ラノベの感想) 折原臨也と、喝采を (電撃文庫)


臨也が情報料の代わりに貰ったチケットを使い野球観戦に来ていました。
しかし野球は見てないんだよね。
スタンドで歓声を送る観客の表情を観察してますよ。
臨也の悪趣味が分かりますね。
プレーがうまくいき喜んでいる選手と失敗して項垂れている選手の表情をスクリーンに同時に映してくれないかな?
と言ってますね、本当に悪趣味ですね。
ソゾロデンスケが呆れていますね。
彼は臨也のボディーガードですね、老人なんだけど、凄く強いですよ。
普段は殺気というか戦闘力を隠しています。

一緒に観戦に来ているのはハッカーのネクとハルトとヒマリの兄弟でした。
ハルト少年が一番野球観戦を満喫してますよ。
ネクは球場に設置されている監視カメラが気になる様子でした。
スタンドで持ち込んだノートパソコンを使い球場のネットワークに侵入してますね。
夏瓦球場というのですが、通常の球場よりも監視カメラの数が多く、配置も不思議なほど凝っているそうです。
ネクはそれが気になったようです。
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夏瓦球場には裏の顔がありました。
違法な取引に使われていました。
臨也が観戦に来た日に球場の地下で殺人事件が起こっていました。
脅迫状も送り付けられていました。
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球場の支配者を気取っている瀧岡劉生(たきおか りゅうせい)が裏稼業も仕切っています。
地下で死体を発見したのは劉生の子飼いの警備主任でした。
不動さんというのですが、彼は劉生に取り入って今の地位を得たようですね。
死体を発見してしまい焦ってますよ。
自分が容疑者になるのではと恐れていました。
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不動からの報告を聞いた劉生は死体の処理を始めます。
薬品を使い死体を溶かすようですね、血が流れた床の掃除もしていました。
警察に届けるつもりはないようですね、死んだ雨木(あまぎ)さんは劉生の部下なのですが行方不明にするようです。
まあ違法取引を行っている球場を警察に捜査されるのは都合が悪いので妥当な判断なのかもしれません。
劉生は過去にも自分に敵対する人間を始末して行方不明って事にしていました。
劉生は悪党と言えますよ。
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劉生のボディガードに過去に明日機組に所属していた人がいました。
彼がスタンドを映した映像に臨也の姿を発見してしまいました。
ここで彼が「折原臨也」と呟いてしまったこが劉生の悲劇の始まりとなったね。
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雨木を殺して脅迫状を送り付けてきた人物を特定しようというタイミングで明日機組と関係があった臨也の存在は大きかったね。
臨也が雨木を殺した犯人ではないかとの疑いを抱くには十分でした。
残念な事ですが今回の殺人事件には臨也は全く関係していませんよ。
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球場のネットワークをハッキングしていたネクが地下での死体処理の映像を発見してしまいました。
これは面白そうだと臨也に思われてしまったのが運の尽きですね。
臨也は積極的に介入する事を決めちゃったようですね。
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劉生は警備員たちに暗号を使い殺人犯がいる可能性があるので警戒を厳重にしろとの命令を出しました。
暗号なんだけど、これが今回の取引相手にバレてます。
取引相手は氷浦(ひうら)副知事でした。
ネクは氷浦が公費を使ってお高いVIPルームで観戦しているんじゃないよねと疑ってます。
まあ裏取引ですからね、公費は流石に使わないよね。
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警戒が厳重になった事を不審に思った氷浦は劉生の元を訪れますよ。
そこで臨也の存在を聞いてしまいました。
氷浦は臨也と話してみることになりました。
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氷浦が動くというので劉生も子飼いの殺し屋、黛彩葉(まゆずみ いろは)に臨也を連れてくるようにとの命令を出しました。
彩葉は能力が高いようですね、ソゾロの事を一目見て強敵、自分では勝てないと感じ取ります。
