ラノベの感想) いでおろーぐ! 第5巻 (電撃文庫)


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第1章 恋愛至上主義の終焉~その不可能性と不可避性~
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夏休みが終わり二学期が始まりました。
反恋愛主義青年同盟部は早速ビラを各クラスに配布しました。
夏休みに恋愛にうつつを抜かした事が如何に無駄だったかを書いてありました。
このビラが結構効果的でしたよ。
生徒会長の宮前さんは対応に追われていました。
彼女も追い込まれているようです。
生徒会活動が忙しく新たな恋人を未だに作れていないようです。
領家と高砂の仲良しぶりを羨んでいますよ。

高砂は無自覚に領家を口説いてますね。
宮前が使ったビラへの対策演説に憤る領家に言ってしまったぞ。
宮前の演説を領家は拡大解釈して恋愛をしていないと将来四畳半でプライベートブランドのカップ麺を独り寂しく啜ることになると解釈してます。
高砂がここで、そんな事はありえない、カップ麺を啜るとしても俺も一緒に居るはずだと言ってしまいました。
高砂は反恋愛活動の同志として一緒に居るはずとの意味合いで言ったようですけど、どうやら領家の解釈は違うようです。
領家は貧しくとも高砂と一緒に暮らしている未来を夢想したようでした。
うーん、領家は本格的に恋愛脳に犯されてますね。
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反恋愛主義青年同盟部の活動は順調なようでした。
二学期に行われる一大恋愛イベント文化祭における活動でイニシアチブを取れるように各所への潜入を完了してます。
西堀が文化系部活の会議に、瀬ヶ崎が運動部系の会議に潜入していました。
神明さんは流石です、彼女は昨年度のミスコン優勝者だそうで、ミスコンの企画会議に参加してました。
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領家と高砂のクラスは文化祭で喫茶店をヤル事になりました。
クラスを仕切っているリア充どもは買い出しに出てくれる人を募集しました。
自転車通学の人間を探してます。
領家が自転車通学だったので彼女は挙手しちゃったぞ。
領家の自転車が文化祭準備期間中クラスの共有財産として提供される事になってしまいました。
買い出しに向かう人物の募集も行われて領家が立候補しました。
リア充は常に二人組を作りたがるようで、相方の募集も掛けました。
ここでも高砂は領家に誤解させる行動に出てしまったね。
高砂が立候補してますね、クラス内では領家と高砂はカップル認定されているようで、生暖かい目で微笑まれてました。
クラスメートの心境としては「良いなー」ってとこですかね?
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高砂は買い出し中にも領家を喜ばせる発言をしてしまいました。
高砂は領家と一緒じゃないと困ると言ってしまいました。
これは恋愛的な意味ではなく、話題の少ない高砂が領家が買い出しに出ていくとクラス内で浮いてしまう事を危惧しての発言でした。
領家は恋愛的に解釈して領家と一緒に居たいと考えたようですね、真っ赤になてます、可愛い反応ですね!!
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買い出しから戻ると生徒会が持ち物検査をしていました。
文化祭準備にかこつけて反恋愛主義青年同盟部が物資を運び込むと考えたようでした。
大ピンチでしたが、領家と高砂は宮前と仲良くしているので彼女と話す事で荷物検査を回避しました。
宮前の行いを誉めすぎてしまったね。
領家の賛辞に気を良くした宮前に生徒会室に招待されました。
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生徒会室は様変わりしてましたね、驚きです、領家と高砂が若干引くレベルでした。
生徒会は反恋愛主義青年同盟部と戦うための武装をしてましたね。
角材や鉄パイプが置かれていました、ここは本当に生徒会室なんだろうか?
