ラノベの感想) インフィニット・デンドログラム 20 砂上の狂騒曲(カプリッチオ) (HJ文庫)
概略:
ユーゴ―がAR・I・CAの勧めでボディーガードのアルバイトをする事になります。 MPを自動生成する永久機関を搭載した豪華客船に向かいます。 護衛対象は<セフィロト>所属の超級マニゴルドさんです。 マニゴルドは散逸した黄河の珠を買い取る為に豪華客船に乗っています。 豪華客船を<IF>が襲撃するとの情報が入ったので【殺人姫】エミリーと相性の良いユーゴ―に護衛を依頼しました。 豪華客船の永久機関を皇国から離反した軍隊が狙っています。 超級に続けて負け衰退した<ゴブリン・ストリート>ってクランが再興を狙います。 彼ら(オーナーを含めて三人しか残ってない)は豪華客船を襲撃する皇国を離反した軍隊のマジンギア強奪を狙っています。 豪華客船上でそれぞれの目的を叶えるべく争う事になります。
レーベル:HJ文庫
発行日:2023/3/1
著者:海道左近
イラスト:タイキ
ISBN:978-4-7986-3043-4
雰囲気:見舞い、護衛依頼、依頼主、強盗団、敗残兵、動力炉、三つ巴、誕生、撃破、暗躍、再興
IFを実質的に運営しているラスカルが現実世界でアリゾナ州にある精神病院を訪れます。
目的はそこに入院している【殺人姫】(マーダープリンセス)エミリーのお見舞いです。
二人とも犯罪クランIFのメンバーなんですが現実世界でも接点を持っていました。
ラスカルとエミリーは兄妹のようですね。
デンドロを始めた事でエミリーの病状が好転しているみたいです。
デンドロでの行動を相談してからラスカルは精神病院を後にしました。
入院費がお高そうな病院なので現実世界のラスカルは金持ちのようです。
エミリーの入院費を稼ぐために会社経営を行っています。
意外と有能な人みたいだ。
ユーゴ―が師匠AR・I・CAの勧めで護衛のアルバイトをする事になります。
護衛対象はAR・I・CAと同じクラン<セフィロト>に所属しているマニゴルドという超級マスターです。
マニゴルドは物凄い美形なんですが物凄いデブでした!!
多くの人間を殺しているらしくキューコに激しく嫌われています。
彼女の毒舌が普段よりも酷くなっていますよ。
具体的にはエミリーに次ぐ殺人数らしいです。
マニゴルドは<セフィロト>のオーナーに命じられて黄河から奪われた珠の一つを買い取る役目を担っています。
初めて運行される豪華客船【エルトラーム号】で買い手と会う事になっていました。
【エルトラーム号】は砂の上を走る船なので砂漠を疾走しています。
古代王国時代の動力炉が使われていました。
マスターやティアンのMPを使う必要が無く永久機関と呼ばれています。
マニゴルドはIFが襲撃してくるとの情報を得ました。
襲撃にエミリーも参加すると掴んでいたので彼女を倒した事のあるユーゴ―が呼ばれました。
マニゴルドは【放蕩王】ってジョブで贅沢三昧の生活をしています。
お金稼ぎの天才でお金で買えるものは何でも欲しがります。
護衛としてイサラという超級ティアンを雇っているんですが彼女は愛人も兼ねていました。
孤児だったイサラは孤児院を建てたいと考えていました。
マニゴルドは彼女の願いを叶えてあげたようです。
取引が上手いようだ。
愛人関係なんですが二人の関係は良好です・・・イサラはマニゴルドを愛しているみたいだぞ。
現実世界のマニゴルドは新聞配達で慎ましく暮らしています。
彼は現実とデンドロを分けて考えているようです。
現実では慎ましくデンドロでは無制限に贅沢を楽しんでいます。
こういう生き方もありだな。
キューコの事を愛人にしたいと口説いてきました。
彼を嫌っているキューコは即座に拒否します。
同性愛に理解はないのでユーゴ―を口説く事はありませんでした。
中の人が女の子だと知れば口説いたかも知れんが・・・バレなくて良かったね。
ユーゴ―は二枚目な男の子だからさ。
【エルトラーム号】の動力炉をラインハルトを裏切りドライフ皇国を出奔した一部隊が狙っています。
首謀者のカーティス・エルドーナはクラウディア・ラインハルト・ドライフに恋をしました。
