ラノベの感想) ベン・トー 第5.5巻 箸休め 燃えよ狼 (スーパーダッシュ文庫)


概略:
丸富高校の文化祭で佐藤と警備員のおっちゃんが合体する事になりました。白粉大興奮です。彼女と槍水は喫茶店のサクラとしてドレスに着替える事になっています。あせびの手作り弁当を食べた佐藤が生死の境を彷徨います。目覚めた佐藤に著莪からメールが飛んできます。重大な話がある書かれていたので急いで電話する事になります。著莪が昨夜見た夢の話を語り始めました。夏休みで帰省した白粉が同人誌即売会に出撃しました。彼女は自分の趣向に合った本を買い漁ります。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2010/4/28
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630551-8
雰囲気:ハーレム王、ドレス、合体、地獄弁当、夢、拉致、誕生日プレゼント、趣味、看病
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1章 鳥になった男たち
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佐藤が丸富高校の文化祭にやって来ました。
槍水、白粉、著莪、真希乃、淡雪と一緒にやって来ました。
入場する時に警備員のおっちゃんに遭遇します。
おっちゃんは美少女五人と一緒に入場する佐藤を止めたいようです。
一般参加が可能なので職務上止める事ができませんでした。
佐藤は優越感に浸っています。
著莪は真希乃と淡雪を連れて学校説明会の会場に向かいました。
佐藤、槍水、白粉はどの出し物から見て回るか検討を始めます。
白粉が招待されていると沢桔姉妹が運営している喫茶店に行く事になりました。
中庭でやっていました。
ドレスアップした梗と白梅と執事服を着た鏡が出迎えてくれました。
何故か白梅が協力していて彼女が白粉を招待したみたいです。
槍水も白梅から部費増額を餌に協力を要請されていました。
彼女は喫茶店の裏方担当だと思っていたようですが違いました。
喫茶店は執事やメイドの仕事を体験できたり追加料金でドレスを着られるサービスを提供していました。
槍水と白粉に課されたのは客が来るまでのサクラ役でした。
ドレスに着替えて喫茶店で過ごす事になりました。
ドレスアップした槍水と白粉はとても可愛かったです。
槍水が物凄く恥ずかしがっていますね。
彼女は想定した内容と違うと言って逃げたそうにしていますが白梅から部費増額の話をされて留まる事になります。
冷静さを失っているので白梅が増額を検討すると言っている事に注意をはらえませんでした。
佐藤は頑張っても部費が増額されない可能性に気が付きますが槍水のドレス姿を見ていたいとの誘惑に負け事実を指摘しませんでした。
真希乃と淡雪を説明会場に届け終えた著莪が戻ってきました。
白梅が著莪の存在に気が付いて彼女を呼んでいます。
白梅にドレスを着せられたトラウマを抱えている著莪は逃げる事にします。
あせびがステージに登場する事になっているので佐藤を連れて逃げ出す事にしました。
ステージでは一番可愛い女の子アンケートの結果発表が行われていました。
堂々の一位に輝いたのはあせびでした。
彼女の可愛い写真がモニターに大写しになったのですが心霊写真になっていました。
会場が恐怖に包まれそうになっていましたが司会者が巧みに胡麻化しています。
一位になったあせびの手作り弁当を争う争奪戦が始まります。
あせびが自宅で母親と一緒に弁当を作っている映像が流されました。
弁当の献立を聞いた佐藤と著莪が青くなっています。
食べ合わせが悪いと言われている料理ばかりが詰まった弁当になっていました。
佐藤と著莪は死人は出せないとの使命感から争奪戦に参加する事になります。
あせびの弁当の危険性が分かっていたので著莪が途中で裏切りました。
あせびに関する〇×クイズで佐藤が残るように仕向けました。
予定よりも多くの参加者が集まり勝ち残ってしまいます。
障害物競争が二人組で実施される事になりました。
勝利を優先する為に佐藤とおっちゃんが組む事になりました。
最後まで悩んだ結果最後尾から追いかける事になります。
手押し車で移動する事になりました。
体重が軽く足が細い佐藤が前、ガチムチなおっちゃんが後ろになりました。
佐藤は知りに単一電池を突っ込まれる恐怖に震えながら競技に参加する事になります。
佐藤とおっちゃんは一体の獣となりコースを疾走する事になります。
余りの速さに会場は歓声の坩堝となっています。
しかしスタートで出遅れたのが響き敗色濃厚でした。
おっちゃんが秘策があると言い出します。
佐藤は彼を信じる事にします。
おっちゃんが佐藤の足の付け根を持ち彼を持ち上げました!!