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そこで宮前から文化祭での後夜祭の企画を主導してくれるようにお願いされました。
自分たちで文化祭に介入できるとのメリットを感じて領家は申し出を受ける事にしました。
デメリットとしては宮前の仕事を軽減させて反恋愛主義青年同盟部を壊滅させる活動に力を入れる機会を与えることでしたがメリットが上回ると判断しました。
これが不味かったのかもしれないね。
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生徒会の仕事が軽減された宮前は反恋愛主義青年同盟部の本拠地の捜索を始めます。
部室棟の捜索を始めました。
反恋愛主義青年同盟部は対策を立てることになりました。
最終案は神明さんの意見だったと思うのですが過激です。
「生徒会の人を、拉致っちゃえばいいんじゃないかな?」
拉致された生徒会のメンバーに洗脳を施す事になりました。
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彼は生徒会に入ることで自分がリア充だと思い込もうとしていたようです。
ここでも神明さんの一言が決定的な効果を示しました。
彼女は一言「キモっ」と言いましたね。
可哀想な生徒会の彼は領家の尋問に答えてくれます。
領家は反恋愛主義青年同盟部の表の拠点である風紀委員会の部室に査察が入る日を聞き出しました。
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拉致された彼は領家の指導の下「リア充爆発しろー」と叫ぶまでになりました。
後日、廊下を走り回りリア充爆発しろーと叫ぶことになりました。
宮前たちにつかまり、療養されることになりましたが、彼が感じていた生徒会での疎外感は事実だったようです。
生徒会の女子メンバーが彼のリハビリを命じられたようですが、宮前の居ないところでメンドクサイと言ってましたね。
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部室が露見する危機は去ったと思われたのですが、女児が余計な事をしてくれます。
宮前の元に地下道があるとの密告書を送り付けました。
領家はいたずらだろうと宮前に捜索を辞めさせようとしましたが駄目でした。
他に情報が無いので駄目元で捜索するとの事でした。
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地下施設で証拠の隠滅を図ることになりました。
西堀が地上で生徒会の動きを監視している間に、残りのメンバーで作業を行っていました。
部員を逃がす為に領家が最後まで残ると言い出します、高砂が最後まで付き合う事になりました。
生徒会の侵入前に作業は終わったのですが、地下道から出る前に生徒会が下りてきてしまいました、どこに逃げるんだ?
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第2章 反革命の力学とその克服のために
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逃げ遅れた領家と高砂は地下道の反対側に逃げました。
領家の話ではそちらは出口がコンクリートで固められているとの事でした。
しかし行ってみると真新しい縦穴がありました。
登ってみると講堂に出ましたよ。
高砂は自分たちに都合が良すぎると訝しんでました。
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講堂に脱出できたのは良かったのですが講堂の外では生徒会が見張りをしていました。
男子生徒だったのですが、気になる女子を口説いてますよ。
リア充を目指す者の典型的会話をしていますね、早くどいてくれと祈りますが駄目ですね。
講堂に上ってくる縦穴が生徒会に見つかり宮前を先頭に上ってきますね。
大ピンチです。
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高砂は領家とイチャツク恋人同士を演じる事で難局を乗り切ろうとしました。
講堂に入ってきたのが宮前だけだったのも幸運でしたね。
宮前は高砂と領家の姿を見て絶句してます、顔を赤らめてますね。
高砂の作戦は狡猾でしたよ。
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高砂と領家は地下道を逃げるので汗だくでした、これを逆手に取り、衣服を乱れさせて事後の様な演出を施しました。
思惑通りに宮前は勘違いしてくれます。
宮前に領家と高砂が仲の良い恋人同士と誤解されているのも効果的でした。
宮前は恋愛至上主義を掲げているので二人の行為を非難する事もできないでいました。
彼女としてはギリギリ、あまり汚さないで下さいと言うのが精いっぱいでした。
高砂と領家は講堂の演壇に領家が手を突き後ろから高砂が突き刺すプレーを演出したんだよね。
二人とも汗だくだったので相当激しいプレーだったと宮前に誤解させる事ができました。
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宮前は二人に誰かが出てこなかった聞いてましたが、二人はとぼけてますよ。
気が付きませんでしたと、これが宮前に更なる勘違いを起こさせました。
周囲が気にならないほど熱中してヤッテタと勘違いされました。
学内では程々にと忠告されてます。
宮前は若干羨ましそうでした。
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高砂が危惧した通り、真新しい縦穴は女児が用意したものでした。
女児は領家を高砂に惚れさせて彼女の心を折る計画を立てていました。
領家を恋愛漬けにする計画だったようです。
これは少しだけ効果を発揮した感じはしましたね。
