ラノベの感想) ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 10 (GA文庫)
概略:
オラリオに武装したモンスターが出現しました。
ヘスティア・ファミリアがモンスター達に協力しているようです。
モンスターの戦い方を見ていたフィンは彼らが普通のモンスターとは違う気付きます。
モンスターには理性があり連携して攻撃を繰り出していると見て取れました。
モンスターには地上に出てきた目的がありそうです。
フィンは武装したモンスターが人造迷宮を通ってやってきたと予想します。
彼らを闇派閥攻略に利用する事にします。
ロキ・ファミリアはモンスターの迎撃をしながらダイダロス・オーブの入手を目指します。
アイズはモンスターを守ろうとするベルと対決する事になります。
レーベル | GA文庫 |
発行日 | 2018/5/31 |
著者 | 大森藤ノ |
イラスト | はいむらきよたか |
ISBN | 978-4-7973-9460-3 |
雰囲気 | 困惑、衝撃、葛藤、二正面作戦、陽動、激戦、不都合、決断、不屈、迷子 |
ロキ・ファミリアは未だに入手できないダイダロス・オーブを探しています。
ダイダロス通りでの捜索を続けていました。
同時にダンジョンに繋がる人造迷宮の扉を探しています。
アイズはダンジョンに潜って捜索を行う事になっていました。
ダンジョンに向かっていた彼女がダンジョンに続く階段を登ってくるベルと出会います。
ベルはアイズに聞きたい事がありそうなんですが適切な言葉が出てこないみたい。
アイズがお姉さん風を吹かせて相談に乗ると持ち掛けました。
この段階ではアイズはベルの力に成りたいと思ってたようです。
人気のない路地に到着するとベルが理性を持っているモンスターと出会ったらどうするのか質問してきました?
アイズにとっては予想外の質問です。
アイズはモンスターは人類の敵と考えているので驚いています。
困惑しながらモンスターのせいで誰かが泣くのなら怪物を殺すと答えます。
答えを聞いたベルが悲痛な表情を見せてきました。
彼の表情がアイズを更に混乱させる事になります。
アイズの答えは一般的な回答の筈ですからね。
モンスターは敵、これは絶対の真理と考えていますから。
ベルが反論しようとしたようですがギルドが緊急事態を告げる鐘の音が聞こえてきました。
ベルの考えを聞けないままになります。
オラリオに人型モンスターが出没しているとの噂が流れていました。
何件もの目撃情報があるので街は不穏が空気に包まれています。
警報を聞いてロキ・ファミリアも迎撃に出る事にします。
ダイダロス通りでモンスターの集団と戦う事になりました。
交戦した団員はモンスターが互いに連携しているのを見て困惑しています。
フォン達が到着した時に既にベルが竜女(ヴィーヴル)と交戦していました。
フィンは連携してモンスターを倒そうと考えますがベルがヴィーヴルを守るように立ち塞がります。
モンスターを庇おうとするベルに困惑するフィン達に向かって自分の獲物なので手を出すなと叫びました。
周囲で見ていた住民や冒険者にはベルが身勝手な存在に見えました。
これで積み上げてきた評価が崩れていきます。
ベルはオラリオの危機に際しても自己の利益を優先する守銭奴って評価を貰う事になります。
ベルを認めているベートやティオナは困惑しています。
逃げるモンスターを追ってベルが駆け出します。
フィンはアイズを自分の傍に残す事にします。
頭上から戦闘域を俯瞰しながら支持を飛ばしています。
アイズも頭上からモンスターの動きを見る事になりました。
モンスター達が互いを庇いあって戦う姿を目撃する事になりアイズの心を揺るがします。
彼女の中ではモンスターは理性を持たない狂暴な存在です。
自分たちの様に戦う姿を見て困惑しています。
ミノタウロスが出現してしまいアイズが相手をする事になりました。
アイズはミノタウロスの片腕を斬り飛ばします。
が逃がしてしまいます。
ミノタウロスは椿が鍛えた斧を装備していました?