佐藤の股間におっちゃんの股間が押し付けられています。
おっちゃんが佐藤を抱えて爆走を開始しました。
そこに佐藤とおっちゃんの合体を嗅ぎつけた白粉がドレス姿で駆け寄ってきます。
余りのご褒美に白粉が大興奮しています。
不愉快な実況をしながら彼らの横を並走する事になっています。
最後にサバゲーブの仕掛けた派手すぎな罠が発動しました。
コース上が巨大な炎に包まれてしまいます。
先行している組は炎を迂回する事を選択しました。
おっちゃんは佐藤を抱えたまま大ジャンプを慣行し炎を突き抜けてトップでゴールに飛び込みました。
白粉の大興奮の実況を聞きながら佐藤は自分が汚されてしまったと消沈しています。
最後の競技はスポーツチャンバラでした。
おっちゃんとの一騎打ちとなるのですが佐藤が商品があせびが作った危険な弁当だと思い出します。
佐藤はおっちゃんに負ける事にしました。
勝者となったおっちゃんがあせびから手作り弁当を食べさせて貰う事になりました。
佐藤と白粉が並んで座りおっちゃんの雄姿を見ています。
そのごおっちゃんは救急車で運ばれる事になりました。
白粉は新たなネタを仕入れられたので創作意欲に燃えています。
白粉から希望に満ち溢れる情報を入手する事になります。
真希乃と淡雪が著莪のマンションに泊まっていくそうです。
槍水も泊まる事になっていて著莪と二人で部屋の掃除に向かったそうです。
白粉も誘われたそうですが創作意欲に燃えているので断ったそうですよ。
白粉が居ないので白梅が来る心配はありません。
佐藤は著莪のマンションに向かい大人の階段を駆け上る決意を固めます。
佐藤の元にあせびがやって来ました。
あせびが自分用の弁当を頑張った佐藤に食べて欲しいと言ってきました。
中身はおっちゃんが食べた食べ合わせが悪い弁当と同じものです。
佐藤は著莪のマンションに突撃する為にあせびの弁当を食べてダウンするわけにはいきません。
一度は食べるのを断ったのですがあせびの悲しそうな顔をみてしまい挑戦する事を決めました。
あせびは嬉しそうに弁当を食べさせてくれました。
全てを食べ終えた佐藤は倒れてしまい井ノ上病院に運ばれました。
病院のベッドで目覚めた佐藤は右足の感覚が無い事に気が付きます。
血の巡りが悪くなり切断されたのかも?と恐怖しています。
布団を捲ると着ぐるみパジャマを着たあせびが佐藤の右足を抱き枕にして眠っていました。
時刻は午前七時です・・・急げば眠っている槍水たちの姿が拝めるかも?と考えた佐藤は急いで著莪のマンションに向かおうと考えました。
佐藤はあせびを起さないように慎重に足を引き抜こうとしましたがあせびを起してしまいます。
長時間血の流れを阻害されていた佐藤の右足は感覚が鋭くなっていました。
佐藤が右足を気にしていると気付いたあせびがマッサージしてくれる事になりました。
佐藤は物凄い激痛に襲われる事になりました。
あせびには善意しかないのでぶちのめす事もできず佐藤は甘んじて激痛に耐える事になりました。
著莪からメールが届きました。
起き抜けの著莪、真希乃、淡雪、眠っている槍水の姿を映した写真が添付されていました。
佐藤は大人の階段が消えた事を知りました。
重要な話があるので連絡して欲しいそうです。
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2章 首なしの白き巨人
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化物を狩る《調停士》をしている著莪が目的地に向かって歩いています。
森を抜けるのが近道なので森に詳しい宿屋の娘、淡雪に道案内して貰っています。
淡雪は森の妖精ギリー・ドゥーと仲が良く彼女も同行してくれています。
目的の村に到着した著莪が宿屋を探します。
手頃な値段の宿屋を発見しました。
宿屋は食堂も兼ねていました。
著莪は食事にする事にします。
宿屋の娘の梗と鏡が注文を取りに来ました。
著莪はハンバーグを注文する事にします。
梗と鏡に自分が化物退治に来たことを教え情報収集を行います。
首の無い白い巨人が出て襲われているそうです。
村は避暑地として有名でした。
