ラノベの感想) ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 8 (GA文庫)


概略:
ロキ・ファミリアでは死に逝く仲間を嘲笑したベートへの反感が高まっていました。
全く反省しないベートを擁護するとフィン達首脳陣に反感が向きます。
闇派閥を倒さなければならないファミリアにはそんな余裕はありません。
フィンはベートを暫くファミリアから遠ざける事にします。
誰にも見送られる事無く出て行く彼を心配したアイズが追いかけ酒席を共にする事になります。
酔ったベートが弱い冒険者達を嘲笑していました。
偶然酒場に居合わせた元イシュタル・ファミリアのアマゾネスが立腹して喧嘩になります。
最後まで抵抗していたアイシャにベートが止めを刺そうとしていました。
見かねたアイズがベートを止める事になり、ベートさんのそういうところが嫌いだ、と言ってしまいます。
白けたと言ってベートは修理費を置いて酒場を出て行きます。
アイズに嫌いと言われて酔いが醒めちゃったのねー。
一人になったベートは進歩の無い自分に落ち込んでいます。
落ち込んでいるベートの前に一人のアマゾネスが駆け込んできて求愛してきました。
彼女はベートに運命を感じていると言っています?

レーベルGA文庫
発行日2017/4/30
著者大森藤ノ
イラストはいむらきよたか
ISBN978-4-7973-9234-0
雰囲気孤立、押し掛け女房、駆け引き、取材、襲撃、呪詛攻撃、死者、激怒、敵討ち、必殺魔法、質問、和解、歓喜


闇派閥に呪いの武器で攻撃され死んで逝く仲間を嘲弄する発言をしてしまったベートがファミリア内で孤立します。
ベートと親しいラウルもベートの発言に怒りを覚えています。
ベートが弱者を嘲笑するのには訳があるんですが言葉が足りないので理解は得られません。
フィン、リヴェリア、ガレスはベートの真意を薄々勘付いているみたいですが彼を擁護する事ができない状況でした。
ベートを擁護してフィン達ファミリア首脳部に反感を持たせるわけにはいかなかったからです。
多数の死者を出してしまったロキ・ファミリアは団結する必要がありました。
事態を重く見たフィンはファミリアを分断させない為にベートに暇を出します。
熱くなっているメンバーが冷静さを取り戻すまでホームを離れろと命じます。
活動資金をくれるんですがカッコつけのベートは自分で賄えると断ります。
ベートは誰にも見送られる事無くホームを出て行きました。
そんなベートの背中を見たアイズは彼が心配になり後をつけます。

ベートは行きつけの酒場でアイズと一緒に酒席を囲む事になってしまいます。
ベートを心配しているアイズは何で仲間を馬鹿にする発言をするのか聞いてみる事にしました。
愛しのアイズちゃんが相手でもベートはぶれないね・・・弱者を見下して何が悪いと答えます。
アイズは質問の方向を変える事にしました、不器用なりに工夫はしているね。
アイズは何で強く成ろうとするのか聞いてみます。
ベートはアイズが他者に関わろうとするのを珍しいと感じていますが素直に答えません。
アイズならどう答えるんだ?と聞き返してきます。
答えに窮しているアイズにベートは失望させるな、他人のことなんてどうでもいいだろ。
お前は強い、それだけでいいんだ。
強く在りさえすれば俺達はそれでいいんだよ、と言ってきます。
自分の行為は正しいと認めて欲しいってベートの祈りのように聞こえるんだが?

酔いがまわり始めているベートは周囲で楽しそうに飲んでいる冒険者たちを嘲笑し始めました。
アイズに対してこいつらみたいに成るなと言いたいみたいですね・・・
多くの冒険者はベートが怖くて何も言い返せず俯いてたんですが元イシュタル・ファミリアのアイシャ達がいきりたちます。
フレイヤ・ファミリアに強襲されたイシュタル・ファミリアは崩壊しました。
イシュタルは天界に送還されてしまいファミリアは消滅しています。
勝手な事をほざいているベートとアマゾネス達の大乱闘が始まってしまいます。
アイズが止める間も無かったね。
大口を叩くだけあってベートはアマゾネス達をのしてしまいます。
最後まで残っていたアイシャもベートに首を掴まれ持ち上げられています。
アイズがデスペレート抜いてベートの首元に突きつけてベートの凶行を止めます。
どうして人をそんな風に傷付けるんですか?
私はベートさんのそういうところが嫌いです、と告げました。
ベートは興ざめだと言ってアイシャを解放し店主に修理代として有り金全てを押し付けて店を出て行きました。
カッコつけ過ぎですね。

