ラノベの感想) 百錬の覇王と聖約の戦乙女 第23巻 (HJ文庫)


概略:
新天地に到着した勇斗は周囲の村と友好関係を築こうと考えていました。 元からその地に居た人達からすれば侵略者です。 大軍勢で攻めてきたので迎え撃つ事にします。 アルベルティーナの活躍で交易地を見つけたのですがクリスティーナは不満でした。 勇斗は和解させるべく二人の本心を引き出す事にします。 イングリットは勇斗との関係が進展しないのに焦りを感じてます。 困った彼女はフェリシアと美月に相談します。 二人の助力を得て温泉旅行で勇斗に迫ります。 勇斗の息子ノゾムが幼い頃から好きだったエフィーリアにプロポーズします。 リネーアは立派な宗主になる為に勇斗のいい所を知ろうと試みます。 ヒルデガルドが勇斗の護衛を任されます。 勇斗暗殺を企む一団を発見した彼女はアルベルティーナとクリスティーナと連携し敵の殲滅を試みます。

レーベル:HJ文庫
発行日:2021/10/1
著者:鷹山誠一
イラスト:ゆきさん
ISBN:978-4-7986-2576-8
雰囲気:新天地、オーバーキル、姉妹喧嘩、篭絡作戦、次世代、観察、暗殺行、絶叫

新天地に到着した勇斗は周辺住民と上手くやって行こうと考えていました。
100万人もの住民を乗せて海を渡ってきたので問題が発生します。
歴史改変を心配した勇斗は現代でも発掘調査が行われていないスペイン内の自然保護地区に上陸しました。
ユグドラシルから大陸に渡ってきた自分たちの痕跡を残さないように配慮した結果です。
最初は近隣の村と仲良くやってたそうですが小さな諍いから殺人へ発展しました。
それでも低姿勢で謝ろうと考えていました。
元から大陸に住んでいた人からすると怖い存在でした。
自分たちの領土を奪いに来る筈だと考えます。
タフルワイリという人物が率いているタフールシーシュって国が攻め込んできました。
2万人の兵を率いて攻めてきましたよ!!
勇斗はオーバーキルになると分かってはいたんですが戦う事にします。
為政者としての彼は自分たちに牙を剥く敵を容赦しません。
弓矢に圧倒的な飛距離差があるので利用しました。
大軍で包囲して圧倒的に優位と思っているタフールシーシュ軍に遠距離から一方的に矢を放ちます。
タフルワイリって人は一代で大帝国を築いた傑物でした。
初戦で弓矢の飛距離が違い過ぎると看破します。
大きな被害を被る前に撤退したかったみたいですが部下たちの手前できません。
部下たちには敵の強さが分かっていないのも頭が痛いところだったみたいです。
危機感の無い部下に弱味を見せられないので決死の抵抗を試みます。
タフルワイリは逃げる振りをして敵を罠に誘いこんで包囲殲滅しようと考えました。
タフールシーシュ軍は二頭立ての馬車に騎手と攻撃手を乗せた戦車を多数持っていました。
総統に高性能な兵器で戦車隊に掛かればどんな敵でも打倒せていたみたいです。
今回は相手が悪すぎましたね。
勇斗はタフルワイリの策に気付いて罠に嵌った振りをさせました。
最初に突撃させたのは騎馬隊でした。
馬上で難なく弓矢を放つ姿を見てタフルワイリは驚嘆しています。
彼らは馬に直に乗るしか術を知りませんでした。
文化力の違いが凄まじいね。
騎馬隊は突撃して矢を放ち自軍方向に逃げて行きます。
これが罠だったね。
兵力差は圧倒的にタフールシーシュ軍が勝っているので数的不利を嫌い逃げたと勘違いします。
騎馬は戦車よりも速度で勝っているので追いつけません。
タフルワイリはこの段階で罠だと気付きましたが自軍を煽ってから突撃させたので止められません。
勇斗はタフールシーシュ軍をキルゾーンに誘いこんで四方から矢を撃ち込んだようです。
タフールシーシュ軍は壊滅的打撃を受ける事になりました。
何とか生き残ったタフルワイリは森に逃げ込みます。
まだ兵力は残っているので数年間練兵して復讐してやると誓います。
彼の不運は続いていました。
敵首領を追ってホムラとヒルデガルドが捜索しています。
二人はどちらが先に首謀者を見つけるのか競っています・・・全く緊張感が無いね・・・
ホムラがタフルワイリの前にやってきます。
彼女を一目見て強敵と理解したタフルワイリは油断なく斬りかかりましたがあっさり倒されます。
生け捕りを命じられていたので彼は捕まりホムラに荷物のように抱えられて勇斗の元まで運ばれました。
勇斗の元に連れて来られたタフルワイリは絶世の美女たちを目の当たりにします。
戦場に女を侍らせている勇斗を軽く見ますが直ぐに意識を改める事になりました。
目の前の美女たちがどれも化け物揃いであると理解します。
