ラノベの感想) ベン・トー 第2巻 ザンギ弁当295円 (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
佐藤の従姉が二つ名持ちの狼だと判明します。著莪あやめというハーフの金髪美少女で佐藤とは幼馴染の関係です。彼女はガブリエル・ラチェットのメッセンジャーだったのですが佐藤が槍水と仲良くしているのを見てメッセージを伝える事をやめます。弁当争奪戦で佐藤が帝王と呼ばれている人物にぶちのめされる事になりました。その場に居た著莪は帝王から犬と罵られる事になります。帝王は魔導士と一騎打ちを行う為に壮大な計画を発動しました。著莪は復讐を誓い邪魔に入る事にします。著莪が駄犬と罵られたと知った佐藤が付き合う事になります。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2008/6/30
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630430-6
雰囲気:従姉、制服、魔女vs麗人、柔らかな弾力性、筋肉、女装、帝王、初体験、白梅の恐怖、迎撃、最強の座
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1章 湖の麗人
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「湖の麗人」という二つ名を持つ著莪あやめがガブリエル・ラチェットと呼ばれる集団の遣いから情報を受け取ります。
ガブリエル・ラチェットの本部は丸富大学部室棟最上階にある庶民経済研究部部室です。
そこに呼び出される事になりました。
著莪は丸富大学付属高等学校の一年生です。
情報を貰った著莪は佐藤に会いに行く事にしました。
驚きなのですが彼女は佐藤の従姉です。
佐藤の父親の弟が著莪の父親です。
家が近所で誕生日が同じ幼馴染と言える関係です。
HP同好会の部室で佐藤が槍水に質問しています。
白粉が半額弁当を高確率で獲得できるのに自分が獲得できない回数が多い事が不思議なようです。
槍水は見た目で判断するなと言っています。
槍水は白粉の半額弁当を獲得したいっていう気概が強いからだと教えてくれました。
狙う弁当を明確に定めるのも重要だと言っています。
佐藤は白粉が手に入れてきた弁当を狙った理由を聞いてみる事にします。
白粉は弁当の商品名に熱き漢と入っていたので気に入ったようです。
手に入れようとする気概は感じるのですが理由が微妙にズレているように思えます。
美味しそうだったとかではないんだよなー。
白粉は変態的な妄想パワーで弁当を獲得しているように思えます。
佐藤が寝ている間に著莪が遊びに来ていました。
佐藤が目覚めた時点で著莪が部屋に置いてあったエロ本を発見済みでした。
佐藤は言い訳を試みますが何も言えませんでした。
二人でゲームをして過ごす事になります。
長時間プレイしたので体がこったようですね。
著莪が伸びをして身体をほぐしています。
佐藤は著莪のおっぱいが急成長している事に気が付いてしまいます。
おっぱいをガン見していた事が著莪にバレました。
著莪がお願いをしてきますよ・・・佐藤は断れませんでした。
著莪は烏田高校の女子制服を要求してきました。
佐藤が難色を示すと賭けをしようと提案してきました。
著莪が勝ったら制服を借りられます。
佐藤が勝ったらブラの下に手を突っ込んで著莪の生乳を揉んでも良いと言ってます。
著莪って佐藤の事が好きなのかな?
