ラノベの感想) ベン・トー 第6巻 和栗おこわ弁当310円 (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
烏田高校の文化祭に槍水仙の妹茉莉花が遊びに来ました。沢桔姉妹に助けられ烏田高校にやって来ました。槍水から話を聞いているらしく茉莉花は狼に憧れを抱いていました。佐藤の事をセンパイと呼んで慕ってくれます。茉莉花は仙に止められているので佐藤を巻き込み内緒でハーフプライスラベリングタイムに参戦する事にします。白粉が脚本を担当した劇が上演される事になります。HP同好会は文化祭でお茶の移動販売を行う事になりました。仙は着実な売り上げを見越しています。特殊な条件下で争奪戦が行われるビッグ・マムの店でガリー・トロットという二つ名持ちと知り合う事になります。彼女はビッグ・マムの半額弁当に異様な執着を見せています。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2010/8/30
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630561-7
雰囲気:発見、女子大生、ノーブラ鷲掴み、布教活動、渇望、挑発、秘密、決戦、恋、三兄弟、採用
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1章 スルーア
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烏田高校が文化祭準備期間に入りました。
生徒の自主性を重んじる教育方針を掲げる同校は文化祭の形式が特殊です。
クラスごとに何かするのではなく何かしたい人が自主的に集まりグループを形成して参加する事になっています。
佐藤はHP同好会でも何らかの催しを行うと予想し正式メンバーとして参加するのを避けていました。
友人たちのグループを手伝う事はしています。
手伝いで買出しに行った時にこれまで知らなかった高級志向のスーパーを発見しました。
槍水に聞いてみるとそこの半額弁当を奪取するのは難しいと教えられます。
半額神の売れ行き予測が的確で弁当の売れ残りが少ないそうです。
更に烏田高校の文化祭準備期間が重なっているので半額弁当を入手するのは至難だそうです。
槍水もそのスーパーの半額弁当を手に入れた事は無いそうですよ。
佐藤は槍水から弁当を催促されたいと考え挑戦してみる事にします。
ハーフプライスラベリングタイムよりも随分早く現地に到着したのですが佐藤が入店すると妙な視線を送られました。
一人の女性狼が佐藤に声を掛けてきました。
彼女は佐藤の名前をしっていました。
佐藤はこれまで戦った女性狼の中に彼女が居たか?と思い出そうとします。
何らかの情報源を持っているようですが誰から聞いたのか教えてはくれませんでした。
佐藤に興味を持っている女性は自己紹介してくれます。
彼女は《ガリー・トロット》という二つ名を持っていました。
本名も身分を教えてくれます。
山木柚子という丸富大学の四年でした。
柚子がこの時期は半額弁当が少ない理由を教えてくてます。
文化祭の準備をしている烏田高校の生徒が弁当を買いに来て半額になる前に買って行ってしますそうです。
彼らは30%引きでも喜んで買っていくそうですよ。
お陰でハーフプライスラベリングタイムが行われない日が多いそうです。
30%で買っていく烏田高校の生徒を《スルーア》呼び恐れているそうです。
その日もスルーアがやって来て佐藤が見ている前で30%引きの弁当が買われて行きました。
ハーフプライスラベリングタイムは行われませんでした。
ビッグ・マムと呼ばれているその店の半額神が佐藤の存在を認識しました。
男性なのですが白粉と同じ筋肉好きでした。
白粉のような悍ましい視線を向けられて佐藤がビビっています。
まさか白粉と同じ趣味ではないよなと自分に言い聞かせて心の平穏を保とうとしています。
ビッグ・マムは積極的に佐藤に接触を図りませんでしたが白粉と似たような趣味を持っていました。
佐藤の成長途中の筋肉に惚れこんでしまいます。
