ラノベの感想) フルメタル・パニック!戦うボーイ・ミーツ・ガール(新装版) (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:1998/9/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:4-8291-2839-9
ミスリルと呼ばれる秘密の軍事組織の兵士、相良宗介が千鳥かなめを護衛する為にやって来ました。
千鳥かなめはウィスパードと呼ばれる特殊な存在でテロ組織に狙われていました。
彼女は陣代高校に通う高校生だったので年の近い宗介が護衛役に選ばれて転校生としてやって来ることになりました。
宗介は真面目な性格のようです。
かなめの護衛を一生懸命にこなそうとしていましたが、平和な日本ではその行動が空回りしていました。
かなめと一緒に居る時間を増やそうとして彼女と同じ部活に入部しようとします。
女子ソフトボール部のドアを叩き、自分を雇うのは良い買い物だと自信ありげに言ってました。
経験もあるとも言ってたんだけど、男子生徒の宗介に女子ソフトボール部の経験はないよな。
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かなめは宗介の存在が気になりだします。
最初は疎ましく思っていたようですね、同じ電車に乗り合わせたときに、かなめは宗介に尾行はやめろと言ってます。
しかし宗介は偶然だなと言って取り合いませんでした。
かなめは行動派のようです、電車のドアが閉まる寸前にホームに飛び出し宗介をまこうとしました。
宗介はかなめの行動に慌てたようですが、健気です。
電車の窓を開けてホームに飛び降りました。
ゴロゴロと転がってました。
宗介の必死な行動とひた向きな横顔を見てかなめは宗介の評価を変態ストーカーから不思議な人物と改めたようでした。
かなめと宗介は良い感じになります。
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しかし悲劇が襲います。
ミスリルはかなめのマンションを監視できる位置に部屋を借りていました。
そこでかなめの部屋を監視中に不審な人物が彼女の部屋のベランダに侵入しようとしていました。
かなめの監視チームのメリッサ・マオとクルツ・ウェーバーと連携して宗介が不審者を捕まえに向かいました。
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驚いた!!不審者はかなめのパンツを盗もうとしていた同級生の風間信二でした。
信二は軍オタでアーム・スレイブが好きです。
話を聞くと彼が全国を回って撮りためたアーム・スレイブのネガを取り上げられてしまい、返して欲しければかなめのパンツを盗んで来いと不良生徒に命じられたそうです。
宗介はかなめに迷惑だろうと説教してますね、彼もかなめの護衛の為に散々迷惑を掛けていますが。
話はアーム・スレイブの話題になりオタク同士の連帯感が発生したようです。
宗介と信二はかなめの部屋のベランダで話し込みます。
これが不味かったですね、さっさと移動してから話始めればよかったのに。
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風呂上りのかなめがタオル一枚でベランダに出て来ました。
かなめは驚いてますね、悲鳴を上げる事も忘れている様子です。
宗介はかなめのパンツを握りしめていたんだよ、これが更に不味かった。
かなめは金属バットで攻撃してきたようですね。
宗介は信二を逃がしつつ撤退しました。
これでかなめには決定的に嫌われてしまいました。
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かなめを狙っていた組織の研究所をミサイルで爆破したのでかなめは安全になったと判断されます。
かなめたちは修学旅行に行く事になるのですが、任務の終わった宗介も旅費を払っていたので、同行しろとの命令を受けます。
かなめに嫌われてしまった宗介は重い気分のまま修学旅行に行く事になりました。
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目的地は沖縄です。
しかしかなめを狙うテロリストは修学旅行に向かう飛行機をハイジャックしました。
目的地が変更になり北朝鮮に向かう事になりました。
宗介は途中でおかしいと勘付きますが、大人しく状況を観察していました。
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着陸するとかなめを狙うテログループの主犯格が彼女を捕まえに来ました。
かなめに向かいテレビ用の映像を撮影するのに協力して欲しいと言ってきます。
かなめは嫌がりますが強引に連れ去られそうでした。
そこに担任教師の神楽坂恵理が止めに入ります。
テロリストに向かい人質ならば自分を連れていけ、生徒に手を出すなといいつのります。
立派な先生ですね、彼女はテロリストに向かって卑怯者と罵り始めます。
あ、テロリストは起こったぞ、恵理を撃ち殺そうとして拳銃を抜きますが、恵理は状況を理解できてませんでした。
宗介は恵理を助ける為にワザと食器を落として大きな音をたてました。
テロリストは白けたようです恵理を殺す事なくかなめを連行しました。
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宗介は自分の行動に驚いてますね。
更にテロリストはガウルンと呼ばれる危険人物でした。
