ラノベの感想) 世界の終わりの世界録<アンコール> 第8巻 慟哭の神霊 (MF文庫J)

レンは竜の谷で一泊してからエリーゼを探す旅に出る事になりました。
レンの隣で人間形態のキリシェが眠ってますね。
レンは緊張してしまい眠れませんよ。
キリシェだけでも緊張するっていうのに、キリシェの周りにはドラゴンが集まってきて二人を囲むようにして眠っていました。
キリシェの言っていた竜は集まって眠るのが好きなようです。
しかもカルラまでドラゴン形態で眠ってますね。
彼女は竜の谷の番人なので襲撃に備えて座って寝てますよ。
レンは嫌な予感を覚えるね、これが的中しちゃったぞ。
寝ているカルラが倒れて来ましたよ、レンに向かって!!
レンはカルラに押しつぶされるところでした。

翌朝目覚めたキリシェは疲れた表情のレンを不思議に思ってますね。
カルラに寝相の悪いドラゴンに潰されそうになったんだよと理由を説明していました。
カルラはそんな寝相の悪いドラゴンは居ませんよと言ってますね、自覚が無いようです。
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レンはキリシェから「竜の法印」を渡される事になりました。
レンの両手は既に「女神法印」と「悪魔法印の複製」で埋まっていたのでキリシェが大胆な行動に出ますよ。
キリシェはレンの頬っぺたにキスしてそこに「竜の法印」を刻みました。
二人とも照れテレですね。
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レンとキリシェは西の大陸を目指す事にしたのですが大陸は二つあるんだよね。
どちらに向かうか手掛かりがありませんでした。
そこで世界各地の噂に詳しい黄金夜明け(ヴィーナス・ライト)の団長に相談することにしました。
団長はアルカナ大陸で地表が割れて冥界が隆起してきたとの噂を教えてくれました。
強大な法術が使われた気配を感じていたので行ってみる事になりました。
聖地カナンがある大陸ですね。
キリシェは黄金夜明けの面々を同行させる事を心配していましたがレンに説得されてます。
彼らは仲間だった沈黙機関のミスティを探すつもりなのでレンたちが同行を断ったとしても単独で探しに行くぞ。
一緒に居た方がまだ安全だと説得してます。
パーティーメンバーを探しているレンとキリシェは団長たちの気持ちが分かるので同行させることにしました。
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聖地カナンへはドラゴン形態に変身したキリシェに乗って向かう事になりました。
ドラゴンの背に乗るのは初めてのヴィーナス・ライトの面々は目をまわしてますよ。
キリシェはドラゴンの背に乗るなんて滅多に経験できないんだもっと喜べと言ってますね。
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聖地カナンの周辺は異常気象に見舞われていました。
この地は灼熱の地なんだよね、とても暑いはずなんだけど、極寒の地になっていました。
途中の海上で海中から出てきた深海人(サハギン)に襲われました。
キリシェは倒そうとしますがレンに促されてカナンに急ぐ事になりました。
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聖地カナンに到着してエリエスを訪ねます。
エリエスも今回の世界破壊で疲弊しているようですね。
急にやって来たレンに苦言を呈してますよ、お化粧を直す時間も無いじゃないと。
彼女の眼の下には隈が目立ちますね。
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エリエスからエリーゼの消息について聞くことができました。
彼女は思わぬ事実を教えてくれますよ。
エリエスの元には魔王の腹心であるルルと魔王ヴェルサレムが居ましたよ。
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面白いのはヴェルサレムが冥界よりも活き活きとしているところですね。
彼は冥界ではルルや五大災が怖くて小さくなっているんだけど、聖地カナンでは人間が彼の姿を見て恐れてくれるのでいい気分のようです。
ルルから話を聞くことが出来ました。
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どうも最初に聖地カナンを訪れたのはエリーゼのようです。
その後、冥界が地上に隆起したことで道に迷ったルルとヴェルサレムがカナンにやって来たそうです。
ヴェルサレムの姿は巨大で悪魔的なので当初は新手の徊獣だと思われたそうです。
エリーゼとルルの説得で安全だと納得してもらったようですよ。
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ルルの話ではエリーゼは単独で異常が見られる海岸線を偵察に向かったそうです。
しかし帰りが遅すぎるとの事でした。
ルルはエリーゼの捜索に向かいたいようでしたが、カナンの守備を疎かにできないので行動に出られないでいました。
そこにレンとキリシェがやって来たわけですね。
戦力が増強されたので二手に分かれて行動を始める事になりました。
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エリーゼの捜索に向かうのはレン、ルル、ヴェルサレムです。
キリシェも一緒に行きたがるかと思ったら彼女はカナンの警戒を担当すると言ってます。
珍しいですね、しかしキリシェには目的がありました。
カナンの周辺に登場して周辺の気温を下げている元凶と思われる氷海竜(リヴァイアサン)に用があるようです。