白い首なし巨人が出没するようになったので帰れなくなったそうです。
村に滞在し続ける事になり村は儲かっているそうですよ。
襲われるのは商人だけだそうです。
村の商人たちは対策として複数の商人が同時に行動する事で被害を絞ろうとしています。
誰か一人が襲われている間に他の商人が村まで荷を運びきるそうです。
襲われた商人も荷を置いて逃げ出せば逃げ切れるそうです。
人的被害が出ていないそうです。
著莪は部屋を取ろうとしますが空室は無いと言われます。
滞在期間が伸びてしまった観光客が高級宿から流れてきたので満室だそうです。
サトウが使っている部屋なら提供できると言われました。
梗の視線を追うと一人の泊り客が目に留まります。
サトウを梗の部屋に泊める事で彼が使っている部屋を開けてくると言っています。
狭い屋根裏部屋のようですが宿泊費が安かったので著莪は泊めて貰う事にします。
問題の人物は槍水という魔法を習っている学生でした。
梗が著莪の勘違いを指摘します。
サトウとは槍水の膝の上で寝ているブルドッグでした。
町に迷い込んだサトウを梗が飼う事にしたそうです。
町には二階堂というブルドッグも居るそうです。
著莪が部屋に戻り寝ようとしているとサトウがやって来ました。
彼は自分の部屋が変わった事を理解していませんでした。
そこに梗がやって来て温泉に入る事を勧めてくれます。
声が聞こえたのか槍水も自分の部屋から出てきました。
梗、サトウ、槍水、著莪が一緒に入浴する事になりました。
梗が著莪の背中を流し、著莪がサトウを洗っています。
著莪が調査を始めると槍水とサトウが協力したいと言ってきました。
お金が無い槍水は著莪を手伝う事で食事と駄賃を稼ごうとしています。
サトウは食事を分けて貰いたいようですね。
村長から十分な依頼量が貰える事になっているので著莪二人の同行を許可しました。
村は居心地が良く著莪は問題解決を急ぎません。
村人に被害が出ていないと聞いていたので長期の逗留を考え始めています。
宿屋にあせびという村唯一の病院の娘が遊びに来ました。
彼女は梗と鏡の同級生で夏休みなので奉仕活動として怪我人の治療を無償で行っていました。
著莪の見ている前で火傷を負っていたおっちゃんを魔法で治療しています。
魔法は修行しても使えるようになる人は稀でした。
一生を費やしてもマッチと同程度の火をつけるのが精々です。
あせびは子供の頃から魔法が使え回復魔法が使えました。
稀有な才能を持った人物です。
著莪は教会に行き古い資料を漁る事にしました。
?燭が不足しているので地下の書庫は真っ暗です。
近く商人が蝋燭を運んで来ると言われたのでその日は書庫を漁るのを断念しました。
村の商人が襲われました。
襲われた商人が逃げ切れた他の商人から酒を奢って貰える事になっていました。
著莪の泊まっている宿屋の食堂で宴会が始まりました。
著莪は化物の討伐を決めます。
商人から襲われた場所と化物が逃走した方角を聞き出します。
翌日の早朝、著莪は化物討伐に向かう事になります。
駄賃目当てに槍水とサトウが同行する事になりました。
槍水は魔法が使えないそうなので足手纏いになりそうだと著莪は考えています。
槍水は自分は役に立てると自信を見せていました・・・著莪は彼女の同行を認めます。
森の中で首なしの化物に遭遇しました。
著莪は長柄剣を使うので森の中では剣が振れず不利になります。
森の外まで化物を誘導して戦う事になりました。
槍水が肉弾戦を行っています。
著莪が剣で巨人の腕を斬り飛ばしますが切られた腕を拾われ切断面に押し付けられます。
腕は傷跡を残さずにくっついてしまいます。
著莪は剣に付着していた蝋に気が付きました。
化物が蝋人形である事が判明します。
著莪は生物としての化物退治が専門なので倒す手立てを失います。
槍水が自分に蝋人形を倒す手段があると言ってきました。
著莪は彼女を信じてサポートする事にします。
槍水は蝋人形を上空に打ち上げろと要求してきました。
著莪は長柄剣で蝋人形をぶっ叩いて上空に打ち上げます。
槍水が落下点に走り込み魔法を放ちました。
魔法による巨大な火柱が出現して蝋人形を飲み込みました。
槍水の魔法は周囲の空間まで燃やしたようです。
