ラノベの感想) ベン・トー 第4巻 花火ちらし寿司305円 (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
HP同好会が夏休みを利用して強化合宿に行きます。駅の停車時間に繰り広げられる争奪戦に参加して己の心と戦います。合宿先は山の中にあるペンションです。近くの川で滝に打たれて腹の虫の声を聞く事になります。槍水が真剣に修行の意図を語っていますが佐藤と白粉は聞いていません。白粉は佐藤を誘導して彼をマッチョにしようと試みます。白粉が佐藤の海パンを狙ています。佐藤の海パンが川に流されます。追いかける佐藤の前に女子中学生が現れます。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2009/7/29
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630495-5
雰囲気:駅で短距離走、個室、修行、感触、全裸水泳、海パンハンター、ふんどし祭り、前哨戦、汗の威力、美乳、心霊写真、喧嘩の仲裁、真剣勝負、弁当より決着、サプライズ
.
>>
1章 企業戦士サラリーマン
>>
《企業戦士サラリーマン》を自称する男が昨年の雪辱に燃えています。
魔導士率いるHP同好会と戦い負けたみたいです。
雪辱に燃える彼は仲間と考えているメンバーの様子を見て皆気合が入っていると認識し嬉しくなっています。
レッドがメンバーを勝手にブルー、ピンク、イエロー、グリーンと呼んでいるだけで知り合いではありません。
夏休みが始まり佐藤は男子寮に住んでいるクラスメートを誘い市民プールに出掛けました。
彼れらは性を謳歌しようと期待に胸を膨らませています。
やって来たのは寮から三キロ離れた場所にある市民プールです。
市民プールに入場した瞬間に希望は潰える事になりました。
その日はシニア割引DAYで老人しか来ていませんでした。
落ち込んでいた佐藤の夏休みが始まります。
HP同好会の合宿に出発する日がやって来ました。
佐藤が駅に到着すると自動販売機の陰から白粉が顔を覗かせてります。
彼女は自分の私服姿に自信が持てず佐藤に目視される事を恥ずかしがっていました。
佐藤が褒めても無理しなくていいですと言って卑屈さを露わにしています。
槍水がやって来ました。
彼女の服装は背中が大きく開いています。
佐藤は白粉にブラはどうなっているんだろう?と質問する事にします。
白粉は非難する事なく教えてくれますね・・・二人は変態同士気が合っています。
槍水の意向で始発電車に乗って出発する事になります。
目的地はそれ程遠い場所では無いのですが始発で出発する必要があるんだそうです。
電車に乗ると槍水が合宿の目的を説明してくれます。
普段と違う状況で弁当争奪戦を行う意図があるそうです。
始発で出発するのもそれが絡んでいました。
槍水がスカート姿だったので黒いストッキングとももの境界線が眩しくて佐藤は説明を聞いていません。
槍水に気付かれずに太腿を注視するのに躍起になっています。
視線が合うと槍水は気合が入っていると解釈してくれました。
目的の駅に到着しお粥弁当争奪戦を行う事になります。
停車時間内に弁当を購入して電車に乗り込む必要があります。
槍水は己との戦いに成ると言っていましたが佐藤は説明を聞いていなかったので意図が不明でした。