彩葉は通路でハルトとぶつかってしまいました。
ハルトは持ってたアイスクリームを落としてしまい悲しそうです。
一緒にいたヒマリに走るからと注意されてます、臨也に見せたかったとハルトが言った事で彼らが臨也の関係者だと分かりました。
ハルトたちとの交流が彩葉に殺し屋を辞めようと決意させる切っ掛けとなりました。
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彩葉は臨也に手を出すか躊躇してますね、その間に氷浦の部下(錦野)が接触して来ました。
臨也は食事に誘われますよ。
ソゾロを連れてVIPルームに向かいました。
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臨也を追っている一派が事件とは無関係に存在していました。
村の用心棒的な役割をしていた臼原歩美(うすはら あゆみ)と臼原ユウキでした。
歩美は身長が2メートル近くあるプロレスラーのような男です。
ユウキは彼の義母です、年齢はユウキの方がしたなんだよね。
歩美は臨也とソゾロと戦い負けたようです。
臨也とソゾロの活動で村での仕事がなくなってしまったようです、その復習を計画していました。
ユウキは歩美に酷いことした臨也に一言苦言を言ってやろうと考え付いてきています。
臨也の事を歩美ちゃんのお友達と言ってます、うーん感覚が独特ですね。
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二人は臨也を探す旅を続けていたのですが食事をしていたラーメン屋のテレビに映った臨也が近くの夏瓦球場に居ると知り球場に向かう事になりました。
これも劉生にとっては不運な出来事でした。
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臨也は氷浦と食事を始めてますよ。
ここにバーテンとして彩葉が派遣されてきました。
彼女には可能ならば臨也の殺害依頼が出ていましたがソゾロの殺気を感じとり躊躇していました。
臨也は氷浦と交渉をしています。
この段階では臨也は夏瓦球場で行われている違法取引については何も知りませんよ。
氷浦の発言を元に適当に口裏を合わせているだけですけど、氷浦に動揺を与える事に成功しています。
事前にネクから氷浦が過去に行った不正の情報を引き出してもらってたので、その年を言っただけなんだけどさ。
後ろ暗い氷浦には効果があったようです、臨也が氷浦の秘密を掴んでいると思わせました。
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臨也とソゾロは一旦解放されますよ、しかし氷浦の護衛が送り届けている間に事故が起こりました。
突然の停電で球場全体の照明が落ちてしまいました。
暗闇の中、氷浦のボディーガードが襲ってきました。
氷浦との交渉は上手くいっている筈なんですけどおかしいですね。
ソゾロが撃退してますね、気絶させただけで殺しはしなかったそうです。
しかし照明が付いた時にボディーガードは死体となって発見されましたよ。
臨也たちは疑われてしまいます。
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いよいよ劉生と臨也が交渉する事になりました。
ここでも劉生にとって不運が重なってますよ。
劉生は用心深いので臨也を脅す為に人質を取ります。
ハルト、ヒマリ、ユウキを人質に取ってしまいました。
三人を特別室に招待して臨也を待たせていました。
臨也を探して球場にやってきたユウキを人質に取ってしまったのが不味かったですね。
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劉生は武器を持たせた部下を室内に多数配置して優位に立ったつもりでした。
臨也に拳銃を渡してソゾロを撃てと命じてきましたね。
臨也は嫌そうです、なぜかなと思ったらソゾロに拳銃は効果が無いと知ってたからでした。
ソゾロが反撃した場合自分に被害が来ると分かっていたからです。
臨也は仕方なしに撃ちました、結果は拳銃を握っていた右手の手首の関節を外されてしまいました。
臨也の手から離れて宙に浮いている拳銃をソゾロがキャッチして惚けている護衛を撃ちました。
護衛は動けなくなりますよ、大逆転です。
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ソゾロが劉生に拳銃を突き付けてました。
そのタイミングで臨也の嫌がらせが炸裂しました。
彼は知り合いの情報屋に頼んで全国的に電波ジャックを依頼していました。
そして劉生のやっていた不正の証拠を一部流してます。
劉生は終わりですね。