酸欠になり彼女は倒れてしまいます。
著莪が槍水の元に走り彼女を空気が残っている位置まで運びました。
著莪は槍水が強大な魔法を使えた事に驚いています。
話を聞くと彼女が使える魔法はそれだけでした。
威力の制御が出来ない彼女は制御方法を求めて各地を旅しているそうです。
威力が有り過ぎて酸欠で死ぬ可能性が高かったので著莪が来るまで化物と戦えなかったそうですよ。
宿で貰った弁当を温まて食べる事になります。
そこに泣きながらあせびが走って来ました。
彼女は夏休みの自由研究が無くなっていると泣いています。
話を聞いてみると著莪たちが倒した首なしの化物はあせびが作った蝋人形でした。
あせびは家にあった古い魔導書を参考にして蝋人形を作ったそうです。
槍水によると参考にしたのはゴーレム制作の魔導書で才能豊かなあせびが作ったのでゴーレムとしての機能を持ってしまったようです。
教会の荷物(蝋燭)だけを狙っていたのは自己保存の欲求に従っての行動だったようです。
著莪と槍水は真犯人を見つけたのですが真相を隠す事にしました。
しかしサトウがあせびに著莪と槍水が蝋人形を燃やした事を教えてしまいました。
あせびは何故かしりませんが犬であるサトウと会話ができます。
事実をしり怒ったあせびに著莪と槍水は追いかけられる事になりました。
って夢を見たんだと著莪が言っています。
彼女は面白い夢を見たので内容を語りたくて朝一で佐藤に電話してきたようです。
佐藤は死にかけていた自分の無事を喜ぶより先に夢の話を楽しそうに語る著莪に戦慄しています。
佐藤の父親も自分の見た楽しい夢を佐藤に語る癖を持っています。
佐藤は遺伝子の怖さを思い知り、自分も同じ行為に至らないか不安になっていました。
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筋肉刑事 男たちの追撃
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サイトウ刑事が人質に取られてしまいます。
秘密基地に捉えられて衝撃的かつ屈辱的な要求をされています。
相棒のガントウの前に死んだ筈の坊主頭と顎鬚が現れ、サイトウを拉致した事を告げます。
ガントウに捜査をやめろと要求してきました。
白粉はスーパーで出会った男性狼を登場人物として使いこなしているようです。
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3章 佐藤洋、十六歳の誕生日
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佐藤は誕生日を槍水に祝ってもらおうと必死に考えを巡らせました。
従姉の著莪と同じ誕生日なので例年忘れられる傾向にありました。
著莪の誕生日のついでとして祝われていたそうです。
今年から著莪とは違う学校に通っているので誕生日を祝ってもらえると期待ていたようです。
しかし問題が発生しました。
彼の誕生日は4月27日です。
新しクラスになって間もないので誕生日を知られていませんでした。
そんな中内本君が誕生日を祝ってくれました。
プレゼントに彼が言われて嬉しかった罵声一覧表をくれましたよ。
内本君がなぜ誕生日を知っていたのか怖くなっています。
誕生日が知られていない事に気が付いた佐藤はHP同好会の部室に生徒手帳を置いておくことにします。
それを見た槍水が佐藤の誕生日を認識してくれる事を期待しました。
白粉がHP同好会に来ない事も確認済みです。
佐藤は槍水が全裸にリボンを巻いた姿で自分が誕生日プレゼントだと言ってくれる事を期待しています。
部室に到着すると槍水が忘れ物だと言って生徒手帳を渡してくれました。
佐藤は彼女に誕生日が知られていないと認識しガッカリしています。
計画が杜撰だったと後悔しています。
佐藤と槍水はハーフプライスラベリングタイムまで将棋をして遊ぶことになります。
著莪から電話が掛かって来ました。
彼女は友人たちに誕生日を祝ってもらっていました。
カラオケに来ているそうで佐藤も誕生日だと伝えると一緒に祝ってあげると言われたそうです。
