ラノベの感想) 転生少女の履歴書 第8巻 (ヒーロー文庫)

概略:
リョウは学園を卒業して白カラス商会の活動に注力する事になります。グエンナーシス領の生徒、カテリーナ、サロメ、シャルは白カラス商会に就職しました。仲良く活動して行く事になります。レインフォレストに戻ると思われていたアランは王都に残りリョウを助ける事になります。アランの想いはリョウに届くのだろうか?ウ・ヨーリの教えを元にした国策が施行される事になります。リョウはウ・ヨーリ教の問題を解決できたと考えますが予想外の大問題が噴出します。扇動されたウ・ヨーリ教徒が王城に向かってしまい暴動になりかけます。扇動したのはアレク親分の仲間でした。

レーベル:ヒーロー文庫
発行日:2019/6/10
著者:唐澤和希
イラスト:桑島黎音
ISBN:978-4-07-439026-7
雰囲気:卒業、告白、盗賊問題、国策、ウ・ヨーリ教徒暴走、婚約
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リョウ達は学園を卒業しました。
卒業後は王都に残る者、領地に帰る者に別れます。
アレク親分の騒動が原因でグエンナーシス領が国の直轄地になりました。
グエンナーシス領の生徒の多くがリョウの白カラス商会に就職する事になります。
カテリーナ、サロメ、シャルが就職する事になりました。
卒業式の午後、リョウ達は王都で遊ぶ事になります。
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リョウはサプライズとして仲間を白カラス商会の社員寮に連れて行きました。
そこには大きな風呂がありました。
学園にも大浴場がありました。
卒業後は風呂に入る回数が減ると思っていたので嬉しそうにしています。
女子と男子に別れて入浴する事になります。
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女子はリョウ、カテリーナ、サロメ、シャル。
男子はアラン、リッツ、クリス。
クリスは可愛い顔をして抜け目がありません。
こっそり女子風呂に入ろうとしてアランに止められていました。
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空調の為に壁の上の方が開いていました。
ですので声の通りがいいみたいです。
男湯まで女湯での話声が漏れてきています。
リョウがおっぱいを揉んでもらうと大きくなると言っていたって話になっています。
これを聞いたアランがのぼせてしまいました。
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アランはレインフォレスト領の次期領主です。
リョウはアランはレインフォレストに帰るんだろうと思っていました。
しかしアランは王都でやり残した事があると言って王都に残る事にします。
アランのやり残した事とはリョウへの告白の様です。
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アランが勇気を振り絞って告白したのですがリョウに勘違いされてしまいます。
リョウはアランは夢を叶える為に王都に残った。
彼の夢は、どこかの商会の専属魔法使いになる事だ、と勘違いしてしまいます。
アランからの告白を白カラス商会に入りたいって言っている、と解釈しています。
白カラス商会で使っている瓶の製造はレインフォレストに依存しています。
リョウはアランを雇う事で彼の母親アイリーンとの関係が悪化する事を嫌い今は彼を雇う事ができません。
待っていて欲しいとのリョウの返答を聞いたアランが嬉しそうにしています。
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しかしこれまでもリョウの勘違いに翻弄されているアランは話が上手すぎると疑います。
よくよくリョウの考えを聞くとアランの告白は伝わっていなかった事が分かりました。
アランは気長にリョウにアピールを続ける事にしたようです。
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白カラス商会の荷馬車が盗賊に襲われました。
国に訴えても行動を起こしてはくれませんでした。
グエンナーシス領に居ると思われるアレク親分への対処で兵士を派遣できないようです。
人手不足なようです。
リョウは白カラス商会独自で盗賊問題の解決に乗り出す事にします。
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バッシュが自分の護衛を貸してくれました。
バッシュから穏便な解決をして欲しいとお願いされます。
バッシュは、食い詰めた村人が盗賊団になった、と考えていました。
彼らを被害者と考え自分が彼らの面倒を見ると言っています。
リョウもバッシュの言うとおりだと考え穏便な解決を目指す事になりました。
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盗賊の村に少数で潜入して首謀者を拘束する作戦です。
作戦は上手くいき首謀者を拘束したのですが問題が発生しました。
村から出撃した盗賊団が魔法使いの乗った馬車を襲撃してしまいました。
魔法使いを襲ったので極刑は免れないと思われます。
しかし襲われた魔法使いはウ・ヨーリを信奉するリュウキでした。
彼はリョウの物資が盗まれた事に義憤を感じて盗賊討伐を思い立ったようです。
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思わぬところでリョウと対面したリュウキは五体投地の体制を取ろうとしてきました!!