以降彼は入店する佐藤を録画した監視カメラの映像を見続ける事になります。
白粉も文化祭には積極的に関わろうとはしていなかったのですがクラスメートに無理難題を押し付けられる事になっていました。
白粉が部室に現れない事を槍水が心配し佐藤が近況を聞きに行き発覚しました。
白粉のクラスメートの女子が劇をやろうと言い出し参加者が集まりました。
参加者はそれぞれ要望があるのですが具体的な方向性は皆無でした。
準備期間が残り少なくなり困った彼女達は白粉に脚本を書いて欲しいとお願いしてきました。
押しの弱い白粉は断る事げ出来ず引き受けてしまいます。
引き受けた後になって参加者が色々な要望を追加してきました。
白粉は全ての要望に応えようとして行き詰まっていました。
こまった彼女は近況を聞きに来た佐藤に相談してきます。
脚本が完成しそうもないので学校に来るのが怖いと言っています。
佐藤は何とかしてあげたいと思うのですがいい考えが浮かびません。
白粉が佐藤に先に相談した事を白梅が悔しがります。
佐藤を一通り折檻してから彼女も相談に乗る事になります。
佐藤が状況を説明すると我儘を言っている女子生徒一人を学校から追い出す方向で考え始めます。
白梅の権力があればそれが可能なので佐藤が止めに入りました。
文化祭も生徒かいが仕切っていると聞いたので佐藤は白梅の権限で脚本の審査を行う事にします。
佐藤と白梅は脚本に問題があるので劇は認められないという形で問題を解決しようと考えます。
珍しく白粉が白梅と佐藤の意見に反対しました。
彼女は脚本を書いてみたいそうですよ。
佐藤の全身タイツでって言葉にインスピレーションを得ました。
白粉は嬉々として脚本を完成させます。
完成した脚本は我儘を言っていた女生徒の要望を満たしていますが斜め上を行く内容でした。
白粉は練習を見学しています。
面白い話が書けたと言っているので期待ができそうです。
槍水から魔導士がビッグ・マムの店で半額弁当を奪取したと聞いた佐藤は挑戦を続ける事にしました。
魔導士への対抗心が芽生えたようです。
佐藤と同じく柚子もビッグ・マムのスーパーに日参していました。
彼女はビッグ・マムの作る弁当に惚れこみ他のスーパーには行かないそうですよ。
彼女から魔導士に負けた話を聞く事になりました。
相当に恨んでいるらしく魔導士の事をクソバカカス野郎と罵っています。
佐藤は槍水を説得してHP同好会でも文化祭で何かしようと提案しました。
佐藤は文化祭を通じて共同で何かをする事で槍水とのイチャイチャを期待しています。
二人の心の距離が縮まると期待しました。
佐藤は参加する事に意義を見出したのですが槍水は違いました。
参加するからには儲けを出さなければならないと資本主義精神をむき出しにします。
彼女は手堅い商売を考え付きました。
申請が遅くなったので好立地が期待できないのでお茶の移動販売を行う事にしました。
低価格のペットボトルお茶を仕入れて一律100円で販売する事にします。
売れ残ってもHP同好会の活動で消費する事を視野にいれていました。
佐藤が白梅の元に向かい申請を行う事になります。
説明を聞いた白梅も手堅い商売に関心しています。
至近距離で怒っていない白梅の姿を見る事になった佐藤は勘違いしてしまいます。
文化祭は佐藤と白梅の距離を縮めるイベントだったんだと勘違いします。
参加に関する注意事項を説明する白梅に見惚れてしまった佐藤は正直に見惚れていたと告げました。
真面目に説明していたのに聞いていなかったと宣う佐藤に激怒します。
いつも通りの折檻が加えられました・・・佐藤は一言多いんだよ。
数日間ハーフプライスラベリングタイムが行われない状況が続きます。
その間佐藤はどん兵衛を食べ続ける事になりました。
槍水は弁当をくれようとしたのですがビッグ・マムの店で勝ち抜くために佐藤は断っています。
腹の虫の飢えを増して戦闘力を高めようとの作戦でした。
野菜が足りない生活を続けたので便秘気味になります。
それを白粉に伝えると彼女はダッシュで近所の薬局に向かいイチジク浣腸を買ってきました。
佐藤の尻に突っ込もうと虎視眈々とチャンスを狙っています。
佐藤は浣腸を挿したがっている白粉に戦慄しています。