勇斗を見たタフルワイリは恐怖に戦慄する事になります。
存在感の巨大さに恐れ戦いています。
勇斗は気さくにタフルワイリの肩を叩いて彼の手腕を褒めてくれました。
矢の性能さを即座に見抜いて罠にはめようとした手腕を高く評価されます。
そして運が悪かったなと気まずそうに慰めてくれました。
鋼軍は勇斗の未来知識で兵力を強化してあるからね確かに相手が悪かったよ。
勇斗には彼らの住処に押しかけた後ろめたさがあるようです。

勇斗たちが住み着いた地域は耕作に適した土壌を持っていませんでした。
100万の民を食べされていくことは困難でした。
そこで勇斗は交易に活路を見出します。
風をよみ嵐を回避できるアルベルティーナの能力に頼って四方世界と交易する事にします。
複数の大国が覇権を争っている時代です。
目立たないように交易の要所である小さな島を足がかりにする事にします。
クリスティーナと翻訳効果のある呪歌を扱えるフェリシアが港町で情報収取を行っています。
酒場に入ると盛り上がっている集団を発見しました。
驚いた事に中心に居るのはアルベルティーナでしたよ!!
彼女は言葉も通じない異国の人と身振り手振りで意思疎通を図っています。
彼女の周りには船を動かしているアルベルティーナの部下も集まっていました。
それがクリスティーナを刺激します。
クリスティーナに気付いたアルベルティーナが手を振ってきます。
一緒に飲もうと誘ってきましたがムカムカしているクリスティーナは素気無く断りました。
情報収集という仕事の観点から見て大失態なんですけどねクリスティーナは冷静さを失っていました。
翌日アルベルティーナが勇斗の元にやってきてクリスティーナに嫌われた生きていけないと大泣きしています。
彼女は知らぬ間にクリスティーナに嫌われる行動を取ってしまったと泣いています。
フェリシアがクリスティーナの心境を理解していました。
クリスティーナはアルベルティーナが独り立ちして自分の世界を広げて行っているのが嫌なんだそうです。
かつてのように誰にも相手にされないアルベルティーナが自分だけを頼ってくれる状態に戻したいと考えていると教えてくれました。
用はアルベルティーナが好き過ぎるクリスティーナは彼女を独占したいそうです。
アルベルティーナは思いもよらる理由を聞いて驚いています。
アルベルティーナが子供時代の話をしてくれます。
彼女は字が読めないそうですよ。
文字がぶれて見えてしまい覚える事ができなかったんだそうです。
クリスティーナは優主で直ぐに知識を吸収していき家庭教師を質問攻めにするほどになりました。
アルベルティーナとクリスティーナは双子です。
周囲から双子の出来の良い方、出来の悪い方と言われるようになりました。
二人は宗主の娘です。
いずれは氏族を率いる事になります。
アルベルティーナはクリスティーナが跡目を継ぎやすくする為に馬鹿に徹しようと考えます。
しかし長女なので問題が残りそうでした。
だから彼女は氏族を離れて勇斗の元に来たそうですがクリスティーナも付いてきました。
アルベルティーナはクリスティーナが自分を心配してついて来たんだと解釈します。
大した功績も建てていないのに位階が高い事に疑問を持ちます。
クリスティーナが勇斗に口利きしたのではと悟ります。
クリスティーナを安心させる為に自慢の姉になろうと決意して提督役を頑張ったそうです。
功績を建てる事はできたのですがクリスティーナには嫌われてしまいました。
どうして良いか分からなくなっています。
勇斗はアルベルティーナの間違いを指摘してあげます。
クリスティーナがついて来たのは心配だからではなくアルベルティーナが好き過ぎて離れ難かったからだと教えます。
アルベルティーナはクリスティーナと話し合うべく部屋を飛び出していきました。
勇斗とアルベルティーナの会話をクリスティーナが盗み聞きしていました。
勇斗は彼女にアルベルティーナの本心を聞かせたかったのでクリスティーナが盗み聞きするように仕組んでいました。
アルベルティーナだけを呼び出したんだよ。
クリスティーナは勇斗の掌で踊らされたと察しますがアルベルティーナの本心が聞けて嬉しそうです。
彼女と話し合う事にします。
翌日惰眠を貪っている勇斗にアルベルティーナが飛び付いてきました。
アルベルティーナと仲直りできたと喜んでいます。
強烈な一撃を貰った勇斗なのですが嬉しそうなアルベルティーナを顔を見ると怒る事はできませんでした。
よっぽど嬉しかったのね感情が爆発しているアルベルティーナが勇斗にキスしてきましたよ!!
