ラノベの感想) ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 12 (GA文庫)
概略:
ロキ・ファミリアは人造迷宮(クノッソス)でレフィーヤが見た壁画からエニュオの目的を推察しました。
クノッソス内に配置した六体の精霊の分身を使ってオラリオを吹き飛ばす大魔法を放とうとしていると考えます。
フィンはオラリオに存在する有力冒険者を総動員して対処する作戦を建てました。
派閥連合を形成してクノッソスに突撃する事になります。
ヘルメスと彼のファミリアがデメテルの隠れ家に赴きます。
隠れていたデメテルと再会したヘルメスが茶番は終わりにしようと伝えています?
作戦が始まるとロキがクノッソスに侵入してディオニュソスが死んだと思われる隠し部屋に向かいます。
ロキはそこにニョルズが居ると考えています。
レーベル | GA文庫 |
発行日 | 2019/7/31 |
著者 | 大森藤ノ |
イラスト | はいむらきよたか |
ISBN | 978-4-8156-0264-2 |
雰囲気 | 調べもの、捜索、敵の狙い、突撃、真犯人、読み違え、切り札、黒い炎、反転、勝利 |
目の前でフィルヴィスを惨殺されてしまったレフィーヤが塞ぎ込んでいます。
アイズ達が声を掛けても反応を示してくれません。
勝利目前で盤面をエニュオによって蹴り飛ばされたロキ・ファミリアは二回目のアタックの準備を始めます。
敵がどんな手段でオラリオ(都市)を破壊するのかが分かりません。
フィルヴィスとレフィーヤが人造迷宮(クノッソス)を移動中に発見した壁画がヒントになりそうなんですが・・・
フィルヴィスは死にレフィーヤは会話不能な状態です。
フィンは事前にレフィーヤが提出していた壁画のスケッチを使う事にします。
アイズ、ティオナ、ティオネに壁画の意味を調べさせる事にします。
ファミリアの図書室にある本では意味を解読できなかったのでドワーフの図書館に行きました。
そこにも有用な本が無かったのでオラリオの住民に知っている人が居ないか探し始めます。
散歩中のベルとリリルカに遭遇しました。
ティオナがベルにスケッチを見せると知っていると言われました。
ベルから壁画に描かれているのは邪竜ニーズホッグを倒した精霊の六円環だと教えられました。
ベルって本当に物知りだよね。
ベルから聞いた話とアイズがクノッソスで見た七つのフラスコから敵の狙いを予想します。
エニュオはクノッソス内の六か所に精霊の分身を配置して大魔法を放とうとしていると考えます。
フィンを助けて地上に出てきてしまった異端児(ゼノス)のレイはロキ・ファミリアに匿われていました。
アリシアはお礼を言いたくて彼女の元に通っているようですが中々言葉が出てきません。
一緒に会いに来たティオネは素直にお礼を伝えてきました。
レイの両肩に手を置いて愛するフィンを助けてくれてありがとうと伝えてきました。
人類と仲良くしたいと思っているレイは嬉しい驚きに包まれていますね。
感極まっているレイに、でも団長に惚れたら潰すわ、色目を使ってもぶっ潰す、と凄んできました。
あんたモンスターのくせに顔が良いし、胸だってあるし、もし恩に着せて団長を誘惑でもしたら、と不安そうです。
聞いてたアリシアは普段通りのティオネを見てゲンナリしています。
レイの方は慌てて、そんな事はしません。
私が一緒になりたいのは「べべべべェルシャン」と言い返してきました!!