佐藤は断りたいようですが著莪が不意打ち的に賭けゲームを始めます。
佐藤は負けてしまい白粉に貸してもらう事にします。
白粉は快く貸してくれますね・・・佐藤が女子制服を着てみるつもりだと妄想を膨らませています。
白粉の制服を着た著莪が烏田高校に現れました。
佐藤は驚いています。
著莪はイタリア人の母と日本人の父を持つハーフです。
綺麗な金髪なので目立っています。
烏田高校に金髪の生徒は居ないので部外者だとバレバレです。
佐藤はHP同好会の部室に著莪を連れて行く事になります。
著莪が部室のドアを開けると槍水が白粉にキャメルクラッチをかけていました。
白粉は猫背になった妄想小説を執筆しているので背中を伸ばす行為が大好きです。
嬉々としてキャメルクラッチをかけられています。
最後は背中を踏んづけて貰っています。
著莪は氷結の魔女に会いに来たのですが謝し過ぎる雰囲気を感じて帰る事にしました。
佐藤が槍水に湖の麗人が会いに来た事を伝えます。
槍水はジジ様のスーパーで湖の麗人と会う事にします。
佐藤と槍水が弁当に半額のラベルが張られるのを待っていると著莪が現れました。
佐藤を間に挟んで槍水と著莪が威嚇し合っています。
二人は同じ弁当を巡り戦う事になりました。
佐藤は違う弁当を狙う事になります。
これはHP同好会に同じ弁当を狙ってはいけないとのルールが存在するからです。
著莪は槍水との戦いを優先する為に弁当を確保できるチャンスを逃します。
二人の殴り合いは槍水の勝利で終わりました。
吹き飛ばされた著莪は半額弁当を確保できませんでした。
佐藤はピアスとの戦いを制して半額弁当を手に入れました。
著莪が一緒に食べようと佐藤を誘います。
佐藤は槍水と一緒に部室で食べようと考えていたので著莪の誘いを断りました。
槍水が著莪を部室に誘ったのですが断られます。
不機嫌そうにどん兵衛にお湯を入れに向かいます。
それを見ていた槍水が勘違いしています。
槍水は泣いている女を見ても何もしない男は嫌いだと言って著莪に付いて行くように命じてきました。
佐藤が拒否すると、私が目の前で泣いていても何もしてくれないのか?と言われてしまいます。
佐藤は著莪に付いて行く事にしました。
著莪は槍水に負けて不機嫌になっているわけではありませんでした。
いつも言うことを聞いてくれていた佐藤が自分に逆らったのが不満なようです。
イライラの原因に気が付いた著莪は自分が悪かったかも?と思っているのですが素直になれません。
ジャンケンを強要してグーを出すと宣言しました。
佐藤は負けてあげる事にします。
著莪は佐藤に10回あやまらせました。
これは二人の間だけで通用するルールのようです。
著莪が弁当を要求してきたので佐藤は仕方なく上げる事にしました。
弁当を貰った著莪はお礼としてハグさせてくれます。
佐藤と身体を重ねる事で著莪安心感を得ていますね、ご機嫌になって行きます。
著莪が当初の目的を思い出しガブリエル・ラチェットの事を教えようとします。
そこで佐藤から槍水の香水の匂いがする事に気が付きました。
途端に不機嫌になった彼女はガブリエル・ラチェットの話を教えるのをやめます。
槍水共々酷い目にあってしまえと考えています。
佐藤は著莪を抱きしめながら彼女のおっぱいが成長している事を感じています。
おっぱいの柔らかな弾力を満喫しているようです。
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2章 ガブリエル・ラチェット
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ガブリエル・ラチェットの頭目が侵攻作戦の準備をしています。
佐藤達の住んでいる地域には川が流れていてそこを境に東西に別れています。
ガブリエル・ラチェットが本拠としているのは東区で西区への侵攻を企図していました。
佐藤は侵攻作戦の標的にされています。
著莪が佐藤に侵攻作戦の情報を漏らし氷結の魔女を釣りだそうと予定していたようです。
しかし著莪が情報を教えなかったので計画に狂いが生じているみたいです。
二階堂は心配していますが頭目は気にしていません。
力でねじ伏せちゃうつもりでしょうか?
佐藤が槍水から著莪の住んでいる東区のスーパーで北海道フェアが開催されるとの情報を得ます。
半値印証時刻(ハーフプライスラベリングタイム)の競争は激化すると予想されるので行くのは勧めないと言われました。
貸している白粉の制服を取りに行くのに丁度良い判断した佐藤は著莪に電話してスーパーの案内を頼みました。
著莪が所属しているファミリーコンピュータ部(通称ファミ部)に向かう事になります。
ファミ部は丸富大学のキャンパス内に存在します。
著莪は大学の門から入ってこいと説明したようですが佐藤は高校の門から入ってしまいます。
他校の制服を着ている佐藤は怪しまれてしまい屈強なマッチョ警備員に捕まりました。
彼は著莪の事を愛しているらしく佐藤の事を物凄く警戒しています。
佐藤は裸に剥かれて身体検査されていますね。
正直に著莪とは従姉だと説明したのですが信じて貰えません。
佐藤の父親は長男なんですが妻の著莪って読みづらいって意見に従い婿に行きました。
その結果二人は苗字が異なる事になりました。
信じて貰えない無いだろうと考え佐藤は事実を言い出せませんでした。
警備員は余程著莪の事が心配なのか佐藤に重い罰を与えようとします。
単一電池を尻の穴に突っ込もうとしてきました!!