争奪戦が始まり《企業戦士サラリーマン》と駅構内で競争する事になりました。
スーパーでの争奪戦と違い時間との闘いとなります。
お互いに牽制し合いながら爆走する事になっています。
リーダーを自称しているレッドは佐藤の事を馬鹿の様だが手強いと見て取ります。
白粉が俊敏さを示しレッドに警戒感を抱かせます。
イエローと連携して牽制してきました。
レッドとイエローが走るスピードを意図的に落として並走します。
白粉は接触を嫌いスピードが落ちます。
佐藤は白粉の後ろに続いています。
階段で白粉が転倒したので助け起こしていたので最後尾に付けています。
槍水、ブルー、ピンク、グリーンが先頭を駆けています。
白粉が下がり佐藤がレッドとイエローに近付いて行きます。
レッドは佐藤が転倒の怖さを理解しない馬鹿だ理解し戦慄しています。
レッドとイエローがバランスを崩してしまいます。
レッドは走り続けますがイエローは転倒しました。
イエローはお粥弁当を諦めてホームから近い売店に向かいました。
白粉がレッドを抜いて前に出ます。
レッドと佐藤が並走する事になりました。
途中でお粥弁当を購入して折り返してきた槍水とすれ違います。
槍水は時間が無い急げと警告を発します。
佐藤はまだ充分に時間が残っているのに何で?と不思議に思っています。
レッドは焦り始めています・・・彼には意味が理解できたようです。
白粉、レッド、佐藤の順でお粥弁当を購入してホームに駆け戻る事になります。
ここで佐藤は槍水の警告の意味を理解しました。
お粥弁当は汁物のなので激しく腕を振り全力疾走する事ができません。
衝撃を与えられないので歩幅の狭くなりスピードが落ちています。
佐藤は間に合わないかもしれないと戦慄します。
レッドは佐藤を見捨てるか助けるか悩んでいましたが子供を見捨てるのは大人のやる事ではないと判断します。
自分が正義のヒーローになっている気分で佐藤に状況を打開する秘儀を疲労します。
レッドは頭の上でお粥弁当を振り回し始めます。
佐藤は遠心力を使いお粥が零れないようにして全力疾走するんだと理解しました。
レッドに続いて佐藤もお粥弁当を頭上で回転させながら全力疾走の入ります。
階段のスロープにお尻を乗せて滑り降りる白粉が後ろを振り返り悲鳴をあげています。
彼女の目には馬鹿が二人見えていました。
レッドと佐藤は階段から飛び降りて距離と時間を稼ぐことにします。
着地を決めて電車に向かって疾走します。
ドアが閉まり始めますがギリギリで電車に飛び込みました。
ここで悲劇が起こります。
レッドは戻るべき電車を間違えてしまいHP同好会が乗って来た都会から田舎に向けて走る電車に乗り込んでしまいました。
彼は田舎から都会に向かっていたので逆方向です。
その日はサラリーマン人生を左右する大事な会議があったそうですが・・・遅刻は確定的です。
その電車は1時間半に1本しか走っていません。
レッドが気にせず食べてくれと言うので槍水、佐藤、白粉はお粥弁当を堪能する事にしました。
無事に都会行きの電車に戻れたブルーがレッドが居ない事に気が付きました。
彼らは仲間でも知り合いでもありません。
ブルーはレッドの事を小声でブツブツ言っている馬鹿な奴と認識していました。
レッドは自分を大人としきりに強調していましたが物凄く子供っぽいです。
.