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領家の様子がおかしくなりますよ。
高砂が活動に向かおうと誘いますがクラスの準備を優先させてますね。
高砂は仕方ないので一人で風紀委員会の部室に向かいました。
他の部員が来ているかと思ったら彼らも其々の反恋愛主義活動に勤しんでいました。
そこに宮前がやって来ました。
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一人でいる高砂を見て珍しがってますよ。
彼女は領家に何やら話があったようですね。
話しぶりからすると生徒会の後継者に領家を指名したいように感じますね。
宮前は立ちくらみを見せました。
心配した高砂はパイプ椅子で簡易なベッドを作り宮前に休むように促しました。
生徒会室や保健室では周囲の目があり気が休まらないだろうとの配慮を示します。
宮前も高砂の事は信頼しているようですね、まあ領家の彼氏と思っているようなので安全だと判断したようです。
宮前は眠ってしまいました。
高砂は良い趣味しているね、宮前の寝顔を観察してますよ。
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目覚めた宮前は少しだけ回復して戻っていきました。
紳士だね高砂。
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暇だった高砂は各部員の活動状況を見て回る事にしました。
西堀は生徒会の女子メンバーといい関係を築いているようです。
彼女の家で生徒会の活動を手伝う事になってました、西堀はヒャッハーです。
百合展開ですね、西堀は気分よさそうにしてますが高砂には危惧がありました。
反恋愛主義を貫くには最終的に彼女を裏切る事になるけど、覚悟があるかと問うてます。
西堀は苦しそうですが、覚悟はあると言ってます。
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瀬ヶ崎の活動は危機的状況のようでした。
瀬ヶ崎の周りには女生徒が押し寄せてますよ。
彼は辟易してました。
高砂がやってくると助かったーと逃げ出してきました。
末期です、瀬ヶ崎はスマートフォンを取り出し幼女の写真を見てますよ。
写真を撫でまわしてます。
高砂は手を出すと犯罪だぞと瀬ヶ崎に注意を促してます。
瀬ヶ崎は大丈夫、耐えてみせると苦しそうでした。
大丈夫か?最後に、自分が間違いを犯しそうになったら止めてくれと高砂に言い残します。
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神明さんも追い込まれてます。
彼女はミスコンの企画に参加しているのですが、周りの男子の存在に辟易してます。
彼女は昨年度のミスです、昨年度のミスターも居るのですがその彼が馴れ馴れしいですよ。
神明さんの肩に手を置いてきて司会はまかせろとか言ってます。
高砂がやってきたので神明さんは一時的に逃げだすことができました。
彼女の腕には鳥肌が立ってますよ、嫌なんだろうなー。
高砂に励まされて何とか戻っていきました。
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天沼はクラス会議に出て、予算配分について文句を言って議論を紛糾させてました。
こちらもうまくいっていませんね。
会議には宮前も参加していて天沼を呼び出してました。
宮前は天沼に対して反恋愛主義青年同盟部の地下本部を報告しなかったことについて追及してます。
天沼は大性欲賛会の元メンバーで二重スパイになっているんだよね。
今回の宮前の戦果により報告義務を怠っていたことがバレた天沼は立場を失いかけてました。
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それぞれの部員の活動はうまくいってないようです。
これは困りました。
高砂は領家の奮起に期待したようですけど彼女が腑抜けてました。
領家はクラス内でリア充に気に入られたようですね、会話の中に入っていきます。
クラス内での活動を優先しだしてました。
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領家の爆弾発言がありました。
地下部室を失った責任を取り議長を辞めると言い出します。
高砂を次の議長に任命してこれからは部員として手伝うと宣言しました。
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高砂は見事な軌道修正を図りました。
議長として領家を除名にしましたよ。
領家には今後、爛れた恋愛を繰り返し、転落人生が待っているとかなり酷いことを言ってますね。
もう二度と話しかけるなと言います、これで終わるかと思ったのですが続きがありました。
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領家が議長を辞めると反恋愛主義青年同盟部は直ぐに瓦解すると言ってます。
高砂は部を辞めて領家に告白すると宣言します。
誰かに取られるのは嫌だから速攻告白すると言ってます。
領家が好きだから仕方ないとか、領家が魅力的すぎるのが悪いとか言ってます。
そして二人でリア充になり青春を謳歌してしまうぞ言ってるよ。
領家は、困惑してますよ、好きと言われて嬉しいようですけど、最終的に議長を続けると言いますね。
高砂のおかしな説得は効果がありました。
高砂の方も自分で何を言っているのか分からない感じではありました。
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領家に反省文を書かせています。
これもなかなか面白い内容でした。
領家はクラス内で仲良くできるようになったのですが、それを振り払いボッチの道を追究するとまで言ってますね。
高砂は何かが間違ったと感じてますけどそれを追究しないことにしました。
良いのかこれで?