一人になったベートは早々に酔いが醒めます。
アイズに嫌いと言われてショックだったようですね。
またやっちまったーと進歩の無い自分に落ち込んでいます。
酔った勢いでベルを馬鹿にした出来事から進歩していない自分に腹が立っているようですね。
ベルはベートに馬鹿にされた事で奮起し弱者から踏み出したのでベートのやり方が間違っているとは言えないような?
落ち込んでいるベートの元に一人のアマゾネスが駆け込んできます。
彼女はベートを探していたと言っています。
ベートに会えて嬉しそうにしています?
ベートがお前なんか知るかと突き放すとひっどーい!?と喚き始めます。
彼女は港街でベートがぶっ飛ばしたアマゾネスでした。
ベートが思い出してくれたので嬉しそうに自己紹介してきます。
レナ・タリーと名乗った彼女は何とベートに求婚してきたぞ!
ベートに腹を殴られた時に運命の人だと感じてしまったそうですよ!!
殴られて運命を感じるとはアマゾネスは変態だな。
そういえばティオネもフィンにぶっ飛ばされて運命感じちゃったんだよな。
強さを求めるベートには似合いの女性のようにも思えますが変態すぎるのがなー。
殴られて喜ぶって変態プレイしかできねーじゃん。
しかもベートは加虐趣味ではなさそうなのがなー
ベート・ローガ、好き!!子供を作ろう!と求婚してきました。
恐怖を感じているベートは渾身の右ストレートで答えました。
殴られた事でレナは益々ベートへの愛を強めています。
お腹にいいのをもらっちゃったよ、これで二回目、絶対に妊娠しちゃう・・・しねーよ!!
ベートは厄介過ぎると戦慄しています。
ティオネに言い寄られているフィンの気持ちを理解しました。

ピクピク痙攣しているレナを捨て置いてベートは立ち去ろうとしますね。
最低な行為に思えますがレナはキモ過ぎるので妥当な行動にも思えます。
どこに行くのか聞かれてベートは宿に行って休むんだよと答えてしまいます。
レナにチャンスが到来したねー
ベートがホームに帰れない状況に陥っていると知ったレナが攻勢を強めてきます。
愛しのベート様を逃さないと必死ですね。
泊めてあげると言って誘ってきます。
ベートが拒否すると繁華街の宿ってどこも高いよ?と言ってきます。
ベートは酒場の修理代として有り金全てを押し付けてきた事を思い出します。
まさかの文無しー。
これからダンジョンに潜って稼げば問題無いんですが面倒に感じたベートはレナの誘いに乗ります。

イシュタル・ファミリアが壊滅したのでレナは別のファミリアに移籍しました。
入団したばかりなのでホームに連れて行くわけにはいきません。
隠れ家にベートを連れ込む事にしました。
そこはイシュタル・ファミリアが経営していた高級娼館のようです。
フレイヤ・ファミリアとの抗争で破壊されてしまい現在は空き家です。
最上階の豪華な部屋で夜明かしする事になりました。
子作りのチャンス到来なのでレナは黒のスケスケネグリジェに着替えてベートを誘惑してきます。
ねー、まぐわおうよー、一緒に頑張って、子供を作ろうよー、私を孕ませてよー。
流石アマゾネス、誘い文句も強烈だ―!!!!
ベートは無視して寝てしまいます。
勿体ない勿体ない非常―に勿体ない。
美味しく頂けば良かったのにー
まあそこはベートさんヒーローなので下種な行為はしないんだよなー。

心が弱っているベートが昔の辛い夢を見ています。
ベートは狩猟をしながら平原を移動する部族の出身でした。
彼は族長の息子で父から強く成れと教育されていました。
父、母、妹の四人家族でした。
幼馴染の女の子を好きになり彼女を手に入れる為に強く成りました。
幸せに暮らしていたんですが部族が巨大なモンスターに襲われます。
ベートだけでを残して部族は全滅しました。
ベートは悲嘆に暮れるのではなく強く成ろうと立ち上がりオラリオに向かいます。
弱い女が一番嫌いと言っている理由の一端が見えたね。

