ラノベの感想) 大伝説の勇者の伝説 14 剣の一族の告白 (富士見ファンタジア文庫)


概略:
ガスタークの刺客に毒を撃ち込まれたフェリスはライナとシオンの元に急ぎます。
シオンと再会したフェリスはガスタークが持たせた勇者と悪魔に宛てた手紙を見せます。
ガスタークはシオンとライナに同盟を申し込んできました。
フェリスに撃ち込まれた毒は興奮剤で彼女を殺さなかった事で信用して欲しいと伝えてきます。
ライナはリューラの研究所に先乗りして拘束中のルシルを説得していました。
フェリスと再会する前に彼女の前では言い難い事を先に聞き出す為でした。
ルシルがライナの厚意を無下にしたのでライナはフェリスにルシルが妹達を守る為に犠牲を払っていたとバラします。
ライナはフェリスとルシルを二人だけにして和解を促す事にします。
ライナとシオンはシオンの部下である筈のミュラーとルークに会いに行きます。
フロワードはたった一人で中央大陸の砂漠に来ています。
彼のご先祖に宛てた手紙を受け取ったからです。
メノリスと名乗る存在と対面する事になりました。

レーベル富士見ファンタジア文庫
発行日2013/10/25
著者鏡 貴也
イラストとよた瑣織
ISBN978-4-04-712914-6
雰囲気再会、仲直り、作戦会議、実験、期待、干渉と懐柔、和解、裏切り?


>>
プロローグ 大切な人
>>
大切な人が死にそうになっているようだ。
二人が一緒に生きている世界だけに意味がある。
死んでしまった大切な人を蘇らせようとしているのか?

>>
第一章 悪魔と悪魔
>>
ガスタークの刺客に毒を盛られたフェリスはライナとシオンの元に急いでいます。
刺客は解毒の条件として手紙を勇者と悪魔に渡せと言ってきました。
二人の元に急いでいるフェリスは途中で手紙を読んでしまうか?と考えます。
手紙の内容が二人にとって不都合なものなら黙って一人で死のうか?と悩みます。
駄目だ駄目だと思い直して二人の元に急ぎます。
フェリスは悲壮感に浸り自分勝手に行動するライナ、シオン、ルシルを思い出し自分はそんな事はしないと決意します。
ライナとシオンに相談して三人で解決策を探すんだと考えます。
ローランドでライナが定宿にしている宿屋に到着しました。
丁度シオンを乗せた馬車がやってきました。
フェリスはシオンにガスタークの刺客に毒を撃たれた。
ライナの元に急ぐぞと伝えて宿屋に駆け込みます。
シオンは疑問を浮かべますが慌てて付いてきました。
ライナの部屋に入ると彼は不在でした。
宿屋の女将にライナの行方を聞くとフェリスが宿を出た後すぐに出かけたと言っています。
フェリスはまた家出したのか?と不安になります。
シオンはライナが家出する理由がない落ち着けと言ってフェリスを座らせます。
二人で手紙を読んでみる事にします。
手紙には同盟の申し入れと会談の申し込みと会談場所と時間が記されていました。
フェリスに撃ち込んだのは興奮剤で彼女を殺さなかった自分たちを信頼して欲しいと書いてありました。
フェリスがドキドキしているのは興奮剤のせいだと分かりました。
ライナの居場所を考えているとトアレ・ネルフィがやってきました。
シオンは彼の国を滅ぼしているので謝罪しますがトアレに注意されます。
シオンが必要性に駆られてやったことだと理解している。
それを謝罪するのは死んで行った者に対する冒涜だと言ってますね。
トアレはライナからの伝言を預かっていました。
父親の研究室に行くので後から来てと書いてありました。
場所はトアレが知っていると書いてあります。
トアレがライナに頼まれてルシルを逃がしたと謝ってきます。
フェリスとシオンはリューラの研究室に向かう事になります。
研究室に先乗りしたライナには目的がありました。
捕まえたルシルが仲間になる可能性があるのか探るのが目的です。
ライナに捕まったルシルは神を殺せる十字架に磔にされています。
動けないルシルにフェリスをどう思っているのか質問しました。
ルシルはフェリスを好きなようですね。
ルシルは自分とライナは化け物だと言っています。
「寂しがりの悪魔(ライナ・エリス・リード)」が勇者に自分を喰わせる為に自分を引き裂きました。
その片割れがリューラによってライナに移植されました。
目的は「複写眼(アルファ・スティグマ)」を持って生まれたライナを死なせない為です。
リューラはアルファ・スティグマが暴走してもライナが死なないようにする為に悪魔を喰わせました。
ライナはルシルが悪魔になった経緯を質問します。
幼いルシルがリューラに悪魔を移植されたそうです。
エリス家は悪魔になる可能性を持って生まれる家系だそうです。
リューラは幼いルシルに妹を救いたければ人である事を捨てろと言って力を与えました。
リューラが「神喰い(ルシル)」を入れたんだそうです。
ルシルはフェリスとイリスを守る為に人である事をやめました。
ライナはルシルに仲間になるように説得しています。
ルシルは化物の自分の手は誰にも届かないと拒否ってきます。
ライナはルシルが死んだらフェリスやイリスは泣くだろうから生きる価値はあると説得します。
フェリスに聞かれて困る事があるなら今のうちに話せと促します。
ルシルは何も言わないね。
ライナは自白の魔法を掛けてルシルから情報を引き出そうとしています。
フェリスが研究所にやってきました。
ライナがルシルはフェリスに愛されているから滅茶苦茶にされるぞと警告しています。
ルシルは溜息を吐いてライナ達の馬鹿馬鹿しさが怖くなると呟きました。

