ラノベの感想) ベン・トー 第7巻 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
概略:
修学旅行で仙が留守にしているHP同好会にOGの烏頭が現れました。佐藤と白粉を誘いアブラ神の店に繰り出します。呑気な佐藤は烏頭に危険さに気が付きません。白粉は早々に烏頭の異様さに気が付きました。烏頭は魔導士と仙に復讐する事を企んでいます。佐藤と白粉を利用して魔導士を倒そうとしていました。佐藤は二階堂の紹介で山乃守というナンパ師と知り合います。彼の指導を受け白粉にご飯を奢ってもらう為に奮闘します。佐藤の行為は白粉に極上の燃料を提供する結果となります。烏頭の復帰を知った金城が彼女を駆除する為に動きだします。佐藤は金城の邪魔になるからと争奪戦への参加を躊躇しています。梗が佐藤を励まし参戦を決意します。沢桔姉妹は念願だった金城との決戦に挑みます。
レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2011/2/28
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630594-5
雰囲気:金欠、師匠、試食、魔手、鍋、OG、毒、接点、過去、強敵の叱咤、決戦
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1章 ガンコナ―
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二階堂が山乃守喨という先輩に呼び出されます。
彼はガンコナ―という二つ名を持つ古狼です。
女性の家に居候する事を生業にしている屑野郎なのですが二階堂はほっとけないようです。
公園で再会すると山乃守がお金を貸して欲しいとお願いしてきました。
住んでいた女性の家を追い出されてしまいお金に困っているそうです。
二階堂は持っていた15000円を貸してあげます。
そこに二階堂を見つけて嬉しくなった沢桔姉妹がやって来ました。
山乃守は流れる様に自然に自己紹介しています。
梗は警戒心無く自分達の素性を話しています。
鏡の方は山乃守に警戒心を抱いています。
丸富大学の卒業生である事を教えています。
二階堂は沢桔姉妹を山乃守の魔手から守ろうとしています。
二人はこれから松葉のスーパーに行き争奪戦に参加すると伝えます。
二階堂も争奪戦に参加すると聞いて梗が喜んでいます。
二人がその場を離れると二階堂は女子高生に手を出すのは不味いですよと苦言を呈しています。
山乃守は数年後にならお近づきになりたいと言っていました。
修学旅行が迫っている槍水は友人と旅程を相談する為に友人宅に向かいました。
部室に佐藤と白粉の二人が残される事になりました。
その日はマラソン大会がありました。
佐藤は男子寮の仲間と徹夜で協議を重ね女子のおっぱいを視姦する方策を捻りだしました。
男子と女子ではコースが違うのですが数人でコースを間違ったふりをして女子のコースに紛れ込もうと画策しました。
個々の運動能力に差があるって事を忘れていたので気付いた時には佐藤が一人で女子のコースに紛れ込む事になってしまいます。
速攻で教師に捕まり反省を促される事になります。
佐藤の走力について来られなかった他のメンバーは隣町まで行ってしまい迷子になります。
佐藤たちの企みは教師人の知る事となり罰としてマラソン大会のコースを再度走らされることになりました。
眠かった佐藤は部室で仮眠をとる事になります。
白粉はチャンスを見逃しません・・・寝ている佐藤の姿を動画に撮影して小説の資料にしています。
執筆活動があり白粉も不参加です。
佐藤は一人でアブラ神の店に赴きました。
弁当の残りは3個で目的が決まります。
しかし佐藤は財布の中の残金では目的の弁当が買えない事に気が付きました。
時間外手数料を覚悟でお金をおろしに行くか死ぬほど迷っています。
ハーフプライスラベリングタイムが始まってしまい佐藤はやむなく一番安い弁当を狙う事にしました。
激闘が繰り広げられ佐藤の狙っていた弁当は茶髪のモノとなりました。
佐藤も何とか一番安い弁当を手に入れる事ができました。
翌朝、佐藤は銀行に行きお金を引き出そうとします。
普段から夕食を半額弁当に頼っているので貯金が出来ていると考えています。
口座を確認すると残高は52円でした!!