ベルを追撃する事になったレフィーヤ達が追いつきます。
冒険者達はベルの身勝手な行動に非難の声をあげています。
ベルを少し知っているレフィーヤは何でこんな行動を取るのか不思議でした。
ヴィーヴルを攻撃しようとする冒険者に向かってベルが魔法を撃ち込んできました。
冒険者はそこまでして一人で倒したいのか?守銭奴野郎と罵ります。
レフィーヤはベルの意図を聞き出そうと試みます。
がベルは無視してヴィーヴルを追っています。
レフィーヤは魔法でヴィーヴルを仕留める事にします。
彼女が放った魔法をベルが受け止めようとしてきました。
レフィーヤは慌てて魔法を解除する事になります。
魔法の直撃は避けられましたがベルは衝撃で吹き飛ばされます。
直ぐに立ち上がってヴィーヴルを追い始めました。
結局レフィーヤはベルとヴィーヴルを見失います。
騒動が発生する前にレフィーヤはヘルメス・ファミリアのルルネから接触されます。
イケロス・ファミリアがモンスターをダンジョンの外に密輸していると教えられました。
地上の好事家が珍しいからと言ってモンスターを求めているんだそうです。
レフィーヤはフィンに情報をあげる事になります。
結局モンスターを取り逃がす事になったロキ・ファミリアはベルを見張る事にします。
彼の所属するヘスティア・ファミリアのホームを見張る事になりました。
張り込み部隊にはレフィーヤも組み込まれていました。
ロキ・ファミリアの他にもヘスティア・ファミリを疑っている冒険者も居ました。
彼らも同じようにヘスティア・ファミリアのホームを見張っています。
ベルは何かを隠している困っているのに何も相談してくれないレフィーヤは訳の分からない怒りを持ちます。
フィンにはこっそり監視しろと命じられていたんですが凶行に走ります。
他のファミリアが見ている前で塀を飛び越えてヘスティア・ファミリアのホームに入り込みます。
玄関のドアを激しくノックしてベルを出せと叫びます。
気の弱そうな狐人の女性(春姫)が応対に出てきてベルは体調を崩しているので伝言を承ると言ってきます。
頭に血が上っているレフィーヤはベルを出せと追及しています。
ホームの中から問答無用の実力行使に出たレフィーヤへの罵倒が聞こえてきました。
扉を閉められレフィーヤを追い返そうとしてきます。
慌ててロキ・ファミリアの仲間がレフィーヤを連れ帰る事になりました。
周囲で見ていた他ファミリアの冒険者達はロキ・ファミリアの怖さとレフィーヤのヤバさに戦慄していました。
レフィーヤも悪名を轟かせることになったかー。
フィンは騒動の中心に居ると予想したベルに会いに行きます。
フィンは武器を持って戦うモンスターに関してベルが自分の知らない情報を持っていると考えていました。
それを聞き出そうとしているとヘルメスが現れます。
ギルド側のウラノスと繋がっていると睨んでいるヘルメスの登場でヘスティア・ファミリアはギルド側と判断します。
フィンはヘルメスと話す事でウラノス側に取り込まれてしまうのを危惧していました。
ベルへの質問を中断して戻る事にします。
ヘルメスも独自で動く事になりました。
彼はベルが英雄になる事を期待しているようです。
ヴィーヴルを庇った様に見える行動を見られたベルの評価は地に落ちています。
地に落ちたベルの評価を再浮上させる為にヘルメスは舞台を用意する事にします。
イシュタル・ファミリアを滅ぼしたフレイヤがダイダロス・オーブを持っていると考え彼女と交渉する事にします。
ヘルメスに唆されてイシュタル・ファミリアを壊滅せる事になったフレイヤは不機嫌でした。
協力したくなさそうにしています。
ヘルメスはフレイヤがベルにご執心だと知っているので彼を再浮上させる舞台を用意したいと訴えます。
フレイヤ・ファミリアに静観して欲しいともお願いしてきました。