>>
2章 ナックラヴィ
>>
《ナックラヴィ》という二つ名を持つ森丘太蔵がアンという女の子と決戦地にやって来ました。
HP同好会と戦った経験があるようです。
去年は魔導士と槍水に負けたみたいだね・・・雪辱戦に燃えています。
槍水の予約したペンションに到着しました。
オーナー夫妻の娘が案内役としてペンションに来ています。
淡雪えりかという中学三年生の女の子です。
槍水は淡雪にどこかで会った事があるのではとの印象を抱きますが確認すると否定されます。
何かあったら連絡して下さいと言って淡雪は自分の携帯番号を教えてくれました。
注意事項の説明を終えると淡雪は帰って行きました。
槍水の案内で近くにある川に向かいます。
佐藤は槍水の水着姿が拝めると希望に胸をトキメカセますが裏切られる事になりました。
槍水は水着を持ってきていませんでした。
去年の水着でも着られると思っていたようですが第二次性徴が著しくサイズ的に入らなくなったそうです。
佐藤は本来喜ぶべき第二次性徴に邪魔されたと悔しがっています。
白粉は第二次性徴が乏しいのか中学時代のスクール水着に着替えます。
女の子の水着姿を見られたので喜ぶべきところなんですが白粉はペッタンコなので佐藤の食指は動きません。
佐藤も海パンに難点を抱えていました。
間食をやめ半額弁当の争奪戦に参加し続けている彼は体が鍛えられてお腹周りがスリムになっています。
お陰で海パンが少し緩くなっていました。
槍水の指導の元、佐藤と白粉は滝に打たれて腹の虫の声を聞く修行を開始します。
佐藤は槍水の言っている事の意味が分からにのですが真面目に修行に取り組んでいます。
目を閉じて腹の虫の声を聞こうとしています。
神経を研ぎ澄ませていると声が聞こえてきました。
声は速筋を鍛えろと言っています・・・佐藤は白粉が暗示を掛けようとしている事に気が付きました。
バレてしまった白粉が開き直ります。
自分好みのマッチョを作り出す為にアドバイスしたと言い返してきました。
佐藤は欲望に忠実過ぎる白粉に戦慄しています。
滝に打たれるので白粉はメガネを外しています。
視界がぼやけている彼女が佐藤の陰毛が見えていると指摘してきます。
佐藤が慌てて海パンの存在を確認すると完全に脱げていました。
白粉は佐藤の下半身を生で触ろうとしてきますよ・・・感触を確かめたいと言っています。
槍水が岩の上で昼寝を始めていたのは幸いでした。
川を流れていく海パンを発見した佐藤は白粉に尻を見られるのを無視して泳いで追いかける事にしました。
川の下流では淡雪と彼女の友達の禊萩真希乃が泳いでいました。
二人は喧嘩中なのか険悪なムードが漂っています。
そこに佐藤の海パンが流れてきました。
佐藤は自分の海パンを淡雪が持ってる事に気が付きます。
全裸のままで彼女達に近付くのは危険だと判断しました。
彼女達から少し離れた位置で下半身が川の中に隠れるように足を開いて止まります。
淡雪が持っているモノを投げ渡してとゼスチャーで示します。
禊萩が気を利かせてくれますね・・・優しい彼女は佐藤の海パンを持って泳いで近付いてきました。
水中を泳いできたので彼女は佐藤の下半身を視界に収める事になります。
メガネをかけていないので視界がぼやけていると言って海パンを渡してくれました。
佐藤は下半身を晒さないように苦労しながら海パンをはく事になります。
会話に困った二人は自己紹介をし合っています。
佐藤は禊萩と淡雪が揉めていたのを目撃していたので理由を聞いてみる事にします。
禊萩はスポーツ特待生として遠方の高校に進学する事が決まったそうです。
淡雪は地元に残るので関係がギクシャクしているそうですよ。
佐藤は著莪と揉めた時の事を例に出しちゃんとした関係なら仲直り出来ると助言しました。
佐藤は上流に向けて泳いでいると浮き輪に乗りメガネを装備した白粉が流れてきました。
彼女は「インモッインモッインモッ!」と呟きながら流れてきます。