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高砂の説得で消沈していた領家が再起動を果たしました。
他の部員も領家を盛り立てようと活動を開始しました。
宮前の知らない間に着々と文化祭での反恋愛活動の準備が進んでいるようです。
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文化祭前日に風紀委員会の部室に高砂と領家は泊まり込んでます。
領家の心境は文化祭の前日に学校にお泊りして気になる相手と思い出が作りたかったようです。
高砂は領家に告白したも同然なんだけど、なんで自分たちはうまくいかないのかと領家が問いかけますね。
もっと違う出会い方をしていたら、恋人同士になれたのではと言ってますね。
高砂の答えは違った出会い方はありえないと言ってますね。
お互いに関わることなくボッチだったと言ってます。
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第3章 科学的反恋愛主義に基づく運動展開の実際
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文化祭の開幕に合わせてテロを仕掛けました。
何をするのかと思ったら、講堂の天井にスピーカーを仕掛けて領家の録音メッセージを再生させていました。
宮前は開幕の挨拶が途中で遮られて焦っていました。
今回の手法は事前に設置しておくだけだったので、反恋愛主義青年同盟部のメンバーは普通に生徒の並んでいる列の中に居ました。
これでは犯人を捕まえるのは無理ですね。
宮前を疲弊させる作戦の始まりでした。
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高砂は領家と一緒に文化祭の見物に行きます。
表面的には理想的なリア充に見えてしまいますね。
高砂にその気は無いようですけど領家の方はどうなんだろうね。
途中で領家がクラスでやっている喫茶店での仕事の時間となりました。
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一人になった高砂は色々と言い訳をしつつ、各部員の活動を視察に向かいました。
ボッチは文化祭での居場所が無いとの高砂の意見は切実でしたね。
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西堀は第二文化部の唯一の部員として展示場所に居ましたね。
そこに高砂も目撃した事のある仲良くなった生徒会の女子生徒が来てますね。
二人の親密度が上がっている感じでした。
西堀に彼女を裏切る覚悟があるかと問うと大丈夫と言ってますよ。
西堀は裏切り行為による高揚感に目覚めたようでした。
高砂がモンスターと評するのですから相当な覚悟があるみたいです。
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瀬ヶ崎のやっているクレープ屋台に行きました。
可哀想です、瀬ヶ崎は囲まれてますよ。
瀬ヶ崎の言うところの年増に囲まれてしまい息も絶え絶えの様子でした。
高砂を見つけると逃げ出してくるぞ。
高砂に、幼女を見に行きたい、もう我慢できないと苦し過ぎな心境を語ってます。
瀬ヶ崎の見たがる幼女の姿はとてもマニアックですね。
瀬ヶ崎の女児分補給方法が凄すぎます。
彼は歩行時にランドセルの金具がカチャカチャいう音を録音していました。
その音声ファイルを聞いて癒されてます!!