フレイヤは利があるのか検討した結果ヘルメスにダイダロス・オーブをあげる事にしました。
ヘルメスは自分の意図通りに事が運ぶと考えているみたいです。
彼が去るとフレイヤは思惑を越えられないように気を付けろと呟いています。
フィンが思考を巡らせています。
自分で見た事とベルの取った行動の意図を考えていると正解に辿り着いてしまいます。
武器を持って戦うモンスター達は互いを庇いあっていました。
ベルは絶対的な強者であるロキ・ファミリアを前にしてもモンスターを庇おうとしました。
ベルの行動から武器を持って戦うモンスター達には理性があり意思疎が可能な存在だと気付きます。
ベルの行動が正しいと評価できてもフィンは彼らに協力する事はできません。
ロキ・ファミリアの中にはモンスターに家族を殺され強い敵意を抱いているメンバーが大勢います。
早急に彼らを納得させる事はできません。
そうでなくてもモンスターに理性があり意思疎通ができると知ったらこれまでのように迷いなくモンスターを攻撃できなくなってしまう可能性があります。
それはとても危険な事なのでメンバーに開示する事はできません。
何よりフィン自身もモンスターに家族を殺された過去を持っています。
フィンは小人族の再興を目指して勇者になろうとしています。
ロキの力も借りて人工的な勇者になろうとしています。
これまで勇者として築き上げてきた功績をふいにする行為はできません。
悩めるフィンをリヴェリアとガレスが心配しています。
二人にはモンスターが意思疎通可能かもしれないと伝えます。
驚いているようですが激しい忌避感を示しはしません。
イケロス・ファミリアがモンスターの密輸をしていたと発覚しました。
武器を持って戦うモンスターは仲間を助ける為に地上に出てきた可能性があります。
イケロス・ファミリアが闇派閥と繋がっていたと分かりました。
尋問したイケロスは眷族が勝手にやった事だと言っています。
イケロスはダイダロス・オーブを持っていませんでした。
困っているモンスターを助けようとしているヘスティア・ファミリアに正義がある事になるね。
ベルの様に素直に彼らに協力できないフィンは彼らを闇派閥討伐作戦に利用する事にしました。
人造迷宮に多数の仲間を配置する事で闇派閥にダイダロス・オーブを入手したと誤認させる事にします。
出てきた闇派閥からダイダロス・オーブを奪うのが目的です。
武器を持つモンスター達が逃げている状況です。
ギルドはガネーシャ・ファミリアにダインジョン内での捜索を命じます。
フレイヤ・ファミリアに地上の警戒を命じました。
その他のファミリアには待機が命じられました。
フィンはギルドの命令に背く事を決めます。
フィンはダイダロス通りと人造迷宮の入り口に部隊を配置する事にします。
逃げているモンスター達と闇派閥の両方を相手にする事にしました。
ダンジョンへの帰還を目指している武器を持つモンスターが動き出しました。
フィンはベルの動きに注視しています。
アイズがベルを抑えると願い出てきます。
複数の場所にモンスターが出現して混戦となっています。
別動隊の指揮を任されていたラウルの元にフィンが駆け込んできました。
指揮官が本陣を離れた事にラウルは驚いていますが配置転換を命じられて部隊を動かす事になります。
本陣でラウルの部隊が勝手な動きをしている事に気付きます。
フィンはヘスティア・ファミリアに居る小人族の少女の存在を思い出します。
彼女がフィンに変装してラウルの部隊を動かしたと見破ります。
鼻の効くアナキティに捕縛して利用するように命じます。
アナキティはフィンに成りすましていた小人族の少女を捕まえます。
フィンを敬愛している同期のラウルを騙した彼女に憤慨しています。
少女は捕まった事が信じられないようですね、ベル様と嘆きます。
アナキティは少女に囮役を務めさせる事にしました。