>>
第二章 兄と妹
>>
ライナはルシルに嘘を吐きました。
知られたくない事はフェリスに教えないと約束してた筈なんですがバラします。
やって来たフェリスにルシルがフェリスとイリスを守る為に犠牲になったと教えます。
更にフェリスとルシルを二人きりにして研究室を出て行きます。
これはルシルに対する嫌がらせ?ではないよね。
二人で直に話合わせた方が良いと考えたんだよね。
ライナとシオンはシオンの仲間と話す為に玉座の間に向かいました。
シオンを信じて油断しまくっているライナは玉座の間に罠が仕掛けられているのに気付きません。
玉座の間にミュラーとルークがやってきます。
ルークがライナを攻撃してきました。
罠を見逃していたので捕まりかけます。
ライナはリューラの研究所で新たに入手した魔法陣を使わずに魔法を発動させる技術を使います。
魔法が発動されてライナは罠から逃れる事ができました。
魔法を使えるならミュラーとルークを倒す事は容易です。
どうするんだと脅すと実験は終わったと言われます。
二人はライナがリューラの研究所で何らかの知識を得たと確認する為に攻撃してきました。
行動を読み切られている事にライナは辟易しています。
続いてルークがシオンの心臓にナイフを突き刺します!?
自分たちの王に何してんだ!!と憤りを示すライナに実験だと答えます。
リューラが何年も前に開発していた異世界に通じる鍵の作成に成功したので実験すると言っています。
王立魔導研究所でエリス家に隠されていた勇者の死体を研究して作り出したそうです。
ルークがライナの心臓にも同じナイフを突き立てました。
今回は異世界に行けるか確認する為なので10分ほどでナイフを引き抜いてこちらの世界に戻すと伝えてきます。
ライナも異世界に飛ばされてシオンと合流する事になりました。
ライナは以前リューラに同じことをされています。
異世界に母親の死体が残っていると分かっていました。
シオンはライナに母親(イルナ)とお別れする時間をくれました。
今ではリューラの目的がライナとイルナを会わせる事だったと分かっています。
イルナは安らかな顔で死んでいました。
ライナはイルナが幸せだったのか考えています。
アルファ・スティグマを持つライナを生んでしまったので暗い人生になったって考えるは間違っている。
リューラに諭された事を思い出して二人はライナを守れて幸せだったと思う事にします。
イルナの死体が消えていきます。
リューラが魔法を使ってライナがイルナと対面できるように死体を留めてくれてたと分かります。
ライナは二人が天国で再会できることを願います。
シオンと合流して先に進もうとしてたら現実世界に戻されます。
ミュラーは既に今後の行動計画を建てていました。
ナイフを使って内面世界に入り神とニンゲン世界の境界について調査する。
ガスタークへの対処、これは会談までに時間があるので少し話し合う事になります。
リューラが残した研究室の調査。
ライナが研究室を調べる事に難色を示します。
ミュラーは研究が進むならライナが研究する事を認めます。
が誰でも理解可能な方式で研究結果のレポートを求めました。
ライナは資料作りは嫌いなので嫌だと感じています。
ミュラーは助手を手配してあるので全て助手に報告しろと言ってきました。
資料纏めも助手がやる事になるようです。
ライナが人付き合いも苦手なので・・・と断ろうとすると、黙れ、と却下されました。
シオンがやり難いと言ってた通りだな。
既にミュラーが全て決めていて事後報告され行動は規定されるみたい。
ライナとシオンはお互いにできる事をやろうと言って別れました。
もうミュラーが王様で良い気がするよな。