彼女ベルに惚れているようですね。
そうかそうか、レイはベルの事を、とても優しくて勇敢で笑顔が可愛い、と思ってるのね。
聞いてたティオネはよく分からない人の名前を告げたと理解します。
レイがフィンに手を出す事は無いと分かってティオネは安心したみたい。
エニュオの野望を打ち砕く為にフィンは派閥連合を形成する事にします。
ゼノスとガネーシャ・ファミリア、ヘファイストス・ファミリの冒険者に作戦に参加してもらう事にします。
話が纏まると奥の手を用意すると言ってフィンはフレイヤの元に向かいます。
作戦にはレフィーヤの火力は絶対に必要でした。
ロキはエニュオの正体とエインの正体に気付いていました。
塞ぎ込んでいるレフィーヤにエインの正体を教えたみたいだね・・・レフィーヤはロキに暴言を吐いています。
ロキの説明を聞いてレフィーヤは納得できたようです。
毅然とした態度で作戦に参加する事になるね。
エインの正体が決め手になったみたい。
フィンは六ケ所全ての精霊の分身を倒す事にします。
六つの部隊を用意して同時に突撃させる事にします。
フィンの掛け声で討伐作戦が始まりました。
クノッソスの通路を埋めていた緑肉はガネーシャ・ファミリアとギルドに依頼された冒険者によって取り除かれてます。
目的地まで移動可能なんですがクノッソスの壁面は緑肉に覆われているので魔法攻撃に晒されます。
レイに吊るされたロキがクノッソスに降りてきました。
運んでくれたレイにお礼を伝えてきます。
が「レイたん」って仇名を付けられてしまった彼女は困惑しています。
ロキはもう付いてくる必要は無いと言ってきますね。
神を一人にはできないと心配するレイに周囲に怪物は居ないので問題ないと答えます。
レイはロキと別れて他部隊の救援に向かう事にします。
一人になったロキはディオニュソスが殺された部屋に向かいます?
ヘルメスとヘルメス・ファミリアは別行動でクノッソスには来ていません。
オラリオ近郊にあるデメテル・ファミリアの隠れ家に来ていました。
そこで隠れていたデメテルを発見します。
デメテルは自分がエニュオだと語りますがヘルメスに否定されますね。
ヘルメスはデメテルがスケープゴートにされたと言っています。
同じ頃クノッソスに侵入したロキがエニュオと対面する事になります。
エニュオと対面したロキが正体を暴く事になりますよ。
ロキはこれまでに起こった事象からエニュオの正体はディオニュソスだと指摘します。
決定打になったのはヘスティアが彼の事を怖いと言ったからでした。
言い当てられたディオニュソスに焦りはないね。
ロキの推察が正しいと笑っています。
送還された筈なのにディオニュソスが地上に居るのは別の神を殺したからでした。
ディオニュソスは眷族を持たないペニアを神酒で酔わせて身代りに使いました。
自分の眷族にも神酒を飲ませてディオニュソス・ファミリアからペニア・ファミリアにコンバージョンさせてました。
だからペニアが送還されてしまったので眷族としての権能が消えたのね。
デメテルは彼女がエニュオだと疑われるように仕向けられた被害者だったのね。
ディオニュソスはデメテルの眷族を拉致監禁して逆らえば殺すと脅していました。
数人の眷族を殺されてしまいデメテルはディオニュソスに逆らえなくなりました。
リヴェリアの部隊に組み込まれているアイズの前にレヴィスが現れます。
レヴィスはリヴェリア達を無視してアイズとの死闘を始めました。
アイズはリヴェリア達に被害が及ばないように床に大穴を開けて下の階にレヴィスと共に落ちます。
アイズは心の中に宿る黒い炎を制御してレヴィスに挑みます。
殺意を漲らせるアイズにレヴィスは歓喜の声をあげています。
ベートの部隊を仮面の人物(エイン)が襲撃してきました。
部隊の半数がクノッソスに仕掛けられていた落とし穴に落ちました。
分断されてしまいます。
攻撃力の高いメンバーが下の階に落されます。
レフィーヤも一緒に落ちてしまいました。
エインも落下してレフィーヤ達と対峙する事になります。
レフィーヤがエインの正体を指摘します。
フィルヴィスさんと言ってますね?