単一はヤバいなー太すぎでしょ!!
佐藤は窓を破ってパンツ一枚で逃げ出す事になります。
サバゲー部が動員され佐藤を追跡してきます。
佐藤は祖父直伝のトラップを使い応戦しました。
著莪に救い出されてファミ部に連れて行かれます。
ファミ部で井ノ上あせびという著莪の同級生と知り合いました。
パンツ一枚の佐藤は白粉の制服を着る事になりました。
サイズ的に小さすぎてトランクスがスカートからはみ出しています。
女子の制服を着ても佐藤が美少女化する事は無く変態が出来上がりました。
著莪は笑いを堪えていますが井ノ上は笑ったりしませんでした。
心の清らかな子らしく佐藤に猫耳を被せてくれました。
井ノ上はフレンドリーに佐藤の手を取ろうとしてきました。
著莪がすかさずチョップで邪魔してきましたよ。
佐藤は著莪が嫉妬していると揶揄いますが真面目な顔で井ノ上は可哀想な子なんだと言われました。
それを聞いた佐藤が逞しい妄想力を発揮します。
井ノ上が不治の病に罹っている薄幸の少女だと予想しています。
著莪が井ノ上を差別的な目で見ていると非難してきました。
著莪は井ノ上にジュースを買ってきてもらう事にします。
その結果が佐藤の考えが間違っている事を証明すると言っています。
泣きながら井ノ上が戻ってきました。
彼女は自分が飲みたい物のボタンを押したのに嫌いなブラックコーヒーが出てきたと言っています。
著莪が井ノ上が極度の不幸体質なんだと説明してくれました。
井ノ上は不幸な出来事に囲まれる日常を過ごしています。
しかし重要な局面で幸運に恵まれるそうですよ。
五回もトラックに跳ねられて全て軽傷だったそうです。
ゲームソフトを貰ったそうですが対応するハードを持っていないとか言ってます。
幸運に恵まれてもそれを享受する事が出来ないみたいですよ。
いたたまれなくなった佐藤と著莪は目的のスーパーに向かいました。
著莪から「湖の麗人」の由来が語られました。
近くにあるレイクサイドって名前の公園で半額弁当を食べた終えてから力尽きてベンチで朝まで寝てしまったそうですよ。
それを誰かに見られて湖の麗人って二つ名になったそうです。
佐藤は女の子が公園で夜明かしする事の危険性を説きますが著莪は気にしていません。
女装姿の佐藤を見たピアスが文句を言ってきました。
彼は初対決の時に佐藤の事をライバル認定していたそうですが女装する変態だったのかと憤りを示します。
しかも佐藤の女装は中途半端なのが許せないと言っています。
佐藤は弁明を試みますが聞いてもらえませんでした。
著莪は拳で挽回すれば良いだろと面白そうにしています。
半値印証時刻を待つ佐藤と著莪の前に槍水と白粉が現れました!!