それをクリスティーナに見られてしまい激しく嫉妬されます。
嫉妬しているクリスティーナは怖かった、今日で死ぬと思わせるほど怖かったそうです。

イングリットは焦っていました。
新天地に引っ越してから1年が経過しています。
勇斗との関係は全く進展してません。
焦っているイングリットの元にファグラヴェールがやってきました。
二人はそれほど親しいわけではないみたいです。
用向きを聞くと護り刀を打って欲しいと言っています。
ご懐妊されたんですか?と尋ねると肯定されます。
イングリットはファグラヴェールの事を出来る女認定しているので相手が気になりました。
彼女を射止めた傑物は誰なんだ?との興味に勝てませんでした。
相手を聞いてみると勇斗だと恥ずかしそうに教えてくれました!!
ファグラヴェールが勇斗と知り合って2年程です・・・先を越されてしまいました。
イングリットの焦りが加速していきます。
このまま自分は勇斗とは関係が持てないのではないか?それは絶対に嫌だ、決意した彼女は助力を求める事にします。
イングリットが泣きついたのはフェリシアでした。
勇斗の副官の彼女から篭絡する手段を伝授して貰おうと考えたからです。
フェリシアの部屋には仲の良い美月が来ていましたよ!!
イングリットの只ならぬ雰囲気を察した彼女は席を外そうとしますがイングリットに引きとめられました。
イングリットは恥をかくなら一度でいいと考えて美月にも勇斗攻略法を伝授して貰おうと考えます。
普通なら夫を篭絡しようとするイングリットは憎まれそうなんですが美月はイングリットが勇斗と関係を持つ事を後押ししてくれます。
美月は困っていた時期に勇斗を助けてくれたイングリットにも感謝していました。
美月の中に眠るシグルドリーファの精神が影響しているのか度量が大きいな。
二人は勇斗をお腹いっぱいの野獣と言っています。
勇斗の周囲には自分から食べられたがっている女が多いと教えてくれます。
勇斗をその気にさせる必要があると言ってますよ。
フェリシアはイングリットがまだ勇斗と関係を持っていないと予想していました。
美月の方は驚いています。
フェリシアはイングリットがいざってなると臆病になるのは女として自信が無いからだと言ってきます。
勇斗はおっぱいが大好きなのでイングリットには武器が備わっている励まします。
フェリシアと美月は立派なおっぱいを持っています。
勇斗がおっぱい好きって意見が一致しているので揉むまくっているようだね。
イングリットも中々に立派なおっぱいを持っているのでそれを使ってご奉仕する方法を伝授したようです。
首が痛いとイングリットが言っているのでパイズリの仕方でも教えたようだぞ。
流石に子持ちの二人だね、何度も勇斗を果てさせたようです。
純情なイングリットは頑張って練習したみたいだな。
美月がイングリットを連れ出し香水を紹介しています。
勇斗の好みの匂いだそうですよ。
美月は自分がヤリタイ気分である時を香水を使って勇斗に伝える手段を構築済みです。
やりたく無い時は睡眠効果が高い香水を使って寝落ちさせているそうです。
勇斗の調教は終わっているって言ってるのが心強いね。
勇斗たちはタフールシーシュから手に入れた温泉に行く事になります。
フェリシアがここで策を仕掛けます。
同行する女の子達に二日目は勇斗と別行動をさせる手筈を整えます。
イングリットに二日目は勇斗と二人きりになれるように手配したのでここで決めろと伝えます。
これが最後のチャンスだと念押ししていますね。
イングリットは絶対に勇斗と結ばれるとの決意を持って温泉旅行に向かいます。
最初の日は連れてきた女の子達と侍らせて混浴しています。
勇斗は女の子達の裸身を見て感激しています。
その後は宴会となりました。
勇斗が大宗主ではなく素の姿を見せているので女の子達は嬉しそうにしています。
混浴を恥ずかしがっていたかつての彼の姿はありません。
二日目になりイングリット以外の女の子達は勇斗を置いてそれぞれ遊びに行っています。