佐藤は銀行がクラッキングされた、日本がサイバーテロの標的になっていると感じて自衛隊に務めている父親に電話します。
残金が52円しか無いと伝えられた父親は振り込みを忘れていた事を思い出したのですが咄嗟に誤魔化そうとします。
壮大なサイバーテロの話をでっち上げますが佐藤は振り込みを忘れていたんだと察します。
父親は仕事で北海道に来ているので手渡す事は不可能です。
振り込んでも月曜日まで入金されないようです。
父親は速達で良いモノを送ると言って電話を切りました。
佐藤は北海道に美味しい食材を送ってくれると期待しています。
しかし土曜と日曜の翌時の目途が立っていません。
知り合いにお金を借りようと考えました。
借りても心が痛まない知り合いが良いと考えているとバイクに乗っている二階堂を見つけます。
二階堂にお金を貸して欲しいとお願いすると山乃守を紹介されることになりました。
山乃守はスーパーの試食コーナーを巡る達人でした。
佐藤を弟役にして仲良し兄妹を演じながらスーパーの試食コーナーを巡る事になります。
佐藤は山乃守との会話が白粉が好きそうな話題にしか聞こえず心がすり減って行きます。
悪い事にスーパーで兄弟に扮して試食を繰り替えす山乃守と佐藤の姿を沢桔姉妹に目撃されてしまいます。
二人の視線に佐藤が気が付きました。
誤解されていると感じた佐藤は梗を捕まえて自分はノーマル、女の子が好きなんだ、と伝えます。
鏡の方は佐藤は金欠で困っていて山乃守と一緒に行動していたと理解してくれたようですが梗は誤解したままでした。
山乃守がやってきて沢桔姉妹に気が付きます。
爽やかに挨拶して梗に好みだから数年後に付き合おうと伝えます。
軽くいったつもりだったようですが梗が激しく誤解してしまいます。
数年後と言われたのを女子高生では肉壺として熟成度が足りないからだと大声で叫んでしまいます。
鏡は必死になった梗を宥めています。
梗の思い込みの激しさに山乃守は彼女は自分には合わないと判断しました。
梗は山乃守の魔手から逃れたようです。
佐藤は山乃守との試食コーナー巡りが男色家と勘違いされ兼ねない台詞に溢れているので辛いと伝えます。
山乃守は次の手段として女性に奢らせようと考えました。
佐藤にナンパ技術を伝授する事にします。
佐藤は山乃守から教えて貰ったナンパテクを白粉で試してみる事にします。
白粉は休日の部室で執筆活動に勤しんでいました。
佐藤は白粉の悍ましさに何度も折檻したいと考えますが思いとどまり食事を奢って貰えるように会話を続けます。
佐藤の努力の甲斐があり白粉が食べ物を奢ってくれる事になりました。
佐藤はやったとほくそ笑んでいましたが白粉の方が一枚上手でした。
彼女は佐藤に棒状の食べ物を食べさせる姿を撮影しようと試みます。
佐藤は自分が白粉を誘導できていると信じているので彼女が差し出す棒状の食べ物を次々と食べていく事になりました。
佐藤の痴態はバッチリ動画に収められます。
悍ましい事ですが白粉はその動画をネットで知り合った同士に見せています。
翌日も食べ物を食べさせたいとお願いされます。
佐藤は自分のナンパテクニックが凄い事になっていると喜んでいます。
白梅が食材の買出しに向かいます。
背後を疲れた様子の白粉が歩いて行くのを目撃しました。
白梅は白粉を夕食に招待しようと考えます。
スーパーで買い物を済ませてからHP同好会の部室に迎えに来ました。
白梅は白粉が喜ぶ姿を幻視して嬉しくなっています。
部室のドアを開けると恐ろしい行為が展開されていました。
白粉が嬉しそうな顔で佐藤に食べ物を食べさせています!!