佐藤の女装姿を見た槍水は反応に困っています・・・微妙に視線をずらされる事が佐藤の心を抉っています。
白粉は「思った通り」と叫んで大喜びしています。
半額神が出てきて半額ラベルを張り始めました。
ここの半額神は若い女性でしたよ・・・佐藤は意外感を持っています。
ハーフプライスラベリングタイムが始まり争奪戦が始まりました。
二つ名を持つ槍水と著莪が狙われます。
二人は互いに戦いならが狼を倒していきます。
佐藤は槍水と著莪の戦いの間に飛び込みました。
隙間を狙ったようですよ。
佐藤に白粉が続きます。
最初に槍水が半額弁当を獲得しました。
佐藤と著莪がやり合っている隙に白粉が半額弁当を獲得しました。
白粉は槍水と佐藤を壁にして狼の攻撃を防いだようです。
彼女は自分から攻撃しませんが動きは巧妙です。
配下の者から氷結の魔女と仲間二人が現れたと聞いた帝王(ガブリエル・ラチェットの頭目)が現れます。
彼は佐藤を標的として狙い撃ちしてきました。
掟では弁当コーナーから弾きだされた者は攻撃対象から外される事になっています。
帝王は佐藤を逃がさない為に弁当が置かれている棚に彼を吹き飛ばします。
逃げられない状況に追い込み止めの一撃を放ってきます。
佐藤の窮地をピアスが救いました・・・彼は横から佐藤を吹き飛ばし帝王に殴り飛ばさ絵ました。
吹き飛ばされた佐藤は意識を失います。
帝王のやり口を見ていた槍水が激怒しています。
しかし弁当を獲得した後だったので戦う事はできませんでした。
佐藤が目覚めるとパンツ一枚でソファに寝かされていました。
目の前に結婚指輪を嵌めている半額神が居ましたよ・・・
佐藤の妄想が始まります。
彼は半額神と初体験を済ませた後だと勘違いしています。
半額神との行為の記憶が無い事に気が付き悔しがっています。
半額神は意外に早く目覚めたという意味で「思ったより早かったね」と言ったのですが佐藤は屈辱を感じています。
回数で挽回しようとか変な事を考えています。
旦那が来たら修羅場になるとか彼女に子供が居たら心に傷を負わせることになるとか心配しています。
試しに子供が居るのか聞いてみると居ないと言われて安心しています。
回数をこなそうと立ち上がりかけたところで著莪と槍水が入って来ました。
二人から気絶した佐藤を半額神の好意によりスタッフルームで休ませてもらっていたと教えられました。
初体験は完全に佐藤の妄想だったと判明しました。
時間が遅く帰りのバスが無くなったので半額神が送ってくれる事になります。
車を取りに行く事になり1時間程その場を離れる事になります。
佐藤が気絶している間に著莪は自宅に戻り佐藤に貸す服を持ってきてくれました。
槍水は傷薬や絆創膏を買ってきてくれました。
白粉は帝王の姿に感激していたのでスタッフルームの外で一心不乱にメモを書いています。
佐藤が着替える事になったのですが大ピンチに襲われます。
半額神との第二ラウンドを想定していた彼の下半身は巨大化していました。
槍水に見られると嫌われてしまうと危惧した彼は立ち上がる事ができません。
心配した槍水は佐藤の足元に跪いで足首などを確認してくれています。
著莪は直ぐに佐藤の下半身の状態に気が付きました。
揶揄いの眼差しを向けてきます。
槍水には年の離れた妹が居るそうです。
男兄弟が居ない彼女は男性の下半身について理解が無いようです。
著莪が佐藤に精神攻撃をしてきました。
魔女さん本当の意味で処女だわぁ、今ならあらゆる意味で最初の男になれるかも、と言ってきましたよ。
白粉がスタッフルームに入って来た事で佐藤の大ピンチは回避されました。
佐藤は白粉に弁明しようとしましたが彼女の妄想力は弁明を必要とはしませんでした。
全員男にすれば使えるかな?と言っています。
佐藤は槍水が弁当を電子レンジで温めている隙に速攻で着替えました。
槍水は弁当を温めている時に電子レンジから目を放しません、それが幸いしました。
著莪には巨大化している下半身をバッチリ見られてしまいます。
大きくなったねーとの感想を述べられています。
著莪、まさか欲しくなったとか?