イングリットが勇斗を起しにきましたよ。
一緒に朝食を取る事になりました。
関係が進展していないのに焦りを覚えているのは勇斗も同じでした。
イングリットの好意に応えたいと考えているんですけど彼女は恥ずかしがりです。
強引に迫って何度もぶちのめされた過去があります。
彼女は乙女チックであると理解している勇斗は雰囲気を高めようと考えていました。
勇斗はイングリットが美月がヤリタイ時に付ける香水を付けている事に気が付きます。
彼女がその気であると察した勇斗は雰囲気を作ろうと考えますが失敗しました。
この後の予定を聞かれて風呂に入ろうと思っていると答えてしまいます。
イングリットは恥ずかしがり失敗に終わると危惧しますが彼女頑張りました。
一緒に入ろうと言ってきます・・・
勇斗は先に露天風呂につかり彼女を待っています。
イングリットがやってきましたよ・・・彼女裸身を布で隠しています。
おっぱいとか股間とか重要な部分を隠しているので偉く煽情的ですね。
イングリットは頑張り続けます全裸になり勇斗の隣につかりました。
密着していますね。
イングリットの求めに応える時が来ました。
勇斗はイングリットを押し倒していよいよ合体って時に悲劇が起ります。
ジークルーネ、ヒルデガルド、ホムラは猪狩に行ってました。
ヒルデガルドとホムラが競争していたようですね。
ヒルデガルドが猪と共に崖から落ちてきましたよ。
轟音が響きます。
イングリットを押し倒している勇斗とヒルデガルドの視線が合ってしまいました。
気まずい・・・イングリットの野望が潰えます。
健気な彼女は勇斗と合体するチャンスを作ろうと森をデートしたりしたそうです。
森の中でクマに襲われてしまい目的は果たせませんでした。
温泉旅行での合体は失敗に終わりましたがイングリットは挑み続けます。
1年後にめでたく勇斗の子供を出産する事になります。
頑張ったねイングリット。

勇斗の長男のノゾム(美月との子供)が乳母のエフィーリアにプロポーズして断られました。
悲嘆に暮れる彼を弟妹たちが慰めています。
ノゾムは子供の頃にエフィーリアと結婚の約束をしていました。
彼女の方が子供のする約束なので時と共に忘れてしまう可愛い出来事と認識していました。
対してノゾムの方は本気も本気でしたよ。
大人になったらもう一度プロポーズしてと言ったエフィーリアの言葉を信じていたのね。
元服した日にエフィーリアにプロポーズしてきました。
エフィーリアは大層驚いていました。
エフィーリアはアルベルティーナとクリスティーナと仲良しです。
ノゾムのプロポーズを断ったと聞いた二人は驚いています。
ノゾムは次期大宗主なので玉の輿なんですけどね。
エフィーリアは自分が元ドレイである事を気にしていました。
身分違いなので断るのが正しいと考えています。
エフィーリアを心配するクリスティーナは別角度から説得する事にします。
エフィーリアはモテモテなので有望な男性複数人からプロポーズされていました。
彼女は誰にもその事を教えてないんですがクリスティーナは全て知っていましたよ。
エフィーリアは二人もモテるでしょと反論しますが否定されました。
アルベルティーナとクリスティーナは共に勇斗の側室になっています。
勇斗が怖いので彼女達に色目を使う人はいないそうですよ。
エフィーリアは身分の高い男性から異性として見られるのが怖いと教えます。
彼女の生家はそれなりに裕福な商家でした。
しかし遊牧民に襲われて父親を殺され母親が強姦されているのを見てしまいました。
その体験から男性に異性として見られる事に抵抗感を持っています。
自分よりも身分の高い男性が狼になる姿を何度も見ているので抵抗感を持っているようだ。
ノゾムに対して同じような忌避感を持つかと問われて彼には忌避感を感じないと知ります。
どうして良いか分からないエフィーリアは勇斗と美月に相談する事にしました。
ノゾムからプロポーズされたと相談すると勇斗はノゾムの行為を褒めています。