白梅はドアを閉め倒れそうになる自分を叱咤しまう。
佐藤から白粉を救うとの使命感に駆られて部室に飛び込み佐藤を蹴り倒しました。
パンプスの踵でぐりぐりしています。
佐藤と白粉から事情を聞かされます。
白粉が慌てて資料がどうとか言ってしまったので佐藤が白粉の企みに気が付きました。
踊らされていたのは自分だったと気が付き戦慄しています。
佐藤が金欠で食事代に困っていると知り白梅は彼も夕食に招く事にします。
あくまでも白粉の負担を軽くするのが目的です。
決して佐藤を想っての事ではありません。
白梅の家に到着すると血走った目をしている父親に出迎えられます。
佐藤は警戒されて当然だと思ったのですが少し事情が違いました。
白梅の父親は彼女が男子に興味を持っていない事を危ぶんでいました。
佐藤を連れてきたので大喜びで迎えに来たそうです。
白梅の家でキムチ鍋を食べる事になりました。
佐藤の家とは違う手法で食べていく事になります。
佐藤は途中で白米が欲しと思っていました。
白梅家の鍋は最後に雑炊を作って閉める事になっていました。
佐藤と白粉は大満足の夕食を堪能する事になりました。
徹夜していた白粉はお腹が一杯になり眠ってしまいます・・・白梅の家に泊まっていく事になりました。
父親が佐藤も泊まっていけと勧めてくれたのですが白梅に反対されました。
白梅に学校まで送ってもらう事になりました。
佐藤と別れた白梅が電柱の陰に隠れて様子を伺っていた父親を回収して帰って行きました。
佐藤は父親の強い愛を感じています。
寮に戻ると佐藤の父親からの速達が届いていました。
食材を送ってくれると考えていた佐藤は封筒に入っているので訝しみます。
封を空けるとゲームソフトが入っていました。
調理ムービーを見られる名作です。
佐藤は白梅家の子供になろうと決心しています。
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2章 ウルフズベイン
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烏田高校の二年生が七泊八日の修学旅行に行く事になります。
佐藤と白粉は早朝の学校に集まり仙を見送る事になりました。
佐藤が仙のファッションに危機感を募らせています。
彼女の服装が軽薄過ぎて危険だと感じています。
佐藤は自らの体験を元にして修学旅行中の女子は格好の獲物になってしまうと力説しています。
心配する佐藤に仙の友人の蔓と桃が仙は自分達が守るので安心しろと確約してくれました。
仙は留守中の縄張りと部室を任せて旅立っていきました。
佐藤と白粉が二人で部室で過ごすことになります。
白粉は佐藤を視姦しながら執筆活動を続けています。
二人の前に烏頭みことと名乗るHP部の部員が姿を見せました。
制服のリボンが一年生の色なので佐藤は彼女を同級生だと勘違いします。
白粉は佐藤よりも冷静で彼女が卒業生だと気が付きました。
烏頭は今年卒業したOGでした。
烏頭がHP部の部員と言っている段階で白粉は気が付いたようです。
白粉は烏頭の事を警戒していますね。
佐藤は烏頭が美人なので彼女を信じてしまいます。
烏頭は久々に半額弁当争奪戦に参加したいのでエスコートして欲しいとお願いしてきました。
烏頭が三人で出陣する事を主張したのでアブラ神の店に向かう事になります。
烏頭は二つ名を持っている狼らしく警戒されています。
争奪戦が始まると烏頭が好スタートを決めます。
先頭で弁当棚に向かって走り込むのですが途中で急ブレーキをかけました。
後続していた佐藤と白粉はペースを乱される事になります。
白粉は弁当を獲得するチャンスを逸しましたが佐藤にチャンスが来ました。
弁当に手を掛けようとした時に足に衝撃が走ります。
誰かに攻撃されたようですが相手は分かりませんでした。
その日は烏頭だけが弁当を確保しました。
佐藤と白粉はジジ様の店に向かおうとしたのですが烏頭が三人で夕餉を取りたいと言ったのでどん兵衛となりました。
