ラノベの感想) 中古でも恋がしたい! 第11巻 (GA文庫)
レーベル:GA文庫
発行日:2017/12/31
著者:田尾典丈
イラスト:ReDrop
ISBN:978-4-7973-9419-1
雰囲気:チョコレート、和解、エロゲ的イベント
修学旅行から帰ってきた清一と古都子は聖美に呼ばれて清一の家に向かいます。
そこで清一は聖美の作ったチョコレートを食べました。
壮絶に不味く清一は意識を失い幼い頃の記憶を思い出しています。
当時の聖美は兄の清一に構って欲しくて仕方ない可愛い妹のでした。
二人でおままごとをしていて聖美が凄い事言ってます。
「おかえりなさい、あなた。きょうはごはんにする?おふろにする?それとも、あたし?」
当時の清一は意味が分からないで困惑していました。
聖美も意味は解っていないようでした、まあ幼稚園児だったようですから分からないよね。
意識を取り戻した清一は、おぞましい夢を見ていたと感じています。
今の二人の冷戦関係を考えると確かにおぞましいね。
.
清一の家には才谷も来ていて彼は意識を失っていました。
彼も聖美の作ったチョコレートを無理やり食べさせられたようです。
古都子は聖美の調理あとを片付けようとしますが清一に断られています。
聖美がバレンタインの時期にチョコレートを作るのは恒例のようです。
そして清一と父親が試食して被害に遭うまでが恒例行事となっていました。
古都子も聖美が作ったチョコレートを食べてみたのですが彼女でも知識を失いそうになっていました。
.
古都子は聖美に料理を教えた事があり、その時にレシピ通りに作れば問題は起こらないと教えたそうです。
聖美に教えが伝わっていないと知り悲しそうにしていました。
聖美が不味くて危険なチョコレートを作り、それを清一と父親が食べるのか恒例になっていると知らされて心配になっています。
清一は毎年の事で慣れているので心配ないと答えていました。
清一は家族以外に被害が出なければそれで問題は無いと考えていました。
しかし今回、才谷が被害にあった事で少なからず違和感を抱いていました。
.
翌週登校すると教室で外崎が失神していました。
清一と古都子が登校すると班員探しが始まってしまいます。
みんなで騒いでいると外崎が目を覚まして清一の事を指さしました。
清一は犯人として指摘されてしまいます。
彼には全く覚えがありませんでした。
.
外崎から話を聞くと聖美にチョコレートを貰ったそうです。
可愛い女の子から手作りチョコレートを貰えたので喜んで食べたそうですよ。
まあ清一の妹とはいえ聖美は可愛いので当然の反応ですね。
そして死にかけたようです。
外崎も清一や才谷と同じ様に舌が痛いと感想を漏らしていました。
この時点で既に聖美のチョコレート作りは方法が間違っているようでした。
以降も才谷、外崎、清一へのチョコレート爆弾の投下は続きました。
昨日よりも美味しくなっている筈と言って渡して来るチョコレートを食べてあげる外崎は漢ですね。
遂に耐えられなくなった才谷と外崎から聖美のチョコレート爆弾を何とかして欲しいとお願いされる事になります。
清一としても聖美の被害が家庭外に出るのは不味いと考え対策に乗り出す事になりました。
.
古都子、初芝、イブが個別にチョコレートを作る理由を聞いてくれたのですが確信は得られませんでした。
古都子は聖美から直接理由を教えて貰えましたが、清一には内緒にすることになります。
古都子は徳子さんの妹なので同じ妹同士として聖美の心境が理解できたそうです。
古都子は聖美に肩入れする事になります。
.
古都子はデート一回で聖美に理由を聞きに行く事を引き受けてくれました。
清一は古都子に連れられて洋服を買いに行く事になります。
古都子のファッションショーが始まりました。
とっても似合っていて可愛かったようですけどファッションに無関心な清一の反応は希薄でした。
古都子は清一の事もオシャレに着飾りたいようです。
彼に色々と洋服を勧めています。
古都子が段々と彼女面するようになってきていますね。
清一は勧められる洋服の値段をエロゲーが何本買えるかな?と換算していました。
.
初芝はタダで引き受けてくれます。
しかし彼女でも聖美から真意を聞き出す事はできませんでした。
.
イブは聖美の真意に迫る事が出来ました。
イブは聖美と、清一に昔を思い出せたら真意を教えるとの勝負をする事になります。
古都子はイブと聖美が昔の清一の事を話している姿に嫉妬していました。
転校生ポジションのイブがなんで幼馴染ポジションまだ被っているのだ、グヌヌヌと悔しそうにしています。
古都子の思考が清一のようなエロゲー思考に染まっています。
もう立派なエロゲーマーですね。
.