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そんな瀬ヶ崎に救いの女神が登場しました、しかも意外な方向からです。
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瀬ヶ崎にアプローチを掛けている女子テニス部の代表の妹がやって来ました。
「おねえちゃん、いた!」
みのりって言うのね。
みのりは悪意無く家での女子テニス部の代表の行状を暴露してますよ。
「おねえちゃん、なんかちゃんとしてる。お家ではいっつもパンツでうろついているのに」と言ってしまいます。
この発言で瀬ヶ崎が代表に関心を示してくれれば救いはあったけど、彼はみのりの姿に注目してますよ。
みのりは代表の考えも暴露してしまうね。
代表が、自分が瀬ヶ崎攻略レースで一番で、他のライバルは大したことないと発言している事を暴露します。
これを周りの女子に聞かれてしまったぞ、これは不味いですね。
代表は瀬ヶ崎が嫌がるだろうと思いみのりを連れ出そうとするんだけど、瀬ヶ崎の行動に驚いてます。
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当然の事ですが瀬ヶ崎は嬉々としてみのりと文化祭を見て回る事を提案して来ました。
嬉しそうですね、これまで耐えてきて良かったと感激してますよ。
代表は妹を使えば家族ぐるみの付き合いができると考えたようですけど、それは無理だよね。
瀬ヶ崎に相手にして貰えるのはあくまでも、みのりだけだから。
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神明さんはミスコン企画の中で自分の立場を確立していました。
プロデューサー、エクゼクティブアドバイザー、前年度のミスターが余りに無能なので彼女が中心になり企画を運営する事になっていました。
神明さんはスタッフの信頼をえたようですね。
彼女の指示で準備が行われていました。
神明さんはとても有効な作戦を進行させていました。
生徒会長の宮前をミスコンに参加させる事に成功していました。
これで宮前はミスコン関係で時間を割かれる事になっていました。
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天沼のクラスを見に行くと、お化け屋敷をやっていました。
高砂は来たくは無かったようですけど、天沼にチケットを無理やり押し付けられたので仕方なく来てみたようです。
天沼に漏らさないでくださいねーと挑発されてますね。
高砂はムキになって中に入っていったけど「ひっ」との悲鳴を何度も天沼に聞かれてしまいました。
感想を聞かれて言うほどでもなかったと答えたのですが、それもポイントが高いと揶揄いのネタを提供してしまったようだ。
天沼にたかられる事となりました。
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天沼と一緒に文化祭を回る事になりました。
後輩と一緒に回る、これもリア充と言える行動ですね。
途中で宮前と遭遇しました。
天沼は宮前のクラス展示を見たいと言って彼女のクラスに向かいますね。
宮前は嫌そうにしてましたが、理由がありましたね。
宮前は三年生なんだよね、彼女のクラスは受験勉強を優先する生徒が多いようで、休憩室になっていました。
天沼は不機嫌になるね、そして宮前は項垂れてました。
文化祭の予算について2,3年生のクラスで予算の余る可能性のあるクラスの予算を1年生に再配分してくれと天沼は主張したよね。
その手前、気まずかったようですね。
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天沼と高砂は最後に高砂のクラスに向かいました。
そこで幸運な事が起こりましたよ。
なんと、領家がホットパンツ+エプロンで接客をしていました。
天沼はすかさず領家を褒めますよ、「先生ッ!非常にお似合いでいらっしゃいます!」
高砂も「ああ、確かに似合っているな。着こなしも良い」と追随したのですが、領家はテレが先行したようだね。
心にも無いことを言ってしまうぞ。
「お、お前に品評など求めていない!皐の言ったことに合わせて、単に繰り返しているだけなんだろう!それに、仕方なく着ているだけなんだからな、褒められたところで嬉しくなどない!!」
強がってるなー、でも可愛いですね、リア充ですね、爆発しろよ。
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文化祭も二日目になりました。
この日は積極的にテロ活動に出る事になりました。
校門のに横断幕を設置しています。
門に上ったのは天沼と領家でした。
「恋愛至上主義粉砕!人類に恋愛はいらない!!」と書いてありました。
入場者は唖然としていました、効果的ですね。
通常ならば宮前が飛んでくるところなのですが彼女は来ませんよ。
ミスコン企画の黒幕である神明さんが他のミスコン出場者と一緒に宮前を呼び出してます。
打ち合わせと称して彼女を拘束していました、ナイスアシストです神明さん!!
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宮前に遭遇したのですが彼女はふらふらでしたね。
反恋愛主義青年同盟部の彼女を疲弊させようとの作戦が効果を発揮していました。
宮前は倒れてしまいました。
領家と高砂は彼女を保健室に運びました。
宮前は文化祭の最中なのに責任者の自分が休む訳にはいかないと主張しますが、体調は悪く、動くのは無理ですよ。
そこで領家が思わぬ行動に出ますね。
領家は宮前に向かって自分が彼女の代わりに文化祭の運営を行うと言ってますね。
「やらせてください」とお願いしていました。
普段から領家の事を高評価している宮前は領家に託す事にしました。
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領家は奮闘しますね。
次々に起こるトラブルを解決していきました。
その指揮ぶりは見事なものでした、スタッフからの信頼も得たようです。
最後にはお礼を言われてますよ。
「領家先輩、ありがとうございました!」「本当に助かりました」「お疲れ様です!」
領家が評価されてますよ、照れてるよ。
領家は「この後は後夜祭です。みんな、大事な人と、そして、これから大事にしていく人と、楽しんでください!」と締めくくりました。
これは何かある。
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保健室で領家と高砂は宮前から領家を次期生徒会長に推すとの事を伝えられました。
流石の領家も驚いてますね。
返事は少し待ってもらう事にしました。
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領家と高砂は生徒会長になることでの旨みを検討してますね。
これまで反恋愛主義青年同盟部の活動を邪魔するのは生徒会でした。
その長に反恋愛主義青年同盟部の議長が就任すれば敵なし状態になりますね。
実現すれば美味しい状況です、どうするんだろうね?