フィンとリヴェリアとガレスが今後の方針を話し合っています。
フィンは闇派閥に協力していたイシュタルが人造迷宮の扉を開閉する鍵を持っていたのではないか?と予想します。
イシュタルが天界に送還されてイシュタル・ファミリアは消滅しました。
残ったアマゾネス達は複数のファミリアに分散する事になりました。
フィンはイシュタルの側近だったアマゾネスに話を聞いて回る事にしました。
ロキ・ファミリアのメンバーは手分けして元イシュタル・ファミリアのアマゾネスへの聞き取りを始めます。
ロキはアイズにベートの様子を見てくるように命じます。
アイズが申し訳なさそうにベートに嫌いと言ってしまったと打ち明けます。
それを聞いたロキが腹を抱えて笑い出しました・・・ベート息してないでホンマ―。、
ロキはアイズに今のファミリアとベートをどう思っているのか質問します。
アイズは元に戻って欲しいと答えました。
ロキは自分も同じ気持ちだ、それを実現できるのはアイズしかいないと言って送り出します。

ベートが悪夢から目覚めると全裸レナが夜這いならぬ朝這いを仕掛けようとしていました。
うん?これはウケ狙い?場を和ませようとしたのかなー?
落ち込んでますがベートは呆けているわけではありません。
ベートもイシュタルが人造迷宮の扉を開閉する鍵を持っていたのでは?と考えます。
レナに知らないか?と質問しました。
あんまり期待していなかったようですが予想外。
レナはイシュタルの神室で見たような?と言ってきます。
在りかを教えて欲しければデートしてとお願いしてきました。
ファミリアの仲間に見られては不味いとベートは焦りますが向かった先はダンジョンです。
レナはベートとパーティを組んで戦うのが嬉しいようです。
彼女のレベルに合わせて上層階でモンスターを狩っています。
ベートはレナのサポートをしているようです。
面倒見は良いんだよなー。

レナを突き放したいベートは雑魚じゃ俺には釣り合わないと伝えます。
それを聞いたレナが予想の斜め上を行く答えを出します。
雑魚じゃなくなればベートの隣に居ても良いんだね。
やったー!私ベート・ローガの子供を産めるんだ!!
一々発言が強烈だよな。
わたし強く成るねと宣言して自分がレベル6になった姿を妄想して涎を垂らしています。
ベートは邪念に塗れるレナにビビっています。
レナはベートの罵倒に隠されている真意に気付いたようですね。
雑魚って言葉が悪口ではないと気付きました。

レナの発言を聞いたベートがリーネとの会話を思い出します。
弱者を遠ざけようとするベートの真意にリーネは気付いたみたいだね。
自分は弱いがベートを癒せるので付いて行って良いですか?と聞いてきたよ。
ベートの中で自分の真意に気付いたレナの存在が大きくなったような?

モンスター狩りに満足すると街に戻ってデートを続けています。
アクセサリーを売っている露天商を覗いてどれが似合うか聞いてきます。
レナは可愛いのでベートが照れてもいい場面なんですがクールだ。
ちっとも似合わないと答えます。
ベートは全くなびかないんですがレナは一緒に居られるだけで嬉しいようです。
好みの花を教えてきて買って―とウザ絡みしてきました。
そこにアイズが現れました。
デート中のベートを見てアイズが驚愕していました。
ベートを見て驚いているアイズにレナが警戒心を抱いたようです。
アイズはベートの女なのか?と警戒しています。
ベートの女には自分が鳴る予定なので手を出してはダメ。
丈夫な子供を産む約束だって交わしていると牽制してきます。
勝手な妄想を垂れ流すレナにベートが焦ります。
レナの口を塞いで勘違いするなと弁明してきました。
焦っているベートはレナを抱えて逃走をはかります。
アイズが追ってきたので何で追ってくる?と問うとベートさんの面倒を見るのが私の仕事と言われました。
レナの子作り発言を真に受けたアイズは他派閥との子供は不味いと考え追ってきました。
ベートが誤解だと叫びますが聞いちゃくれません・・・ちょっとベートが可哀想ですね・・・
愛しのアイズたんは嫉妬するどころかファミリアの関係性を心配していますよ。
ベートはアイズから逃げ回る事になります。