佐藤の陰毛を視界に捉えようと燃えているようです。
佐藤は白粉の鳩尾に一撃を加えて彼女の意識を飛ばします。
気絶した白粉を連れて槍水の元に戻りました。
槍水がストッキングを脱いで生足になります。
彼女も足だけは川につかり川遊びを楽しむ事にしました。
白粉が執拗に佐藤の海パンを降ろそうと狙ってきました・・・普通男女で役割が逆では?と思えてなりません。
佐藤は海パンを死守しました。
ハーフプライスラベリングタイムの前にお祭りに行く事になります。
お祭りなので神輿が出ていました。
飛び入り参加も可能だと聞いて白粉が参加を希望しました。
彼女は神輿を担いでいる屈強なオジサンたちの褌に目が釘付けとなっています。
彼女だけが神輿を担ぐ事になります。
思わぬ形で白粉を駆除できたので佐藤は槍水とお祭りデートできると興奮しています。
佐藤は槍水と屋台を回りお祭りを楽しもうと考えていましたが希望は叶いませんでした。
槍水から屋台の食べ物を買うのを禁止されました。
お祭りに来たのはハーフプライスラベリングタイムに備えて腹の虫を刺激する為だと説明されました。
それでも人波が激しいので槍水と佐藤は手を繋いでお祭りを回る事になりました。
佐藤は槍水と手を繋げて嬉しそうですが、食べ物の屋台の前を通る時に力一杯握られ痛かったそうです。
お祭りの最終日に出される「花火ちらし寿司」を求めて全国から狼が集まっています。
ナックラヴィとアンと遭遇する事になりました。
ナックラヴィは槍水を元の二つ名「腰巾着」と呼んできます。
雪辱を果たすと言って去って行きました。
この土地には二つのスーパーがあり競い合っています。
競争率を下げる為に槍水と佐藤、白粉は別々のスーパーに向かう事にしました。
槍水が向かったスーパーに淡雪が現れました。
彼女の姿を見た槍水は彼女が狼だった事を思い出しました。
淡雪は昨年花火ちらし寿司を獲得していました。
弁当コーナーを見て回った淡雪はハーフプライスラベリングタイムが始まる前にスーパーから出ていこうしています。
槍水は声を掛ける事にします。
声を掛けると淡雪も槍水が狼だった事を思い出しました。
去年淡雪は《ギリー・ドゥー》という二つ名持ちと行動を共にしていました。
待ち合わせの場所を間違えたのかと問うと違うと言われます。
自分達にはもう約束は無いんだと言って立ち去ってしまいます。
ハーフプライスラベリングタイムが始まるので槍水は淡雪を追えなくなりました。
佐藤と白粉が向かったスーパーにナックラヴィをはじめとする二つ名持ちが現れました。
毛玉と彼の後輩で《サラマンダー》という二つ名を持っている響鉄平がやって来ました。
毛玉からサラマンダーを紹介される事になりました。
毛玉とサラマンダーは互いの髪型をセットし合っています。
その姿を見ていた白粉が二人を小説の登場人物にする事を決めました。
腐った眼で二人を観察しています。
佐藤は自分がモデルに成らないと知り放置する事にします。
佐藤からの突っ込みが入らない事を訝しんだ白粉が不思議そうに理由を聞いてきました。
佐藤は自分がネタに成らないなら止めはしないと答えます。
白粉は佐藤をモデルにしているサイトウも登場させるから心配するなと嬉しそうに答えます。
佐藤は白粉を折檻する事になりました。
スーパーには禊萩も来ていました。
彼女も《ギリー・ドゥー》という二つ名を持っている狼だと教えられます。
佐藤は意外に感じていましたが争奪戦の中で彼女の凄さを知る事になります。
弁当コーナーが孤状になっているので戦うにはスペースが狭くなっていました。
相手の間隙を縫って弁当を奪取する白粉のスタイルでは辛そうです。
争奪戦が始まるとナックラヴィが予想外の攻撃をしてきました。
彼は後方から狼を押し込み圧し潰そうとしてきました。
佐藤は動きが取れないので上空に飛び狼の肩や頭を伝って弁当棚を目指します。
そこをサラマンダーに攻撃される事になりました。