佐藤に来いと言っていますよ。
バス代が惜しい上に悔しさを感じている佐藤は断っています。
著莪はもう少しでバイクの免許が取れると伝えて電話を切りました。
佐藤は著莪に自慢されたと感じて悔しさが増しています。
それを槍水に聞かれました。
槍水は佐藤が誕生日を伝えていなかった事に腹を立てています。
自分の事を誕生日を祝わない薄情な人間と思われたと感じて怒ったようです。
普段よりも早い時間に槍水が半額弁当を取りに出掛けました。
佐藤も一人でスーパーに向かい争奪戦に参加しましたが弁当は取れませんでした。
お湯を沸かしていると槍水が戻ってきました。
彼女は半額弁当を獲得しています。
彼女がレジ袋から弁当を出してもレジ袋は潰れませんでした。
何かが入っているようです。
槍水が袋から出しても良いぞと言ってきたので中身を出してみる事になります。
入っていたのは半額ラベルが貼られているショートケーキでした。
槍水は佐藤の誕生日を祝うために遠くのスーパーまで出向き半額になったケーキを獲得して来てくれました。
佐藤は彼女の優しさに感激しています。
妄想していた裸リボンよりも嬉しいようだぞ。
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筋肉刑事 鎮魂歌
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雨の日に刑事が連続して射殺されます。
捜査に乗り出したガントウ刑事も狙撃されてしまいます。
彼の鍛え上げた筋肉が致命傷を避けましたが意識不明の重体となります。
捜査を始めたサイトウ刑事の前にかつてのガントウの相棒にして最強とうたわれた長身痩躯の男が現れます。
彼から敵の狙いがガントウだった事を教えられました。
捜査を続けるサイトウは若かりし頃のガントウが解決した殺人事件に行きつきました。
白粉は魔導士まで登場させているのね・・・
ってことはガントウのモデルは槍水なのか?
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4章 名もなき狼たち
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坊主がスーパーにやって来ました。
その日の狙いを鮭弁当に定めます。
彼の存在に気が付いた顎鬚と茶髪が声を掛けてきました。
二人も同じ弁当を狙っています。
彼らは同時期に弁当争奪戦への参加を始めた戦友でした。
全員が烏田高校の生徒だったね。
プライベートでの交友は無くお互いに本名を知りません。
スーパーに槍水と佐藤がやって来ました。
茶髪が胸の前で腕を組み集中力を高めようとしています。
当初坊主は彼女のこのポーズが男性狼の集中力を奪おうとする精神攻撃だと思っていたようです。
しかしそれが彼女なりの精神集中法だと分かり気にしない事にしています。
腹の虫の威力は相当強いようですね・・・強調された茶髪の巨乳の存在を無視できています。
茶髪から佐藤に二つ名が付きそうだと聞かされた坊主と顎鬚が焦燥感に駆られています。
彼らは二つ名が欲しいみたいですね。
三人とも実力はありますがまだ二つ名が付いていません。
二つ名よりも今宵の弁当が大事だって気が付き闘志を高めています。
弁当争奪戦が始まり三人は駆けだしました。
坊主と茶髪が高校生だったとは驚きです。
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筋肉刑事 スカートの奥、社会の闇
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女子高生ばかりを狙う悪質な事件が相次ぎます。
療養中だったガントウとサイトウが捜査に加わる事になりました。
ガントウのアイディアでサイトウが女装して囮捜査を行う事になりました。
犯人を貧弱ボディと考えていたサイトウの前に現れた屈強なボディを持つ犯人でした。
側で見守っている筈のガントウは姿を消してしまいます。
サイトウは押し倒されてしまいスカートに手を掛けられています。
中には何が隠されているのでしょう?