イブは清一に昔を思い出してもらう為にイメージチェンジを図ってきました。
彼女は髪を黒く染めて黒髪ロングの大和撫子に変身して登校してきました。
教室は、あの美少女はだれだ?と騒然となってしまいます。
清一、西羽良、大原先生以外は彼女がイブだと気が付きませんでした。
清一がイブだと指摘すると「えー」との悲鳴が響き渡りました。
.
イブは完璧美少女(パーフェクトヒロイン)に化けていました。
清一は初恋の美少女の成長した姿を見て気恥ずかしくなっています。
イブルートに入ってもおかしくない破壊力のあるイベントだったのですが清一は固くなでした。
古都子はイブに対抗心を燃やしています、「ヤロウ・・・その手で来たか」
.
イブは清一を思い出の場所に連れて行きます。
そこはアコに仕掛けられたラブレター騒動の発生した公園でした。
そこでイブは清一に告白をしてきました。
これが大和撫子による正統派の告白だったんだよねー。
清一は嬉しいと思っているようですが過去には戻れないと言ってイブの告白を拒否しています。
清一はイブの想いに誠実に対応していますね。
適当な事は言えないそうですよ。
昔のイブを好きになれないと言った清一の言葉に彼女は納得したようですよ。
少し寂しだけど嬉しそうな顔をしていました。
清一は現在のイブならば好きになる可能性はあるって意味を持たせたのでしょうか?
.
家に戻ると玄関で仁王立ちの聖美が待っていました。
清一の仲間が聖美に清一をどう思っているのか聞いて来るのが鬱陶しいようです。
二人は口喧嘩を始めてしまい、危く言っては不味い発言をするところまでエキサイトしてしまいます。
そこへ桐子さんがやって来て事なきを得る事になります。
聖美も清一に嫌われたい訳では無い事が分かりますね。
.
清一は桐子と両親に聖美の事を聞くことにします。
清一が改まって両親に話があると切り出したので母親は古都子と結婚したいと言い出すと思たそうです。
母親は清一が古都子と結婚するものだと思っているようですね。
清一は外堀を埋められてしまったようです。
古都子の通い妻作戦は上手くいっているように思われます。
.
清一がアコの罠に嵌り死にかけた時に聖美は清一を探しに行って風邪を引いたそうです。
病院に運び込まれた清一を心配した両親は家に風邪で寝ている聖美を残して病院に向かったそうです。
桐子さんは学校に乗り込んで暴れようとしていたので警察のご厄介になっていたそうです。
清一は聖美が自分を探しに行った事は知らなかったようです。
意外感と共に聖美の心情を把握する足掛かりとなったようです。
.
翌日イブは元通りになってしまいます。
これにはクラスの男子から悲鳴が上がっていました。
清一にイブに黒髪ロングを辞めない様にお願いしろと言ってきましたよ。
清一は黒髪ロングのイブは初恋の少女だったイブを思い出させて恥ずかしいのでイブにお願いする事はありませんでした。
少し持ったいない感じがしますね。
.
イブが小学生の頃、聖美と一緒に遊んでいた時の事を思い出します。
清一が席を外した時に清一の友達が清一の事を褒めたそうです。
言われた聖美は、清一の凄さは一番知っていると強く言い返したそうですよ?
清一は意外感に包まれています。
イブが思い出した事なので彼女の勘違いかも?と思ったようです。
イブに勧められてアコに電話して確認する事にします。
清一から電話を貰ったアコは警戒していました。
アコはイブが思い出した話は本当だと教えてくれます。
.
古都子が徳子さんと比較されて辛かったと教えてくれます。
古都子が聖美が言っていた事を教えてくれます。
聖美は『勝ち逃げはズルい』と言っていたそうです。
聖美は優秀だった清一と比較されて辛かったんだと彼女の真意を掴む事ができました。
清一は聖美との関係修復に向けて動く事になります。
聖美に対して勝負を申し込む事になりました。
清一はチョコレート作りで聖美と戦う事になります。
.
聖美を勝負に引っ張り出す為に負けた場合は家を出て1人暮らしをする・・・
学校も転校するとの条件を提示しました。
清一の挑発に聖美は目を吊り上げていきり立っています。
お互いに助っ人がつく事になりました。
聖美には古都子が清一には初芝は助っ人につく事になります。
.