キリシェの言では氷海竜は且つての同胞の可能性がある、説得してみると言ってました。
レンは同行するのがルルとヴェルサレムなので戦力的には安心なんだけど、何かが不安だと思ってますよ。
レンの予感は的中する事になりました。
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問題の海岸線に向かうと海中で光っている場所がありました。
目を凝らすと遺跡のようですよ。
ルルとヴェルサレムは潜って海中を行こうとしてますが人間であるレンには厳しい手段ですね。
どうするんだと思ったら精霊が助っ人に付いてきてくれますよ。
エリエスの元に居るウンディーネがレンを助けてくれます。
ウンディーネが絶大な力を示してくれますよ、ウンディーネは海を割りました、海底が見えるようになりレンたちは海底を歩いて問題の遺跡に向かいました。
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遺跡の近くまで行くと困ったことが起こりますね。
鏡が設置されていましたが、入口らしきものがありませんでした。
世界録の住人を自称するナスターシャに調べて貰いますが事態は急変します。
鏡に触れたナスターシャは中に引き込まれます、彼女を助けようとしたヴェルサレムも一緒に。
レンとルルも後に続き遺跡へ入りました。
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遺跡の中にはエリーゼの痕跡がありますね。
彼女は戦いながら奥に向かったようです。
遺跡は神聖都市が召喚した異界の精霊を封じ込める施設だったようです。
そこら中に罠が設置してありましたよ。
レンは罠にかからないように慎重に進みますが悪魔であるルルとヴェルサレムが悪癖を発動してしまいました。
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特にルルの状態が酷かったぞ。
レンに罠を絶対に押すなよと念押しされてしまいルルは葛藤してます。
悶えてます、イキそうですね、顔を真っ赤にしてハーハー言ってますよ。
理性では罠を押してはならないと理解しているようですけど、本能がそれを許さないようです。
ルルは本能に負けるぞ。
押した後に正気を取り戻してますよ、これにはレンも驚いてます、呆れてもいるな。
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遺跡に仕掛けられた罠は竜、天使、悪魔を撃退する為のものでした。
とても強力でしたよ。
しかもこれまでに戦った敵とは強さの質が異なりました。
遺跡は壁、床、天井が機械仕掛けでした、良く分からない機械に覆われています。
発動した罠は機械の床や壁の中を移動してレン達を襲ってきました。
移動するときに気配を感じさせませんでした。
「神殿獣ティアマト」と呼ばれる侵入者撃退装置のようです。
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法術のような攻撃をしてくるのですが法力は感じ取れませんね。
どこから襲ってくる分からないので苦戦する事になりました。
ルルは自信がありそうでしたね、彼女は氷の悪魔なので特性を活かした攻撃をしました。
氷の法術で凍らせて動きを封じようとしました。
しかし封じ込めに失敗しましたね。
ティアマトは氷の檻を破壊してます。
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ヴェルサレムが奥の手を使いました。
彼の使役する「死地の鴉(モリガン)」を召喚しました。
モリガンは攻撃を受けて破壊されると破片から再生して無限に増殖します。
それでティアマトを囲い込みますよ。
ルルの氷結魔法がティアマトを破壊できる温度まで下がる時間を稼ぐ必要がありました。
レンが無茶な行動に出てティアマトの気を引き事になりました。
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レンはルルの法術の範囲内に飛び込んでティアマトを攻撃していました。
レンも一緒に氷漬けになる可能性があったのですがサラマンダーが手助けしてくれます。
サラマンダーは炎を吐き出してレンを捕らえようとしていた氷を燃やしました。
レンを相手にしている隙にルルの氷がティアマトを捕らえてティアマトを破壊する事ができました。
精霊と連携したレンらしい良い戦術でしたね。
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ティアマトを倒した後で入口付近から轟音が聞こえてきました。
新手の機怪獣かと警戒しましたが助っ人でした。
キリシェが後を追いかけて来てくれました。
レンたちは彼女の登場に驚いてますよ。
リヴァイアサンはどうなったと聞いてます。
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キリシェはリヴァイアサンはやはり且つての同胞だった、説教してやったので、今後カナンに影響を与える事は無いと説明してくれます。
流石ですねー、リヴァイアサンに説教ですか。
やって来たキリシェはティアマトを倒してしまった事を聞いて遅かったと残念がってますね。
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キリシェを加えて先に進むことになりました。
遺跡の中で神聖都市で起こった事実を知る機会を得ました。
光る石板があり、それを読むと神聖都市で起こった出来事が再生されました。
神聖都市は最初は精霊を研究していたようです。
そして精霊信仰が発祥したみたいです。
その後、異世界から精霊を召喚する事に成功してそれが竜、天使、悪魔になりました。