死んだと思われていたフィルヴィスは死を偽装してたのね。
指摘されたエインが仮面を取るとフィルヴィスの顔が出てきました。
ベート達は困惑しています。
フィルヴィスはどうしてここまで来てしまったんだレフィーヤと言って嘆いています。
フィルヴィスはレフィーヤだけは生かしたかったみたい。
何度も彼女を危険から遠ざけようと努力したんですがレフィーヤが悉く反発しました。
ベートはフィルヴィスとエインが同時に存在した場面を見ています。
そこを指摘するとレフィーヤが謎解きをしてくれます。
フィルヴィスは分身魔法を隠し持っていました。
分身してフィルヴィスとエインに分かれて別行動をしていました。
フィルヴィスは「27階層の悪夢」が起こった時に一度死にました。
アイズの気配を感じて暴走した穢れた精霊に接触され生き返りました。
エルフの彼女は自分が穢れてしまった事を認められず心が引き裂かれます。
汚れてしまった自分を認められなかった彼女に分身魔法が発現したのね。
汚れ仕事を担当するエインを生み出したようです。
ディオニュソスに従っているのは彼だけが穢れたフィルヴィスを認めてくれたかららしい。
フィルヴィスによると彼女はレヴィス以上に適性があり彼女よりも強いそうです。
本気になったフィルヴィスとの死闘が始まります。
フィンは六つの部隊の指揮を取っています。
精霊の分身が居る部屋に到達した部隊に精霊の分身を守っている三つの怪物の顔を殲滅しろと命じます。
祭壇の支柱(スピリット・オルダー)と名付けます。
部屋の壁が緑肉に覆われていて魔法陣を展開する事ができました。
スピリット・オルダーが攻撃を担当しています。
精霊の分身はオラリオを吹き飛ばす大魔法の詠唱を続けています。
クノッソスを覆う緑肉が魔力の供給源になっているので敵は無尽蔵の魔力量を誇ります。
魔法を連発してきてフィン達は火力不足に陥ります。
防御が間に合わなくなり被害を増やしています。
フィンの密命を受けて単独行動をしていたフェルズが魔力の中継点を破壊しました。
これによってスピリット・オルダーへの魔力供給が滞る事になります。
チャンスですね。
ウラノスが地上に残っている有力ファイリアに出撃を命じました。
フィンに個人的に頼まれていたフレイヤもファミリアに参戦を命じました。
オラリオに残っている有力冒険者が全てクノッソスに殺到する事になります。
ヘルメスも独自に助っ人を頼んでいました。
カーリー・ファミリアとヘスティア・ファミリアが参戦してきました。
フェルズと合流したヘスティア・ファミリアに魔導具で会話しているフィンの声が聞こえてきました。
リリルカは第一級冒険者が参戦する戦場で自分たちの役割はないのでは?と考えています。
愛するベルに危険な事はさせたくないと考えている彼女は帰りたそうです。
通常運転のベルは自分達にできる事はありますか?と質問してしまいます。
ベルの登場にフィンは驚いています。
リリルカはベルを危険な場所に送り込まれたく無いと思ったみたい。
自分がフィンが受け持っている部隊のうち二つの指揮を引き受けると伝えます。
リリルカを高く評価しているフィンは彼女の勇気に応える事にします。
同族が示してくれた勇気が嬉しいみたいです。
ガレスとリヴェリアの部隊を任せる事にしました。
春姫が命(ミコト)、ヴェルフ、ベルにブーストを掛けます。
リリルカは命をガレスの部隊に送り込みます。
ヴェルフをリヴェリアの部隊に送り込みます。
ベルを人質になっていたデメテル・ファミリアの眷族を救出しているラウルの部隊に送りました。
弱っている人質を抱えて脱出しようとしているラウルの部隊に食人花が迫ります。
そこにベルが登場しました。
ベルは魔法とアイズに教えられた戦法を駆使して食人花を倒していきます。
彼の戦いを見たラウル達はアイズみたいだと感じています。
カーリー・ファミリアはティオネとティオナの部隊に合流しました。
バーチェとティオナは再会を喜び合っています。
アルガナが愛しのフィンはどこに居ると聞いてきたのでティオネを激昂させています。
ティオネがフィンの貞操は私のモノだと激怒していますがアルガナは気にしません。
フィンを掛けてどちらが先にスピリット・オルダーを倒せるか競争しようと持ち掛けてきます。
アイシャやレナがクノッソスにやってきました。
フィンはフィルヴィスと対峙しているベートの部隊の救援に向かってもらう事にします。
アイシャは春姫も来ていると知り一緒に来るか?と誘ってきます。
戦う決意を固めている春姫はアイシャと共に行く事にします。
ヘルメスはリューにも声を掛けていました。
ヘルメス・ファミリアから武装を借りてリューも参戦する事になります。
ヘルメス・ファミリアとリューもベートの部隊を助けに向かいます。
リューはベルとの間に何かがあったようです。
ベルの名前を出されて慌てています?