>>
第三章 魔術師の助手
>>
ライナの助手になると決まってからミルクは緊張と嬉しさから眠れぬ夜を過ごしていました。
いよいよ初出勤の日がやってきました。
鏡の前で可愛く見えるか確認しています。
ミルクはライナの隣に居る美人(フェリス)の事を気にしています。
色気ではまるで歯が立たないと自覚しているみたいですね。
ミルクは二人が恋人関係になっているのでは?と疑っています。
ライナが大好きなミルクは彼が幸せになれれば良いなと思ってますが誰かに取られたくないとも思っているようだ。
ルークが迎えにきました。
ルークからミルクの他にも三人の助手が居ること。
ミルクが彼らの上司になる事を告げられます。
三人が王立魔導研究所の研究者だと知らされて自分は場違いなのでは?と思っています。
ルークがミルクに向かって今でもライナの事が好きなのか質問してきました。
ミルクが真っ赤になってしまったので返事をするまでもなく理解されます。
ルークはミルクが恋をするのに肯定的ですが寂しそうでもありますね。
彼はミルクが大好きなようですから寂しさを感じているようだ。
ルークから女神に乗っ取られていた時の記憶が残っているのか質問されます。
ミルクは記憶は残っているが真っ白に塗りつぶされてはっきりしないと答えます。
ライナとシオンの中に化物が居ると知っているルークはミルクの報告を興味深そうに聞いています。
ミルクとルークが三人の助手の前に到着すると挨拶されます。
ルークをミルクと勘違いしていますね。
ルークが自己紹介してからミルクを紹介すると驚かれます。
こんな小さな少女が中尉ですか?と驚いています。
ミルクは人違いされる事に慣れているみたいね。
何歳に見えているか分かりませんが一応これでも十七歳ですと伝えます。
またも驚かれる事になりました。
ルークがミルクはローランド三〇七号特殊施設の生き残りだと教えると納得されました。
カショク・カシャ、王立魔導研究所で第一位魔導研究者の地位をいただいております。
ミルクは彼女がライナと同じ魔術の天才と理解し難しい顔になります。
魔術の話題で意気投合する二人の姿を幻視しているようです。
カショクはミルクを怒らせてしまったと慌てています。
ルークに眉がへの字になっていると指摘されてミルクは考え事をしていただけと誤魔化しています。
第二位魔導研究者のゼール・スウェイグです。
第三位魔導研究者のヤント・ヤンです。
と自己紹介されます、二人は男性なのでミルクはあまり気にしていません。
三人が天才だと理解したミルクは戦闘用の魔術には詳しいが研究用の魔術には造詣がないと伝えます。
カショクはミルクにはライナと自分たちの橋渡し役を勤めて欲しいと言ってきます。
ライナとの橋渡し役と言われてミルクがトリップを始めています。
続けてカショクがリューラの研究所を調べる事が如何に意義深いか熱弁を振るうんですがミルクは聞いてないみたい。
今は眠りについている「円命の女神」がライナを手に入れろと後押ししているようです。
「円命の女神」は感情的なミルクが大好きみたい。
他の神とは違ってニンゲンの感情に興味があるようです。