彼女を嫁に下さいと言える立場になる為に頑張ってたようです。
ライバルと目されていた人物が居たのですが<SUBM>【三極竜グローリア】との戦闘で戦死します。
自分にチャンスが回ってきたと内心では喜んだようです。
この辺りに性格のセコサを感じますね。
そしたらラインハルトによる皇族虐殺が起きて彼が皇帝になりました。
ラインハルトのやり口を認められないカーティスは反乱を企てますが負けて出奔する事になります。
一番滑稽なのはラインハルトとクラウディアが同一人物だって事実を彼が知らない事です。
未だにラインハルトを討つ事を目指していてその為に【エルトラーム号】の動力炉を狙っています。
不運にも何回も超級に負け続けて存亡の危機に瀕しているゴブリンストリートが動きます。
彼らは皇国の残党が【エルトラーム号】を襲撃するって情報を入手しました。
皇国残党が使っているカスタム型のマジンギアを強奪して窮状を脱しようと考えました。
ゴブリンストリートはオーナーであるエルドリッジと彼に惚れている二人のメンバーだけになっています。
エルドリッジに惚れているフェイとニアーラという二人のマスターです。
エルドリッジは二人の気持ちに気付いていません。
惚れられている可能性に思い当ってないよ。
二人に友情は感じていますが恋愛感情は持ってないみたいです。
フェイとニアーラはライバル関係にあるのですが親友と呼べる関係でもあります。
負け続きなんですがエルドリッジの実力に全く疑いを持っていません。
エルドリッジは苦労を掛けている二人に報いたいと考えていました。
一緒に居られるだけで二人は幸せを感じているようなんだけどエルドリッジはそれに気付いてないんだよね。
エルドリッジの中の人は銀行家でした。
親から引き継いだ稼業のようです。
現実世界ではお金持ちなんだよね。
デンドロでは資金難で喘いでいます。
現実とデンドロで真逆の状態が面白いな。
エルドリッジは息抜き目的でデンドロを始めました。
現実世界では銀行家なので分析能力と統率力に優れています。
その力をデンドロでも発揮してクランのオーナーに昇り詰めました。
ニアーラの中の人はユーゴ―が通っているお嬢様学校の教師です。
ユーゴ―の方は全く気付いていませんがニアーラはユーゴ―が受け持っている生徒に似ていると感じています。
性別が違うのでユーゴ―の正体に気付けません。
IFのラスカルは【エルトラーム号】の動力炉を狙っていました。
永久機関を<セフィロト>の元に置いておけないと考えたようです。
彼が所有する紅玉人マキナが作った機械の竜【サードニクス】に乗って急襲を計画しています。
マニゴルドの取引は無事に終了しました。
【エルトラーム号】で船上パーティが行われます。
フェイが船上パーティに行きたがったのですが入場券を買えませんでした。
ニアーラがフェイを宥めていたのですが一人のマスターにナンパされます。
一緒にパーティに行こうと誘われるのですがエルドリッジを愛している二人は断ります。
ナンパに失敗したのですが彼は入場券をプレゼントしてくれます。
入場券を手に入れた二人はエルドリッジを誘います。
二人に迷惑を掛けていると思っているエルドリッジは快諾しました。
何で入場券が三枚あるのかが不明でしたが細かい事なのでフェイは気にしません。
ユーゴ―がスター・チューンという記者の取材を受ける事になります。
情報通の彼女から襲撃の可能性がありそうな勢力の情報を得ています。
取引時に襲撃が起らなかったので安堵したのですがカーティス達が襲撃してきました。
カーティスたちは動力炉と船の積み荷を狙っています。
積み荷を奪って活動資金にするようです。
【エルトラーム号】に乗り込んできて乗客を人質にします。
マニゴルドは攻撃力が高すぎて迎撃ができません。
誰かが動いて状況に変化が起こるのを待つ事にしました。
フェイがエルドリッジと別行動になっていました。
エルドリッジはマニゴルドと同じパーティ会場に居たのですが彼に依頼を受ける事になります。
テロリストから【エルトラーム号】を奪い返す為に共闘を申し込まれます。
エルドリッジは<セフィロト>の関係者と同じ側に立てれば手配書を出される心配は無くなると考え応じます。
