ラノベの感想) アサシンズプライド 第3巻 暗殺教師と運命法廷 (ファンタジア文庫)

概略:
メリダの父親を名乗る怪人物が登場しました。世間はメリダの出生の秘密を巡り騒然となっています。メリダとエリーゼはビブリアゴート司書官認定試験を受験する為に遺跡に潜る事になります。彼女の不在中にフェルグスが学院にやってきてメリダを退学させると言ってきました。そこに試験会場で非常事態が発生した事が伝えられました。メリダはミュールに騙され彼女を糾弾する裁判の会場に送り込まれる事になります。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2016/7/20
著者:天城ケイ
イラスト:ニノモトニノ
ISBN:978-4-04-070972-7
雰囲気:偽父、地下迷宮の罠、弾劾裁判、願望成就
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革新主義者(オペラシオン)と名乗る集団が存在しました。
彼らは有力者の集まりで、現体制に不満を持っている人々のようです。
彼らが議題にしているのはメリダの出生でした。
パラディンの位階を引き継いでいない可能性を示唆する証拠を入手したので糾弾する事を決めました。
オペラシオンを率いるのはドラグーンの位階を持つセルジュ=シクザールでした。
彼はサラシャの兄ですよ。
彼はメリダを裁判にかけて彼女に己の罪を認識させようと考えました。
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フリーデスウィーデ女学院の学院長シャーロット=ブラマンジェはメリダとエリーゼにビブリアゴート司書官認定試験を受験して欲しいと打診してきました。
本来ならば二年生以降に受験する難しい試験です。
一年生でルナ・リュミエールの候補生になった二人に箔を付けて学院の地位を保ちたいようです。
まあ宣伝目的で受験してねって事の様です。
同時期にメリダの父親を自称する怪人物が出没する事になりました。
彼を一目見てメリダは偽物と断定しています。
母親の不義を吹聴する彼の事を激しく糾弾していました。
怪人物は新聞社に投書を行いメリダの出生に疑いがある事を吹聴しました。
街中がメリダ偽物説で持ちきりとなりました。
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クーファはメリダの体を柔らかくしようと入念に柔軟体操をさせています、密着してますね・・・
エリーゼとロゼッティも一緒に訓練していました。
ロゼッティはエリーゼの家庭教師なのですがクーファに教えを乞う生徒の立場になっています。
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クーファはメリダに移植したマナの経過を観察する為に触診を行っています。
クーファはメリダに魅力を感じている事を隠しています。
雑念を振り払い触診に集中する余りメリダの小さなおっぱいを揉んでいる事に気が付きませんでした。
言い訳として、胸を触っているとはまったく気付かず、と言ってしまいます。
乳が小さい自覚のあるメリダはショックを受けています。
彼女の母親が巨乳か貧乳か分からないので今後の成長度合いも分かりません。
どうもメリダの態度からすると貧乳だったように思われるね。
自分でも大きく成るとは思っていない節があるよね。
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クーファは学院長から打診されたビブリアゴート司書官認定試験で合格を目指しましょうと提案しました。
合格する事で偽の父親を始めとする醜聞を蹴散らせると説得します。
メリダは不合格だった場合にクーファがどうなるのか心配してくれました。
クーファには答える事ができませんでした。
かわりに不合格だった場合はメリダに何らかのお仕置きを貸す事を告げます。
対価としてメリダはご褒美を要求してきました。
クーファは、どんなわがままで困らせてくれるのか、楽しみにしていますからね、と安請け合いしてしまいました。
メリダが語った内容から察するにキスをやり直して欲しいみたいだよ。
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メリダとエリーゼはビブリアゴート司書官認定試験を受ける事になりました。
試験会場はグラスモンドパレスの地下にあるビブリアゴートっていう遺跡です。
昇降機に乗って地下に向かう事になっていました。
昇降機が下降し始めて暫く経過した時に何者かが使用した魔導書に囚われてしまいました。
参加者は散り散りとなりビブリアゴート内に配置される事になりました。
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受験者を送り出した直後に学院のシスターが急報を知らせてきました。
メリダの父親フェルグス=アンジェルがやって来たそうです。
学院長は受験生の引率としてビブリアゴートに向かってしまったのでクーファが応対する事になりました。
フェルグスはメリダを今学期限りで学院を辞めさせると言っています。
クーファはメリダの成長率の高さを上げて彼女に成長の見込みがある事を説明します。
しかしフェルグスは納得しませんでした。
クーファを家庭教師に付けたのはメリダの祖父です。
フェルグスは義理の父親の顔を立てる為に反対しなかっただけのようです。
クーファがどれほどの実力なのか試したいと言ってきました。
メリダの最終目標は聖都親衛隊に入る事だそうです。
この目標を聞いてお付きの騎士の一人、男の方が笑い声をあげてしまいました。
プロに徹する事が出来ない彼は騎士としては性格に問題を抱えているようです。
まあ此奴が悪役になるんだけどね。
結果として此奴はクーファにお仕置きされる事になるよ。
メリダを聖都親衛隊に入れるには聖都親衛隊の騎士を越えられなければ話にならないと言われます。
クーファは聖都親衛隊3人と3対1の決闘を行う事になってしまいました。
この場にいる聖都親衛隊の騎士は後ろに控える二人だけです・・・あれ?