>>
第四章 かつての影の王
>>
フロワードが手紙で呼び出されて中央大陸の西の端にある砂漠に来ています。
呼び出しに応じたのは宛名がハルフォード・ミランになっていたからです。
フロワードはハルフォードの末裔でそれを知る者を殺し尽くしました。
知っている存在が残っていた事に興味が湧いたからです。
手紙の内容も興味深くこの世界にフロワードの知らない陰謀が多数存在している事を示唆していました。
目の前の砂が盛り上がり下半身が砂に溶け込んだ少年が出てきました?
フロワードが何の用?と尋ねると意味不明な持論を展開してきました。
何度も名前を聞き出そうとするんですがはぐらかされますね。
根気強く質問し続けるとメノリスって名前を教えてくれました?
メノリスとはフロワード達が暮らしている大陸の名前です。
メノリスは自分を理を守ろうとする保守派だと言っています。
メノリスはフロワードの事も詳しく知っていました。
フロワードは黒叡の指輪を守る村に生まれました。
クジ引きで指輪の守護者を決めて一生涯牢に閉じ込めて黒叡の指輪を守らせます。
フロワードの父親が当たりを引いてしまいます。
フロワードの姉が守役に決まりましたが父親はそれを認められませんでした。
娘を連れて村から逃げようとして捕まり処刑されました。
恐怖した母親はフロワードを守役として差し出しました。
フロワードの牢獄生活が始まりました。
彼が暗い性格になったのはこれが影響しているよね。
牢の中でフロワードは黒叡の指輪の使い方を学びます。
牢屋には黒叡の力を阻害する仕掛が施されていたので時期を待つ事にしました。
変態貴族の配下が村の子供を攫いにきました。
村が混乱している隙に母親がフロワードを助けにきましたよ。
アイネルと呼んでますね。
実は母ちゃんはフロワードの事を想っていたのかも?でも牢で長い事一人ぼっちだったフロワードにはそんな事は関係ありませんでした。
フロワードは母親は自分を売ったと考えているので何の感慨も抱きません。
チャンスが来たら黒叡を使おうと考えていたので実行に移します。
黒い獣を呼び出して母親を食い殺しました。
牢から出ると村人が貴族の私兵に襲われていました。
助ける力があるんですがフロワードは静観します。
自分を閉じ込めたくせに家族が死ぬと泣くんだなと冷たい目で見ています。
村人がフロワードが牢から逃げたのに気が付きます。
捕まえて牢に入れようとしてきたので村人を殺しました。
フロワードは村から出てます。
フロワードは世界の実情を知りました。
少数の権力者が非道な支配をしていると知ります。
フロワードは権力側になる為に知識とコネを求めます。
村を襲った貴族に取り入り養子になります。
貴族に身体を売ったようですね。
充分な知識とコネを得ると義父を殺して家を乗っ取ったようです。
メノリスはフロワードがシオンを選んだのは彼を愛しているからだと主張します。
当たっているように思えますがフロワードは認めないな。
メノリスがこの世界の理を諭します。
人は生まれて生きて死ぬ、その循環に意味があると言っています。
これまでも千年周期で世界がリセットされていた。
今回はライナがその理を破るかも知れないのでライナを殺して欲しいとお願いしてきました。
フロワードの先祖であるハルフォードが殺した黒叡の指輪を作ったのは何回か前のライナだと教えてくれました。
黒叡の指輪の作者は数代前のライナなのね。
ライナは毎回魔法が得意に生まれるようだ。
前にもライナを殺しているので今回も頼むと言っています。
メノリスがニンゲンに介入するのは今回が初めてだそうです。
普段は女神に喰われているので出てくる余裕がないそうです。
今回は神と女神が沈黙した稀有な回だと言っています。
メノリスは今回のライナが理を破ってしまう可能性を怖がっていますね。
ライナを殺すか彼の愛する者を殺して復讐に駆られる存在に堕とせと言っています。
フロワードはあと十年でリセットされるなら理を破って先に進むしかないのでは?
むしろライナの味方をする方が正解なのでは?と問いかけます。
メノリスはリセットが起これば繰り返しが起こる。
記憶は消えてしまうがニンゲンの存在は残ると言っています。
理の先にニンゲンは存在できないかも知れない、そんな賭けには出られないと言っています。
伝えたい事を伝え終えるとメノリスは消える事にします。
フロワードが質問してくるね。
この世界が何のために作られたのか問うと知らないと言われます。
メノリスが誰に作られたのか問うとまた知らないと言われます。
黒幕が誰なのか問うと知らないと言われました。
フロワードはシオンが欲しい、メノリスは現状維持が欲しい。
僕の聖騎士は世界を救うのか?救わないのか?と言いながら消えました。
フロワードは中途半端過ぎると嘆きます。
結局メノリスは何も知らないようですね。
メノリスの言うようにそれぞれが自分にできる最善だと思って行動しているだけのようです。
フロワードはどうするか悩んでいる?