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5章 白粉花の週末
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サイトウが薄暗い地下室に降りて行きます。
部屋に入るとガントウが片腕で腕立て伏せをしていました。
部屋中にガントウの汗が充満しているのでサイトウは彼に抱かれているような錯覚に陥ります。
ガントウから新たな作戦の指示を貰います。
女子高生に変装して囮捜査をして欲しいと言ってきました。
サイトウは上の階に言って制服に着替えようとしましたが着方が分からないだろ?と言われてしまいます。
ガントウに着替えを手伝ってもらう事になりました。
白粉が恐ろしい内容の原稿を書いていると白梅からビデオチャットの申し込みが来ました。
執筆に集中していた白粉は時刻が深夜一時になっている事に気が付きました。
白梅はよくこの時間にビデオチャットを申し込んでくるようです。
白梅から髪が伸びている事を指摘されました。
彼女はそのまま伸ばしても魅力的だと言ってましたが白粉は実家に帰り行きつけの美容院で切ってもらう事にします。
白粉の実家は電車とバスで数十分の距離にありました。
久しぶりに帰省した白粉を愛犬のアロエが出迎えてくれます。
アロエはメタボ気味な超大型犬です。
白粉は散歩に付き合わされる事になりました。
白粉は行きつけの美容院「ビューティーサロン・内藤」に向かいます。
彼女がその美容院を気に入っているのは店長のカリスマ美容師・内藤が逞しい男だからでした。
白粉は鏡に写る彼の筋肉を見るのが好きでした。
彼の太くて長い指で髪を洗ってもらいます。
白粉にとって至福の時間がやって来ました。
気持ち良すぎて喘ぎ声が出るのを必死に我慢しています。
白粉が自室で執筆活動をしているとアロエがやって来ました。
遊んで欲しいのかな?と思ったのですがアロエは白粉のベットに飛び込み寝てしまいます。
白粉は冷やかし防止の為に検索にかからないように細工してあるホームページの管理者画面を呼び出します。
アクセス数を確認すると総数が10万に達しようとしています。
開設から三年だそうです。
一日のアクセス数が100程度です。
結構な数の同好の士が居るようだね・・・恐ろしい。
白粉は彼らが書き込んだ感想を読んでヤル気を漲らせています。
佐藤がその存在を目にしたら速攻で消去命令を出してきそうだ。
執筆に付かれた白粉が槍水に背中を踏んでもらいたいと思っています。
部室で執筆しているのは疲れたら槍水に踏んで貰えるからかもしれないな。
最近はプロレス技を掛けて貰えるようになったと喜んでいます。
白粉が寝ようとしてアロエをベットからどかそうとしますが動いてくれませんでした。
彼女が寮生活をしている間に白粉のベットはアロエの寝床になっていました。
白粉は床で寝る事になりました。
ペットにまで格下扱いされている彼女が哀れだねー。
佐藤を勝手に登場人物として使い凌辱しているので当然のむくいか・・・
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筋肉刑事 バトルフィールド・ザ・熱海
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スカイダイバー・鳥羽藤雄の協力を得て夏の連続殺人事件を解決したガントウとサイトウが熱海の温泉にやって来ました。
痔に効く温泉に向かう予定でした。
米国に本拠地を置く民間軍事会社SMS(スペシャル・マッスル・サービス)が8人のオペレータを熱海に派遣しました。
熱海で大事件を起すつもりです。
8人のオペレータがガントウとサイトウが入っている温泉にやって来ました。
彼らは異文化コミュニケーションを楽しむ事になりました。
サイトウはアメリカのマッチョの凄さを体験する事になりました。
深夜になり8人のオペレータが完全武装で宿を抜け出します。
ガントウとサイトウは彼らと戦う事になるみたいです。
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6章 著莪あやめのお見舞い
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あせびがお見舞いに来てくれるので著莪がお守りを欲しました。
頼まれた佐藤は神社にお守りを買いに行きました。