聖美が勝った場合、清一は転校して一人暮らしをする事になります。
古都子は学校で会えなくなるが、押しかけ妻になってやる。
通い妻に成れるのではないか?と考えて獰猛な笑みを浮かべていました。
古都子は聖美にあらゆる技術を叩き込む事を決意しています。
.
清一と初芝はチョコレート専門店に材料を買いに向かいました。
まるでデートの様ですよ。
そこは沢山のチョコレートが売っていました。
清一の金銭感覚からはお高いそうですが初芝は安いと言っています。
次に作るチョコレートの方向性を決める為にチョコレートが美味しい喫茶店に向かいます。
凄くデートっぽいです、初芝は楽しそうにしていますね。
清一は男子だけでは入りにくい店だと緊張していました。
初芝とのデート状態には緊張していない感じですね、彼女も清一の近くに居る事に馴染んでいるようです。
そこで清一はチョコレートの方向性を決めています。
.
お互いに自宅では練習しないことになったので聖美は古都子の家、清一は初芝の家に向かいます。
初めて初芝の自宅に向かう清一は緊張していました。
初めて女の子の自宅に行くドキドキ感ではなく、どんな豪邸が出てくるのか緊張していました。
案内されたのは高級住宅街にある一軒家でした。
清一が予想していた豪邸ではないですがいい雰囲気の住みやすそうな家でした。
ここでも清一はエロゲーに出てきそうな家だと感じています。
そして、此処に住みたいかもと感じていました。
.
両親は不在で家には清一と初芝の二人きりだと言われて清一は不安になっています。
清一は初芝に襲われると思ったようですよ。
彼女の積極性が怖すぎると吐露しています。
普通は台詞が逆だよと言われてしまいますね。
.
着替えに向かった初芝を待つ間に清一はキッチンに食材を並べます。
ここでエロゲー的なイベントが発生しました。
そうです、お約束ですね、裸エプロンで初芝は登場しました。
清一は本気でビビったようですね。
「お前までエロゲイベントをしてくるのか!」と叫んでいます。
その場で初芝が回転します。
清一は初芝のお尻が見えちゃうと焦っていました・・・
期待したのかな?まあ初芝の生尻なら当然見たいよね!!
が、残念でしたー・・・背中側には短パンとシャツが見えました!!
まあ、ざまーみろだよね、家で二人きっりの時に裸エプロンなんて許されないよ。
外崎じゃないが、ザマーミロと言いたいね。
.
初芝は清一をからかったようですね。
それとも家で二人っきりなのは彼女にとっても緊張する場面だったのでしょうか?
その為に茶化して雰囲気を明るくしようと思ったのかも知れないね。
だとすると初芝も結構ヘタレなのかも知れないよ。
大チャンスだったのですが関係性を進展させる事はできませんでした。
積極的な発言は多いですが、まだまだ清一を押し倒す覚悟はできていないようですね。
初芝は、いきなり裸エプロンをするほど恥知らずじゃないと言っていますが、清一は疑わし気です。
意外と彼女の評価が低いような?初芝の事を痴女だと思っている節があるよ。
.
初芝の指導が始まるのですが清一は彼女がスパルタの鬼教官だってことを失念していました。
清一は彼女から厳しい指導を受ける事になりました。
そのお陰で清一は満足のいくチョコレートを作れるようになりました。
.
バレンタイン当日になります。
初芝はクラスの男子に義理チョコを配っています。
これが女神が信者に施しを与える様な感じになっています。
彼女はピンポン玉よりも一回り小さい手作りチョコを渡していました。
しかしここに知られなかった悲劇が混ざっています。
初芝の義理チョコ制作を清一が手伝ったそうです。
貰った男子生徒は狂喜乱舞していましたが、その中には数パーセント清一が手伝った部分も含まれているそうです。
それを知ったらガッカリするだろうねー、まあ教える事は無かったけどね。
初芝は合理的だよね・・・彼女の恐ろしさが感じられる一面でした。
.
三賀本くんは彼女の細絵からチョコレートを貰ったので初芝の義理チョコは貰えませんでした。
ちょっと悲しそうな顔をして細絵に怖い笑顔を向けられています。
この二人はうまくいっているようですよ。
.
放課後となり清一と聖美のチョコレート対決が始まります。
場所は家庭科室を借りる事になりました。
顔の広い聖美は料理部の部長さんと知り合いでした。
部長さんは勝負事が好きなようです、ノリノリで勝負を仕切ってくれました。
.
