ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.3 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈下〉 (電撃文庫)
レーベル:電撃文庫
発行日:2017/12/9
著者:安里アサト
イラスト:しらび
ISBN:978-4-04-893397-1
レギオンに成ってしまった兄を倒す事を目的に生きてきたシンは抜け殻のようになっていました。
生きる目的が無くなってしまった彼は戦場で死のうと考えていたようです。
そんな時にレギオンが大攻勢を仕掛けて来ました。
連邦軍は大打撃を受けてしまいます。
シンからレギオンの大攻勢があると助言を受けたレーナは生き残る為に行動を始めます。
しかしサンマグノリア共和国軍の上層部はレーナの発した警告を受け入れてはくれませんでした。
レーナは生き残りをかけてこれまで迫害を加えていたエイティシックスに助力を乞う事にしたようです。
生き残ってる彼らを指揮してレギオンに抵抗していたようです。
シンの警告通りにレギオンが大攻勢をかけてきました。
レギオンは超長射程のレールガン型のレギオンを持ち出してきました。
.
レールガンの射程距離内にギアーテ連邦、ロア=グレキア連合王国、ヴァルト盟約同盟の都市が入っていました。
このままでは祖国を蹂躙されてしまう三国は連合軍を結成してレールガン型を打倒する事になりました。
この段階ではサンマグノリア共和国は国防を担っている城壁(グラン・ミュール)を破壊されて滅んだと認識されていました。
シンたちの養父であるエルンスト暫定大統領はエイティシックスを後方に下げようとしたかったようですがシンに断られてしまいます。
フレデリカもシンが死に急いでいると心配になったようです。
シンと口論になってしまいました。
フレデリカには彼女の騎士だったキリヤをレギオンから解放するとの目的がありました。
フレデリカには見知った者の過去が見える異能があります。
シンはギアーテ帝国の貴族の家柄で異能を産む家計に生まれたようです。
生きる目的に困っているシンはフレデリカの願いを叶える事を生きる目的にしていました。
フレデリカとしてはそれを言い訳にして死に急いでいる様に見えたようです。
.
連合軍の作戦は酷いモノでした。
彼らには超長距離からレールガン型を破壊する兵器が存在しませんでした。
そこでレールガン型に接近して近接戦闘で破壊する事になります。
近接戦闘を試みる部隊にシンの率いる部隊が選ばれました。
普通ならば逃げ出したくなる任務ですがシン達は拒みません。
喜んではいないけど拒んでもいませんでした。
この様なエイティシックスの心情は連邦の人々には理解できないようです。
後方で安穏とした生活を提示されたのに最前線に志願した彼らの生きざまは理解し難かったようです。
.
シンは帰還の可能性が薄い任務なのでフレデリカを後方に置いて行く事にします。
しかし喧嘩中でシンが心配なフレデリカはファイドのコンテナに隠れて付いてきてしまいます!!
彼女結構根性あるよね。
いつまでも隠れている事はできませんでした。
見つかってしまったフレデリカは猫の鳴きまねをして誤魔化そうとしていました。
仲間たちからは馬鹿かーと怒鳴られています。
間抜けな感じがとても可愛かったです。
.
最前線までシン達を運んでくれたのはグレーテでした。
彼女はシン達の所属するノルトリヒト戦隊の指揮官です。
彼女もシン達を最前線に送り出す事には反対でした。
彼女には子供を前線に送り込むのは間違っているとの考えがあります。
シンと言い争う事になってしまいました。
グレーテは自身の持っている正義感からシン達を後方に置いておきたいと主張します。
しかしシンたちには可哀想な自分たちへの同情から後方に置いておこうとしていると捉えられてしまいます。
シン達エイティシックスの面々は死ぬまで戦うとの矜持だけを持っていました。
それを否定されたと思ったようです。
.
シン達はまさかグレーテが輸送機のパイロットとして同行するとは思っていなかったようです。
一様に驚いていました。
彼女が危機的状況で持ち出す輸送機なので真っ当な機体ではありませんでした。
ステルス機能が搭載されている超低空を飛ぶ輸送機でした。
彼女の作り出すものは、その悉くが真面な物では無いよね。
レギオンとの戦争が始まり制空権が抑えられてしまったので人類側は飛行機を使えない状態に陥っています。
ですので輸送機を操縦できるパイロットが自分以外に居ないとの理由で彼女がパイロットになったそうです。
.
シン達をレールガン型の元まで送り届ける為に連合軍は大規模な囮作戦を展開していました。
そのお陰で途中までは敵に遭遇する事も無く飛行できたのですが目的地までは行けませんでした。
発見されて攻撃を受けてしまいます。
輸送機は高速飛行性能を追求した機体だったので迎撃戦は出来ません。
シン達を空中降下する事になってしまいます。
グレーテが流石だなと思えたのは空挺降下の可能性を考慮していた事ですね。
シン達を無事に落としたグレーテ機は墜落してしまいました。
彼女の安否は不明ですがシン達は目的地を目指して行軍を始めています。
ここで色々と後悔したりと泣き言いったりしないのがエイティシックスですね。
.