騒ぎが発生して状況が動きました。
ラスカルとマキナの乗った【サードニクス】が護衛艦を攻撃し始めたからです。
マニゴルドは艦橋に向かい船の制御を取り戻す事にします。
エルドリッジとユーリーは動力炉に向かう事になります。
イサラはユーゴ―のサポートを命じられます。
エルドリッジは皇国軍残党を倒す為に強奪スキルを使っています。
彼らが使っている砂漠用にカスタムされたマーシャルIIを何機も強奪しています。
機体を奪われた操縦者は簡単に倒されました。
当初の目的だったマーシャルIIを数機獲得できたのでエルドリッジ達の計画は成功したと言えますね。
マニゴルドと取引した商人が皇国軍残党に襲われます。
殺されてしまい彼の娘ドリスが一人で逃げ出す事になりました。
泣きながら船内を逃げるドリスがエミリーと遭遇しました。
エミリーはドリスを追っていた皇国兵残党を敵と認識して攻撃行動を始めます。
殺人姫になったエミリーとエルドリッジとユーゴ―が遭遇しました。
エミリーの前に合流を目指していたフェイが通りかかります。
エミリーの事を知らないフェイは血だらけの彼女を心配してしまいます。
エミリーの行く手を塞ぐ事になり敵と認定され斬られてしまいます。
フェイはエルドリッジの眼前でエミリーに殺されました。
フェイはエルドリッジの勝利を信じて死んで行きました。
ユーゴ―が殺人数に応じて身体を凍らせるスキル<地獄門>を使います。
前回はそれでエミリーを無力化できたのですがラスカルは対抗策を用意してありました。
エミリーが氷漬けになると自動的に自殺するアイテムを血中に投与してありました。
氷漬けになったエミリーが瞬時に粉みじんになり復活してきます。
ユーゴ―の<地獄門>ではエミリーを無力化できない事が判明します。
困った状況なのですがエルドリッジには秘策がありました。
彼が一人でエミリーと対峙する事になります。
一緒に居たニアーラにはユーゴ―のサポートを命じます。
ユーゴ―とニアーラは貨物室に向かう事になります。
エミリーの不死性は装備している手斧に依存していました。
【強奪王】エルドリッジは武器破壊スキルを持っています。
手斧の一本を破壊する事に成功しました。
エルドリッジの<エンブリオ>【粉骨砕刃(ふんこつさいじん)】はフィガロと同じ身体の中に存在します。
金属製全身骨格のエンブリオでした。
だからエミリーに斬られても殺されなかったのね。
攻撃を当てると敵の能力を奪い取る事も出来るのでエミリーとの能力差が埋まります。
エルドリッジとエミリーの強さは同じレベルになります。
残り一本の手斧を破壊すれべエミリーの不死性は失われ殺す事が可能となります。
エルドリッジが超級越を果たそうとしていますがラスカルの仲間である張が動きます。
ラスカルとマキナが乗っている【サードニクス】はマニゴルドの砲撃によって接近を封じられています。
マニゴルドは金銀財宝を砲撃に変えるスキル<金銀財砲>(トレジャーズ)を使っています。
範囲攻撃になるようでエルドリッジの同族討伐数が高い理由になっています。
弾切れは無さそうなのでラスカルを近付けさせない事はできそうでした。
張がスキルを使いエルドリッジを船外に落とす事に成功しました。
エルドリッジからの砲撃が止んだので【サードニクス】が乗船する事が可能となりました。
【サードニクス】がエルドリッジを攻撃して彼を瀕死状態に追い込みます。
エミリーを窮地に追い込んだエルドリッジにラスカルは興味を持ちました。
IFにスカウトする事にします。
好条件を提示したのですがエルドリッジは断りました。
自分が所属するクランは一つだけだと言ってデスペナになります。
イサラはマニゴルドと別れて貨物ブロックに向かいます。
そこで破壊された<マジンギア>を発見します。
操縦士は氷の粒になっていました?
隣の避難ブロックで何者かが脱出しようとしていました。
イサラが追いつく前に何者かは脱出してしまいます。
イサラは貨物ブロックで破壊された珠の破片を見つけます。
マニゴルドが買い取った珠とは別の珠が積まれていて中身が出てきて軍人を襲って逃走したようです?