判定役は外崎、才谷、イブが担当する事になっています。
どちらが作ったチョコレートなのか知らせない為に三人は隣の教室で待つ事になりました。
古都子と初芝の代理戦争を兼ねたチョコレート作りが始まりました。
お互いに至って順調に制作が進みます。
.
出来上がったチョコレートを料理部員(これは聖美の友達ね)が運び込みます。
隣の部屋では変化が起こっていました。
美味しい匂いを嗅ぎつけた元生徒会長の八百谷が審査員席に座ってますね。
外崎は実力行使にあったのか審査員の座を八百谷に奪われていました。
壁際に立ち寂しそうにしています。
.
ここで八百谷の美少女好きが炸裂しています。
彼女は片方のチョコレートを作ったのが清一だと知っています。
男が大嫌いな彼女なのですが聖美の手作りチョコレートが食べられるのならば清一の手作りチョコレートを食べる事も厭わないそうですよ。
全くブレナイ彼女の美少女好きには敬意を抱くしかないですね。
.
清一が作ったのは生チョコ&カフェモカセットです。
これは好評でした。
清一は自信があったので満足そうです。
.
聖美の作ったのはフォンダン・オ・ショコラでした。
こっちも好評を得ています。
聖美も自信があったようです満足そうにしています。
.
判定に入り、八百谷は聖美、イブは清一の作ったチョコレートを推しました。
三人目の才谷の判定で勝負の行方が決まります。
彼は最後まで悩みぬいています・・・彼は両方を推す事になりました。
勝負は引き分けとなってしまいます。
.
清一は納得しましたが聖美は納得できないようです。
才谷の判定に文句を言っています。
彼女は才谷には容赦ないですね。
ハッキリしない態度を取っているからクラスでどっちも生えてないって言われるのよ!と文句を言っています。
それでも才谷にはどちらかを選ぶ事は出来ませんでした。
憤っている聖美を宥めたのは八百谷でした。
彼女は相手の作ったモノを食べてみれば結果に納得できると言い出します。
聖美と清一は相手の作ったモノを試食する事になります。
.
お互いに相手の作ったチョコレートが素晴らしいと認める事になります。
しかし聖美は引き分けでは納得できないようです。
清一は今回は引き分けでも良いと考えています。
清一も決着がつかなかった事を悔やんでいると知り聖美は満足したようです。
清一はまた別な勝負をすれば良いだろと言って再戦の機会を作ろうと考えている事を知らせます。
聖美は乗ってきましたね。
いずれ何かで勝負する事になったようですよ。
.
古都子が目的は果たせたか?と問いかけると、聖美は小声で本心を吐露しました。
「・・・ようやく、お兄ちゃんに認められたから」と言ってますね、嬉しそうにしていますよ。
清一には聞き取れなかったようですよ、何て言ったんだ、と問い返しキレられます。
「何も言ってないわよ。うっさい、どーてー!」言動は変わりませんがトゲは無くなりました。
聖美はツンデレに近い状態になったようですよ。
彼女は清一に認められたかったようです、可愛いところがあるじゃないですか。
.
清一は古都子、初芝、イブからバレンタインのチョコレートを貰う事になります。
ハートにLOVEとか書いてあったらどうしようと思ってましたが三人のくれたチョコは味で勝負と言わんばかりの質実剛健な一口チョコでした。
清一の好みが把握できている感じですね。
どれも美味しかったそうですよ。
イブと古都子からホワイトデーのお返しを期待していると言われています。
古都子は「三倍返しな」と嬉しそうですね。
清一は何を返すのでしょうね?
.
もうすぐ二年生も終わりだね、とシンミリしています。
新学期になると最上級生になり新入生が入ってきます。
部活に入部希望者がやって来るかもって話になっています。
元々古都子の悪い噂を払拭する為に設立した部活です。
清一は部活をどうするのかを含めて関係性を見直さなければと考えています。
どうなるのでしょうね?
.
既に清一は古都子の手料理を食べるのがデフォルトになっているようです。
昼食は彼女のお弁当だし、家の冷蔵庫には古都子が作り置きした料理が置かれているそうですよ。
これは彼女から離れられないんじゃないの?
清一はやはり古都子に落される事になるのでしょうか?
それとも初芝かイブが逆転するのでしょうか?
関係性が好転した聖美が清一をサポートする事はあるのだろうか?
聖美は古都子派なのでしょうか?
今回のチョコレート作りで聖美は古都子の事を師匠と呼ぶようになっています。
古都子有利か?