アイズはテンペストまで使って追ってきました・・・本気です。
ベートは何とかアイズをまきましたが疲労困憊です。
昨夜止まった空き家に戻って休む事にしました。
疲れているので鍵の在りかに行くのは明日って話になりました。
レナに再びビッグなチャンスが来ましたね。
彼女は張り切って夕食を作り始めます。
しかし疲れていたベートは食べずに寝てしまいました。

ベートが悪夢の続きを見ていました。
オラリオにやって来たベートは男神ヴィーザルが統べる探索系ファミリアに入団しました。
ベートはメキメキと実力を付けて団長になります。
当時のベートは自分が強く成る事で弱い仲間を守っていました。
弱い仲間もベートに守られながら強く成って行きます。
副団長のヒューマンの女の子を彼女にして楽しく過ごしていました。
ベートが強く成ったのは仲間を守るって理由も大きかったようですが復讐を遂げる為でもありました。
レベル3になった時にヴィーザルに断りを入れて一時的にファミリアを離れて復讐に向かいます。
故郷に戻ってきたベートは部族を滅ぼしたモンスターを倒して復讐を成し遂げます。
復讐を遂げてオラリオに戻ったベートが訃報を聞く事になります。
彼が留守にしている間にファミリアはダンジョンに潜り悲劇に遭います。
副団長の彼女がモンスターに殺されてしまいました。
ベートは号泣する事になります。
ベートはヴィーザルを責めます、ヴィーザルが済まなかったと謝ってきたのでベートが憤ります。
ベートはヴィーザルの謝罪が弱者の犠牲を認めているようで許せませんでした。
ヴィーザル・ファミリアはオラリオを去る事になりました。
ベートはファミリアの仲間から嫌われる行動を取ったようです。
管理機関は第二級冒険者のベートがオラリオに残る事を条件にヴィーザル・ファミリアの移住を認めました。

闇派閥がロキ・ファミリアが元イシュタル・ファミリアのアマゾネス達から鍵の在りかを聞き出そうとしている事を知ります。
闇派閥もイシュタルが持っていた鍵の在りかを探していたんですが未発見でした。
話を聞いたヴァレッタはもっと有効な手段をとる事にします。
ロキ・ファミリアが鍵の在りかを聞き出す前に知ってそうなアマゾネスを殺す事にします。
タナトスが協力的ですね。
ヴァレッタはバルカの呪武具(カースウエポン)を使う事にします。
人造迷宮の外で仕掛けると言いだしたヴァレッタに驚くもタナトスは止めませんでした。

ベートが目覚めると毛布が掛けられていました。
レナが掛けてくれたんだねー甲斐甲斐しいな・・・
寝ているベートをひん剥いて合体しないなんてレナは本気と見える。
レナが作ってくれた夕食が目に留まりベートは一口食べてみます・・・
冷めてしまったからなのか元からなのか?不味いとの感想を述べています。
つくづくベートは失礼な奴やなー。
ベートは隣で寝ているレナに蹴りを入れて起こしました・・・過激。

ベートは上半身裸で水浴びしながら鍵の在りかを質問します。
ベートの半裸を見て涎を垂らしていたレナは慌てて説明を始めます。
きっとベートの筋肉を見て妄想を膨らませていたに違いない。
レナはフリュネに顎で使われていたそうです。
フリュネにイシュタルの弱点を探してこいと命じられてイシュタルの神室に忍び込んだそうです。
そこで隠し扉を発見してそこに鍵と思しきアイテムが置かれていたそうです。
副団長のタンムズに見つかってしまったそうですがイシュタルが関わってないので淡白な反応を示されました。
全部忘れろと言われて神室を追い出されました。
タンムズはフレイヤ・ファミリアに強襲された時から行方不明だそうです。
イシュタル様命のヒューマンだったから後追い自殺している可能性もあるとレナは分析します。
鍵が残っているならイシュタルの神室からタンムズの部屋じゃないかって予想します。
イシュタル・ファミリアのホーム「女神の宮殿」に向かう事になりました。