とりあえずは目前に迫った後夜祭でのテロ活動に集中するようです。
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高砂の目には領家が初めて出会った頃に戻っている、いや以前にも増して燃えているように映っています。
一時期領家の不調を心配していた高砂でしたが、今回の文化祭での出来事で領家はスケールアップした感じですね。
高砂は活動家として燃えている領家に魅力を感じているようなので彼にとっても良かったのかな。
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後夜祭の開始の挨拶を後夜祭の責任者である領家が行う予定でした。
が、領家の姿がありませんね。
宮前が代わりに挨拶をすることになりましたが、始まるタイミングで領家の叫びが響き渡りました。
「学生注目!」
領家は完全武装して反恋愛主義青年同盟部議長になっていました。
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第4章 恋愛論とイデオローグ
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領家は非道な作戦に出ますよ、これが思いのほか効果的でした。
後夜祭の責任者の領家が反恋愛主義青年同盟部に人質に取られた事にしました。
領家が早脱ぎをして人質になっていると演出してますね。
反恋愛主義青年同盟部議長の格好をして最初に登場し宮前と舌戦を繰り広げます。
その後、後夜祭の責任者の領家を人質に取ったと領家が主張しますよ。
そこから一旦物陰に入り早脱ぎをして縛られてから領家薫として登場してますね。
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宮前は大切な領家を人質に取られたと思い悔し気でした。
しかし彼女のその後の行動は予想外でしたね。
通常ならば生徒会の後ろで指示を出して後から付いてくる感じで幹部っぽい行動を取るのですが、今回は先頭に立ちますよ。
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反恋愛主義青年同盟部は領家の名演説で生徒を誘導して後夜祭に参加を取りやめさせて、校舎内に入るようにと促していました。
生徒を人質に取り校舎内に立て籠もるのが今回の作戦でした。
校舎内にバリケードを作り立て籠もっています。
宮前は先頭を走りバリケードを突破していきました。
宮前の鬼気迫る説得により、反恋愛主義青年同盟部に協力していた一般生徒は脱落していきました。
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劣勢になり天沼が前線に向かいバリケードを死守することになりました。
領家と高砂が屋上に残る事になりましたが、劣勢ですね、追い込まれて逃げ場が無くなります。
遂に宮前が屋上まで登ってきてしまいました。
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反恋愛主義青年同盟部議長の領家と言い合いになります。
その後、互いに武器を使っての格闘戦に移行しましたよ、宮前も良い動きで領家と互角にやりあってますね。
が、宮前は疲弊していたので、フラツイテしまい倒れかけてしまいました。
倒れ行く宮前を領家が抱き留める行為に出ましたよ。
宮前、高砂、領家本人も驚いてますね。
領家と宮前が急接近してしまいました、そこで領家の顔を隠している手ぬぐいに宮前の手がひっかかりほどけてしまいました。
正体が露見した瞬間でしたね。
これには宮前も呆然としてますよ。
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まあ、そうだよね、人質のハズだった領家が敵の親分だったんですからね。
高砂は下手な芝居をうって領家を庇おうとしましたが領家が止めています。
領家は自分が高砂を反恋愛主義青年同盟部に引き込んだんだ、自分が全て悪いと彼を庇ってます。
互いを庇い合う領家と高砂の姿に宮前は切れてしまいました。
叫んでますよ、「リア充爆発しろ!!」これは分かる、目の前であれだけ甘々な姿を見せつけられれば言いたくなるさ。
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切れてしまった宮前のお説教タイムが始まりました。
領家と高砂は正座させられて、自己批判をさせられる事になりました。
宮前が今まで皆が言いたくても言えなかった事を言ってくれますよ。
領家と高砂は反恋愛主義を唱えながら誰よりもリア充らしく恋愛をしていました。
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領家の自己批判は正直すぎたようだぞ。