.
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発行日:2017/12/31
著者:田尾典丈
イラスト:ReDrop
ISBN:978-4-7973-9419-1
雰囲気:チョコレート、和解、エロゲ的イベント
修学旅行から帰ってきた清一と古都子は聖美に呼ばれて清一の家に向かいます。
そこで清一は聖美の作ったチョコレートを食べました。
壮絶に不味く清一は意識を失い幼い頃の記憶を思い出しています。
当時の聖美は兄の清一に構って欲しくて仕方ない可愛い妹のでした。
二人でおままごとをしていて聖美が凄い事言ってます。
「おかえりなさい、あなた。きょうはごはんにする?おふろにする?それとも、あたし?」
当時の清一は意味が分からないで困惑していました。
聖美も意味は解っていないようでした、まあ幼稚園児だったようですから分からないよね。
意識を取り戻した清一は、おぞましい夢を見ていたと感じています。
今の二人の冷戦関係を考えると確かにおぞましいね。
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清一の家には才谷も来ていて彼は意識を失っていました。
彼も聖美の作ったチョコレートを無理やり食べさせられたようです。
古都子は聖美の調理あとを片付けようとしますが清一に断られています。
聖美がバレンタインの時期にチョコレートを作るのは恒例のようです。
そして清一と父親が試食して被害に遭うまでが恒例行事となっていました。
古都子も聖美が作ったチョコレートを食べてみたのですが彼女でも知識を失いそうになっていました。
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古都子は聖美に料理を教えた事があり、その時にレシピ通りに作れば問題は起こらないと教えたそうです。
聖美に教えが伝わっていないと知り悲しそうにしていました。
聖美が不味くて危険なチョコレートを作り、それを清一と父親が食べるのか恒例になっていると知らされて心配になっています。
清一は毎年の事で慣れているので心配ないと答えていました。
清一は家族以外に被害が出なければそれで問題は無いと考えていました。
しかし今回、才谷が被害にあった事で少なからず違和感を抱いていました。
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翌週登校すると教室で外崎が失神していました。
清一と古都子が登校すると班員探しが始まってしまいます。
みんなで騒いでいると外崎が目を覚まして清一の事を指さしました。
清一は犯人として指摘されてしまいます。
彼には全く覚えがありませんでした。
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外崎から話を聞くと聖美にチョコレートを貰ったそうです。
可愛い女の子から手作りチョコレートを貰えたので喜んで食べたそうですよ。
まあ清一の妹とはいえ聖美は可愛いので当然の反応ですね。
そして死にかけたようです。
外崎も清一や才谷と同じ様に舌が痛いと感想を漏らしていました。
この時点で既に聖美のチョコレート作りは方法が間違っているようでした。
以降も才谷、外崎、清一へのチョコレート爆弾の投下は続きました。
昨日よりも美味しくなっている筈と言って渡して来るチョコレートを食べてあげる外崎は漢ですね。
遂に耐えられなくなった才谷と外崎から聖美のチョコレート爆弾を何とかして欲しいとお願いされる事になります。
清一としても聖美の被害が家庭外に出るのは不味いと考え対策に乗り出す事になりました。
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古都子、初芝、イブが個別にチョコレートを作る理由を聞いてくれたのですが確信は得られませんでした。
古都子は聖美から直接理由を教えて貰えましたが、清一には内緒にすることになります。
古都子は徳子さんの妹なので同じ妹同士として聖美の心境が理解できたそうです。
古都子は聖美に肩入れする事になります。
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古都子はデート一回で聖美に理由を聞きに行く事を引き受けてくれました。
清一は古都子に連れられて洋服を買いに行く事になります。
古都子のファッションショーが始まりました。
とっても似合っていて可愛かったようですけどファッションに無関心な清一の反応は希薄でした。
古都子は清一の事もオシャレに着飾りたいようです。
彼に色々と洋服を勧めています。
古都子が段々と彼女面するようになってきていますね。
清一は勧められる洋服の値段をエロゲーが何本買えるかな?と換算していました。
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初芝はタダで引き受けてくれます。
しかし彼女でも聖美から真意を聞き出す事はできませんでした。
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イブは聖美の真意に迫る事が出来ました。
イブは聖美と、清一に昔を思い出せたら真意を教えるとの勝負をする事になります。
古都子はイブと聖美が昔の清一の事を話している姿に嫉妬していました。
転校生ポジションのイブがなんで幼馴染ポジションまだ被っているのだ、グヌヌヌと悔しそうにしています。
古都子の思考が清一のようなエロゲー思考に染まっています。
もう立派なエロゲーマーですね。
.