佐藤が足しげく通ってくる事に感激したビッグ・マムが絶対に半額になるだろうと思える高価な弁当を作りました。
定価が1000円を超える和牛弁当を作りました。
その日は文化祭の前日でした。
スルーアが現れたのですが値段を見て買うのを断念します。
ハーフプライスラベリングタイムが行われる事になりました。
6匹の狼で月桂冠を争う事になります。
佐藤は柚子と初めて戦う事になりました。
柚子は長い白いサマードレスを着ていました。
足が隠れるので彼女の蹴りが出てくる瞬間が見えませんでした。
佐藤は強烈な蹴りを貰ってしまいます。
辛うじてダウンするのは避けられました。
柚子と佐藤が弁当棚に迫ります。
二人纏めて蹴り倒されてしまいます。
この時佐藤が柚子を押し倒す形となりました。
頭から柚子のおっぱいに突っ込む事になります。
ここで佐藤は不断なら嬉しい事実を知る事になります。
柚子はノーブラでした。
柚子の大きなノーブラおっぱいの感触に驚いた佐藤の腹の虫の加護が弱まります。
茫然としている佐藤を羽飛ばし柚子が宣戦復帰を果たします。
柚子が動くとノーブラのおっぱいが揺れています・・・佐藤は手中力を乱される事になっています。
佐藤は争奪戦の最中に邪な考えを抱いてしまった事を反省し床に頭を打ち付けて気合を入れなおします。
彼の月桂冠への渇望は凄まじいね。
生き残っていた狼を蹴って水平に飛翔しました。
物凄い勢いで迫る佐藤に危機感を抱いた柚子は戦っていた相手を佐藤に向けて突き飛ばします。
二人そろってダウンすることを期待したようですが佐藤が蹴り倒して勢いを付けます。
残っているのは柚子と佐藤の二人だけでした。
飛翔してきた佐藤に柚子が乱戦では封印していた必殺技を放ちます。
彼女は爪を立て佐藤の胃袋を掴みに来ましたよ。
佐藤は月桂冠への執着心を見せ抵抗を試みます。
伸ばした佐藤の手が柚子の片方のおっぱいを鷲掴みにしました。
佐藤が部室に戻ると槍水は戻っていませんでした。
少し遅れて戻って来た槍水はジジ様の店の月桂冠を手に入れていました。
サバのみそ焼き弁当でした。
佐藤の傷だらけの顔も見た槍水はハーフプライスラベリングタイムが行われた事を察します。
佐藤から月桂冠が出たが取れなかった事を教えられました。
凄まじい執着心を持ってたのですが柚子のおっぱいの魅力に屈したのね・・・まあ分かる。
夕餉となり佐藤はジジ様の新作を分けて欲しいとお願いしました。
槍水は嬉しそうに弁当を分けてくれました。
彼女からジジ様の店で激しい争奪戦が行われたと教えられます。
佐藤もビッグ・マムの店での争奪戦に付いて教える事になりました。
柚子のノーブラおっぱいを鷲掴みにしてしまった事も教える事になります。
ビッグ・マムの店に挑戦し続けた理由も語る事になり槍水に弁当をおねだりされたかったからと答えました。
それを聞いた槍水が怒り出します。
折角二人で夕餉を食べるのにそれでは寂しいだろと怒られました。
佐藤は槍水が交流が無かったのを寂しく思っていたと感激します。
槍水の意図は別にありました。
彼女は佐藤が交換に応じなかったので汁物が欲しいのにどん兵衛を食べられなかった事を寂しいと感じていました。
槍水は食事のメニュー的に寂しいと言いたかったそうです。
佐藤は普通にどん兵衛を食べているだけで槍水におねだりさせる事が可能だったと気が付き脱力しています。
佐藤が柚子のおっぱいを揉んでしまった事で抱いた邪神を払拭する方法を質問しました。
槍水はおっぱいの存在を気にならなくくらい腹の虫を高めるか、誰かのおっぱいを揉んで慣れる事だとアドバイスします。
それを聞いた佐藤は槍水がおっぱいを揉ませてくれるつもりかも?と期待しました。
言ってる槍水も自分の発言が勘違いされる危険性がある事に気が付き急遽話題を変えます。
佐藤に誤解されたかも?と心配になった槍水は平静さを失いました。
その日の将棋は佐藤が勝ち越す事になりました。
途中で照れてしまい真っ赤になった槍水が可愛すぎます。
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2章 訓練犬
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槍水の妹、茉莉花が烏田高校の文化祭に遊びに来ました。