宗介とも因縁があるようですね、且つて宗介はガウンルンと敵対していて狙撃により彼を殺したそうですが、生きてました。
ここではガウルンは宗介の正体に気が付きませんでした。
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宗介は行動を開始します。
旅客機の貨物室に侵入して自分の荷物を取り出します。
色々と武器や通信機を持ち込んでますね。
旅客機の中には爆弾が仕掛けられていました、宗介には解除できそうもありませんでした。
宗介は旅客機から出て偵察を始めました。
偵察を追えてミスリルに連絡を取りました。
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ミスリルは原子力潜水艦を持っていてそこの指令室に戦隊長が居ました。
原子力潜水艦はトゥアハー・デ・ダナンと呼ばれています。
戦隊長は宗介と同年代の少女です。
テレサ・テスタロッサちゃんです、彼女にも何やら秘密がありそうです。
指令室には他にもカリーニン少佐が居ますね。
宗介は二人に現状を報告していました。
あとでもう一度宗介から連絡を入れる事になり交信は終わりました。
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テレサは人質の救出作戦を実施する事にしました。
この作戦がダイナミックでしたよ。
ミサイルに搭載されたアーム・スレイブを射出して現場に送り、奇襲作戦で人質を救出する事になりました。
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宗介は交信終了後に敵に発見されてしまい戦闘になりました。
敵の不意を衝く為に通信機を投げつけました。
敵を無力化することはできましたが通信機は壊れてしまいました。
連絡手段を失う事になりました。
そこに銃声が聞こえてきました。
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宗介はかなめがピンチだと判断してかなめが拘束されていると思われるトレーラーの中に飛び込みました。
連行されたかなめはウィスパードであるかどうかの検査を受けていました。
が、訳のわからない映像を見せられて(かなめはそう解釈しています)嫌になったかなめは検査を担当していた女性科学者に抵抗したようです。
それで科学者は発泡するに至ったようです。
宗介はテロ組織のメンバーを無力化してかなめを連れて逃走を開始しました。
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かなめは宗介の登場に驚いてますね。
彼が自然に銃器を扱うのにも困惑してました。
しかし、それだけでは終わりませんでした。
宗介は格納庫に駐機してあったアーム・スレイブに乗り込みます。
かなめは素人に動かせるわけないと宗介に言いましたが彼の返答がカッコいいです。
俺は専門家だと言ってました。
宗介の見事な操縦にかなめは再度驚く事になりました。
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アーム・スレイブを使って軍事基地から逃げ出しますが、追手のアーム・スレイブに追いつかれました。
ガウルンが乗っている特殊な機体でした。
宗介の機体は破壊されてしまいます。
絶体絶命のピンチにクルツの乗るアーム・スレイブが救援に来てくれました。
クルツから救出作戦の事を聞いて宗介とかなめは軍事基地に向かう事になりました。
ガウルンとの戦闘はクルツに任せる事になりました。
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距離があるので途中でクルツのアーム・スレイブに拾って貰わないと間に合いません。
クルツの到着が遅いと思ったら彼のアーム・スレイブはガウルンの乗るアーム・スレイブに破壊されていました。
宗介とかなめは取り残される事になりました。
森に逃げます、その途中で宗介は負傷した傷の治療を行います。
お腹にアーム・スレイブの破片が刺さってますよ。
かなめは宗介の治療方法に恐怖感を抱いたようですね、宗介は自分の体を機械の様に扱っていました。
かなめは宗介への恐怖心から彼を拒んでしまいました。
宗介の表情に絶望感が浮かびます。
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必死に自分を助けようとしている宗介にそんな顔をさせてしまった自分の行動をかなめは恥じる事になりました。
二人で逃げている途中で重症を負ったクルツと出会いました。
クルツの乗ってたアーム・スレイブは軍事機密が満載なので味方のヘリがミサイルを撃ち込んで爆破しました。
クルツは爆破前に脱出できたようです。
クルツの話ではガウルンの乗るアーム・スレイブには不可思議な武器が搭載されているようです。
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三人に追手が掛かり逃げきれそうもありません。
宗介は専門家としての判断をかなめに伝えます。
逃げ切れないので、宗介とクルツが囮になるのでかなめは海岸に向かって逃げろ、通信可能域に入れば、ミスリルに連絡が付くかもしれないと伝えます。
かなめは宗介とクルツが犠牲になるという作戦に困惑し、反対します。
かなめの性格はとてもポジティブなようです。
三人で生き残る方法を考えようと言ってきました。
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かなめに怯えた感じはなくなります。