イブは清一に昔を思い出してもらう為にイメージチェンジを図ってきました。
彼女は髪を黒く染めて黒髪ロングの大和撫子に変身して登校してきました。
教室は、あの美少女はだれだ?と騒然となってしまいます。
清一、西羽良、大原先生以外は彼女がイブだと気が付きませんでした。
清一がイブだと指摘すると「えー」との悲鳴が響き渡りました。
.
イブは完璧美少女(パーフェクトヒロイン)に化けていました。
清一は初恋の美少女の成長した姿を見て気恥ずかしくなっています。
イブルートに入ってもおかしくない破壊力のあるイベントだったのですが清一は固くなでした。
古都子はイブに対抗心を燃やしています、「ヤロウ・・・その手で来たか」
.
イブは清一を思い出の場所に連れて行きます。
そこはアコに仕掛けられたラブレター騒動の発生した公園でした。
そこでイブは清一に告白をしてきました。
これが大和撫子による正統派の告白だったんだよねー。
清一は嬉しいと思っているようですが過去には戻れないと言ってイブの告白を拒否しています。
清一はイブの想いに誠実に対応していますね。
適当な事は言えないそうですよ。
昔のイブを好きになれないと言った清一の言葉に彼女は納得したようですよ。
少し寂しだけど嬉しそうな顔をしていました。
清一は現在のイブならば好きになる可能性はあるって意味を持たせたのでしょうか?
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家に戻ると玄関で仁王立ちの聖美が待っていました。
清一の仲間が聖美に清一をどう思っているのか聞いて来るのが鬱陶しいようです。
二人は口喧嘩を始めてしまい、危く言っては不味い発言をするところまでエキサイトしてしまいます。
そこへ桐子さんがやって来て事なきを得る事になります。
聖美も清一に嫌われたい訳では無い事が分かりますね。
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清一は桐子と両親に聖美の事を聞くことにします。
清一が改まって両親に話があると切り出したので母親は古都子と結婚したいと言い出すと思たそうです。
母親は清一が古都子と結婚するものだと思っているようですね。
清一は外堀を埋められてしまったようです。
古都子の通い妻作戦は上手くいっているように思われます。
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清一がアコの罠に嵌り死にかけた時に聖美は清一を探しに行って風邪を引いたそうです。
病院に運び込まれた清一を心配した両親は家に風邪で寝ている聖美を残して病院に向かったそうです。
桐子さんは学校に乗り込んで暴れようとしていたので警察のご厄介になっていたそうです。
清一は聖美が自分を探しに行った事は知らなかったようです。
意外感と共に聖美の心情を把握する足掛かりとなったようです。
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翌日イブは元通りになってしまいます。
これにはクラスの男子から悲鳴が上がっていました。
清一にイブに黒髪ロングを辞めない様にお願いしろと言ってきましたよ。
清一は黒髪ロングのイブは初恋の少女だったイブを思い出させて恥ずかしいのでイブにお願いする事はありませんでした。
少し持ったいない感じがしますね。
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イブが小学生の頃、聖美と一緒に遊んでいた時の事を思い出します。
清一が席を外した時に清一の友達が清一の事を褒めたそうです。
言われた聖美は、清一の凄さは一番知っていると強く言い返したそうですよ?