行軍するのはレギオンの支配地域なので遭遇戦が始まってしまいます。
ここでベルノルト達が囮としてレギオンを引き付ける事になります。
シン達エイティシックスの五人が目的地に向かう事になりました。
.
シン達が行軍している間に後方では生き乗りの部隊が集結していました。
そこにはグレーテとベルノルト達の姿がありました。
凄い事に彼らは誰も欠けることなく生き残っていました。
グレーテの凄さが分かりましたね。
単独で敵地に残されたのですが彼女は逃げ延びていました。
乗っていた機体はボロボロでしたが彼女自身は負傷していませんでした。
彼女がやり手の操縦者だったことが判明します。
.
シン達はレギオンとの戦闘を回避しながら行軍していました。
フレデリカは連邦の勢力圏から出た事は初めてのようです。
周囲に広がる緑の森に感激していました。
行軍中の彼女は見るモノすべてが新しいモノで感動していました。
.
フレデリカは消去法でライデンの乗っている機体に相乗りする事になります。
フレデリカはライデンの膝の上に乗っていたそうです。
ライデンの野郎は美少女を膝の上に乗っけてたって事になるよ。
何と羨ましい。
しかしライデンはシン達には見られたくない姿だなと感じています。
.
フレデリカとライデンはシンの様子がおかしい事について話し合っていました。
これまでのシンは戦闘中でも周りの仲間の様子を見逃す事はありませんでした。
しかし今回のシンは周りが見えなくなっているようです。
シンの危うさを感じてライデンがシンを問い詰める事になります。
.
ライデンはシンが死に急いでいるのではないかと彼を咎めます。
目的だったレギオンに捕獲された兄の脳を解放した事で目的を失っていると指摘しています。
ライデンは生き残る事を決めているようです。
まだ彼自身にも目的は定まっていないようですが死にたいとは思っていません。
ライデンはシンに生きていても良いんだと言って諭します。
しかしシンは納得が出来ないようです。
言い争いになってしまいます。
.
この熱い男同士の言い争いを覗いている面々が居ました。
クレナ、セオ、アンジュ、フレデリカが覗き見していました。
セオは男同士の熱い語らいに自分が参加できないのが口惜しいようです。
アンジェがシンとライデンの付き合いは長いからとセオを慰めています。
シンの事を心配しているのは彼らも同じでした。
クレナはシンの事が好きなのでとても心配している様子です。
ここでクレナがシンの事が好きだって事実がバレてしまいます。
と言ってもクレナの態度が分かり易過ぎて仲間内では周知の事実になっていました。
.
クレナはシンにもバレているのかと心配になっています。
とっても可愛い反応でした。
しかしフレデリカが残酷な真実を告げてしまいます。
容赦がありませんね。
まあフレデリカはお子様なので恋愛的な機微は理解できていないのでしょうね。
フレデリカはシンはクレナの事を手の掛かる妹のように思っている。
恋愛対象として見られていないぞと告げてしまいました!!
可哀想なクレナは魂が抜けたようになっています。
しかし彼女は自分はシンに仲間として必要とされていると言って再起動しました。
クレナは打たれ強いですね、めげていませんよ。
まだ敗北を認めたようでは無いようです。
.
レギオンの間でもシンの存在は問題視されていました。
自分たちの建てた綿密な攻撃計画を事前に察知していると思われる采配で回避されたので警戒しているようです。
.
シン達はレールガン型が巨大な砲身を交換する作業中に接敵する事に成功しました。
しかしここで予想外の反撃を受ける事になってしまいます。
レールガン型に搭載されている人間の脳はキリヤのモノでした。
キリヤはスペアの機体に自身の魂的な機能(脳だろうね)を移し替えて攻撃してきました。
シン達は撃てないと思っていたレールガンの砲撃に晒される事になってしまいます。
キリヤはシン達を仕留めたと判断しました。
上官機にシン達を倒したと報告しています。
.
キリヤは上官機の指示に従い次の作戦目標地点まで移動することになります。
途中でシン達が生存しているとの報告を受けますがそれを上官機に知らせる事をしませんでした。
最初の戦闘でキリヤはシンがノウゼンの血筋だと理解しました。
自分の血族を自分の手で殺そうと考えたようです。
背信行為なのですがレギオンに取りこまれても人間的な部分が残されていると分かる一面でした。
.
シン達はフレデリカの忠告でキリヤの砲撃を察知できました。
シンはフレデリカを連れてきたのは正解だったと冷たい感想を抱いています。
シン達は目的の一つである高速鉄道を占拠する事に成功しました。
しかしキリヤを破壊できていないので追いかける事にします。
後続を待っている時間が惜しいので直ぐに追撃する事になりました。
.