女神の宮殿に向かっていたベートとレナが暗殺者を連れたヴァレッタに襲われます。
敵がカースウエポンを使ってくると分かったのでベートはレナを守りながら戦う事になりました。
苦戦しています。
同じころオラリオの街で元イシュタル・ファミリアのアマゾネスが襲撃される事件が発生しました。
夜のうちに殺されたアマゾネスも居ましたね。
フィンは自分たちの聞き込みが原因でアマゾネスが襲われていると気付きます。
ロキ・ファミリアはアマゾネスを守る為に散らばります。
アイズとリヴェリアが襲われていたアイシャ達を助けました。
アイシャは自力で暗殺者を撃退しましたが呪いを受けて倒れてしまったアマゾネスも居ました。
カースウエポンの呪いをディアンケヒト・ファミリアのアミッドが治癒できると分かっているので治癒院に運ばれます。
リヴェリアから闇派閥が元イシュタル・ファミリアのアマゾネスを襲っていると教えられたアイシャがレナが危ないと気付きます。
彼女の元に向かう事になります。

ベートは一緒に居る事でレナを巻き込んでしまったと考え焦ります。
カースウエポンを持っている暗殺者が執拗にレナを狙ってくるので彼女が狙われている事に気が付きます。
自分が狙われていると気付いたレナはベートを守る為に彼の元から離れました。
愛だね、愛。
ベートが呼び止めるも聞いちゃくれないよ。
慌てて追いかけようとするベートをヴァレッタが邪魔してきました。
ベートの方が強いんですが時間稼ぎをするだけでいいのでヴァレッタに分がありました。
ヴァレッタはベートを挑発しながら時間稼ぎに徹します。
これ以上揶揄うと殺されそうだと感じて撤退します。
引き際は見事ですね。
ベートが駆けつけると暗殺者を全て倒したレナが倒れていました。
虫の息のレナがベートの手を取り、弱くてごめん、と謝ってきます。
約束無理だった、あなたのとなりに並びたかったなぁ、と呟いて言葉が止まります。
呆然としているベートの元にアイシャとアイズとリヴェリアが駆け込んできます。
こと切れているようにしか見えないレナを発見したアイシャがベートを非難してきます。
ベートはまたも嘲笑してしまいました。
勝手に逃げ出した雑魚のお守りなんてできるか。
自分の力の無さを後悔して野垂れ死ぬ、言った通りにだったぜ、と突き放します。
激昂したアイシャがベートを殴りつけようとしますが、彼の表情を見て拳を緩めました。
ベートは泣いてたようですね・・・
ベートはアイシャが殴って来ないのが不可解なようです。
リヴェリアが倒れているレナを運び出しました。
ベートは雨に打たれながら突っ立ったままだったんですがアイズが治癒院に連れて行きました。
アイズもベートの表情を見たようですね・・・彼を放置できないと思ったようです。

ベートも呪いを受けていたんですが危険な状態では無かったので治療は最後になりました。
彼が心配なアイズが付き添っています。
アミッドがやって来てベートの治療を行います。
治療を受けながらベートはアマゾネスがどうなったか質問します。
アミッドは救える命は救いました、ですが運び込まれた時点で手遅れだった方々は救えなかったと答えます。
ベートがガキのアマゾネスはここにいるのか?と質問します。
アミッドはアマゾネスの方々は第一墓地に運ばせて頂きましたと答えます。
うん?若干会話が噛み合ってませんがベートはレナは死んだと理解します。
治療に魔法を連発していたアミッドは魔力切れになります。
アイズはベートを放置するのは不味いと思いつつもアミッドを休憩室に運ぶ事にします。
心配なので、ここにいてください、すぐに戻ってきます、と伝えて部屋を出ました。
案の定だよ・・・ベートは愛しのアイズたんの言いつけを守りません。