ダイダロス・オーブに似せた偽物を持たせて街中を歩かせる事にします。
ダインジョンを移動している武器持ちモンスター達はダイダロス・オーブを持っている可能性があります。
闇派閥もそれに気付いていて奪還部隊を送り込んでいました。
フィンはそれを予想していて奪還部隊からダイダロス・ローブを奪い取る事にしました。
偽のダイダロス・オーブを持ち移動中の小人族少女を闇派閥の奪還部隊が襲ってきました。
そこを待ち構えていたアナキティの部隊が取り押さえました。
アナキティの部隊は見事にダイダロス・オーブを入手します。
アナキティは役目を終えた小人族少女を解放しました。
ラウルを騙した事に関する制裁は加えませんでした。
ダイダロス・オーブを入手したのでリヴェリアの率いる魔導士部隊を人造迷宮で暴れさせる事にします。
目的はダンジョンに繋がる扉の発見でした。
闇派閥を率いるタナトスは食人花などのモンスターを放ってロキ・ファミリアに嫌がらせ攻撃をしていました。
人造迷宮に入り込まれるとは思ってなかったので焦っています。
闇派閥の残党と食人花を嗾けて来ました。
リヴェリアはレフィーヤを砲台として使う事にします。
彼女に大威力の魔法を撃たせて敵を掃討していきます。
形勢不利と悟ったタナトスはレヴィスに救援を依頼します。
救援にやってきたレヴィスをリヴェリアとレフィーヤの同時砲撃で撃退します。
地下通路を氷漬けにしてレヴィスの片腕を吹き飛ばしました。
負傷したレヴィスは撤退していきます。
驚異が去ったのでリヴェリアはダンジョンに繋がる扉探しを続けます。
アイズから過去にダンジョンの12階層でタナトスに会った事があると聞いていた事を思い出します。
人造迷宮を12階層と思われる場所まで降りるとダンジョンに繋がる扉を発見しました。
レフィーヤを地上に向かわせ扉発見をフィンに伝えさせる事にします。
リヴェリアは人造迷宮に戻り破壊活動を継続する事にします。
ヘルメスが人造迷宮の入口を守っているロキ・ファミリアの部隊の前に現れます。
その場を離れるならダイダロス・オーブを渡すと交渉を持ち掛けてきます。
フィンに相談したいと答えるとこの場で決めてくれと言われます。
ダイダロス・オーブの入手は優先事項です。
迷った末にその場を離れる決断を下しました。
ロキ・ファミリアがその場から居なくなるとフェルズが率いる武器持ちモンスターの集団が現れます。
まだ地上で戦っている仲間を置いては行けないと言ってますね。
フェルズはベル・クラネルを信じると諭してモンスター達を率いて人造迷宮に消えます。
ベルを監視しているアイズの前に覆面の冒険者が現れます。
名乗る事はできないがアイズと真剣勝負がしたいと言って挑んできます。
オラリオ最高の女性剣士であるアイズは決闘を挑まれる事もあるみたい。
ここで?と不満そうにしていますが受けるしか無くなります。
覆面冒険者はリューさんだよね・・・ベルを助ける為に時間稼ぎ役を引き受けたみたいです。
アイズとの実力差を理解しているので最初から全力で挑んできました。
高速移動しながら一撃離脱攻撃をしてきましたがアイズに反撃されました。
リューさんを倒したアイズはベルを追いかけて彼に追いつきます。
レヴィスが回復中なのでリヴェリア達に蹂躙を許しています。
困ったタナトスは人造迷宮に逃げ込んだ武器持ちモンスターとリヴェリア達を衝突させる事にします。
突如扉が開いたのでフェルズは罠を疑いますが12階層に向かうしかないので進み続ける事にします。
タナトスの目論見通りにフェルズ達とリヴェリアの部隊が遭遇する事になりました。
フェルズが戦う意思がない事を伝えてきました。
言葉を話すモンスター達の事を異端児(ゼノス)と呼んでいると教えてくれます。
ウラノスとも通じている事を明かしてきてゼノスは希望と言っています。