エフィーリアは二人には反対されると思っていたので意外感に包まれます。
勇斗と美月はプロポーズに応じるも断るもエフィーリアが決めれば良いと言っています。
身分違いは問題にならないと勇斗が請け負ってくれます。
大した問題では無いと言われてエフィーリアは目を白黒させています。
ノゾムは弟妹達とエフィーリア攻略の作戦を練りました。
プロポーズに失敗したのはエフィーリアがノゾムの事をどう考えているのか知らなかったからだ。
相手の事を知らなければ戦には勝てないと言ってます。
ノゾムは自分の気持ちを正直に伝える事にします。
長期戦も視野に入れていますよ。
ノゾムはエフィーリア以外の女性と結婚する意思はありませんでした。
答えが見つからずに黄昏ているエフィーリアの前にノゾムがやってきます。
エフィーリアはノゾムとは離れたくないと考えていますがプロポーズを断るのですからそれも難しそうです。
それを残念に思っていました。
彼女は現状の姉と弟みたいな関係を続けたいと考えています。
ノゾムがストレートに好きだと伝えてきましたよ。
ストレートな好意を向けられてエフィーリアはノゾムに異性を感じてドキドキし始めます。
彼がエフィーリアを求めるのは本気で叱ってくれたのが彼女だったからでした。
幼少期のノゾムは我儘な子供だったようです。
自分を叱る事の出来る大人の前ではいい子にしていてその目が無い場所で傍若無人に振舞っていました。
女官の顔に果物の乗った皿を投げつけたノゾムをエフィーリアが引っ叩きました。
エフィーリアはノゾムがこれまで見てきたダメな権力者になってしまうと思い彼の心根を正そうと考えました。
死を覚悟しての行動でした。
ノゾムは大泣きしてから反省しました。
エフィーリアは嫌われる事も覚悟していたのですが懐かれます。
この時にノゾムはエフィーリアに惚れたのかもな。
ノゾムからエフィーリアに叱られたと聞いた勇斗がエフィーリアに感謝してきました。
エフィーリアは大恩ある勇斗にお返しができたと考えます。
それからの彼女はノゾムを立派に育てる事を己の存在意義と定義しました。
ノゾムにストレートな好意を向けられたエフィーリアは彼を弟ではなく男性として見ていると理解します。
ノゾムからは他の男性に感じる恐怖心は感じませんでした。
ノゾムがグイグイ攻めてきます。
ノゾムの事を男子として意識していると伝えると再度プロポーズされました。
エフィーリアはまだそこまでの覚悟はありませんと伝えます。
エフィーリアは結婚となると年齢差や身分差が問題になると諭しますがノゾムは問題無い請け負います。
何か言ってくる奴がいるなら絶対に俺が守ってやる!!と力強く宣言します。
エフィーリアはノゾムの勢いに負けました。
流れに任せる事にしようと覚悟を決めます。

ノゾムは1カ月口説き続けてエフィーリアとの婚約にこぎつけました。
幸せの絶頂にあります。
勇斗がエフィーリアを口説き落としたノゾムを褒めてくれます。
ノゾムは反対されると思っていたので意外感を感じます。
勇斗がエフィの事は小さい頃から知っているいい子じゃないかと言ってきます。
自分が知らない子供の頃のエフィーリアを懐かしむ勇斗に嫉妬を覚えます。
自分の奥さんを愛称で呼ぶ男が居るのも気に入らないと伝えます。
ノゾムはエフィーリアを独占したいようですね。
勇斗に度量の小ささを指摘されてしまいます。
ノゾムもそれは感じているみたいだね。
どうしたら勇斗のようになれるのか質問しました。
勇斗が曲解しますね。
ノゾムがハーレー志向を持っていると解釈しました。
ノゾムは違う自分はエフィ一筋なので度量の話だと否定します。
勇斗はノゾムと同じ年の頃は似たような感じだったと伝えますがノゾムは納得しません。
彼は自分が次の神帝になるしかないと考えています。
勇斗はノゾムが嫌なら継がなくて良いと伝えます。
ノゾムは勇斗と美月の子供なんですが対外的にはシグルドリーファと勇斗の間に生まれた子となっています。
血統的にノゾムが継ぐのが一番丸く収まるのも事実です。