清一は意外感に包まれています。
イブが思い出した事なので彼女の勘違いかも?と思ったようです。
イブに勧められてアコに電話して確認する事にします。
清一から電話を貰ったアコは警戒していました。
アコはイブが思い出した話は本当だと教えてくれます。
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古都子が徳子さんと比較されて辛かったと教えてくれます。
古都子が聖美が言っていた事を教えてくれます。
聖美は『勝ち逃げはズルい』と言っていたそうです。
聖美は優秀だった清一と比較されて辛かったんだと彼女の真意を掴む事ができました。
清一は聖美との関係修復に向けて動く事になります。
聖美に対して勝負を申し込む事になりました。
清一はチョコレート作りで聖美と戦う事になります。
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聖美を勝負に引っ張り出す為に負けた場合は家を出て1人暮らしをする・・・
学校も転校するとの条件を提示しました。
清一の挑発に聖美は目を吊り上げていきり立っています。
お互いに助っ人がつく事になりました。
聖美には古都子が清一には初芝は助っ人につく事になります。
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聖美が勝った場合、清一は転校して一人暮らしをする事になります。
古都子は学校で会えなくなるが、押しかけ妻になってやる。
通い妻に成れるのではないか?と考えて獰猛な笑みを浮かべていました。
古都子は聖美にあらゆる技術を叩き込む事を決意しています。
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清一と初芝はチョコレート専門店に材料を買いに向かいました。
まるでデートの様ですよ。
そこは沢山のチョコレートが売っていました。
清一の金銭感覚からはお高いそうですが初芝は安いと言っています。
次に作るチョコレートの方向性を決める為にチョコレートが美味しい喫茶店に向かいます。
凄くデートっぽいです、初芝は楽しそうにしていますね。
清一は男子だけでは入りにくい店だと緊張していました。
初芝とのデート状態には緊張していない感じですね、彼女も清一の近くに居る事に馴染んでいるようです。
そこで清一はチョコレートの方向性を決めています。
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お互いに自宅では練習しないことになったので聖美は古都子の家、清一は初芝の家に向かいます。
初めて初芝の自宅に向かう清一は緊張していました。
初めて女の子の自宅に行くドキドキ感ではなく、どんな豪邸が出てくるのか緊張していました。
案内されたのは高級住宅街にある一軒家でした。
清一が予想していた豪邸ではないですがいい雰囲気の住みやすそうな家でした。
ここでも清一はエロゲーに出てきそうな家だと感じています。
そして、此処に住みたいかもと感じていました。
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両親は不在で家には清一と初芝の二人きりだと言われて清一は不安になっています。
清一は初芝に襲われると思ったようですよ。
彼女の積極性が怖すぎると吐露しています。
普通は台詞が逆だよと言われてしまいますね。
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着替えに向かった初芝を待つ間に清一はキッチンに食材を並べます。
ここでエロゲー的なイベントが発生しました。
そうです、お約束ですね、裸エプロンで初芝は登場しました。
清一は本気でビビったようですね。
「お前までエロゲイベントをしてくるのか!」と叫んでいます。
その場で初芝が回転します。
清一は初芝のお尻が見えちゃうと焦っていました・・・
期待したのかな?まあ初芝の生尻なら当然見たいよね!!
が、残念でしたー・・・背中側には短パンとシャツが見えました!!
まあ、ざまーみろだよね、家で二人きっりの時に裸エプロンなんて許されないよ。
外崎じゃないが、ザマーミロと言いたいね。
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初芝は清一をからかったようですね。
それとも家で二人っきりなのは彼女にとっても緊張する場面だったのでしょうか?
その為に茶化して雰囲気を明るくしようと思ったのかも知れないね。
だとすると初芝も結構ヘタレなのかも知れないよ。
大チャンスだったのですが関係性を進展させる事はできませんでした。
積極的な発言は多いですが、まだまだ清一を押し倒す覚悟はできていないようですね。
初芝は、いきなり裸エプロンをするほど恥知らずじゃないと言っていますが、清一は疑わし気です。
意外と彼女の評価が低いような?初芝の事を痴女だと思っている節があるよ。
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初芝の指導が始まるのですが清一は彼女がスパルタの鬼教官だってことを失念していました。
清一は彼女から厳しい指導を受ける事になりました。
そのお陰で清一は満足のいくチョコレートを作れるようになりました。
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バレンタイン当日になります。
初芝はクラスの男子に義理チョコを配っています。
これが女神が信者に施しを与える様な感じになっています。
彼女はピンポン玉よりも一回り小さい手作りチョコを渡していました。
しかしここに知られなかった悲劇が混ざっています。
初芝の義理チョコ制作を清一が手伝ったそうです。
貰った男子生徒は狂喜乱舞していましたが、その中には数パーセント清一が手伝った部分も含まれているそうです。
それを知ったらガッカリするだろうねー、まあ教える事は無かったけどね。
初芝は合理的だよね・・・彼女の恐ろしさが感じられる一面でした。
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三賀本くんは彼女の細絵からチョコレートを貰ったので初芝の義理チョコは貰えませんでした。
ちょっと悲しそうな顔をして細絵に怖い笑顔を向けられています。
この二人はうまくいっているようですよ。
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放課後となり清一と聖美のチョコレート対決が始まります。