神主に従姉が危険に晒されている事を伝えると気合の入った祈祷を行ってくれます。
祈祷により作ったお札をタダでくれました。
汗だくの神主が上着を脱ぐと筋肉質な肉体が出てきました。
神主の左腕には虎、右腕には龍、背中には不動明王の刺青が描かれていました。
佐藤はゲームの登場人物の様だと思い笑い出すのを堪えています。
佐藤は著莪に電話してマンションの近くまで来ている事を伝えます。
コンビニの近くに居るので何か欲しいものが無いか聞いてみる事にしました。
著莪はお守りを買って貰ったのでそれ以上は心苦しいと言って電話を切りました。
著莪はさり気なく佐藤にお守り代を請求しています。
佐藤がマンションに到着すると著莪は居間で寛いでいました。
佐藤が心配すると大分良くなったと言っています。
お守りとお札を渡します。
気合の入った祈祷でお札を作ってもらった事を伝えるとあせびが来る前に貼り付ける事になります。
玄関扉の上と窓の近くにお札を貼る事になりました。
あせびから電話が入りました。
怖がる著莪に代わり佐藤が電話に出る事になります。
もしもしと言っただけであせびは相手が佐藤だと認識してくれます。
あせびが玄関扉を開けた瞬間にバチンって音が響きます。
あせびが泣きながら静電気が発生したと教えてくれました。
玄関に真っ二つになったお札が落ちていました。
あせびの不幸パワーはお札を一撃で粉砕してしまいました。
著莪の握りしめているお守りが焦げ始めます・・・効果が期待できると確認でき彼女は安心しています。
あせびはお見舞いの品を持ってきてくれたのですがどれも適さない品でした。
悪意が無い事は分かっているので佐藤は指摘しないように我慢します。
あせびが著莪の為に雑炊を作ってくれました。
彼女の手際から料理上手だと知れました。
味も大変美味しかったそうです。
三人でゲームをする事になりました。
二人掛けのソファに三人で座る事になりました。
あせびが佐藤と著莪の間に座っています。
著莪にはお守りがあるのであせびの不幸を呼び込む体質を防いでいます。
お守りの無い佐藤は女の子と密着しているのに楽しい気分になれません。
恐怖に震えていたのですが不幸はゲーム内だけに留まりました。
あえびが帰り佐藤が泊まる事になりました。
著莪は一人で病床に伏せていたので寂しかったようです。
気分が高揚している著莪は佐藤の静止を聞かずシャワーを浴びる事にしました。
風呂上がりの著莪の髪を佐藤が乾かす事になります。
著莪の髪からリタ(著莪の母親)が使っているシャンプーの匂いがしてきました。
彼女は佐藤に叔母さんとは呼ばせていません。
高校に入学してからは違う銘柄を使っていたので佐藤は懐かしさを感じています。
著莪が佐藤の方を向いて彼の髪の臭いを嗅ぎ始めます。
佐藤の顔の前に著莪のおっぱいが来たので谷間を拝む事になりました。
佐藤は慌てて著莪との距離を取っています。
立派な谷間が出来ている事を確認してしまったぞ。
勧められ佐藤も入浴する事になりました。
湯船にお湯を張り寛ぐ事にしました。
ゆっくり入浴を終えた佐藤がリビングに戻ると著莪が発熱していました。
やっちゃたぜと彼女は苦笑します。
歩けないというので佐藤は著莪をお姫様抱っこで寝室に運びました。
著莪の眠りを妨げると考えた佐藤は退室しようとしたのですが呼び止められます。
中学生までの彼らは病気になると一緒のベッドで寝ていました。
著莪の頼みで佐藤は一緒のベッドで寝る事になりました。
どちらかが治っている状態で一緒に眠ると治っている方がベッドから蹴りだされる危険を孕んでいます。
セミダブルベッドなので大丈夫じゃないか?と期待して眠った佐藤は翌朝、床で目覚める事になりました。
著莪に蹴りだされたようです。
著莪がひたすら佐藤に甘える結果となりましたね。
佐藤もそれを甘受する気でいるな。
形容し難い不思議な関係と言えますね。
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筋肉刑事 日本の汗
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山手線が脱線する大事件が発生しました。
ガントウとサイトウも捜査に加わる事になります。
情報が錯そうして真実から遠のいています。
情報を持っているアフロとその後輩の赤毛の男と接触する事になりました。
真相に迫るサイトウが赤毛の男と必要以上の関係になってしまいます。
混乱するサイトウにガントウが己の嗅覚を信じろと助言します。