ノゾムは今は仲良しだが自分以外が次の神帝になると兄妹で争う事になると危惧しています。
勇斗も実際そうなるだろうと思っています。
ノゾムに重荷を背負わせる事になり心苦しく思っているようです。
急報を知らせる使者が入ってきました。
辺境軍司令官バベル将軍が反乱を起こした。
勇斗の片腕として鋼を盛り立ててきたヨルゲン相談役もバベルに付いたそうです。
ノゾムは仰天していますが勇斗は落ち着いています。
表情を変える事無く、「兵を集めろ。逆賊バベルとヨルゲンを討つ!」と宣言します。

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誓約のエインヘリアルたち
>>
リネーアが久しぶりに勇斗と再会しました。
季節は冬です。
彼に会いに行くと珍妙な布団を懸けた箱に足を突っ込んで仕事をしていました。
一緒に仕事しているフェリシアも足を入れています。
入る事を勧められリネーアも足を入れてみます。
彼女は極楽を感じました。
勇斗がコタツという暖房器具だと熱弁を振るいます。
リネーアが勇斗に会いにきたのは尊敬される宗主になるにはどうすればいいか知るためでした。
仕事をする勇斗を横で観察しています。
仕事に没頭する勇斗の横顔をカッコいいと感じています。
リネーアはフェリシア、ジークルーネ、イングリット、アルベルティーナとクリスティーナを順に訪問します。
それぞれが感じている勇斗の良い点を聞き出そうと試みます。
フェリシアは勇斗の全てを好ましく思っているようです。
具体的に教えて欲しいとお願いすると度量の深さだと教えてくれました。
ジークルーネは勇斗のいい所を教えて欲しいとお願いすると目をキラキラさせながら語り始めました。
フェリシアと勇斗が彼女の事を犬みたいと評していたのを成程と納得します。
ジークルーネが勇斗を大好きなんだと分かりました。
イングリットからはダメダメだった頃の話を聞けました。
言葉も分からに状況でも勇斗は未来を見据えていた根性があったと教えられます。
アルベルティーナは砂利なしパンを作った事を即答します。
彼女は勇斗のお陰で食糧事情が向上した事に感謝しています。
クリスティーナは性悪なのでリネーアを揶揄ってきます。
勇斗はクリスティーナに甘いところが好きと言ってきます。
勇斗を利用しているような口ぶりにリネーアはカチンときています。
揶揄われていると分かっていても言い返してしまいます。
勇斗からの寵愛を失わないように注意する事だなと返すと頑張って下さいと言われます。
リネーアが勇斗に好意を寄せている事はバレていました。
滞在している客室に戻ってきたリネーアを部下のハウグスポリが揶揄ってきます。
クリスティーナと言い合いをした事で耐性が高まったようです。
揶揄いが可愛く見えました。
リネーアは大業を成すには度量の深さが必要と悟りました。

>>
ヒルデガルドの冒険
>>
勇斗が炎との極秘会談に向かう事になります。
ヒルデガルドが護衛役として任命されました。
彼女の索敵能力の高さを買われての事です。
勇斗にいい所を見せようと張り切るヒルデガルドを上司のジークルーネが心配しています。
調子に乗るとポカをすると案じていますよ。
勇斗に悟られる事無く敵を倒して快適な旅を提供しろと命じられます。
索敵能力と隠密行動力を買われてアルベルティーナとクリスティーナも護衛部隊に入っていました。
索敵能力に秀でるヒルデガルドとクリスティーナが先行します。
追い風を起こせるアルベルティーナは勇斗の乗る馬車の後方に配置されました。
別行動になりイライラしているクリスティーナがヒルデガルドを揶揄ってきます。
彼女の方が立場が上なのでヒルデガルドは耐え忍んでいます。
勇斗が昼食にしようと声を掛けてきました。
ヒルデガルドは遠方を移動する不審な集団を察知します。
一人で偵察に向かう事にします。
戦功を上げて勇斗に接近しようって計画でした。
岩陰に隠れて相手の会話を盗み聞きしているとアルベルティーナに背後から声を掛けられます。
