ラノベの感想) アサシンズプライド 第2巻 暗殺教師と女王選抜戦 (ファンタジア文庫)

概略:
聖フリーデスウィーデ女学院に聖ドートリッシュ女学園の生徒を招いて選抜戦が行われる事になりました。ルナ・リュミエールという優秀な生徒を生徒の投票で選ぶ催しです。大規模な催しで女学院を1ヵ月封印して開催される事になります。参加者は一ヵ月間学院に滞在する事になります。イベント開示直後にクーファはメリダを狙う刺客の存在に気が付きました。やって来たのは彼の所属する騎士団の同僚です。変装が得意な彼女を捕まえ損ねたクーファは彼女の脅威に気を配りながら選抜戦を戦う事になります。ミセス・オスロ―の工作によりメリダとエリーゼが選抜戦に参加する候補生に仕立てられてしまいます。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2016/4/20
著者:天城ケイ
イラスト:ニノモトニノ
ISBN:978-4-04-070818-8
雰囲気:陰謀、選抜戦、即席ユニット結成、暗躍、魔騎士
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メリダはクーファから格闘術の指南を受けていました。
目下の課題は己の攻撃が当たる距離を把握する事のようです。
メリダとエリーゼは仲良くなりました。
いつもべったり一緒にいるようです。
メリダとエリーゼは聖フリーデスウィーデ女学院で行われる行事に参加する事になります。
クーファとロゼッティは従者として聖フリーデスウィーデ女学院に泊まり込む事になりました。
行事の開催期間は1ヵ月ほどで、その間学院は鎖城(封鎖)される事になります。
本来ならば生徒と教育係の従者しか参加不可能なのですがミセス・オセローが参加資格を得ていました。
彼女は何らかの行動にでるつもりです。
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《ルナ・リュミエール選抜戦》と呼ばれる行事で代表者を選び競わせる事になります。
参加する生徒に投票権が与えられていてもっとも票を集めた者がルナ・リュミエールになります。
代表者は事前に決められていました。
しかし代表者の発表時にアクシデントが発生してしまいました。
代表者の名前は生徒たちが作ったステンドグラスに刻まれていました。
本来の代表者は生徒会長のクリスタ=シャンソンと前年度の優勝者シェンファ=ツヴィトークでした。
しかし発表会で掲げられたステンドグラスにはアンジェルとだけ記されていました。
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ルナ・リュミエール選抜戦は聖ドートリッシュ女学園との共同開催になっています。
それぞれ2名の代表者を送り出し競う事になっていました。
ドートリッシュ側から不信感を抱かれない為、押し通す事になります。
メリダとエリーゼはなし崩しの内に代表になりました。
ステンドグラスを交換した犯人はオセローです。
彼女には味方がいました。
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クーファは学院に刺客が送り込まれた事を察知しました。
刺客の正体はクーファの騎士団に所属する素顔を見せない暗殺者でした。
ブラック=マディアと言う名前だけが分かっています。
クラマが彼女に訪問の理由を聞くとメリダの出生の秘密を暴くと言っています。
メリダの血を自分でとってくると言っています。
そこにロゼッティが駆けつけてきました。
数的不利を悟ったマディアは逃げていきました。
彼女の特技は変装です。
クーファはマディアが仕掛けてる事態を警戒する事になります。
敵が彼女だけだと思っていたのが事態を混乱させる原因となりました。
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事前に取り決めをしていなかったので代表者のパーティーは即興で選ばれる事になります。
パートナーには其々の教育係がなりました・・・クーファとロゼッティですね。
ユニットメンバーの成りてが居ないのですが立候補がありました。
メリダを虐めていたネルヴァが立候補してくれます。
もう一人のユニットメンバーにはシェンファが立候補してくれました。
シェンファはメリダが覚醒させたマナがパラディンではないと感づいていて、発覚すると大問題になると危ぶんでいます。
シェンファの真意はメリダを負けさせる事でした。
ルナ・リュミエールに選ばれてしまうと、注目が集まってしまいメリダの秘密が発覚する可能性が高まると考えていました。
それを防ぐ為にメリダの足を引っ張ろうと考えていました。
エリーゼのユニットメンバーは二年生の二人組をオスロ―が勧誘する事で決りました。
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最初の種目はプールで行われる事になります。
選手は水着を着用してセイレーンの翼に触る必要があります。
泳ぎに自信が無いとメリダが言ったので大浴場で訓練する事になりました。
訓練中のメリダの水着がクーファの目の前で千切れてしまいました。
調べてみると水着に切れ目が入っていました。
何者かの妨害工作が疑われましたが、これはエリーゼが自分が負ける為に施した工作でした。
エリーゼはメリダに負けようと考えていました。
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セイレーンの試練が終わった後にエリーゼがわざと負けようとした事を告白しました。
エリーゼはメリダとユニットを組む為にワザと負けたいと言っています。
エリーゼはメリダが自分に勝つ事は不可能だと言っていました、しかも真顔でです。
メリダはエリーゼと対等だと思っていたエリーは違うの、と訴えます。
エリーゼは対等でいたくない、と答えました。
メリダは言葉通りに受け取りエリーゼに憤慨しています。
「もう口利かない!」「絶対に負かしてやるんだから!!」と言って別れました。
エリーゼは「できるならそうして、リタ」と言っています。
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これを機に二人は仲違いする事になりました。
メリダが怒っている理由は明白ですがエリーゼが怒っている理由が不明です。
ロゼッティに聞いてもデリケートな問題だから話してくれないと返されました。
そもそもメリダはエリーゼの事を勘違いしていますね。
エリーゼは位階が上がり優秀なパラディンになったのですが弱虫のままでした。
エリーゼは自分が先頭に立つ事を嫌がっています。