何も獲得できなかった佐藤は半額神が提供してくれたゼラチンを使ったあら汁を食べる事になりました。
著莪と白粉から弁当を分けて貰っています・・・槍水は分けてくれませんでした。
槍水から半額神マっちゃんの事が語られます。
彼女は少し前まで東区で最強の狼だったそうですよ。
西区にも気ままに遠征して来ていて魔導士と死闘を演じた事があるそうです。
槍水は現場を見ていないそうですが当時を知る者に聞くと「凄かった」と言われるそうです。
誰も具体的な話はしてくれないそうですよ。
魔導士が勝利したそうですが路上で倒れているところを発見されて手当を受けたそうです。
その傍らに空の弁当の容器が落ちていたそうです。
魔導士から家や部室に帰るだけの体力が残っていなかったので路上で倒れたまま弁当だけは残すまいと完食したと教えられたそうです。
マっちゃんは相当な手練れだったみたいだね。
マっちゃんが車を持って来たので送ってもらう事になりました。
アパートが近い著莪とはスーパーで別れました。
車内で二つ名の由来を聞く事になります。
ホームを決めずあちこちのスーパーを気ままに渡り歩いていたところから「オオカバマダラ」って二つ名が付いたそうです。
旧姓が松本で今の性は松葉だそうです。
略してマっちゃんだそうです。
白粉が妄想を膨らませています・・・マっちゃんを男性変換して使うような事を口走っています。
何があっても白粉の取材だけはスムースに進むのね。
マっちゃんはガブリエル・ラチェットと関係があるみたいだね・・・
現状の彼らのあり様に後悔の念を抱いている?
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3章 帝王
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著莪がHP同好会に遊びに来ていました。
槍水とオセロをしていたのですが12連敗しています。
著莪はイカサマを疑っていますが槍水が強いだけのようです。
佐藤が来たので三人で大貧民を始めます。
これも槍水が強すぎて大富豪の地位に居続ける事になっています。
著莪は佐藤にイカサマの合図を送って来ましたが佐藤は応じませんでした。
掃除当番を終わらせた白粉がやって来ます。
著莪の存在に白粉がオドオドしていますね・・・
白粉がノートパソコンを起動して執筆を始めようとしています。
興味を持った著莪が白粉の肩に手を置いて画面を覗き込みます。
白粉が著莪の手をハンカチで吹き始めました。
佐藤が白粉が自分に触れたら菌が付くと気にしている事を著莪に教えます。
著莪は即座に白粉がいじめられっ子だと気が付きました。
著莪は白粉を安心させる為にスキンシップを行います。
背後から白粉を抱きしめて大丈夫だと伝えようとしました。
そこで止めておけば微笑ませいい絵になったのですが著莪ですからねー。
白粉の反応が気に入ってしまった著莪は白粉のブラの中に手を突っ込んで揉み始めてしまいます。
白粉が良い反応を返したので悪乗りして揉みまくっていますね。
そこに部費の増額が決まったと伝えに白梅がやってきてしまいます。
白粉を揉みしだいている著莪を目撃した白梅の怒りゲージが即座にMAX状態になってしまいます。
冷静さを保ち槍水に部費が増額された事を伝えます。
槍水と白粉を部室から出して佐藤と著莪を留め置きました。
著莪は白梅の凄まじいプレッシャーに晒されて恐怖に震えています。
佐藤は自分は無関係だと訴えましたが白梅は聞き入れません。
怒りを佐藤にぶつけてきました・・・
佐藤がノックアウトされると白梅は著莪を自宅に持ち帰る事にします。
佐藤の元に著莪から救援要請の電話が掛かって来ました。
白梅の自宅に連れて行かれて一緒にお風呂に入り丁寧に身体を洗われたと言っています。
白梅の隙を突いて逃げ出したので迎えに来て欲しいと言っています。
佐藤が迎えに行くと著莪はコンビニの脇にある路地に隠れていました。
彼女の姿を見た佐藤が驚いています。
いつもボサボサの彼女の金髪が見事にセットされていました。
更に著莪は綺麗なドレスを着ています・・・まるで着せ替え人形のようです。
著莪から白粉に家に彼女の物とは思えないサイズ違いの衣装が沢山あった事と撮影用のカメラがあったと説明されました。
白梅は白粉に衣装を着せて撮影会をしているのかもな?