部室に戻って三人で夕餉を取る事になるのですが烏頭が意地悪をしてきます。
弁当を分けてくれそうなのですが結局一人で食べてしまいました。
白粉の烏頭への警戒心が高まって行きます。
翌日も三人でアブラ神の店に行く事になりました。
その日も烏頭だけが弁当を獲得しました。
やはり弁当を分けてくれる事はなかったよ。
佐藤は一週間の間半額弁当を取れないままでした。
その間も烏頭は弁当を獲得し続けていますが一度も分けてはくれませんでした。
佐藤がサラダを提供しお返しに弁当を貰おうと画策しましたが烏頭には通用しませんでした。
彼女はサラダを貰うだけ貰ってお返しをくれませんでした。
明らかに嫌がらせをしていると思うのですが佐藤は烏頭を疑いませんでした。
昼食を買いに行った購買で女子生徒に話しかけられます。
どこかで見た事があると思ったら彼女は最近スーパーに来るようになった狼でした。
ウルフヘアと佐藤は呼んでいます。
彼女が奇妙な事を言ってきました・・・どうして敵と一緒にいるの?と言っています。
白粉は同人誌即売会で本を出そうと計画しています。
計画では部室で佐藤を視姦しながら執筆するつもりだったのですが烏頭が居るので執筆する事が出来ませんでした。
烏頭は佐藤にHP同好会の活動を話させお返しに酷く怖い話をしてくれます。
それが佐藤の食欲を減退させ、白粉を恐怖させています。
白粉は憂鬱な気分で部室に向かいました。
佐藤が掃除当番だったので先に部室に向かいます。
部室の前で鍵穴を確認して烏頭が来ているか確認していると背後から烏頭がやって来ました。
烏頭は部室の合鍵を持っているので出入りは自由にできる状態です。
元部員なので佐藤と白粉はそれを変だとは思っていません。
烏頭は白粉を部室に引っ張り込みます。
白粉が薄々勘づき始めていると理解していたので真相をぶちまける事にしました。
白粉に向かって仙と敵対している事を教えます。
佐藤が扉の前に来ていると察した彼も招き入れ二人に自分の目的を語ります。
烏頭は仙がHP部を崩壊させたと言っています。
仙は烏頭のせいだと言うだろうとも言っていました。
佐藤には彼が弁当を取れそうな時に限り烏頭が攻撃していた事を教えました。
部員同士で争う事は禁じられているので佐藤は烏頭が攻撃していたとは考えていませんでした。
烏頭によると彼女が部に居た頃は部員同士で戦う事を禁じられてはいなかったようです。
自分の目的が仙に嫌がらせをする為だと教えました。
佐藤と白粉は憤りを感じています。
部室の鍵の返却を要求しましたが拒否されます。
勝負に勝てたら返すと言われてしまいます。
白粉はその日争奪戦に参加できませんでした。
佐藤と烏頭の二人でアブラ神のスーパーに向かう事になります。
スーパーでウルフヘアと遭遇しました。
佐藤は彼女が警告してくれた事に関してお礼を伝えます。
少し彼女と話す機会ができます。
ウルフヘアは最近狼になったそうです。
ビッグ・マムの店に通っていて何度か柚子の世話になったそうですよ。
柚子に諦めずに挑戦し続けば弁当を取れるようになると激励されたそうです。
佐藤は柚子がビッグ・マムの店で働き始めたと知り嬉しくなっています。
柚子とビッグ・マムから佐藤の話を聞き彼を知っていたそうです。
ビッグ・マムも佐藤の事を認めていると聞いて嬉しくなったのですが最低のペド野郎だと言っていたそうです。
佐藤の事を変態と言っていたそうです。
ウルフヘアにも佐藤の二つ名が浸透しつつあるようです。
佐藤とウルフヘアが楽しそうに話していると烏頭が会話に加わってきます。
ウルフヘアが自己紹介しようとすると二つ名を得てからにしてと言われてしまいます。
明らかにウルフヘアを見下していますね・・・ウルフヘアは悔しそうに唇を?んでいます。
佐藤の狙いは茶髪が何度も取っているとウルフヘアから伝えられたロールキャベツ弁当です。
マーク8と名前が付いているので改良を重ねているようです。
佐藤の狙いを把握した烏頭が挑発してきました。
自分が取るので佐藤は取れないぞと言っています。