反恋愛を主張しているにも関わらず、自分は高砂との恋愛行為に耽っていたと反省しています。
一番酷いのは「そして反・反恋愛運動を展開した挙句非リア充になってしまった宮前さんに、深く謝罪いたします。すみませんでした」これは酷い。
悪意無く言ってそうなのがなお悪い。
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高砂の自己批判も酷いです。
領家とリア充以外の何物でもない行為に耽り、そのことをひた隠しにしてきましたと反省してますね。
彼の酷い一言は「我々なんかよりもずっと、宮前さんの方が非リア充です。本当に申し訳ありませんでした」これも酷い。
高砂の自己批判も素の発言の様に聞こえます、宮前が可哀想ですねー。
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宮前はコケにするなと怒りますけど、二人の返答が酷いですよ。
これも本心からの発言に聞こえるよねー。
「こ、コケになどしていません」「むしろ、非リア充の先達として尊敬し・・・」最低だな。
言われた宮前が可哀想になってきたぞ。
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しかし宮前が領家の事を心配していたのは本当だったね。
宮前は領家に抱き着いてきて「本当に心配、したんだから・・・」と言ってますね。
宮前はこれまでと変わらずに領家に惹かれていると言ってますよ。
これは女児が危惧している領家の影響力なんですかね?
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宮前は吹っ切れたようですよ。
領家を反恋愛主義青年同盟部の議長から解任して自分が議長に就任すると言ってます。
宮前は早速、反恋愛主義青年同盟部の議長として演説をしています。
全校生徒に向けて反恋愛主義青年同盟部の勝利宣言をしてました。
領家が「実は私は非リア充なんです・・・」と命乞いをしてきたと言ってました。
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領家は宮前に恐れをなしたようですね。
呼び方が「宮前さん」になってますよ。
珍しく下手に出てます、宮前にお伺いを立ててますよ。
私たちのほうは今後どうなるのでしょうか?と聞いてますね。
宮前は領家を「書記長」の役職に任命しました。
高砂は雑用になります。
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撤収する事になりました。
宮前は生徒会長として部下に命令して領家を救出したとして逃げ出す事にしました。
高砂はその間に未だ奮戦中の天沼を始めとする反恋愛主義青年同盟部の仲間に退却を指示して回りました。
誰も捕まることなく作戦は終了しました。
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今回の作戦はある意味で大成功だったと言えるのではないでしょうか。
作戦後に部員が一人増えたんですからね。
まあ、議長が変わってしまいましたが、恋愛脳の領家よりも本物の非リア充である宮前が議長になった方が活動が活発化しそうですよね。
宮前がどんな作戦をたてるのか楽しみですね。
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後夜祭が始まり見物していたのですが、反恋愛主義青年同盟部が少し目を離した隙に領家がリア充行為を始めようとしてますね。
高砂とチューしようとしてますね、良い雰囲気です、もう少しってところで宮前が邪魔してきました。
「あなた方は!本当に仕方がないですね!!」
他の部員も集まってきて領家と高砂の行為について駄目だしを始めてますね。
これまで言えなかった不満が爆発してますよ。
反恋愛主義青年同盟部の中での宮前の立場が急速に良くなり、領家と高砂の立場が無くなりつつあるね。
宮前に促されて書記長の領家が今回の作戦を総括をするようです。
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これからの領家と高砂はどうなるんでしょうね?
反恋愛主義青年同盟部に所属しながらリア充ライフを満喫するのでしょうか?
今までは誰も指摘してこなかったので領家と高砂は恋愛関係に無いとのふりが出来ていましたが、宮前の指摘により自覚しちゃったよね。
今後どうなるんだろうね?
一応、領家には反恋愛主義青年同盟部での役職があるので辞める事は無さそうですけど。
リア充が反恋愛主義を唱えるのか?
それはどうなんだ、良いのか?

成分美少女変態革命活動恋愛活動
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