ウラノスは人類とモンスターの共生を望んでいる事も教えてくれます。
ロキ・ファミリアに動揺が走っています。
ゼノスの一人が出てきて人類の言葉を使って意思疎通をはかってきます。
リヴェリアはフィンからモンスターが人語を解する可能性を指摘されていたので冷静さを保てました。
他のエルフ達は全く知らされていなかったので驚愕してから混乱し始めます。
ゼノスの代表者は囚われていた仲間を助ける為に地上に出てきたと目的を語ります。
美しい歌人鳥(セイレーン)の女性が友達になりたいとの希望を語ります。
潔癖なエルフ達は激しい忌避感を示しています。
リヴェリアはフィンと同じように情に流されるのではなく冷静に実利を得ようと考えます。
ゼノスとフェルズの訴えに?が無いと分かってはいるんですが証明できないと言って敵対の意思を伝えました。
対決する事が決まった瞬間に闇派閥の残党が攻め込んできました。
彼らはタナトスの目的を叶える為の決死隊でした。
三つ巴の戦いが始まってしまいます。
リヴェリア達とフェルズ達が連携すれば難無く倒せるんですがエルフ達の忌避感から叶いません。
ゼノス達は信じて貰えない理解されない事に慣れているのか悲しそうにしているだけで不満は述べてきません。
拮抗している戦場に負傷が癒えたレヴィスが参戦してきました。
カースウエポンを装備しているレヴィスの攻撃がリヴェリア配下のアリシアを捕らえようとしていました。
避けきれないと分かりアリシアは覚悟を決めています。
そんな彼女を友達に成りたいと言って拒否られたセイレーンが庇いました。
セイレーンは自分の金翼よりも綺麗なアリシアの髪を汚したくないと思ってしまった。
もし許されるなら貴女とお友達になりたいという夢を見てしまったと呟きます。
庇われたアリシアの価値観が崩れ去ります。
周囲で状況を目撃したエルフ達の価値観も崩れ去ります。
レヴィスは攻撃を継続してきました。
フィンにダンジョンと人造迷宮を繋ぐ扉を発見した事を伝える為にレフィーヤが地上に戻ってきました。
急いでフィンの元に向かっていたレフィーヤがミノタウロスの雄叫びを聞きます。
ロキ・ファミリアはミノタウロスの討伐も目標に掲げていました。
フィンもそこに向かったいると考えます。
フィンがミノタウロスの元に到着した時には既にベルが戦い始めていました。
逃げ遅れていた住民の間からベルを応援する声が上がります。
冒険者の中にもベルを応援する声があがっています。
現場に到着したレフィーヤもベルへの声援を送ります。
彼女の声援に続いて周囲からベルを応援する大合唱が発生しました。
フィンとレフィーヤはベルの冒険を見て魂を振るわされています。
ベルの姿をみたフィンが決断を下します。
フィンはゼノスを守ろうとするベル達が正しいと思ってるんですが世間体が邪魔して協力できないでいました。
ゼノスに協力するとこれまで築き上げてきた作られた勇者の立場を失う事になります。
ベルの戦う姿を見てそれでも良いかと思えるようになりました。
迷いの晴れたフィンは自分の目で彼らを見て評価を下そうと考えます。
レフィーヤを連れてリヴェリア達の救援に向かう事にします。
ロキがウラノスの元を訪れてフィンの決意を邪魔するなと恫喝します。
交換条件としてゼノスの存在を秘匿すると伝えます。
ウラノスは利のある取引だと判断しロキの提案を受け入れます。
フィンに拘るロキに向かってウラノスが理由を聞いてきました。
ロキは自分がフィンの最初のファンだからだと答えます。
ロキはフィンの行く末がどうなるのか興味を持って見守りたいと考えているようです。
フレイヤがベルに入れ込むのと同じかそれ以上にフィンに入れ込んでいるようです。
追い込まれていたリヴェリアの元にフィンとガレスが救援にやってきました。
フィン、ガレス、リヴェリアは連携してレヴィスに対処しています。