フィンがアマゾネスを纏めているアイシャに謝罪しています。
アイシャはフィンが謝る必要は無い。
悪いのはこんな事を仕出かした連中だ。
守れなかった助けられなかったと自分達をせめるんじゃないよ。
そっちの方が私たちには屈辱だ、ベートにもそう伝えてくれと言ってきます。
ここでフィンはベートがこの件に深く関わっていると知ります。
ベートの気性を熟知しているフィンは彼を囮にして闇派閥を討伐しようと考えます。
フィンはベートが復讐すると予想します。
冷徹なフィンの考えにティオナ達が難色を示します。
ベートの事が心配になっているな。
フィンは言い方を変える事にします。
ベートに一任すると言いだしました。
ティオナ達は驚愕しています。

治癒院に居るリヴェリアの元にレフィーヤがフィンの考えを伝えきました。
それを聞いたリヴェリアはフィンは質が悪い、これでは自分が悪役になってしまうと呟きます。
あら?リヴェリアも何かしているのか?
そこに慌てた様子のアイスがベートが居なくなったと言って駆け込んできました。
リヴェリアはやっぱりかーと諦めています。
アイズにベートを追いかけろ目を離さないでやってくれと命じます。
アイズがベートを探しに駆け出します。

復讐に向かうベートの前にロキが現れます。
ロキもベートの性格をよく知っているので彼が必要としている回復薬と食糧を渡してきます。
ベートはロキに見透かされているようで心地悪さを感じています。
ロキからベートを勧誘した経緯を教えられました。
ロキはベートと会う前にヴィーザルから彼の事を頼まれていたんだと教えてくれました。
ヴィーザル・ファミリアを抜け一匹狼になってもベートはダンジョンに潜り続けていました。
酒場で弱者を罵倒するのも変わりません。
酒場でロキ・ファミリアと遭遇します。
弱者を罵るベートにフィン、リヴェリア、ガレスが苦言を呈します。
切れたベートがガレスに殴りかかりぶっ飛ばされました。
ベートは久々に自分よりも強い相手と遭遇して喜びを感じます。
何度ぶっ飛ばされてもベートはガレスに挑みかかりました。
ロキはそんなベートを面白いと感じて勧誘しました。
女好きの女神ロキがスカウトしたんだから相当気に入られたようですね。
ベートは偶然の出会いだと思ってたようですがヴィーザルの配慮があった事を知りました。

フィンは人口迷宮への出入口に布陣してヴァレッタ達が逃げられないようにしました。
フィンの布陣を知った闇派閥は慌てますがヴァレッタは冷静でした。
ベートは誰も頼らず一人で復讐しにやって来ると予想します。
ベートを探し出して殺してやろうと考えています。
そこにベートの雄叫びが轟いてきました。

ベートはレナが倒れていた場所に陣取りヴァレッタ達を誘き出そうと考えました。
ヴァレッタは協力関係にある暗殺者ファミリアにカースウエポンを持たせて差し向けてきました。
元からベートの方が強いので送り込まれた暗殺者を全滅させます。
ヴァレッタはベートを罠に嵌めて倒す事にします。
暗殺者を使ってメッセージを残しました。
冷静さを失っていないヴァレッタは月夜にベートと地上で戦うのは危険と考えています。
宮殿の地下に来いとのメッセージを残しました。
悪趣味な彼女は暗殺者の死体から血を抜き取ってメッセージを記しました。

メッセージを見つけたベートは罠と知りつつ地下に向かいました。
床に魔法陣が記されているんですが無警戒に足を踏み入れました。
ヴァレッタと闇派閥の生き残りがカースウエポンを持って斬りかかってきました。
ヴァレッタは闇派閥のメンバーに攻撃させて自分は逃げ回っています。
ベートは余裕で攻撃を避けながら闇派閥のメンバーを倒していきます。
ヴァレッタは逃げ回っているだけですね?
余裕でカースウエポンを避けていたベートに変化が起こります。
体の動きが遅くなっている事に気が付きました!!
床に描かれていたのはヴァレッタの魔法を使う為の魔法陣でした。
彼女の魔法は結界型で相手が動けば動くほど相手の能力を減衰させる効果がありました。
ベートはヴァレッタの罠に嵌ってしまいます。
ベートの戦闘力が十分に落ちるとヴァレッタがカースウエポンを使って攻撃してきました。
闇派閥のメンバーも残っているのでベートは殺されそうになっています。
追い詰められたベートが魔法詠唱を始めました。
ベートが魔法を使えるとは知らなかったヴァレッタが驚愕しています。
慌てて距離を取り闇派閥のメンバーに魔剣を使った魔法攻撃を命じます。
魔法詠唱を阻止しようって考えでしたがベートは攻撃を貰っても詠唱を続けます。
焦ったヴァレッタが接近してカースウエポンで突き刺すように命じます。
少し判断が遅かったね・・・
ベートを刺す前に魔法が発動しました。
ベートの魔法には周囲の魔法を全て吸収して炎に変換する効果がありました。
受けたダメージも炎に変換されます。
魔剣での砲撃は吸収されてベートの炎を巨大化させます。
ベートは炎を使って闇派閥のメンバーを焼き殺してきます。
闇派閥のメンバーが全員倒されたのでヴァレッタは自分で攻撃するしか無くなります。
ベートを探していたアイズがやってきました。
助太刀しようとするアイズをベートが止めます。
アイズが見ている前でベートとヴァレッタの決闘が始まります。