追撃中もレギオンとの接触を回避しながらの隠密行動となっています。
途中には放棄された街などがありフレデリカが珍しさに喜んでいました。
行軍中にフレデリカが海を見てみたいと言い出します。
シン以外の仲間が会話に参加してきて盛り上がっています。
しかしシンは会話に入ってくる事はありませんでした。
パーティーメンバーはシンが悩みを相談してくれない事を悲しく思っています。
しかしこれまで自分たちもシンに頼り過ぎていたと自覚しているのでシンに文句を言う事もできません。
何となくいやーな雰囲気に包まれるなかレギオンと接敵する事になってしまいます。
.
最初にアンジェの機体が攻撃の余波で崖下に落下してしまいます。
機体は行動可能でしたがシン達と合流する事が困難になってしまいます。
アンジェは自分はそこに留まり砲撃戦を展開する事を決めます。
次に囲まれてしまったのでセオが囮として残る事になります。
シン、ライデン、クレナがキリヤの元に向かう事になります。
しかし途中で敵の砲撃を受ける事になってしまいます。
ここで射撃の得意なクレナは自分が残って砲撃戦を展開すると言い出します。
シンはそんな彼女に「頼む」と告げて先を急ぐ事になります。
シンに頼まれたクレナは嬉しそうにしていました。
シンに必要とされていると感じられて嬉しさと誇らしさを感じているようです。
危機的状況ですがクレナが健気な反応を示しています。
こりゃ死ねねーぜ。
.
ライデンとシンだけになってしまいます。
しかしライデンは砲撃を受けて負傷してしまいました。
フレデリカをファイドに乗せ換える事になります。
シンは自分がやられたらフレデリカを連れて離脱しろとファイドに命じています。
フレデリカは「死ぬなよ」と言ってシンを送り出しました。
.
キリヤは自分に追いついたシンの存在に歓喜しています。
キリヤはシンを自分の手で殺したいと考えていました。
自分のように死んでからもレギオンに捕獲されて使われるのを防いでやろうと考えたのでしょうか?
シンとキリヤの死闘が始まります。
シンはレギンレイヴを巧みに操りキリヤに接近しようとしていました。
恐ろしく巧みな操縦でキリヤに近づいて行きます。
しかしキリヤには奥の手がありました。
シンはキリヤの攻撃で撃墜されそうになっています。
それを助けたのは予想外の人物でした。
.
キリヤの次の攻撃目標は共和国の領土だったようです。
共和国の生き残りの軍隊が砲撃支援を行ってくれます。
お陰でシンは窮地を脱する事が出来ました。
.
シンとキリヤの攻防が行われているところにフレデリカの一撃が響き渡ります。
フレデリカはシンに借りた共和国製の拳銃を撃ちました。
銃声が響き渡ります。
キリヤはフレデリカの姿を視認して一瞬動きが止まってしまいます。
その隙にシンがキリヤに取りつきました。
フレデリカにキリヤが搭載されている場所を聞いて砲撃しました。
キリヤは最後に仕えるべき姫の姿を見られました。
シンはもう消えても良いと告げて引き金を引きました。
またも悲しい役目を負ってしまいましたね。
キリヤは最後の瞬間に敬愛するフレデリカに再会できて満足しながら逝けたのでしょうか?
.
シンはキリヤと刺し違えるつもりで戦っていました。
またしても一人取り残される事になってしまいます。
生き残ったのだから、もう少し喜んでも良いと思うのですが放心しています。
そこにフレデリカがやってきて借りていた拳銃を返してきます。
しかし戦闘で拳銃は壊れていました。
それを見たシンは拳銃を捨ててしまいます。
これにはフレデリカが慌てていました。
シンはこれまでの戦いで死に掛けの仲間を介錯する時にこの拳銃を使っていました。
それを知っているフレデリカはもう少し大切にしても良いだろうと咎めています。
フレデリカはファイドに拳銃の捜索を命じますがシンが止めます。
シンは他のレギオンが動き出したので急いで逃げる必要があると言い出します。
フレデリカをコックピットに乗せて出発しようとしている時に意外な人物が姿を見せました。
.
やって来たのは共和国軍残党の司令官でした。
彼女の制服には大尉の階級章が付いています。
呼び掛けてきた彼女にシンは応答する事にします。
階級章が大尉だったのでこの段階では彼女がレーナだとは気が付きませんでした。
お互いに所属を名乗り合い助成に感謝しています。
.
シンは共和国の生き残りだと言った彼女の事を自分たちと一緒に来ないかと誘います。
しかし彼女はそれを拒みました。
彼女は自分の指揮下で戦っている仲間が居るので共和国に残り戦闘を続けると言っています。
シンは勝てる見込みも無いのに無駄な事だと冷たく告げます。
すると彼女が怒り始めてしまいます。
シンは彼女の矜持を傷付けてしまいました。
.
彼女は且つて生き残り戦い続けて後を追いかけると約束した仲間が居たと告げます。
彼等の元に追いつく為に戦い続けると告げた彼女の発言でシンは彼女がレーナだと気が付いたようです。
見知った人間の過去を見られるフレデリカにはシンとレーナの関係がバレてしまいます。
シンはレーナに自分の姿を晒す事をしませんでした。
フレデリカに理由を聞かれたシンはレーナが目指している場所が目的を失って彷徨っている自分では申し訳ないと言っています。
ここにきてシンに生きる目的ができました。
シンは後から追いかけてくるレーナに素敵な場所を見せたいとの願いを持つ事になりました。
.