>>
第五章 この世界の青さ
>>
ルシルと対面したフェリスは困っていました。
何度話しかけてもルシルは応えてくれません。
フェリスはだんごを食べながらルシルを喋らせる方法を考えています。
餡だんごを無理矢理食べさせる事にしました。
磔にされているルシルには逃げる手段がありません。
口元に押し付けられただんごを拒んでいたんですが溜息を吐いてしまいます。
フェリスはその隙を逃しません。
餡だんごをルシルの口に突っ込みました。
ルシルは「ぬぐもご」と間抜けな音を漏らしたので笑ってしまいます。
ルシルは口をモグモグ動かしてだんごを咀嚼して酷すぎると文句を言ってきました。
フェリスはライナが言っていたルシルはフェリスとイリスを守る為に犠牲になった話が本当なのか質問します。
ルシルは妹達を守っただけなので気に病むなと言ってきます。
フェリスはルシルを守ってくれる者が居なかった事に言及するね。
一方的に自分を犠牲にするルシルのやり方に文句を伝えます。
ルシルは兄だから良いんだと答えています。
フェリスはルシルが昔みたいに優しい兄に戻ったと理解したようです。
ルシルに抱き着いて泣いています。
ライナはフェリスとルシルが対面している研究室の隣の部屋に居ました。
リューラが遺した魔導書を読み解こうとしていました。
高度過ぎてライナの手には余るようです。
リューラ用にカスタムしてある魔法式を自分用に改造して幾つか発動する事ができています。
リューラの魔法を使うのは気力を使うようです。
ミラーに研究成果を皆が分かるように纏めろと命じられています。
研究に必要な機材が足りないので買いに行く事にします。
リューラの研究所にも機材はあるんですが彼専用に改造されているので使えません。
使い方の説明書もないのでライナには使えないようです。
機材は個人で買える額ではないので魔導研究所で行うしかないみたい。
助手は必要だなと思う事にします。
買い物に行く前にフェリスとルシルの状況を確認する事にしました。
ドアを開けるとフェリスが泣きながらルシルに抱き着いていました。
ライナは上手く和解できたんだなと判断します。
部屋に入るとフェリスが嬉しそうにルシルと和解したと伝えてきました。
ルシルがだんごの良さを分かってくれたそうです。
ライナはルシルの拘束を解く事にします。
ルシルは速攻でライナを殺そうとしてきました。
フェリスがルシルの手刀を受け止めてくれます。
フェリスは怒っていますがライナはルシルに殺す気が無いと理解します。
殺す気ならフェリスでは受け止められなかっただろと説明しています。
フェリスもルシルとの力量差を分かっているので文句は言いません。
ライナはルシルに協力して欲しいと伝えます。
ルシルは目上を敬わないライナの口調を咎めてきました。
ライナはそういう事は妹をちゃんと教育してから言ってくれと文句を返します。
フェリスが怒ってライナを殴りました。
それを見たルシルはフェリスがきちんと成長しているとの感想を述べます。
ライナはエリス家の特殊性を痛感しています。
ルシルが核心を突く問いかけをしてきました。
ライナに向かってフェリスの事が好きなの?と問いかけます。
フェリスが真っ赤になって慌てています。
アワアワしているフェリスが可愛いですね。
ライナは照れる事無く好きだと答えました。
