘力アップを果たしていました。
狂三が攻撃する隙を作り出すには十分な戦闘力を持っていました。
響が女王の力を簒奪した事にルークが腹を立てています。
羨ましいようです。
ルークが響に挑んできました・・・狂三はビショップの相手をする事になります。
響はルーク相手に優勢に戦いを進め倒してしまいます。
ビショップが慌てて加勢に来ましたが間に合いませんでした。
狂三から目を離したビショップは撃ち殺される事になりました。
少し余裕が出来たので狂三はクイーンの狙いを考えます。
そして自分と同じように弾丸を改良していると予測しました。
将軍の人格が表出しているクイーンが登場しました。
狂三が予想した通りクイーンは弾丸を改良していました。
八の弾にアクラヴの機能を追加して自分の複製体を生み出す機能を作り出していました。
エンプティを撃って複製体が増えていく事になってしまいます。
絶望的な状況で発せられた狂三の発言が仲間に力を与える事になります。
決死の戦いを挑む事になった狂三は「良い仲間を持ちました。全員で生き残りますわよ」と告げました。
照れ隠しに無言で走り出します。
戦場に集っていた仲間は狂三の発言を聞いて心が震えています。
全身ボロボロなんですが覇気が漲っています。
戦闘能力が大幅に向上した響は観察眼が増しています。
彼女はクイーンの増殖スピードが遅い事に気が付きました。
観察の結果クイーン化が行えるのは本体と最初に連れてきた五体だけだと見破りました。
響の存在を軽視していた将軍は一瞬焦ったようですが「見破れないければ意味が無い」と断じます。
そこに真夜からの招集に応じたリネムが登場しました。
瑞葉と銃ヶ崎烈美と唯もやって来ました。
唯は真夜から連絡を貰う前から姉由梨の遺言を信じてコクマーに向かっていたそうです。
烈美は配下の仲間を連れてきています。
彼女達の参戦により戦列が維持されます。
リネムと瑞葉が歌い始めました。
またも響が素晴らしい観察眼を示します。
響はリネムにならクイーンの分身体の放つ銃弾の音の違いを判別できると思いつきます。
リネムは響の指示に従い音の違いを観察して分身体を作れる最初の五体の特定を始めました。
この響の作戦が見事に当たります・・・リネムがクイーン化を行える特殊な分身体を特定していく事になりました。
特殊な分身体を作り出すのに時間と霊力を消費した将軍は追い詰められる事になりました。
数を頼みに狂三たちを殲滅しようと考えていた将軍は勝てないと悟ります。
自害する事で消耗している霊力を補充し、主人格の紗和に後を任せる事にしました。
狂三の前に紗和がでてきましたよ。
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それから、山打紗和は
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最後の戦いを前に紗和からクイーンになった経緯が語られます。
現実世界で狂三が紗和を殺した時に絶望した狂三は反転体に成りかけました。
【四の弾】を使い反転体になるのを回避したそうです。
そこで1000万分の一の確率で反転した瞬間を切り取った分身体が誕生しました。
狂三は迷うことなく分身体を始末したようです。
隣界に落ちた紗和と分身体が偶然で劇的な再会を遂げました。
狂三への恨みを晴らす為に二人は契約し融合しました。
魂は紗和で肉体は反転体の狂三であるクイーンが誕生しました。
狂三が自分への恨みと隣界は別物ではないか?と問いかけます。
紗和は隣界が存在する事自体が間違っていると答えました。
隣界を破壊して王様を迎え入れると言っています。
狂三と紗和は理解し合えない事を確認し最終決戦を始める事になりました。
現実世界で一つの戦いがあり隣界に影響を与えています。
狂三と紗和の決着とは無関係に隣界は消滅するのでしょうか?
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