争奪戦が始まり烏頭が佐藤を手玉に取る結果となりました。
集まった狼を全てなぎ倒して余裕でロールキャベツ弁当を奪取しました。
佐藤は残りの弁当を取ろうとしますが烏頭から受けたダメージが大きき目の前で他の狼に取られる事になります。
ウルフヘアも弁当を獲得しています。
彼女は優しい性格をしているようですね。
佐藤と烏頭に因縁があると知ったので申し訳なさそうな顔をしていました。
烏頭と佐藤は部室に戻り夕餉となりました。
佐藤は烏頭を完全に無視して惣菜を食べています。
佐藤の反応が薄いので烏頭が別な手段で揶揄ってきます。
佐藤を押し倒して自分のおっぱいとお尻を触らせています。
仙と二人きりで食事しているならチャンスが多い。
力づくで仙を襲ってしまえと誘惑してきました。
これには佐藤が怒りを示します。
柚子を突き飛ばして目的を聞いてみる事にします。
柚子は仙が嫌いなので復讐をしていると答えました。
佐藤が狙う弁当を横から奪うために部室に来続けると宣言されました。
烏頭は仙が戻って来てからも部室に来るつもりです。
佐藤は合鍵を奪おうとしますが狼ならスーパーでの事はスーパーででしょ?と言われてしまい手出しできなくなります。
仙が帰ってくる日になりました。
烏頭はウルフベインという二つ名を持っていました。
どうも魔導士に気がある感じがするんだが?
心霊現象調査研究部の副部長だったそうです。
彼女が怖い話に詳しいわけね。
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3章 狼
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信号待ちをしている魔導士に毛玉が声をかけました。
烏頭がHP同好会に戻って来て佐藤と白粉を攻略中だと知らされます。
魔導士と仙は烏頭との間に問題を抱えていました。
烏頭の目的が自分との対決だと理解した魔導士は佐藤の元に向かう事にします。
烏頭の精神攻撃に晒された佐藤は部室にいけなくなりました。
少し早めに登校する事にした佐藤が公園で焚火をしているのを発見され管理人に叱られている山乃守と遭遇しました。
彼と話す事になります。
山乃守が焚火で温めていたコンビーフをくれましたよ。
話していると山乃守と烏頭が知り合いだと判明しました。
山乃守はかつて烏頭と交際していた時期があったそうです。
変わった趣味を持っている女の子を口説く方法の話しで話題に上りました。
山乃守も狼として半額弁当争奪戦に参加していた過去を持っています。
烏頭は山乃守と交際する事で自信を付けて行動力が増したそうですよ。
HP部に入部して仲間が出来たそうです。
金城優が入部してきて烏頭が変わりました。
烏頭は金城に惚れてしまったそうです。
HP部の仲間として楽しく活動していたそうですが一年後に仙が入部してきました。
仙は今の佐藤が仙を慕うように金城に慕っていたそうです。
どこに行くにも付いて行ったので腰巾着と呼ばれるようになったそうです。
金城も仙に目を掛けていた事が烏頭を嫉妬させました。
その後、HP部が崩壊したそうです。
詳しい話を聞きだそうとすると登校中の茶髪が現れました。
彼女のおっぱいを一目見た山乃守は彼女に惚れてしまいます。
佐藤の姿を認めた茶髪が手をふりながら近付いてきます。
山乃守は早速彼女を口説き始めています。
佐藤は茶髪が攻略される事は無いと判断してその場を離れました。
昼休みになり佐藤の教室に金城がやって来ました。
佐藤と金城が連れだって歩く姿を白粉が発見しました。
白粉も烏頭の影響で執筆活動が滞っています。
そんな彼女は面白いネタの気配を察知して二人の後を付けることにします。
一緒に昼食を食べようと誘いに来た白梅を伴い尾行を開始します。
金城と佐藤は校舎裏に向かいます。
校舎の窓を空ければ金城と佐藤の姿を見る事が出来ます。
見られながら屋外での行為を妄想している白粉のテンションが高まって行きます。