ギリー・ドゥーがサラマンダーの攻撃をもろに受けそうになった佐藤の足を払ってくれました。
結果として受けるダメージを軽減されました。
普通なら意識を失っている筈なのですが佐藤はギリギリで意識を保っています。
そこに弁当を確保したサラマンダーがやって来ました。
彼からギリー・ドゥーが助けてくれた事を知らされます。
サラマンダーの獲得した弁当から漂ってきた匂いで佐藤が再起動しました。
群がる狼の数が減り白粉が動けるスペースが生じます。
白粉は果敢に弁当を取りに向かいますが途中で無理だと悟り逃げに転じます。
ナックラヴィの攻撃を受けてぶちのめされる事になりました。
普段の白粉ならかわせる攻撃だったのですがナックラヴィに近付いた彼女の動きが緩慢になりました。
佐藤はナックラヴィには何らかの秘策があると判断します。
秘策の正体が判明する前に倒されそうになります。
著莪が颯爽と登場して佐藤を助けました。
残りの弁当は一つで立っている狼は佐藤、著莪、ナックラヴィ、アンの4人です。
ナックラヴィと戦う著莪の攻撃がキレを失いました。
佐藤はナックラヴィが汗の臭いを嗅がせて狼の食欲を減退させている事に気が付きました。
著莪が英断を下す事になります。
弁当を半分こしようと言った彼女は佐藤をナックラヴィとアンに向けて突き飛ばしました。
飛んで来る佐藤を避けようとした二人の隙を付いて著莪が弁当を確保しました。
スーパーから出るとナックラヴィが名前を聞いてきましたよ。
著莪が著莪あやめと教えます。
佐藤が佐藤洋と教えるとアンが驚いています。
彼女は白粉がネットで公開している小説の読者のようですね。
佐藤が登場人物のモデルになっている事に気が付きそうでした。
アンは筋肉と汗が大好きで白粉と同類のようですよ。
佐藤が彼女を夕餉に誘うと著莪からこうげきされる事になります。
夜に女の子を無理に誘うな、そんなだから変態って二つ名が付くんだと言われてしまいます。
佐藤が弁明しようとして墓穴を彫ります。
身に覚えがあると言ってしまったので著莪すでに佐藤が禊萩に何かしたと勘違いしています。
何故か白粉が佐藤を擁護してくれるのですが佐藤は男にしか興奮しないと言おうとしたみたいです。
心優しい禊萩は姿が変わるって意味に取ってくれました。
槍水と合流して夕餉となります。
槍水からスーパーで淡雪に会ったと教えられます。
彼女がハーフプライスラベリングタイムが始まる前に帰ってしまったと教えられた禊萩は淡雪の元に向かう事にします。
槍水、佐藤、著莪、白粉の四人での夕餉となりました。
著莪が約束通り半額弁当を半分くれますよ。
はいあーんと言って食べさせてくれます。
佐藤は槍水と白粉の見ている前でやるのは恥ずかしいと感じていますが二人は無反応です。
二人の取った弁当はマグロのカツ弁当でした。
マグロのカツがトロだと知り槍水と白粉が欲しがります。
弁当の交換を条件に二人にも分ける事になります。
驚きの事実が判明しました。
トロは佐藤と著莪が食べたカツだけでしたよ。
ランダムでトロが入っていた事を知りました。
佐藤と著莪幸運だったようです。
槍水のハンバーグ弁当を分けて貰います。
著莪が嫌な予感に囚われ佐藤に先に食べさせます。
ハンバーグの中にミニトマトが入っていて佐藤は口の名を火傷しました。
ペンションに戻り入浴する事になります。
槍水がみんなで入ろうと言ったので佐藤が期待に胸を膨らませています。
素早く準備して居間に戻ります。
入浴セットとノートパソコンを抱えた白粉がやって来ました。
白粉がノートパソコンを開くと白梅の声が聞こえてきました。
白梅なビデオ通話で佐藤を監視し覗きを防ぐつもりです。
画面の前から姿を消すと最寄りの警察に通報すると脅された佐藤は大人しく白梅との通話を続ける事になりました。
可哀想です。
浴室から悲鳴が聞こえてきました。
佐藤は事故が起きたかもと考え浴室に向かおうとします。