シンとレーナが話している間にレギオンが集まってきてしまいます。
ここで連邦軍の回収部隊が追いついてきました。
連邦軍は共和国軍とは違いエイティシックスのシン達を見捨てませんでした。
参謀はシンの異能がレギオンに捕獲されて手強いレギオンに成られては困ると悪ぶっていましたが彼らを救いたいと本音では思っていたようです。
やって来た連邦軍の砲撃で付近のレギオンは吹き飛ばされていました。
レーナは連邦軍の部隊に回収される事になります。
素直に持っていた武器を渡してしまうレーナの迂闊さをコックピットで見ていたシンは呆れていました。
.
暫定大統領のエルンストからの通信が入ってきました。
彼はシンの部隊が全員無事だったと教えてくれます。
最初に仲間の無事を確認しないシンにエルンストは呆れています。
クレナは戦闘中にレイドデバイスが故障してしまいシンとだけ通信が出来なくなっていたそうです。
シンが死んだと思い込んでワンワン泣いていたそうですよ。
仲間にからかわれたクレナは「泣いてないもん!」と可愛い抗議をしていました。
シンが彼女の想いに応える日は来るのでしょうか?
今のところその可能性は低そうです。
勝手にシン達に同行したフレデリカは帰ってからエルンストからお仕置きされる事になりました。
.
エルンストは共和国の生き残りを救出する作戦を行う事を決めます。
共和国の生き残りは連邦に救出される事になりました。
シン達エイティシックスを作り出して自分たちは安全圏に隠れていた最低の人間たちですが見過ごすこは連邦の掲げる正義に反するそうです。
救出されたエイティシックスたちはシン達と同様に志願兵として連邦軍に参加する事になります。
戦場でしか生きられないエイティシックスを作り出してしまった共和国の市民の業は深いよねー。
.
連合軍は作戦目標だったレールガン型の破壊と高速鉄道の跡地の支配に成功しました。
しかし受けた損害は予想以上に大きかったようです。
連邦は人的資源の枯渇が見えてきてしまいます。
このままではレギオンを掃討する前に連邦が滅んでしまいます。
そこで連邦は反抗作戦に出る事になりました。
反抗作戦を行うのはシン達エイティシックスの少年兵です。
それを指揮する指揮官にレーナが就く事になったようです。
.
シンは束の間の休暇を過ごす事になります。
首都にある墓地を訪れてユージンの墓参りをしていました。
シンはユージンの墓に語り掛けています。
シンには新たな目的が出来ました。
シンはレーナに彼女が見た事のない場所を見せる為に戦い続ける事を決めています。
こう聞くとシンはレーナに惚れている感じがしますがどうなんでしょうね?
帰ろうとするシンに声を掛けてくる少女が居ました。
彼女はユージンの妹のニーナでした。
ユージンの死を受け入れられない彼女はどうして助けてくれなかったの?と書いた手紙をシンに出していました。
そんな彼女も時間とともにシンの事を許せるようになったようです。
後姿のシンに向かって「ありがとうございました」と声を掛けてくれました。
シンは多少は救われたのでしょうか?
.
新しい部隊の結成式だろうか?
シンとレーナは再会を果たす事になります。
シンはレーナの生存を知っていましたがレーナはシンの生存を知りませんから驚いています。
もっともシンとレーナは初めて生で対面する事になったのですが。
そう考えるとレイドデバイスとはおかしな装置だよね。
デバイスを介して何度も会話を重ねていてお互いに相手の人となりをそれなりに理解しているのに初対面です。
.
嬉しくてレーナは泣きそうになっています。
が我慢していますよ、泣かないように堪えています、とっても可愛い反応ですね。
シンはしれっと「また死に損ないました」と言っています。
レーナはずっとシン達を追いかけていたと告げます。
そして「追いつきましたよ」「これからは―わたしも、一緒に戦います」と告げました。
レーナはようやく言いたかった事が言えましたね。
頑張った甲斐があったね。
シンとレーナの関係がどうなって行くのか楽しみですね。
シンはレーナの事を認めているので面白い事になりそうです。
そこにクレナが絡んでくる事はあるのでしょうか?
.
キリヤを解放して目的を達成したフレデリカは何を目指すのでしょうね?
彼女の決断が楽しみです。
戦場に復帰したグレーテが自分用に新型を開発したりするのでしょうか?
反抗作戦に従事するシン達の為の新型を開発したりするのでしょうか?
彼女の活躍も楽しみです。
.