これはミセス・オスロ―も理解できていないようです。
つまりエリーゼはメリダの下でありたい、と考えていました。
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第二の試練は魔法の駒を使って相手を降参させる競技でした。
ここでシェンファが裏切り行為を働きました。
彼女は敵チームに駒の動かし方をリークしていました。
これも全てはメリダの秘密を守ろうとしての行動です。
負けは確定的だったのですが毒で目が見えなくなっているクーファをメリダがコントロールする事で敵の駒を破壊して降参させました。
二人の見事な連携に拍手喝采が巻き起こっています。
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第二の試練を終えてメリダへの票が増えました。
最後の試練の結果如何で優勝の可能性が見えてきました。
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メリダはドートリッシュの生徒と知り合う事になりました。
《魔騎士》の位階を受け継ぐ三大騎士公爵ラ・モール家の娘でした。
ミュール=ラ・モールです。
クーファは彼女の事をマディアが変装した生徒だと考えていました。
ミュールはメリダとエリーゼのマナに性質の違いがある事を掴んでいました。
クーファはミュールを押し倒して威嚇していたので勘違いに気付いて慌てています。
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最後の試練はユニット同士がぶつかるバトルロイヤルです。
グラスモンドパレスと呼ばれる古城で行われる事になります。
魔法を使い外から内部の様子が見えるようになっていました。
試練が始まると封鎖状態になります。
シェンファはメリダをエリーゼと一対一で戦わせる事にしました。
その間にシェンファとネルヴァでエリーゼのユニットを抑える事になりました。
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メリダはエリーゼに一対一の対戦を挑み意外な事にリードを奪う事に成功しました。
エリーゼは武器を使わない戦闘に関しては訓練していないようです。
徒手空拳のメリダにボコボコにされていました。
エリーゼはメリダに負ける事が出来て嬉しそうにしています。
メリダは自分にだけは安心して甘えなさいと言っています。
納得できないのはミセス・オセローでした。
騎士公爵家の人間に聞かれる彼女の首が飛ぶ不敬な発言をしています。
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シェンファの作戦は上手く行っていたのですが予想外の因子が行動を開始しました。
誰も予想できなかった事ですが、マディアはネルヴァに変装していました。
不意を突いてシェンファを倒してしまいます。
メリダとエリーゼはシェンファの逃げろってセリフから彼女の意図を察したようです。
二人はマディアをグラスモンドパレス最強のグラスペットの元に誘導しました。
しかしマディアは最強のグラスペットを破壊しました。
それにより封印が解かれる事になりました。
結果的にマディアを倒せる戦士が雪崩れ込む事になりました。
試練は滅茶苦茶になりましたが、一番ポイントを獲得していたドートリッシュのキーラが優勝する事になりました。
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逃げ出したマディアはクーファに追いつかれる事になりました。
マディアはクーファに裸に剥かれる事になりました。
クーファはマディアの素顔、体型、マナを覚えたかったようです。
覚えたので、もう変装術は通じないそうです。
任務失敗にマディアが泣きついてきました。
このままでは本部(ロッジ)に戻れないそうです。
クーファはマディアを抱き込む事にしました。
マディアに報告書を渡して白夜騎士兵団の団長に報告させる事にしました。
本部に戻る前にミセス・オスロ―への仕返しをして貰う事にしました。
マディアはミセス・オスロ―に変装して分家の模様替えとメイドの勤務規則を変えました。
戻って来たオスロ―は余りの変わり様に失神してしまいました。
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ドートリッシュの生徒を送り出す日がやって来ました。
見送りに出てきたクリスタはドートリッシュの生徒から感謝される事になりました。
滞在期間中にクリスタが示したもてなしに感謝しています。
ドートリッシュのリーダーであるネージュ=トルメンタ総室長からも感謝されました。
彼女は選抜戦に参加していたので、その間にドートリッシュの生徒をまとめてくれた事を感謝されました。
クリスタは前年度のルナ・リュミエールにパートナーとして参加しました。
しかし自分のミスで候補者を負けさせたとの負い目がありました。
今年自分が候補者として優勝を遂げ先輩の元に謝りに行こうと考えていたようです。
だから候補者が替えられた事に怒ったのね。
クリスタの前にドートリッシュの護衛任務に就いた件の先輩がやって来ました。
ミレイ=イストニックというそうです。
ミレイは昨年の自分が優勝だけを目指していてギスギスし過ぎていた事を謝ってきました。
ミレイは、自分ができなかった相手をもてなす行為をクリスタがやってくれた事を誉めてきました。
クリスタは嬉しくてぽろぽろと泣き出してしまいました。
彼女の意外な反応にミレイは驚いたようです。
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メリダは自分のユニットを作る事にしました。
エリーゼはメリダのユニットに入る事を快諾してくれます。
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クーファとロゼッティはミセス・オスロ―をグラスモンドパレスへと招き入れた何者かの存在に気が付きました。
まだ誰かまでは特定できていないようです。
二人はミセス・オスロ―に騎士公爵家以外に後ろ盾がある可能性を考えています。
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メリダがパラディンの位階を持っていない証拠を手に入れたミュールは楽しそうです。
サラシャの兄にそれを報告すると言っています。
サラシャ=シクザールは《竜騎士》の位階を持っていました。
悲壮な顔で、メリダとの再会を予見していました。
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