ラノベの感想) ヘヴィーオブジェクト 第12巻 一番小さな戦争 (電撃文庫)
地中海に浮かぶ人工島に来ていました。
セカンドヴェニスと呼ばれるセレブが集う観光地です。
直前の戦闘でフローレイティアの部隊が情報同盟から奪い取ったようです。
そこに正統王国が使っていた古い人工衛星が落下する事態が起こります。
クウェンサーたちは観光客を非難させて安全の確保に努める事になりました。
クウェンサーとヘイヴィアは他にも重要な任務を受けていました。
かつてフライド評議員から救出したオブジェクトの操縦士エリートが引退して安全国で暮らしていけるかテストする役目です。
クウェンサーとヘイヴィアは忘れてますね。
エリートはキャスリンと言います、年齢が12歳ね。
若すぎて二人の守備範囲ではないようです。
キャスリンの方はクウェンサーを敬愛している感じですよ。
クウェンサーの事を「お兄ちゃん」と呼んで慕ってきますね。
クウェンサーは徐々にお兄ちゃん気分になっていきますよ。
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キャスリンの事はクウェンサーとヘイヴィアの二人に任されたようですけど、ヘイヴィアはサボってますね。
プールサイドでビキニ水着で寝っ転がっているフローレイティアの側でサボってました。
フローレイティアはヘイヴィアが寛いでいるのに邪魔するヘイヴィアが鬱陶しいのか暴言を吐いてるね。
「カス、チ○カス野郎」
M属性のありそうなへヴィアはワザと罵倒されに来たのか?
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クウェンサーとキャスリンは街に買い物に来ていました。
キャスリンが何を買ったかというと、黒いビキニ水着を買ってますね。
どうもビキニ水着が流行のようですよ。
ワンピースはガキっぽいとお姫様(ミリンダ)とも意見が一致してます。
キャスリンはクウェンサーにセクシーアピールがしたかったようですけど、効果のほどは皆無だったね。
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買い物途中にクウェンサーとキャスリンに命令が下りました。
ヘイヴィアと合流して逃げ遅れの天文学者を連れて来いとの任務に就きます。
水上都市をイメージした人工島のようで、街の中に水路がありました。
水上バイクで問題の天文学者の居る所に向かいました。
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現場に到着すると天文学者はどこかの勢力に脅されてました。
彼を助ける為に攻撃に移りますが、ここでキャスリンが大活躍します。
銃器を扱えないクウェンサーを除き、ヘイヴィアとキャスリンで挟み撃ちを考えましたがキャスリンが勝手に突撃してしまいました。
しかも強いですね、凄い戦闘能力でした。
敵の銃弾を避けながら近接戦闘を行ってますね。
ヘイヴィアが追いついた時には敵は全て倒されてました。
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問題の天文学者の様子が変でした。
何やらブツブツ言ってますね。
彼に真相を訪ねると恐ろしい真相が隠されてました。
人工衛星の墜落時に隕石が落ちてくるとの事でした。
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落下してくる人工衛星は情報同盟と共同で撃ち落とす事になっていました。
お姫様とおほほは反目しつつも協力して撃破していきましたが隕石まで落下してくると知って慌ててました。
お姫様は最後まで頑張りましたが隕石を複数に分割するのがやっとでした。
ベイビーマグナムは分割した隕石の直撃を喰らい半壊しました。
セカンドヴェニスも隕石の被害を受けて高層ビルがなぎ倒されて廃墟の様になっていました。
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住民と観光客は事前にシェルターに避難していたので助かりました。
お姫様がおほほの行動に違和感を覚えます。
おほほのラッシュは武器の相性が悪く隕石迎撃には向いてませんでした。
ですのでおほほは早々に撤退をはじめたのですが逃げる時にお姫様に向かって妨害電波を発したのではとの疑念が上がりました。
このお姫様の感覚は正しかったんだよね。
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セカンドヴェニスは孤立する事になり、多くの観光客と住民が取り残される事になりました。
現地に駐留するフォローレイティアは直ぐに自分たちの食料を取り残された人々に配り始めました。
この段階では近くに正統王国の領土があるので食料の補給が受けられると考えていました。
ヘイヴィアと仲の良いミョンリが食料の配給に駆り出されてますね。
彼女は列の整理をしてました。
そんな彼女に言いがかりをつけて早く食料よこせと言って来る人物が出てきます。
しかも銃器で武装してるね、ミョンリを撃っちゃったぞ。
ヘイヴィアは反撃して暴徒を鎮圧してしまいました。
が、軍人が民間人と思われる一団を制圧しちゃったので残りの民間人が暴徒化する恐れが出てきました。
ヘイヴィア、クウェンサー、キャスリンは孤立してしまいました。