10歳の彼女は初めて一人で遠出してきたようです。
心配する槍水の迎えを断り一人で烏田高校に向かおうとしていました。
電車を乗り継ぎ最寄り駅までやって来ました。
駅前に烏田高校に行くバス停があると教えられていたのですが反対側の出口から出てしまいます。
バス停が見つからず困っている茉莉花を沢桔姉妹が助ける事になりました。
彼女達も烏田高校の文化祭に行く予定でした。
案内する途中で梗がバスのロータリーをロリータと言い間違ってしまいます。
彼女は事案が成立して逮捕されてしまうと恐れています。
幸い茉莉花にはロリータって言葉の意味が分からなかったようです。
鏡の取りなしにより三人はバスに乗り込みました。
烏田高校よりも前のバス停で茉莉花が下車する事になりました。
梗は自分達(さり気なく鏡を巻き込んでいます)を不審者だと思われ逃げられたと勘違いしています。
茉莉花は丁寧にお礼を言ってバスを降りました。
茉莉花が向かったのは仙のマンションです。
実家から持って来た佃煮などを冷蔵庫に入れる必要がありました。
事前に仙とも話し合っていて予定の行動でした。
仙が用意した烏田高校までの手書きの地図を頼りに徒歩で向かう事になったようです。
HP同好会はお茶の移動販売の準備を進めています。
仙は茉莉花が心配なのかソワソワしています。
校門まで移動して茉莉花の到着を待つ事になりました。
そこに沢桔姉妹がやって来ました。
梗が悲壮な顔で最後の別れを告げてきます。
彼女は逃げた茉莉花が通報して自分が逮捕されると思い込んでいます。
沢桔姉妹が文化祭開始よりも早く入場できたのは白梅と顔見知りだからでした。
そこに茉莉花がやって来ました。
仙を見つけた茉莉花が駆け寄って来ました。
そこで梗と鏡は茉莉花が仙の妹だと紹介されました。
著莪がやって来ました。
あせびと一緒に来る予定だったそうですがバイトが入ってしまい一人で先に来たそうです。
茉莉花を紹介された著莪が彼女を気に入ってしまいます。
開会式でサプライズが起こりました。
短期間ですが烏田高校に通っていた広部蘭からビデオメッセージが届きました。
彼女は新作映画の撮影の為に海外に行っているのでビデオでの参加となりました。
佐藤は広部が昔の広部に戻った事を喜んでいます。
白梅の開会宣言により文化祭が始まりました。
HP同好会のお茶販売は意外な売れ行きを示す事になりました。
白粉がお茶を手渡す時にお客と手が触れ合ってしまいます。
自分に触れると菌が付くと未だに考えているようです。
ハンカチでお客の手をごしごし吹き始めました。
女の子に手を拭いてもらえるサービスが付いている誤認されてしまい予想以上に売れてしまいます。
アフロが文化祭にやってきました。
茉莉花を一目見た彼は佐藤と同じ疑問を持ちます。
茉莉花は白いパーカーを着ていてお尻がギリギリ隠れています。
スカートらしきモノが存在しないのでパーカーの下に何もはいていない疑惑が持ち上がっています。
同じ興味を持った著莪がパーカーを捲って茉莉花がはいているのが白いホットパンツだと確認してくれました。
ロマンが台無しです。
佐藤は追加のお茶を部室に取りに行く事になりました。
部室の扉を開けると仙と茉莉花がじゃれ合っていました。
佐藤は見てはいけない仙の姿を見てしまったと感じて静に扉を閉めます。
しかしお茶の補給はしなければいけないの再び扉を開きます。
扉を開いた時には仙は窓を眺めてカッコいいポーズを取っていました。
佐藤は身内との触れ合いを他人に見られる恥ずかしさを理解しているので追及する事はしません。
仙は友人のボランティアを手伝う為に離れる事になります。
佐藤は茉莉花の相手を頼まれる事になりました。
著莪と茉莉花が二人で文化祭見物に言ってしまいます。
佐藤と白粉はお茶の販売を続けています。
戻って来た著莪と茉莉花は仲良くなっていました。
連帯して佐藤に2500円もする伊勢海老フライを奢って欲しいと要求してきました。
そこにあせびから到着を知らせる電話が掛かってきます。
佐藤、著莪、茉莉花は校門まであせびを迎えに行きます。
佐藤たちを発見したあせびは手を振りながら道路を渡ろうとしていました。