著莪から槍水の美乳を揉んでいるだけだから心配するなとの声が掛かりました。
佐藤と白梅は著莪が背後から槍水の美乳を揉んでいる姿を想像しています。
佐藤は槍水の喘ぎ声を聞き逃すまいと耳を澄ませます。
白梅が対抗策を打って来ました。
彼女はパソコンと音楽プレイヤーを接続してパソコンのスピーカーからクラッシックを流し喘ぎ声が聞こえなくします。
自分はヘッドホンを装着して喘ぎ声を聞き逃さないようにしています。
佐藤は画面の前から離れれば喘ぎ声を聞けるのですが通報するとの脅しに屈しました。
風呂上がりの著莪がドライヤーを持って佐藤の元にやって来ました。
佐藤が著莪の髪をドライヤーを使って乾かしています。
白梅から温風と冷風を交互に使えとの指示が出ています。
白梅は著莪の髪をセットしたいみたいだね・・・羨ましみたいです。
佐藤が一人で寂しく入浴する事になりました。
背後にゴキブリのような気配を感じます。
振り返ると白粉が覗いていました。
背中を流してあげますと言ってますね。
佐藤のお尻を観察しているようです。
佐藤は女の子に背中を流して貰える夢のようなチャンスを得たのですが相手は白粉です。
白粉のおぞましい趣味の餌食になるのを恐れた彼は背中を流してもらうのを拒みました。
白粉は佐藤が立ち上がった時に股間を拝めると期待していたようです。
佐藤はお尻を晒すのは仕方ないと諦め前だけは死守しました。
股間を拝めなかった白粉は舌打ちを残して浴室から退去しました。
佐藤が入浴している間にあせびから著莪にメールが届きました。
あせびの自撮り写真が添付されていたのですが心霊写真になっていました。
怖くなった著莪、槍水、白粉は各部屋から布団を持ち出しリビングに並べます。
佐藤が風呂から上がるとリビングに布団が4枚敷かれていました。
あせびの心霊写真が怖いので全員で集まって雑魚寝する事になりました。
期待していた雑魚寝が実現したのですが佐藤は嬉しくないようです。
あせびの心霊写真が怖いみたいです。
怖いので4人でトランプをして気分を変える事にしました。
白粉と槍水が寝落ちしたのでしたので佐藤と著莪も寝る事にします。
心霊写真が怖い著莪は佐藤を抱き枕にsて眠る事にしました!!
著莪が火傷した佐藤の口内を舐めてくれます。
イチャイチャしてるんだけど甘い雰囲気はしてないなー。
.
>>
3章 ギリー・ドゥー
>>
早起きした著莪は佐藤を誘いジョギングに出かけました。
途中でジョギング中の淡雪と禊萩と出会いました。
一緒にジョギングする事になり著莪が喧嘩中の二人を仲直りさせようとします。
著莪には淡雪の態度が一年前の自分と重なって見えています。
淡雪は素直に成れないようですね。
禊萩は隣で曖昧な笑みを浮かべているだけです。
用事があると言って淡雪が逃げてしまい禊萩は彼女に付いて行きました。
ペンションに戻り槍水と白粉と一緒に町を散策する事になりました。
飲食店が目立ちますが立ち寄るわけには行きません。
腹の虫を強化する為に絶食に近い状態まで追い込む必要があるからです。
漬け物屋を見つけて店主の老婆と世間話をして過ごします。
お祭りを見て回る事になります。
佐藤は著莪と一緒に射的屋でゲーム機の拡張機材を狙います。
見事に機材を獲得しています。
著莪が集団の行動を決めていますね。
型抜きをして資金を増やそうとしましたが失敗に終わりました。
著莪は佐藤の財布を自分の物のように使うので佐藤は散財する事になっています。
ハーフプライスラベリングタイムが迫って来たので二手に分かれて二件のスーパーに出陣する事になりました。
槍水と白粉、佐藤と著莪に別れました。
著莪が淡雪の存在に気が付き彼女を追いかける事にします。
佐藤たちには内緒のようだね、獲得したゲーム機を置きに行くと言って離れました。
佐藤は一人でスーパーに向かう途中で禊萩と出会います。
二人で連れだってスーパーに向かう事になりました。
佐藤は禊萩の存在感が消える事に驚いています。