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ミョンリを軍のキャンプまで運びたいのですが、キャンプは群衆に囲まれていて近づけません。
ミョンリを助ける為にミョンリを撃ったのが「資本企業」の人間だったとの証拠を探す事になりました。
向かった先で休暇で遊びに来ていたマリーディと遭遇しました。
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マリーディは護衛役の傭兵と一緒に隠れてたように思えるね。
二人で島国製のカップ麺を作ってましたね。
マリーディはカップ麺がお気に入りのようです。
お湯を注ぐだけで幸福感を満たしてくれる戦場の贅沢だと言ってます。
二人でカップ麺に乗せる具を奪い合ってますね。
そこにヘイヴィアたちがやって来たようです。
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ここでもキャスリンが活躍してますね。
キャスリンはマリーディと近接戦闘を行っていました。
戦闘は引き分けに終わります。
ヘイヴィアたちが資本企業が動いていた証拠を探していると知ったマリーディが資本企業でしか入手不可なカップ麺のシールをくれました。
去り際にマリーディが意味深なセリフを残します。
セカンドヴェニスが本当に安全かと言ってました、壊してこそ安全が得られるとも。
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ミョンリは無事に救助されて治療を受ける事になりました。
あとは救援物資の到着を待つばかりだったのですが、ここで情報同盟が動きました。
海上で警戒に当たっていたラッシュがセカンドヴェニスに支援物資を運ぶ船を撃っちゃったぞ。
支援物資を失いセカンドヴェニスは食糧難に陥る可能性が出てきました。
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フローレイティアはセカンドヴェニスに残った物資の接収を行います。
キャンプの周辺に仮設住居を建設して救助を待つ事になりました。
この段階で情報同盟は支援物資を破壊したとして世界的に非難の目を向けられています。
信心組織の勢力のオブジェクト、オールドファッションがラッシュを攻撃してきました。
一戦してオールドファッションは撤退しました。
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情報同盟の動きが不審だったので彼らの研究施設を調査する事になりました。
研究施設には情報同盟から離反した部隊が残っていました。
彼らは待機部隊でした、有事に味方を助けるのが任務のようです。
彼の話では、セカンドヴェニスで病原菌の研究がなされていて、観光客に感染させて世界に病原体をバラ蒔く計画があったそうです。
セカンドヴェニスは「感染基地」と呼ばれているようだ。
おほほが行っている封じ込め作戦は病原菌が島から出るのを防ぐ正義の行いのようです。
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クウェンサーたちは病原菌の研究所を調べる事になりました。
道中でクウェンサーはキャスリンとパワードスーツに二人乗りしてますね。
研究所で事故が起きて病原菌がばら撒かれる事になりました。
防毒マスクが二つしかないです。
キャスリンは自分が持っていたマスクをクウェンサーに装着して自分が病原体に感染してしまいました。
彼女の行動でクウェンサーのお兄ちゃん魂に火が付いたね。
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キャスリンを助ける為に病原体の解毒剤を探す事になりました。
病原体は信心組織が作らせていたようですね。
世界的な製薬会社の重役の居場所を突き止める為にカジノで遊んでいるVIP(エリザベート)を襲撃しました。
彼女は病原体に感染しても助かったとされている奇跡の人と呼ばれています。
彼女はヘルメス製薬に多額の寄付をして解毒剤を買ったようです。
クウェンサー、ヘイヴィア、ミョンリ、エヴァンスは完全装備でカジノに向かいますね。
目立ちまくりですね、VIPの護衛が彼らの行くてを阻みますが軍隊相手では勝てませんね。
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逃げ出すエリザベートを捕まえる作戦だったようです。
エリザベートの持ち物である製油所を破壊しました。
哀れなエリザベートは破産して上、口を割らされることになりました。
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病原菌の開発者ベネト=ダンデライオンはヘルメス製薬の主催するパーティーに出席していました。
どうやら彼を祝福するパーティだったようです。
そこにクウェンサーたちが乗り込みました。
大胆にも会場の壁をドア型に爆破して乗り込みました。
その衝撃でベネトは両脚が折れちゃったようですね。
彼を脅して解毒剤を奪いますね。
クウェンサーには油断が無かったですね。
当初ベネトは偽物を渡して来ましたね、素直すぎるので渡された注射をベネトにうちました。
哀れなベネトは本物を渡す事になります。
注射を打たれた彼はどうなったんだ?