そこに巨大なトラックが走ってきます・・・嫌な予感。
あせびはトラックに跳ねられてしまいます。
フロントバンパーにぶつかったあせびは上方に飛ばされトラックのコンテナ部分(天井)に乗ってしまいます。
あせびを乗せたトラックは走り去りました。
一瞬の出来事だったので周囲の人は大事故が発生した事に気が付きません。
茉莉花はあせびが消えるところを目撃してしまいます。
著莪はあせびを追いかける事にします。
佐藤は茉莉花にトラウマを与えない為に彼女を楽しませる事にします。
男子寮の佐藤の部屋に連れて行きゲームで遊ぶ事にします。
男子寮には重度のロリコンが住んでいるので佐藤は警戒しながら茉莉花を部屋に連れて行きました。
部屋の中は安全だと考えていたのですがエロ本が出しっぱなしだった事を思い出します。
茉莉花に気付かれないようにエロ本を片付けています。
佐藤が所有しているゲームを遊ばせる事になります。
茉莉花は佐藤の所有しているゲームが気に入ったようです。
著莪からあせびが無事だった事を教えられました。
茉莉花がゲームに好印象を持っている事を著莪に教えると布教するように命じられました。
佐藤と著莪は茉莉花をセガ教に入信させようと考えます。
疲れた茉莉花が佐藤のベッドで昼寝する事になります。
佐藤は感激していましたが不埒な真似はしませんよ。
茉莉花を楽しませる為にお勧めゲームを揃えています。
佐藤が居眠りしている間に茉莉花が目覚めました。
熟睡してしまったらしく枕には涎の跡が残っています。
そのままにしておけば佐藤は大喜びしただろうけど茉莉花は丁寧に拭っていました。
茉莉花が佐藤にお願いをしてきました。
茉莉花はスーパーに連れて行って欲しいとお願いしてきました。
普通の買い物ならよかったのですが茉莉花は仙から狼として争奪戦を行っている話を聞かされていました。
茉莉花は争奪戦に参加するつもりです。
佐藤には茉莉花のお願いを断る事はできませんでした。
茉莉花を連れてアブラ神の店に向かいます。
茶髪、顎鬚、坊主が現れます。
佐藤の連れている茉莉花に目を止めた茶髪が寄って来ました。
彼女は烏田高校の文化祭用のTシャツを着ていました。
彼女の巨乳に押し上げられTシャツはピッチピッチになっています。
おへそが見えているようだぞ・・・すげーでかさだ。
佐藤は茉莉花を気にしながら争奪戦を戦う事になりました。
茉莉花は果敢に争奪戦の中心地に飛び込みました。
周囲からの攻撃を腕で防御しています。
白粉のように相手の視線から動きを予測できないようです。
攻撃を防御するだけで精一杯のようです弁当には手が届きませんでした。
佐藤の方も茉莉花が気になり精彩を欠く事になり弁当を奪えませんでした。
弁当は取れませんでしたが初めての争奪戦に茉莉花は大満足の様です。
佐藤は公園で茉莉花を治療する事にしました。
茉莉花が「しみる」と悲鳴をあげるのでいけない事をしている様に見えます。
茉莉花は佐藤の傷に消毒薬を吹き付けて治療してくれました。
佐藤の膝の上に乗り初参戦記念のツーショット写真を撮影しました。
茉莉花はジジ様の店にも行く予定だったようですが仙から心配する電話が入ったので戻る事にします。
心配した仙が校門まで迎えに来ていました。
茉莉花の姿を見た仙が佐藤に怒りをぶつけてきます。
佐藤は即座に土下座姿勢を取り謝っています。
仙から誤解を招きかねないお叱りを受ける事になります。
文化祭の一日目が終了したので来客者が帰って行きます・・・多くの人が通っている場所で土下座ですよ。
茉莉花を傷物にしろと言った覚えはないぞ、ふざけるな、と叱られます。
見かねた茉莉花が擁護してくれるのですが台詞が際ど過ぎました。
自分から先輩にお願いした、先輩は優しくしてくれたし、と言っています。
茉莉花の優しさは嬉しいようですが佐藤がロリコンの変態だって誤解が広がっています。
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3章 ガリー・トロット
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ガリー・トロットが目覚めました。