ヴァレッタはまだベートの能力値を減衰させる結界が残っているので何とかなると考えていました。
甘かったねー。
ベートの魔法は結界魔法にも有効でヴァレッタの結界から魔力を吸収して効果を失わせました。
呆然となるヴァレッタを捕まえて気が晴れるまで殺さない程度の攻撃を加えてきました。
ベート相当怒っているね、一撃で殺すこともできるみたいですが簡単には殺しません。
ヴァレッタが命乞いをしてきました。
まだフィンの野郎に何もしてないんだ見逃してくれと懇願してきます。
がベートは聞き入れません。
雑魚が同じように命乞いをした時にお前はどうしたと問いかけます。
ヴァレッタは錯乱しているのか、冒険者はいつ死んでもいい覚悟をしている筈だ。
それがお前達の世界だろ、私たちの世界はこういうもんだろうがよぉーと叫んでしまいます。
ベートはそうだ、てめえは間違ってねえ、と全肯定してきます。
ベートが更に追撃を加えます。
いよいよヤバいと感じたヴァレッタは自分を殺せば鍵の在りかが分からないぞーと脅してきます。
勿論ベートは歯牙にもかけないね。
アイズが駄目と止めるのも聞こえてないみたい。
燃えちまえーと叫んでヴァレッタを焼却処分にしました。
ヴァレッタはモンスターよりも悲惨な殺され方をしましたね。
吠えるベートの声はアイズには猛々しくも、もの悲しく聞こえました。

余計な混乱を避ける為にロキ・ファミリアが「闇派閥の残党」の関与を秘したので「アマゾネス狩り」事件は暗殺者達を雇った犯人は不明って事で収束しました。
ヴァレッタを殺してもベートの心は晴れないみたい。
レナの顔を最後に見た広場の瓦礫の上で黄昏ています。
心配になったロキとアイズが隠れて様子を伺っています。
アイズがどうすればベートを励ませるかロキに質問します。
ロキが禄でもない手法を教授します。
真面目なアイズは真剣に教えられた行為を実行に移します。
アイズがベートの元に歩いてきて左肩にポンと右手を置きます。
そして「どんまい」と呟きました。
感情の乏しい表情がくそ真面目に放った言葉にベートは頬を痙攣させています。
見ていたロキが吹き出してしまったので彼女の存在に気づきます。
きりっとしたアイズは効果が無い事を不思議がっています。
ベートは黄昏ているのが馬鹿らしくなりました。
ロキが探したでーと声を掛けてきます。
ホームに戻らない事を心配されたベートはメンバーからの反感を心配しています。
ロキは、どうやろなぁーと意味深な笑みを浮かべています。
立ち去ろうとするベートをアイズが聞きたい事があるんやて、と言って呼び止めます。
アイズは酒場で聞いたのと同じ質問をしてきました。
どうして人を見下すのか?何で強くなろうとするのか教えてくださいと言ってきます。
ロキからも答えてやりぃと命令されてしまいます。
勘違いさせたまま、誰かとお別れするのは悲しいことやって、分かったんやないか?と問われます。
ベートはアイズに亡き妹と彼女の面影を見ています。
アイズにだけは嘘を吐けないと分かってしまった彼は本心を吐露する事になります。
ベートは弱い奴が死ぬのを見たく無いから罵倒して戦場から遠ざけようとしている。
もう弱い奴が哭くのを見たく無いと告白しました。
アイズが「あの、ごめんなさい・・・」と謝ってきます。
ベートが不信に思っているとロキが、そういう事らしいでぇー聞こえたかぁーと叫びます。
ベートに気配を察知されないギリギリの位置に隠れていたロキ・ファミリアのメンバーが姿を現します。
彼らは隠れてベートの告白を盗み聞きしていたようです。
ベートが自分たちの事をとても大切に想っていると分かり彼らの蟠りは解消しました。
ベートの事を「つんでれ」と揶揄ってきます。
ベートは真っ赤になって揶揄ってきた仲間を攻撃し始めました。
アイズが望んだロキ・ファミリアが帰ってきました。