金城は佐藤から烏頭の行動内容を聞き出します。
彼女の目的が判明したので金城は佐藤にスーパーに来るなと告げます。
烏頭は佐藤と白粉を金城に対する毒として使おうとしていると説明します。
金城からHP部を崩壊させたのが烏頭だと聞かされます。
烏頭と金城と仙の間に何らかの問題があったと判明します。
金城は具体的は話をしないで足手纏いになるのでスーパーに来るなと念押しして去って行きます。
佐藤は自分が蚊帳の外だと理解し憤りを感じます。
思わず古い倉庫の扉を殴りつけ破壊してしまいます。
それを見た白梅が佐藤を折檻する事になりました。
佐藤は大きな問題を抱えましたが白粉は良い燃料を手に入れました。
真相を知りたい佐藤は山乃守を探します。
今朝遭遇した烏田高校近くの公園に彼の姿はありません。
丸富大学の近くにある公園に向かいます。
そこにも山乃守の姿はありませんでした。
佐藤は二階堂に電話して山乃守の連絡先を聞き出そうと考えます。
二階堂から丸富大学の駐車場で待っていろと言われたので待つ事になります。
長く待たされましたが二階堂と毛玉がやって来ました。
二階堂は山乃守の所在が分からなかったと言っています。
代わりに当時を知る毛玉を連れてきたそうです。
毛玉から金城と烏頭と仙の間に何があったのか聞く事になりました。
烏頭は金城に片思いしていたそうです。
そこに後輩として仙が入部してきました。
金城が仙を可愛がるようになり嫉妬したそうです。
陰険な烏頭は仙を潰す事を考えたそうです。
既にHP部には部員同士で戦う事は禁止ってルールが存在しました。
そこで烏頭は山乃守から受け継いだ言葉巧みに相手を誘導する話術を使う事にします。
周囲の狼を操り仙を潰す為に共闘させたようです。
烏頭の計画は上手く進んでいたそうですが金城が動く事で瓦解します。
金城は仙を守る為にHP部を退部する事にしました。
部員同士で無くなったので金城は徹底的に烏頭を潰しにかかったそうです。
烏頭と他の部員も退部して仙だけが残る事になったそうです。
金城と烏頭の退部は分かりますが他の部員が退部した理由は分からないな?
烏頭が自分を金城打倒の材料にしようとしている事が分かった佐藤は悩みます。
金城のいう通り彼が烏頭を倒す為にはスーパーに行かない方が良いと理解できています。
佐藤は自分が金城と烏頭の視界に入っていない事が腹立たしいようです。
躊躇している佐藤を梗が激励してくれます。
丸富高校の前を通過する佐藤の姿を見つけた梗と鏡は彼を尾行しました。
二階堂と毛玉が語った烏頭と金城の因縁話もバッチリ聞いていました。
梗は金城の言う事を聞く必要があるのか?と問いかけました。
狼なら立つ塞がる敵は倒すだけではないのか?と諭します。
梗の真っ直ぐな言葉に色々と悩んでいた佐藤が吹っ切れました。
金城と烏頭が雌雄を決するアブラ神の店に向かう事にします。
鏡は梗が事前の作戦通りに行動してくれたと感激しています。
二人は金城に勝利する事を渇望していました。
二人だけでは勝てそうに無いので強敵をぶつけ漁夫の利を狙う計画を立てました。
強敵だと言われている烏頭と金城が戦う事が決まっています。
そこに佐藤を送り込む事に成功しました。
鏡は自分達の勝利を確信していますが梗は計画の一切を忘れていました。
梗は友と認めた佐藤が苦しんでいるので助けたかっただけのようです。
鏡は結果オーライだと判断します。
二人もアブラ神の店に向かう事になります。
金城と烏頭が睨み合う場に沢桔姉妹がやって来ました。
激戦必至な状況が形成されました。
狼たちは戦意を高めています。
そこに佐藤がやって来ました。
金城は忠告を無視した佐藤に憤りを示します。
梗から佐藤なら問題無いと言われてしまいます。
梗との会話で佐藤は烏頭の毒を払拭できていました。
佐藤に茶髪が声を掛けてきました。
彼女は山乃守から金城と烏頭の因縁に付いて一通り聞いたそうです。
自分達を無視して二人だけの対決と考えている事に不快感を示します。
茶髪は争奪戦は二つ名持ちだけのモノではないと言っています。