三人目はロゼッティでした!!
フェルグスはロゼッティに貸した罰ゲームの期間を短縮すると提案します。
クーファは3対1の決闘に向かう事になりました。
ここで非常事態を告げられました。
黎明戯兵団から脅迫状が届けられたそうです。
対処する為にクーファの実力査定は無くなりました。
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メリダとエリーゼはビブリアゴート内を移動していました。
そこで別の扉からビブリアゴート内に入ったと言っているミュールとサラシャと再会する事になりました。
ミュールがビブリアゴート内の地図を持っていたので彼女に案内されて試験合格を目指す事になりました。
メリダはミュールに好感を持っているので簡単に信じてしまったね。
エリーゼはメリダに群がる悪い虫としてミュールの事を警戒しているようです。
ミュールの目的はメリダを裁判が行われる場所まで連れて行く事だったようです。
彼女の心境は複雑なようです。
ミュールはメリダを誹謗中傷から守る為に真実の解明がしたいようです。
メリダに実績を積ませる事には積極的なように思われます。
彼女が案内した試験会場は5級の試験会場でした。
メリダとエリーゼは6級の試験を受ける予定でした。
しかもメリダとエリーゼは試験に合格して5級の資格を得る事になりました。
後は制限時間内にスタート地点に戻るだけです。
ここでサラシャが我儘を言って時間稼ぎをしてきました。
彼女はミュールがメリダを罠に嵌めようとしているのを知っているので邪魔をしてきました。
サラシャの抵抗は無駄に終わりメリダはシクザール家が管理する扉に落されてしまいました。
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クーファ達はビブリアゴート内に救助に向かう事になりました。
これにはフェルグスと二人の聖都親衛隊の騎士も参加しました。
戦力がビブリアゴート内に向かった後、学院に襲撃者が現れました。
植物系のランカンスロープで彼女の指示で昇降機の動きを封じられる事になります。
ラケルディと名乗るランカンスロープを倒したのはクーファに言われて学院の警備をしていたマディアでした。
生徒会長のクリスタが学院に在籍するガンナークラスを総動員して攻撃を加えましたが倒す事はできませんでした。
ダメージは与えられたようですがラケルディには秘密がありました。
マディアはラケルディがHP分散している事に気が付きました。
マディアは全ての個体を倒せば勝てるとの答えに行きつき倒してしまいました。
マディアは数々の女生徒に姿を目撃される事になりました。
特に窮地を救われたクリスタから感謝される事になります。
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クーファは共闘体制をとっているウィリアム・ジンに助太刀を頼みました。
クーファとマディアの上官である団長が学院にやって来ました。
彼はメリダの偽父捜査の一環だと言っています。
ここでジンにメリダにパラディンの位階を発現させる可能性があると主張して貰っています。
団長はクーファの報告を疑わしいと思っているようですが結論は出しませんでした。
ジンは協力する代わりにグールから人間に戻る研究成果を共有させて欲しいとお願いしました。
団長は回答を避け、暫くジンが有用な人材か様子見すると答えました。
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裁判所に入れらたメリダは参加者から糾弾される事になりました。
魔導書の効果で参加者の姿は藁人形の様にメリダには見えています。
参加者はメリダの母親が不義を働いたと糾弾してきました。
メリダは母親の父や自分に向けた愛は本物だった、誹謗する事は許さないぞ、と怒鳴り返しています。
メリダの気迫に参加者はビビっています。
参加者の殆どは暇を持て余した覚悟の無い連中のようですね。
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主催者にはメリダが同じ騎士公爵家の娘にボコボコにされる姿を一般大衆に公開しようと考えてました。
メリダとサラシャが戦う事になってしまいます。
サラシャはメリダを貶める行為に反感を抱いているようですがブラコンの彼女は兄に逆らえないようです。
兄のやる事に疑いを持っていない節があります。
メリダはドラグーンの力を使い高高度から突撃してくるサラシャの攻撃を躱し続ける事になりました。
参加者の目にはサラシャが優位に立っていると映ったようです。
サラシャはドラグーンの力を使っても攻め手が無い事に驚いています。
メリダは攻撃を避けながら反撃の糸口を探していました。
メリダの目がランランと輝いていたようです。
サラシャの攻撃を見切ったメリダは接近してからの格闘戦を挑みました。
予想外のメリダの戦法にサラシャは混乱したようです。
対処できずに飛行の鍵になっている足を痛打されて飛べなくなりました。
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エリーゼはメリダを助けようとしたのですがミュールが邪魔をしました。
パラディンとディアボロスなので相性が最悪だったようです。
しかしエリーゼは心配していませんでした。
サラシャの強さはミュールと同程度だそうです。
そのミュールも自分と同程度の強さでした。
エリーゼはメリダは自分よりも強いと確信しているのでメリダの勝利を疑いませんでした。
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形勢不利を察した主催者(セルジュ)は奥の手を使いました。
セルジュはメリダの戦法が暗殺者のようだと感じてます。
彼女の教育係が誰なのか考え始めていました。
セルジュは話を終わらせる為に悪役を呼び出す事にしました。
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呼び出されたのはメリダの父親を名乗っていた人物でした。
そいつは偽父を演じていた事を認めています。
悪役(ピエロマスク)は強敵でした。
メリダ、エリーゼ、ミュール、サラシャが連携して挑みましたが勝てません。
混乱した会場から参加者を逃がす事になりました。
メリダとサラシャが時間稼ぎをする間にエリーゼとミュールが退路を確保する事になります。
ここでメリダはミセス・オセローを助ける事になりました。
オセローはパラディンの血を絶やしたく無かったと言い訳しています。
メリダに怪しげな集団に所属している事がバレたぞ。
幸いエリーゼには姿を見られずに済んだようです。
結果としてオスロ―はメリダに救われる事になりました。
メリダの力を目の当たりにしました。
オセローの態度が変わる事はあるのでしょうか?