レーナも共和国の残党を率いて生き残ってきたので相当に技量を上げていそうです。
連邦に参加してからのシン達も技量を上げているようなので楽しみですね。
レギオン支配域への反抗作戦に従事する事になるようなので大変でしょうが彼らならば生き残れそうです。
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AmazonLink: 86―エイティシックス―Ep.3 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈下〉 (電撃文庫)
発行日:2017/12/9
著者:安里アサト
イラスト:しらび
ISBN:978-4-04-893397-1
レギオンに成ってしまった兄を倒す事を目的に生きてきたシンは抜け殻のようになっていました。
生きる目的が無くなってしまった彼は戦場で死のうと考えていたようです。
そんな時にレギオンが大攻勢を仕掛けて来ました。
連邦軍は大打撃を受けてしまいます。
シンからレギオンの大攻勢があると助言を受けたレーナは生き残る為に行動を始めます。
しかしサンマグノリア共和国軍の上層部はレーナの発した警告を受け入れてはくれませんでした。
レーナは生き残りをかけてこれまで迫害を加えていたエイティシックスに助力を乞う事にしたようです。
生き残ってる彼らを指揮してレギオンに抵抗していたようです。
シンの警告通りにレギオンが大攻勢をかけてきました。
レギオンは超長射程のレールガン型のレギオンを持ち出してきました。
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レールガンの射程距離内にギアーテ連邦、ロア=グレキア連合王国、ヴァルト盟約同盟の都市が入っていました。
このままでは祖国を蹂躙されてしまう三国は連合軍を結成してレールガン型を打倒する事になりました。
この段階ではサンマグノリア共和国は国防を担っている城壁(グラン・ミュール)を破壊されて滅んだと認識されていました。
シンたちの養父であるエルンスト暫定大統領はエイティシックスを後方に下げようとしたかったようですがシンに断られてしまいます。
フレデリカもシンが死に急いでいると心配になったようです。
シンと口論になってしまいました。
フレデリカには彼女の騎士だったキリヤをレギオンから解放するとの目的がありました。
フレデリカには見知った者の過去が見える異能があります。
シンはギアーテ帝国の貴族の家柄で異能を産む家計に生まれたようです。
生きる目的に困っているシンはフレデリカの願いを叶える事を生きる目的にしていました。
フレデリカとしてはそれを言い訳にして死に急いでいる様に見えたようです。
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連合軍の作戦は酷いモノでした。
彼らには超長距離からレールガン型を破壊する兵器が存在しませんでした。
そこでレールガン型に接近して近接戦闘で破壊する事になります。
近接戦闘を試みる部隊にシンの率いる部隊が選ばれました。
普通ならば逃げ出したくなる任務ですがシン達は拒みません。
喜んではいないけど拒んでもいませんでした。
この様なエイティシックスの心情は連邦の人々には理解できないようです。
後方で安穏とした生活を提示されたのに最前線に志願した彼らの生きざまは理解し難かったようです。
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シンは帰還の可能性が薄い任務なのでフレデリカを後方に置いて行く事にします。
しかし喧嘩中でシンが心配なフレデリカはファイドのコンテナに隠れて付いてきてしまいます!!
彼女結構根性あるよね。
いつまでも隠れている事はできませんでした。
見つかってしまったフレデリカは猫の鳴きまねをして誤魔化そうとしていました。
仲間たちからは馬鹿かーと怒鳴られています。
間抜けな感じがとても可愛かったです。
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最前線までシン達を運んでくれたのはグレーテでした。
彼女はシン達の所属するノルトリヒト戦隊の指揮官です。
彼女もシン達を最前線に送り出す事には反対でした。
彼女には子供を前線に送り込むのは間違っているとの考えがあります。
シンと言い争う事になってしまいました。
グレーテは自身の持っている正義感からシン達を後方に置いておきたいと主張します。
しかしシンたちには可哀想な自分たちへの同情から後方に置いておこうとしていると捉えられてしまいます。
シン達エイティシックスの面々は死ぬまで戦うとの矜持だけを持っていました。
それを否定されたと思ったようです。
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シン達はまさかグレーテが輸送機のパイロットとして同行するとは思っていなかったようです。
一様に驚いていました。
彼女が危機的状況で持ち出す輸送機なので真っ当な機体ではありませんでした。
ステルス機能が搭載されている超低空を飛ぶ輸送機でした。
彼女の作り出すものは、その悉くが真面な物では無いよね。
レギオンとの戦争が始まり制空権が抑えられてしまったので人類側は飛行機を使えない状態に陥っています。
ですので輸送機を操縦できるパイロットが自分以外に居ないとの理由で彼女がパイロットになったそうです。
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シン達をレールガン型の元まで送り届ける為に連合軍は大規模な囮作戦を展開していました。
そのお陰で途中までは敵に遭遇する事も無く飛行できたのですが目的地までは行けませんでした。
発見されて攻撃を受けてしまいます。
輸送機は高速飛行性能を追求した機体だったので迎撃戦は出来ません。
シン達を空中降下する事になってしまいます。
グレーテが流石だなと思えたのは空挺降下の可能性を考慮していた事ですね。
シン達を無事に落としたグレーテ機は墜落してしまいました。
彼女の安否は不明ですがシン達は目的地を目指して行軍を始めています。
ここで色々と後悔したりと泣き言いったりしないのがエイティシックスですね。
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行軍するのはレギオンの支配地域なので遭遇戦が始まってしまいます。
ここでベルノルト達が囮としてレギオンを引き付ける事になります。
シン達エイティシックスの五人が目的地に向かう事になりました。
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シン達が行軍している間に後方では生き乗りの部隊が集結していました。