彼女は冬場以外は全裸で寝ているそうです。
ビッグ・マムの店のスケジュールを把握している彼女はその日和栗おこわ弁当が並ぶことを予見します。
最高の夕餉を食べたいと考えた彼女は仙と佐藤をビッグ・マムの店に誘導する為に烏田高校に向かう事にしました。
彼ら二人を倒して最高の勝利の一味を加えようとの考えからです。
烏田高校では文化祭二日目が行われています。
佐藤と白粉がお茶の移動販売に勤しんでいます。
茉莉花が少し発熱したので仙は遅れてくることになっていました。
白粉も午後から脚本を書いた演劇が行われるので居なくなります。
午前中の間に出来るだけ売り上げを稼ぎたいと考えて二人は販売にせいを出す事にします。
著莪が到着しました。
あせびは潮風に晒された事で風邪を引いてしまったそうで家で寝ています。
茉莉花と仙がやって来ました。
仙の友人がやって来て移動販売を代わってくれる事になりました。
仙が文化祭Tシャツを買ってきてくれました。
部室で佐藤が着替える事になりました。
白粉が素早くメガネを装着して携帯のカメラを構えます。
佐藤の着替えシーンを撮影すると言っています。
佐藤は白粉に着替えを撮影される事に危機感を抱きますが仙に早く着替えろと言われてしまい従います。
白粉は嬉々として佐藤の着替えシーンを撮影しています。
着替えた佐藤のTシャツに仙、著莪、白粉、茉莉花が寄せ書きをしてくれます。
仙は「国産のお茶500mlペットボトル100円 目指せ完売!!」と宣伝文句を書いてくれます。
著莪は「変態宣言!!」と書いてくれました。
白粉は「漢募集中」と書きました。
茉莉花は「センパイ大好き!」と書いてくれました。
仙と著莪と白粉の酷い書き込みに辟易しますが茉莉花の書いてくれた台詞は嬉しかったようです。
劇のリハーサルがあると言って白粉が抜けます。
佐藤、著莪、茉莉花、仙の四人で文化祭を見て回る事になります。
佐藤は顎鬚と坊主が校舎内で出店している事を思い出し行ってみる事にしました。
顎鬚がやっているのはお好み焼きを出すホストクラブでした。
50円使いするとぶっかけサービスがあるそうです。
白粉が聞いたら大喜びしそうなネーミングですが彼女はその場に居ませんでした。
頼んでみるとお好み焼きの上に鰹節をぶっかてくれました!!
味噌味のお好み焼きは大変美味しかったそうです。
顎鬚の覚悟して入れとの言葉を背に隣の教室でやっている坊主の店に入店しました。
入店すると佐藤と著莪が大爆笑に包まれる事になりました。
仙と茉莉花はその面白さが理解できないようです。
坊主がドラゴンボールに出てくるクリリンのコスプレをしてたこ焼きを焼いていましたよ。
似合い過ぎていて佐藤と著莪は笑い転げる事になりました。
たこ焼きも美味しかったそうです。
仙が友人の彼氏が出演するライブの応援のリハーサルの為に離れる事になります。
佐藤、著莪、茉莉花の三人で回る事になります。
佐藤の友人がやっている揚げ物を出している店に行く事になります。
そこは伊勢海老の揚げ物を出す店でした。
幸い売り切れてしまったので佐藤は出費を免れる事になります。
そこで柚子(ガリー・トロット)が来店した事を教えられました。
彼女は近くでやっていた射的で景品を取り過ぎて困っていました。
佐藤と茉莉花を発見した彼女が近付いてきました。
柚子は佐藤と仙をビッグ・マムの店に来させる為に挑発を始めます。
今日出てくるだろう弁当の素晴らしさを語ります。
著莪はスニッカーズの揚げ物と柚子に貰った巨大チョコレートを食べています。
仙は友人の彼氏の応援があるのでビッグ・マムの店に行く気はありませんでした。
白粉が脚本を担当した劇が上演される時間になりました。
佐藤たちは体育館に向かいます。
そこで心配そうにしている白梅と鉢合わせる事になりました。
佐藤は白梅と並んで劇を鑑賞する事になりました。
白粉が書いた脚本なので下品な表現が含まれていましたが好意的に捉えられます。
内容はとても面白くハッピーエンドで幕を閉じました。
大歓声に包まれ出演者が紹介されます。
ここで劇の脚本を我儘放題だったコバヤシさんが脚本も担当したと発表します。
最後に白粉の事を脚本協力として紹介しました。