フィルヴィスと戦い始めたベートは彼女の強さに驚く事になります。
レヴィスよりも強いって自称は本当だったな。
ベートをボコボコにノしてしまうぞ。
レフィーヤを殺そうとしているところにアイシャ達が現れます。
春姫にブーストしてもらいアイシャ、リュー、アスフィがレベル5相当に強化されました。
レナは気を失っているベートを目覚めさせる役目を担います。
レベル5が三人居るのでいけるって目算だったようですがフィルヴィスは凶悪でした。
アスフィが頭上を取りフィルヴィスの周囲に倒された冒険者の武器を突き刺します。
フィルヴィスは自分を囲む檻を作ったのか無駄だぞと言ってますね。
彼女の予想は外れて高速移動をしながら一撃離脱を狙うリューに使わせる事に武器でした。
リューはフィルヴィスの周囲に突き刺さる武器を引き抜き攻撃してきました。
アイシャはリューの離脱時に攻撃してきてフィルヴィスに魔法を使わせません。
レベル4になったレフィーヤは詠唱済みの魔法を待機状態にしてから次の魔法を詠唱できるようになりました。
アスフィ達の動きに合わせて攻撃と防御と回復の魔法を使い分けています。
レフィーヤの詠唱する魔法をみてアイシャ、アスフィ、リューは動いています。
レフィーヤが指揮を取り四人で攻撃しているな。
大きく成長したもんだ。
レフィーヤも春姫のブーストによってレベル5になっています。
彼女の凶悪な魔法がフィルヴィスに炸裂しました。
これで倒せるとの期待が集まるんですがフィルヴィス頑丈です。
少しダメージを受けた程度で凌ぎ切っちゃうぞ。
アスフィ、リュー、レフィーヤは反撃されて倒れてしまいます。
ベートが中々起きないのでレナは怒らせる方向で喚き散らします。
寝ている王子様を起こすのはお姫様のキスなのでブチューっといって欲しかったけど。
レナは口で言ってるほどビッチじゃないみたい・・・意識の無いベートにキスするって暴挙を犯しませんでした。
ちょっと残念だよねー。
意識の無いベートを剥いて彼の上に跨るくらいはして欲しかった。
ウザイい呼びかけが功を奏してベートが目覚めます。
目覚めたベートは春姫が居るのに驚きますが彼女の強い決意に満ちた目を見て嬉しくなっています。
春姫はベートが復活するのを信じてブーストするタイミングを待っていました。
ブーストによりベートがレベル6相当に強化されました。
強化されたベートがフィルヴィスに挑みます。
心強い助っ人の参戦によって戦況は派閥連合優位に傾きます。
ロキがディオニュソスにもう終わりだと伝えますが余裕の表情は崩れません。
フィンも戦況が優位になったのですが嫌な予感を覚えています。
ディオニュソスには何か秘策があると感じているフィンは彼の意図を越える方法を考え始めます。
余裕をかましていたディオニュソスが真の目的を語りだすね。
そりゃもう得意気に。
ロキ達はクノッソスに精霊の分身を六体配置してオラリオを吹き飛ばす大魔法を放とうとしていると考えていました。
それが間違いだと教えてくれます。
ディオニュソスの狙いは有力冒険者をクノッソスに集めて吹き飛ばす事でした。
その為に壁画に書かれていた邪竜ニーズホッグの役割を果たすドラゴンを用意したと言ってきます。
レヴィス達が捕まえてきたドラゴンの幼体に「宝玉の胎児」を寄生させたと言ってますね。
ロキ達はイシュタルが使った精霊の分身を含めて七つのフラスコで育てた「宝玉の胎児」を使い切っていると考えていました。
ディオニュソスはそれは間違いでイシュタルに渡したのは粗悪品で数に含めてないと教えてくれます。
ディオニュソスはイシュタルまで使い捨ててたのね。
ニーズホッグを攻撃する戦力が無いな・・・ロキは焦りを覚えています。
焦るロキを見ているディオニュソスがそりゃもう満足そうな顔をしていました。
ロキを狼狽えさせる事ができた、やったぜーって感じです。