宗介の意見は聞きません、かなめのアイディアは結構いい線いってるようです。
クルツはかなめの作戦に賛成しました。
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宗介は一人で畑にやってきて燃料をまいて火文字を作りました。
この火文字をミスリルの所有する偵察衛星に見つけて貰おうとの作戦でした。
これが上手く行き、テレサはミスリルの所有する特殊なアーム・スレイブを投入する事になりました。
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思い切りのよい作戦が取られますね。
特殊なアーム・スレイブを無人で現地に射出していました。
宗介は無人のアーム・スレイブに搭乗してガウルンと戦う事になりました。
この特殊な機体はARX-7<アーバレスト>と云うようです。
ラムダドライバーと呼ばれる特殊な装置が搭載されていました。
ガウルンの乗るアーム・スレイブにも同じラムダドライバーが搭載されているようです。
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宗介とガウルンの戦いはラムダドライバーを上手く使える方が勝つって流れになりました。
ガウルンはラムダドライバーについてある程度の理解を持っているようです。
宗介は何も知らないので大ピンチでした。
しかし、ここでかなめが重要な役割を務める事になりました。
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かなめはウィスパードなのでラムダドライバーの原理や使い方を理解できているようでした。
かなめが宗介にラムダドライバーの使い方を教えていました。
ラムダドライバーは搭乗者の意思を物理的な力に変換する機械だそうです。
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かなめは宗介が負けると自分は敵に捕まり、裸にひん剥かれて、さんざん身体中をいじり回されて、殺されちゃう、その光景を思い浮かべてと言いますね。
宗介はその光景を嫌だ、頭にくると言ってますね。
宗介の怒りを引き出す事で破壊力を得たようですね。
宗介は敵を殴り倒すイメージを思い浮かべてショットキャノンを撃ちました。
弾はガウルンがラムダドライバーで発生させた障壁を貫いて彼の機体を破壊しました。
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宗介はかなめとクルツを抱えてアーバレストを走らせました。
近くの海上にデダナンが浮上するので飛び移れってことでした。
追手がやって来ます、砲撃してきましたが、両手が塞がっているので武器が持てませんでした。
ここで宗介は非常手段に出ましたよ。
かなめを上空に投げて空いた腕で武器を取り発泡しました。
敵の追手は破壊されました。
かなめを見事にキャッチしましたが、かなめは随分な目にあったね。
彼女は気絶しました。
宗介たちは無事にデダナンに収容されて逃げ切りました。
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宗介はデダナンの格納庫でカリーニン少佐と話していました。
カリーニンは宗介の育ての親のようです、一緒にゲリラ活動をしていた事もあるようです。
宗介はカリーニンにアーバレストとラムダドライバーの事を質問しています。
カリーニンは宗介にはそれを知る立場に無いと言って詳細は教えてくれません。
しかし、アーム・スレイブを始めとする現代の兵器は進化し過ぎていると言ってました。
あるはずのない技術、<存在しない技術(ブラック・テクノロジー)>は誰が生み出したのか、分かるかと宗介に問いますよ。
宗介はかなめのようなウィスパードと呼ばれる存在かと聞き返してますが、カリーニンはそれは言えないと言ってますけど、ほとんど認めてますね。
成程、だからかなめは狙われる事になったのね。
カリーニンは宗介にかなめに対して保険を掛けたと言ってます、なんだろうな?
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かなめは東京の病院で目を覚ましました。
そこには看護師に変装したマオが待ってました。
マオはクルツと宗介を助けてくれたかなめにお礼を言ってます。
かなめは宗介が今後どうなるのかマオに聞いています。
マオは次の任務に就いたとだけ言ってました。
かなめには拉致されている間に見聞きした、ラムダドライバーやミスリルの事は秘密にした方が良いとアドバイスをくれました。
まあ、言えないよね。
宗介からの言付けはあるかと問いましたが何もないと言われてしまい寂しさを感じてますね。
かなめは宗介が気になり始めたようです。
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その後すぐにかなめのお見舞い客がやって来ました。
親友の恭子や神楽坂先生が居ますね。
その中に宗介の姿もありました。
かなめは驚いてますね、しかし嬉しそうだぞ。
宗介は自分はミスリルがかなめに掛けた保険だと言ってます。
かなめの事を護衛するようですよ。
かなめの宗介への呼び名が相良君からソースケに変化していました。
これは宗介の評価が良い方に向かったように思えますね。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 技術 | 兵器 |
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