何とかレヴィスの攻撃に対処していますが長引くと不利でした。
それはレヴィスにも分かっていて少し油断したようです。
フィンが伏せていたレフィーヤに魔法砲撃を命じます。
レフィーヤは足元から巨大な炎の柱を撃ちだす魔法を放ちました。
レヴィスは逃げるしかなくなります。
フィンは撤退を命じます。
アリシアを庇い負傷して倒れているセイレーンも連れて行く事にします。
フェルズ達にもついて来いとサインを送ります。
ダンジョンに到達したフィンはセイレーンにカースウエポンの特効薬を与える事を指示します。
フィンはフェルズに交渉を持ち掛けます。
見逃すのでロキ・ファミリアが人造迷宮を攻略する時に極秘で協力しろと持ち掛けます。
フェルズはフィンの真意が分からないと質問してきました。
フィンだけは取引に応じないと考えていたので疑問に思っています。
フィンはゼノスは人を襲わないと証明されてしまった。
少なくとも自分はそう判断してしまった。
闇派閥は双方にとって明確な敵だと確認することもできた。
ゼノスに剣を向けられないメンバーが出来てしまった。
だから取引を持ち掛けていると答えます。
フェルズは尚も信じられないらしく協力関係が露見した時にフィンの評価が地に落ちる危険を理解しているのか?
フィンの野望である一族再興は潰えるぞと聞いてきました。
吹っ切れているフィンはその時は全てを失った後にまた勇者に返り咲くさと答えました。
フェルズは固まりレフィーヤ達は大口を開けて驚いています。
ガレスは笑いリヴェリアは頭痛を堪えるように頭を抱えています。
フィンの言葉は続きます。
オラリオの崩壊が迫っているのでモンスターへの悪感情を捨てる。
交渉するのは今回だけで以降慣れ合うつもりはない。
君たちの目的に加担する事もない。
次に僕の前に現れれば場合によっては殲滅するかもしれない。
と続けました。
フェルズは心変わりの理由を聞いてきます。
フィンは子供心を取り戻しただけさ、答えは一つしかないと決めつけるのを止めにした、と答えました。
フェルズはフィンと契約を結ぶ事にしてゼノスを連れてダンジョンに戻って行きました。
フィンは時期を見てゼノスの存在をファミリアに正式に報告すると宣言します。
ここで見た事を口外しないように命じました。
派閥の外には永劫漏らしてはならないと厳命します。
フィンは独断でファミリアの未来を決めた事をガレスとリヴェリアに謝罪します。
二人はフィンが昔に戻ったようで嬉しいみたいです。
彼の考えを全面的に支持してくれます。
問題は反発を抱きそうなメンバーの説得でした。
ベート当たりが筆頭になり反感の声が上がりそうだと心配しています。
フィンはそれよりも問題になりそうなのはアイズをどう説得するかだなとため息を吐きます。
ベートが透明化して逃げる存在を捕捉します。
ベルだと見抜いたベートは追いかけ始めました。
追いついて姿を見せろと命じると狐人の女性(春姫)が出てきました。
彼女はベルの行方を追わせない為に時間稼ぎをしたいようです。
ベートは彼女に見覚えがありました。
港街(メレン)で戦った時にイシュタル・ファミリアに加担していた女性でした。
イシュタル・ファミリアのメンバーの事を蛙女(フリュネ)、変態(レナ)と評しています。
ベートはレナの事を変態と思っているのね。
常々レナを変態と呼んでますが本心からそう思ってたのね。
当時の春姫は戦う覚悟が無かったんですが今は弱いながらも戦う覚悟を持っていました。
ベートにはそれが嬉しいみたいです。
彼は弱者が現状を打破する為に立ち上がる姿が大好きですからね。
とは言っても見逃すつもりもありませんでした。
実力差は圧倒的だったので地面を蹴りつけその余波で彼女を壁に叩きつけました。
ベートは逃げたヘスティア・ファミリアを追いかけます。
アイズとベルが戦う事になりました。