リヴェリアが申し訳なさそうにベートに謝罪してきました。
訝しんでいるベートに向かってレナ・タリーの件で話があると切り出します。
ベートは話す事なんてないだろと拒否しますがリヴェリアは聞けベートと言ってきます。
ベートが死んだ奴のことを掘り返して何になる!と憤りを示していたんですが「いぇーい」と明るい声が響きました。
ベートの前に死んだと思い込んでいたレナが姿を現します。
固まるベートにリヴェリアがアミッドが解呪の魔道具を完成させていた事を教えます。
それをレナに投与して一命はとりとめたが予断を許さない状況だったので黙っていた。
他にも解呪に成功したアマゾネスは居たけど闇派閥の再襲撃を警戒して死んだ事にしてあったと教えました。
ベートと再会できて嬉しくて仕方ないレナはハイテンションで喜びを伝えてきました。
ベート・ローガが寂しがっていると聞いて胸がぎゅーっとしちぇってさー。
ベート・ローガも感動で言葉も出ないって感じでしょ?と問いかけてきます。
ベートがレナの頭に右手を乗せます。
レナは愛の抱擁が始まると感激していますが違います。
怒りマックスのベートは無言で膝蹴りをレナの腹に叩き込みました。
体をくの字に折り曲げるレナに複数回の膝蹴りを入れています。
これ以上やるとレナが死ぬと危ぶんだレフィーヤとティオネが止めますが止まりません。
慌てたラウル達がベートの凶行を止めに入りました。
落下して倒れているレナをティオナが助け起こそうとします。
レナの歓喜に溢れる声が漏れてきました。
「ふへっ、ふへへへへっ・・・!またお腹にいいのもらっちゃたぁ・・・!これもう妊娠確実だよぉ」
レナは恍惚の笑みを浮かべて涎を垂らしています。
ティオナは、やだナニこの娘こわい、と感じてレナから距離を取りました。
アマゾネスのティオナから見てもレナは変態なようです。
ロキが腹を抱えて大爆笑を始めるとつられてアイズも口を押えて笑い出しました。
フィン、リヴェリア、ガレスが驚嘆しています。
アイズの笑い声を聞いたのは初めてだったようです。
懲りないレナはベートへの求愛を続けています。

リヴェリアが内緒にしていたのでアイシャ達は助かったメンバーの墓も作ってしまいました。
生きているのに自分の墓があるのは縁起が悪いので撤去する事にします。
イシュタル・ファミリアの墓地に集合して撤去作業を始めようとしていました。
そこで再会したレナにアイシャが生きていたなら報告しろと文句を言っています。
レナの墓の前にやって来たアイシャが爆笑し始めます。
お前の惚れた雄はどうしょうもないよ、と面白そうに笑っています。
訝しんだレナが自分の墓を見るとアイシャとベートしか知らない筈の彼女が好きな花が供えられていました。
アイシャに心当たりが無さそうなのでベートが供えてくれたと理解します。
レナはベートが自分を悼んでくれたと知り喜びを爆発させます。
「ベート・ローガぁー!だぁーい好きぃー!!」
ベートさんカッコいいっす。
レナの墓に花を供えてから思い出の地で黄昏てたのねー。
実はベートさんってばレナに惚れてるでしょ。

成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
ラッキースケベ2
探索2
暗躍5
恋愛4


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