場所は家庭科室を借りる事になりました。
顔の広い聖美は料理部の部長さんと知り合いでした。
部長さんは勝負事が好きなようです、ノリノリで勝負を仕切ってくれました。
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判定役は外崎、才谷、イブが担当する事になっています。
どちらが作ったチョコレートなのか知らせない為に三人は隣の教室で待つ事になりました。
古都子と初芝の代理戦争を兼ねたチョコレート作りが始まりました。
お互いに至って順調に制作が進みます。
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出来上がったチョコレートを料理部員(これは聖美の友達ね)が運び込みます。
隣の部屋では変化が起こっていました。
美味しい匂いを嗅ぎつけた元生徒会長の八百谷が審査員席に座ってますね。
外崎は実力行使にあったのか審査員の座を八百谷に奪われていました。
壁際に立ち寂しそうにしています。
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ここで八百谷の美少女好きが炸裂しています。
彼女は片方のチョコレートを作ったのが清一だと知っています。
男が大嫌いな彼女なのですが聖美の手作りチョコレートが食べられるのならば清一の手作りチョコレートを食べる事も厭わないそうですよ。
全くブレナイ彼女の美少女好きには敬意を抱くしかないですね。
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清一が作ったのは生チョコ&カフェモカセットです。
これは好評でした。
清一は自信があったので満足そうです。
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聖美の作ったのはフォンダン・オ・ショコラでした。
こっちも好評を得ています。
聖美も自信があったようです満足そうにしています。
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判定に入り、八百谷は聖美、イブは清一の作ったチョコレートを推しました。
三人目の才谷の判定で勝負の行方が決まります。
彼は最後まで悩みぬいています・・・彼は両方を推す事になりました。
勝負は引き分けとなってしまいます。
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清一は納得しましたが聖美は納得できないようです。
才谷の判定に文句を言っています。
彼女は才谷には容赦ないですね。
ハッキリしない態度を取っているからクラスでどっちも生えてないって言われるのよ!と文句を言っています。
それでも才谷にはどちらかを選ぶ事は出来ませんでした。
憤っている聖美を宥めたのは八百谷でした。
彼女は相手の作ったモノを食べてみれば結果に納得できると言い出します。
聖美と清一は相手の作ったモノを試食する事になります。
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お互いに相手の作ったチョコレートが素晴らしいと認める事になります。
しかし聖美は引き分けでは納得できないようです。
清一は今回は引き分けでも良いと考えています。
清一も決着がつかなかった事を悔やんでいると知り聖美は満足したようです。
清一はまた別な勝負をすれば良いだろと言って再戦の機会を作ろうと考えている事を知らせます。
聖美は乗ってきましたね。
いずれ何かで勝負する事になったようですよ。
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古都子が目的は果たせたか?と問いかけると、聖美は小声で本心を吐露しました。
「・・・ようやく、お兄ちゃんに認められたから」と言ってますね、嬉しそうにしていますよ。
清一には聞き取れなかったようですよ、何て言ったんだ、と問い返しキレられます。
「何も言ってないわよ。うっさい、どーてー!」言動は変わりませんがトゲは無くなりました。
聖美はツンデレに近い状態になったようですよ。
彼女は清一に認められたかったようです、可愛いところがあるじゃないですか。
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清一は古都子、初芝、イブからバレンタインのチョコレートを貰う事になります。
ハートにLOVEとか書いてあったらどうしようと思ってましたが三人のくれたチョコは味で勝負と言わんばかりの質実剛健な一口チョコでした。
清一の好みが把握できている感じですね。
どれも美味しかったそうですよ。
イブと古都子からホワイトデーのお返しを期待していると言われています。
古都子は「三倍返しな」と嬉しそうですね。
清一は何を返すのでしょうね?
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もうすぐ二年生も終わりだね、とシンミリしています。
新学期になると最上級生になり新入生が入ってきます。
部活に入部希望者がやって来るかもって話になっています。
元々古都子の悪い噂を払拭する為に設立した部活です。
清一は部活をどうするのかを含めて関係性を見直さなければと考えています。
どうなるのでしょうね?
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既に清一は古都子の手料理を食べるのがデフォルトになっているようです。
昼食は彼女のお弁当だし、家の冷蔵庫には古都子が作り置きした料理が置かれているそうですよ。
これは彼女から離れられないんじゃないの?
清一はやはり古都子に落される事になるのでしょうか?
それとも初芝かイブが逆転するのでしょうか?
関係性が好転した聖美が清一をサポートする事はあるのだろうか?
聖美は古都子派なのでしょうか?
今回のチョコレート作りで聖美は古都子の事を師匠と呼ぶようになっています。
古都子有利か?
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成分 | 美少女 | イベント | 理想のヒロイン | 対抗馬 |
評価 | AAA | AAA | A | AAA |
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