そこにはグレーテとベルノルト達の姿がありました。
凄い事に彼らは誰も欠けることなく生き残っていました。
グレーテの凄さが分かりましたね。
単独で敵地に残されたのですが彼女は逃げ延びていました。
乗っていた機体はボロボロでしたが彼女自身は負傷していませんでした。
彼女がやり手の操縦者だったことが判明します。
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シン達はレギオンとの戦闘を回避しながら行軍していました。
フレデリカは連邦の勢力圏から出た事は初めてのようです。
周囲に広がる緑の森に感激していました。
行軍中の彼女は見るモノすべてが新しいモノで感動していました。
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フレデリカは消去法でライデンの乗っている機体に相乗りする事になります。
フレデリカはライデンの膝の上に乗っていたそうです。
ライデンの野郎は美少女を膝の上に乗っけてたって事になるよ。
何と羨ましい。
しかしライデンはシン達には見られたくない姿だなと感じています。
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フレデリカとライデンはシンの様子がおかしい事について話し合っていました。
これまでのシンは戦闘中でも周りの仲間の様子を見逃す事はありませんでした。
しかし今回のシンは周りが見えなくなっているようです。
シンの危うさを感じてライデンがシンを問い詰める事になります。
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ライデンはシンが死に急いでいるのではないかと彼を咎めます。
目的だったレギオンに捕獲された兄の脳を解放した事で目的を失っていると指摘しています。
ライデンは生き残る事を決めているようです。
まだ彼自身にも目的は定まっていないようですが死にたいとは思っていません。
ライデンはシンに生きていても良いんだと言って諭します。
しかしシンは納得が出来ないようです。
言い争いになってしまいます。
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この熱い男同士の言い争いを覗いている面々が居ました。
クレナ、セオ、アンジュ、フレデリカが覗き見していました。
セオは男同士の熱い語らいに自分が参加できないのが口惜しいようです。
アンジェがシンとライデンの付き合いは長いからとセオを慰めています。
シンの事を心配しているのは彼らも同じでした。
クレナはシンの事が好きなのでとても心配している様子です。
ここでクレナがシンの事が好きだって事実がバレてしまいます。
と言ってもクレナの態度が分かり易過ぎて仲間内では周知の事実になっていました。
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クレナはシンにもバレているのかと心配になっています。
とっても可愛い反応でした。
しかしフレデリカが残酷な真実を告げてしまいます。
容赦がありませんね。
まあフレデリカはお子様なので恋愛的な機微は理解できていないのでしょうね。
フレデリカはシンはクレナの事を手の掛かる妹のように思っている。
恋愛対象として見られていないぞと告げてしまいました!!
可哀想なクレナは魂が抜けたようになっています。
しかし彼女は自分はシンに仲間として必要とされていると言って再起動しました。
クレナは打たれ強いですね、めげていませんよ。
まだ敗北を認めたようでは無いようです。
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レギオンの間でもシンの存在は問題視されていました。
自分たちの建てた綿密な攻撃計画を事前に察知していると思われる采配で回避されたので警戒しているようです。
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シン達はレールガン型が巨大な砲身を交換する作業中に接敵する事に成功しました。
しかしここで予想外の反撃を受ける事になってしまいます。
レールガン型に搭載されている人間の脳はキリヤのモノでした。
キリヤはスペアの機体に自身の魂的な機能(脳だろうね)を移し替えて攻撃してきました。
シン達は撃てないと思っていたレールガンの砲撃に晒される事になってしまいます。
キリヤはシン達を仕留めたと判断しました。
上官機にシン達を倒したと報告しています。
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キリヤは上官機の指示に従い次の作戦目標地点まで移動することになります。
途中でシン達が生存しているとの報告を受けますがそれを上官機に知らせる事をしませんでした。
最初の戦闘でキリヤはシンがノウゼンの血筋だと理解しました。
自分の血族を自分の手で殺そうと考えたようです。
背信行為なのですがレギオンに取りこまれても人間的な部分が残されていると分かる一面でした。
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シン達はフレデリカの忠告でキリヤの砲撃を察知できました。
シンはフレデリカを連れてきたのは正解だったと冷たい感想を抱いています。
シン達は目的の一つである高速鉄道を占拠する事に成功しました。
しかしキリヤを破壊できていないので追いかける事にします。
後続を待っている時間が惜しいので直ぐに追撃する事になりました。
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追撃中もレギオンとの接触を回避しながらの隠密行動となっています。
途中には放棄された街などがありフレデリカが珍しさに喜んでいました。
行軍中にフレデリカが海を見てみたいと言い出します。
シン以外の仲間が会話に参加してきて盛り上がっています。
しかしシンは会話に入ってくる事はありませんでした。
パーティーメンバーはシンが悩みを相談してくれない事を悲しく思っています。
しかしこれまで自分たちもシンに頼り過ぎていたと自覚しているのでシンに文句を言う事もできません。
何となくいやーな雰囲気に包まれるなかレギオンと接敵する事になってしまいます。
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最初にアンジェの機体が攻撃の余波で崖下に落下してしまいます。
機体は行動可能でしたがシン達と合流する事が困難になってしまいます。
アンジェは自分はそこに留まり砲撃戦を展開する事を決めます。