ディオニュソスが目指しているのは地上で狂乱を作り出す事でした。
オラリオを吹き飛ばしても有力な冒険者が生き残るとその中から英雄が生まれる可能性を残します。
オラリオを破壊すれば一時的な狂乱は引き起こせますが冒険者はシブトイのでいずれ問題を解決されてしまう。
それは彼の望む世界ではありません。
地上の狂乱を永続させるには有力冒険者を根絶やしにする必要がありました。
追い詰められているようでいて実はディオニュソスの作戦通りに進行していると判明しました。
ディオニュソスの考えをフィンが越えてきました。
ディオニュソスがオラリオに関わるあらゆる情報を駆使していると察したフィンは彼が知らない存在に賭ける事にします。
半年前にオラリオに現れメキメキ実力を付けているベルを使う事にします。
ヘルメスもフィンと同じ事を考えていたみたいだね。
だからベル達ヘスティア・ファミリアに参戦を要請してたのね。
フィンは人質救出を手伝っているレイにベルを連れてニーズホッグの元に向かえとの指示を出しました。
ベルがニーズホッグの元に到着するとクノッソス内に鐘の音が響きます。
絶望感に浸っていた派閥連合の面々にベルの咆哮が響きます。
ベルは訳が分からない間にニーズホッグの元に連れてこられたようですが自分の役割を察します。
援護して欲しいとの咆哮をあげニーズホッグに挑みます。
派閥連合はベルの新たな冒険に鼓舞されています。
負けていられないと奮起してそれぞれの戦場で奮戦することになりました。
レヴィスと激闘を続けているアイズもベルの存在を感じ取ります。
ベルの存在を感じ取ったアイズの心境が変化しました。
黒い炎を纏って戦っていたアイズが白い輝きを放ち始めました。
レヴィスを殺してやるって黒い感情を全開にして戦っていたんですが今よりも強くなりたいって感情に変化します。
復讐心から向上心に変化したのかもな。
魔王の様だったアイズが精霊の様に変化してレヴィスを倒しました。
ベルの参戦によって計画が瓦解したと知ったディオニュソスは自棄になります。
持ってた短剣でロキを殺そうとしてきました。
ロキは最初からディオニュソスの凶行を予期してたようです。
持ってた灰をディオニュソスに振りかけて彼の視界を奪いました。
ディオニュソスを蹴り倒して股間を蹴り上げています。
ディオニュソスの糞っぷりに怒り心頭のロキは執拗に股間を蹴っています。
貴公子然としていたディオニュソスの顔が醜く歪み本性が剥き出しになっていますな。
フィルヴィスとベートの戦いは激しいモノになりました。
ベートの攻撃はフィルヴィスにダメージを与えますが彼女の攻撃はより大きなダメージをベートに与えます。
フィルヴィスは中々倒れないベートに辟易しています。
ベルの参戦はアスフィ、リュー、アイシャ、レフィーヤを奮起させます。
ベルに激しいライバル心を持っているレフィーヤは負けるもんかと立ち上がりました。
ベートが普段は封印している魔法を使います。
並行詠唱できないベートの詠唱を中断させようとフィルヴィスが攻撃を仕掛けますがアイシャ達に守られます。
ベートがハティを発動しました。
ベートが攻撃している間にレフィーヤが強力な魔法を準備します。
レフィーヤの強大な魔法がフィルヴィスを捉えます。
倒しきれません。
フィルヴィスはレヴィス以上に頑丈でした。
フィルヴィスは強大な攻撃魔法でレフィーヤ達を吹き飛ばそうと考えます。
レフィーヤも魔法の詠唱を始めました。
二人は同時に魔法を放ちます。
フィルヴィスの攻撃魔法をレフィーヤの防御魔法が相殺しました。
レフィーヤの使った防御魔法はフィルヴィスが彼女に伝授したモノです。
フィルヴィスは己の魔法がレフィーヤの仲間を守れた事に感激しています。
この段階に来ても彼女の心は二分されているようだ。
フィルヴィスは動きを止めていますがレフィーヤは次の行動に移っていました。