彼女の一端の変態のようです。
槍水が西区の二つ名持ちに招集をかけました。
早朝の公園に多くの二つ名持ちが集まります。
著莪から提供された東区の侵攻作戦の情報が共有される事になります。
佐藤は徒党を組んだ迎撃作戦が必要だと考えましたが彼らの意見は違いました。
いつも通りに個別で弁当を狙い返り討ちにしてやろうと楽しそうにしていました。
槍水が二つある縄張りの一つを佐藤と白粉に任せる事にします。
槍水はジジ様のスーパー、佐藤と白粉がアブラ神のスーパーに向かう事が決まります。
目標は月桂冠の死守です。
帝王である遠藤忠明が作戦の開始を指示しました。
東区の二つ名持ちによる西区侵攻が始まります。
アブラ神のスーパーに到着した佐藤と白粉は西区の狼に囲まれる事になります。
顎鬚や茶髪がいきり立っています・・・
彼らは二つ名がありません。
槍水が二つ名持ちだけに東区の侵攻作戦を伝えた事に憤りを見せています。
茶髪は佐藤や白粉に怒っているわけではないと言ってましたが怖かったみたいだね。
話を聞いた茶髪たちは東区の狼たちを迎え撃つと気合が入っています。
著莪が現れました。
槍水がジジ様のスーパーに向かったと伝えると余計な力を使わなくて済むと言っています。
佐藤は若干不振に思ったようですが争奪戦が始まりました。
激しい戦いが行われ佐藤が美味しい目に遭っています。
茶髪の柔らかそうなお尻が頭に押し付けられていますよ。
乱戦を制して月桂冠を手に入れたのは茶髪でした。
全員が一斉に月桂冠に手を伸ばしたので一瞬の隙が出来ます。
それを白粉が上手く活用しました。
弁当棚から離れた位置に居たようですが一瞬で接近して次に貴重な弁当を奪取しました。
佐藤たちはやられたと痛感しています。
佐藤と著莪は弁当を手に入れる事ができませんでした。
佐藤はジジ様のスーパーに行こうと誘いますが断られます。
死神が向かったので行きたくないと言っています。
恐ろしい二つ名が出てきて佐藤は戦慄していますが正体は井ノ上あせびです。
あせびだと聞いた佐藤は槍水が不幸な目に遭わないか不安になっています。
著莪は独自の調査を行い帝王の目的を看破していました。
帝王は名実ともに最強になる為に魔導士に一騎打ちを挑もうとしていました。
前回の戦いで駄犬と呼ばれた事に腹を立てた著莪は復讐してやろうと考えています。
帝王が著莪を駄犬と罵ったと知った佐藤が同行すると言い出します。
著莪は嬉しそうにしています。
二人でマっちゃんが半額神をしているスーパーに向かう事になります。
著莪の運転するバイクに二人乗りしています。
バイクで移動中の魔導士が今なら槍水と戦えると考えます。
帝王の誘いに乗るか槍水との戦いに向かうか悩んでいます。
信号で停車した魔導士の横に二台のバイクが停車しました。
二台のバイクは魔導士を帝王の待つスーパーに誘導する事と到着までに彼を痛めつける任務を帯びていました。
魔導士は二台のバイクを振り切ろうとしたのですが振り切れず到着するまでに酷い手傷を負う事になります。
単騎では魔導士に勝てない帝王は戦う前に彼の戦闘力を削ぐ事にしました。
彼にはパットフットって二つ名があるのですがもはや豚ですね・・・
魔導士は豚は潰すとの使命感に燃えています。
残りの弁当を把握する為にスーパーに入った二階堂がマっちゃんに声を掛けられます。
半額神の間にネットワークが構築されているようです。
マっちゃんは凡その事情を知っていました。
二階堂は遠藤の暴走を止めたいと考えていたので彼女に事情を説明する事にします。
マっちゃんに助けて貰えると期待したようですが突き放される事になりました。
マっちゃんは既に狼を引退して半額神となりました。
自分が関わるべきではないと考えたようです。
真相を聞いたマっちゃんは自分の組織運営が間違っていた事を痛感しています。
彼女は卒業する時に二階堂に部長の座を譲ろうと考えました。
魔導士との戦いで負った傷が癒える前に二階堂に挑み彼に負けようと考えたようです。
しかし誰かに仕える忠犬として生きると心に決めていた二階堂は現れず代わりに遠藤が現れマっちゃんに勝利しました。
その結果遠藤が庶民経済研究部を乗っとる事になったようです。