次に囲まれてしまったのでセオが囮として残る事になります。
シン、ライデン、クレナがキリヤの元に向かう事になります。
しかし途中で敵の砲撃を受ける事になってしまいます。
ここで射撃の得意なクレナは自分が残って砲撃戦を展開すると言い出します。
シンはそんな彼女に「頼む」と告げて先を急ぐ事になります。
シンに頼まれたクレナは嬉しそうにしていました。
シンに必要とされていると感じられて嬉しさと誇らしさを感じているようです。
危機的状況ですがクレナが健気な反応を示しています。
こりゃ死ねねーぜ。
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ライデンとシンだけになってしまいます。
しかしライデンは砲撃を受けて負傷してしまいました。
フレデリカをファイドに乗せ換える事になります。
シンは自分がやられたらフレデリカを連れて離脱しろとファイドに命じています。
フレデリカは「死ぬなよ」と言ってシンを送り出しました。
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キリヤは自分に追いついたシンの存在に歓喜しています。
キリヤはシンを自分の手で殺したいと考えていました。
自分のように死んでからもレギオンに捕獲されて使われるのを防いでやろうと考えたのでしょうか?
シンとキリヤの死闘が始まります。
シンはレギンレイヴを巧みに操りキリヤに接近しようとしていました。
恐ろしく巧みな操縦でキリヤに近づいて行きます。
しかしキリヤには奥の手がありました。
シンはキリヤの攻撃で撃墜されそうになっています。
それを助けたのは予想外の人物でした。
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キリヤの次の攻撃目標は共和国の領土だったようです。
共和国の生き残りの軍隊が砲撃支援を行ってくれます。
お陰でシンは窮地を脱する事が出来ました。
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シンとキリヤの攻防が行われているところにフレデリカの一撃が響き渡ります。
フレデリカはシンに借りた共和国製の拳銃を撃ちました。
銃声が響き渡ります。
キリヤはフレデリカの姿を視認して一瞬動きが止まってしまいます。
その隙にシンがキリヤに取りつきました。
フレデリカにキリヤが搭載されている場所を聞いて砲撃しました。
キリヤは最後に仕えるべき姫の姿を見られました。
シンはもう消えても良いと告げて引き金を引きました。
またも悲しい役目を負ってしまいましたね。
キリヤは最後の瞬間に敬愛するフレデリカに再会できて満足しながら逝けたのでしょうか?
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シンはキリヤと刺し違えるつもりで戦っていました。
またしても一人取り残される事になってしまいます。
生き残ったのだから、もう少し喜んでも良いと思うのですが放心しています。
そこにフレデリカがやってきて借りていた拳銃を返してきます。
しかし戦闘で拳銃は壊れていました。
それを見たシンは拳銃を捨ててしまいます。
これにはフレデリカが慌てていました。
シンはこれまでの戦いで死に掛けの仲間を介錯する時にこの拳銃を使っていました。
それを知っているフレデリカはもう少し大切にしても良いだろうと咎めています。
フレデリカはファイドに拳銃の捜索を命じますがシンが止めます。
シンは他のレギオンが動き出したので急いで逃げる必要があると言い出します。
フレデリカをコックピットに乗せて出発しようとしている時に意外な人物が姿を見せました。
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やって来たのは共和国軍残党の司令官でした。
彼女の制服には大尉の階級章が付いています。
呼び掛けてきた彼女にシンは応答する事にします。
階級章が大尉だったのでこの段階では彼女がレーナだとは気が付きませんでした。
お互いに所属を名乗り合い助成に感謝しています。
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シンは共和国の生き残りだと言った彼女の事を自分たちと一緒に来ないかと誘います。
しかし彼女はそれを拒みました。
彼女は自分の指揮下で戦っている仲間が居るので共和国に残り戦闘を続けると言っています。
シンは勝てる見込みも無いのに無駄な事だと冷たく告げます。
すると彼女が怒り始めてしまいます。
シンは彼女の矜持を傷付けてしまいました。
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彼女は且つて生き残り戦い続けて後を追いかけると約束した仲間が居たと告げます。
彼等の元に追いつく為に戦い続けると告げた彼女の発言でシンは彼女がレーナだと気が付いたようです。
見知った人間の過去を見られるフレデリカにはシンとレーナの関係がバレてしまいます。
シンはレーナに自分の姿を晒す事をしませんでした。
フレデリカに理由を聞かれたシンはレーナが目指している場所が目的を失って彷徨っている自分では申し訳ないと言っています。
ここにきてシンに生きる目的ができました。
シンは後から追いかけてくるレーナに素敵な場所を見せたいとの願いを持つ事になりました。
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シンとレーナが話している間にレギオンが集まってきてしまいます。
ここで連邦軍の回収部隊が追いついてきました。
連邦軍は共和国軍とは違いエイティシックスのシン達を見捨てませんでした。
参謀はシンの異能がレギオンに捕獲されて手強いレギオンに成られては困ると悪ぶっていましたが彼らを救いたいと本音では思っていたようです。
やって来た連邦軍の砲撃で付近のレギオンは吹き飛ばされていました。
レーナは連邦軍の部隊に回収される事になります。
素直に持っていた武器を渡してしまうレーナの迂闊さをコックピットで見ていたシンは呆れていました。
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暫定大統領のエルンストからの通信が入ってきました。
彼はシンの部隊が全員無事だったと教えてくれます。
最初に仲間の無事を確認しないシンにエルンストは呆れています。
クレナは戦闘中にレイドデバイスが故障してしまいシンとだけ通信が出来なくなっていたそうです。
シンが死んだと思い込んでワンワン泣いていたそうですよ。
仲間にからかわれたクレナは「泣いてないもん!」と可愛い抗議をしていました。
シンが彼女の想いに応える日は来るのでしょうか?