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入手したのは解毒剤の製法が掛かれた情報カードでした。
クウェンサーは自分で試す事にしたね。
キャサリンの為とは言え豪気ですね。
解毒薬は効果を発揮してクウェンサーは助かります。
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セカンドヴェニスに戻る事になりました。
行はおほほの目を誤魔化す為に潜水戦車の浮きにつかまって海上を潮の流れに従い突破しました。
帰りは逆になるのでぷかぷか浮いて戻れません。
しかしクウェンサーは大胆な作戦で乗り切ります。
堂々と船で戻って来ます。
彼を発見したおほほが驚いてますね。
そして彼らを通す事になりました。
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おほほとクウェンサーのやり取りが面白いですね。
浮気は良くないと分かっていたんだけど腰の野郎が言う事を聞いてくれなかった。
愛人宅にしけこんでいたんだけど、こんな時間だ、玄関開けて中に入れてもらえませんかねと言ってるぞ。
おほほが激怒していますね。
セリフに「おほほ」とつけるのも忘れてますよ。
乙女心を理解していないクウェンサーはミョンリに批判されてますよ。
おほほが少し可哀想ですね。
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おほほを突破して戻れるかと思ったら撃破されたはずのゾンビオブジェクトが出てきました。
なぜゾンビオブジェクトがクウェンサーたちを追って来るのか?
それは、逃げるのに使ったベネトのクルーザーに保管されてた書類にあったね。
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信心組織は機械の進化で能力を向上させようとする情報同盟に対抗したかったようです。
オブジェクトの操縦士エリートを徹底的に鍛え上げる事にしました。
行きつくとこまできちゃった感じですね。
エリートの体を分割して個々に保存できるようにしていました。
エリートの意識が戻るのはオブジェクトを動かす為に全部の部品が揃うオブジェクトの中だけです。
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本体の中央を撃ち抜かれても死なないで復帰して来た秘密がこれでした。
本体の中を移動可能だったようです。
攻撃を受けると自壊して攻撃力を分散する装甲まで持っていました。
完全に常軌を逸した設計思想ですね。
各勢力のエリート開発も非人道的ですけど、それが可愛く見えるな。
ゾンビオブジェクトは電磁シールドが薄かったね。
それを突いて撃破する事に成功しました。
またも解決策をクウェンサーが思いついたね。
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情報同盟は今回色々とやらかしたのでおほほと上司のレンディ=ファロリート中佐は犬扱いされる事になりました。
返事は「ワン」だと言われる事になりますよ。
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最後に残った敵であるオールドファッションを打倒する事になりました。
性能的にベイビーマグナムやラッシュに劣っているはずなんだけど、二対一の戦いでも優位に立ってます。
砲撃戦では彼を倒せなかったです。
クウェンサーは違う攻撃手段を考案しました。
オールドファッションは下方から空気を吹き出して推力を得ていました。
クウェンサーはオールドファッションを引っ繰り返す事で打倒しました。
推進器が上になってしまったオールドファッションは海中に沈んでいきました。
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情報同盟では後処理が行われていました。
デュラハンと呼ばれる情報処理部隊です。
今回の作戦では失敗が多かったので都合の悪い情報を改竄する部隊のようですね。
しかしレンディは改竄を拒否するね、どうもおほほが嫌がるようだぞ。
おほほに嫌われたくないようでうすね。
デュラハンの連中も心得ているようです、レンディのお願いを聞き入れてくれますよ。
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病原体の解毒薬も効果が証明されて一安心です。
セカンドヴェニスでの作戦は一応の成功と言えるでしょう。
ボロボロになったセカンドヴェニスは情報同盟に返す事になりました。
修復費を費やさせて情報同盟に資金的ダメージを与える事にしました。
問題となったのはキャスリンの処遇でした。
彼女は安全国に戻る為のスタンプを全て集めたんだけど審査に落ちました。
今回の戦闘で彼女の戦闘能力の高さと有用性が証明されてしまったのも問題となったようだね。
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クウェンサーとヘイヴィアはこの結果をある程度予想していたようだね。
クウェンサーはキャサリンに身元引受人が居ない事で審査が厳しくなっていると言ってますね。
クウェンサーは実家に国際電話をかけてます。
父親にダディお願いと言ってます、妹が欲しいんだと。
クウェンサーは困っている女の子が居て幼女に出来ないかとお願いしてますね。
クウェンサーのダディカッコいいぞ。
キャスリンがヤバい状況と分かるとすぐに家に連れて来いと言ってます。
「世界にケンカを売っても良いから、その子マッハでウチまで連れてこい。今すぐに」カッコイイですね。
ピンチでヒーロー的思考をするクウェンサーの父親ですね。
クウェンサーは彼の影響を色濃く受けているようですね。
キャスリンはクウェンサーの義妹になるのだろうか?
だとすると、お姫様やおほほは心穏やかでは居られないように思えますね。
どうなるんだろうか?
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