著莪は淡雪を捕まえ荷物運びを手伝ってもらう事にします。
著莪の我儘さに淡雪は驚いていますが手伝ってくれますよ。
著莪は淡雪と禊萩の喧嘩の原因を聞きだす事にします。
淡雪の抱える問題を話して貰う代わりに著莪と佐藤が経験した仲違いの原因を話す事になります。
佐藤の両親の酷さを聞かされた淡雪が驚いています。
少しずつ淡雪と禊萩の間で起こった問題を放してくれます。
禊萩にスポーツ特待生の話が舞い込み彼女は淡雪に相談する事なく関東の高校への進学を決めました。
淡雪は教師から禊萩に特待生の話が来ている事を教えられていました。
彼女は一言相談して欲しいと思っていたようですがそれが無かった事を寂しく感じています。
禊萩としては普段から一人でもきちんとできるようになれと淡雪に言われているので彼女を安心させたくて一人で結論を出したようです。
これが二人がギクシャクしている原因でした。
問題を話し終えた淡雪は仲直りの方法について聞いてきました。
著莪は自分が間違っていた事に気が付いたので仲直り出来たと教えます。
著莪と佐藤は一緒の高校に進学しようと約束していたのですが佐藤が勝手に違う高校に推薦入学で行く事を決めました。
佐藤は決める前から著莪に違う高校に行く事になるかもしれないと話していました。
著莪は冗談を言っているだけだと考え軽く聞き流していました。
佐藤から真顔で住む場所が違っても通う学校が違っても関係が変わる事は無いと言われて著莪は自分が彼を疑っていた事に気が付いたようです。
淡雪に相手の言い分もキチンと聞いてみるべきだと伝えます。
淡雪は禊萩が戦っているスーパーに向かって駆けだしました。
淡雪と禊萩を助けたいと思ってしまった著莪は闘志を失いました。
行くだけ無駄と察した彼女は待ち合わせ場所の公園でHP同好会の勝利を祈る事にします。
今回の著莪はお姉さんしていますねー。
佐藤と禊萩の前に毛玉とサラマンダーが現れました。
槍水がもう一方のスーパーに向かったと伝えるとサラマンダーは慌てた様子でスーパーに向かいました。
毛玉はお祭りで色々食べてしまいお腹一杯になってしまったので不参加です。
槍水とサラマンダーの戦いを観戦する為にサラマンダーの後を追います。
佐藤と禊萩の向かったスーパーにはナックラヴィ、アン、大顎、天井の蜘、が現れました。
他にも二つ名のない狼が現れました。
佐藤と禊萩は共闘する事を決めます。
ナックラヴィの汗攻撃を知っている二人は彼との距離を取って戦っています。
佐藤が大顎をナックラヴィの胸板に激突させます。
他の狼が追い打ちを加えてナックラヴィと大顎を無力化しました。
一人になったアンへの警戒が薄れてしまいます・・・これは生き残っていた全員の失策だったね。
アンが全員を隙を突いて一つ目の花火ちらし寿司を獲得しました。
残っている弁当は花火ちらし寿司が一つです。
激戦が続きますが佐藤と禊萩は共闘しています。
佐藤は禊萩のサポートが的確な事に驚いています。
禊萩は佐藤に花火ちらし寿司を取らせる事を決意します。
自分が残っている狼を抑えている間に佐藤に取らせようとしました。
佐藤は勝利を感じたのですが淡雪が登場した事で勝利が逃げて行きました。
禊萩はすまなそうな顔をしながら共闘の終了を告げてきました。
佐藤は淡雪の登場を嬉しく思っています。
そこからは乱戦となりました。
佐藤と禊萩がぶつかる事になります。
佐藤は禊萩の攻撃が的確にヒットする理由に気が付きました。
全周から攻撃を受ける可能性があるので狼は気配を読んで相手の位置を把握しているようです。
禊萩は気配を消す能力に長けているので攻撃を当てられる事に気が付きました。
気配を消して相手の懐に入り込み攻撃しています。
佐藤が禊萩対策を思いつきました。
視線を彼女から外さなければ位置を見失う事は無いと気が付きました。
それには禊萩以外の狼を行動不能にして一対一の状況を作り出す必要がありました。