動力ブロックではカーティス達が動力炉を取り外そうとしていました。
そこにユーゴ―とニアーラがやってきました。
ニアーラには<地獄門>が効かなかった場合に備えて貰います。
エルドリッジの分析で<地獄門>が効かなかった理由が判明しています。
<地獄門>は空気感染で機能するようです。
砂漠用に改造されたマジンギアは気密性が高く空気感染できませんでした。
そこでニアーラにはコックピットを狙撃してもらい穴を開けて貰う予定でした。
ニアーラは鳥形の爆撃機を複数所持していました。
問題は使うには金銭をチャージする必要がある事でした。
金欠の彼女は最大火力を行使するのを躊躇っています。
ゴゥズメイズ山賊団を倒した報奨金が残っているユーゴ―が工面する事になります。
1000万リルをニアーラに渡してユーゴ―の指示を待つ事になります。
ニアーラは天井裏に隠れて指示を待ちます。
ユーゴ―が<地獄門>を発動してカーティスの部下たちを氷漬けにしました。
【インペリアル・グローリー】は気密性が高く彼を氷漬けにするのには失敗します。
ユーゴ―の機体【ホワイト・ローズ】を見たカーティスは<叡智の三角>の関係者だと気付きます。
彼の乗っている【インペリアル・グローリー】には問題点がありました。
それを解消できるかもと期待します。
カーティスがユーゴ―に質問してきました。
【インペリアル・グローリー】の内臓兵器は音声認証になっているそうです。
それを無効化する方法を質問してきました。
話を聞いたユーゴ―は開発者たちが悪乗りして音声入認証式にしたんだと気付きます。
機能を無効化する方法は無いんだろうなと予想します。
ユーゴ―は氷漬けになった部下を人質にして投降を呼びかけます。
カーティスは部下たちを殺して攻撃を継続してきました。
ラインハルトを倒す事に固執しているので目的達成を最優先事項とします。
【ホワイト・ローズ】は大きなダメージを受けてしまいます。
ユーゴ―は負けそうだったのですが【サードニクス】が割り込んできました。
ラスカルとマキナは【エルトラーム号】の動力炉を回収にきました。
マキナから【インペリアル・グローリー】も永久機関を搭載していると聞かされ舌打ちしています。
目標が増えてしまいました。
大きなダメージを負っている【ホワイト・ローズ】を放置して【サードニクス】と【インペリアル・グローリー】の激闘が始まります。
機体性能と操縦者の技量が拮抗しているので一瞬の隙も見せられません。
ユーゴ―は完全に無視されています。
これが不味かったですね。
彼らはニアーラの存在を知らないので仕方ないか・・・
【サードニクス】と【インペリアル・グローリー】は最大火力で打ちあっていました。
放置されていたユーゴ―が動きます。
ニアーラに指示を出して【サードニクス】と【インペリアル・グローリー】が防御姿勢を取らざろう得ない大爆発を起こして貰います。
二機は防御姿勢を取らざろう得ない空間を【ホワイト・ローズ】は移動できました。
これは装甲の強度が二機よりも高いからです。
爆風に紛れて二機に接近します。
キューコの同族討伐数をカウントする能力で敵の位置を特定しました。
同時に二機に向かって<煉獄閃>を放ちます。
<地獄門>が蓄積した熱量を両手から熱エネルギーブレードとして放つッスキルです。
二機のコックピットを貫きカーティスの下半身を粉砕しラスカルの右腕を切り落とします。
気密性が失われたので<地獄門>も効果を発揮しました。
ラスカルが重傷を負ったのでマキナは即時撤退を選びます。
戦場から離脱しました。
カーティスの方は諦め悪く抵抗を続けます。
治療しても死は免れないと理解したカーティスはスキルを使います。
<マシン・ソウル>という操縦士系最終奥義を使って自分の妄執を【インペリアル・グローリー】に焼き付けます。
カーティスは死んだんですが【インペリアル・グローリー】は動き続けています。
カーティスの妄執を焼き付けられた事で【インペリアル・グローリー】が<UBM>になりました。
逸話級【骸竜機 インペリアル・グローリー】に変化しました。
ユーゴ―はボロボロの【ホワイト・ローズ】で骸竜機と戦う事になってしまいます。
ユーゴ―は逆境でも逃げ出さなかったレイを思い出しています。
彼のように戦おうと決意して相手の弱点を探します。
相手が人間ではないので<地獄門>は効きません。
有効な攻撃手段が無い状態です。
ユーゴ―はカーティスとの会話を思い出しました。
内臓兵器が音声認証になっている事を思い出します。
<UBM>に変化した時にダメージは回復しませんでした。
骸竜機のコックピットには大穴が開いています。
ユーゴ―は接近して音声認識を使用します。
骸竜機は内臓兵器の反動に耐えられる状態ではありませんでした。
一度入力した命令をキャンセルする機能もありませんでした。
骸竜機は自分の兵器の衝撃に耐えられず自戒しました。
ユーゴ―が骸竜機を倒し騒動は終息しました。
諦めずに戦う精神は大切だね。
乗客が救助されて誰も居なくなった【エルトラーム号】にマニゴルドが戻ってきます。
彼はある人物が戻るのを待っていました。
エルドリッジから超級が三人乗船していると聞いてたので待っていました。