ヴィーヴルを逃がそうとしているベルがアイズに牙を剥きます。
実力差が大き過ぎるのでアイズは手加減しているようです。
ベルはアイズに教えて貰った戦法を駆使して抵抗してきました。
アイズはどうして邪魔をするのか問いかけます。
ベルはあの娘を助けたいからと答えます。
アイズは本気で言っているのか問い返しています。
ベルは普通のモンスターとは違う意思疎通が可能なんだと言い返してきます。
アイズは多くの人はそんな事理解できない。
モンスターと手を取り合う事はできないと伝えます。
アイズは説得したくてモンスターは沢山の人を殺すと訴えます。
ベルは自分たち冒険者だって同じだと返してきます。
アイズは人類の中にも非道な行いをする者は居ると知ってますが譲れません。
ベルは、あの娘達と暮せる居場所が欲しい、ウィーネ達が笑える世界が欲しい、と訴えてきます。
庇っているヴィーヴルの事を名前で呼んできたね。
アイズの許容範囲を越えました。
何を言ってるの?と言って彼女は理解を諦めます。
斬るよ、すごく痛いんだよ?だから、どいて、と脅してきました。
ベルをいじめないで!!と叫んで問題のウィーネが飛び出してきました。
ウィーネはベルを傷つけないでと訴えてきます。
アイズの価値観が崩壊しかけています。
ウィーネに向かって、喋らないで、どうして貴女みたいな存在がいるの?と叫びます。
アイズに目的を問われたウィーネはベルと一緒に居たいと答えます。
アイズはそんなことはさせない。
モンスター達と同じように地上にのさばらせるなんて絶対に許せない。
貴女の爪は誰かを傷つける。
貴女の翼は多くの人を恐れさせる。
貴女のその紅石は沢山の人を殺してしまう。
と叫んでウィーネの存在は認められないと主張します。
ウィーネが予想外の行動にでました。
爪が危険と言われたので自分で爪を折ります。
翼が人々を怖がらせると言われたので自分で翼を毟り取りました!!
崩れ落ちるウィーネをベルが抱き留めます。
ウィーネは死ぬつもりなのか?
ベルが一人ぼっちだった自分を助けてくれたと教えてくれました。
ウィーネの独白を聞いているうちにアイズは彼女と自分は同じ境遇だったと納得してしまいます。
自分には現れなかった勇者がウィーネには現れただけ。
モンスターは絶対に殺すべき存在だというアイズの信念が壊れてしまいます。
アイズはもうそのヴィーヴルを殺せないとベルに伝えてきました。
ベル達は間違っていないと思ってしまったからとも教えてくれました。
アイズはベルとウィーネを見逃すことにします。
助ける事はできないので此処に居ると伝えてから万能薬(エリクサー)を地面に置きます。
ベルはエリクサーを拾ってウィーネを連れて去っていきました。
ベートが二人の戦いを見ていました。
ベルとウィーネが去り立ち尽くしているアイズに声を掛けます。
「いいのか?」と問いかけるベートにアイズは「はい」と答えます。
ベートが気を利かせてくれます。
「先に戻るぞ」と伝えてきた彼にアイズは「ありがとう、ございます」と返しました。
一人になったアイズが弱気をみせています。
「誰か・・・私を助けて」
幼い頃に自分自身とした「モンスターは殺す」というアイズの誓いが壊れました。
生きる目的を失ってしまったようなんだけど?
フィン達はモンスターを殺さないようにどうやってアイズを説得しようか?と考えているようですが別方向での説得が必要になりそうです。
アイズはモンスターと戦えなくなってんじゃないの?
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 5 |
ラッキースケベ | 2 |
探索 | 1 |
暗躍 | 5 |
恋愛 | 2 |
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