佐藤は禊萩だけが立っている状況が作り出されました。
淡雪だけは意識を保っていて床を這って弁当に向かっています。
禊萩は淡雪を助け起こしたい見たいですが佐藤がそれをさせません。
佐藤は禊萩と淡雪の喧嘩の理由を知ってたのですが勝ちに行く事を決めます。
本気で立ち向かってくる佐藤の姿勢は禊萩にとって嬉しい事のようです。
佐藤は禊萩を倒してから淡雪の妨害に向かっても間に合わないと気が付きます。
ここで佐藤は雄叫びを上げて突進してくる禊萩との決着を優先する事を決めました。
弁当を諦めた瞬間です。
禊萩をなぎ倒す為に放った渾身の一発は気配を消されて避けられます。
禊萩の攻撃が佐藤に迫ります、佐藤はバランスを崩した態勢から逃げ切目を放ちました。
二人の拳がぶつかり轟音を発します。
結果は相討ちだったようです。
淡雪が花火ちらし寿司を獲得して戦いは終了しました。
白粉を抱えた槍水が戻ってきました。
彼女は花火ちらし寿司を獲得していました。
白粉はサラマンダーの一撃を喰らい沈んだそうです。
佐藤が戻ってきました。
彼から負けたと言われました、負けた割には満足感に満ちていました。
淡雪と禊萩はスーパー近くのパス亭のベンチで花火ちらし寿司を食べています。
佐藤との死闘によって禊萩はボロボロです。
淡雪が食べさせてあげています。
食べ終わってから淡雪は禊萩の気持ちを聞き出す事にします。
彼女が話し始めるのを辛抱強く待っています。
禊萩から淡雪を喜ばせようとしての行動だったと言われました。
淡雪は自分の意見を押し付け過ぎていた事を謝っています。
禊萩はスポーツ特待生を辞めて淡雪と同じ高校に進学しようかな?と言い出します。
淡雪は慌てて禊萩の止めています。
淡雪は自分も禊萩の進学する高校を受験しようと考えている事を伝えました。
二人は互いを大切に想っていたと確認し合う事が出来ました。
翌日帰る為に駅に向かっているHP同好会の前に淡雪と禊萩が現れました。
電車に乗り込んだ著莪に淡雪がお弁当を渡してくれます。
彼女から禊萩の進学する学校が丸富大学付属高校だと教えられます・・・禊萩は学校名を忘れていたようです。
淡雪は丸富大学付属高校を受験してみると伝えました。
著莪は来年二人が後輩になる事を楽しみにしていると言って別れました。
著莪の発言に驚いている淡雪と禊萩を残して電車は発車しました。
貰ったのは淡雪と禊萩が作ってくれたちらし寿司でした。
早速食べる事になりました。
.
総括
>>
水着に着替える事になったのですが佐藤よりも白粉のヤバさが目立っています。
強化合宿は白粉の妄想力を高める結果となりました。
彼女は妄想力を刺激される数々の場面を目撃してしまい創作意欲を高めています。
出会った二つ名持ちも彼女の妄想力により小説の登場人物になるようです。
アンが白粉の小説の読者だった事は驚きました。
彼女も汗と筋肉が大好きなようですよ。
白粉とは気が合いそうだったのですが深い交流が無かったのが残念です。
白粉の変態度が上がりまくりです。
彼女にこそ変態の二つ名を与えるべきだと思います。
.
成分美少女戦闘友情恋愛妄想ハーレム
評価AAAAAAAAACCAAAAAA
.
AmazonLink: ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第16巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.12 ─ホーリィ・ブルー・ブレット─ (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

ラノベの感想) 異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― 第3巻 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)