フィルヴィスが残した短剣を握りしめて突撃してフィルヴィスの魔石を砕きました。
魔石を砕かれたフィルヴィスの滅びが始まります。
心が二分されているフィルヴィスは分身魔法を発動してフィルヴィスとエインに分かれます。
ディオニュソスを信奉しているエインは彼の元に向かいます。
残ったフィルヴィスはレフィーヤに別れの言葉を残す事ができました。
ロキに痛めつけられたディオニュソスはフィルヴィスを呼んでいます。
そこに分身魔法で別れたエインがやってきました。
抱き着いてきたエインに向かってディオニュソスは使えないと罵倒します。
レフィーヤを助ける為に何度も邪魔をした事を咎めます。
愚かで愚鈍な眷族、お前にはつくづく失望した、と言っています。
エインは絶望感に包まれてますが続くディオニュソスの言葉で歓喜します。
愚かで愚鈍なフィルヴィスが愛おしい。
ディオニュソスの行動によって壊れていくフィルヴィスが愛おしかったと打ち明けます。
誇れよフィルヴィス、私の心はお前のものだ。
天界に帰っても私の側にいろ。
ディオニュソスは自分の負けを認めます。
勝ったロキに賞賛を贈るんですが捨て台詞も残します。
私の野望は潰えたが、運命は止まらない。
「約束の時」を待たずして下界は冥府へと変わり私の望む「狂乱」はやってくる。
ディオニュソスは持ってた短剣で自分の胸を貫きました。
「見ていてやろう!天上から!お前達が奏でる「狂乱」を!!」と言い残して送還されました。
神が致命傷を負うと死なせない為に「神の力(アルカナム)」が発動して天に送還されるようです。
その場に来ていたアリシアが勝ったのに後味が悪いと呟きます。
ロキは気にしたらダメやで。
神の愛を子供達(人類)の尺度で計ろうとしたらあかん、と諭します。
レヴィスを倒したアイズがベルの元にやって来ました。
ベルは負傷者を運び出そうとしているロキ・ファミリアの一団に回収されていました。
ラウルが声を掛けてきます。
アイズが微笑を浮かべて答えると顔を真っ赤にしています。
照れたようですね。
ベルのお陰で心が白くなったアイズは精霊みたいに綺麗だったに違いない。
探しているベルは壁に上半身を預けて眠っていました。
アイズはベルの隣に座り感謝の言葉を伝えます。
助けて、くれたんだね。
君のおかげで・・・勝てたよ。
君の声が・・・聞こえたよ。
ありがとう、ベル。
寝ているベルの頭がアイズに肩に乗って来ました。
まあ無意識の行動なので許そうじゃないか・・・
アイズはベルと折り重なり安らかな眠りにつきました。
リリルカがこの場面を目撃したら激しく嫉妬したに違いない。
レフィーヤとフィルヴィスに別れの時間が迫ってきました。
レフィーヤは泣きながらフィルヴィスへの想いを伝えています。
フィルヴィスは
「困ったら・・・思い出せ。きっと、お前を・・・」
「ありがとう、レフィーヤ・・・お前に出会えて良かった」
「ずっと、一緒だ」
と言い残して灰になりました。
泣いているレフィーヤがフィルヴィスの灰がキラキラ輝きながら天に昇っていくのに気付きます。
一緒に見に行こうと約束した故郷の景色とそっくりでした。
消えていくフィルヴィスの灰に一緒に見に行こうと約束した「光冠」を見たレフィーヤは泣き続けます。
ベートも気を使ってレフィーヤをそっとしておいてあげます。
フィルヴィスとの別れはレフィーヤを強くするんだろうな。
レフィーヤとアイズが大きく成長したように思います。
ディオニュソスが言い残した「約束の時」が気になるね。
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 5 |
ラッキースケベ | 1 |
探索 | 2 |
暗躍 | 5 |
恋愛 | 2 |
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