それを聞いた佐藤の心が軽くなっています。
ウルフヘアも来ていました。
ビッグ・マムの店の改装工事が終わっているので彼女は来ないと思っていたので意外に感じて理由を聞いてみます。
ウルフヘアも悲しそうな顔でビッグ・マムの店の弁当は売り切れていてハーフプライスラベリングタイムが行われなかったと教えてくれました。
彼女は一度烏頭が参加する争奪戦で弁当を奪取しました。
しかし棚から牡丹餅的な勝利だったので勝利の一味が足りなかったと言っています。
烏頭を倒して勝利の一味が加味された弁当を手に入れてみせると意気込んでいます。
修学旅行の後実家に戻っていた筈の顎鬚と坊主が一足早く戻ってきました。
半額弁当が恋しくなり争奪戦に参加する事にしたそうです。
茶髪、坊主、顎鬚、自分達を受け入れてくれた狼の登場に梗の感情が爆発しそうになっています。
彼女は話の輪に加わりたそうにしてましたが鏡に止められています。
そのままでは梗がフリーズしてしまい争奪戦で戦えなくなると危惧したからのようです。
アブラ神が出てきて半額ラベルを貼り始めました。
何度となくバージョンアップを繰り返したロールキャベツ弁当が遂に完成をみました。
それに月桂冠のラベルが張られます。
佐藤をはじめとする狼のターゲットが決まりました。
月桂冠を巡る争奪戦が開始しました。
顎鬚と坊主が飛び出しますが烏頭に行く手を阻まれます。
激闘が開始されました。
金城とオルトロスが外周部から見ているだけで動きません。
金城との対決を願っているオルトロスは不満なようです。
乱戦に飛び込まない理由を聞いてみると見事な戦いをしているので見惚れていたそうです。
佐藤が問題無い判断した金城が予想外の行動に出ました。
彼は自分とオルトロスは争奪戦に参加しない観戦に徹すると叫びました。
オルトロスは思惑が外れて悔しそうにしていますが金城の宣言を聞いて余力を振り絞り始めた狼の姿を見てしまい参戦を断念しました。
烏頭だけが悔しそうな顔をしています。
佐藤を利用して金城を倒そうと考えていた彼女は標的を佐藤に切り替えます。
佐藤を倒して金城を悔しがらせようと考えました。
佐藤は遅効性の烏頭の毒を克服していました。
烏頭は即効性の毒を使い佐藤を倒そうとしてきました。
即効性の毒とは平手攻撃です。
烏頭の平手で殴られると殴られた部位が痺れて動かなくなります。
茶髪、顎鬚、坊主、ウルフヘアは烏頭の無力化されました。
佐藤と烏頭の一騎打ちとなります。
佐藤は烏頭の平手攻撃を左腕だけで打止めます。
烏頭は攻撃の繋ぎがスムーズで防御するのは困難でした。
佐藤は押され気味です。
片腕が使えなくなった佐藤は仙が柚子を倒した時の攻撃を参考にし一撃で烏頭を倒すと決めます。
攻撃のチャンスを狙うのですが追い込まれて行き心が折れそうになっています。
そこに茶髪の励ましが聞こえてきました。
烏頭の攻撃は身体を痺れさせますが意識を刈り取る攻撃ではありません。
茶髪はロールキャベツの素晴らしさを語り佐藤の腹の虫を刺激します。
茶髪の助けを借りて強化された佐藤の一撃が烏頭を捉え彼女を吹き飛ばしました。
飛ばされた烏頭を金城が抱き留めてくれました。
烏頭は嬉しかったようですが金城の目は佐藤に釘付けとなっています。
烏頭は自分が金城の興味を惹く事は出来ないと理解して気絶しました。
烏頭を吹き飛ばした佐藤の目が弁当を手にした茶髪を目撃します。
佐藤は茶髪に利用された事を気が付きました・・・唖然としています。
茶髪が優しさを見せてくれます、彼女はロールキャベツ弁当を取らず佐藤に譲ってくれました。
佐藤が床で寝ていた烏頭に声を掛けてきました。
佐藤から部室での行為の続きを要求されますね。
慌ててあれは冗談だと言おうとしますが佐藤は揶揄われていた事を理解していました。
自分では烏頭の相手は務まらないと言って去って行きました。
お湯が切れたようなので烏頭はライ麦パンを買ってスーパーを出ました。
泣き出しそうな烏頭が公園から漂ってくる肉を焼くにおいを嗅ぎつけます。