今のところその可能性は低そうです。
勝手にシン達に同行したフレデリカは帰ってからエルンストからお仕置きされる事になりました。
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エルンストは共和国の生き残りを救出する作戦を行う事を決めます。
共和国の生き残りは連邦に救出される事になりました。
シン達エイティシックスを作り出して自分たちは安全圏に隠れていた最低の人間たちですが見過ごすこは連邦の掲げる正義に反するそうです。
救出されたエイティシックスたちはシン達と同様に志願兵として連邦軍に参加する事になります。
戦場でしか生きられないエイティシックスを作り出してしまった共和国の市民の業は深いよねー。
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連合軍は作戦目標だったレールガン型の破壊と高速鉄道の跡地の支配に成功しました。
しかし受けた損害は予想以上に大きかったようです。
連邦は人的資源の枯渇が見えてきてしまいます。
このままではレギオンを掃討する前に連邦が滅んでしまいます。
そこで連邦は反抗作戦に出る事になりました。
反抗作戦を行うのはシン達エイティシックスの少年兵です。
それを指揮する指揮官にレーナが就く事になったようです。
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シンは束の間の休暇を過ごす事になります。
首都にある墓地を訪れてユージンの墓参りをしていました。
シンはユージンの墓に語り掛けています。
シンには新たな目的が出来ました。
シンはレーナに彼女が見た事のない場所を見せる為に戦い続ける事を決めています。
こう聞くとシンはレーナに惚れている感じがしますがどうなんでしょうね?
帰ろうとするシンに声を掛けてくる少女が居ました。
彼女はユージンの妹のニーナでした。
ユージンの死を受け入れられない彼女はどうして助けてくれなかったの?と書いた手紙をシンに出していました。
そんな彼女も時間とともにシンの事を許せるようになったようです。
後姿のシンに向かって「ありがとうございました」と声を掛けてくれました。
シンは多少は救われたのでしょうか?
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新しい部隊の結成式だろうか?
シンとレーナは再会を果たす事になります。
シンはレーナの生存を知っていましたがレーナはシンの生存を知りませんから驚いています。
もっともシンとレーナは初めて生で対面する事になったのですが。
そう考えるとレイドデバイスとはおかしな装置だよね。
デバイスを介して何度も会話を重ねていてお互いに相手の人となりをそれなりに理解しているのに初対面です。
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嬉しくてレーナは泣きそうになっています。
が我慢していますよ、泣かないように堪えています、とっても可愛い反応ですね。
シンはしれっと「また死に損ないました」と言っています。
レーナはずっとシン達を追いかけていたと告げます。
そして「追いつきましたよ」「これからは―わたしも、一緒に戦います」と告げました。
レーナはようやく言いたかった事が言えましたね。
頑張った甲斐があったね。
シンとレーナの関係がどうなって行くのか楽しみですね。
シンはレーナの事を認めているので面白い事になりそうです。
そこにクレナが絡んでくる事はあるのでしょうか?
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キリヤを解放して目的を達成したフレデリカは何を目指すのでしょうね?
彼女の決断が楽しみです。
戦場に復帰したグレーテが自分用に新型を開発したりするのでしょうか?
反抗作戦に従事するシン達の為の新型を開発したりするのでしょうか?
彼女の活躍も楽しみです。
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レーナも共和国の残党を率いて生き残ってきたので相当に技量を上げていそうです。
連邦に参加してからのシン達も技量を上げているようなので楽しみですね。
レギオン支配域への反抗作戦に従事する事になるようなので大変でしょうが彼らならば生き残れそうです。
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成分 | 美少女 | 正義 | 非道 | 友情 | 敵 | ラッキースケベ |
評価 | AAA | A | B | AAA | AAA | C |
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