恋愛的な意味なのか友愛的なモノなのか判然としないようですが・・・
ライナの答えを聞いて用事を思い出したと言ってフェリスが逃げました。
ライナはフェリスの為なら死んでもいいと思っていると伝えます。
ルシルとの利害は一致しているので助け合おうと訴えます。
ルシルは化物のライナが綺麗なフェリスに手を出す筈は無いよなと言って理解を示します。
ルシルは協力する気に成ったようです。
いつでも呼び出せる場所に居てくれと伝えてライナは外に出ました。
外に出るとフェリスが座っていました。
用事は終わったのか?と問いかけると今終わったばかりと言われます。
ライナはそんなに速く終わるものなのか?って疑問を持ちます。
空を見上げると綺麗な青空が広がっていました。
神の影響が停止されているからなのか?と考えます。
フェリスがライナと同じ気持ちだと伝えてきました。
イマイチ意図が伝わってないと思ったのか?フェリスは自分もライナが好きだと伝えてきました。
ライナは「うん。知ってるよ」と答えます。
何度も命を助けられているので友愛的な好きと解釈しているのか?
フェリスは恐らく照れたんだろうね無言だな。
暫く二人で青空を見てたんですがライナがだんごを食べに行こうと誘います。
フェリスはだんごに目覚めたか!と大喜びしています。
十日くらいはだんごだけでも問題ないって事だなと言ってきます。
ライナは撤回を希望しますが、だんご業界に待ったはないのだ、と否定されます。
そこに助手を乗せた馬車がやってきました。
二人で出迎える事にしたんですがフェリスに魔手が迫ります。
フェリスの背後からフロワードの使う影の獣が襲い掛かりました。
フロワードはメノリスの口車に乗ってしまったのか?
シオンを手に入れる為にライナを復讐者に堕とすつもりなのか?
神の力を失ってますがルシルが狂乱してフロワードに襲い掛かりそうですよね。
目の前のフェリスを守れなかったライナの事も糾弾してきそうだな。
フェリスは無事なのか?
フロワードの意図が気に成るね。
協力して行こうって時に行き成り仲間割れなのか?
フロワードの行いにはシオンも激おこだと思うんだが・・・それで良いのかフロワード。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美女2
魔法5
3
恋愛4
英雄3
変態3


AmazonLink: 大伝説の勇者の伝説14 剣の一族の告白 (富士見ファンタジア文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) オーバーロード 第15巻 半森妖精の神人 [上]

ラノベの感想) オーバーロード 第16巻 半森妖精の神人 [下]

ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 第32巻 サクリファイス編/卒業編 (電撃文庫)

ラノベの感想) オーバーロード 第14巻 滅国の魔女

ラノベの感想) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 第5巻 サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス<下>(電撃文庫)