それを聞いた佐藤と白梅が激しい憤りを示します。
佐藤は他人の功績を自分の手柄にする利口な人間が大嫌いです。
激しく憤っています・・・白梅も同感なようです。
白粉が戻って来て不安そうに感想を聞いてきました。
仲間から大絶賛されると嬉しそうに照れています。
白粉はお客さんに誰が作った作品なのか知って貰うよりも楽しんでもらった方が嬉しいと屈託なく語りました。
白粉は大物だな。
著莪は油の強いモノを食べ過ぎて胃もたれを起こしてしまい部室で寝ています。
佐藤はお茶の販売に戻りました。
お茶を補充する為に部室に戻った佐藤の前に柚子が現れます。
彼女はお茶を運ぶのを手伝ってくれました。
待っていた仙と茉莉花に合流します。
柚子が争奪戦で仙に勝った事を自慢し始めます。
それを聞いた茉莉花が柚子への対抗心を高めてしまいます。
お茶の販売を続け文化祭終了の二時間前に完売させる事ができました。
仙は友人の彼氏を応援する為に離れる事になります。
茉莉花がビッグ・マムの店に行きたいと言い出しました。
仙は説得を試みますが茉莉花を納得させる事はできません。
最後は泣き出してしまいます。
約束の時間が迫っている仙は佐藤に茉莉花を任せて離れる事になります。
頭の良い茉莉花は作戦を変更したようです。
佐藤から柚子と戦った時の事を聞き出す事にしました。
ビッグ・マムの店がある場所を聞き出し一人で向かう事にします。
心配して佐藤が付いてきてくれると期待しているようです。
佐藤は茉莉花に付いて行く事になりました。
ビッグ・マムの店に到着した佐藤と茉莉花はハーフプライスラベリングタイムの時間を待っています。
待っている間に柚子との戦いの詳細を語る事になります。
ここで佐藤は柚子がノーブラだったので集中力が削がれてしまった事を語ってしまいます。
茉莉花はノーブラを気にしなければ勝てていたと解釈しました。
勇気を振り絞り佐藤に勝利を掴ませるために自分の小さなおっぱいを触らせます。
自分もノーブラですと言って佐藤の手をおっぱいに触れさせました。
茉莉花の献身さに触れた佐藤は絶対に勝とうと意気込みます。
目を覚ました著莪が佐藤のGPSを確認し彼が学校の外に出ている事に気が付きます。
それを仙に伝えます。
仙は佐藤と茉莉花がビッグ・マムの店に向かったと察して心配になります。
佐藤と茉莉花に電話するも無視されてしまいます。
二人が自分を拒否した事に衝撃を受けています。
応援を投げ出すわけには行かないので自分に言い訳して耐えています。
最終的に応援が終わった瞬間、ビッグ・マムの店に向けて駆けだしました。
仙は茉莉花の見ている前で勝つ姿を見せたいと思ったようです。
ビッグ・マムが出てきて半額ラベルを貼り始めます。
茉莉花と一緒に居る佐藤を見つけた彼は親の仇に向けるような目で見てきました。
佐藤に期待していた彼は幼女を連れている姿を見て佐藤をロリコン認定しました。
悔しくて半額ラベルを貼るのをやめようかと思ったそうですがプロ意識が上回ります。
残っているのは和栗おこわ弁当だけです。
一つの半額弁当を賭けた争奪戦が始まりました。
佐藤は茉莉花をサポートして彼女に弁当を取らせようとしていたみたいです。
柚子が流石の強さを発揮して二人とも殴られダウン寸前でした。
柚子の勝利で決着が付きそうだったのですが三人は入口から巨大な気配が迫って来るのを感じ取ります。
仙が駆けつけてくる分かった佐藤と茉莉花は時間稼ぎを始めました。
柚子は充分に勝利の味が高まっていると判断し仙の到着前に弁当を獲得しようとします。
佐藤と茉莉花の頑張りが柚子の弁当奪取阻みました。
汗だくの仙が到着し争奪戦に参戦します。
全力疾走で走って来た仙は体力を消耗していました。
長期戦は不可能と判断した彼女は一撃に賭ける事にします。
柚子は仙の作戦をよみ切れず彼女を倒す為に突撃してしまいます。
途中で気が付いたのですが突撃の勢いを止められず仙の強烈な掌底を顔にくらい吹き飛ばされました。
仙が半額弁当を獲得し争奪戦が終わりました。
茉莉花のダメージが大きかったので近くの公園で夕餉となりました。
佐藤と茉莉花が左右から仙を挟んで座っています。
茉莉花が妹特権でおねだりしています。