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サラシャとミュールを人質に取られたメリダはピエロマスクの言いなりに成るしかありませんでした。
言われるままに針を指にさすと気絶する事になりました。
メリダは永遠に眠らされる事になったようです。
攻め手の無い三人の前にクーファが登場しました。
クーファはピエロマスクを圧倒する事になります。
ピエロマスクを追い払ったクーファはメリダが意識を取り戻さない事を知らされます。
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メリダを目覚めさせるには《真実の愛のキス》が必要だと分かりました。
エリーゼは早速キスの準備を始めています。
「ついにわたしの初めてを捧げるときが来た。リタ、受け止めて・・・!」
エリーゼの変態性が露になっていますね、涎を垂らしそうになっているみたいです。
エリーゼはヤル気満々だったのですがミュールに止められました。
こういう場合は王子様のキスが必要だと主張しています。
サラシャは両手のひらで目を覆ってますが開いた指の隙間からガン見しています。
クーファはメリダにキスする事になりました。
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作戦が失敗に終わったセルジュ=シクザールは責任をピエロマスクに押し付ける事にします。
かなり残忍な切り捨て方をしますね、流石貴族です。
ピエロマスクの正体は意外な人物でした。
フェルグスの護衛として学院にやってきた聖都親衛隊の騎士ビジューでした。
ビジューはセルジュに殺されました。
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セルジュは全ての責任をビジューに押し付ける情報を新聞社にリークしたようです。
メリダの偽父騒動は終息する事になりました。
クーファは団長から任務の継続を言い渡されました。
学院生に正体を晒してしまったマディアに罰則が課される事になりました。
彼女は新学期から教師として女学院に赴任する事になりました。
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クーファはビブリアゴート内で学院長の足で纏いになってしまい落ち込むシェンファを励ましています。
クーファに、毎日後悔の連続です、後悔から学習を積み重ねる事で成長できる、と励まされました。
シェンファはクーファの励ましに涙する事になっています。
そこにフェルグスの来訪を告げる知らせらが届きました。
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メリダはフェルグスに獲得した資格を見せました。
其処にはメリダの位階がサムライと書いてありました。
しかしフェルグスが注目したのは獲得したのが5級の資格だったことです。
フェルグスはクーファの不手際でメリダを危険に晒した事を非難しているようです。
フェルグスはメリダが実力を付けている事は認めてくれます。
クーファに実現されなかった3対1の試合を挑んできました。
今回の護衛は一人だけです・・・フェルグスは自分が戦うと言っています。
クーファは実力を認めて貰う為に受ける事になりました。
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予定ではフェルグス、グレナ、ロゼッティがチームを組む事になっていました。
しかしロゼッティはクーファの味方をする事を宣言しました。
ロゼティは罰則任務の短縮を断ってしまいます。
クーファとロゼティがチームを組んで戦う事になりました。
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結果はクーファ達の勝利に終わりました。
最初にクーファとロゼティの連携でグレナを倒しました。
クーファがフェルグスと一対一で戦い勝利しました。
クーファは勝ちを譲られたように感じています。
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グレナはロゼッティが罰則を受ける原因となった友軍への攻撃の被害者でした。
彼女はロゼッティの成長に驚いていました。
ロゼッティはエリーゼが卒業するまで彼女の家庭教師をするつもりの様です。
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メリダとクーファはフェルグスを駅まで見送りに行きました。
そこで護衛として列車に乗り込んでいたミュールに再会しました。
メリダは彼女に色々と言いたい事があったのですがプレゼントで誤魔化されました。
ミュールはクーファがメリダにキスして目覚めさせた場面を収録した魔導書をプレゼントしてくれました。
メリダは思わぬ形で自分の希望が叶えられていた事を知りました。
メリダはクーファにキスを要求するのを辞めました。
魔法書にはメリダが希望していたキスシーンが収録されていたからでしょう。
満足したようです。
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成分美少女レッスンラッキースケベ
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