研究対象も竜、天使、悪魔を主体としたものに移行したようです。
さらに研究が進み、「異物」と呼ばれる何かの召喚に成功したそうです。
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遺跡を進むと転移門がありました。
そこを通ると空から灰が降ってくる廃墟に転送されました。
そこには語鳥(かたりどり)と自ら名乗るミミズク型の機怪獣が居ました。
彼らに敵対の意思はありませんでした。
語鳥は神聖都市から離脱した精霊を信仰する集団に連れてこられたロボットでした。
語鳥は神聖都市の人間に街に降る灰を掃除するようにとの命令を与えられていました。
数百年も経過しているのですが彼らはそれを希望として続けていました。
語鳥は灰を掃除し終えればこの地を離れた人間が戻ってくると信じているようです。
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語鳥は空から降ってくる灰を恐れてここに居た住人は街を捨てて出て行ったと言っていました。
精霊も一緒に付いて行ったとも言ってます。
世界録の事も知っているようで、彼らは世界録を未完成と言ってますよ。
語鳥に人間以外は立ち入れない場所があると聞いて行ってみる事になりました。
居ました、エリーゼはそこに居ましたね。
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再会を喜び合うかと思ったらエリーゼが来るなと止めてきます。
エリーゼは精霊に囚われていました。
この地に唯一残った精霊にエリーゼは捉えられていました。
風を操るようですね。
台風の目の中にエリーゼは囚われていました。
レンはエリーゼを助ける為に風の中に飛び込みました。
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そこに居たのは「時の始原精霊カナン」でした。
カナンは触れたものから記憶を読み取り読み取った者の記憶にある精霊の姿を真似る事が出来ました。
だからシルフやサラマンダーが二体居ると思っちゃったようです。
厄介ですね、レンは迂闊にもカナンに触れてしまい最強の精霊の記憶を読まれてしまいました。
レンの中にあったシエラミリスになりますね。
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レンはカナンと戦う事を決意しました。
エルラインもやったことの無い戦いだと意気込んでますよ。
レンとカナンの戦闘が始まりました。
カナンの鎧と思われていたモノが吹き飛んだ時にカナンが一瞬正気を取り戻します。
カナンはレンに逃げろと言ってきますよ。
ウンディーネやサラマンダーを連れて。
レンはカナンを覆う灰が元凶だと気がつきました。
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エリーゼもレンに協力してくれます、エリーゼは大人の姿に戻り冥鎗マリアブレイズで攻撃してますね。
レンには作戦があったね。
カナンが触れたモノの記憶を読み取り変身する特性を逆手に取りました。
レンは灰の剥がれた箇所にカナンが使っていた「樹鎗」を突きさしました。
「自分自身を思い出せ!」
レン凄いですね。
カナンは自分を取り戻しました。
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カナンは今回は精霊たちからの説得に応じて隠れ里カナンを離れる事になりました。
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レンたちは先に進むか検討してますね。
ナスターシャの説明ではこの先に神聖都市があるとの事ですね。
レンたちの最大の目標はフィアとの再会ですが、ちょっとだけ神聖都市に入ってみる事にするようです。
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シオンとゼルブライトも動きだしてますよ。
シオンは聖地カナンを訪れてエリエスに神聖都市への入口を発見したと報告してます。
エルメキアダスクも動き出したようなので急いで神聖都市に向かおうと言ってます。
ゼルブライトはエルメキアを訪れて入口の門が閉まっていることからエルメキアダスクが神聖都市に向かったと気づいたようです。
皆が神聖都市に向かうようですね。
レンは少しだけ見てみると考えてますけど、出られなくなったりするのでしょうか。
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フィアは秘奥領域に囚われていました。
両手、両足、翼を鎖で拘束されていますよ。
そろそろ動き出したいと言ってますね、拘束されてますが無事なようです。
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気になるのは、精霊を脅かす「異物」と神聖都市を破壊した三起源ですね。
神聖都市を囲む城砦から声が響いてきましたね。
「無限に解体する畏怖:天災アズラレイズ」「永久に侵食する暴力:始祖獣ネビュラ」「底無しに歪んだ未知:巨夢魔オルネート」
”神聖都市に封じられし三体の絶望を、解きはなってはならない”
気になりますね。
其々が、最初に呼び出された竜、天使、悪魔なんだろうか?
キリシェ、ルル、ヴェルサレムは知らないと言ってますね。
レスフレーゼの発言から彼女の前に呼び出された天使が居るのは確実だからね。
恐らく最初に呼び出された何かだよね。

成分美少女訓練戦闘冒険ハーレムラッキースケベ
評価AAACAAABBA

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