戻ってきたのはスプレンディダという人物です。
彼はフェイとニアーラに船上パーティの入場券をプレゼントした人物です。
かつてエルドーナ家と手を組み皇王暗殺計画に加担し【獣王】を相手に時間稼ぎをした人です。
マニゴルドはスプレンディダが計画に加担していたと考えています。
知っている情報を吐かせようと考えました。
マニゴルドはスプレンディダがもう一つの珠を船に乗せたと考えていました。
ヴェンセールにあった珠なのですがヴェンセールは消滅しました。
それもスプレンディダの仕込みだろと疑います。
スプレンディダには心当たりがありませんでした。
複数の勢力の思惑が重なり合った結果みたいですね。
マニゴルドは<金銀財砲>で攻撃を始めます。
スプレンディダは綺麗に吹き飛ばされてしまったのですが即時復活を遂げます。
エミリーとは違う形式の不死身の<エンブリオ>を持っているみたいだね。
マニゴルドは自分の敗北を覚悟しました。
二時間近くの戦いを経て生き残ったのはスプレンディダでした。
彼は次の雇い主であるラインハルトの元に向かう為に皇国を目指します。
随分長い戦闘だったねマニゴルドは幾ら散財したんだ?
カルディナ某所でクリス・フラグメントとスター・チューンが密談を交わしています。
二人はマキナの姉妹機で初代フラグマンが作った煌玉人でした。
【エルトラーム号】と【インペリアル・グローリー】の動力炉を狙っていたようです。
秘密裏に積まれていて珠も監視していたようです。
珠が二分割で封印されていた事実に驚いています。
珠から復活した存在が離脱を優勢したのも予想外だったそうです。
災厄の半身の追跡があるので二手に別れて活動する事が決まりました。
スター・チューンがカルディナに残りクリス・フラグメントはインテグラの手助けに向かう事になりました。
インテグラは王国で裏工作を行っているみたいだね。
クリス・フラグメントが人格をスターに寄せた姿に変身しました。
王国の方はお願いね【水晶之調律者(クリスタル・チューナー)】。
仕事が多くて大変でしょうけど頑張ってね【水晶之調律者】と言って別れました。
インテグラも同じ存在なのかな?
彼女達は完成形量産型煌玉人【水晶之調律者】って存在です。
初代フラグマンの代理人だっそうです。
世界に影響を与えているようだね。
<IF>の本拠地巨大戦艦【テトラ・グラマトン】にマキナとラスカルは帰還しました。
右腕を失ったラスカルはマキナに義手の制作を命じます。
指名手配されているラスカルはデスペナルティを払って部位欠損を治す事ができません。
ゼクスと合流するまでの間義手で過ごす事にします。
煌玉人の二号機【金剛石之抹殺者(ダイヤモンド・スレイヤー)】はゼクスの所有物です。
マキナは姉妹との再会を楽しみにしています。
マキナが速攻で義手を完成させました。
神経を繋げなくても思った通りに動かす事ができる高性能品でした。
それは良いんですがマキナは余計な隠し機能を付与してありました。
特定の動きで手首から先が飛び出します。
手首を放った状態で特定の動きをするとビームが出ました。
ラスカルは誤作動を心配して隠し機能の解除を命じます。
負傷したラスカルをマキナは離脱させてくれました。
義手のお礼も兼ねて彼女のお願いを一つ聞いてあげる事にします。
何かして欲しい事を聞かれマキナはセックスを要求しようとしたみたい。
色惚けワードしか出てこないマキナをラスカルは素で心配しています。
マキナはデートしてくださいとお願いしてきました。
ラスカルが夜のデートか?と突っ込むと普通のデートだと言われます。
おしゃれして、美味しいものを食べて、綺麗な景色を見る、普通のデートがしたいと言ってます。
ラスカルは応じる事にしました。
2000年もデートしたことない喪女だと思ってません?と質問されます。
ラスカルは思ってないと答えますが喪女というより骨董品では?と考えています。
うーんラスカルはマキナを物と見ているみたいだね。
マキナはラスカルに愛を向けているみたいですが・・・
張が【エルトラーム号】で保護したドリスについて相談しにきます。
どこかの養護施設に入れましょうか?と質問してきます。
ティアンの記憶を探る<エンブリオ>をカルディナが持っている可能性を考慮して手元に置く事にします。
エミリーがドリスに懐いていると聞いて情操教育に役立つかもと考えます。
引き続き張にドリスの面倒を見て貰う事にします。
カルディナを離れる段階で信頼のおける施設に預ける事に決まりました。
張はラスカルとエミリーの関係を不思議に思っています。
張が退室してから同じ事をマキナが質問してきました。
ラスカルが何だと思う?と問うとマキナが恐ろしい答えを返します。
マキナは驚きながら、まさか奥さん!?と答えます。
ラスカルは辟易しながら、お前は俺を性犯罪者にでもしたいのか、と答えます。
少し悩みましたがラスカルは少しだけ話す事にします。
エミリーはラスカルの死んだ親友の妹です。
親友は数年前に殺されたそうですよ。
マキナは何かに気付いて質問したようですがラスカルは答えませんでした。
親友を殺したのはエミリーかもな?