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それだけで済めばまだよかったんだけどね。
義母がVIPルームに連れて行かれたと知った歩美が助けに来ました。
運悪く人質としてユウキは彩葉に連れられてVIPルームに向かっている最中でした。
臨也の嫌がらせで、自分の殺人が暴露されてしまうと恐れた不動が暴走してしまいました。
氷浦のボディーガード錦野を殺害したのは不動でした。
彼は倒れている錦野携帯電話を見つけてしまい、珠江とのメールを見てしまいました。
そして事件の真相を知ってしまったんだよ。
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彼は全ての事実を暴露してしまいます。
今回の事件は劉生の妹の珠江(たまえ)と氷浦のボディーガードの錦野(にしきの)が組んで仕組んだ事だと。
狂乱している不動はVIPルームからの逃走を図りました。
そこで悲劇が起こります。
丁度VIPルームのドアの前まで来ていたユウキを突き飛ばす事になってしまいました。
ユウキは廊下に頭を打って気絶してしまいます。
それを歩美が目撃してしまい怒り心頭になってしまいました、バーサーカーモード発動ですね。
哀れな不動は歩美に殴り飛ばされる事になりました。
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歩美の強さは度を越えてましたね。
殴った不動が水平に飛んでVIPルームに飛び込んできました。
歩美はVIPルームに臨也とソゾロを発見して襲い掛かりました。
それを邪魔する存在が出てきました。
彼女のこの行動は意外と言えば意外ですね。
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臨也が死ぬとハルトが悲しむと思った彩葉が歩美に攻撃を始めました。
彩葉はとても強かったです。
歩美と互角に戦っていました。
臨也は戦う彩葉の姿に感動を覚えていました。
彩葉は踊るように戦っていたそうです。
彼女の力量はソゾロも認めるレベルです。
臨也はここでも打ちひしがれる劉生に追い打ちを掛けてますよ。
彩葉を攻撃力の主軸に据えていれば劉生は負けなかったとかなんとか言ってます。
酷い奴だね。
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彩葉と歩美の戦いは気が付いたユウキにより止められました。
臨也とソゾロはどさくさに紛れて逃げ出したそうです。
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違法取引を全国的に暴露されてしまったので劉生一派は夏瓦グループ内で粛清の対象となり球場経営から外されました。
劉生は今回の事件でおかしくなってしまったようです。
離島の誰も来ないおもちゃ屋に飛ばされていました。
店に入ってくる猫を相手に、ここは俺の劇場だと語っているそうです。
哀れですねー、臨也に関心を持たなければ、こうはならなかったでしょうに。
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珠江は海外に飛ばされたそうですよ。
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事件後、再び夏瓦球場を訪れた臨也の元に夏瓦グループの会長が会いに来ました。
夏瓦百夜丸(なつがわら びゃくやまる)さんは臨也を吟味してました。
グループに迎えても良いか考えてます。
結論としはまだ早いと言ってましたね。
今後、臨也が夏瓦グループに入ることはあるのだろうか。
白夜丸の臨也分析は的を得ているようですね。
臨也は自分を承認したくないそうです。
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一番いい結果を得たのは黛彩葉でしょうかね。
彩葉はユウキと仲良くなり、歩美とユウキの臨也捜しの旅を手伝う事になりました。
ユウキが彩葉を運転手として雇う事になりました。
歩美は今回もユウキに叱られていますね。
彩葉と戦った事を咎められてました。
ユウキの意向で池袋に首なしライダーを見に行くそうです。
三人は再び臨也に遭遇できるのでしょうか?
歩美と彩葉がタッグで戦えばソゾロに迫れるのでしょうかね?
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休日に思わぬ事件に遭遇して臨也がそれを満喫する結果だったと思います。

成分美少女悪事作戦満喫正義
評価AAAAAAC

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