佐藤は遠慮していたのですが仙は彼にも弁当を分けてくれました。
三人で弁当を楽しんでいると仙と茉莉花が木の陰から三人を見つめている柚子に気が付きます。
彼女はビッグ・マムの半額弁当が諦めきれず付いてきたそうですよ。
小さな声で一口食べさせて欲しいと懇願してきました。
仙は茉莉花に判断を委ねる事にします。
茉莉花は戦いが終われば狼は仲間だと仙に教えられたと語ります。
柚子に一口食べさせてあげる事になりました。
一口食べた柚子は身悶えして喜んでいます。
佐藤たちはそこまで美味しいのか?と疑問を持ちました。
柚子が熱烈にビッグ・マムの弁当の美味しさを語ります。
それを聞いていた佐藤、仙、茉莉花は柚子がビッグ・マムに惚れているのでは?との印象を持ちます。
指摘すると柚子が驚いています。
聞けば彼女は三人の兄を持つ末の妹でした。
男の子のように育ったので恋愛知識はゼロでした。
佐藤たちに指摘されてビッグ・マムに恋心を抱いている可能性に思い至った次第です。
一晩考えてみると言って柚子は去って行きました。
スーパーのコインロッカーに忘れ物をした柚子がビッグ・マムの店に戻ってきました。
佐藤がロリコンだったと誤解し部下の葦原(新妻)の家で宅飲みしようと考えているビッグ・マムが酒を買うために入店します。
帰ろうとして入口から出てきた柚子とビッグ・マムがぶつかってしまいます。
ビッグ・マムの存在を認めた柚子がこれはチャンスと呟き熱烈な告白をしてきました!!
告白されたビッグ・マムは柚子が頭でも打ったのか?と疑っています。
柚子は美女だと思うのですが男性好きなビッグ・マムにはどうでも良いようです。
ビッグ・マムに旦那を狙われている葦原は全力で柚子を応援する事にします。
柚子を厨房スタッフとして採用しましょうと力説します。
柚子から料理に関する知識を聞き出す事になります。
柚子はビッグ・マムが作った弁当の詳細を覚えていました。
スーパーに関する知識も豊富に持っていたのでビッグ・マムは雇ってみるか?という気になります。
柚子が大学四年生だと知ると就職活動中か聞いてきます。
柚子は卒業後は兄の会社に就職する事になると言って三人の兄の写真を見せてくれます。
そこにはビッグ・マム好みの男性が写っていました。
特にワイルドな長兄が気に入ったようです。
ビッグ・マムは柚子を採用する事にしました。
明らかに長兄狙いですよね・・・柚子の想いは届くでしょうか?
弁当を食べ終えた佐藤、仙、茉莉花は烏田高校に戻る事にします。
文化祭の最後に花火大会が催されるのでそれを見る為です。
茉莉花が佐藤におっぱいを触らせた事は二人だけの秘密って事になりました。
秘密が持てて茉莉花は嬉しそうにしています。
烏田高校に到着した佐藤たちは白粉、著莪、白梅を入れて写真を撮る事にします。
近くに居た仙の友人の蔓に撮影を頼む事になりました。
茉莉花には良い思い出になったようです。
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総括
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柚子とビッグ・マムの関係がどう発展していくのか気になります。
佐藤はビッグ・マムのラブレターに応えてくれませんでした。
柚子が応えてくれたのですが女性だったんだよ。
本来は喜ぶべき事なんだけどビッグ・マムの興味は柚子の長兄に絞られたようです。
柚子はビッグ・マムの心を射止める事はできるのでしょうか?
彼女の大きなおっぱいが足枷になっています。
色々と勿体ないです。
ビッグ・マム次第ですが結果は厳しそうだねー。
頑張れ柚子、二年間通い続けて半額弁当を求め続けて気概があれば何とかなる筈。
葦原も己の家庭を守る為にサポートしてくれる筈。
調理場担当になるなら柚子は狼を引退する事になるんだよな・・・
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成分美少女戦闘友情恋愛妄想ハーレム
評価AAAAAAAAAAAAAAAA
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