現実世界に戻ったユーゴ―がデンドロを知っている友人のソーニャに金欠であると訴えます。
ユーゴ―はニアーラに<ゴウズメイズ山賊団>討伐の報奨金を提供しちゃたので金欠です。
【ホワイト・ローズ】はボロボロなので修理する必要があるんですが資金的に厳しそうです。
マニゴルドから護衛の報酬が貰える事になっています。
彼は「報酬は満足できるだけ用意しよう」と言ってくれてたんですが【ホワイト・ローズ】の修理代に足りるか分かりません。
マニゴルドなら修理代を払ってもお釣りが出るくらいくれそうですけどね。
<UBM>を打倒したので特典武具を手に入れました。
【機竜心核 インペリアル・グローリー】という名の動力炉を手に入れました。
スキルが二つ備わっています。
<永久機関・死生>と<機心>です。
一部読めない個所があり能力の全貌は不明です。
読める範囲で自らMPを産出する動力炉だと分かりました。
これでMPに縛られて稼働時間が限られる問題が解消しました。
名前に【インペリアル・グローリー】の名が残った事もユーゴ―は喜んでいます。
一時間目の社会を担当するニーナ先生が休みだと知り驚きます。
ソーニャは男の人とデートかもと予想します。
ユーゴ―はニーナを真面目で厳しい人と考えているのであり得ないと思っています。
それでも事実なら素敵だねと答えています。
ソーニャの予想は大当たり。
ニーナはニアーラなのでフェイと共にエルドリッジを待っています。
私用で休んだのは初めてと言ってエルドリッジを待っています。
デスペナルティになった場合の合流場所を決めてあったのね。
エルドリッジはエミリーを追い詰めましたが結局負けました。
今までの彼ならば心が折れてしまったでしょうがエミリーとの戦いで自信を取り戻しました。
負けてしまったのですが自分の全てを出し切れたって事実が自信を取り戻させました。
合流したエルドリッジを一目見てフェイが嬉しそうに「勝ったんすね!」と言ってきます。
エルドリッジが理由を聞くと自信満々な顔をしているからと言われました。
ニアーラにも意見を求めると大胆な答えが返ってきます。
今のエルドリッジが好きだと言われました。
突然の告白に先を越されたと焦りフェイも好きですと告白しました。
二人は随分と勇気を振り絞ったみたいですがエルドリッジは違う解釈をしました。
自分を慕ってついてきてくれた二人に感激して目頭が熱くなり涙します。
それを見ていたニアーラとフェイは男女間の好きだと思われてないと気が付きます。
それも良いかと思っています。
ずっと思い詰めていたエルドリッジが晴れ晴れとした顔をしています。
これからも三人で活動できることを素直に喜ぶ事にしました。
エルドリッジはエミリーに負けたと伝えてから次は<超級>が相手でも勝つぞと宣言しました。
ゴブリンストリートは再起を果たしました。
エルドリッジがフェイとニアーラの気持ちに気付く時は来るんだろうか?
分析力が高い割りに女性心理には疎いんだね。
そこが惚れられている要素かもな。
すげー勿体ないよね。
マニゴルドをみならい二人と恋人関係になるべきだよ。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
仲間 | 3 |
バトル | 5 |
武具・防具 | 5 |
ハーレム | 3 |
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