うんマっちゃんのやり方が間違っていたね。
マっちゃんの本当の二つ名はモナーク・バタフライ(王様蝶)それが転じて女帝(モナーク)となりました。
マっちゃんに勝ったと主張する遠藤はモナークを引き継いだとして帝王(モナーク)と名乗り始めました。
全てを諦めスタッフルームに戻ろうとしている彼女の目に著莪と佐藤の姿が飛び込んできました。
彼女は二人の奮闘を期待しています。
魔導士と合流した佐藤と著莪が連携して帝王に挑む事になります。
佐藤は魔導士と共に戦える事に大きな喜びを感じています。
帝王はカートを使って来ましたよ。
大猪のように生活力溢れる存在でなければ真面に扱う事が出来ない武器です。
使いこなせるのか?との疑問が湧きあがりますが帝王は筋力に任せてカートを振り回してきます。
三対一の戦いなのですがカートが邪魔で簡単には倒せません。
半額弁当を取れるチャンスがあるのですが魔導士、佐藤、著莪は誰も弁当に手を伸ばしません。
先に豚を倒す事を優先しています。
佐藤と著莪は既に立派な狼になっていますね。
意外と佐藤たちの連携が上手くいき徐々に帝王を追い詰めていきます。
追い込まれた帝王は戻って来たガブリエル・ラチェットを参戦させました。
どこまでも汚ねーな。
佐藤がピアスと対峙する事になりました。
彼をライバル認定し中途半端な女装に文句を言ってきたピアスはガブリエル・ラチェットの二階堂でした。
佐藤は二階堂の事を犬呼ばわりして罵倒しています。
二階堂は内情を知らないくせに勝手な事をぬかすなと返します。
佐藤との戦いが始まると二階堂は狼だった頃の感覚を取り戻していきます。
二階堂の役目は佐藤の足止めだったようですが二人の戦いは佐藤の勝利で終わります。
二階堂を倒した佐藤は帝王と戦う魔導士と著莪の加勢に入ります。
最終盤で魔導士がカートを使い佐藤を上空に打ち上げました。
佐藤の上空からのパンチが帝王を沈めました。
魔導士は佐藤と著莪を讃え月桂冠を譲ると言って半額弁当を手に取り退場します。
残りの半額弁当は二つで立っているのは佐藤と著莪の二人です。
仲良く弁当を分け合えば良いと思うのですが二人が月桂冠を掛けて戦いました。
勝ったのは佐藤です。
佐藤は念願だったザンギ弁当を手に入れました。
疲労困憊だったのでHP同好会の部室に戻れませんでした。
佐藤と著莪は池のある近くの公園で半額弁当を食べる事になります。
ザンギ弁当は物凄く美味しかったようです。
おかずを交換していますね。
食べ終わると著莪が自分は狼だろうか?と聞いてきました。
彼女は佐藤の方が帝王戦で活躍していたと感じているようです。
佐藤は狼と言える活躍を示したと答えます。
お腹が一杯になった著莪は佐藤の膝枕で眠ってしまいました。
普通反対じゃないの?
槍水から電話が掛かって来ました。
佐藤は月桂冠のザンギ弁当を獲得した事と既に食べてしまった事を伝えます。
槍水は不満そうにしていますが冗談を言う余裕はあるな。
槍水はサバの味噌煮弁当を手に入れたそうです。
あせびの影響も受けなかったそうですよ。
あせびはスーパーに到着する前にトラックに跳ねられたようですよ。
詳しい話は後日って事になりました。
通話を終えた佐藤は戦いを思い出し、まだまだだな、と感じています。
一匹の狼として、もっと強く、もっと誇らしく、生きていこうと決意を新たにしています。
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総括
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魔導士との戦いが始まる前から彼を負傷させて戦闘力を奪おうとした帝王は意外と弱いって事で良いんだよね。
帝王を倒した佐藤にはそろそろ二つ名が与えられる事になるのだろうか?
二階堂が変態と呼んでいるし半端な女装姿を他の狼に目撃されているよね。
変態って二つ名になるのか?
だとしたら可哀想だね。
白粉の方が獲得率が高いので彼女の方が先に二つを付けられるかもな。
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