彼女の隠形能力の高さに驚いています。
アルベルティーナはクリスティーナと念話している見たいです。
状況を知ったクリスティーナは始末すると決めます。
アルベルティーナが飛び出していき一人の男の背後を取ります。
全く気付かれる事なく心臓を刺して殺します。
彼女の動きを見てジークルーネが最高の暗殺者と言っていた事に納得しています。
手柄が欲しいヒルデガルドは自分も突撃しました。
明らかにリーダーとおぼしき人物と自分が戦う事にします。
アルベルティーナは任せろと言うヒルデガルドに従います。
相手はヒルデガルドが思っている以上に強敵でした。
攻撃の威力はヒルデガルドが勝ってましたが攻撃と攻撃の繋ぎは敵が上でした。
ヒルデガルドは逃がしてしまいます。
アルベルティーナが一人を拘束していたのでクリスティーナが拷問して情報を引き出す事にします。
彼女が使ったのは鳥の羽を使ったくすぐり刑でした。
襲撃者が土着の宗教団体だと判明します。
彼らは勇斗の暗殺を企んでいました。
逃げたリーダーを追いかける事になります。
ヒルデガルドが獣の能力を使って匂いを辿ります。
リーダーは森の中に仲間を配置していましたよ。
ヒルデガルドの見立てでは46人の仲間が居ます。
クリスティーナは三人で全滅させようと考えます。
ヒルデガルドは無理だろと感じますがクリスティーナには策がありました。
彼女達は森に隠れながら不意打ち攻撃を続ける事にしました。
ヒルデガルドがまたも敵のリーダー(モートゾニク)と戦う事になります。
正面から剣で戦うのは不利と分かっているのでヒルデガルドは森に隠れて矢で倒す事にします。
彼女には正々堂々の戦い方を重んじるって考えはありません。
どんな手段を使っても勝てば良いんだと考えています。
思惑通りに木の上からモートゾニクの背中に矢を撃ち込む事に成功しました。
背中側から心臓に撃ち込んだので死んでいると考えます。
確認の為に彼に近づくと腕を掴まれて組み敷かれる事になりました。
モートゾニクはヒルデガルドが狙撃してくると予想していました。
木の棒を抱えていたようです。
矢はそれに刺さっていました。
組み敷いたヒルデガルドを絞め殺そうとしてきます。
体制が有利だったので勝利を確信していたみたいですが裏切られます。
ヒルデガルドが獣を解放して野獣になりました。
獣化している時の記憶は残りません。
獣から人に戻ったヒルデガルドは足元に肉塊を発見します。
モートゾニクをバラバラにしたようです。
クリスティーナがやってきて一人でやるとはやるじゃないですかと拍手してきます。
ヒルデガルドはあたしの手にかかればこんなものですよと得意満面です。
クリスティーナが哀れみ顔で自分の股間をポンポンと叩いています?
ヒルデガルドは獣になっている間にお漏らししていた事に気が付き絶叫します。
「またあ!?いやあああああああああああああ!!」
彼女は重要局面でお漏らしする星の元に生まれているのね。

役職名前就任時からの変遷
宗主周防勇斗大宗主
女将志百家美月正妻
舎弟頭フェリシア側室
舎弟フヴェズルング戦死
序列一位若頭《角》宗主リネーア側室
序列二位若頭補佐《狼》宗主ヨルゲン
序列三位幹部《爪》宗主ボドヴィッド
序列四位幹部《灰》宗主ドーグラス
序列五位幹部《犲》宗主フンディン
序列六位幹部《麦》宗主ラーガスタヴ
序列七位若衆筆頭スカーヴィズ《豹》宗主、戦死
序列八位若衆イングリット側室
序列九位若衆ジークルーネ側室、《豹》宗主
序列十位若衆アルべルティーナ提督、側室
序列十位若衆クリスティーナ側室
《剣》宗主ファグラヴェール幹部、側室
神帝シグルドリーファ第二正妃、崩御
《牙》宗主スヴェン

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
チート4
恋愛5
ラッキースケベ5
ハーレム5


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