胡散臭さの反対は汗臭さだそうです。
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7章 白粉花の夏休み
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実家に帰省中の白粉は自堕落な生活を送っていました。
そんな彼女が早朝に目覚めます。
素早く着替えて姿見の前で確認を行い家を出ました。
彼女の向かった先は同人誌即売会の会場です。
夏の日に焼かれながら白粉は入場開始時間を待っています。
長蛇の列に紛れて待っている彼女は会場に集まった同士達との一体感を味わっています。
入場した彼女は目的である「オリジナル」「ナマモノ」「半ナマ」「干物」を目指して突き進みました。
半額弁当争奪戦で鍛えられた彼女は素早い身のこなしで目的のサークルに到着しました。
最大の目的だった「バディ」の半ナマ本を手に入れて喜んでいます。
帰宅した白粉はアロエの散歩に向かいました。
散歩から帰えり入浴する事にします。
その日は両親が留守にしていたので手に入れた同人誌を存分に楽しむ予定でした。
入浴が終わるとアロエに夕食を与えます。
終わると自室に戻り髪を乾かし始めます。
終わると夕食前に少しバディの本を読む事にします。
最後までよみ切る前に自重しているのが偉いです。
白粉の目に槍水から届いた分厚い手紙が飛び込んできました。
中身を確認すると強化合宿の写真と写真データが入ったDVD-Rが入っていました。
槍水の細やかさを感じています。
写真は白粉と佐藤を写したものが多かったのですが一枚の集合写真が目に留まります。
漬物屋のお婆ちゃんに撮影してもらった一枚でした。
佐藤と白粉が真ん中で左右に槍水と著莪がくっついていました。
その写真から白粉は彼らとの連帯感を感じています。
白粉の腹の虫が騒ぎ始めました。
半額弁当争奪戦を思い出した白粉は槍水にお礼のメールを送ってから近所のスーパーに出陣しました。
立派な狼に成ったなー。
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8章 電話の後で
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著莪がファンタジードリームを語る通話を終えた佐藤が黄昏ています。
生死の境を彷徨った自分に対してあんまりな仕打ちだと感じています。
佐藤が空腹に気が付きました。
最後に食べたのは前日にあせびから貰った弁当です。
売店に向かおうか悩んでいる佐藤にまだ開いていなかったと著莪からの返答が帰って来ました。
著莪は隣の病室から佐藤にメールして彼からの通話を受け取ってたそうです。
佐藤に送ったメールに添付した写真は午前6時のモノで佐藤が目覚めた時には大人への階段は既に消失していた事は判明しました。
著莪は佐藤にビーフジャーキーを買ってきてくれました。
彼女は夢の中のサトウ(ブルドッグ)がご飯をおねだりする時に行っていたお手とおかわりを佐藤にやらせたいようです。
ビーフジャーキーの片側を咥えて手を差し出してきました。
佐藤は人間としての尊厳が失われると感じてますが空腹に勝てませんでした。
お手とおかわりをしてからビーフジャーキーに喰いつきました。
著莪が放さないので二人でジャーキーを引っ張り合う事になります。
必死な佐藤の顔を見た著莪わが笑い出してしまいます。
夢の中のサトウとそっくりだと言って笑っています。
佐藤は著莪が犬で自分が飼い主になる夢を見たいと願います。
しかし犬に振り回される哀れな飼い主になりそうだと感じていました。
佐藤の哀れっぽい顔を見た著莪が、かわいくてたまらん、いじめたくなる、と言って佐藤の上唇をいじって来ました。
佐藤と著莪の関係は佐藤が彼女に揶揄われる役割りと固定されているようです。
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成分美少女戦闘友情恋愛妄想ハーレム
評価AAAAAAAAAAAA
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ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~ (スーパーダッシュ文庫)

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