ウ・ヨーリ教を知らないアラン達が居る前でやらせるわけにはいきません。
リョウはリュウキに抱き着き再会を喜ぶふりをして誤魔化しています。
これを見たアランが不機嫌になっていますね。
リュウキの事を警戒していました。
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リュウキはリョウの言う事は何でも聞いてくれるので盗賊団の首謀者を国に突き出す事になりました。
リョウは首謀者が処刑されないか心配していましたが禁固刑になりました。
アレク親分の戦果の影響で非魔法使いにあまり無体な罰を与える事ができないようです。
王国の権威が弱まっているようだね。
リョウは首謀者に以前どこかで会った事があるのではないか?との疑問を抱きます。
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リョウが抱えていた問題の一つ、ウ・ヨーリ教の問題が解決しそうになります。
ウ・ヨーリ教の教えを元にした施策を国策として認めさせる事に成功しました。
魔法に頼らない農業の方法などが説明される事になります。
アランの祖父であるアルベールが協力してくれたので実現したようです。
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無事に国策は発表されリョウの肩の荷が下りたと思われたのですが大問題が噴出しました。
何者かがウ・ヨーリ教徒を扇動して暴動を起こさせようとします。
国策はウ・ヨーリの教えを歪めたものだ。
ウ・ヨーリが嘆き悲しんでいると言って扇動しています。
血のようなものが降りかけられたたんぽぽを用意していましたよ。
周到な準備をしていたようです。
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この問題を解決するきっかけになったのはアリーシャでした。
彼女も暴動に参加しそうになりましたが、バッシュの元に向かいます。
これが好判断でした。
バッシュが馬を貸してくれたので、アリーシャはリョウの元に駆けつけて暴動が起こりそうな事を報告できました。
しかしバッシュの様子がおかしいですね。
なんか苦し気です。
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アリーシャから報告を受けたリョウは急いで王城に向かい暴動を止めようとします。
城門の前で説得を試みるも聞いては貰えませんでした。
困っているところにアズールがタゴサクを連れて来てくれます。
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暴徒たちの行いにタゴサクは怒り心頭です。
タゴサクはリョウの事を神のように敬っているので彼女の考えには完全に従います。
タゴサクも新たな国策には賛成してくれていました。
リョウに見限られると思ったタゴサクは五体投地で謝罪してきました。
彼の姿を見たウ・ヨーリ教徒は動揺しています。
タゴサクの影響力は高いようです。
迷いながらもタゴサクに従い五体投地する事になります。
ここで一人だけ五体投地しなかった人物が現れます。
彼が扇動者だったね。
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扇動者はリョウの知り合いでした。
アレク親分の仲間であるクワマルのアニキでした。
他にもアレク親分の仲間が一般公募された兵士に紛れ込んでいました。
彼らはルビーフォルン領の民が王国兵に斬られたと演出しようとしていました。
リョウが斬られそうになりますがコウキに助けられます。
リョウは門番の女性に助けを乞いますが彼女もアレク親分の仲間でした。
リョウに斬りかかったのは剣聖の騎士団に所属しているエルバロッサでした。
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騒ぎを聞きつけた王国騎士がやって来ます。
クワマル達は逃走を図りました。
リョウはクワマル達が捕まった後の事を心配してしまい本気で邪魔ができませんでした。
後になり覚悟が足りなかったと後悔しています。
そこにアレク親分が馬に乗って助けにやって来ました。
アレク親分は捕まっていた盗賊団の首領を助け出していました。
彼はアレク親分の仲間、バケツでした。
リョウがどこかで会った事があると感じたのは間違っていませんでした。
アレク親分たちは煙玉を使い逃げていきました。
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リョウはバッシュの元に向かう事にします。
彼女はバッシュはアレク親分に協力していると疑っていました。
バッシュの執務室で一人で居るバッシュに迎えられます。
バッシュはアレク親分に協力していた事を認めました。
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リョウの活躍で現在のルビーフォルンは改善されましたがバッシュは過去に王国にルビーフォルンが見捨てられた恨みを忘れていませんでした。
バッシュはアレク親分のやっている事は間違っていると理解しているけど気持ちの整理ができなかったようです。
恨みを晴らす為に協力しちゃったようですが迷っていたようです。
バッシュは自分の命と引き換えに許しを乞おうと考えていました。
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リョウはそれを止めます。
彼女はバッシュはこれからのルビーフォルンに必要だと訴えました。
自分が説明に向かった方が話が付けやすいとバッシュを納得させてしまいます。
バッシュは心を入れ替えルビーフォルンの領主を続ける事になります。
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リョウは暴動の説明をする為に国王と謁見する事になります。
国王に謁見するので緊張していますね。
国王は小心者で情緒不安定な人物でした。
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周りの側近たちは国王の情緒不安定さに慣れているようです。
それ程大きな罰則も無く話しがまとまりかけるのですが非魔法使いなのに高い求心力を持っているリョウの存在が問題となりました。
側近の中に一人リョウの求心力に危機感を抱いた人物がいました。
非魔法使いを軽んじる国の中にあった優秀な人のようです。
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対応に困った国王がお気に入りの側近ラジャラスに意見を求めました。
ラジャラスはリョウが何かと世話になっているヴィクトリアの甥です。
しかしリョウは彼に嫌われています。
ラジャラスが恐ろしい提案をしてきました!!
彼はリョウとヘンリー(ゲスリー)を結婚させてはどうだろうか?と提案してきました。
リョウの人気を王家に取り入れようとの考えです。
ヘンリーに反省を促したい国王は乗り気になってしまいます。
リョウはまだ結婚できる年齢に達していません、と抵抗しましたが婚約する事で話がまとまってしまいました。
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ヘンリーと婚約する事になったとバッシュとコウキに話すと当然ですが心配されます。
リョウはコウキを巻き込めないと考え強がって見せますが見透かされてしまいます。
リョウはコウキの胸で泣く事になりました。
泣き止んだリョウはヘンリーとの婚約を上手く利用しようと前向きに考え始めます。
思わぬ形で権力を手にできたので自分なりに活動しようと考えます。
王宮から自由に出られなくなると予想したリョウは白カラス商会のルビーフォルン側をバッシュに任せる事にします。
コウキにはアレク親分の動向を探って貰う事にします。
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リョウはある程度自由に行動できると考えているようですが相手はあのゲスリーです。
上手くいくのでしょうか?
この話を聞いた時のアランの嘆きが目に浮かぶね。
アランはどうするんだろうか?
これを機にレインフォレストが王国に反旗を翻すなんてことにはならないよな?
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成分美少女魔法異世界知識恋愛イケメンウ・ヨーリ教
評価AAACCAAAAA
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