焚火でコンビーフを温めている山乃守と再会する事になりました。
烏頭は佐藤に負けた事を伝えました。
聞き上手な山乃守は烏頭が佐藤に揶揄い半分でエロ行為に至ろうとした事を聞き出します。
処女のする事じゃないなと言っていますね。
山乃守は烏頭との交際中にキスしかしなかったからね。
感想を聞かれた烏頭は死ぬほど恥ずかしくてくすぐったかった、と答えました。
烏頭って純情な乙女だったのね。
烏頭は山乃守に励まされていました。
もう一度俺じゃダメか?と言ってくる山乃守のいい加減さに少し気が晴れたしょうです。
ライ麦パンにコンビーフを挟んで二人で食べていました。
うーん、二人がくっつく事は無さそうだね。
佐藤は一人で部室に戻り沢桔姉妹を待っていました。
沢桔姉妹と金城はジジ様の店に向かい雌雄を決する事になりました。
梗は必ず買ってみせると言って決戦後に向かいました。
鏡から電話が掛かって来ました。
金城との戦いはあっという間に終わったそうです。
二人は瞬殺され今まで気絶していたそうですよ。
妙に時間が掛かっているのは長い間気絶していたからでした。
佐藤は早く戻ってきて欲しいと催促しますが鏡に断られました。
カッコいい台詞を残して戦いに赴いたのに簡単に負けてしまった事実に梗が錯乱しています。
佐藤に顔向けが出来ないと喚いているので一緒に食事するのは困難だと言われてしまいます。
梗は敗北を佐藤に隠したかったようですが声が大き過ぎて電話から丸聞こえになっていました。
負けたくらいで佐藤は嫌わないと鏡が説得してましたが効果はありませんでした。
また誘ってくださいと言って鏡は電話を切りました。
残念だったねー美人姉妹との夕餉は無くなったよ。
佐藤は一人で月桂冠を楽しむ事になりました。
暖め過ぎが懸念されましたが大丈夫だったようです。
仙から電話が掛かって来ました。
佐藤は修学旅行の様子を聞いてみます。
旅行先の台湾で撮影に来ていた広部に会ったと伝えられました。
一緒に観光したそうですよ。
詳しい話は部に来てからしてくれる事になりました。
佐藤からは烏頭との戦いを隠してアブラ神の月桂冠を手に入れた事を伝えました。
場所が分からなかったので月桂冠を貼り付けるフォルダの場所を教えて貰います。
仙は寝る寸前だったようで月桂冠の詳しい感想を聞くのを諦めて電話を切りました。
佐藤はフォルダに月桂冠を貼り付けます。
金城と烏頭がHP部を辞めた理由は分かりましたが他の部員の退部理由が謎のままです。
佐藤は謎の追及はやめ月桂冠を楽しむ事にします。
フォルダに自分の取った月桂冠を増やして行こうと心を新たにしています。
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総括
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アブラ神の店で行われた金城と佐藤の熱きやり取りを白粉に聞かせるのは危険な気がします。
白粉にとっては最高の燃料だと思われます。
白粉は佐藤よりも危機回避能力が高いようですね。
烏頭に毒を盛られましたが早々に逃げ出し美味しいネタを手に入れました。
白粉の同人誌がどうなるのか気になります。
徹夜するとか言っていたので最高の本が完成しそうです。
それを即売会で販売する事になるんだよね。
佐藤がヒーローとしてデビューしそうですね。
知らなければ問題ないと思いますが狼の中に白粉の本の読者が居そうで怖いです。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 友情 | 恋愛 | 妄想 | ハーレム |
評価 | AAA | AAA | AAA | AA | AAA | A |
ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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